JP2014139546A - 磁場計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術に比べて簡素な構成によって、プローブ光に沿った方向の磁場勾配を計測する。
【解決手段】プローブ光照射部3は、プローブ光を照射する。ガスセル1は、プローブ光の光軸上に配置され、プローブ光に対して第1軸および第2軸について線形二色性を示す。ガスセル2は、プローブ光の光軸上においてガスセル1に対してプローブ光照射部3の反対側に配置され、プローブ光に対して第1軸および第2軸と異なる第3軸および第4軸について線形二色性を示す。計測部4は、ガスセル1およびガスセル2を透過したプローブ光の偏光面の変化量に基づいて、ガスセル1における磁場とガスセル2における磁場との差を計測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光を利用した磁場計測装置に関する。
光を利用した磁場計測装置には、例えば、心臓からの磁場(心磁)や脳からの磁場(脳磁)など微小な磁場を計測するものがあり、医療画像診断装置などへの応用が期待されている。磁場の計測には、磁気モーメントに偏極を生じさせる媒体が用いられる。この媒体としては、窒素による格子欠陥を設けたダイヤモンドといった固体素子や、アルカリ金属原子などのガスを封入したガスセルを用いる。この素子にポンプ光を照射することで素子内の原子のエネルギーが磁場に応じて励起され、この素子を透過したプローブ光の偏光面は磁気光学効果により回転する。磁場計測装置は、この偏光面の回転角度を磁場情報として計測する。特許文献1には、横方向光ポンピング方式を組み合わせた磁場勾配磁力計が記載されている。
特開2009−162554号公報
しかし、特許文献1に開示された方式の磁場勾配磁力計は、同文献の図中に示されたy方向の磁場勾配を計測するものであり、x方向の磁場勾配を計測するものではない。すなわち、特許文献1に開示された方式の磁場勾配磁力計は、プローブ光に沿った方向の磁場勾配を計測することができない。
また、特許文献1に開示された方式の磁場勾配磁力計は、半波長板や円偏光のポンプ光を生成する光学系が必要となり、複雑かつ高価である。
本発明は、従来技術に比べて簡素な構成によって、プローブ光に沿った方向の磁場勾配を計測する技術を提供する。
上述した課題を解決するため、本発明に係る磁場計測装置は、プローブ光を照射するプローブ光照射部と、前記プローブ光の光軸上に配置され、前記プローブ光に対して第1軸および第2軸について線形二色性を示す第1媒体と、前記プローブ光の光軸上において前記第1媒体に対して前記照射部の反対側に配置され、前記プローブ光に対して前記第1軸および前記第2軸と異なる第3軸および第4軸について線形二色性を示す第2媒体と、前記第1媒体および前記第2媒体を透過した前記プローブ光の偏光面の変化量に基づいて、前記第1媒体における磁場と前記第2媒体における磁場との差を計測する計測部とを有する。
この構成によれば、従来技術に比べて簡素な構成によって、プローブ光に沿った方向の磁場勾配を計測することができる。
好ましくは、上述の態様において、前記第1媒体に第1ポンプ光を照射する第1照射部と、前記第2媒体に第2ポンプ光を照射する第2照射部とを有し、前記第1媒体は、前記第1ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含み、前記第2媒体は、前記第2ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含むとよい。
この構成によれば、各媒体にそれぞれ照射するポンプ光を調整することにより、プローブ光に沿った方向の磁場勾配を計測することができる。
好ましくは、上述の態様において、前記第1照射部は、前記第2照射部が前記第2ポンプ光を照射する方向と平行ではない方向に、前記第1ポンプ光を照射するとよい。
この構成によれば、各媒体にそれぞれ照射するポンプ光を調整することができる。
また、好ましくは、上述の態様において、前記第1媒体と、前記第2媒体とに挟まれた位置に配置され、照射された光を分離して、当該第1媒体に向けて伝播する第1ポンプ光を生成するとともに、当該第2媒体に向けて伝播する第2ポンプ光を生成するビームスプリッターと、前記ビームスプリッターに向けて前記光を照射する第3照射部とを有し、前記第1媒体は、前記第1ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含み、前記第2媒体は、前記第2ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含むとよい。
