JP2014175127A - 電池モジュール及び電池モジュールシステム - Google Patents

電池モジュール及び電池モジュールシステム Download PDF

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Abstract

【課題】電池を多直列接続、多並列接続して組電池を構成し、大容量化、高電圧化を図る場合であっても、サブバッテリパックモジュールを劣化、故障等により交換する場合でも、容易、かつ、安全に行う。
【解決手段】実施形態の電池モジュールは、複数の電池モジュールを並列接続して組電池装置を構成する電池モジュールである。過電流遮断手段は、基本電池ユニットが直列接続され、各基本電池ユニット毎に電圧測定が可能な複数の電圧検出線に挿入され、当該電圧検出線を過電流が流れた場合に、当該過電流を遮断する。電圧緩衝手段は、電圧検出線に挿入され、他の電池モジュールを構成している基本電池ユニットの電圧と、当該電池モジュールを構成している前記基本電池ユニットの電圧を徐々に一致させる。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電池モジュール及び電池モジュールシステムに関する。
従来、リチウムイオン電池(LIB)を産業機器や車載用機器に適用するには、1セルでは電圧が低いため、必ず多直列にセルをつなぎ合わせて、組電池を形成する必要があった(例えば、特許文献1参照)。
一方、産業向けには平均作動電圧48V程度の鉛蓄電池を用いた中大型電動機器が多数存在する。
近年、鉛蓄電池からより高性能なリチウムイオン電池に電池を切り替える動きが活発になってきているが、例えば平均作動電圧が48Vの中大型電動機器では、最大充電電圧が60V、放電終止電圧(最小放電電圧)がそのモーターの下限性能の30V程度まで稼動することが要求される。
特開2009−277647号公報
ところで、大電力供給の要求に応えるため、組電池を駆動電源あるいは補助電源に利用するシステムにおいては、高性能化及び使用可能時間の長時間化を目的として、高容量化の要望が高くなってきている。
このための手法として、電池を多数直列に接続して電池群を構成し、この電池群を並列接続することにより組電池を構成した組電池装置が用いられている。
この場合において、電池の取り扱いを容易とするため、複数の電池を並列及び直列接続し、モジュール化電池として構成している場合がある。
このような電池モジュールを構成している電池の劣化や故障により、モジュール化電池を交換する場合、使用中のモジュール化電池との電位差がある場合、そのまま接続すると、お互いの電圧差により、接続時にアーク放電などが発生する虞があるため、モジュール化電池の電圧を調整してから接続する必要があり、手間がかかっていた。
そこで、本発明は、電池を多直列接続、多並列接続して組電池を構成し、大容量化、高電圧化を図る場合であっても、サブバッテリパックモジュールを劣化、故障等により交換する場合でも、容易、かつ、安全に行うことができ、メンテナンス性が向上することが可能な電池モジュール及び電池モジュールシステムを提供することを目的としている。
実施形態の電池モジュールは、複数の電池モジュールを並列接続して組電池装置を構成する電池モジュールである。
過電流遮断手段は、基本電池ユニットが直列接続され、各基本電池ユニット毎に電圧測定が可能な複数の電圧検出線に挿入され、当該電圧検出線を過電流が流れた場合に、当該過電流を遮断する。
電圧緩衝手段は、電圧検出線に挿入され、他の電池モジュールを構成している基本電池ユニットの電圧と、当該電池モジュールを構成している基本電池ユニットの電圧を徐々に一致させる。
図1は、実施形態の電池モジュールシステムを電源バックアップシステムの電気系統に適用した場合の概要構成ブロック図である。 図2は、実施形態のサブバッテリパックモジュール(バッテリパックモジュール)の構成説明図である。
次に実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の電池モジュールシステムを電源バックアップシステムの電気系統に適用した場合の概要構成ブロック図である。
電源バックアップシステムの電気系統10は、大別すると負荷Lの駆動用電源を供給する電池モジュールシステム11と、電池モジュールシステム11の充電がなされるとともに、商用電源からの電源供給ができなくなった場合に、電池モジュールシステム11によりバックアップ対象として電源供給がされる負荷12と、を備えている。
