JP2014135856A - 組電池装置 - Google Patents

組電池装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014135856A
JP2014135856A JP2013003186A JP2013003186A JP2014135856A JP 2014135856 A JP2014135856 A JP 2014135856A JP 2013003186 A JP2013003186 A JP 2013003186A JP 2013003186 A JP2013003186 A JP 2013003186A JP 2014135856 A JP2014135856 A JP 2014135856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
voltage detection
voltage
batteries
overcurrent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013003186A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Osawa
岳史 大澤
Shinichiro Kosugi
伸一郎 小杉
Masahiro Sekino
正宏 関野
Takashi Sudo
孝 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013003186A priority Critical patent/JP2014135856A/ja
Priority to PCT/JP2014/050087 priority patent/WO2014109319A1/ja
Publication of JP2014135856A publication Critical patent/JP2014135856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】電池を多直列接続、多並列接続して組電池を構成し、大容量化、高電圧化を図る場合であっても、各電池の故障を局所的にとどめ、組電池装置全体への影響を抑制して故障対応を容易とする。
【解決手段】実施形態の組電池装置は、複数の電池が直列接続された電池群を構成し、複数の前記電池群を並列接続した組電池装置である。組電池装置の複数の電圧検出線は、電池群を構成している電池のうち、基準電位レベルが互いに同等な電池の端子を、複数の電池群に跨って並列接続している。そして、過電流防止手段は、電池の端子間に設けられ、いずれかの電池において過電流が発生した場合に、電圧検出線を介して当該電池が属する電池群以外の他の電池群へ過電流が流れ込むのを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、組電池装置に関する。
従来、リチウムイオン電池(LIB)を産業機器や車載用機器に適用するには、1セルでは電圧が低いため、必ず多直列にセルをつなぎ合わせて、組電池を形成する必要があった(例えば、特許文献1参照)。
一方、産業向けには平均作動電圧48V程度の鉛蓄電池を用いた中大型電動機器が多数存在する。
近年、鉛蓄電池からより高性能なリチウムイオン電池に電池を切り替える動きが活発になってきているが、例えば平均作動電圧が48Vの中大型電動機器では、最大充電電圧が60V、放電終止電圧(最小放電電圧)がそのモーターの下限性能の30V程度まで稼動することが要求される。
特開2009−277647号公報
ところで、大電力供給の要求に応えるため、組電池を駆動電源あるいは補助電源に利用するシステムにおいては、高性能化及び使用可能時間の長時間化を目的として、高容量化の要望が高くなってきている。
このための手法として、電池を多数、直列に接続して電池群を構成し、この電池群を並列接続することにより組電池を構成した組電池装置が用いられている。
一方、大容量化、高電圧化に伴い、故障時の影響を極力低減するため、故障対応のより一層の容易化が望まれている。
そこで、本発明は、電池を多直列接続、多並列接続して組電池を構成し、大容量化、高電圧化を図る場合であっても、各電池の故障を局所的にとどめ、組電池装置全体への影響を抑制して故障対応を容易とすることが可能な組電池装置を提供することを目的としている。
実施形態の組電池装置は、複数の電池が直列接続された電池群を構成し、複数の電池群を並列接続した組電池装置である。