この構成によれば、照射する光を1つにすることができる。
また、好ましくは、上述の態様において、前記第1媒体と、前記第2媒体とに挟まれた位置にそれぞれ配置され、照射された光を分離して、当該第1媒体に向けて伝播する第1ポンプ光を生成するとともに、当該第2媒体に向けて伝播する第2ポンプ光を生成する複数のビームスプリッターと、前記複数のビームスプリッターのそれぞれに対応付けられ、対応する前記ビームスプリッターに向けて前記光を照射する複数の第3照射部と、前記各第3照射部が照射する各光の強度を変調させる変調部とを有し、前記第1媒体は、前記第1ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含み、前記第2媒体は、前記第2ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含み、前記各ビームスプリッターが生成する前記各第1ポンプ光は、予め定められた位相差を有し、前記各ビームスプリッターが生成する前記各第2ポンプ光は、前記位相差を有し、前記変調部は、前記位相差に応じた周波数で前記各光の強度を変調させるとよい。
この構成によれば、磁場の測定範囲を拡大することができる。
本発明の第1実施形態に係る磁場計測装置の全体構成を示す図である。 ガスセル1の内部のアライメントとプローブ光の状態を示した図である。 ガスセル2の内部のアライメントとプローブ光の状態を示した図である。 アライメント方位角と計測部の出力との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る磁場計測装置の全体構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る磁場計測装置の全体構成を示す図である。
1.第1実施形態
1−1.構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る磁場計測装置9の全体構成を示す図である。以下、図において、磁場計測装置9の各構成の配置を説明するため、各構成が配置される空間をXYZ左手系座標空間として表す。また、内側が白い円の中に交差する2本の線分を描いた記号は、紙面手前側から奥側に向かう矢印を表している。空間においてX軸に沿う方向をX軸方向という。また、X軸方向のうち、X成分が増加する方向を+X方向といい、X成分が減少する方向を−X方向という。同様に、Y、Z成分についても、Y軸方向、+Y方向、−Y方向、Z軸方向、+Z方向、−Z方向を定義する。
磁場計測装置9は、ガスセル1と、このガスセル1の+Z方向に配置されたガスセル2とを有し、且つ、ガスセル1にポンプ光(以下、第1ポンプ光という)を照射する第1照射部5と、ガスセル2にポンプ光(以下、第2ポンプ光という)を照射する第2照射部6とを有する。そして、磁場計測装置9は、ガスセル1およびガスセル2(以下、これらを区別しない場合、単に「ガスセル」という)の配列方向に沿って、すなわち+Z方向にプローブ光を照射するプローブ光照射部3と、これらガスセルを透過したプローブ光を受けてその偏光面の変化を検知し、ガスセル1における磁場(以下、第1磁場という)と、ガスセル2における磁場(以下、第2磁場という)との強さの差分を計測する計測部4とを有する。
2つのガスセルは、ポンプ光により励起される複数の気体原子からなる原子群が封入されたガラス製のセル(素子)である。ここで気体原子とは、例えばカリウム(K)や、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)などのアルカリ金属原子である。これら気体原子は、透過する光の偏光面を磁場の強さに応じて回転させる媒体としての性質を有する。ガスセルは、プローブ光照射部3から照射されたプローブ光を透過させる。ガスセルを透過したプローブ光は、計測部4に受光される。なお、ガスセルの材質はガラスに限られず、光を透過する材質であれば、樹脂などであってもよい。
プローブ光照射部3は、ガスセル1およびガスセル2に封入された原子の超微細構造準位の遷移に対応した周波数のレーザー光をプローブ光として出力するレーザー光出力装置である。例えば、このレーザー光の波長は、ガスセル内に封入されたセシウムのD1線の超微細構造量子数F=4からF´=3の状態の遷移に対応する波長で約894nmである。
