JP2014173411A - 扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面の汚損が防止できるようになる扉を提供すること。
【解決手段】トイレブースの出入口を開閉する軟質材料で形成された扉1の大部分は、軟質材料で形成された袋状のカバー部材40で覆われるものであり、このカバー部材40の右側辺部45と下辺部46は、雄型係合子51A,52Aと雌型係合子51B,52Bとで構成される係脱部材である面ファスナー51,52により開閉自在となっている開口部である、扉1は、この開口部からカバー部材40の内部に挿入され、カバー部材40には、扉1の扉関連部材である施錠装置を外部に露出するための欠部である貫通孔42Aと、扉1の扉関連部材であるヒンジを構成する第2ヒンジ部材34の本体部35を外部に露出するための欠部である貫通孔45Cと切欠部45Dが設けられている。
【選択図】図12

Description

本発明は、出入口を開閉する扉に係り、例えば、幼稚園や保育園の園児用トイレブース、公共施設の公衆用トイレブース等に用いられる扉に関する。
下記の特許文献1には、トイレブースの出入口を開閉するための扉が示されている。この扉は、トイレブースを側面パネルと共に形成している表面パネルにヒンジで開閉自在に取り付けられている。
特開2004−353402号公報
トイレブースは各種の建物施設に設けられ、その一つが幼稚園や保育園である。これらの幼稚園や保育園のトイレブースを使用する者は園児であり、このトイレブースの出入口に配置される扉は、園児により数多く接触されたりするものであるため、扉の表面が汚損しやすい。
このため、扉の表面の汚損を防止するための工夫が求められている。
本発明の目的は、表面の汚損が防止できるようになる扉を提供するところにある。
本発明に係る扉は、出入口を開閉するためにこの出入口に開閉自在に配置される扉において、表面の少なくとも一部がカバー部材で覆われていることを特徴とするものである。
本発明では、出入口に配置される扉の表面の少なくとも一部がカバー部材で覆われているため、扉を利用する者等の接触により、扉の表面が汚れたり傷付いたりすることが防止できるようになる。
すなわち、本発明によると、扉を利用する者等の接触によるこの扉の表面の汚損が防止できるようになる。
本発明において、カバー部材を形成する材料は任意なものでよく、例えば、カバー部材は、軟質材料で形成してもよく、硬質材料で形成してもよく、軟質と硬質の中間の性質を有する材料で形成してもよく、これらの材料を組み合わせたもの(複合したもの)で形成してもよい。
ここで、軟質材料とは、例えば、ビニール、布(例えば、平織りで織られた厚手の布である汎布)、紙、軟質ゴム、軟質プラスチック(軟質合成樹脂)等を挙げることができる。また、硬質材料とは、例えば、硬質プラスチック(硬質合成樹脂)、硬質ゴム、木材、金属等を挙げることができる。
なお、上述した材料で形成されたカバー部材は、防水性(撥水性)及び/又は防炎性(不燃性)を有するものであることが好ましい。
本発明において、扉に扉関連部材が設けられる(取り付けられる)ものである場合、言い換えると、扉が扉関連部材を有するものである場合には、カバー部材には、扉関連部材を外部に露出させるための欠部を形成することが好ましい。
ここで、扉関連部材とは、扉に関連する部材のことであり、例えば、扉を回動自在に開閉させるためのヒンジ部材、把持部材、施錠装置等をいう。
請求項1〜3のいずれかに記載の扉において、カバー部材は、上辺部と下辺部と左右の側辺部とを有する袋状となっており、このカバー部材のうちの少なくとも1つの辺部が開口部となっていて、この開口部から前記カバー部材の内部に挿入されることを特徴とする扉。
本発明において、カバー部材の形状、構造は、基本的に扉の形状、構造に依存するものであるが、任意なものでよい。
このカバー部材の形状、構造の一例として、上辺部と下辺部と左右の側辺部とを有する袋状となっており、このカバー部材のうちの少なくとも1つの辺部が開口部となっていて、この開口部からカバー部材の内部に挿入されるものを挙げることができる。
この場合において、開口部は、係脱部材によって開閉自在となっていてもよく、いなくてもよい。
カバー部材の形状、構造が上述した一例となっている場合において、カバー部材のうちの少なくとも下辺部が開口部となっていてもよく、カバー部材のうちの少なくとも左の側辺部が開口部となっていてもよく、カバー部材のうちの少なくとも右の側辺部が開口部となっていてもよく、カバー部材のうちの少なくとも上辺部が開口部となっていてもよい。
