JP2014176491A - 被検体情報取得装置、被検体情報取得装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被検体に音響波を送信し、反射した音響波を受信および解析することで、前記被検体内の情報を取得する被検体情報取得装置であって、音響波を送受信する探触子と、前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、前記探触子によって音響波が送信されたのち、前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得し、前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
例えば、気泡の混入が光音響撮像装置で発生した場合、生体内で発生した音響波が気泡によって遮られ、探触子に到達できなくなる。また、気泡の混入が超音波撮像装置で発生した場合はさらに顕著で、探触子から送信した超音波が被検体に入射せずにそのまま反射するため、探触子と気泡との間で多重反射を起こしてしまう。いずれの場合も、気泡が原因となり、本来得られるはずの情報が欠落した画像が生成されてしまう。
このように、音響波を用いて被検体の情報を取得する装置では、気泡の混入に留意して測定を行わなければならない。しかし、測定を行った後に気泡の存在に気付いた場合、被検体を圧迫しながらの測定を再度やり直す必要があり、被検者に対する大きな負担となっていた。
することができる被検体情報取得装置を提供することを目的とする。
被検体に音響波を送信し、反射した音響波を受信および解析することで、前記被検体内の情報を取得する被検体情報取得装置であって、音響波を送受信する探触子と、前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、前記探触子によって音響波が送信されたのち、前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得し、前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出手段と、を有することを特徴とする。
被検体に対して音響波を送受信する探触子と、前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、を有し、前記被検体内で反射した音響波を受信および解析することで、前記被検体内の情報を取得する被検体情報取得装置の制御方法であって、前記探触子から前記被検体に音響波を送信する送信ステップと、前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得する受信ステップと、前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出ステップと、を含むことを特徴とする。
被検体に光を照射し、前記被検体内で発生した光音響波を受信および解析することで、前記被検体内の情報を取得する被検体情報取得装置であって、前記被検体に光を照射する光照射部と、前記被検体に音響波を送信し、前記被検体内で反射した音響波と、前記光に起因して前記被検体内で発生した光音響波を受信する探触子と、前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、前記探触子によって音響波が送信されたのち、前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得し、前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出手段と、を有することを特徴とする。
被検体に対して光を照射する光照射部と、前記被検体に音響波を送信し、前記被検体内で反射した音響波と、前記光に起因して前記被検体内で発生した光音響波を受信する探触子と、前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、を有し、前記被検体内で発生した光音響波を受信および解析することで、前記被検体内の情報を取得する被検体情報取得装置の制御方法であって、前記探触子から前記被検体に音響波を送信する送信ステップと、前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得する受信ステップと、前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の第一の実施形態に係る超音波診断装置は、超音波を被検体に送信し、被検体内で反射した超音波を探触子で受信して解析することで、被検体内の音響特性に関連した形状情報を画像化する装置である。
図1および図2を参照しながら、第一の実施形態に係る超音波診断装置の構成を説明する。第一の実施形態に係る超音波診断装置は、CPU1、探触子2、送信制御部3、受信制御部4、画像処理部5、画像記憶部6、表示制御部7、表示部8を有する。