組電池装置の複数の電圧検出線は、電池群を構成している電池のうち、基準電位レベルが互いに同等な電池の端子を、複数の電池群に跨って並列接続している。
そして、過電流防止手段は、電池の端子間に設けられ、いずれかの電池において過電流が発生した場合に、電圧検出線を介して当該電池が属する電池群以外の他の電池群へ過電流が流れ込むのを防止する。
図1は、実施形態の組電池システムを電動フォークリフトに搭載する場合における電動フォークリフトの電気系統の概要構成ブロック図である。 図2は、サブバッテリパックモジュールの概要構成説明図である。 図3は、サブバッテリパックモジュールを構成している基本セルユニットの概要構成説明図である。 図4は、サブバッテリパックモジュールを構成している基本セルユニットが短絡した場合の動作説明図である。
次に実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の組電池システムを電動フォークリフトに搭載する場合における電動フォークリフトの電気系統の概要構成ブロック図である。
電動フォークリフトの電気系統10は、大別すると電動フォークリフトの駆動用電源を供給するバッテリパック装置11と、バッテリパック装置11の充電及びバッテリパック装置からの給電を受けた動作を行うフォークリフト電気系統部12と、を備えている。
バッテリパック装置11は、組電池装置として機能する複数のサブバッテリパックモジュール13が並列接続されたバッテリパックモジュール14と、各サブバッテリパックモジュール13の状態を監視するバッテリマネジメントユニット(BMU:Battery Management Unit)15と、BMU15からの信号を受けバッテリパック装置11全体の制御を行うバッテリコントロールユニット(BCU:Battery Control Unit)16と、過充電時(例えば、過電圧検出時)にBCU16の駆動信号により動作する電源遮断制御用リレーユニット17と、電源遮断制御用リレーユニットが動作した場合に発生する過電流を制限する電流制限抵抗18と、過電流が流れた場合に、電源遮断制御用リレーユニット17が動作して溶断されるヒューズ素子19と、を備えている。
フォークリフト電気系統部12は、フォークリフト電気系統部12全体を制御する車両制御部(ETC)21と、車両制御部21の制御下で駆動されるインバータモータ22と、車両制御部21の制御下でバッテリパック装置11からの電力をインバータモータ22に供給するコンタクタ23と、オペレータが正しい運転操作位置(例えば、正しい着座位置)にいることを検出してオン状態となるインターロックスイッチ24と、オペレータのキー操作によりオン状態となるキースイッチ25と、ヘッドランプ、警告ホーン、ウインカー(方向指示器)等の補機を備えた補機群26と、オペレータのキー操作により補機群26に駆動用の電源を供給する補機群用スイッチ27と、外部の商用電源(例えば、三相交流電源)が接続されて、バッテリパック装置11を構成しているバッテリパックモジュール14の充電を行う充電部28と、過電流が流れた場合に、バッテリパック装置11の電源遮断制御用リレーユニット17が動作して溶断されるヒューズ素子29と、を備えている。
ここで、電動フォークリフトの電気系統10の概要動作について説明する。
通常動作状態においては、オペレータが正しい運転操作位置に至ると、インターロックスイッチ24がオン状態となる。
続いて、オペレータがキーを挿入し、キー操作を行うと、まず補機群用スイッチ27がオン状態となり、ヘッドランプ、警告ホーン、ウインカー(方向指示器)等の補機の操作が可能となる。
続いてオペレータがキー操作を継続すると、キースイッチ25がオン状態となる。すなわち、インターロックスイッチ24及びキースイッチ25がオン状態となると、インバータモータ22が始動可能な状態となるので、車両制御部21は、コンタクタ23をオン状態として、バッテリパック装置11のバッテリパックモジュール14からインバータモータ22に蓄電電力を供給する。
この結果、インバータモータ22は駆動状態となり、電動フォークリフトは駆動され、オペレータにより操作されることとなる。
また、充電動作状態においては、充電部28に外部の商用電源(例えば、三相交流電源)が接続されて、バッテリパック装置11を構成しているバッテリパックモジュール14の充電を行う。この場合において、バッテリパック装置11全体の制御は、バッテリコントロールユニット16によって行われ、サブバッテリパックモジュール13の充放電制御は、バッテリマネジメントユニット15により行われる。