なお、開口部を開閉自在とするための係脱部材は、開口部を係合、離脱させることができるためのものであれば、任意なものでよく、係脱部材は、例えば、開口部の縁部に配置された面ファスナーであってもよく、レールファスナーでもよく、ボタン等でもよい
なお、係脱部材は、開口部の全部を係合、離脱させるものであってもよく、開口部の一部を係合、離脱させるものであってもよい。
後者の場合の一例は、係脱部材を面ファスナーとする場合において、この面ファスナーは、互いに対向する開口部の縁部のうちの一方の縁部に取り付けられていて開口部を跨る長さを有する帯状部材に設けられた雄型係合子(言い換えると、フック状の係合子)と雌型係合子(言い換えると、パイル状の係合子)のうちの一方と、他方の縁部における開口部に架け渡されたときの帯状部材の先端部と対向する部分に設けられた雄型係合子と雌型係合子のうちの他方とで構成されるものである。
カバー部材のうちの少なくとも下辺部が開口部となっているものとした場合には、カバー部材の形状、構造を、左右の側辺部のうちの一方の側辺部が鉛直方向に延びていて他方の側辺部が一方の側辺部に対して非平行となっている台形状となっているとともに、下辺部が開口部となっているものとしてもよい。この場合には、扉は、開口部からカバー部材の内部に挿入可能な形状、寸法を有していることが好ましい。
これによると、カバー部材を扉の上から又は下から容易に被せる(覆う)ことができるようになる。
本発明において、カバー部材は、伸縮自在となっていてもよく、伸縮自在となっていなくても良い。
前者の場合によると、例えば、カバー部材の形状、寸法が、扉の形状、寸法よりも小さいものとなっている場合でも、扉をカバー部材で覆うことができるようになる。また、扉がこの扉の表面から突出する部分を有するもの(例えば、前述した扉関連部材等)である場合には、この突出する部分もカバー部材で覆うことができるようになる。
以上の本発明において、カバー部材の表面には、ポケットを設けるようにしてもよく、しなくてもよい。
ここで、ポケットの形状、構造等は任意なものでよく、また、ポケットをカバー部材の表面に設ける位置も任意である。
また、ポケットの用途も任意であり、扉が、幼稚園や保育園のトイレブースの出入口に配置されるものである場合には、ポケットは、例えば、園児用の絵本等を収納するためのものであってもよい。
また、以上の本発明において、扉の表面の少なくとも一部を、軟質材料で形成するようにしてもよく、しなくてもよい。
ここで、扉の表面の少なくとも一部を形成する上記軟質材料とは、通常の扉の材料として用いられている鋼板等の金属や合板等の木材よりも柔軟性を有する材料のことであり、この軟質材料には、高発泡倍率の軟質性発泡樹脂や軟質ゴム等が含まれる。
なお、本発明において、カバー部材を軟質材料で形成する場合には、このカバー部材の表面は、網目形状に加工処理するようにしてもよい。
これによると、カバー部材の表面の外力(人間や物との摩擦接触や、人間や動物による引っ掻き等)に対する強度を大きいものとすることができるようになる。
本発明は、任意な出入口を開閉するための扉に適用することができ、この出入口は、トイレブースの出入口でもよく、教室や居室等の部屋の出入口でもよい。
また、トイレブースは幼稚園や保育園に設置されるものでもよく、公園等の公共施設に設置されるものでもよい。
本発明によると、扉の表面の汚損が防止できるようになるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る扉が適用されているトイレブースの全体を示す斜視図である。 図2は、図1のトイレブースを示す正面図である。 図3は、図1及び図2で示されている扉を二点鎖線で示したトイレブースの正面図である。 図4は、図1及び図2に示されている施錠装置が開錠されているときを示す平面図である。 図5は、図1及び図2に示されている施錠装置が施錠されているときを示す平面図である。 図6は、図1及び図2に示されているヒンジを構成する第1ヒンジ部材の分解斜視図である。 図7は、図1及び図2に示されているヒンジを構成する第2ヒンジ部材の分解斜視図である。 図8は、図1及び図2に示されている扉の斜視図及びこの扉に設けられるヒンジを構成する第2ヒンジ部材の分解斜視図である。 