探触子2は、音響素子を内蔵したプローブであり、被検体に対して超音波ビームの送受信を行う手段である。一般的な超音波探触子は、圧電セラミックス(PZT)を利用した変換素子や、マイクロフォン静電容量型の変換素子などが使用される。なお、複数個の音響素子が一次元、或いは二次元に配置されたものであってもよい。
また、静電容量型のCMUT(Capacitive Micromachined Ultrasonic Transducer)、磁性膜を用いるMMUT(Magnetic MUT)なども用いることができる。また、圧電薄膜を用いるPMUT(Piezoelectric MUT)など、探触子にはどのような方式のものを用いて
もよい。
また、受信制御部4は、探触子2に内蔵された音響素子が検出した超音波をアナログの電気信号に変換する手段である。受信制御部4は、具体的には電気回路から成るアンプやAnalog-Digital Converter(ADC)などである。効率的にデータを取得するため、探触子2が有する素子数と同じだけのアンプ及びADCを設けることが望ましいが、一つずつ用意したアンプ及びADCを順次につなぎ換えて使用してもよい。
表示部8は、画像を表示するモニタである。
図2は、被検体周辺の模式図である。測定を行う際には、被検者を伏臥位にし、被検体である乳房21を、保持部材(圧迫プレート22および保持プレート23)で挟み込む。圧迫プレート22と保持プレート23との距離は調整可能であり、測定を行うために適した形状に被検体を圧迫保持することができる。各プレートは被検体を保持した状態で固定され、探触子2は被検体内で反射した反射エコーを、保持プレート23を介して受信する。
なお、探触子2は、不図示の走査機構によって、保持プレート23の面内方向に対して二次元的に走査可能な構成となっている。
次に、被検体に対する測定を行う方法を説明しながら、気泡を検出する方法を詳しく説明する。
図3は、被検体21を保持プレート23の正面から見た図である。また、図3中に示した符号31は、探触子2を走査させる際の移動経路を表す。測定が開始されると、CPU1は、探触子2を保持プレート23の面内方向に沿って右方向に移動させ、右端部に至ったところで下方向に移動させ、次いで左方向に移動させるといった動作を繰り返す。これにより、測定領域の全域に対して探触子を機械的に走査する。
走査の方法は、探触子を間欠的に移動させる方法であってもよいし、探触子を連続的に移動させる方法であってもよい。走査をしながら画像を取得することにより、移動経路31上の任意の位置において、二次元の超音波画像を取得することができる。
具体的に例示する。図5は、被検体21を保持プレート23と圧迫プレート22で挟み込んだ際の、被検体の実際の形状を表した三面図である。探触子を走査させることで取得できるBモード画像は、図5(b)で示した面の画像である。この画像を並べることで三次元超音波画像を構成することができ、当該三次元超音波画像を任意の面でスライスすることで、様々な面に対応する二次元超音波画像を生成することができる。
また、胸壁に対して平行な面でスライスを行うと、図5(c)で示した面の画像を生成することができる。超音波の送信方向に対して垂直な面でスライスした画像をCモード画像と呼ぶのに対し、三次元超音波画像を任意の平面でスライスして生成した画像を、本実施形態ではスライス画像と称する。
また、ボリュームレンダリング機能を用いて三面スライス画像を生成する機能を用いれば、被検体内部の任意の位置(X,Y,Z座標)を指定して三面スライス画像を生成し、画像データとして表示することも可能である。
図6は、被検体21と保持プレート23が接触している部分に気泡が混入した場合の、領域51,53,55に対応するスライス画像を示した図である。図中の点線が、各画像のスライス断面に対応する。
ここでは、気泡61,62,63の三つが混入したものとする。気泡が混入すると、探触子から送信された音響波は気泡に進入することなく全反射となって探触子側へ返ってくる。この反射した音響波は、探触子側でも多少の反射を起こし、探触子と気泡との間で繰り返し反射しながら減衰する。すなわち、超音波が繰り返し探触子に入射するため、超音波の送信方向に誤った像(符号64,65,66,67)となって画像上に表れてしまう。すなわち、当該領域については情報が欠落してしまうため、正常に被検体内部の情報を得ることができない。以降、誤った像が現れる領域を、多重反射領域と称する。
Cモード画像は、受信した超音波の強度に基づいて生成された画像である。一方、気泡によって多重反射が発生すると、反射した超音波が繰り返し探触子に入射するため、当該多重反射が発生した領域からは探触子の入力レンジの上限を超えた強度の超音波が受信される。よって、入力レンジの上限に近い値を閾値として、取得したCモード画像を二値化する処理を行えば、気泡の形状を表す画像を取得することができる。
