JP2014175803A - 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器、及び電波時計 - Google Patents
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【課題】安定的に支持可能な圧電振動片を提供する。
【解決手段】第1振動腕部21と第2振動腕部22とが接続される基部20と、基部20に形成される一対の端子16,17と、を備える圧電振動片3において、基部20の形状が圧電振動片3の重心20Cに対して点対称となる形状であり、かつ、第1振動腕部21と第2振動腕部22のそれぞれの形状が圧電振動片3の重心20Cに対して点対称となる形状であると共に、重心20Cからの距離が略等距離となる位置に一対の端子16,17が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】第1振動腕部21と第2振動腕部22とが接続される基部20と、基部20に形成される一対の端子16,17と、を備える圧電振動片3において、基部20の形状が圧電振動片3の重心20Cに対して点対称となる形状であり、かつ、第1振動腕部21と第2振動腕部22のそれぞれの形状が圧電振動片3の重心20Cに対して点対称となる形状であると共に、重心20Cからの距離が略等距離となる位置に一対の端子16,17が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器、及び電波時計に関する。
圧電振動子は、時刻源、制御信号のタイミング源、リファレンス信号源等として、各種のデバイスに利用されている。圧電振動子は、パッケージに圧電振動片が収容された構造である。
圧電振動片は、例えば下記の特許文献1および2に記載されているように、パッケージに支持される基部と、基部に接続された一対の振動腕部を備える。圧電振動片は、一般的に、基部のうちパッケージに支持されるマウント部に一対の端子を備える。圧電振動片の振動腕部は、一対の端子を介してパッケージ側から供給される電力によって振動する。
圧電振動片の基部は、一対の振動腕部とほぼ平行であって、例えば特許文献1および2のように一対の振動腕部の間に配置される場合もあるし、一対の振動腕部を囲むU字型である場合もある。このような基部において、マウント部は、例えば特許文献1および2の導電パッドのように、基部の長手方向の中央付近に並んで配置される。
上述のような圧電振動子は、マウント部の配置によっては圧電振動片の支持が不安定になり、圧電振動片が所望の姿勢から傾いてしまうことがありえる。圧電振動片が所望の姿勢から傾いていると、圧電振動片が他の部材と衝突したり、圧電振動片の振動特性が所望の特性からずたりすることで、振動不良が発生することがありえる。結果として、圧電振動子が実装されたデバイスに動作不良が発生することがありえる。
本発明は、安定的に支持可能な圧電振動片を提供することを目的とする。また、本発明は、振動不良の発生を抑制できる圧電振動子、動作不良の発生を抑制できる電子機器及び電波時計を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1振動腕部と第2振動腕部とが接続される基部と、前記基部に形成される一対の端子と、を備える圧電振動片において、前記基部の形状が前記圧電振動片の重心に対して点対称となる形状であり、かつ、前記第1振動腕部と前記第2振動腕部のそれぞれの形状が前記圧電振動片の重心に対して点対称となる形状であると共に、前記重心からの距離が略等距離となる位置に前記一対の端子が形成されていることを特徴とする。
上記圧電振動片において、第1振動腕部と第2振動腕部の先端には、幅広のハンマー部が形成されていると好適である。
上記圧電振動片において、第1振動腕部と第2振動腕部の主面及び裏面の少なくとも一方には、溝部が形成されていると好適である。
上記圧電振動片において、基部の一方の端部が第1振動腕部の先端付近まで延びており、基部の他方の端部が第2振動腕部の先端付近まで延びていると好適である。
上記圧電振動片において、一対の端子は基部の両端にそれぞれ配置されていると好適である。
第1の態様の圧電振動片において、基部の一端部は、基部の長手方向と交差する方向に延びており、基部の他端部は、一端部と反対向きに延びていてもよい。
また、本発明の圧電振動子は、上記圧電振動片と、該圧電振動片が内部に実装されるパッケージと、を備え、該圧電振動片における一対の端子がそれぞれパッケージ内におけるマウント電極に電気的に接続されていることを特徴とする。
また、本発明の発振器は、上記圧電振動子と、該圧電振動子と電気的に接続された集積回路と、を備える。
また、本発明の電子機器は、上記圧電振動子を含む計時部を備える。
また、本発明の電波時計は、上記圧電振動子を含むフィルタ部を備える。
本発明は、安定的に支持可能な圧電振動片を提供することができる。また、本発明は、振動不良の発生を抑制できる圧電振動子、動作不良の発生を抑制できる電子機器及び電波時計を提供することができる。
