JP2014173768A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

貯湯式給湯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014173768A
JP2014173768A JP2013045349A JP2013045349A JP2014173768A JP 2014173768 A JP2014173768 A JP 2014173768A JP 2013045349 A JP2013045349 A JP 2013045349A JP 2013045349 A JP2013045349 A JP 2013045349A JP 2014173768 A JP2014173768 A JP 2014173768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water storage
pipe
gas
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013045349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6003725B2 (ja
Inventor
Shoji Miyashita
章志 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013045349A priority Critical patent/JP6003725B2/ja
Publication of JP2014173768A publication Critical patent/JP2014173768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6003725B2 publication Critical patent/JP6003725B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成で水中の溶存ガスを効率的に低減しスケールの発生を抑制することが可能な貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】貯湯タンク201と、導入された水を加熱して導出する加熱手段1と、一端が貯湯タンクの下部の水導出口205に接続され、他端が加熱手段1への導入口に接続された第1の配管207と、一端が加熱手段1からの導出口に接続され、他端が貯湯タンクの上部の温水導入口204に接続された第2の配管208と、水導出口205又は第1の配管207に設置されたスケール抑制装置3と、スケール抑制装置3の下流側から分岐して、温水導入口204よりも下方水導入口211に接続された循環戻り配管209と、第1の配管207と循環戻り配管209との接続部に配置された三方弁210と、三方弁210の上流側に設置されたポンプ206と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯機に係り、特にスケールの発生を抑制する技術に関する。
水を加熱してタンクに貯湯する貯湯式給湯機において、加熱する水にカルシウム、マグネシウム或いはシリコンなどの成分が多く含まれる場合、水の加熱手段の配管部や加熱された湯が流れる部位で酸化物や炭酸塩がスケール(固形析出物)として析出することが知られている。貯湯式給湯機では、このようなスケールの堆積により流路が閉塞する故障の例が多く見られる。
水中の溶存ガスが微細気泡として配管内壁に付着すると、泡と配管内壁の間でスケール成分が濃縮されてスケール核が生成される。スケールの析出はこのスケール核が起点となり起こると考えられる。このため、スケール析出を抑制するためには、加熱する水から予めガスを低減させることが効果的であり、微細孔材や溶存ガス成分のみを浸透させる膜などを利用した溶存ガス低減装置が考案され実用化に至っている。
特開2010−276303号公報
上記特許文献1に開示されている溶存ガス低減方法は、気液分離膜によって隔てられた一方の空間に水を流通させ、他方の空間を真空状態にすることにより、水から溶存ガスを分離させるものである。しかしながらこのような従来の構成では、真空状態を実現するための真空ポンプ、駆動電源および制御回路が必要なため、低コストで実現することは困難であった。また、水の流量が増えると気液分離膜による脱ガス能力が追いつかず、定常的に溶存ガス量を十分に低減することができなかった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであって、簡易な構成で水中の溶存ガスを効率的に低減しスケールの発生を抑制することが可能な貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、湯水を貯湯させるための貯湯タンクと、導入された水を加熱して導出する加熱手段と、一端が貯湯タンクの下部に設けられた水導出口に接続され、他端が加熱手段への導入口に接続された第1の配管と、一端が加熱手段からの導出口に接続され、他端が貯湯タンクの上部に設けられた第1の水導入口に接続された第2の配管と、水導出口又は第1の配管に設置された気液分離部と、第1の配管における気液分離部の下流側から分岐して、第1の水導入口よりも下方に設けられた貯湯タンクの第2の水導入口に接続された第3の配管と、第1の配管と第3の配管との接続部に配置され、水導出口から導出された水の流通先を第1の配管と第3の配管との間で切り替える切替装置と、第1の配管における切替装置よりも上流側に設置されたポンプと、を備えるものである。
