JP2014176104A - 機器および充電制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の寿命を延ばしながら、使用時までに十分な量を充電することが可能な機器を提供する。
【解決手段】携帯端末装置(機器)100は、携帯端末装置100の駆動電源として用いる充電可能なリチウムイオン電池3と、スケジュールに基づいて充電電流量を演算する演算制御部1と、演算された充電電流量によりリチウムイオン電池3の充電が行われるように制御する充電制御部21とを備えている。
【選択図】図3

Description

この発明は、機器および充電制御方法に関し、特に、充電可能な電池を備える機器および充電制御方法に関する。
従来、充電可能な電池を備える機器および充電制御方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、充電可能な電池を備えた携帯電子機器(機器)が開示されている。この携帯電子機器では、速くバッテリー(電池)に充電するために大きい充電電流量により充電を行う快速充電モードと、小さい充電電流量により充電を行う防護モードとのいずれかのモードとを、ユーザーが選択することにより、バッテリーの充電を行うことが可能なように構成されている。
特開2008−43186号公報
しかしながら、上記特許文献1の携帯電子機器(機器)では、大きい充電電流量(快速充電モード)と小さい充電電流量(防護モード)との2者択一でしか充電電流量が設定されないので、大きい充電電流量(快速充電モード)により充電を行う頻度が高くなりやすい。このため、快速充電モードの頻度が高くなることに起因してバッテリーの温度が過度に上昇する頻度が高くなり、その結果、バッテリーの寿命が短くなる可能性が高いという問題点がある。また、小さい充電電流量(防護モード)により充電を行うと、使用時までに十分な量を充電することができない場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、電池の寿命を延ばしながら、使用時までに十分な量を充電してユーザーの利便性を向上させることが可能な機器および充電制御方法を提供することである。
この発明の第1の局面による機器は、駆動電源として用いる充電可能な電池と、スケジュールに基づいて単位時間当たりに電池に充電される充電電流量を演算する演算制御部と、演算された充電電流量により電池の充電が行われるように制御する充電制御部とを備える。
この発明の第1の局面による機器では、上記のように、スケジュールに基づいて単位時間当たりに電池に充電される充電電流量を演算する演算制御部を設けることにより、演算制御部では、スケジュールに基づいて、充電可能な時間を求めるとともに、求めた充電可能な時間で充電するのに適した充電電流量を演算することができる。これにより、大きい充電電流量による充電モードと小さい充電電流量による充電モードとの2者択一で充電電流量が設定される場合と異なり、大きい充電電流量と小さい充電電流量との間のスケジュールに基づいた充電電流量により、充電することができるので、充電電流量が過度に大きくなる頻度を低くすることができるとともに、充電電流量が過度に小さくなることを抑制してスケジュールに適した充電電流量で充電することができる。その結果、電池の寿命を延ばしながら、使用時までに十分な量を充電してユーザーの利便性を向上させることができる。また、演算制御部により、充電電流量の演算が自動的に行われるので、ユーザーがモードを選択することにより充電電流量が決定される場合と異なり、ユーザーの負担を軽減することができる。
上記第1の局面による機器において、好ましくは、充電電流量は、充電可能時間と電池残量とに基づいて設定され、充電可能時間は、現在時刻とスケジュールの設定時刻とに基づいて設定される。このように構成すれば、演算制御部において、充電可能時間と電池残量とを考慮して充電電流量を演算することができるので、スケジュールの設定時刻に充電が完了するような充電電流量を容易に得ることできる。
上記第1の局面による機器において、好ましくは、充電電流量には、上限値が設定されており、充電制御部は、演算制御部において充電電流量が上限値よりも大きい値で演算された場合には、上限値で電池を充電する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、上限値よりも大きい充電電流量による急速な電池の充電を防止することができるので、電池の急激な劣化を防止することができる。これによっても、電池の寿命を延ばすことができる。
上記第1の局面による機器において、好ましくは、充電電流量には、下限値が設定されており、充電制御部は、演算制御部において充電電流量が下限値よりも小さい値で演算された場合には、下限値で電池を充電する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、下限値よりも小さい充電電流量により充電を行うことによって、過度に充電に時間がかかるのを防止することができる。