次に、実施形態について説明する。図1は、本実施形態の圧電振動子1を示す分解斜視図である。この圧電振動子1は、いわゆるセラミックパッケージタイプの表面実装型振動子である。圧電振動子1は、気密に封止されたキャビティCを有するパッケージ2と、キャビティCに収容された圧電振動片3とを備える。
図1の圧電振動子1は、外形が概ね直方体状である。以下の説明においては、圧電振動片3の厚み方向Tからみた場合の圧電振動子1の長手方向を長さ方向L、圧電振動子1の短手方向を幅方向Wという。
パッケージ2は、パッケージ本体(ベース部材)4と、封口板(リッド部材)5とを備える。パッケージ本体4は、有底の凹部を有する部材である。封口板5は、パッケージ本体4の凹部の開口を塞いでおり、パッケージ本体4と接合されている。キャビティCは、パッケージ本体4の凹部の内側に相当する内部空間であり、パッケージ本体4と封口板5とによって、パッケージ2の外部と仕切られている。
パッケージ本体4は、第1ベース基板10と、第1ベース基板10上に配置された第2ベース基板11と、第2ベース基板11上に配置されたシールリング12とを含む。
第1ベース基板10と第2ベース基板11は、ぞれぞれ、厚み方向Tから見た外形が概ね長方形の板状部材である。第2ベース基板11は、厚み方向Tからみた外形寸法が第1ベース基板10とほぼ同じである。
第1ベース基板10と第2ベース基板11は、それぞれ、セラミックス製である。第1ベース基板10と第2ベース基板11の形成材料は、例えば、アルミナを主成分とする高温焼成セラミックス(HTCC)であってもよいし、ガラスセラミックス等の低温焼成セラミックス(LTCC)であってもよい。
第2ベース基板11は、第1ベース基板10に重ねられており、第1ベース基板10と焼結などで結合されている。すなわち、第2ベース基板11は、第1ベース基板10と一体化されている。第2ベース基板11において、第1ベース基板10と反対を向く面は、パッケージ本体4の凹部の底面に相当し、圧電振動片3がマウントされる実装面11aである。
シールリング12は、枠状部材であり、パッケージ本体4の凹部の側壁を含む。シールリング12は、厚み方向Tから見た場合の外形寸法が、第2ベース基板11よりも一回り小さい。シールリング12は、銀ロウ等のロウ材や半田材等を用いた焼付けによって、実装面11aに接合されている。シールリング12は、実装面11a上に形成された金属接合層に対する溶着等によって、実装面11aと接合されていてもよい。この金属接合層は、電解メッキ法、無電解メッキ法、蒸着法、スパッタ法の少なくとも1つを用いて形成されていてもよい。
シールリング12は、導電性の部材であり、例えばニッケル基合金を含む。このニッケル基合金は、コバール、エリンバー、インバー、42−アロイのうち1種または2種以上を含んでいてもよい。シールリング12の形成材料は、第1ベース基板10及び第2ベース基板11と熱膨張係数が近い材料から選択されていてもよい。例えば、第1ベース基板10及び第2ベース基板11の形成材料として、熱膨張係数が6.8×10-6/℃のアルミナを用いる場合には、シールリング12の形成材料は、熱膨張係数が5.2×10-6/℃のコバールであってもよいし、熱膨張係数が4.5〜6.5×10-6/℃の42−アロイであってもよい。
封口板5は、シールリング12上に重ねられており、シールリング12の開口を塞いでいる。上述のキャビティCは、第2ベース基板11とシールリング12と封口板5とに囲まれる空間である。すなわち、圧電振動片3は、厚み方向Tから見た場合に、シールリング12の内側に収容されている。
封口板5は、導電性の基板であり、シールリング12と接合されている。シールリング12は、例えば、ローラ電極を接触させることによるシーム溶接、レーザ溶接、超音波溶接などの溶接によって、封口板5と接合される。封口板5とシールリング12とを溶接する場合に、封口板5の下面とシールリング12の上面の一方または双方にニッケル、金等の接合層が設けられていると、溶接による接合の信頼性が向上し、例えばキャビティCの気密性を確保しやすくなる。
シールリング12の内側における第2ベース基板11の実装面11a上には、電極パッド14および電極パッド15が設けられている。電極パッド14と電極パッド15は、圧電振動片3と電気的に接続される一対の端子である。詳しくは後述するが、圧電振動片3には、一対の端子をなす第1端子16および第2端子17が設けられている。電極パッド14は、圧電振動片3の第1端子16と電気的に接続され、電極パッド15は、圧電振動片3の第2端子17と電気的に接続される。
第1ベース基板10の下面には、外部電極18および外部電極19が設けられている。外部電極18および外部電極19は、圧電振動子1の外部のデバイス、例えば圧電振動子1が実装されるデバイスからの電力の供給を受ける端子である。