本発明によれば、簡易な構成で水中の溶存ガスを効率的に低減しスケールの発生を抑制することが可能な貯湯式給湯機を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機の回路構成図である。 スケール抑制装置の内部構成を説明するための図であり、(A)はスケール抑制装置を水の流通方向に沿って切断した断面図を、(B)は(A)中のスケール抑制装置をA−Aで切断した断面図をそれぞれ示している。 本発明の実施の形態2における貯湯式給湯機の回路構成図である。 本発明の実施の形態2のスケール抑制装置の内部構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2のスケール抑制装置が貯湯タンクに固定された状態を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3のスケール抑制装置の内部構成を示す断面図である。 スケール抑制装置の内部構成の他の例を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において同一部分または相当部分は、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機の回路構成図である。この図に示すように、実施の形態1の貯湯式給湯機は、加熱手段1とタンクユニット2とを備えている。加熱手段1は、圧縮機101、放熱器102、膨張弁103、及び蒸発器104を順に配管105で接続して構成されている。この加熱手段1は自然冷媒である二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することが好ましい。
タンクユニット2は、貯湯タンク201を内蔵している。貯湯タンク201としては、上部に高温水が下部に低温水が温度層ごとに分離して蓄えられる積層式貯湯タンクが使用される。貯湯タンク201には、貯湯タンク201の上部に温水導出口202および温水導入口204が、下部に水導入口203および水導出口205がそれぞれ設けられている。水導入口203には市水を導入するための水導入配管212が接続され、図示しない減圧弁によって水道水圧から所定圧に調圧された市水が貯湯タンク201に常時供給され、所定圧力が印加された状態となる。また、温水導出口202には給湯配管213が接続されている。
加熱手段1とタンクユニット2とは、第1の配管207および第2の配管208により接続されている。より詳しくは、第1の配管207は、貯湯タンク201の水導出口205と放熱器102の導入口とを接続し、第2の配管208は、放熱器102の導出口と貯湯タンク201の温水導入口204とを接続している。また、第1の配管207の途中には、貯湯タンク201の下端よりも下方となる位置にスケール抑制装置3が設けられている。また、第1の配管207におけるスケール抑制装置3の下流側(放熱器102の導入口側)には、沸き上げ用送水ポンプ206が設けられている。なお、スケール抑制装置3の構成についてはその詳細な説明を後述する。
また、実施の形態1の貯湯式給湯機は、第1の配管207における沸き上げ用送水ポンプ206と放熱器102との間から分岐して、貯湯タンク201の中間部に設けられた水導入口211に接続された循環戻り配管209を備えている。第1の配管207における循環戻り配管209との分岐部には、沸き上げ用送水ポンプ206から送水された水の流通方向を第1の配管207と循環戻り配管209との間で切り替え可能に構成された三方弁210が配設されている。
三方弁210が第1の配管207側(放熱器102側)に連通されると、貯湯タンク201の水導出口205から導出された水が第1の配管207、スケール抑制装置3、沸き上げ用送水ポンプ206、三方弁210、加熱手段1の放熱器102、第2の配管208へと流通して温水導入口204から貯湯タンク201内に戻される貯湯回路が形成される。一方、三方弁210が循環戻り配管209側(水導入口211側)に連通されると、貯湯タンク201の水導出口205から導出された水が第1の配管207、スケール抑制装置3、沸き上げ用送水ポンプ206、三方弁210、循環戻り配管209へと流通して水導入口211から貯湯タンク201内に戻される循環回路が形成される。
次に、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機における特徴的な構成であるスケール抑制装置3の構成について詳細に説明する。図2は、スケール抑制装置の内部構成を説明するための図であり、(A)はスケール抑制装置を水の流通方向に沿って切断した断面図を、(B)は(A)中のスケール抑制装置をA−Aで切断した断面図をそれぞれ示している。この図に示すように、スケール抑制装置3は、円筒形状の給水脱気配管304と、その端部を覆う入口側端面305と出口側端面306とを備えている。給水脱気配管304の内部には、管状に構成された気液分離材301が軸方向全域に渡り配置されている。気液分離材301は、例えば中空糸膜を用いて構成され、その外周面側を覆うように配置された管状の支持部材302と内周面側を覆うように配置された管状の支持部材303とによって挟持されることにより固定されている。また、支持部材302,303には複数の孔307が設けられている。