上記充電電流量に上限値が設定される構成において、好ましくは、スケジュールが未設定の場合には、演算制御部は、充電電流量を下限値に設定するとともに、充電制御部は、充電電流量の下限値で電池を充電する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、スケジュールに予定がないことから、ユーザーは、時間に余裕がある可能性が高いので、充電電流量を下限値に設定してもユーザーの使い勝手を悪くすることなく、電池の温度上昇を抑えながら充電することができる。これによっても、電池の寿命を延ばすことができる。
上記充電電流量が充電可能時間と電池残量とに基づいて設定される構成において、好ましくは、スケジュールの設定時刻は、アラーム設定時刻および目的地への出発時刻のうち少なくとも一方を含む。このように構成すれば、ユーザーが電池の充電を終了させる可能性が高いアラーム設定時刻および目的地への出発時刻のうち少なくとも一方に基づいて充電電流量を演算することができるので、アラーム設定時刻または目的地への出発時刻までに十分な量を充電することができる。このため、ユーザーの利便性を向上させることができる。
この場合、好ましくは、充電可能時間は、アラーム設定時刻および出発時刻のうち、現在時刻に近い方の時刻に基づいて設定される。このように構成すれば、アラーム設定時刻および出発時刻のうち、現在時刻に近い方の時刻までに、十分な量を充電することができるので、ユーザーの利便性をより向上させることができる。
上記第1の局面による機器において、好ましくは、演算制御部は、充電電流量を、充電を完了する目標充電量から電池残量を差し引くとともに、差し引いた値を充電可能時間で除することにより演算した値に設定し、充電制御部は、設定した値に基づいて電池を充電する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、充電可能時間内に一定の充電電流量で充電を行うことができるので、安定した状態で充電を行うことができる。
上記第1の局面による機器において、好ましくは、充電終了時刻は、ユーザーに通知されるとともに、ユーザーが変更可能なように構成されている。このように構成すれば、スケジュールが変更された場合などにも、ユーザーが望む充電終了時刻に充電が完了するように任意に変更することができるので、ユーザーの利便性を向上させることができる。
この発明の第2の局面による充電制御方法は、駆動電源として用いる充電可能な電池への充電電流量をスケジュールに基づいて演算するステップと、演算された充電電流量により電池の充電を行うステップとを備える。
この発明の第2の局面による充電制御方法では、上記のように、電池への充電電流量をスケジュールに基づいて演算するステップを備えることにより、スケジュールに基づいて、充電可能な時間求めるとともに、求めた充電可能な時間で充電するのに適した充電電流量を演算することができる。これにより、大きい充電電流量による充電モードと小さい充電電流量による充電モードとの2者択一で充電電流量が設定される場合と異なり、大きい充電電流量と小さい充電電流量との間のスケジュールに基づいた充電電流量により、充電することができるので、充電電流量が過度に大きくなる頻度を低くすることができるとともに、充電電流量が過度に小さくなることを抑制してスケジュールに適した充電電流量で充電することができる。その結果、電池の寿命を延ばしながら、使用時までに十分な量を充電してユーザーの利便性を向上させることができる。また、充電電流量の演算が自動的に行われるので、ユーザーがモードを選択することにより充電電流量が決定される場合と異なり、ユーザーの負担を軽減することができる。
本発明によれば、電池の寿命を延ばしながら、使用時までに十分な量を充電することができる。
本発明の一実施形態による携帯端末装置の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による携帯端末装置の充電に関する時刻と電池容量との関係を示したグラフである。 本発明の一実施形態による携帯端末装置の充電電流量の決定処理を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態の変形例による車両の構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態による携帯端末装置100の構成について説明する。なお、携帯端末装置100は、本発明の「機器」の一例である。
本実施形態による携帯端末装置100は、図1に示すように、演算制御部1と、充電制御部21が設けられた電源制御部2と、充電可能なリチウムイオン電池3と、入力部4と、表示部5と、記憶部6と、スピーカー7と、外部からの電力を供給するアダプター8とを備えている。また、携帯端末装置100は、演算制御部1によりスケジュールに基づいてリチウムイオン電池3に充電する充電電流量を演算し、充電制御部21により充電を行うように構成されている。なお、リチウムイオン電池3は、本発明の「電池」の一例である。