パッケージ本体4には、電極パッド14と外部電極18とを電気的に接続する第1配線(図示略)と、電極パッド15と外部電極19とを電気的に接続する第2配線(図示略)とが設けられている。すなわち、外部電極18に印加された電位は、第1配線および電極パッド14を介して、圧電振動片3の第1端子16に印加される。また、外部電極19に印加された電位は、第2配線および電極パッド15を介して、圧電振動片3の第2端子17に印加される。圧電振動片3は、第1端子16および第2端子17に供給される電力によって、振動する。
なお、第1配線は、例えば、第1ベース基板10を厚み方向Tに貫通して外部電極18と導通する第1貫通電極と、第2ベース基板11を厚み方向Tに貫通して電極パッド14と導通する第2貫通電極と、第1ベース基板10と第2ベース基板との間に設けられ、第1貫通電極と第2貫通電極とを電気的に接続する接続配線とを含む。電極パッド15と外部電極19とを電気的に接続する第2配線は、第1配線と同様の構成である。第1配線と第2配線の構成は、適宜変更できる。
次に、圧電振動片3について説明する。この圧電振動片3は、図1に示すような板状の部品である。圧電振動片3は、水晶、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウム等の圧電材料からなる基板に、エッチングなどで形状加工が施され、電極あるいは配線として導電膜パターンが形成されたものである。
図2は、圧電振動片3を厚み方向Tから見た平面図である。圧電振動片3は、基部20、第1振動腕部21、及び第2振動腕部22を備える。本実施形態において、基部20と第1振動腕部21と第2振動腕部22は、一体的に形成されており、隣接する各部が界面なく連続している。図2には、各部の範囲を示すために、各部の基端あるいは先端を2点鎖線で示した。
基部20は、一対の端子をなす第1端子16および第2端子17を備える。また、圧電振動片3の重心20Cに対して点対称な形状を有しており、第1端子16、第2端子17は、重心20Cから略等距離の位置にそれぞれ配置されている。また、第1端子16と第2端子17のそれぞれは、図1に示したパッケージ側の電極パッド14、電極パッド15と電気的に接続される。これらの接続には、導電性接着剤を使用することができる。即ち、このような構成により、重心20Cに対して対称な位置で圧電振動片3を支持することができる。
なお、第1端子16、第2端子17は、電極パッド14、電極パッド15と導電性接着剤を介することなく直接的に接触していてもよい。また、第1端子16と電極パッド14との電気的な接続には、導電性接着剤以外の接続方法(例えば金属バンプなど)が用いられていてもよい。
また、基部20は少なくとも1カ所の折れ曲がり部を有していてもよい。本実施形態では、第1振動腕部21、第2振動腕部22の先端付近で基部20がぞれぞれの振動腕部の先端から離れる向きに折れ曲がっている。これによれば、基部20が折れ曲がっている分、圧電振動片3のサイズを大きくすることなく、基部20の長さを長くすることができるので、第1振動腕部21、第2振動腕部22の振動が基部20の第1端子16、第2端子17を介してパッケージ側へ伝播する所謂「振動漏れ」を効果的に防ぐことが可能になる。即ち、基部20において振動を十分に減衰させることが可能になる。
本実施形態における基部20は、Z字状に折れ曲がっている。この基部20は、所定方向に直線的に延びる帯状の中央部23と、所定方向における中央部23の一端23aに連続する一端部24と、所定方向における中央部23の他端23bに連続する他端部25とを含む。
本実施形態において、中央部23が延びる所定方向は、基部20の長手方向に相当し、圧電振動子1の長さ方向Tとほぼ平行である。中央部23は、基部20のうち、ほぼ均一な幅で直線的に延びる帯状の部分である。
基部20の一端部24は、基部20の長手方向の1つの端部である。一端部24は、中央部23から折れ曲がって、幅方向Wの−W側に延びている。第1端子16は、一端部24に設けられており、ここでは一端部24のうち基端24aよりも先端24bの近くに配置されている。
基部20の他端部25は、基部20の長手方向のもう1つの端部である。他端部25は、中央部23から折れ曲がって、幅方向Wの+W側に延びている。すなわち、他端部25の基端25aから先端25bへの向きは、一端部24の基端24aから先端24bへの向きと反対である。第2端子17は、他端部25に設けられており、ここでは他端部25のうち基端25aよりも先端25bの近くに配置されている。
本実施形態における基部20は、圧電振動片3の重心20Cに関して点対称な形状であり、重心20Cの周りで180°回転させた状態の輪郭が回転前の輪郭とほぼ一致する。すなわち、一端部24と他端部25は、圧電振動片3の重心20Cに関して点対称な形状および位置関係である。
第1振動腕部21と第2振動腕部22は、それぞれ、第1端子16と第2端子17との間の基部20に接続されており、基部20に片持ちで支持されている。第1振動腕部21と第2振動腕部22は、それぞれ、第1端子16および第2端子17から供給される電力によって、基部20の中央部23に近づく向きと中央部23から離れる向きとに振動する。