電池モジュールシステム11は、組電池装置として機能する複数のサブバッテリパックモジュール13が並列接続されたバッテリパックモジュール14と、バッテリパックモジュール14の状態を監視してバッテリーパック14と負荷Lおよび主電源との接続を制御するバッテリマネジメントユニット(BMU:Battery Management Unit)15と、電源線の過電流保護ヒューズ素子19と、バッテリパックモジュール14を後述の負荷Lに接続するための開閉器20と、を備えている。
なお、本実施形態ではBMU15が状態監視及び負荷及び主電源との制御を行っているが、これらの機能をBMU及びBCU(Battery Control Unit)に分けて実行する形態であってもよい。
ここで、サブバッテリパックモジュール13には、2種類有り、他の並列接続されたサブバッテリパックモジュール13を構成している後述の基本電池ユニットの電圧を電圧検出線を介して検出する電池電圧検出部BSを備えたサブバッテリパックモジュール13Mと、電圧検出線を電池電圧検出部BSに接続するための接続基板CBを備えたサブバッテリパックモジュール13Sと、が存在する。なお、電池電圧検出部BSを備えたサブバッテリパックモジュール13Mに代えて、電池電圧検出部BSを、バッテリパックモジュールの外部に配置し、全てのサブバッテリパックモジュールを接続基板CBを備えたサブバッテリパックモジュール13Sとして構成することも可能である。
本実施形態においては、電池電圧検出部BSを備えたサブバッテリパックモジュール13Mは1個であり、このサブバッテリパック13Mのみが直接バッテリマネジメントユニット15に接続されている。
また、接続基板CBを備えたサブバッテリパックモジュール13Sは複数(図1においては、9個)有り、各接続基板CBは、電池電圧検出部BSに対してシリアル接続されている。
負荷12は、商用交流電源21(単相あるいは三相)からの電力供給を受けて、交流/直流電力変換を行って、電池モジュールシステム11の充電を行うとともに、負荷Lへの電力供給を行う主電源22を備えている。
ここで、電源バックアップシステムの電気系統10の概要動作について説明する。
通常動作状態においては、主電源22は、商用交流電源21からの電力供給を受けて、交流/直流電力変換を行って、電池モジュールシステム11の充電を行うとともに、負荷Lへの電力供給を行う。
一方、停電等により主電源22からの電力供給がなされなくなった場合には、接触器を介して電池モジュールシステム11から負荷Lに対して複数のサブバッテリパックモジュール13の蓄電電力の電力供給がなされることとなる。
この結果、負荷12は動作を継続することが可能となる。
さらに、サブバッテリパックモジュール13を構成している基本電池ユニットあるいは基本電池ユニットを構成するリチウムイオン電池の故障等何らかの理由により電源供給ラインが過電圧状態になった場合には、ヒューズ素子19は、過電圧に起因する過電流により溶断される。
また、何らかの原因(たとえば外部短絡)で過電流がサブバッテリパックモジュールに流れた場合、ヒューズ素子19は、過電流により溶断される。
したがって、過電圧を遮断するコンタクタ等を設ける必要が無いので、電池モジュールシステム11の小型化及び軽量化を図ることができる。
ところで、上記電池モジュールシステム11の構成において、サブバッテリパックモジュール13を、最大充電電圧60V、最小放電電圧30Vの鉛蓄電池に置き換えることを考えると、例えば、48V、400Ahの性能を有するリチウムイオン電池として機能することが望まれる。
そこで、本実施形態は、20Ah−定格電圧2.4Vのリチウムイオン電池を用いて、サブバッテリパックモジュール13を構成している。
ここで、電池モジュールシステム11を構成しているリチウムイオン電池の構成について説明する。
従来、鉛蓄電池を用いた平均作動電圧が48Vの負荷Lでは、最大充電電圧が60V、最小放電電圧が負荷Lの下限性能の30V程度まで稼動することが要求されていた。
これを従来の代表的なリチウムイオンバッテリで置き換えて最大充電電圧を合わせたとすると、最小放電電圧は、42V程度となり、稼働電圧範囲が異なってしまい、単純には置き換えることはできなかった。
そこで、本実施形態においては、稼働電圧範囲が従来の鉛蓄電池と同様になるようにリチウムイオン電池を設計し、これを用いて電池モジュールシステム11を構成している。