ここで、本実施形態では、演算制御部1は、電源制御部2、入力部4、表示部5、記憶部6およびスピーカー7と接続されており、携帯端末装置100の全体の動作を制御するように構成されている。また、演算制御部1は、上記のように、ユーザーのスケジュールに基づいた最適な単位時間当たりにリチウムイオン電池3に充電される充電電流量を演算する。具体的には、演算制御部1は、入力部4からのユーザーによる入力により記憶部6に保存されているスケジュールの設定時刻を取得する。スケジュールの設定時刻は、あらかじめユーザーにより登録され、記憶部6に保存されている。本実施形態では、スケジュールの設定時刻は、アラーム設定時刻および目的地への出発時刻である。そして、演算制御部1は、現在時刻と直近に予定されているスケジュールの設定時刻とから充電に許容される充電可能時間を演算する。さらに、演算制御部1は、充電可能時間と電池残量とから単位時間当たりにリチウムイオン電池3に充電される充電電流量を演算する。詳細には、以下に示す式(1)により充電電流量を演算(算出)する。
Ac=(Aa−Ar)/Tc・・・・(1)
ここで、Acは充電電流量[mA]、Aaは電池容量[mAh]、Arは電池残量[mAh]、Tcは充電可能時間[h]をそれぞれ表す。
充電電流量には、安全性や電池寿命などの観点から、上限値および下限値が設けられている。本実施形態におけるリチウムイオン電池3では、上限値が1[C]であり、下限値が0.1[C]である。ここで、1[C]とは、充電電流量の大きさを表す単位であり、残量が0の空の電池を1時間かけて満充電の状態とする充電される充電電流量である。すなわち、2[C]充電を行うと、0.5時間で残量が0の空の電池を満充電の状態とすることができ、0.5[C]充電を行うと2時間で残量が0の空の電池を満充電の状態とすることができる。また、充電電流量[mA]の単位[C]への換算は、充電電流量を電池容量で除することによりなされる。なお、図2に示す場合においては、破線が上限値(1[C])、一点鎖線が下限値(0.1[C])を表している。
また、演算制御部1は、演算の結果、上限値よりも大きい充電電流量が得られた場合には、充電電流量を上限値に設定して、過度に大きい充電電流量による急速なリチウムイオン電池3の充電を防止することが可能なように構成されている。また、演算制御部1は、演算の結果、下限値よりも小さい充電電流量が得られた場合には、充電電流量を下限値に設定して、過度に小さい充電電流量によるリチウムイオン電池3の充電を防止して過度に時間がかかるのを防止することが可能なように構成されている。図2に示す場合においては、たとえば、演算で算出された充電電流量(図2において実線で示す充電電流量)による充電終了時刻が上限値による充電終了時刻Aと下限値による充電終了時刻Bとの間の時刻であるため、演算で算出された充電電流量によりリチウムイオン電池3の充電が行われる。
表示部5は、上記演算制御部1によりスケジュールに基づいた充電電流量が演算された後に、充電終了時刻が表示されるように構成されている。そして、ユーザーは、表示部5に表示された、充電終了時刻を視覚的に認識することにより、充電終了時刻を把握可能である。この際、充電終了時刻は、ユーザーの操作により自由に変更することが可能なように構成されている。充電終了時刻が変更された場合には、それに伴い新たな充電電流量が演算制御部1により改めて演算され、充電電流量の値が決定される。これにより、リチウムイオン電池3の充電が実行される。なお、演算制御部1による充電電流量の演算から、充電終了時刻が表示部5に表示されるまでの一連の制御は、ユーザーの操作なしに、自動的に行われるように構成されている。
スピーカー7は、オーディオコーデック71とアンプ72とを介して演算制御部1に接続されている。演算制御部1から出された音声のデジタル信号は、オーディオコーデック71により音声のアナログ信号に変換される。さらに、アナログ信号がアンプ72により増幅されることにより、スピーカー7から音声が出力される。また、携帯端末装置100は、このスピーカー7から出力される音声により、ユーザーに対してリチウムイオン電池3の充電の状況などに関する情報を知らせることが可能なように構成されている。
電源制御部2は、アダプター8から供給される電力を携帯端末装置100の各構成部に供給している。また、電源制御部2にアダプター8から供給される電力は、外部電源からの交流電圧がアダプター8に内蔵されているAC/DCコンバーターにより直流電圧に変換され、さらに携帯端末装置100内のDC/DCコンバーターにより降圧または昇圧された後に電源制御部2に供給されている。また、電源制御部2の充電制御部21は、リチウムイオン電池3に接続され、演算制御部1における演算により得られた充電電流量により、充電を行うように制御している。
リチウムイオン電池3は、携帯端末装置100の駆動電源として用いられ、充電可能なように構成されている。また、リチウムイオン電池3は、他の充電可能な電池と比較して、小型かつ軽量でエネルギー密度の大きい電池として構成することができるので、携帯端末装置100の電源として用いる電池に適している。
次に、図3を参照して、本実施形態による携帯端末装置100のリチウムイオン電池3への充電電流量を決定するための処理について説明する。