プローブ光照射部3は、ガスセル1から見て−Z方向に配置されており、+Z方向に伝播するプローブ光をガスセル1に向けて照射する。ガスセル2は、ガスセル1から見て+Z方向に配置されており、ガスセル1を透過したプローブ光が照射され、これを透過させる。したがって、ガスセル1は、プローブ光の光軸上に配置されている媒体の一例であり、ガスセル2は、プローブ光の光軸上においてガスセル1より下流、すなわちガスセル1に対してプローブ光照射部3の反対側に配置されている媒体の一例である。また、プローブ光照射部3は、ガスセル1およびガスセル2を連続して透過するプローブ光を照射する照射部の一例である。
第1照射部5は、ガスセル1から見て−X方向に配置されており、+X方向に伝播し、Y軸方向に沿って振動する直線偏光である第1ポンプ光をガスセル1に向けて照射する。
第2照射部6は、ガスセル2から見て−Y方向に配置されており、+Y方向に伝播しX軸方向に沿って振動する直線偏光である第2ポンプ光をガスセル2に向けて照射する。
1−2.動作
ガスセルに封入された気体原子に直線偏光が照射されると、気体原子が光ポンピングされ、エネルギーが変化した際に生じる磁気モーメントの確率分布は、球形の原点対称な分布から変化する。例えば、超微細構造量子数F→F´=F−1のエネルギー遷移のときにおいて、気体原子の磁気モーメントの確率分布はその直線偏光の振動の向きに沿って伸びる領域に応じた形状となる。この偏った確率分布をアライメントという。アライメントは磁場の方向を回転軸としてその磁場の強さに応じた角度の回転をする。そして、アライメントを通過するプローブ光は、そのアライメントの方向に沿った成分よりも、そのアライメントに垂直な方向の成分がより多く吸収されるため、結果としてその偏光面は回転する。
図2は、ガスセル1の内部のアライメントとプローブ光の状態を示した図である。第1照射部5から第1ポンプ光が照射されるとガスセル1内の気体原子にはアライメントが生じる。ガスセル1において仮にZ軸方向の磁場の強さが0だとすると、生じたアライメントはZ軸を回転軸として回転しないため、第1ポンプ光の振動方向であるY方向に沿ったものとなる。実際には、ガスセル1にはZ軸方向の第1磁場がかかっているため、アライメントはZ軸を回転軸として歳差運動をする。そして、第1ポンプ光による光ポンピング作用と原子のセル内壁への衝突などによる緩和作用とが加わることによりアライメントはY軸に対して、この第1磁場の強さに応じた角度(θ1)だけ回転した配置で定常状態となる。このときのアライメントが向いた方向をΘpとする。なお、アライメントは、+Z方向の第1磁場の強さに応じて、+Z方向に沿って見たときにZ軸を回転軸として時計回りに回転する。
Θsは、XY平面上において、アライメントの向きであるΘpに垂直な方向である。+Z方向に伝播するプローブ光の偏光面は、アライメントの影響を受ける。ガスセル1は、アライメントにより線形二色性を示す。線形二色性とは、アライメントに沿った方向と、アライメントに垂直な方向とで直線偏光の透過率が異なる性質をいう。具体的には、アライメントに沿った方向(第1軸:Θpの方向)よりも、アライメントに垂直な方向(第2軸:Θsの方向)の成分が多く吸収されるため、プローブ光の偏光面は、アライメントに沿った方向に近づくように回転する。すなわち、ガスセル1は、プローブ光に対して、上述した第1軸および第2軸について線形二色性を示す。
例えば、図2に示すように、ガスセル1に入射するプローブ光の振動がベクトルE0に沿ったものである場合、アライメントは、このプローブ光のうちΘpに沿った成分をtpの透過率で透過し、Θsに沿った成分をtsの透過率で透過する。線形二色性によりts<tpであるため、ガスセル1を透過したプローブ光の偏光面は、アライメントに沿った方向に近づくように回転し、ベクトルE1に沿ったものとなる。
ここで、ガスセル1に入射する前のプローブ光の振動を示すベクトルE0の絶対値を「E0」とし、このベクトルE0のY軸に対する角度をγとし、アライメントの+Z方向の第1磁場の強さに応じた回転角をθ1とすると、ガスセル1を透過した後のプローブ光の振動を示すベクトルE1の(Θs,Θp)の座標系における各成分は、以下の式(1)によって算出される。
Figure 2014139546