すなわち、放電終止電圧に相当する下限SOC(State Of Charge)が鉛蓄電池と同等のリチウムイオン電池を設計し、電池モジュールシステム11を構成している。
この結果、本実施形態の電池モジュールシステム11によれば、鉛蓄電池とそっくり置き換えることが可能となっている。
次に実施形態の電池モジュールシステム11に用いるリチウムイオン電池の組成について具体的に説明する。
リチウムイオン電池の第1の態様としては、コバルト、ニッケルおよびマンガンよりなる群から選択される少なくとも一種類の金属元素を含有するリチウム金属化合物を含みリチウム金属化合物はLiaNiCoMn(但し、モル比a,b,c及びdは0≦a≦1.1、b+c+d=1)で表される正極活物質含有層を備えた正極と、チタン含有金属複合酸化物を含む負極と、非水溶媒を含む非水電解質とを備えた非水電解質二次電池として構成される。
この場合、本第1の態様のリチウムイオン電池を用いて、鉛蓄電池を置き換えることを想定すると、その電圧から、21個直列に接続して組電池が構成される。
また、リチウムイオン電池の第2の態様としては、コバルト、ニッケルおよびマンガンよりなる群から選択される少なくとも一種類の金属元素を含有するリチウム金属化合物を含みリチウム金属化合物はLiaNiCoMn(但し、モル比a,b,c及びdは0≦a≦1.1、b+c+d=2)で表される正極活物質含有層を備えた正極と、チタン含有金属複合酸化物を含む負極と、非水溶媒を含む非水電解質と、を備えた非水電解質二次電池として構成される。
本第2の態様のリチウムイオン電池を用いて、鉛蓄電池を置き換えることを想定すると、その電圧から、20個直列に接続して組電池が構成される。
また、上記第1の態様及び第2の態様のリチウムイオン電池を構成する場合にリチウムチタン酸化物の一次粒子の平均粒径が1μm以下で、負極層のBET法による比表面積が3〜50m/gの範囲であるようにすることが望ましい。
さらに、リチウムチタン酸化物は、Li4+xTi12(xは−1≦x≦3)もしくはLi2+xTi(xは−1≦x≦3)で表されるようにするのが望ましい。
さらにまた、チタン含有金属複合酸化物はP、V、Sn、Cu、Ni及びFeよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素とTiとを含有する金属複合酸化物であるようにするのが望ましい。
図2は、実施形態のサブバッテリパックモジュール(バッテリパックモジュール)の構成説明図である。
以上の説明では、サブバッテリパックモジュー13Mが1個、サブバッテリパックモジュール13Sが9個の場合であって、各サブバッテリパックモジュール13M、13Sにおいて、リチウムイオン電池が21個直列あるいは20個直列の場合について説明したが、図2においては、理解の容易のため、リチウムイオン電池31を2個並列接続した基本電池ユニット32を3個直列接続したサブバッテリパックモジュール13M、13Sを用いて、基本電池ユニット32を2並列3直列(2P3S)接続したバッテリパックモジュール14を例として説明する。
なお、要求される電池容量及び電池電圧に応じて並列数及び直列数を変更可能であることは言うまでもない。
バッテリパックモジュール14においては、図2に示すように、3個直列接続された基本電池ユニット32が2組、高電位側電源線PLと、低電位側電源線NLと、の間に並列に接続されている。
ここで、サブバッテリパックモジュール13M、13Sを構成する基本電池ユニット32のうち、最も高電位側の基本電池ユニット32は、電圧検出線BSL1と、電圧検出線BSL2と、の間に並列に接続されている。
また、サブバッテリパックモジュール13M、13Sを構成する基本電池ユニット32のうち、次に高電位側の基本電池ユニット32は、電圧検出線BSL2と、電圧検出線BSL3と、の間に並列に接続されている。
さらに、サブバッテリパックモジュール13M、13Sを構成する基本電池ユニット32のうち、最も低電位側の基本電池ユニット32は、電圧検出線BSL3と、低電位側電源線NLと、の間に並列に接続されている。
上記構成において、サブバッテリパックモジュール13Mを構成している基本電池ユニット32と、サブバッテリパックモジュール13Sを構成している基本電池ユニット32と、の間には、接続基板CBが配置されている。