第1振動腕部21は、長手方向を有する振動腕部30と、振動腕部30と基部20とを接続する接続部31と、振動腕部30の先端30bに設けられた幅広のハンマー部32とを含む。先端にハンマー部32を形成することにより、圧電振動片3を大型化することなく、圧電振動片3の周波数を所望の範囲まで抑えることが可能になる。
接続部31は、基部20を基端31aとして基部20と連続している。接続部31の基端31aは、長さ方向Lにおいて、圧電振動片3の重心20Cを含む範囲に分布している。接続部31は、その基端31aから長さ方向Lの+L側かつ幅方向Wの+W側に向かって、基部20と鋭角をなして延びている。すなわち、接続部31は、基部20の長手方向と非垂直に交差する方向へ延びている。接続部31の先端31bは、基端31aよりも長さ方向Lの+L側に配置されている。
振動腕部30は、接続部31の先端31bを基端30aとして、接続部31と連続している。振動腕部30は、第1振動腕部21のうち、均一な幅で直線的に延びる帯状の部分である。振動腕部30の長手方向は、圧電振動子1の長さ方向Lと平行であり、基部20の長手方向とも平行である。振動腕部30には、その長手方向に沿って溝部33が形成されている。振動腕部30の基端30aから先端30bへの向きは、長さ方向Lの+L側から−L側へ向かう向きである。
振動腕部30には、図示略の一対の励起電極が形成されている。一対の励起電極のうち第1励起電極は、接続部31と基部20とに形成された第1配線パターンを介して、第1端子16と電気的に接続されている。一対の励起電極のうち第2励起電極は、接続部31と基部20とに形成された第2配線パターンを介して、第2端子17と電気的に接続されている。一対の励起電極は、第1端子16および第2端子17を介して供給される電力により、振動腕部30のうち圧電材料からなる所定部分に電圧を印加する。振動腕部30は、一対の励起電極から所定部分に電圧が印加されることによって、振動腕部30の基端30aを起点として振動する。
なお、接続部31の先端31bを含む部分は、振動腕部30とともに振動することがありえるが、その振幅が振動腕部30の振幅よりも十分に小さい。すなわち、接続部31の先端31bは、振動する振動腕部の基本波の節の位置またはその近傍の位置に相当する。
ハンマー部32は、振動腕部30の先端30bを基端32aとして、振動腕部30と連続している。ハンマー部32の幅方向Wの寸法(幅)は、振動腕部の幅方向Wの寸法(幅)よりも広い。
第2振動腕部22は、圧電振動片3の重心20Cに関して、第1振動腕部21と回転対称な形状および位置関係である。第2振動腕部22は、第1振動腕部21と同様の構造であり、長手方向を有する振動腕部34と、振動腕部34と基部20とを接続する接続部35と、振動腕部34の先端34bに設けられたハンマー部36とを含む。第2振動腕部22の各部については、第1振動腕部21と重複する説明を簡略化あるいは省略する。
接続部35は、基部20を基端35aとして基部20と連続している。接続部35の基端35aは、基部20の中央部23に対して、第1振動腕部21における接続部31の基端31aと反対側に配置されている。接続部35は、その基端35aから長さ方向Lの−L側かつ幅方向Wの−W側に向かって、基部20と鋭角をなして延びている。すなわち、接続部35の基端35aから先端35bへの向きは、第1振動腕部21における接続部31の基端31aから先端31bへの向きと反対向きである。
振動腕部34は、接続部35の先端35bを基端34aとして、接続部35と連続している。振動腕部34の長手方向は、第1振動腕部21の振動腕部34の長手方向と平行である。振動腕部34には、その長手方向に沿って溝部37が形成されている。振動腕部34の基端34aから先端34bへの向きは、長さ方向Lの−L側から+L側へ向かう向きであり、振動腕部30の基端30aから先端30bへの向きと反対向きである。
振動腕部34には、第1振動腕部21の振動腕部と同様に、一対の励起電極が形成されている。振動腕部34は、その所定部分に一対の励起電極から電圧が印加されることによって、振動腕部34の基端34aを起点として振動する。
次に、第1振動腕部21と第2振動腕部22との位置関係について、より詳しく説明する。第2振動腕部22は、第1端子16と第2端子17との間の、仮想線CLに対して第1振動腕部21と反対側の基部20に接続されている。仮想線CLは、第1端子16と第2端子17とを結ぶ線である。
本実施形態において、第1振動腕部21は、仮想線CLよりも+W側の第1部分21aと、仮想線よりも−W側の第2部分21bとを含み、第1部分21aが第2部分21bよりも大きい。また、第2振動腕部22は、仮想線CLよりも−W側の第3部分22aと、仮想線CLよりも+W側の第4部分22bとを含み、第3部分22aが第4部分22bよりも大きい。第2振動腕部22のうち仮想線CLを境界とする2つの部分で相対的に大きい第3部分22aは、仮想線CLに対して、第1振動腕部21のうち仮想線CLを境界とする2つの部分で相対的に大きい第1部分21aとは反対側に接続されている。