スケール抑制装置3は、第1の配管207における水導出口205と沸き上げ用送水ポンプ206との間の位置に介設される。より詳しくは、第1の配管207の水導出口205側は、スケール抑制装置3における気液分離材301の内周面側(支持部材303の内側)に連通するように入口側端面305に接続され、第1の配管207の沸き上げ用送水ポンプ206側は、気液分離材301の内周面側(支持部材303側)に連通するように出口側端面306に接続される。また、出口側端面306における気液分離材301の外周面側(支持部材302の外側)には、溶存ガスを排出するための配管308が設けられている。以下、気液分離材301が隔てられて形成された給水脱気配管304内の2空間のうち、水導出口205および第1の配管207に連通する側の空間を「第一室」と称し、配管308に連通する側の空間を「第二室」と称することとする。
次に、本実施の形態1の動作について説明する。図1に示す貯湯式給湯機は、その特徴的な動作として、スケール抑制運転による貯湯タンク201内の水の溶存ガスの分離動作を実施可能に構成されている。スケール抑制運転を実施する場合には、制御部からのスケール抑制運転信号を受けて三方弁210が制御されて循環回路が形成されるととともに、沸き上げ用送水ポンプ206が駆動される。これにより、水導出口205から出水された貯湯タンク201内の水は、第1の配管207を流通してスケール除去装置3に導入される。スケール抑制装置3内では、導入された水が気液分離材301の内側(第一室)を流通する。この際、気液分離材301の内側には貯湯タンク201内の水による水圧が作用するため、気液分離材301の内側(第一室)と外側(第二室)との間に差圧が発生する。これにより、スケール除去装置3では溶存ガスが気液分離材301の内側から外側へと分離される。
溶存ガスが分離された後の水は、スケール抑制装置3から第1の配管へと導出される。そして、沸き上げ用送水ポンプ206及び三方弁を介して循環戻り配管209を流通し、水導入口211から貯湯タンク201の内部へ順次戻される。
このように、本実施の形態の貯湯式給湯機によるスケール抑制運転によれば、貯湯タンク201内の水がスケール抑制装置3に導入されて溶存ガスが分離されるとともに、溶存ガスが分離された後の水が貯湯タンク201内に順次戻される。これにより、貯湯タンク201内の溶存ガスを減らすことができるので、スケールの発生を有効に抑制することが可能となる。また、本実施の形態1の貯湯式給湯機によれば、貯湯タンク201内の水をスケール抑制装置3に導入した後、加熱手段を経由することなく再び貯湯タンク201内に循環させることができるので、沸き上げ運転の実施有無によらずスケール抑制運転を実施することができる。また、スケール抑制装置3から導出された低温の水は貯湯タンク201の中間部に設けられた水導入口211から戻されるので、貯湯タンク201の上部に貯湯されている高温水に当該低温の水が混合される事態を回避することができる。
また、本実施の形態1の貯湯式給湯機によれば、スケール抑制装置3が貯湯タンク201の下端よりも下方に配置されているので、圧力を調整するための装置を別途設けることなく気液分離材301の内側と外側との間に有効に差圧を発生させることができる。
ところで、上述した実施の形態1では、沸き上げ運転を実施していないときに実施するスケール抑制運転について説明したが、沸き上げ運転の実施中にスケール抑制運転を行うこともできる。すなわち、沸き上げ運転による貯湯タンク201への給湯動作を実施する場合には、制御部からの貯湯運転信号を受けて加熱手段1が運転される。この場合、冷媒は圧縮機101で圧縮され高温高圧となり、放熱器102で熱交換して冷却される。そして、冷却された冷媒は膨張弁103により減圧され、蒸発器104により大気から吸熱して蒸発し、圧縮機101に戻る。一方、タンクユニット2では、制御部からの貯湯運転信号を受けて三方弁210が制御されて貯湯回路が形成されるととともに、沸き上げ用送水ポンプ206が駆動される。そして、水導出口205から出水された貯湯タンク201内の水は、スケール抑制装置3に導入されて溶存ガスが分離される。溶存ガスの分離後の水は第1の配管207を通って放熱器102に供給される。放熱器102では、熱交換により水が加熱される。加熱されて高温となった温水は第2の配管208を通って貯湯タンク201の上部の温水導入口204から順次貯湯される。このように、沸き上げ運転の実施中においても貯湯タンク201内の溶存ガスを有効に減らすことが可能となる。
また、上述した実施の形態1では、気液分離材301として中空糸膜を用いることとしているが、気液分離材として使用可能な材料はこれに限られず、ガス分離能を有する材料であれば他の材料でもよい。
また、上述した実施の形態1では、スケール除去装置3を貯湯タンク201の下方に配置することとしているが、スケール除去装置3の配置はこれに限られない。但し、気液分離材301の内側と外側との間に発生させる差圧を極力大きくするためには、貯湯タンク201の底部よりも下方に配置することが好ましい。
実施の形態2.