さらに、何らかの理由により電源供給ラインが過電圧状態になった場合には、過電圧を検出したバッテリコントロールユニット16は、電源遮断制御用リレーユニット17を構成する二つのリレーユニットをオン状態とする。
電源遮断制御用リレーユニット17を構成する二つのリレーユニットがオン状態となると、ヒューズ素子19は、過電流により溶断される。
この結果、バッテリコントロールユニット16に対する電源供給も遮断され、電源遮断制御用リレーユニット17を構成する二つのリレーユニットは再びオフ状態となる。
したがって、この構成では、過電圧を遮断するコンタクタ等をフォークリフト運転時に大電流が流れるインバターモータ主電源に設ける必要が無いので、バッテリパック装置11の小型化及び軽量化を図ることができる。
ところで、上記バッテリパック装置11の構成において、サブバッテリパックモジュール13は、最大充電電圧60V、最小放電電圧30Vの鉛蓄電池を置き換えることを考えると、例えば、48V、400Ahの性能を有するリチウムイオン電池として機能することが望まれる。
そこで、本実施形態は、20Ah−2.8Vのリチウムイオン電池を用いて、サブバッテリパックモジュール13を構成している。
ここで、バッテリパック装置11を構成しているリチウムイオン電池の構成について説明する。
従来、鉛蓄電池を用いた平均作動電圧が48Vの中大型機器では、最大充電電圧が60V、最小放電電圧がそのモーターの下限性能の30V程度まで稼動することが要求されていた。
これを従来の代表的なリチウムイオンバッテリで置き換えて最大充電電圧を合わせたとすると、最小放電電圧は、42V程度となり、稼働電圧範囲が異なってしまい、単純には置き換えることはできなかった。
そこで、本実施形態においては、稼働電圧範囲が従来の鉛蓄電池と同様になるようにリチウムイオン電池を設計し、これを用いてバッテリパック装置11を構成している。
すなわち、放電終止電圧に相当する下限SOC(State Of Charge)が鉛蓄電池と同等のリチウムイオン電池を設計し、バッテリパック装置11を構成している。
この結果、本実施形態のバッテリパック装置11によれば、鉛蓄電池とそっくり置き換えることが可能となっている。
次に実施形態のバッテリパック装置11に用いるリチウムイオン電池の組成について具体的に説明する。
リチウムイオン電池の第1の態様としては、コバルト、ニッケル及びマンガンよりなる群から選択される少なくとも一種類の金属元素を含有するリチウム金属化合物を含みリチウム金属化合物はLiaNiCoMn(但し、モル比a,b,c及びdは0≦a≦1.1、b+c+d=1)で表される正極活物質含有層を備えた正極と、チタン含有金属複合酸化物を含む負極と、非水溶媒を含む非水電解質とを備えた非水電解質二次電池として構成される。
この場合、本第1の態様のリチウムイオン電池を用いて、鉛蓄電池を置き換えることを想定すると、その電圧から、21個直列に接続して組電池が構成される。
また、リチウムイオン電池の第2の態様としては、コバルト、ニッケル及びマンガンよりなる群から選択される少なくとも一種類の金属元素を含有するリチウム金属化合物を含みリチウム金属化合物はLiaNiCoMn(但し、モル比a,b,c及びdは0≦a≦1.1、b+c+d=2)で表される正極活物質含有層を備えた正極と、チタン含有金属複合酸化物を含む負極と、非水溶媒を含む非水電解質と、を備えた非水電解質二次電池として構成される。
本第2の態様のリチウムイオン電池を用いて、鉛蓄電池を置き換えることを想定すると、その電圧から、20個直列に接続して組電池が構成される。
また、上記第1の態様及び第2の態様のリチウムイオン電池を構成する場合にリチウムチタン酸化物の一次粒子の平均粒径が1μm以下で、負極層のBET法による比表面積が3〜50m/gの範囲であるようにすることが望ましい。
さらに、リチウムチタン酸化物は、Li4+xTi12(xは−1≦x≦3)もしくはLi2+xTi(xは−1≦x≦3)で表されるようにするのが望ましい。
さらにまた、チタン含有金属複合酸化物はP、V、Sn、Cu、Ni及びFeよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素とTiとを含有する金属複合酸化物であるようにするのが望ましい。
図2は、実施形態のサブバッテリパックモジュールの概要構成説明図である。
