JP2014174010A - 厚さ測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態によれば、厚さ測定装置は、光学ベースに取り付けられ、厚さ測定対象物の第1の面に光線を鉛直方向に投射することで光源の投射位置と第1の面との間の距離を測定する第1の距離計と、光学ベースに取り付けられ、厚さ測定対象物の第1の面に対向する第2の面に光線を鉛直方向に投射することで光源の投射位置と第2の面との間の距離を測定する第2の距離計とを備える。この厚さ測定装置は、第1の距離計による光源の投射位置と第2の距離計による光源の投射位置との間の距離から第1および第2の距離計により測定した距離を差し引くことで、厚さ測定対象物の第1の面と第2の面との間の厚さを演算する厚さ演算部を備え、光学ベースに温調用の媒体の流路を有する水槽を接触させる。
【選択図】図4
Description
この測量方式は、最近では鋼板などの高速で移動する被測定対象物の厚さや形状の測定にも広く応用される。表面の反射率の変化や散乱特性等の変化によって反射光の強さや位置が変動するため、例えば、投射するレーザをスリットにより干渉させてマルチビームとし、その干渉縞の暗部を検出する。
図1は、本実施形態における厚さ測定装置の構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態における厚さ測定装置は、被測定対象物9を挟むように上下に1組の距離計1a,1bを光学ベース3に取り付ける。図1に示した例では、被測定対象物9は、第1の表面およびこの表面の反対側の第2の表面を有する平板状の部材である。被測定対象物9の形状は特に限られない。
距離計1aは、光学ベース3の第1の面の所定の位置に取り付けられる。この位置は、光学ベース3の平板方向が垂直方向を向いた状態で光学ベース3の開口部に被測定対象物9を位置させた際に、この被測定対象物9の第1の表面に対して鉛直方向に光線を投射出来る位置である。
つまり、光学ベース3の開口部に被測定対象物9を位置させると、距離計1a、被測定対象物9、距離計1bが一列に並ぶ。
光学ベース3および水槽4の底部の一部分は固定台座5を介して底板に固定される。光学ベース3、水槽4、固定台座5は検出器カバー8に囲まれる。周囲温度の変動による光学ベース3の開口部への熱の伝達の影響を少なくするために、固定台座5を設ける箇所は、光学ベース3および水槽4の開口部から離れた箇所が望ましい。この水槽4は、例えば銅、アルミで形成される。
距離計1aは、被測定対象物9の第1の表面に対して投射した光線の反射時間などに基づいて、距離計1aにおける光源の投射位置から被測定対象物9の第1の表面までの距離ldを測定する(S1)。
厚さ演算装置2は、これら受け取った距離ld,luと、定数Lと、以下の式(1)とに従って、被測定対象物9の第1の表面と第2の表面との間の厚さtを演算する(S4)。
t=L−(ld+lu) …式(1)
光学ベース3の第1の面の反対側の第2の面には、水槽4の所定の面が貼り合わせられる。この水槽4は、距離計1a,1bの間に被測定対象物9を位置させられるように、光学ベース3と同じコの字状の開口部を有する平板状をなす。光学ベース3と水槽4とは開口部同士を揃えて重ねる様に貼り合わせられる。
循環装置6はホース7aを介して水槽4内の流路10に温調用の循環水を供給して、流路10内で循環させる。この循環水は、水槽4内の流路10の出口からホース7bfを介して循環装置6に戻る。
図5に示した例では、光学ベース3の第2の面と水槽4の所定の面との間には、水槽4と光学ベース3との間の伝熱を行うための伝熱性クッション材11が挟まれる構造となっている。伝熱性クッション材11は、例えばバイメタルであり、光学ベース3の熱膨張率と水槽4の熱膨張率との違いを吸収する部材である。この伝熱性クッション材11は、距離計1a,1bの間に被測定対象物9を位置させられるように、光学ベース3と同様のコの字状の開口部を有する平板状をなす。光学ベース3、水槽4、伝熱性クッション材11は開口部同士を揃えて挟まれる。
しかし、図5に示した構成とすれば、水槽4と光学ベース3とは貼り合わせられておらず、挟んで固定されているので、水槽4の熱膨張が光学ベース3に伝わりにくくなる。これにより、厚さ演算装置2による演算の精度をさらに向上させることができる。
前述した例では、流路を有する水槽4を光学ベース3に貼り付けるなどの例について説明したが、水槽4を用いずに、図6に示すように光学ベース3自体の内部に流路10aを形成してもよい。この構成では、循環装置6はホース7aを介して光学ベース3内の流路10aに循環水を供給する。この循環水は、光学ベース3内の流路10aの出口からホース7bを介して循環装置6に戻る。