本実施形態においては、第1振動腕部21の第1部分21aが第2部分21bよりも大きいので、第1振動腕部21の重心は、仮想線CLよりも+W側に配置される。また、第2振動腕部22の第3部分22aが第4部分22bよりも大きいので、第2振動腕部22の重心は、仮想線CLよりも−W側に配置される。すなわち、第2振動腕部22の重心は、第1端子16と第2端子17とを結ぶ仮想線CLに対して、第1振動腕部21の重心と反対側に配置される。
本実施形態において、基部20は、長手方向を有する中央部23を含み、第1振動腕部21は、中央部23よりも+W側に配置される。また、第2振動腕部22は、中央部23よりも−W側に配置されている。換言すると、第2振動腕部22は、基部20の中央部23に対して、第1振動腕部21と反対側に配置されている。
上述のような圧電振動片3において、基部20は、第1端子16を含む第1マウント部、及び第2端子17を含む第2マウント部によって、両持ちで支持される。そのため、基部20は、第1端子16と第2端子17との間において、所望の姿勢から傾くこと、撓むことなどが抑制される。第1振動腕部21と第2振動腕部22のそれぞれは、このような第1端子16と第2端子17との間の基部20に接続されているので、所望の姿勢から傾くことなどが抑制される。
また、圧電振動片3は、第2振動腕部22が仮想線CLに対して第1振動腕部21の反対側に接続されているので、仮想線CLを境界として第1振動腕部21の接続側と第2振動腕部22の接続側とで重量のバランスをとりやすい。そのため、圧電振動片3は、例えば仮想線CLの周りで回転するように傾くことが抑制され、安定的に支持される。
圧電振動片3は、安定的に支持可能であるので、第1振動腕部21あるいは第2振動腕部22とパッケージ2との接触を抑制すること、第1振動腕部21あるいは第2振動腕部22が所望の姿勢からのずれることを抑制すること等ができ、例えば所望の振動特性を実現できる。結果として、圧電振動片3を備える圧電振動子1は、振動不良の発生を抑制でき、信頼性が高くなる。
本実施形態において、第1振動腕部21における振動腕部30の基端30aから先端30bへの向きは、第2振動腕部22における振動腕部34の基端34aから先端34bへの向きと反対向きである。そのため、一対の振動腕部が同じ方向に延びている場合と比較して、長手方向の一方側と他方側とで重量のバランスをとりやすく、圧電振動片3を安定的に支持できる。
本実施形態において、基部20の一端部24は、基部20の長手方向と交差する幅方向Wの+W側に延びており、他端部25は、幅方向Wにおいて一端部24と反対向きの−W側に延びている。そのため、幅方向Wの一方側と他方側とで重量のバランスをとりやすく、圧電振動片3を安定的に支持できる。
本実施形態において、第1振動腕部21は、振動腕部30およびハンマー部32を含み、振動腕部30が接続部31により基部20に接続された構造である。そのため、圧電振動片3は、振動腕部30を効率よく振動させることができるとともに、振動腕部30と基部20との間に接続部31が介在することで、振動腕部30と基部20との間における振動の伝播を抑制できる。
本実施形態において、第1振動腕部21の接続部31は、基部20の長手方向と非垂直に交差する方向に延びている。そのため、接続部31が基部20と垂直である場合と比較して、振動腕部30と基部20との間の経路長が長くなり、振動腕部30と基部20との間の振動の伝播を格段に抑制できる。第2振動腕部22に関しても同様に、振動腕部34と基部20との間の振動の伝播を格段に抑制できる。
本実施形態において、第1端子16は、基部20の長手方向の一端部24に配置されているので、第1振動腕部21あるいは第2振動腕部22と基部20との接続位置から第1端子16までの経路長が長くなる。そのため、パッケージにマウントされる第1端子16の位置と、第1振動腕部21あるいは第2振動腕部22との間の振動の伝播を抑制できる。第2端子17に関しても同様に、パッケージにマウントされる第2端子17の位置と、第1振動腕部21あるいは第2振動腕部22との間の振動の伝播を抑制できる。
つまり、基部20の形状が圧電振動片3の重心に対して点対称となる形状であり、かつ、第1振動腕部21と第2振動腕部22のそれぞれの形状が圧電振動片3の重心20Cに対して点対称となる形状であると共に、重心20Cからの距離が略等距離となる位置に一対の端子16、17が形成されているので、圧電振動片3をバランスよく支持することができる。よって圧電振動片3の耐衝撃性を向上させることが可能になる。
つまり、基部20の形状が圧電振動片3の重心に対して点対称となる形状であり、かつ、第1振動腕部21と第2振動腕部22のそれぞれの形状が圧電振動片3の重心20Cに対して点対称となる形状であると共に、重心20Cからの距離が略等距離となる位置に一対の端子16、17が形成されているので、圧電振動片3をバランスよく支持することができる。よって圧電振動片3の耐衝撃性を向上させることが可能になる。
次に、圧電振動片の変形例について説明する。図3は、変形例の圧電振動片6を厚み方向Tから見た平面図である。変形例において、図2の圧電振動片3と同様の構成については、同じ符号を付して説明を簡略化あるいは省略する。