図3は、ガスセル2の内部のアライメントとプローブ光の状態を示した図である。第2照射部6から第2ポンプ光が照射されるとガスセル2内の気体原子にはアライメントが生じる。ガスセル2は、アライメントにより線形二色性を示す。ガスセル2において仮にZ軸方向の磁場の強さが0だとすると、生じたアライメントはZ軸を回転軸として回転しないため、第2ポンプ光の振動方向であるX方向に沿ったものとなる。実際には、ガスセル1にはZ軸方向の第2磁場がかかっているため、アライメントはZ軸を回転軸として歳差運動をする。そして、第2ポンプ光による光ポンピング作用と原子のセル内壁への衝突などによる緩和作用とが加わることによりアライメントはX軸に対して、この第2磁場の強さに応じた角度(θ2)だけ回転した配置で定常状態となる。このときのアライメントが向いた方向をΘpとし、XY平面上においてΘpに垂直な方向をΘsとする。
図3に示すように、ガスセル2にはガスセル1を透過したプローブ光が入射しており、その振動はベクトルE1に沿ったものである。上述した通り、アライメントは、プローブ光のうちΘp(第3軸)に沿った成分をtpの透過率で透過し、Θs(第4軸)に沿った成分をtsの透過率で透過する。線形二色性によりts<tpであるため、ガスセル2を透過したプローブ光の偏光面は、アライメントに沿った方向に近づくように回転し、ベクトルE2に沿ったものとなる。すなわち、ガスセル2は、プローブ光に対して、上述した第1軸および前記第2軸と異なる第3軸および第4軸について線形二色性を示す。
ここで、ガスセル1を透過することによってプローブ光の振動方向は、図2に示した通り、ベクトルE0からベクトルE1へ変化しており、+Z方向に沿って見たときに反時計回りに回転する。一方、ガスセル2を透過することによってプローブ光の振動方向は、図3に示した通り、ベクトルE1からベクトルE2へ変化しており、+Z方向に沿って見たときにガスセル1を透過するときとは反対の時計回りに回転する。これは、ガスセル1のアライメントと、ガスセル2のアライメントとが、プローブ光の振動方向を挟むようにしてそれぞれ発生し、プローブ光の偏光面を互いに反対の方向に回転させているからである。すなわち、ガスセル1は、第1磁場の中にあって、透過する光の偏光面を第1磁場の強さに応じて第1の方向に回転させる媒体であり、ガスセル2は、第2磁場の中にあって、透過する光の偏光面を第2磁場の強さに応じて第1の方向と反対の第2の方向に回転させる媒体である。
ガスセル2内のアライメントの+Z方向の第2磁場の強さに応じた回転角をθ2とすると、ガスセル2の(Θs,Θp)座標系は、ガスセル1の(Θs,Θp)座標系に対して(π/2−θ1+θ2)だけ時計回りに回転している。したがって、ガスセル2を透過した後のプローブ光の振動を示すベクトルE2の(Θs,Θp)の座標系における各成分は、以下の式(2)によって算出される。
Figure 2014139546
図3に示すα軸は、プローブ光照射部3から照射されたガスセル1に入射する前のプローブ光の振動方向を、+Z方向に沿って見たときにπ/4(すなわち、45度)だけ時計回りに回転させた軸である。また、β軸は、ガスセル1に入射する前のプローブ光の振動方向を、+Z方向に沿って見たときにπ/4(すなわち、45度)だけ反時計回りに回転させた軸である。したがって、α軸とβ軸とは互いに直交する。
計測部4は、偏光ビームスプリッターやウォラストンプリズムとフォトディテクタとの組み合わせなどにより、ガスセル2を透過したプローブ光をα軸に沿った成分とβ軸に沿った成分とに分離してそれぞれの光強度を計測し、これらの和と差に応じた信号を出力する。上述した式(2)で算出されるベクトルE2は、ガスセル2の(Θs,Θp)座標系で表されたものであり、(α,β)座標系は、ガスセル2の(Θs,Θp)座標系に(−3π/4−γ−θ2)だけ時計回りに回転している。したがって、α軸に沿った成分の光強度がEα、α軸に沿った成分の光強度がEβとすると、これらは、以下の式(3)によって算出される。
Figure 2014139546
そして、EαおよびEβは、式(1)(2)(3)を合わせると、上述したE0、γ、θ1、θ2、ts、tpでそれぞれ表され、EαおよびEβの実測値と、ベクトルE0との関係から計測部4は、ベクトルE0からベクトルE2への変化量を求める。そして、この変化量に基づいて、計測部4は、ガスセル1における磁場と、ガスセル2における磁場との強さの差分を計測する。
ここで、アライメントに沿った方向と、プローブ光の振動方向とが成す角を「アライメント方位角」という。
Z軸方向の磁場が0であると仮定すると、ガスセル1においてアライメントはY軸方向に沿った配置になる。上述したように、ガスセル1に入射するプローブ光の振動をベクトルE0で表し、このベクトルE0のY軸に対する角度をγとすると、アライメント方位角はγである。