図7は、図6に示したスライス画像のうち、X−Y平面に対応する画像を二値化した画像である。当該画像は、被検体21と保持プレート23とが接している面に近いZ座標で三次元超音波画像をスライスした画像である。当該画像によると、符号61,62,63の位置に気泡が存在することがわかる。
持をやり直すことが望ましい。また、気泡が測定に影響を及ぼさないものである場合、そのまま測定を行うことができる。ここでは、検出した気泡が、測定に影響を及ぼすものであるか否かを判定する方法について説明する。
そこで、検出した気泡について、X軸に沿った方向(本発明における第一の方向。以下、X方向)と、Y軸に沿った方向(第一の方向に直交する第二の方向。以下、Y方向)の長さをそれぞれ測定する。ここでは、気泡61のX方向の長さをX1、Y方向の長さをY1とする。気泡62についても同様にX2,Y2とし、気泡63についても同様にX3,Y3とする。気泡61は横長の楕円、気泡62は正円、気泡63は縦長の楕円である。すなわち、それぞれの長さの関係はX1>Y1、X2=Y2、X3<Y3となる。なお、気泡の形状が円形以外である場合、X方向およびY方向の最大幅(最大径)をそれぞれ測定してもよい。
(1)気泡の面積を推定し、当該面積を用いて判定する
気泡の面積が大きいほど、反射を繰り返す音響波の強度が強くなる。例えば図6の例では、気泡62に起因する多重反射(符号65)よりも、気泡61に起因する多重反射(符号64)のほうが、より深部に及んでいる。そこで、気泡の面積を推定し、当該面積が所定の閾値よりも大きければ、測定に影響を及ぼす気泡であると判断することができる。気泡の面積は、当該気泡のX方向の長さをXe、Y方向の長さをYeとすると、πXeYe/4と近似することができる。
(2)気泡のX,Y方向の長さのうち、短い方の長さを用いて判定する
一方、音響波は気泡の外周部から回り込む特性があるため、気泡の面積が大きくても、その幅が十分に小さい場合、多重反射領域は深部まで及ばない。そこで、気泡のX方向の長さをXe、Y方向の長さをYeとし、Xe,およびYeのいずれか短いほうの長さが、所定の閾値よりも長ければ、測定に影響を及ぼす気泡であると判断することができる。本実施形態では、方法(2)によって、測定に影響を及ぼす気泡、すなわち除去が必要な気泡の有無を判断する。
図8は、第一の実施形態における超音波診断装置(CPU1)が行う、気泡の判定フローを示した図である。
処理を開始すると、ステップS11で、探触子2および送信制御部3、受信制御部4を用いてプレスキャンを実行する。以降、気泡を検出するために先行して行う走査をプレスキャン、通常の測定における走査をフルスキャンと称する。
次に、プレスキャンで取得した超音波を画像処理部5によって再構成し、保持プレート23と平行な面でスライスされたCモード画像を生成する(ステップS12)。スライスを行う深さは、気泡の混入が想定される深さであればよい。例えば、保持プレート23の厚みに余剰分を加えた深さとすることができる。生成したCモード画像は二値化され、画像記憶部6によって一時的に記憶される。ここでは、二値化された画像を二値化画像と称する。
ここで、除去が必要な気泡であれば、操作者に通知を行い(ステップS15)、通知を受けた操作者は、被検体を保持する作業をやり直す。作業後は、再度ステップS11から処理が開始される。
気泡を検出しない場合、または、気泡があっても除去の必要がないとステップS14で判断した場合は、通知を行うことなくフルスキャンに移行する(ステップS16)。
通常の超音波測定では、探触子は、被検体内の所望の深さで反射した超音波エコーを受信しながら移動する必要がある。すなわち、当該所望の深さが深いほど、超音波の到達と反射エコーの到着が遅くなるため、探触子の移動速度が遅くなる。
一方、ステップS12でスライスを行う平面の位置は、被検体21と保持プレート23が接している面の近傍にある。すなわち、当該平面の位置する深さから超音波を取得することができれば、気泡の判定を行うための画像を生成することができる。この深さを、ここでは深達長Dと称する。深達長Dは、保持プレートの厚みに余剰分を加えたものであるため、通常の測定における深達長よりもはるかに短い。
第一の実施形態におけるプレスキャンでは、深達長Dに基づいて超音波の往復時間(本発明における第一の時間)を算出し、当該時間の経過後(第一の時間後)に探触子を移動させることができる。すなわち、一スライス分の反射エコーを取り込む時間がフルスキャン時よりも短くなるため、フルスキャンと比較して高速で探触子を移動させることができ、短時間で気泡の検出を完了させることができる。
第一の実施形態は超音波診断装置であるが、本発明は、光音響測定装置にも適用することができる。
光音響測定装置とは、光源で発生したパルス光を、光照射部から被検体に照射し、被検体内で光が吸収されることによって発生した光音響波(典型的には超音波)を探触子で受信し、受信した音響波を解析することで被検体の内部組織を可視化する装置である。光音響測定装置においても、探触子と被検体との間に気泡が混入すると、正常に情報を取得することができなくなる。