本変形例の圧電振動片6において、基部20は、長さ方向Tに直線的に延びる帯状である。第1端子16は、基部20の中心よりも一端20aに寄せて配置されており、第2端子17は、基部20の中心よりも他端20bに寄せて配置されている。第1端子16と第2端子17とを結ぶ仮想線CLは、基部20の長手方向とほぼ平行である。
図2の圧電振動片3において、第1振動腕部21は仮想線CLをまたいでいたが、本変形例における第1振動腕部21は、仮想線CLを境界とする領域の片側(+W側)のみに配置されている。第2振動腕部22は、仮想線CLに対して第1振動腕部21と反対側(−W側)のみに配置されている。長さ方向Tにおいて、第1振動腕部21の両端の位置は、基部20の両端の位置とほぼ同じであり、第2振動腕部22の両端の位置は、基部20の両端の位置とほぼ同じである。
本変形例の圧電振動片6は、図2を参照して説明した圧電振動片3と同様に、安定的に支持可能であり、この圧電振動片6を備える圧電振動子1は、振動不良の発生を抑制できる。
ここで、圧電振動片6は、図2の圧電振動片3と外形寸法が同じであるものとする。圧電振動片6は、図2の圧電振動片3と比較して、接続部31を長さ方向Lに長くすることができる。そのため、圧電振動片6は、基部20と振動腕部30との間の振動の伝播を抑制できる。また、第2振動腕部22に関しても同様に、基部20と振動腕部34との間の振動の伝播を抑制できる。また、圧電振動片6は、図2の圧電振動片3と比較して、長さ方向Lにおける振動腕部30の長さとハンマー部32の長さの一方または双方を長くすることができる。そのため、圧電振動片6は、第1振動腕部21の設計自由度が高くなり、第2振動腕部22に関しても設計自由度が高くなる。結果として、圧電振動片6は、振動特性の設計自由度が高くなる。
次に、本実施形態に係る発振器について説明する。図4は、本実施形態の発振器100を示す図である。発振器100は、基板101、電子部品102、集積回路103、及び圧電振動子1を備える。電子部品102は、例えばキャパシタなどであり、基板101に実装されている。集積回路103は、発振器用であり、基板101に実装されている。集積回路103は、圧電振動子1と電子部品102のそれぞれと、図示略の配線を介して電気的に接続されている。圧電振動子1は、例えば、基板101において集積回路103の近傍に実装される。圧電振動子1は、図1などを参照して説明した本実施形態の圧電振動子であり、発振子として機能する。発振器100の少なくとも一部は、適宜、図示しない樹脂によりモールドされていてもよい。
発振器100は、圧電振動子1に電力が供給されると、圧電振動子1の圧電振動片が振動する。圧電振動片の振動は、圧電振動片が有する圧電特性により、電気信号へ変換される。この電気信号は、圧電振動子1から集積回路103へ出力される。集積回路103は、圧電振動子1から出力された電気信号に各種処理を実行することで、周波数信号を生成する。
発振器100は、例えば、時計用の単機能発振器、コンピューターなどの各種装置の動作タイミングを制御するタイミング制御装置、時刻あるいはカレンダーなどを提供する装置などに応用できる。集積回路103は、発振器100に要求される機能に応じて構成され、いわゆるRTC(リアルタイムクロック)モジュールを含んでいてもよい。
本実施形態の発振器100は、振動不良の発生が抑制された圧電振動子1を備えているので、例えば圧電振動子1から出力される電気信号のノイズなどが低減される。結果として、例えば集積回路103で電気信号の処理の遅延や不良などが低減され、発振器100は、動作不良の発生が抑制される。
次に、本実施形態に係る電子機器の一つの形態として、携帯情報機器について説明する。この携帯情報機器は、腕時計のような形態であり、一般的な携帯電話よりも格段に小型および軽量であるが、携帯電話と同様の通信が可能である。この携帯情報機器は、文字盤に相当する部分に液晶ディスプレイなどの表示部が配置されており、表示部に時刻情報などを表示可能である。また、この携帯情報機器は、バンドの内側部分にスピーカ、マイクロフォンなどの入出力部が設けられており、入出力部を利用して通話などが可能である。
図5は、本実施形態の携帯情報機器110の一例を示す図である。図5に示す携帯情報機器110は、計時部111、表示部112、通信部113、制御部114、電源部115、電圧検出部116、及び電源遮断部117を備える。
制御部114は、携帯情報機器110の各部を総括的に制御する。例えば、制御部114は、計時部111による時刻の計測、表示部112による情報の表示、通信部113による外部との通信などを制御する。制御部114は、例えば、予めプログラムが書き込まれたROMと、このROMに書き込まれたプログラムを読み出し、このプログラムに従って各種処理を実行するCPUと、このCPUのワークエリアとして使用されるRAMとを含む。
計時部111は、集積回路、及び圧電振動子1を備える。この集積回路は、発振回路、レジスタ回路、カウンタ回路、及びインターフェース回路を含む。圧電振動子1は、図1を参照して説明したような本実施形態に係る圧電振動子である。圧電振動子1は、電力の供給を受けて圧電振動片が振動し、この振動を、圧電振動片が有する圧電特性に応じた電気信号に変換する。圧電振動子1から出力された電気信号は、集積回路の発振回路へ入力される。