そして、接続基板CBの電圧検出線BSL1、BSL2、BSL3には、それぞれ、当該電圧検出線BSL1、BSL2、BSL3を過電流が流れた場合に、当該過電流を遮断する過電流遮断手段として機能するヒューズF1と、他の電池モジュールであるサブバッテリパックモジュール13Mを構成している基本電池ユニット32の電圧と、同一の電圧検出線に接続されているサブバッテリパックモジュール13Sを構成している基本電池ユニット32の電圧を徐々に一致させる電圧緩衝手段として機能するヒューズF1と直列に接続されている電流制限抵抗R1と、電流制限抵抗R1及びヒューズF1と並列に接続されるとともに、電流制限抵抗R1よりも大きな抵抗値を有する抵抗R2と、を備える。
また、電圧検出線BSL1は、サブバッテリパックモジュール13Mを構成している開閉器C1及びサブバッテリパックモジュール13Sを構成している開閉器C2を介して高電位側電源線PLに接続可能とされている。
さらにサブバッテリパックモジュール13Mにおいては、電圧検出線BSL1、BSL2、BSL3に接続され、全サブバッテリパックモジュール13において同一の電圧検出線に接続されている基本電池ユニット32の電圧をそれぞれ検出する電池電圧検出部BSが電圧監視基板BSB上に設けられている。この電池電圧検出部BSの電圧検出結果は、全サブバッテリパックモジュール13全体の電圧検出結果として、バッテリマネジメントユニット15に通知される。
また、電圧監視基板BSBは、電池電圧検出部BSの検出結果に基づいて、BMUに電圧情報を送信し、バッテリパックモジュール14から電力が供給可能な状態である場合には、BMUは開閉器20を閉状態として、バッテリパックモジュール14を主電源22側と接続し、バッテリパックモジュール14から電力を負荷L側に供給する。
次にサブバッテリパックモジュール13の交換時の動作について説明する。
サブバッテリパックモジュール13M、13Sは、寿命や故障等によりサブバッテリパックモジュール13M、13S単位で交換することが可能となっている。
ところで、サブバッテリパックモジュール13Sに接続基板CBが設けられていないとすると、新たにバッテリパックモジュール14に組み込まれるサブバッテリパックモジュール13の電池電圧が、既にバッテリパックモジュール14に組み込まれている他のサブバッテリパックモジュール13と差異がある場合には、電池電圧の高いサブバッテリパックモジュール13から電池電圧の低いサブバッテリパックモジュール13に急激に電流が流れ込もうとし、電気的接続がなされる際にアーク放電などが発生する虞がある。
これに対し、サブバッテリパックモジュール13Sに接続基板CBが設けられている場合には、まず、ヒューズF1及びこのヒューズF1と直列に接続されている電流制限抵抗R1を介して、電池電圧の高いサブバッテリパックモジュール13(例えば、サブバッテリパックモジュール13M)から電池電圧の低いサブバッテリパックモジュール13(例えば、サブバッテリパックモジュール13S)に電流が流れ込もうとする。
この結果、ヒューズF1及び電流制限抵抗R1を介して徐々に電流が流れ込んで、いずれ平衡状態(単位時間当たりの電池電圧変化量が所定変化量以下となった場合)に至ることとなる。
したがって、平衡状態に至ったことを電池電圧検出部BSが検出すると、電圧監視基板BSBは、BMU15に電圧情報を送信しバッテリパックモジュール14から電力が供給可能な状態であるとして、BMU15は開閉器20を閉状態として、バッテリパックモジュール14を主電源22側と接続し、バッテリパックモジュール14から電力を負荷L側に供給する。
一方、セルやCB間の配線短絡故障等が発生した場合、並列接続されたセルからヒューズF1及び電流制限抵抗R1を介して、故障発生箇所に過電流が流れ、ヒューズF1を溶断して遮断状態に至らせる、許容電流範囲外であれば、ヒューズF1は溶断される。
この結果、電流制限抵抗R1よりも大きな抵抗値を有する抵抗R2を介して徐々に電流が流れ込んで、いずれ平衡状態(単位時間当たりの電池電圧変化量が所定変化量以下となった場合)に至ることとなる。
したがって、正常な平衡状態に至ったことを電池電圧検出部BSが検出すると、電圧監視基板BSBは、バッテリパックモジュール14から電力が供給可能な状態であるとして、開閉器20を閉状態として、バッテリパックモジュール14を主電源22側と接続し、バッテリパックモジュール14から電力を負荷L側に供給する。セルの短絡や接続線の短絡等の異常時には、抵抗R2を介して徐々に電圧が低下し、BSBから送信される電圧が所定電圧以下になると、BMUは異常を判定し、開閉器20を開状態とする。