また、計測部4は、上述したα軸とβ軸とによって表される(α,β)座標系によって、ガスセル2を透過した後のプローブ光の振動を示すベクトルE2を計測し、次式(4)に示すように、α軸およびβ軸に沿った各成分の二乗和W+と二乗差W-とをそれぞれ演算して出力する。
Figure 2014139546
図4は、アライメント方位角γと計測部4の出力との関係を示す図である。この図4では、Z軸方向の磁場が0であるという仮定の下、アライメント方位角に対する二乗和W+および二乗差W-の変化を表している。図4の結果から、二乗差W-の信号は、アライメント方位角γに対してπ(180度)を周期として振動することが分かる。
そして、アライメント方位角γが例えば図4に示した、−112.5度から−67.5度まで、−22.5度から22.5度まで、または67.5度から112.5度までのいずれかの範囲内にある場合に、アライメント方位角γ(入力)に対して二乗差W-の信号(出力)はほぼ線形になっていて、その二次微分(傾き)の絶対値は他の範囲におけるそれと比べると大きい。すなわち、これらの範囲では、他の範囲に比べてアライメント方位角γの変化に対する二乗差W-の変化の割合が高い。
したがって、アライメント方位角γがこれらの範囲に収まるように、プローブ光照射部3から照射されるプローブ光の偏光面を調整することで、二乗差W-の変化は、Z軸方向の磁場の強さによるアライメントの回転角度を高い感度で観測することが可能となる。
以上説明した通り、第1実施形態に示した磁場計測装置9は、ポンプ光およびプローブ光が直線偏光で構成されており、且つ、波長板が不要であるから、構造が簡素である。そして、この磁場計測装置9は、透過するプローブ光の回転方向がガスセル1とガスセル2とで相殺されるため、ガスセル1を透過する前のプローブ光と、ガスセル2を透過した後のプローブ光との比較によって、プローブ光に沿った方向の磁場勾配を計測することができる。
なお、上述したベクトルE0のY軸に対する角度γは、計測部4が、ベクトルE0からベクトルE2への変化量を求めることができる角度であれば、特に限定するものではないが、22.5度または67.5度が好ましい。γをこれらの角度とすることにより、他の角度とする場合に比べて、上述した変化量の検出感度が向上するからである。
2.第2実施形態
図5は、本発明の第2実施形態に係る磁場計測装置9aの全体構成を示す図である。磁場計測装置9aは、ガスセル1、ガスセル2、プローブ光照射部3、および計測部4を有する点において、上述した磁場計測装置9と共通する。しかし、磁場計測装置9aは、第1照射部5および第2照射部6を有しておらず、第3照射部7と、ビームスプリッター8とを有している。
図5(a)に示すように、ビームスプリッター8は、ガスセル1と、ガスセル2とに挟まれた位置に配置されており、照射された光を分離して、+Z方向と−Z方向とにそれぞれ伝播する2つの光を生成する。第3照射部7は、ビームスプリッター8から見て−X方向に配置され、+X方向に伝播する光をビームスプリッター8に向けて照射する。第3照射部7が照射する光は、Y軸方向に対してπ/4(45度)だけ傾いて振動する光である。
Y軸に沿って見ると、ビームスプリッター8は、図5(b)に示すように面F1と面F2とを有している。面F1は、偏光ビームスプリッターと同様の機能を果たす。すなわち、第3照射部7が照射する光のうち、S偏光をガスセル1の方向(−Z方向)に反射し、P偏光を透過する。面F2は、面F1を透過したP偏光をガスセル2の方向(+Z方向)に全反射する。これにより、ガスセル1にはY軸方向に沿って振動する第1ポンプ光が照射され、ガスセル2にはX軸方向に沿って振動する第2ポンプ光が照射されるので、上述した第1実施形態と同様の光ポンピング効果が生じる。
3.第3実施形態
図6は、本発明の第3実施形態に係る磁場計測装置9bの全体構成を示す図である。磁場計測装置9bは、ガスセル1、ガスセル2、プローブ光照射部3、および計測部4を有する点において、上述した磁場計測装置9および磁場計測装置9aと共通する。しかし、磁場計測装置9bは、第1照射部5および第2照射部6を有していない。
磁場計測装置9bは、磁場計測装置9aにおいて1つだけ備えられていた第3照射部7に代えて、複数の照射部、すなわち第4照射部71と第5照射部72とを有し、さらに第4照射部71および第5照射部72のそれぞれを制御して、照射する光の強度を変化させる変調部70を有する。