計時部111の集積回路において、発振回路の出力は、二値化されてレジスタ回路とカウンタ回路とにより計数される。この計数結果は、インターフェース回路を介して制御部114に供給される。制御部114は、集積回路からの計数結果に基づいて各種演算などを実行することで時刻や日付などを算出し、その算出結果に基づいて、表示部112に時刻、日付、カレンダーなどの各種情報を表示させる。
通信部113は、外部との通信、すなわち外部へのデータの送信および外部からのデータの受信を行う。通信部113は、無線部120、音声処理部121、切替部122、増幅部123、音声入出力部124、電話番号入力部125、着信音発生部126、及び呼制御メモリ部127を含む。
無線部120は、符号化された音声データ等の各種データを、アンテナ128を介して基地局とやりとりする。音声処理部121は、無線部120から入力されたデータを、復号化して増幅部123へ出力する。また、音声処理部121は、増幅部123から入力されたデータを、符号化して無線部120へ出力する。増幅部123は、音声処理部121と音声入出力部124との間の信号の受け渡しを行うとともに、受け渡される信号を適宜、所定のレベルまで増幅する。音声入出力部124は、スピーカおよびマイクロフォンなどを含み、増幅部123からの信号に応じた音声を外部へ出力し、外部から音声の入力を受け付ける。
また、切替部122は、基地局からの呼び出しなどに応じた制御部114からの指令により、着信音発生部126を増幅部123と接続する。着信音発生部126は、基地局からの呼び出しに応じた制御部114からの指令により、着信音のデータを切替部122に出力する。すなわち、制御部114は、基地局からの呼び出しなどに応じて、着信音のデータを増幅部123へ出力させることにより、音声入出力部124によって着信音を出力させる。
呼制御メモリ部127は、通信の発着呼制御に係るプログラムを格納する。また、電話番号入力部125は、例えば0から9の番号キー及びその他のキーを備え、これら番号キー等の押下により、通話先の電話番号等の入力に利用される。
電源部115は、例えばリチウムイオン二次電池を含み、携帯情報機器110の各部へ電力を供給する。電圧検出部116は、電源部115から携帯情報機器110の各部へ供給されている電圧を検出する。電圧検出部116は、検出した電圧が所定値以下になった場合に、電圧が所定値以下であることを制御部114に通知する。この所定値は、通信部113を安定して動作させるために必要とされる電圧として予め設定されている値であり、例えば3V程度である。電圧検出部116から電圧降下の通知を受けた制御部114は、無線部120、音声処理部121、切替部122、及び着信音発生部126を含む複数の機能部の少なくとも一部の動作を、禁止または制限する。この場合に、制御部114は、複数の機能部のうち相対的に消費電力が大きい機能部の動作を、複数の機能部のうち相対的に消費電力が小さい機能部よりも先に禁止または制限する。制御部114は、供給電力の低下によって機能が停止または制限されていることを示す情報を、表示部112に表示させる。この表示は、文字を含んでいてもよいし、記号を含んでいてもよく、例えば表示部112に表示された電話アイコンに×(バツ)印を付ける態様でもよい。電源遮断部117は、複数の機能部のうち、電圧低下により機能が停止する機能部への電力の供給を選択的に停止する。
上述の携帯情報機器110のような本実施形態の電子機器は、振動不良の発生が抑制された圧電振動子1を備えているので、動作不良の発生が抑制される。
次に、電波時計について説明する。電波時計は、表示する時刻を、標準電波から取得される時刻に合わせる機能を有する。標準電波は、タイムコードと呼ばれる時刻情報を含む変調信号によって、所定周波数の搬送波にAM変調をかけたものである。標準電波は、例えば日本国内では、福島県の送信所と佐賀県の送信所とから送信されている。福島県の送信所から送信される標準電波は、搬送波の周波数が40kHzであり、佐賀県の送信所から送信される標準電波は、搬送波の周波数が60kHzである。
図6は、本実施形態の電波時計130を示す図である。この電波時計130は、アンテナ131、アンプ132、フィルタ部133、検波整流回路134、波形整形回路135、CPU136、及びRTC137を備える。
アンテナ131は、標準電波を受信する。アンプ132は、アンテナ131が受信した標準電波の信号を、増幅してフィルタ部133へ出力する。フィルタ部133は、アンプ132からの信号を、濾波、同調して検波整流回路134へ出力する。検波整流回路134は、フィルタ部133からの信号を、検波復調して波形整形回路135へ出力する。波形整形回路135は、検波整流回路134からの信号からタイムコードを取得し、このタイムコードをCPU136へ供給する。CPU136は、タイムコードから現在の年、積算日、曜日、時刻等の時刻に関する情報を取得する。RTC137は、いわゆるリアルタイムクロックであり、現在の年、月、日、時、分、秒などの情報を保持している。CPU136は、タイムコードから取得した時刻に関する情報を、RTC137が保持する情報に反映させる。RTC137が保持する情報は、適宜読みだされて、時刻の表示に利用される。
