JP2014175576A - 共振器及びこれを用いたレーザー装置、レーザー装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この光蓄積装置1においては、内部に入射カプラ21、反射鏡22〜24が設けられた共振器20に、レーザー発振器11で発振されたパルスレーザー光であるレーザー光200が入射する設定とされる。光検出器35、36の出力に応じてピエゾ素子37を制御する制御部38が設けられる。像反転機構25を用いて、光路中の光の垂直偏光成分における位相を、水平偏光成分の位相からπだけシフトさせることができる。この構成により、光検出器35、36で検出された光強度の差Ia (r)−Ib (r)が零となるように、共振器20における光の位相ずれδを最適化することが可能である。また、偏光板、あるいは像反転機構25の状態を変えずに、δを調整することのみによって、共振器20内で高強度とされる偏光方向の光を切り替え、取り出すことができる。
【選択図】図1
Description
本発明のレーザー光を入射させる入射カプラと反射鏡との間で形成された光路中に前記レーザー光を閉じ込めて強度を増強させる共振器であって、前記共振器内における前記光路を前記レーザー光が1周する間に、前記レーザー光における特定の偏光方向の振動電場の位相を、前記特定の偏光方向と垂直な偏光方向の振動電場の位相からπだけシフトさせる像反転機構を、具備することを特徴とする。
本発明の共振器において、前記像反転機構は、前記光路の光軸上の光を奇数枚の反射面を介して前記光路に戻す構成とされたことを特徴とする。
本発明の共振器において、前記像反転機構は、前記像反転機構が設けられた光軸の回りで回転可能な構成とされたことを特徴とする。
本発明のレーザー装置は、共振器内においてレーザー光が閉じ込められ、前記共振器における前記レーザー光の光路を定める反射鏡の位置が制御されることによって前記共振器における光路長が制御され、前記共振器で増強された前記レーザー光が出力されるレーザー装置であって、前記共振器が用いられ、前記共振器から出力されたレーザー光を透過させるλ/4板と、前記λ/4板を透過後のレーザー光における一方向の偏光成分の光強度を検出する第1の光検出器と、前記λ/4板を透過後のレーザー光における前記一方向と垂直な方向の偏光成分の光強度を検出する第2の光検出器と、前記第1の光検出器で検出された光強度と前記第2の光検出器で検出された光強度とに基づいて前記共振器における前記反射鏡の位置を制御する制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明のレーザー装置の制御方法は、共振器内においてレーザー光が閉じ込められ、前記共振器における前記レーザー光の光路を定める反射鏡の位置を制御することによって前記共振器における光路長を制御するレーザー装置の制御方法であって、前記共振器が用いられ、前記共振器から出力されたレーザー光をλ/4板に透過させた後のレーザー光において、一方向の偏光成分の光強度の第1定数倍と前記一方向と垂直な方向の偏光成分の光強度の第2定数倍との差分が零となるように前記共振器における前記反射鏡の位置を制御することを特徴とする。
本発明のレーザー装置の制御方法は、共振器内においてレーザー光が閉じ込められ、前記共振器における前記レーザー光の光路を定める反射鏡の位置を制御することによって前記共振器における光路長を制御するレーザー装置の制御方法であって、前記共振器が用いられ、前記反射鏡の位置を制御することによって前記光路における位相ずれδを変動させた際の、前記共振器から出力されたレーザー光をλ/4板に透過させた後のレーザー光における、一方向の偏光成分の光強度の第1定数倍と前記一方向と垂直な方向の偏光成分の光強度の第2定数倍との差分の変化を、前記δの変化で除した値の正負を判定し、前記値の正負が切り替わるように前記反射鏡の位置を制御することによって、前記共振器内で閉じ込められる光の偏光方向を設定することを特徴とする。
11 レーザー発振器
20、91 共振器
21 入射カプラ
22〜24、251〜253 反射鏡
25 像反転機構
31、39 λ/2板
32 折り返しミラー
33 λ/4板
34 グラントムソンプリズム
35 光検出器(第1の光検出器)
36 光検出器(第2の光検出器)
37 ピエゾ素子
38、93 制御部
92 偏光子
200 レーザー光
Claims (6)
- レーザー光を入射させる入射カプラと反射鏡との間で形成された光路中に前記レーザー光を閉じ込めて強度を増強させる共振器であって、
前記共振器内における前記光路を前記レーザー光が1周する間に、前記レーザー光における特定の偏光方向の振動電場の位相を、前記特定の偏光方向と垂直な偏光方向の振動電場の位相からπだけシフトさせる像反転機構を、具備することを特徴とする共振器。 - 前記像反転機構は、前記光路の光軸上の光を奇数枚の反射面を介して前記光路に戻す構成とされたことを特徴とする請求項1に記載の共振器。
- 前記像反転機構は、前記像反転機構が設けられた光軸の回りで回転可能な構成とされたことを特徴とする請求項2に記載の共振器。
- 共振器内においてレーザー光が閉じ込められ、前記共振器における前記レーザー光の光路を定める反射鏡の位置が制御されることによって前記共振器における光路長が制御され、前記共振器で増強された前記レーザー光が出力されるレーザー装置であって、
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の共振器が用いられ、
前記共振器から出力されたレーザー光を透過させるλ/4板と、
前記λ/4板を透過後のレーザー光における一方向の偏光成分の光強度を検出する第1の光検出器と、前記λ/4板を透過後のレーザー光における前記一方向と垂直な方向の偏光成分の光強度を検出する第2の光検出器と、
前記第1の光検出器で検出された光強度と前記第2の光検出器で検出された光強度とに基づいて前記共振器における前記反射鏡の位置を制御する制御部と、
を具備することを特徴とするレーザー装置。 - 共振器内においてレーザー光が閉じ込められ、前記共振器における前記レーザー光の光路を定める反射鏡の位置を制御することによって前記共振器における光路長を制御するレーザー装置の制御方法であって、
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の共振器が用いられ、
前記共振器から出力されたレーザー光をλ/4板に透過させた後のレーザー光において、一方向の偏光成分の光強度の第1定数倍と前記一方向と垂直な方向の偏光成分の光強度の第2定数倍との差分が零となるように前記共振器における前記反射鏡の位置を制御することを特徴とするレーザー装置の制御方法。 - 共振器内においてレーザー光が閉じ込められ、前記共振器における前記レーザー光の光路を定める反射鏡の位置を制御することによって前記共振器における光路長を制御するレーザー装置の制御方法であって、
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の共振器が用いられ、
前記反射鏡の位置を制御することによって前記光路における位相ずれδを変動させた際の、前記共振器から出力されたレーザー光をλ/4板に透過させた後のレーザー光における、一方向の偏光成分の光強度の第1定数倍と前記一方向と垂直な方向の偏光成分の光強度の第2定数倍との差分の変化を、前記δの変化で除した値の正負を判定し、前記値の正負が切り替わるように前記反射鏡の位置を制御することによって、前記共振器内で閉じ込められる光の偏光方向を設定することを特徴とするレーザー装置の制御方法。
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JP2017139344A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 国立大学法人大阪大学 | 共振器およびレーザ装置 |
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JP2017139344A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 国立大学法人大阪大学 | 共振器およびレーザ装置 |
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