また、磁場計測装置9bは、磁場計測装置9aにおいて1つだけ備えられていたビームスプリッター8に代えて、複数のビームスプリッター、すなわち第1ビームスプリッター81と第2ビームスプリッター82とを有する。
図6(a)に示すように、第1ビームスプリッター81および第2ビームスプリッター82は、いずれもガスセル1と、ガスセル2とに挟まれた位置に配置されている。これらのビームスプリッターは、照射された光を分離して、+Z方向と−Z方向とにそれぞれ伝播する2つの光を生成する。
第1ビームスプリッター81および第2ビームスプリッター82は、いずれも磁場計測装置9aに示したビームスプリッター8と同様の構成であるが、上下方向(Z軸方向)に逆に配置されている。したがって、例えば、第1ビームスプリッター81は、S偏光をガスセル2の方向(+Z方向)に伝播させ、P偏光をガスセル1の方向(−Z方向)に伝播させるとすると、第2ビームスプリッター82は、これとは反対に、S偏光をガスセル1の方向(−Z方向)に伝播させ、P偏光をガスセル2の方向(+Z方向)に伝播させる。
第4照射部71は、第1ビームスプリッター81から見て−X方向に配置され、+X方向に伝播する光を第1ビームスプリッター81に向けて照射する。第4照射部71が照射する光は、Y軸方向に対してπ/4(45度)だけ傾いて振動する光である。
第5照射部72は、第2ビームスプリッター82から見て−X方向に配置され、+X方向に伝播する光を第2ビームスプリッター82に向けて照射する。第5照射部72が照射する光は、Y軸方向に対してπ/4(45度)だけ傾いて振動する光である。
変調部70は、第4照射部71が照射する光の強度と、第5照射部72が照射する光の強度とを交互に増減させる。計測部4は、ガスセル1とガスセル2の各磁場の平均値を算出しており、算出した平均値を変調部70に伝えている。変調部70は、磁場の平均値を計測部4から受け取る。そして変調部70は、第4照射部71および第5照射部72がそれぞれ照射する光の強度を増減させる周波数(変調周波数)を、受け取ったこの磁場の平均値に対応する周波数(歳差運動周波数)になるように制御する。これにより、ガスセル1とガスセル2とにそれぞれ封入された気体原子のアライメントは、π/2(90度)の位相差を持って歳差運動をする。
また、変調部70は、プローブ光照射部3が照射するプローブ光を、第4照射部71が照射する光に対してγの位相差を保ちつつ光強度変調させる。そして、歳差運動周波数の基準信号を参照信号としてロックインアンプ検出をすることにより、磁場計測装置9bの計測部4は、ガスセル1における磁場と、ガスセル2における磁場との強さの差分を計測する。
以上、説明した通り、変調部70によって、ポンプ光とプローブ光とを気体原子の歳差運動周波数に変調するため、磁場測定範囲を拡大することができる。
4.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
4−1.変形例1
上述した実施形態において、磁場計測装置9は、気体原子が封入されたガラス製のセル(素子)であるガスセルを備えていたが、透過する光の偏光面を磁場の強さに応じて回転させる媒体として、気体原子以外の媒体を用いてもよい。例えば、磁場計測装置9は、窒素による格子欠陥を設けたダイヤモンドといった固体素子を、上記の媒体として用いてもよい。
4−2.変形例2
上述した実施形態において、磁場計測装置9は、プローブ光が各ガスセルを一回しか透過しない構成(すなわち、シングルパスの構成)であったが、ミラーを用いてプローブ光を反射させることにより、複数回にわたってガスセルを透過させる構成(マルチパスの構成)であってもよい。例えば、磁場計測装置9は、ガスセル2を透過した後のプローブ光をミラーにより反射させ、その反射光を再びガスセル2に透過させ、透過したその反射光をさらにガスセル1に透過させる構成(ダブルパスの構成)にしてもよい。また、プローブ光の反射回数は1回に限られず、反射鏡(ミラー)などの光学系を複数箇所に設置することなどにより2回以上としてもよい。これにより、ガスセル1,2の入射光量に依存する感度の差違が少なくなり、磁場勾配の計測感度は向上する。
4−3.変形例3
上述した第1実施形態において、第1ポンプ光はX方向に伝播させられ、第2ポンプ光はY方向に伝播させられていたが、これらの方向は互いに直交していなくてもよい。要するに、第1照射部5は、第2照射部6が第2ポンプ光を照射する方向と平行ではない方向に、第1ポンプ光を照射すればよく、その結果、ガスセル1のアライメントと、ガスセル2のアライメントとが、プローブ光の振動方向を挟むようにしてそれぞれ発生し、プローブ光の偏光面を互いに反対の方向に回転させるように作用すればよい。