次に、図3乃至図5を参照して本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2の貯湯式給湯機は、スケール抑制装置3の配置に特徴を有している。図3は、本発明の実施の形態2における貯湯式給湯機の回路構成図である。この図に示すように、実施の形態2の貯湯式給湯機は、スケール抑制装置3が貯湯タンク201内に突出して配置されている点を除き、図1に示す貯湯式給湯機と同様の構成を有している。
図4は、本発明の実施の形態2のスケール抑制装置の内部構成を示す断面図である。この図に示すように、スケール抑制装置3は、円筒形状の給水脱気配管304と、その一端側を覆うように設けられ、貯湯タンク201へ固定されるフランジ310と、他端側から貯湯タンク201の底部へ向かって延びその端部が貯湯タンク201の内部空間に開放された給水部311とを備えている。また、給水部311にはフィルタ312が設けられている。
給水脱気配管304の内部には、気液分離材301がフランジ310から給水脱気配管304の軸方向に向かって管状に延び且つその端部を覆うように構成されている。気液分離材301は、例えば中空糸膜を用いて構成され、その外周面側を覆うように配置された管状の支持部材302と内周面側を覆うように配置された管状の支持部材303とによって挟持されることにより固定されている。また、支持部材302,303には複数の孔307が設けられている。また、フランジ310における気液分離材301の外周面側(支持部材302の外側)には、給水部311から導入された水が導出されるための水導出口313が設けられており、フランジ310における気液分離材301の内側面側(支持部材303の内側)には、溶存ガスを外部へ排出するための配管308が設けられている。これにより、フランジ310における気液分離材301の外周面側(支持部材302の外側)には第一室が形成され、気液分離材301の内側面側(支持部材303の内側)には第二室が形成される。
図5は、本発明の実施の形態2のスケール抑制装置が貯湯タンクに固定された状態を示す部分断面図である。この図に示すように、スケール抑制装置3のフランジ310は、Oリング314を介して、ボルト315により貯湯タンク201の下部に設けられた水導出口205に固定される。
スケール抑制運転を実施する場合には、制御部からのスケール抑制運転信号を受けて三方弁210が制御されて循環回路が形成されるととともに、沸き上げ用送水ポンプ206が駆動される。これにより、貯湯タンク201内の水は、給水部311から吸い込まれフィルタ312を通過して給水脱気配管304内の第一室に導かれる。第一室に導かれた水は、支持部材302を通して気液分離材301と接するが、貯湯タンク201内は、前述の減圧弁により水道水圧が調圧されて200〜300KPaの高圧状態にあるので、第二室側の外気との差圧により溶存ガスのみが気液分離材301を通過する。第二室へ透過した溶存ガスは配管308から貯湯タンク201外部の空気中に放出される。給水脱気配管304の中の水の流れは1L/分程度であるので、脱気するのに十分な時間を気液分離膜と接することができる。溶存ガスが低減された水は水導出口205から第1の配管207へと導出される。
このように、本実施の形態2の貯湯式給湯機によれば、スケール抑制装置3が貯湯タンク201の内部に配置されるので、スケール抑制装置3を設置する場所が不要となりタンクユニット2のスペース効率を高めることができる。また、スケール抑制装置を備えていない従来のタンクユニットであっても、貯湯タンクを入れ替えるだけでスケール抑制機能を有する給湯機に容易に変更することができる。更に、スケール抑制装置3はボルト315により貯湯タンク201に固定される構造のため、スケール抑制装置3の機能が劣化した場合であっても新品との交換を容易に行うことができる。
また、本実施の形態2の貯湯式給湯機によれば、給水部311が貯湯タンク201の内部において底部に向かって延びているので、貯湯タンク201の底部の水を効率よくスケール抑制装置3内に導入して溶存ガスを分離することができる。また、給水部311にはフィルタ312が設けられているので、スケール抑制装置3内への異物の混入を有効に抑制することができる。
ところで、上述した実施の形態2の貯湯式給湯機では、沸き上げ運転を実施していないときに実施するスケール抑制運転について説明したが、沸き上げ運転の実施中にスケール抑制運転を行うこともできる。また、上述した実施の形態2では、気液分離材301として中空糸膜を用いることとしているが、気液分離材として使用可能な材料はこれに限られず、ガス分離能を有する材料であれば他の材料でもよい。
実施の形態3.