そこで、探触子から被検体に超音波を送信する手段を追加し、第一の実施形態と同様の方法で、探触子と被検体との間の気泡を検出するようにしてもよい。被検体に送信する超音波は、被検体内で発生する音響波と同じ周波数帯のものを利用することができる。
このように、本発明は、超音波を用いて被検体の情報を取得する装置であれば適用することができる。
第一の実施形態に係る超音波診断装置は、被検体21と保持プレート23との間に混入した気泡を検出することができる。一方、被検体と保持プレートの間に、音響インピーダンスを整合させるための音響マッチング材を介在させて測定を行う場合がある。このよう
なケースでは、被検体と音響マッチング材との間と、音響マッチング材と保持プレートとの間にそれぞれ気泡が混入してしまう可能性がある。第二の実施形態は、これに対応するため、複数の異なる平面に対応するスライス画像を取得して気泡の検出を行う実施形態である。
第二の実施形態に係る超音波診断装置の構成は、第一の実施形態と同様である。
第二の実施形態では、被検体21と保持プレート23の間に、音響マッチング材81が追加される。音響マッチング材は、被検体と同等な音響インピーダンスを持つ材質である。音響マッチング材81を追加することにより、図5における領域52,54,56など、保持プレートと被検体とが密着していない領域に対しても超音波測定が可能になる。音響マッチング材81が、本発明における第二の保持部材である。
図11中のCモード画像94は、三次元超音波画像を、保持プレート23に並行な面でスライスした画像である。当該平面を、本実施形態ではスライス面1と称する。
当該画像を用いると、保持プレートと音響マッチング材との間に混入した気泡101および102を検出することができる。
しかし、Cモード画像94には、気泡101および気泡102は表れているが、音響マッチング材と被検体との間に混入した気泡103は表れていない。これは、気泡が混入する箇所が、スライス面1からZ軸方向に離れているためである。
図12中のスライス画像95は、三次元超音波画像を、音響マッチング材と被検体が接
触する平面に沿ったスライス面2でスライスした画像である。このようにすることで、被検体と音響マッチング材との間に混入した気泡103を検出することができる。
そこで、本実施形態では、双方の二値化画像において気泡に起因する像が同一の位置に現れた場合、画像上での大きさを比較し、より大きい側にあるものと判定する。本例では、図13(a)に現れた像がより大きいため、気泡101は音響マッチング材と保持プレートの間にあると判定される。
なお、各実施形態の説明は本発明を説明する上での例示であり、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更または組み合わせて実施することができる。本発明は、上記処理の少なくとも一部を含む被検体情報取得装置の制御方法として実施することもできる。上記処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
・・保持プレート
Claims (16)
- 被検体に音響波を送信し、反射した音響波を受信および解析することで、前記被検体内の情報を取得する被検体情報取得装置であって、
音響波を送受信する探触子と、
前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、
前記探触子によって音響波が送信されたのち、前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得し、前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出手段と、
を有することを特徴とする、被検体情報取得装置。 - 前記所定の距離は、前記探触子から、前記保持部材と前記被検体が接触する面までの距離に、検出すべき気泡の大きさに基づいて設定された距離を加えたものである
ことを特徴とする、請求項1に記載の被検体情報取得装置。 - 前記気泡検出手段は、前記受信した音響波の強度を表す画像を生成し、前記画像から、受信した音響波の強度が所定の値より大きい領域を検出し、当該領域に気泡が存在すると判断する
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の被検体情報取得装置。 - 前記探触子が受信した音響波に基づいて、前記被検体内の音響特性に関連した情報を生成する処理部をさらに有し、
前記気泡検出手段は、検出した気泡が所定の大きさを超える場合に、前記処理部に対して、被検体内の情報を正常に取得できない旨を通知する
ことを特徴とする、請求項3に記載の被検体情報取得装置。 - 前記気泡検出手段は、前期検出した気泡の面積が所定の値よりも大きい場合に、前記処理部に対して、被検体内の情報を正常に取得できない旨を通知する