まず、ステップS1において、充電動作を制御するために必要な処理開始時の情報が取得される。具体的には、記憶部6から現在時刻およびリチウムイオン電池3の電池残量に関する情報が取得される。そして、スッテプS2に進む。
次に、ステップS2において、演算制御部1により記憶部6にスケジュールの設定時刻としてアラーム時刻が記憶(設定)されているか否かが判断される。そして、記憶部6にスケジュールの設定時刻としてアラーム時刻が記憶(設定)されていると判断された場合には、ステップS3に進む。また、アラーム時刻が記憶(設定)されていると判断されない場合にはステップS6に進む。
次に、ステップS3において、演算制御部1により記憶部6にスケジュールの設定時刻として目的地への出発時刻が記憶(設定)されているか否かが判断される。そして、記憶部6にスケジュールの設定時刻としてアラーム時刻が記憶(設定)されていると判断された場合には、ステップS4に進む。また、アラーム時刻が記憶(設定)されていると判断されない場合には、ステップS5に進む。
次に、ステップS4において、演算制御部1によりアラーム設定時刻および目的地への出発時刻のうちいずれが現在時刻に近いかが判断される。そして、現在時刻に近い方が目標とする充電終了時刻に設定される。目標とする充電終了時刻が設定された後、ステップS8に進む。
また、ステップS5において、演算制御部1によりアラーム設定時刻が目標とする充電終了時刻に設定される。目標とする充電終了時刻が設定された後、ステップS8に進む。
また、ステップS6において、演算制御部1により記憶部6にスケジュールの設定時刻として目的地への出発時刻が記憶(設定)されているか否かが判断される。そして、記憶部6にスケジュールの設定時刻としてアラーム時刻が記憶(設定)されていると判断された場合には、ステップS7に進む。次に、ステップS7において、目的地への出発時刻が目標とする充電終了時刻に設定される。目標とする充電終了時刻が設定された後、ステップS8に進む。
次に、ステップS8において、スケジュールに基づいた充電電流量が演算される。具体的には、現在時刻とステップS4、ステップS5またはステップS7で設定された目標とする充電終了時刻とから充電に許容される充電可能時間が演算される。次に、上記式(1)のとおり、充電を完了する目標充電量からリチウムイオン電池3の電池残量を差し引くとともに、差し引いた値を充電可能時間で除することにより演算した値が充電電流量に設定される。ただし、充電電流量が上限値よりも大きく演算された場合には、充電電流量が上限値に設定され、充電電流量が下限値よりも小さく演算された場合には、充電電流量が下限値に設定される。充電電流量が設定された後、ステップS10に進む。
また、ステップS6において、記憶部6にスケジュールの設定時刻として目的地への出発時刻が設定されていないと判断された場合には、ステップS9に進む。次に、ステップS9において、充電電流量が下限値に設定される。これは、スケジュールに予定がないことから、ユーザーは、時間に余裕がある可能性が高いので、リチウムイオン電池3の温度上昇を抑えながら充電することにより、電池の寿命を延ばすため、このような設定が行われるように構成されている。充電電流量が下限値に設定された後、ステップS10に進む。
次に、ステップS10において、スッテプ8またはステップS9において充電電流量が演算されたことにより、充電終了時刻が設定されているため、この充電終了時刻が表示部5に表示される。これにより、充電終了時刻がユーザーにより把握される。充電終了時刻が表示部5に表示された後、ステップS11に進む。
次に、ステップS11において、ユーザーがスケジュールに基づいて演算された充電電流量を変更させる操作をしたか否かが判断される。演算制御部1により、ユーザーが入力部4を介して充電電流量を変更させる操作をしたと判断された場合には、スッテプS12に進む。ユーザーが充電電流量を変更させる操作をしたと判断されない場合には、ステップS13に進む。
次に、ステップS12において、ユーザーが設定した新たな充電終了時刻に基づいて改めて充電電流量が演算される。なお、充電電流量を得るための演算は、上記ステップS8で説明した充電電流量を得るための演算と同様の演算が行われる。したがって、ここでは演算方法の説明は省略する。そして、演算により得られた値に充電電流量の値が変更される。充電電流量の値が変更された後、ステップS13に進む。
次に、ステップS13において、ステップS11においてユーザーが充電電流量を変更させる操作をしたと判断されない場合には、スッテプ8またはステップS9において演算された充電電流量により充電されることが決定する。また、ステップS11においてユーザーが充電電流量を変更させる操作をしたと判断された場合には、ステップS12において演算された充電電流量により充電されることが決定する。以上により、充電電流量を決定するための処理フローが終了される。終了後は、ステップS13において決定された充電電流量により、充電制御部21によるリチウムイオン電池3への充電が実行される。