フィルタ部133は、濾波する信号の周波数に相当する共振周波数の圧電振動子を含む。フィルタ部133において、圧電振動子は、共振子として機能する。例えば、図6の電波時計130は、日本国内での使用が想定されたものであり、フィルタ部133は、共振周波数が40kHzの圧電振動子1aと、共振周波数が60kHzの圧電振動子1bとを含む。なお、日本国内以外の地域での使用が想定される電波時計130は、使用される地域に対応した標準電波の搬送波の周波数に応じて、フィルタ部133の圧電振動子の共振周波数が設定される。
本実施形態において、フィルタ部133の圧電振動子1aと圧電振動子1bは、それぞれ、図1を用いて説明したような本実施形態の圧電振動子である。本実施形態の電波時計130は、振動不良の発生が抑制された圧電振動子1を備えているので、動作不良の発生が抑制される。
なお、本発明の技術範囲は、上述の実施形態あるいは変形例に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態あるいは変形例で説明した要素の1つ以上は、省略されることがある。また、上述の実施形態あるいは変形例で説明した要素は、適宜組み合わせることができる。
なお、上述の実施形態において、圧電振動子1は、セラミックパッケージタイプの圧電振動子であるが、いわゆるガラスパッケージタイプの圧電振動子であってもよい。また、第1ベース基板10及び第2ベース基板11の2枚の基板でベース基板を構成したが、ベース基板は、1枚の基板で構成されていてもよい。
なお、上述の実施形態において、パッケージ本体4は、ベース基板にシールリング12を接合することで、キャビティCとなる凹部が形成されているが、シールリング12を用いる代わりにベース基板に凹部を形成が形成されていてもよい。
なお、上述の実施形態において、第1振動腕部21の振動腕部30と基部20とを接続する接続部31は、中央部23に対して非垂直に延びているが、中央部23と垂直に延びていてもよい。
1 圧電振動子、1a 圧電振動子、1b 圧電振動子、3 圧電振動片、6 圧電振動片、16 第1端子、17 第2端子、20 基部、21 第1振動腕部、22 第2振動腕部、24 一端部、25 他端部、30 振動腕部、31 接続部、32 ハンマー部、34 振動腕部、35 接続部、36 ハンマー部、100 発振器、110 携帯情報機器(電子機器)、111 計時部、130 電波時計、133 フィルタ部
Claims (10)
- 第1振動腕部と第2振動腕部とが接続される基部と、
前記基部に形成される一対の端子と、を備える圧電振動片において、
前記基部の形状が前記圧電振動片の重心に対して点対称となる形状であり、かつ、前記第1振動腕部と前記第2振動腕部のそれぞれの形状が前記圧電振動片の重心に対して点対称となる形状であると共に、前記重心からの距離が略等距離となる位置に前記一対の端子が形成されていることを特徴とする圧電振動片。 - 前記第1振動腕部と前記第2振動腕部の先端には、幅広のハンマー部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動片。
- 前記第1振動腕部と前記第2振動腕部の主面及び裏面の少なくとも一方には、溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧電振動片。
- 前記基部の一方の端部が前記第1振動腕部の先端付近まで延びており、前記基部の他方の端部が前記第2振動腕部の先端付近まで延びていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の圧電振動片。
- 前記一対の端子は前記基部の両端にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の圧電振動片。
- 前記基部は少なくとも1カ所の折れ曲がり部を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の圧電振動片。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載の圧電振動片と、
前記圧電振動片が内部に実装されるパッケージと、を備え、
前記圧電振動片における前記一対の端子がそれぞれ前記パッケージ内におけるマウント電極に電気的に接続されていることを特徴とする圧電振動子。 - 請求項7に記載の圧電振動子と、
前記圧電振動子と電気的に接続された集積回路と、を備える発振器。 - 請求項7に記載の圧電振動子を含む計時部を備える電子機器。
- 請求項7に記載の圧電振動子を含むフィルタ部を備える電波時計。
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