次に、図6及び図7を参照して本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3の貯湯式給湯機はスケール抑制装置3の内部構造に特徴を有している。図6は、本発明の実施の形態3のスケール抑制装置の内部構成を示す断面図である。この図に示すように、スケール抑制装置3は、給水脱気配管304の内部にヒータ316とそれを防水するシース317が配置されている点を除き、図4に示すスケール抑制装置3と同様の構成を有している。
ヒータ316の発熱量は非常に小さく水温を上昇させるほどの熱量はないが、局所的に100℃に近い温度領域を出現させることができるものである。このような構成によれば、スケール抑制運転中にヒータ316を駆動することにより、溶存ガス飽和限度を下げて溶存ガスの泡化を促進させることができるので、効率的に溶存ガス量を減らす効果を有する。なお、貯湯タンク201内の水は局所的に加熱されるだけで水温の上昇はわずかであるので、加熱源の沸き上げ効率を低下させることはない。
ところで、上述した実施の形態3の貯湯式給湯機では、給水脱気配管304の内部にヒータ316を配置する構成としたが、ヒータ316の配置はこれに限られない。図7は、スケール抑制装置の内部構成の他の例を示す断面図である。この図に示すスケール抑制装置3では、給水部311の外側にヒータ316を配置している。また、ヒータ316は、貯湯タンク201内の水温が上昇しないようにタンク内の水に対して断熱構造を有している。このような構成によれば、給水脱気配管304へ導入される水を有効に加熱することができる。
また、上述した実施の形態3の貯湯式給湯機では、貯湯タンク201内に配置されたスケール抑制装置3においてヒータ315を配置することとしたが、図2に示すスケール抑制装置3においてその内部にヒータ316を配置することとしてもよい。
1 加熱手段、2 タンクユニット、201 貯湯タンク、204 温水導入口(第1の水導入口)、205 水導出口、206 沸き上げ用送水ポンプ、207 第1の配管、208 第2の配管、209 循環戻り配管(第3の配管)、210 三方弁(切替装置)、211 水導入口(第2の水導入口)、3 スケール抑制装置(気液分離部)、301 気液分離材、311 給水部、312 フィルタ、316 ヒータ

Claims (8)

  1. 湯水を貯湯させるための貯湯タンクと、
    導入された水を加熱して導出する加熱手段と、
    一端が前記貯湯タンクの下部に設けられた水導出口に接続され、他端が前記加熱手段への導入口に接続された第1の配管と、
    一端が前記加熱手段からの導出口に接続され、他端が前記貯湯タンクの上部に設けられた第1の水導入口に接続された第2の配管と、
    前記水導出口又は前記第1の配管に設置された気液分離部と、
    前記第1の配管における前記気液分離部の下流側から分岐して、前記第1の水導入口よりも下方に設けられた前記貯湯タンクの第2の水導入口に接続された第3の配管と、
    前記第1の配管と前記第3の配管との接続部に配置され、前記水導出口から導出された水の流通先を前記第1の配管と前記第3の配管との間で切り替える切替装置と、
    前記第1の配管における前記切替装置よりも上流側に設置されたポンプと、
    を備える貯湯式給湯機。
  2. 前記気液分離部は、
    前記水導出口に連通する第1室と、
    外部空間と連通する第2室と、
    を備え、前記第1室と前記第2室とは、液体の中からガスを分離可能に構成された気液分離材によって隔てられている請求項1記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記切替装置を操作して前記第1の配管と前記第3の配管を連通させた状態で前記ポンプを駆動する制御手段を更に備える請求項1または2記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記気液分離部は、前記水導出口から前記貯湯タンク内部へ突出して設置されている請求項1乃至3の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記気液分離部は、前記第1の配管の途中且つ前記貯湯タンクの底部よりも低い位置に設置されている請求項1乃至3の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記気液分離部は、前記水導出口から着脱自在に構成されている請求項1乃至5の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記気液分離部へ水を導入する給水部にフィルタが設けられている請求項1乃至5の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記気液分離部は、その内部にヒータが設けられている請求項1乃至7の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
JP2013045349A 2013-03-07 2013-03-07 貯湯式給湯機 Expired - Fee Related JP6003725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045349A JP6003725B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 貯湯式給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045349A JP6003725B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 貯湯式給湯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014173768A true JP2014173768A (ja) 2014-09-22