図9は、図1及び図2に示されている扉に取り付けられた第2ヒンジ部材を、不動部材である正面パネルに取り付けられる分解斜視図で示された第1ヒンジ部材に連結されるときを示す斜視図である。 図10は、図9に示されている扉及び正面パネルのうち、上のヒンジが配置されている部分の拡大図である。 図11は、本発明の一実施形態に係るカバー部材の斜視図である。 図12は、図11に示されているカバー部材の内部に扉の一部が挿入されたときを示す斜視図である。 図13は、図11に示されているカバー部材で扉の略全部が覆われたときを示す斜視図である。 図14は、図13に示されているカバー部材の開口部が面ファスナーで閉じられたときを示す斜視図である。 図15は、ポケットが設けられている別実施形態に係るカバー部材の斜視図を示す図11と同様の図である。 図16は、下辺部が開口部となっているさらなる別実施形態に係るカバー部材の斜視図を示す図11と同様の図である。 図17は、図16に示されているカバー部材の正面図である。 図18は、図16及び図17に示されているカバー部材の内部に扉の一部が挿入されたときを示す斜視図である。である。 図19は、扉の略全部を覆っている図16及び図17に示されているカバー部材の下辺部の一部が面ファスナーで閉じられたときを示す斜視図である。 図20は、ヒンジが裏面部に設けられた実施形態に係る扉の斜視図である。 図21は、図20に示されている扉を覆うためのまたさらなる別実施形態に係るカバー部材の斜視図である。 図22は、図21に示されているカバー部材で図20に示されている扉の略全部が覆われたときを示す斜視図である。 図23は、第2ヒンジ部材の別実施形態を示す図8と同様の図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係る扉1が適用されたトイレブース2が示されており、このトイレブース2は幼稚園又は保育園に設置されているものである。本実施形態では、複数個のトイレブース、図1では2個のトイレブース2A,2Bが横方向連設されているため、連設式のトイレブースとなっており、それぞれのトイレブース2A,2Bごとに扉1が設けられている。これらの扉1は、金属や木材よりも柔軟な材料であって、軟質材料となっている発泡樹脂製の1枚の板状部材により形成されたものとなっている。このため、扉1の表面の大部分は、軟質材料で形成されている。なお、図1で示されているように、扉1の表面の大部分は、具体的な構造を後述するカバー部材40で覆われるものとなっている。
それぞれのトイレブース2A,2Bは、左右方向の間隔を開けて設置されている正面パネル3と、正面パネル3から後方に延びている側面パネル4と、これらの側面パネル4の後端において、正面パネル3と平行に立設されている図示外の室内壁とにより、平面視で四角形に形成され、正面パネル3同士の間が、それぞれのトイレブース2A,2Bの開口部である出入口5となっている。そして、互いに連結されている正面パネル3と側面パネル4は、脚部材6により床に立設されている。このように、正面パネル3は、出入口5を形成する不動部材となっている。
図1で3個示されている不動部材である正面パネル3A,3B,3Cのうち、中央の正面パネル3Bは、言い換えると、2個のトイレブース2Aと2Bの間に設けられた正面パネル3Bは、これらのトイレブース2Aと2Bに共通の正面パネルになっており、また、図1で3個示されている不動部材である側面パネル4A,4B,4Cのうち、正面パネル3Bの左右方向中央部から後方に延びている側面パネル4Bは、トイレブース2Aと2Bを仕切るための間仕切りパネルとなっている。
図2は、図1のトイレブース2を示す正面図である。それぞれのトイレブース2の扉1は、正面パネル3に上下方向に離間して配置された具体的な構造を後述する2個のヒンジ7で開閉自在に取り付けられており、これにより、正面パネル3Aと3Bとの間に形成されているトイレブース2Aの出入口5Aは、扉1Aにより開閉され、正面パネル3Bと3Cとの間に形成されているトイレブース2Bの出入口5Bは、扉1Bにより開閉される。このため、出入口5A,5Bに配置されている扉1A,1Bは、左右の側辺10,12のうちの左の側辺10側に配置された上下2個のヒンジ7を中心に開閉自在となっているとともに、左側開きの扉となっている。