したがって、本実施形態によれば、ヒューズF1及び電流制限抵抗R1を介して、あるいは、抵抗R2を介して、電池電圧の低いサブバッテリパックモジュール13に流れ込もうとする電流の電流値を規制(抑制)するので、サブバッテリパックモジュール13の交換時に実効的に新たにバッテリパックモジュール14に組み込まれるサブバッテリパックモジュール13の電池電圧と、既にバッテリパックモジュール14に組み込まれている他のサブバッテリパックモジュール13と、の電位差が少ない場合と等価となり、電気的接続がなされる際にアーク放電などが発生する虞がない。また、異常な電圧低下も検出することが可能となる。
したがって、本実施形態によれば、サブバッテリパックモジュール13を一部交換する場合でも、安全に交換を行うことが可能となるとともに、異常時の安全性も確保できる。
また、全てのサブバッテリパックモジュール13の電圧を、一つのサブバッテリパックモジュール13Mに設けられた電池電圧検出部BSにより検出する構成を採っているので、安価に装置を構成することが可能となる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、電池を多直列接続、多並列接続して組電池を構成し、大容量化、高電圧化を図る場合であっても、サブバッテリパックモジュールを劣化、故障等により交換する場合でも、容易、かつ、安全に行うことができ、メンテナンス性が向上する。
以上の説明においては、電圧検出線は3本の場合であったが、基本電池ユニット32の直列数が増加した場合には、直列数に応じて電圧検出線を設けることは言うまでもない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 電池モジュールシステム
12 バックアップ対象回路
13、13M、13S サブバッテリパックモジュール
14 バッテリパックモジュール
15 バッテリマネジメントユニット
16 バッテリコントロールユニット
17 電源遮断制御用リレーユニット
20 開閉器
21 商用交流電源
22 主電源
31 リチウムイオン電池
32 基本電池ユニット
BS 電池電圧検出部
BSL1〜BSL3 電圧検出線
F1 ヒューズ(電流遮断素子)
R1 電流制限抵抗(過電流遮断手段、電圧緩衝手段)
R2 抵抗(抵抗素子、電圧緩衝手段)

Claims (5)

  1. 複数の電池モジュールを並列接続して組電池装置を構成する電池モジュールであって、
    基本電池ユニットが直列接続され、各前記基本電池ユニット毎に電圧測定が可能な複数の電圧検出線と、
    前記電圧検出線に挿入され、当該電圧検出線を過電流が流れた場合に、当該過電流を遮断する過電流遮断手段と、
    前記電圧検出線に挿入され、他の電池モジュールを構成している基本電池ユニットの電圧と、当該電池モジュールを構成している前記基本電池ユニットの電圧を徐々に一致させる電圧緩衝手段と、
    を備えた電池モジュール。
  2. 前記過電流遮断手段は、所定電流以上の電流が流れると、電流を遮断する電流遮断素子を備え、
    前記電圧緩衝手段は、前記電流遮断素子と直列に接続されている電流制限抵抗と、前記電流制限抵抗及び前記電流遮断素子と並列に接続されるとともに、前記電流制限抵抗よりも大きな抵抗値を有する抵抗素子を備える、
    請求項1記載の電池モジュール。
  3. 請求項1又は請求項2記載の第1の電池モジュールと、
    基本電池ユニットが直列接続されるとともに、前記電圧検出線に前記第1の電池モジュールが接続され、同一の電圧検出線対毎に、当該電圧検出線対に接続された前記第1のモジュール及び自己の前記基本電池ユニット全体の電圧測定を行う電圧検出手段を備えた第2の電池モジュールと、
    を備えた電池モジュールシステム。
  4. 前記第1の電池モジュール及び前記第2の電池モジュールは、外部電源にそれぞれ接続される開閉器を有し、
    前記開閉器は、前記電圧検出手段における単位時間当たりの検出電圧変化量が所定電圧変化量以下となった場合に前記開閉器を閉状態として、前記外部電源に接続する、
    請求項3記載の電池モジュールシステム。
  5. 前記電池モジュールシステムは、前記外部電源のバックアップ電源として、あるいは、前記外部電源と共働する電源として機能する、
    請求項4記載の電池モジュールシステム。
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