以上の説明では、21個直列あるいは20個直列の場合について説明したが、図2においては、理解の容易のため、基本セルユニットを4並列6直列(4P6S)接続したサブバッテリパックモジュール13を例として説明するが、要求される電池容量及び電池電圧に応じて並列数及び直列数を変更可能であることは言うまでもない。
サブバッテリパックモジュール13においては、図2に示すように、基本セルユニット32が6個直列接続された電池群32Gが4組、高電位側電源線PLと、低電位側電源線NLと、の間に並列に接続されている。
ここで、電池群32Gは、電圧検出線BSL1と、電圧検出線BSL7と、の間に並列に接続されている。
そして基準電位(例えば、負極側電位)が互いに同等な、基本セルユニット群32−1を構成する最も高電位側の4個の基本セルユニット32の負極端子は、電圧検出線BSL2に並列に接続されている。
同様に基準電位が互いに同等な、基本セルユニット群32−2を構成する第3番目に高電位側の4個の基本セルユニット32の負極端子は、電圧検出線BSL3に並列に接続され、基準電位が互いに同等な次に高電位側の4個の基本セルユニット32の負極端子は、電圧検出線BSL3に並列に接続され、基準電位が互いに同等な、基本セルユニット群32−3を構成する第4番目に高電位側の4個の基本セルユニット32の負極端子は、電圧検出線BSL4に並列に接続されている。
同様に基準電位が互いに同等な、基本セルユニット群32−4を構成する下から第3番目に低電位側の4個の基本セルユニット32の負極端子は、電圧検出線BSL5に並列に接続され、基準電位が互いに同等な、基本セルユニット群32−5を構成する下から第2番目に低電位側の4個の基本セルユニット32の負極端子は、電圧検出線BSL6に並列に接続され、基準電位が互いに同等な、基本セルユニット群32−6を構成する最も低電位側の4個の基本セルユニット32の負極端子は、電圧検出線BSL7に並列に接続されている。
さらに電圧検出線BSL2、BSL3、BSL5、BSL6においては、いずれかの基本セルユニット32において過電流が発生した場合に、電圧検出線BSL2、BSL3、BSL5、BSL6を介して当該基本セルユニット32が属する電池群32G以外の他の電池群32Gへ過電流が流れ込むのを防止するために基本セルユニット32の負極端子間に過電流防止部BRが設けられている。
過電流防止部BRは、基本セルユニット32の負極端子間にそれぞれ挿入され、過電流時に遮断状態となる電流遮断素子としてのヒューズF1と、ヒューズF1と並列に接続され、ヒューズF1が遮断状態(溶断状態)となった場合に、電圧検出線BSL2、BSL3、BSL5、BSL6を流れる電流を抑制しつつ、電池電圧検出部BSに電圧信号を伝達するために電圧検出回路を構成する抵抗R1と、を備えている。
すなわち、抵抗R1は、ヒューズF1が溶断した場合でも、電気的な接続を維持し、想定される過電流が流れることなく、電池電圧検出部BSにおいて、基本セルユニット32の電圧が正常に測定できるように、その抵抗値(高抵抗値)が定められている。
図3は、サブバッテリパックモジュールを構成している基本セルユニットの概要構成説明図である。
基本セルユニット32は、図3に示すように、リチウムイオン電池31を2個用い、これらを並列接続して、構成されている。ここで、リチウムイオン電池31は、薄型の直方体形状を有するアルミニウム缶に、正極及び負極がセパレータを介して巻回された状態で収納された角型扁平非水電解質二次電池として構成されている。さらにアルミニウム缶の上面の同一面には正極端子、負極端子及び内圧上昇を防止するためのガス排出弁が設けられている。
この結果、基本セルユニット32は、一個のリチウムイオン電池として機能する。
そして、電池群32Gにおいては、この基本セルユニット32を6個直列接続することにより構成されている。
続いて電池群32Gを4組並列接続することにより、サブバッテリパックモジュール13を構成する。したがって、このサブバッテリパックモジュール13は、リチウムイオン電池31が並列2接続−直列6接続され、さらに4並列接続された(8p6s)リチウムイオン電池として機能する。
次にサブバッテリパックモジュールの動作について説明する。
まず、いずれの基本セルユニット32も正常に動作している場合の動作を説明する。
この場合において、電池電圧検出部BSは、電圧検出線BSL1及び電圧検出線BSL2を介して基本セルユニット群32−1の電圧を測定する。
このとき、いずれの基本セルユニット32も正常に動作しているので、電圧検出線BSL2において過電流防止部BRを構成しているヒューズF1は全て導通状態のままである。