4−4.変形例4
上述した第3実施形態において、磁場計測装置9bは、照射部およびビームスプリッターをそれぞれ2つずつ有していたが、これらをそれぞれ3つ以上、有していてもよい。この場合であっても、各ビームスプリッターからガスセル1に照射される第1ポンプ光が位相差を有し、且つ、各ビームスプリッターからガスセル2に照射される第2ポンプ光が位相差を有していればよい。そして、変調部70は、各照射部が照射する各光の強度を、その位相差に応じた周波数で変調させればよい。
1…ガスセル、2…ガスセル、3…プローブ光照射部、4…計測部、5…第1照射部、6…第2照射部、7…第3照射部、70…変調部、71…第4照射部、72…第5照射部、8…ビームスプリッター、81…第1ビームスプリッター、82…第2ビームスプリッター、9(9a,9b)…磁場計測装置

Claims (5)

  1. プローブ光を照射するプローブ光照射部と、
    前記プローブ光の光軸上に配置され、前記プローブ光に対して第1軸および第2軸について線形二色性を示す第1媒体と、
    前記プローブ光の光軸上において前記第1媒体に対して前記照射部の反対側に配置され、前記プローブ光に対して前記第1軸および前記第2軸と異なる第3軸および第4軸について線形二色性を示す第2媒体と、
    前記第1媒体および前記第2媒体を透過した前記プローブ光の偏光面の変化量に基づいて、前記第1媒体における磁場と前記第2媒体における磁場との差を計測する計測部と
    を有する磁場計測装置。
  2. 前記第1媒体に第1ポンプ光を照射する第1照射部と、
    前記第2媒体に第2ポンプ光を照射する第2照射部とを有し、
    前記第1媒体は、前記第1ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含み、
    前記第2媒体は、前記第2ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁場計測装置。
  3. 前記第1照射部は、前記第2照射部が前記第2ポンプ光を照射する方向と平行ではない方向に、前記第1ポンプ光を照射する
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁場計測装置。
  4. 前記第1媒体と、前記第2媒体とに挟まれた位置に配置され、照射された光を分離して、当該第1媒体に向けて伝播する第1ポンプ光を生成するとともに、当該第2媒体に向けて伝播する第2ポンプ光を生成するビームスプリッターと、
    前記ビームスプリッターに向けて前記光を照射する第3照射部とを有し、
    前記第1媒体は、前記第1ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含み、
    前記第2媒体は、前記第2ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁場計測装置。
  5. 前記第1媒体と、前記第2媒体とに挟まれた位置にそれぞれ配置され、照射された光を分離して、当該第1媒体に向けて伝播する第1ポンプ光を生成するとともに、当該第2媒体に向けて伝播する第2ポンプ光を生成する複数のビームスプリッターと、
    前記複数のビームスプリッターのそれぞれに対応付けられ、対応する前記ビームスプリッターに向けて前記光を照射する複数の第3照射部と、
    前記各第3照射部が照射する各光の強度を変調させる変調部とを有し、
    前記第1媒体は、前記第1ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含み、
    前記第2媒体は、前記第2ポンプ光により励起される複数の原子からなる原子群を内部に含み、
    前記各ビームスプリッターが生成する前記各第1ポンプ光は、予め定められた位相差を有し、
    前記各ビームスプリッターが生成する前記各第2ポンプ光は、前記位相差を有し、
    前記変調部は、前記位相差に応じた周波数で前記各光の強度を変調させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁場計測装置。
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