本実施形態では、スケジュールに基づいて単位時間当たりに電池に充電される充電電流量を演算する演算制御部1を設けることにより、演算制御部1では、スケジュールに基づいて、充電可能な時間を求めるとともに、求めた充電可能な時間で充電するのに適した充電電流量を演算することができる。これにより、大きい充電電流量による充電モードと小さい充電電流量による充電モードとの2者択一で充電電流量が設定される場合と異なり、大きい充電電流量と小さい充電電流量との間のスケジュールに基づいた充電電流量により、充電することができるので、充電電流量が過度に大きくなる頻度を低くすることができるとともに、充電電流量が過度に小さくなることを抑制してスケジュールに適した充電電流量で充電することができる。その結果、リチウムイオン電池3の寿命を延ばしながら、使用時までに十分な量を充電してユーザーの利便性を向上させることができる。また、演算制御部1により、充電電流量の演算が自動的に行われるので、ユーザーがモードを選択することにより充電電流量が決定される場合と異なり、ユーザーの負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、充電電流量を、充電可能時間と電池残量とに基づいて設定し、充電可能時間を、現在時刻とスケジュールの設定時刻とに基づいて設定する。これにより、演算制御部1において、充電可能時間と電池残量とを考慮して充電電流量を演算することができるので、スケジュールの設定時刻に充電が完了するような充電電流量を容易に得ることできる。
また、本実施形態では、充電電流量を上限値に設定し、演算制御部1において充電電流量が上限値よりも大きい値で演算された場合には、充電制御部21が上限値でリチウムイオン電池3を充電する制御を行うように構成する。これにより、上限値よりも大きい充電電流量による急速なリチウムイオン電池3の充電を防止することができるので、リチウムイオン電池3の急激な劣化を防止することができる。これによっても、リチウムイオン電池3の寿命を延ばすことができる。
また、本実施形態では、充電電流量を下限値に設定し、演算制御部1において充電電流量が下限値よりも小さい値で演算された場合には、充電制御部21が下限値でリチウムイオン電池3を充電する制御を行うように構成する。これにより、下限値よりも小さい充電電流量により充電を行うことによって、過度に充電に時間がかかるのを防止することができる。
また、本実施形態では、スケジュールが未設定の場合には、演算制御部1を、充電電流量を下限値に設定するとともに、充電制御部21が充電電流量の下限値でリチウムイオン電池3を充電する制御を行うように構成する。これにより、スケジュールに予定がないことから、ユーザーは、時間に余裕がある可能性が高いので、充電電流量を下限値に設定してもユーザーの使い勝手を悪くすることなく、リチウムイオン電池3の温度上昇を抑えながら充電することができる。これによっても、リチウムイオン電池3の寿命を延ばすことができる。
また、本実施形態では、スケジュールの設定時刻は、アラーム設定時刻および目的地への出発時刻のうち少なくとも一方を含む。これにより、ユーザーがリチウムイオン電池3の充電を終了させる可能性が高いアラーム設定時刻および目的地への出発時刻のうち少なくとも一方に基づいて充電電流量を演算することができるので、アラーム設定時刻または目的地への出発時刻までに十分な量を充電することができる。このため、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、充電可能時間を、アラーム設定時刻および出発時刻のうち、現在時刻に近い方の時刻に基づいて設定する。これにより、アラーム設定時刻および出発時刻のうち、現在時刻に近い方の時刻までに、十分な量を充電することができるので、ユーザーの利便性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、演算制御部1において、充電電流量を、充電を完了する目標充電量から電池残量を差し引くとともに、差し引いた値を充電可能時間で除することにより演算した値に設定し、充電制御部21において、設定した値に基づいてリチウムイオン電池3を充電する制御を行う。これにより、充電可能時間内に一定の充電電流量で充電を行うことができるので、安定した状態で充電を行うことができる。
また、本実施形態では、充電終了時刻を、ユーザーに通知するとともに、ユーザーが変更可能なように構成する。これにより、スケジュールが変更された場合などにも、ユーザーが望む充電終了時刻に充電が完了するように任意に変更することができるので、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、リチウムイオン電池3への充電電流量をスケジュールに基づいて演算するステップを設けることにより、スケジュールに基づいて、充電可能な時間を求めるとともに、求めた充電可能な時間で充電するのに適した充電電流量を演算することができる。これにより、大きい充電電流量による充電モードと小さい充電電流量による充電モードとの2者択一で充電電流量が設定される場合と異なり、大きい充電電流量と小さい充電電流量との間のスケジュールに基づいた充電電流量により、充電することができるので、充電電流量が過度に大きくなる頻度を低くすることができるとともに、充電電流量が過度に小さくなることを抑制してスケジュールに適した充電電流量で充電することができる。