従って、電圧検出線BSL2において、各ヒューズF1に並列接続されている抵抗R1は、接続されていない場合と等価となり、電池電圧検出部BSは、電圧検出線BSL1及び電圧検出線BSL2を介して基本セルユニット群32−1の電圧を測定して、バッテリマネジメントユニット15に通知することとなる。
同様に、電池電圧検出部BSは、電圧検出線BSL2及び電圧検出線BSL3を介して基本セルユニット群32−2の電圧を測定する。
このとき、いずれの基本セルユニット32も正常に動作しているので、電圧検出線BSL2において過電流防止部BRを構成しているヒューズF1は全て導通状態のままである。
従って、電圧検出線BSL2において、各ヒューズF1に並列接続されている抵抗R1は、接続されていない場合と等価となり、電池電圧検出部BSは、電圧検出線BSL2及び電圧検出線BSL3を介して基本セルユニット群32−2の電圧を測定して、バッテリマネジメントユニット15に通知することとなる。
同様にして、電池電圧検出部BSは、電圧検出線BSL3及び電圧検出線BSL4を介して基本セルユニット群32−3の電圧を測定して、バッテリマネジメントユニット15に通知し、電圧検出線BSL4及び電圧検出線BSL5を介して基本セルユニット群32−4の電圧を測定して、バッテリマネジメントユニット15に通知し、電圧検出線BSL5及び電圧検出線BSL6を介して基本セルユニット群32−5の電圧を測定して、バッテリマネジメントユニット15に通知し、電圧検出線BSL6及び電圧検出線BSL7を介して基本セルユニット群32−6の電圧を測定して、バッテリマネジメントユニット15に通知する。
従って、バッテリマネジメントユニット15は、サブバッテリパックモジュール13を構成している基本セルユニット32、ひいては、リチウムイオン電池31の充電状態(あるいは放電状態)を把握することが可能となる。
次に、基本セルユニット32Xが何らかの理由により短絡した場合の動作を説明する。
図4は、サブバッテリパックモジュールを構成している基本セルユニットが短絡した場合の動作説明図である。
図4において、基本セルユニット32Xが短絡した場合、過電流OCが流れ、基本セルユニット32Xに直接接続されている図4中、左右のヒューズF1が遮断状態(溶断状態)となる。
さらに基本セルユニット32Xの負極端子に接続されている基本セルユニット32に直接接続されている図4中、左右のヒューズF1が過電流OCにより遮断状態(溶断状態)となる。
この結果、基本セルユニット32Xの負極端子に直列に接続されている二つの基本セルユニット32を介して、電圧検出線BSL7に過電流OCが流れ込み、電圧検出線BSL4と電圧検出線BSL7との間に配置されている全ての基本セルユニット32(基本セルユニット32Xを含む)を過電流OCが流れることとなる。
この場合において、基本セルユニット32X(電池)に起因してヒューズF1が遮断状態となった場合に、当該遮断状態を生じさせた基本セルユニット32X(電池)が属する電池群32Gと並列に接続されている電池群32Gを構成している基本セルユニット32が定電圧充電がなされることととなる。そこで、この定電圧充電により基本セルユニット32X(電池)が属する電池群32Gと並列に接続されている電池群32Gを構成している基本セルユニット32が過充電状態にならない、すなわち、これらの充電される基本セルユニット32(電池)の電圧が所定電圧以上とならないように考慮して各電池群32Gを構成している電池の直列数等が設定され、ヒューズF1及び抵抗R1を有しない電圧検出線(本実施形態では、電圧検出線BSL1、BSL4、BSL7)が配置されている。
一方、電圧検出線BSL4と電圧検出線BSL1との間に配置されている全ての基本セルユニット32には、いずれも過電流OCが流れ込むことはない。
すなわち、過電流防止部BRを構成しているヒューズF1及び抵抗R1が設けられていない一対の電圧検出線BSL4と電圧検出線BSL7とにより、過電流OCが流れる範囲が規制され、その他の範囲に配置されている基本セルユニット32に影響が及ぶことはない。
したがって、サブバッテリパックモジュール13を製造する際に、サブバッテリパックモジュール13を構成している基本セルユニット32を複数のセルモジュール(図2及び図4の例の場合には、2個のセルモジュール)に物理的に分離して構成し、これらを過電流防止部BRを構成しているヒューズF1及び抵抗R1が設けられていない一対の電圧検出線として機能するバスバー等により接続すれば、万が一、いずれかの基本セルユニットが短絡してしまった場合でも、セルモジュール単位で交換が可能となり、メンテナンスが容易となる。