このような構成とすれば、光学ベース3に水槽4の機能をもたせることができるので、水槽4を別途設ける必要がなくなる。
図7に示した例では、固定台座5と厚さ測定装置1の底板20との間に水槽4aが設けられる。この水槽4a内には流路10が形成される。この構成では、循環装置6はホース7aを介して水槽4a内の流路10に循環水を供給する。この水は、水槽4a内の流路10の出口からホース7bを介して循環装置6に戻る。
このような構成とすれば、周囲温度の変動により底板20の温度が変動しても、この変動した熱が光学ベース3に伝達することを水槽4aで防止できる。
図8に示した例では、厚さ測定装置1の天板30から、水槽4bを介して吊り下げ治具5aが吊り下げられ、この吊り下げ治具5aに第1の実施形態で説明した光学ベース3や水槽4が吊り下げられる。
このような構成とすれば、周囲温度の変動により天板30の温度が変動しても、この変動した熱が光学ベース3に伝達することを水槽4bで防止できる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (7)
- 光学ベースに取り付けられ、厚さ測定対象物の第1の面に光線を鉛直方向に投射することで光源の投射位置と前記第1の面との間の距離を測定する第1の距離計と、
前記光学ベースに取り付けられ、前記厚さ測定対象物の第1の面に対向する第2の面に光線を鉛直方向に投射することで光源の投射位置と前記第2の面との間の距離を測定する第2の距離計と、
前記第1の距離計による光源の投射位置と前記第2の距離計による光源の投射位置との間の距離から前記第1および第2の距離計により測定した距離を差し引くことで、前記厚さ測定対象物の前記第1の面と前記第2の面との間の厚さを演算する厚さ演算部とを備え、
温調用の媒体の流路を有する水槽を前記光学ベースに接触させた
ことを特徴とする厚さ測定装置。 - 前記光学ベースは開口部を有し、
前記第1の距離計は、
前記光学ベースの所定の面に取り付けられ、前記開口部に厚さ測定対象物を位置させて前記厚さ測定対象物の第1の面に光線を鉛直方向に投射することで光源の投射位置と前記第1の面との間の距離を測定し、
前記第2の距離計は、
前記開口部を挟むように前記光学ベースの前記所定の面に取り付けられ、前記厚さ測定対象物の第1の面に対向する第2の面に光線を鉛直方向に投射することで光源の投射位置と前記第2の面との間の距離を測定し、
前記光学ベースの前記所定の面と異なる面に当該光学ベースと同形状の開口部を有する水槽を開口部を揃えて重ねた
ことを特徴とする請求項1に記載の厚さ測定装置。 - 前記水槽と前記光学ベースとを挟んで固定した
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の厚さ測定装置。 - 前記水槽と前記光学ベースとの間には、前記水槽と前記光学ベースとの間の伝熱を行うための部材が挟まれる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の厚さ測定装置。 - 光学ベースに取り付けられ、厚さ測定対象物の第1の面に光線を鉛直方向に投射することで光源の投射位置と前記第1の面との間の距離を測定する第1の距離計と、
前記光学ベースに取り付けられ、前記厚さ測定対象物の第1の面に対向する第2の面に光線を鉛直方向に投射することで光源の投射位置と前記第2の面との間の距離を測定する第2の距離計と、
前記第1の距離計による光源の投射位置と前記第2の距離計による光源の投射位置との間の距離から前記第1および第2の距離計により測定した距離を差し引くことで、前記厚さ測定対象物の前記第1の面と前記第2の面との間の厚さを演算する厚さ演算部とを備え、
前記光学ベース内に温調用の媒体を流すための流路を形成した
ことを特徴とする厚さ測定装置。 - 前記光学ベースおよび前記水槽は第2の水槽を介して底板に固定され、
前記第2の水槽に前記温調用の媒体を流すための流路を形成した
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の厚さ測定装置。 - 前記光学ベースおよび前記水槽は第2の水槽を介して天板から吊り下げられ、
前記第2の水槽に前記温調用の媒体を流すための流路を形成した
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の厚さ測定装置。
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