ことを特徴とする、請求項4に記載の被検体情報取得装置。 - 前記気泡検出手段は、前記検出した気泡の、第一の方向に沿った最大径と、前記第一の方向と直交する第二の方向に沿った最大径のいずれか短い方の長さが所定の値よりも大きい場合に、前記処理部に対して、被検体内の情報を正常に取得できない旨を通知する
ことを特徴とする、請求項4に記載の被検体情報取得装置。 - 前記保持部材と、前記被検体との間に第二の保持部材が介在し、
前記気泡検出手段は、前記保持部材と前記第二の保持部材との間、および、前記第二の保持部材と前記被検体との間の気泡をそれぞれ検出する
ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 被検体に光を照射し、前記被検体内で発生した光音響波を受信および解析することで、前記被検体内の情報を取得する被検体情報取得装置であって、
前記被検体に光を照射する光照射部と、
前記被検体に音響波を送信し、前記被検体内で反射した音響波と、前記光に起因して前記被検体内で発生した光音響波を受信する探触子と、
前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、
前記探触子によって音響波が送信されたのち、前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得し、前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出手段
と、
を有することを特徴とする、被検体情報取得装置。 - 被検体に対して音響波を送受信する探触子と、
前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、
を有し、前記被検体内で反射した音響波を受信および解析することで、前記被検体内の情報を取得する被検体情報取得装置の制御方法であって、
前記探触子から前記被検体に音響波を送信する送信ステップと、
前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得する受信ステップと、
前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出ステップと、
を含むことを特徴とする、被検体情報取得装置の制御方法。 - 前記所定の距離は、前記探触子から、前記保持部材と前記被検体が接触する面までの距離に、検出すべき気泡の大きさに基づいて設定された距離を加えたものである
ことを特徴とする、請求項9に記載の被検体情報取得装置の制御方法。 - 前記気泡検出ステップでは、前記受信した音響波の強度を表す画像を生成し、前記画像から、受信した音響波の強度が所定の値より大きい領域を検出し、当該領域に気泡が存在すると判断する
ことを特徴とする、請求項9または10に記載の被検体情報取得装置の制御方法。 - 前記探触子が受信した音響波に基づいて、前記被検体内の音響特性に関連した情報を生成する処理ステップをさらに含み、
前記気泡検出ステップでは、検出した気泡が所定の大きさを超える場合に、前記処理ステップを実行しない
ことを特徴とする、請求項11に記載の被検体情報取得装置の制御方法。 - 前記気泡検出ステップでは、前期検出した気泡の面積が所定の値よりも大きい場合に、前記処理ステップを実行しない
ことを特徴とする、請求項12に記載の被検体情報取得装置の制御方法。 - 前記気泡検出ステップでは、前記検出した気泡の、第一の方向に沿った最大径と、前記第一の方向と直交する第二の方向に沿った最大径のいずれか短い方の長さが所定の値よりも大きい場合に、前記処理ステップを実行しない
ことを特徴とする、請求項12に記載の被検体情報取得装置の制御方法。 - 前記保持部材と、前記被検体との間に第二の保持部材が介在し、
前記気泡検出ステップは、前記保持部材と前記第二の保持部材との間の気泡を検出するステップと、前記第二の保持部材と前記被検体との間の気泡を検出するステップと、からなる
ことを特徴とする、請求項9〜14のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置の制御方法。 - 被検体に対して光を照射する光照射部と、
前記被検体に音響波を送信し、前記被検体内で反射した音響波と、前記光に起因して前記被検体内で発生した光音響波を受信する探触子と、
前記被検体と前記探触子との間に配置され、前記被検体を保持する保持部材と、
を有し、前記被検体内で発生した光音響波を受信および解析することで、前記被検体内
の情報を取得する被検体情報取得装置の制御方法であって、
前記探触子から前記被検体に音響波を送信する送信ステップと、
前記音響波が所定の距離に到達する時間に基づいて算出された第一の時間後に受信された音響波の強度を取得する受信ステップと、
前記取得した音響波の強度に基づいて、前記被検体と前記保持部材との間の気泡を検出する気泡検出ステップと、
を含むことを特徴とする、被検体情報取得装置の制御方法。
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