この場合において、ヒューズF1が溶断した場合でも、抵抗R1が電気的に電池電圧検出部BSに接続されているため、電圧測定を継続することができ、短絡に起因する過電流を検出でき、容易に電池電圧検出部BSの故障などと故障原因を分離する事ができ、原因特定が可能となる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、電池を多直列接続、多並列接続して組電池を構成し、大容量化、高電圧化を図る場合であっても、各電池の故障を局所的にとどめ、組電池装置全体への影響を抑制して故障対応を容易とする。
以上の説明においては、電圧検出線は7本であり、ヒューズF1(電流遮断素子)及び抵抗R1(抵抗素子)が設けられていない電圧検出線は、3本の場合であったが、電圧検出線は、少なくとも3本以上であり、電流遮断素子及び抵抗素子が設けられていない電圧検出線を少なくとも2本含むように構成すれば、同様に適用が可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11、11A バッテリパック装置
12 フォークリフト電気系統部
13 サブバッテリパックモジュール
14 バッテリパックモジュール
15 バッテリマネジメントユニット(BMU)
16 バッテリコントロールユニット(BCU)
17 電源遮断制御用リレーユニット
31 リチウムイオン電池
32、32X 基本セルユニット(電池)
32G 電池群
BR 過電流防止部(過電流防止手段)
BS 電池電圧検出部(電圧検出部)
BSL1〜BSL7 電圧検出線
F1 ヒューズ(電流遮断素子)
R1 抵抗(抵抗素子)

Claims (7)

  1. 複数の電池が直列接続された電池群を構成し、複数の前記電池群を並列接続した組電池装置であって、
    前記電池群を構成している電池のうち、基準電位レベルが互いに同等な電池の端子を、複数の前記電池群に跨って並列接続した複数の電圧検出線と、
    いずれかの電池において過電流が発生した場合に、前記電圧検出線を介して当該電池が属する電池群以外の他の電池群へ前記過電流が流れ込むのを防止するために前記電池の端子間に設けられた過電流防止手段と、
    を備えた組電池装置。
  2. 前記過電流防止手段は、少なくとも一本の電圧検出線に設けられている、
    請求項1記載の組電池装置。
  3. 前記過電流防止手段は、前記電池の端子間にそれぞれ挿入され、過電流時に遮断状態となる電流遮断素子と、
    前記電流遮断素子と並列に接続され、前記電流遮断素子が遮断状態となった場合に、前記電圧検出線を流れる電流を抑制しつつ、電圧検出回路を構成する抵抗素子と、
    を備えた請求項1又は請求項2記載の組電池装置。
  4. 前記電圧検出線は、少なくとも3本以上であり、
    前記電流遮断素子及び前記抵抗素子が設けられていない前記電圧検出線を少なくとも2本含む、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の組電池装置。
  5. 前記電流遮断素子及び前記抵抗素子が設けられていない一対の前記電圧検出線は、当該一対の電圧検出線間に配置された前記電流遮断素子及び前記抵抗素子が設けられた電圧検出線においていずれかの電池に起因して前記電流遮断素子が遮断状態となった場合に、当該遮断状態を生じさせた電池に直列に接続された電池の電圧が所定電圧以上とならないように配置されている、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の組電池装置。
  6. 複数の前記電池群は、同一数の前記電池を備えている、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の組電池装置。
  7. 複数の前記電圧検出線が接続され、前記基準電位レベルが互いに同等な電池毎に端子間電圧を検出する電圧検出部を備えた請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の組電池装置。
JP2013003186A 2013-01-11 2013-01-11 組電池装置 Pending JP2014135856A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003186A JP2014135856A (ja) 2013-01-11 2013-01-11 組電池装置