JP6003725B2 JP6003725B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=51695174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013045349A Expired - Fee Related JP6003725B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 貯湯式給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6003725B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016211798A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
WO2023139732A1 (ja) * 2022-01-20 2023-07-27 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101532A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Panasonic Corp 給湯機
JP2010276303A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Daikin Ind Ltd ヒートポンプ式給湯機
JP2012117776A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ式給湯機
JP2012207846A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Mitsubishi Electric Corp 給湯装置
WO2014125678A1 (ja) * 2013-02-18 2014-08-21 三菱電機株式会社 給湯機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101532A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Panasonic Corp 給湯機
JP2010276303A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Daikin Ind Ltd ヒートポンプ式給湯機
JP2012117776A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ式給湯機
JP2012207846A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Mitsubishi Electric Corp 給湯装置
WO2014125678A1 (ja) * 2013-02-18 2014-08-21 三菱電機株式会社 給湯機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016211798A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
WO2023139732A1 (ja) * 2022-01-20 2023-07-27 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6003725B2 (ja) 2016-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2016151283A (ru) Способ электролиза и электролизная установка
JP6068202B2 (ja) 燃料電池システム
JP5150785B2 (ja) 純粋液体製造装置
JP6003725B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5308022B2 (ja) 脱水装置及び方法
US20210002148A1 (en) Water treatment apparatus, water treatment method, and method of starting water treatment apparatus
CN104105937A (zh) 冷却装置
JP2015146258A (ja) 燃料電池システム
KR20130102088A (ko) 수처리 시스템 및 수처리 방법
JP2006275445A (ja) 給湯機
US9048384B2 (en) Steam generation apparatus
JP2008300059A (ja) 燃料電池装置
JP2013155896A (ja) 低圧蒸気加熱装置
JP2009032556A (ja) 燃料電池装置
KR101525546B1 (ko) 수소함유 혼합기체에서 수소를 분리하는 방법 및 이를 수행하는 장치
JP5852452B2 (ja) 低圧蒸気加熱装置
JP2015196151A (ja) 清浄水生成装置
JP5917225B2 (ja) 低圧蒸気加熱装置
JP2011163735A (ja) 廃蒸気回収装置
JP2009163970A (ja) 発電システム
JP6556647B2 (ja) 燃料電池システム
US20220158204A1 (en) Catalytic heaters for evaporatively cooled fuel cell systems
JP6643305B2 (ja) 加熱装置及び水電解システム
JP6647937B2 (ja) 燃料電池システム
JP2011161420A (ja) 廃蒸気回収装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6003725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees