JP2009163970A - 発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】発電システムの冷却水系に設けられた水タンクには、冷却水中の溶存空気が温度上昇により気泡となった場合に、気泡を外気に放出し、気泡による冷却水経路内の閉塞に伴う発電機の異常な温度上昇等を抑制する機能がある。しかしながら、発電機の起動時には、水タンクの存在により発電機を最適な温度にまで上昇される際に、相当量の熱エネルギーを要していた。
【解決手段】燃料電池100と、燃料電池100を冷却する冷却水が流れる冷却水経路と107、冷却水経路107が上り勾配から下り勾配に変化するまでの間の経路に設けられたガス抜き器117とを備え、ガス抜き器117が閉じた状態において冷却水経路107は閉回路になるよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水素などの燃料と酸素などの酸化剤を用いて発電を行う発電システムの水処理手段に関する。
従来の燃料電池システムとして、図5に示す構成を提案しているものがあった。(例えば、特許文献1参照)。
図5に示すように、燃料ガス系には燃料電池1に水素リッチな燃料ガスを供給する水素生成器2と、燃料オフガスを燃焼して再利用する水素生成器2の燃焼器2aとが設けられている。また、酸化剤ガス系には、燃料電池1に酸化剤ガスとしての空気を供給する空気ブロア3と、燃料電池1から排出された酸化剤オフガス中の水分を除去する水凝縮器4、水凝縮器4で得られた凝縮水を蓄える凝縮水タンク5が設けられている。また、冷却水系は、冷却水ポンプ6、熱交換器7、冷却水を蓄える水タンク8を含む冷却水経路を有し、それにより冷却水が燃料電池1を冷却する。蓄熱系には、貯湯ポンプ9により、貯湯タンク10からの水を循環させて、水凝縮器4の凝縮熱や熱交換器7を介して冷却水の熱を貯湯タンク10に回収するように構成された排熱回収経路が設けられている。
凝縮水タンク5に貯められた凝縮水は、水供給ポンプ11により、イオン交換樹脂部12を通って金属イオンや不純物が取り除かれた後、水タンク8に供給され、燃料電池1への冷却水や、水ポンプ13によって水素生成器2に送られて水素生成器2の改質反応用の水などに再利用される。また、分離された酸化剤オフガス中の気体成分は、外部に放出される。
一方、反応に利用されずに燃料電池1から排出された燃料オフガス中の未反応の水素は、水素生成器2の燃焼器2aに供給され、燃焼ガスとして燃焼に用いられる。燃焼器22aで生じる燃焼熱により水素生成器2の反応部(図示せず)が加熱され、それにより、反応部を所定の温度に保った状態で水蒸気改質反応が行われる。
特開2006−040553号公報(第1図)
ところで、上記従来の燃料電池システムに示されるように、冷却水系には水タンクが設けられることが多い。この水タンクには、冷却水中の溶存空気が温度上昇により気泡となった場合に、気泡を外気に放出し、気泡による冷却水経路内の閉塞に伴う発電機の異常な温度上昇等を抑制する機能がある。しかしながら、発電システムの起動時に発電機を上記最適な温度にまで上昇させる際に、起動前の外気温が非常に低いと、水タンクを含めた冷却水系に相当量の熱エネルギーを加えて加熱する必要があり、省エネルギー性の点について問題があった。
本発明は、上記従来の発電システムの冷却水系が有する課題を考慮して、簡単な構成で、起動時の熱エネルギーの低減化と冷却水経路内の気泡溜まりによる流路閉塞を抑制する発電システムを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するための、第1の本発明に係る発電システムは、発電機と、前記発電機を冷却する冷却水が流れる冷却水経路と、前記冷却水経路が上り勾配から下り勾配に変化するまでの間の経路に設けられたガス抜き器とを備え、前記ガス抜き器が閉じた状態において前記冷却水経路は閉回路になるよう構成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、冷却水経路に水タンクを必要としないため、冷却水経路を含めた冷却水量を大幅に削減でき、起動の際の熱エネルギーを低減できる。また、発電機の待機時と発電時の温度変化に伴い、冷却水経路内に発生する気泡は、気泡が溜まりやすい冷却水経路が上り勾配から下り勾配に変化するまでの間の経路に設けられたガス抜き器により排出されるため冷却水経路での気泡発生による発電機の異常な温度上昇等が起こる可能性が低減する。
また、第2の本発明に係る発電システムは、前記発電機が燃料電池であり、原燃料と水とから水素を含有する前記燃料ガスを生成する水素生成器と、水タンクと、前記水タンクより前記水素生成器に水を供給する水供給経路と、前記冷却水経路の上り勾配から下り勾配に変わるまでの間の経路から分岐し、水平または上り勾配になるよう構成された分岐経路とを備え、前記ガス抜き器は、前記水供給経路と前記分岐経路の合流部に設けられている。
かかる構成によれば、冷却水経路は分岐経路を介して水供給経路と接続しているため水供給経路より水素生成器に水が供給される際の冷却水経路の流量変動の可能性が低減されるとともに、ガス抜き器を経由した後に水素生成器に水が供給されるよう構成されているため、冷却水経路内で発生したガスだけでなく水供給経路内に発生したガスも脱気され、それぞれの水経路の閉塞を抑制することができる。
また、第3の本発明に係る発電システムは、前記冷却水経路に設けられた冷却水送出器と、前記合流部と前記水タンクとの間の水供給経路に設けられた第1水供給器と、前記合流部と前記水素生成器との間の前記水供給経路に設けられた第2水供給器と、制御器とを備え、前記制御器は、前記冷却水送出器の動作中に前記第2水供給器の動作開始する場合に、前記第2水供給器の動作を開始する以前に前記第1水供給器を動作させるよう制御することを特徴とする。
かかる構成によれば、水供給経路より水素生成器に水の供給を開始する際に、冷却水経路から冷却水が水供給経路に流入し、冷却水経路の流量変動に伴う燃料電池の温度変動が起きる可能性を低減することが可能となる。
また、第4の本発明に係る発電システムは、前記冷却水経路に設けられた冷却水送出器と、前記合流部と前記水タンクとの間の水供給経路に設けられた第1水供給器と、前記合流部と前記水素生成器との間の前記水供給経路に設けられた第2水供給器と、制御器とを備え、前記制御器は、前記冷却水送出器の動作中に前記水素生成器への水供給を停止する場合に、前記第1水供給器の動作を停止する以前に前記第2水供給器を停止させるよう制御することを特徴とする。
かかる構成によれば、水供給経路から水素生成器への水の供給を停止する際に、冷却水経路から冷却水が水供給経路に流入し、冷却水経路内の冷却水の流量変動に伴う燃料電池の温度変動が起きる可能性を低減することが可能となる。
また、第5の本発明に係る発電システムは、前記冷却水経路に設けられた冷却水送出器と、前記合流部と前記水タンクとの間の水供給経路に設けられた第1水供給器と、前記合流部と前記水素生成器との間の前記水供給経路に設けられた流量調整弁と、制御器とを備え、前記制御器は、前記冷却水送出器の動作中に前記水素生成器への水供給を開始する場合に、前記流量調整弁を開放開始される以前に前記第1水供給器の動作を開始させるよう制御することを特徴とする。
かかる構成によれば、水供給経路より水素生成器に水の供給を開始する際に、冷却水経路から冷却水が水供給経路に流入し、冷却水経路の流量変動に伴う燃料電池の温度変動が起きる可能性を低減することが可能となる。
また、第6の本発明の燃料電池システムは、前記冷却水経路に設けられた冷却水送出器と、前記合流部と前記水タンクとの間の水供給経路に設けられた第1水供給器と、前記合流部と前記水素生成器との間の前記水供給経路に設けられた流量調整弁と、制御器とを備え、前記制御器は、前記冷却水送出器の動作中に前記水素生成器への水供給を停止する場合に、前記第1水供給器の動作を停止する以前に前記流量調整弁を閉止させるよう制御することを特徴とする。
かかる構成によれば、水供給経路からの水素生成器への水の供給を停止する際に、冷却水経路から冷却水が水供給経路に流入し、冷却水経路の流量変動に伴う燃料電池の温度変動が起きる可能性を低減することが可能となる。
また、第7の本発明の発電システムは、ガス抜き器にガスが溜まったことを検知するガス溜まり検知器と、前記ガス溜まり検知器によりガス溜まりを検知したとき、前記ガス抜き器を介してガス抜きを行わせる制御器を備えても良い。
かかる構成によれば、ガスが溜まったことが検知されると発電機の急激な温度上昇等により発電に支障が出る前にガスを脱気できるので、安定した燃料電池システムの運転を行うことが可能になる。
以上から明らかなように、本発明の発電システムでは、冷却水経路に水タンクを必要としないため、冷却水経路を含めた冷却水量を大幅に削減でき、起動の際の熱エネルギーを低減できる。また、発電機の待機時と発電時の温度変化に伴い、冷却水経路内に発生する気泡による発電機の異常な温度上昇が起きる可能性を低減できる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る発電システムの一例である燃料電池システムの構成概要を示すブロック図であり、図2は、図1の発電システムに用いられるガス抜き器の構成を示す模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施の形態1における発電システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池100と、燃料ガス系には、水素含有ガスを生成する改質器(図示せず)を有する水素生成器101と、燃料電池100から排出された燃料オフガスの燃焼により水素生成器101を加熱するための燃焼器101Aとが設けられている。また、酸化剤ガス系には、燃料電池100に酸化剤ガスとしての空気を供給する空気ブロア102と、燃料電池100から排出された酸化剤オフガス中の水分を除去する水凝縮器103、水凝縮器103で得られた凝縮水を蓄える凝縮水タンク104が設けられている。また、冷却水系は、冷却水ポンプ105、熱交換器106、冷却水を循環する冷却水経路107を有し、冷却水経路107を流れる冷却水により燃料電池100が冷却される。蓄熱系には、貯湯ポンプ108により、貯湯タンク109から取り出した貯湯水を循環させて、水凝縮器103において空気オフガス中の水分の凝縮熱や熱交換器106において冷却水の熱を回収するように構成された排熱回収経路110が設けられている。なお、水凝縮器103で水分を除去するガスは燃料オフガスであっても構わない。さらに、燃料電池システム内の各機器の動作を制御する制御器126が設けられている。
かかる構成の燃料電池システムの運転時には、燃料ガス系の水素生成器101に、天然ガス等の原燃料が供給される。水素生成器101では、供給された原燃料が水蒸気雰囲気下で水蒸気改質され、水素含有ガスが生成される。そして、生成された水素含有ガスが燃料電池100の燃料極側に燃料ガスとして供給される。また、酸化剤ガス系では、空気ブロア102によって、空気又は酸素が、酸化剤ガスとして、燃料電池100の酸化剤極側に供給される。
燃料電池100では、このようにして供給された燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて電気化学反応が行われ、それにより発電が行われるとともに熱が発生する。この熱は、制御器126が、冷却水ポンプ105を動作させることで、燃料電池100を通流する冷却水に排熱回収され、さらに、熱交換器106において冷却水の熱が回収される。つまり、熱交換器106は、排熱回収した熱を、排熱回収経路を流れる貯湯水に与えている。それにより、燃料電池100で発生した排熱が貯湯タンク109に温水として貯えられ、有効利用できる。
ここで、反応に利用されずに燃料電池100から排出された未反応の酸素を含む酸化剤ガス(以下、酸化剤オフガスと呼ぶ)は、水凝縮器103に送られる。水凝縮器103は、熱交換器で構成され、例えば、凝縮器103本体の内部に排熱回収経路内の貯湯水を流すとともに、この貯湯水と熱交換面を介して熱交換するように酸化剤オフガスを流す。かかる構成では、貯湯水によって酸化剤オフガスの熱が回収されて酸化剤オフガスが露点温度まで冷却され、それにより、酸化剤オフガス中の水分が凝縮する。そして、この凝縮水は凝縮水タンク104に貯められ、制御器126の制御により本発明の第1水供給器としての水供給ポンプ111を動作させることで、水供給経路115内の水がイオン交換樹脂部112を通って金属イオンや不純物が取り除かれた後、水素生成器101に送られて水素生成器101の改質反応用の水蒸気に再利用される。また、分離された酸化剤オフガス中のガス成分は、外気に放出される。ガス抜き器117は、冷却水経路107で発生した気泡が溜まりやすい冷却水経路107が上り勾配から下り勾配に変化するまでの間の経路上に設けられている。そして、ガス抜き器117が外気と連通していない状態においては、冷却水経路107は閉経路を構成している。
一方、反応に利用されずに燃料電池100から排出された未反応の水素を含む燃料ガス(以下、燃料オフガスと呼ぶ)は、水素生成器101の燃焼器101Aに供給され、燃焼ガスとして燃焼に用いられる。燃焼器101Aで生じる燃焼熱により水素生成器101の反応部(図示せず)が加熱され、それにより、反応部を所定の温度に保った状態で水蒸気改質反応が行われる。
次に、本発明を特徴づけるガス抜き器117の詳細構成について、図2を用いて説明する。
図2に示すように、冷却水経路107内の冷却水に散在する気泡118がガス溜まり部113の上部にガス溜まりとして集約し、ガス溜まり部113に溜まったガスにより、浮力に反発して弁体121が押し下げられ、ガス抜き口123を介して外気に排出される。ガス抜き器117の構成についてより詳細に説明すると、球体形状のフロート119とフロート119上部に設けられた支柱120、支柱120中央部に設けられた弁体121、支柱120上部に取り付けられガス抜き弁117の内側上部に固定されたバネ部122が接続されている。ガス抜き弁117の中央周囲には、ガス溜まり部113から弁体121を経由した空気を外部へ放出するためのガス抜き口123が設けられている。
以上のことから、本実施の形態の効果として、冷却水経路107を閉回路にでき、水タンクを必要としないため、冷却水経路107の冷却水量を低減できるとともに水タンク表面からの放熱ロスもなくなり、起動時に必要な熱エネルギーを低減できる。また、冷却水の待機時と発電時の温度変化に伴い、冷却水経路107に発生する溶存ガスの気泡は、ガス抜き器117を介して外部へ排出されるため、冷却水経路107での気泡発生による燃料電池の排熱回収能力低下等の悪影響を及ぼすことはない。
なお、排熱回収経路110の貯湯水の流れは、図1では、水凝縮器103を通った後に、燃料電池100で発生した反応熱を冷却水より回収する熱交換器106を通るという順に図示しているが、別の順に流しても良いことや、水凝縮器103は燃料系側にも設けて良いことは言うまでもない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における発電システムの一例である燃料電池システムの詳細構成について、図3を用いて説明する。なお、図1、2と同一部品には同一番号を付し、部品の説明を省略する。
図3に示すように、本実施の形態の燃料電池システムは、冷却水経路107の上り勾配から下り勾配に変化するまでの経路上で分岐し、上り勾配になるよう構成された分岐経路116を備え、分岐経路116と水供給経路115との合流部にガス抜き器117が設けられている。
上記のように構成されることで、冷却水経路107は分岐経路116を介して水供給経路と接続しているため水供給経路115より水素生成器101に水が供給される際の冷却水経路107の流量変動の可能性が低減されるとともに、かつガス抜き器117を経由した後に水素生成器101に水が供給されるよう構成されているため、冷却水経路107内で発生したガスだけでなく水供給経路115内に発生したガスも脱気され、それぞれの水経路の閉塞を抑制することができる。なお、上記分岐経路116は、図3に示すように合流部に向けて上り勾配で構成されているが、水平に構成されていても上り勾配の場合と同様に冷却水経路107のガス抜きの効果が得られる。
また、合流部と水素生成器101との間の水供給経路115に本発明の第2水供給器としての水供給ポンプ114が設けられている。そして、冷却水経路ポンプ105が動作し、冷却水経路107内を冷却水が循環している状態において、この水供給経路115から水素生成器101への水の供給動作の開始または停止をする場合、水供給経路115内の圧力が低下して、冷却水経路107から冷却水が水供給経路115に流入しないよう、制御器126が水供給ポンプ111と水供給ポンプ114とを動作させることが必要になる。具体的には、水素生成器101に水を供給する際に、制御器126は、水供給ポンプ114の動作を開始すると同時かそれより前に水供給ポンプ111の動作を開始することが好ましい。これは、水供給ポンプ114の動作開始よりも水供給ポンプ111の動作が遅い場合、水供給経路115内の圧力が低下し、循環動作中の冷却水経路107内の冷却水が水供給経路115に流入し、冷却水経路107内の冷却水流量が変動する可能性がある。しかしながら、上記のように構成されることで、水供給経路115より水素生成器101に水の供給を開始する際に、冷却水経路107から冷却水が水供給経路115に流入し、冷却水経路107の流量変動に伴う燃料電池100の温度変動が起きる可能性を低減することが可能になる。
また、水素生成器101への水の供給を停止する際に、制御器2は、水供給ポンプ111の動作を停止するかそれ以前に水供給ポンプ114の動作を停止することが好ましい。これは、水供給ポンプ111の動作停止よりも水供給ポンプ114の動作停止が遅い場合、水供給経路115内の圧力が低下し、循環動作中の冷却水経路107内の冷却水が水供給経路115に流入し、冷却水経路107内の冷却水流量が変動する可能性がある。しかしながら、上記のように構成されることで、水素生成器101への水の供給を停止する際に、冷却水経路107から冷却水が水供給経路115に流入し、冷却水経路107の流量変動に伴う燃料電池100の温度変動が起きる可能性を低減することが可能になる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における発電システムの一例である燃料電池システムの詳細構成について、図4を用いて説明する。なお、図1、2、3と同一部品には同一番号を付し、部品の説明を省略する。
図4に示すように、上記実施の形態2の燃料電池システムと異なり、冷却水経路107の分岐経路116と水供給経路115との合流部と水素生成器101との間の水供給経路115に流量調整弁124を設けることを特徴とする。これにより、上記実施の形態2のように水供給ポンプ114を設ける場合に比べて、構成がコンパクトになるとともにコストが低減される。なお、本発明の流量調整弁には、ニードル弁等の一般的な流量調整弁だけでなく、開閉弁も含まれる。
そして、この場合にも、上記実施の形態2の同様に、冷却水経路ポンプ105が動作し、冷却水経路107内を冷却水が循環している状態において、この水供給経路115から水素生成器101への水の供給動作の開始または停止の際に、水供給経路115内の圧力が低下して、冷却水経路107から冷却水が水供給経路115に流入しないよう水供給ポンプ111と流量調整弁124とを動作させることが必要になる。
具体的には、水素生成器101に水を供給する際に、流量調整弁124を閉止した状態から開放開始すると同時かそれより前に水供給ポンプ111の動作を開始することが好ましい。これは、流量調整弁124の開放開始よりも水供給ポンプ111の動作が遅い場合、水供給経路115内の圧力が低下し、循環動作中の冷却水経路107内の冷却水が水供給経路115内に流入し、冷却水経路107内の冷却水流量が変動する可能性がある。しかしながら、上記のように構成されることで、水供給経路115より水素生成器101に水の供給を開始する際に、冷却水経路107から冷却水が水供給経路115に流入し、冷却水経路107の流量変動に伴う燃料電池100の温度変動が起きる可能性を低減することが可能になる。
また、水素生成器101への水の供給を停止する際に、水供給ポンプ111の動作を停止するかそれ以前に流量調整弁124を閉止することが好ましい。これは、水供給ポンプ111の動作停止よりも流量調整弁124の閉止が遅い場合、水供給経路115内の圧力が低下し、循環動作中の冷却水経路107内の冷却水が流入し、冷却水経路107内の冷却水流量が変動する可能性がある。しかしながら、上記のように構成されることで、水素生成器101への水の供給を停止する際に、冷却水経路107から冷却水が水供給経路115に流入し、冷却水経路107の流量変動に伴う燃料電池100の温度変動が起きる可能性を低減することが可能になる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4における発電システムの一例である燃料電池システムの詳細構成について、図5を用いて説明する。なお、図1、2、3、4と同一部品には同一番号を付し、部品の説明を省略する。
図5に示すように、ガス抜き器117は、ガス溜まり部113に溜まったガスを検知するガス溜まり検知器125が設けられている。ガス溜まり検知器125としては、水と空気の物性値の違い(光の屈折率、音の伝搬速度等)を利用したセンサにて構成されている。このガス溜まり検知器125がガス溜まりを検知したとき、制御器126へガス溜まり検知信号を送り、制御器126は電磁弁127を開放してガス抜きを行わせるように制御する。
以上のことから、本実施の形態の発電システムの効果として、実施の形態1〜3と同様の効果は勿論のこと、ガス溜まり部113に溜まったガスを検知するガス溜まり検知器125により、ガスが溜まったことが検知されるとガス抜き器117によりガス抜きが実行されるので、冷却水経路107のガス溜まりによる流路閉塞または水素生成器101の水蒸気不足による燃料ガス生成量の低下等により燃料電池100の発電に支障が出る前に冷却水経路内に溜まったガスを脱気できるため、安定した燃料電池システムの運転を行うことが可能になる。
本発明に係る発電システムは、起動の際の熱エネルギーを低減できるとともに、冷却水経路内に発生する気泡による発電機の異常な温度上昇が起こることを抑制するという効果があり、例えば、コージェネレーションシステムに利用される発電システム等として有用である。
本発明の実施の形態1に係る発電システムの構成を示す概略図 本発明の実施の形態1に係る発電システムのガス抜き器の構成例を示す模式図 本発明の実施の形態2に係る発電システムの構成を示す概略図 本発明の実施の形態3に係る発電システムの構成を示す概略図 本発明の実施の形態4に係る発電システムの連通配管最上部のガス溜まり部構成例を示す模式図 従来の発電システムの構成を示す概略図
符号の説明
1,100 燃料電池
2,101 水素生成器
2a,101A 燃焼器
3,102 空気ブロア
4,103 水凝縮器
5,104 凝縮水タンク
6,105 冷却水ポンプ
7,106 熱交換器
9,108 貯湯ポンプ
10,109 貯湯タンク
11,111 水供給ポンプ
12,112 イオン交換樹脂部
13,114 水ポンプ
14,107 冷却水経路
15,115 水供給経路
113 ガス溜まり部
116 分岐経路
117 ガス抜き器
124 流量調整弁
125 ガス溜まり検知器
126 制御器
127 電磁弁

Claims (7)

  1. 発電機と、前記発電機を冷却する冷却水が流れる冷却水経路と、前記冷却水経路が上り勾配から下り勾配に変化するまでの間の経路に設けられたガス抜き器とを備え、前記ガス抜き器が閉じた状態において前記冷却水経路は閉回路になるよう構成されている発電システム。
  2. 前記発電機が燃料電池であり、原燃料と水とから水素を含有する前記燃料ガスを生成する水素生成器と、水タンクと、前記水タンクより前記水素生成器に水を供給する水供給経路と、前記冷却水経路の上り勾配から下り勾配に変わるまでの間の経路から分岐し、水平または上り勾配になるよう構成された分岐経路とを備え、前記ガス抜き器は、前記水供給経路と前記分岐経路の合流部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の発電システム。
  3. 前記冷却水経路に設けられた冷却水送出器と、前記合流部と前記水タンクとの間の水供給経路に設けられた第1水供給器と、前記合流部と前記水素生成器との間の前記水供給経路に設けられた第2水供給器と、制御器とを備え、前記制御器は、前記冷却水送出器の動作中に前記水素生成器への水供給を開始する場合に、前記第2水供給器の動作を開始する以前に前記第1水供給器を動作させるよう制御することを特徴とする請求項2記載の発電システム。
  4. 前記冷却水経路に設けられた冷却水送出器と、前記合流部と前記水タンクとの間の水供給経路に設けられた第1水供給器と、前記合流部と前記水素生成器との間の前記水供給経路に設けられた第2水供給器と、制御器とを備え、前記制御器は、前記冷却水送出器の動作中に前記水素生成器への水供給を停止する場合に、前記第1水供給器の動作を停止する以前に前記第2水供給器を停止させるよう制御することを特徴とする請求項2記載の発電システム。
  5. 前記冷却水経路に設けられた冷却水送出器と、前記合流部と前記水タンクとの間の水供給経路に設けられた第1水供給器と、前記合流部と前記水素生成器との間の前記水供給経路に設けられた流量調整弁と、制御器とを備え、前記制御器は、前記冷却水送出器の動作中に前記水素生成器への水供給を開始する場合に、前記流量調整弁を開放開始させる以前に前記第1水供給器の動作を開始させるよう制御することを特徴とする請求項2に記載の発電システム。
  6. 前記冷却水経路に設けられた冷却水送出器と、前記合流部と前記水タンクとの間の水供給経路に設けられた第1水供給器と、前記合流部と前記水素生成器との間の前記水供給経路に設けられた流量調整弁と、制御器とを備え、前記制御器は、前記冷却水送出器の動作中に前記水素生成器への水供給を停止する場合に、前記第1水供給器の動作を停止する以前に前記流量調整弁を閉止させるよう制御することを特徴とする請求項2記載の発電システム。
  7. 前記ガス抜き器内にガスが溜まったことを検知するガス溜まり検知器と、前記ガス溜まり検知器によりガス溜まりを検知した場合、前記制御器は、前記ガス抜き器によりガス抜きを行わせる制御器を備えた請求項1に記載の発電システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014192132A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Kyocera Corp 燃料電池装置
KR102408641B1 (ko) * 2021-11-01 2022-06-14 (주)대호냉각기 냉각수 탱크의 열교환 효율 개선장치

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