PCT/JP2014/050087 WO2014109319A1 (ja) 2013-01-11 2014-01-07 組電池装置、電池モジュール及び電池モジュールシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003186A JP2014135856A (ja) 2013-01-11 2013-01-11 組電池装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014135856A true JP2014135856A (ja) 2014-07-24

Family

ID=51413758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013003186A Pending JP2014135856A (ja) 2013-01-11 2013-01-11 組電池装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014135856A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108054321A (zh) * 2018-01-05 2018-05-18 西华大学 一种组合式电池系统及管理方法
JP2021044241A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 新盛力科技股▲ふん▼有限公司 安全性を向上可能なバッテリモジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108054321A (zh) * 2018-01-05 2018-05-18 西华大学 一种组合式电池系统及管理方法
JP2021044241A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 新盛力科技股▲ふん▼有限公司 安全性を向上可能なバッテリモジュール
JP7072910B2 (ja) 2019-09-10 2022-05-23 新盛力科技股▲ふん▼有限公司 安全性を向上可能なバッテリモジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10454283B2 (en) Battery system monitoring apparatus and electric storage device including the same
CN103493255B (zh) 改善的安全性的电池组
JP5611727B2 (ja) 電源装置
JP5143185B2 (ja) 電源装置
JP5682708B2 (ja) 蓄電システム
CN103782468A (zh) 改善的安全性的电池组
WO2014109319A1 (ja) 組電池装置、電池モジュール及び電池モジュールシステム
JP2005056654A (ja) 組電池モジュール管理装置およびその管理装置を備えた組電池モジュール
JP2013099167A (ja) 蓄電システムを搭載した車両の制御装置及び制御方法
JP6694548B2 (ja) 電圧分配を用いたヒューズ診断装置および方法
JP2013094032A (ja) 電池システム監視装置およびこれを備えた蓄電装置
CN102473888A (zh) 低损耗蓄电池
JP2009286292A (ja) 車両用の電源装置
JP6087675B2 (ja) 電池モジュール
JP5864320B2 (ja) バランス補正装置および蓄電システム
JP2014225950A (ja) 蓄電システム
JP5891604B2 (ja) 電池システム
CN217009386U (zh) 储能电池簇
EP3261161A1 (en) Battery energy storage system
KR20170060849A (ko) 배터리 팩 및 이를 포함하는 전기 구동 차량
JP5626190B2 (ja) 蓄電システム
KR102222119B1 (ko) 배터리 팩
JP2014175127A (ja) 電池モジュール及び電池モジュールシステム
JP2014135856A (ja) 組電池装置
US20150061595A1 (en) Battery protection system and battery protection method using the same

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102