その結果、リチウムイオン電池3の寿命を延ばしながら、使用時までに十分な量を充電してユーザーの利便性を向上させることができる。また、充電電流量の演算が自動的に行われるので、ユーザーがモードを選択することにより充電電流量が決定される場合と異なり、ユーザーの負担を軽減することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明の機器の一例として、携帯端末装置を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、図4に示すように、機器が車両200であってもよい。車両200は、車両200の駆動電源として用いる充電可能なリチウムイオン電池203と、スケジュールに基づいて充電電流量を演算する演算制御部201と、演算された充電電流量によりリチウムイオン電池203の充電が行われるように制御する充電制御部221とを備える。
また、上記実施形態では、本発明の充電可能な電池として、リチウムイオン電池を使用する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、充電可能な電池として、ニッケル水素電池、鉛蓄電池およびニッケルカドミウム電池などリチウムイオン電池以外の電池を使用してもよい。
また、上記実施形態では、充電の実行のためには、ユーザーが充電終了時刻を変更するか否かを選択する必要がある例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、充電終了時刻が表示部に表示された場合には、ユーザーの充電終了時刻を変更するか否かの選択に関わらず、その時点から充電を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、本発明のスケジュールの設定時刻の一例として、アラーム設定時刻および目的地への出発時刻を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、仕事の開始時刻などのように、アラーム設定時刻および目的地への出発時刻以外の時刻をスケジュールの設定時刻としてもよい。
1、201 演算制御部
3、203 リチウムイオン電池(電池)
21、221 充電制御部
100、200 携帯端末装置、車両(機器)

Claims (10)

  1. 駆動電源として用いる充電可能な電池と、
    スケジュールに基づいて単位時間当たりに前記電池に充電される充電電流量を演算する演算制御部と、
    演算された前記充電電流量により前記電池の充電が行われるように制御する充電制御部とを備える、機器。
  2. 前記充電電流量は、充電可能時間と電池残量とに基づいて設定され、
    前記充電可能時間は、現在時刻と前記スケジュールの設定時刻とに基づいて設定される、請求項1に記載の機器。
  3. 前記充電電流量には、上限値が設定されており、
    前記充電制御部は、前記演算制御部において前記充電電流量が前記上限値よりも大きい値で演算された場合には、前記上限値で前記電池を充電する制御を行うように構成されている、請求項1または2に記載の機器。
  4. 前記充電電流量には、下限値が設定されており、
    前記充電制御部は、前記演算制御部において前記充電電流量が前記下限値よりも小さい値で演算された場合には、前記下限値で前記電池を充電する制御を行うように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器。
  5. 前記スケジュールが未設定の場合には、前記演算制御部は、前記充電電流量を下限値に設定するとともに、
    前記充電制御部は、前記充電電流量の前記下限値で前記電池を充電する制御を行うように構成されている、請求項3に記載の機器。
  6. 前記スケジュールの前記設定時刻は、アラーム設定時刻および目的地への出発時刻のうち少なくとも一方を含む、請求項2に記載の機器。
  7. 前記充電可能時間は、前記アラーム設定時刻および前記出発時刻のうち、前記現在時刻に近い方の時刻に基づいて設定される、請求項6に記載の機器。
  8. 前記演算制御部は、前記充電電流量を、充電を完了する目標充電量から電池残量を差し引くとともに、差し引いた値を前記充電可能時間で除することにより演算した値に設定し、
    前記充電制御部は、設定した前記値に基づいて前記電池を充電する制御を行うように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の機器。
  9. 充電終了時刻は、ユーザーに通知されるとともに、ユーザーが変更可能なように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の機器。
  10. 駆動電源として用いる充電可能な電池への充電電流量をスケジュールに基づいて演算するステップと、
    演算された前記充電電流量により前記電池の充電を行うステップとを備える、充電制御方法。
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