このように、出入口5Aは、左右方向の間隔を開けて配置されている不動部材となっている2枚の正面パネル3A,3Bにより形成されており、出入口5Bは、左右方向の間隔を開けて配置されている不動部材となっている2枚の正面パネル3B,3Cにより形成されている。また、扉1は、出入部5を開閉するためにこの出入口5に開閉自在に配置されている。
また、図2に示されているように、それぞれの扉1は、正面視で略長方形の形状となっているとともに、四つの角部がラウンド形状に面取りされたものとなっている。また、扉1の下辺11は、正面パネル3の下辺と面一状態又は略面一状態となっており、扉1の上辺13は、正面パネル3の上辺と面一状態又は略面一状態となっている。
このため、扉1は、図1〜図3に示されているように、左側開きの扉として使用できるだけでなく、左右の側辺10,12のうちの右の側辺12側に配置された上下2個のヒンジ7を中心に開閉自在となっている右側開きの扉としても使用できるようになっている。
なお、扉1の形状は、図2に示されているような正面視で略長方形の形状に限定されるものでなく、任意な形状なものでよい。例えば、扉1の形状は、正面視で非四角形の形状となっていてもよく、この場合の形状は、例えば、1個又は複数個の果物(例えば、スイカ、オレンジ、キウイフルーツ等)の断面形状の輪郭を表す形状でもよい。
また、それぞれの扉1には、これらの扉1が前述の出入口5を閉じているときに、これらの扉1を正面パネル3に施錠するために扉関連部材となっている施錠装置20が設けられている。この施錠装置20は、図4及び図5に示されているように、扉1におけるトイレブース2の内側に向いている面に、水平軸を中心に回動自在に取り付けられているサムターン部材21と、このサムターン部材21に結合されている棒状のラッチ22と、正面パネル3におけるトイレブース2の外側に向いている面に取り付けられているラッチ受け部材23とを有するものとなっている。図4は、サムターン部材21を回動させる前であって、ラッチ22の先端部がラッチ受け部材23の溝部23Aに嵌合してしないときを示しており、このときの施錠装置20は開錠されており、扉1を開閉操作することができる。また、図5は、サムターン部材21を90度回動させた後であって、ラッチ22の先端部がラッチ受け部材23の溝部23Aに嵌合しているときを示しており、このときの施錠装置20は施錠されており、扉1を開閉操作することができない。このように、施錠装置20は、室内側であるトイレブース2の内側(内部)から施錠するための扉関連部材となっている。
なお、サムターン部材21には、扉1の内部にこの扉1の厚さ方向に挿入して配置された挿入部22Aが設けられており、この挿入部22Aは、扉1の内部にこの扉1の厚さ方向に貫通配置されている筒状のケース24の内部において、ケース24から抜け出し不能となってサムターン部材21と一体に回動自在となっている。また、この筒状のケース24におけるトイレブース2の外側の面は、図2に示されているように、窓孔25Aが形成された閉鎖面25となっている。施錠装置20を図5に示されているように施錠するために、サムターン部材21を90度回動させると、ケース24の内部で90度回動する挿入部22Aの先端面に表示されている図示外の着色マークが窓孔25Aに露出するため、トイレブース2の外部から施錠装置20が施錠されていることを確認できる。このため、窓孔25Aは、施錠装置20の施錠状態を示すマーク部となっている。このように、施錠装置20のうちの室外側であるトイレブース2の外側の部分には、施錠状態を示すマーク部が設けられている。
なお、本実施形態では、扉1が出入口5を閉じる全閉位置に達したときには、図4及び図5に示されているように、扉1におけるトイレブース2の内側に向いている面は、ラッチ受け部材23に当接している。このため、ラッチ受け部材23は、扉1の全閉位置を規定するための戸当たり部材を兼ねている。ラッチ受け部材23におけるトイレブース2の外側に向いている面には、扉1が当たったときの衝撃を緩和し、かつ園児に対する安全性を考慮して、発泡樹脂やゴム、モヘヤ等による軟質部材26が取り付けられている。このような軟質部材は、溝部23Aの開口部分と正面パネル3との接触面を除くラッチ受け部材23の全面に設けてもよい。
また、図4及び図5に示されているように、扉1の右の側辺12を形成する右側の端部9は、ラッチ受け部材23から出入口5とは反対側の左右方向へ突出している。このため、正面パネル3との間に指や手を差し込むことができる間隔があいているこの端部9により、扉1をヒンジ7を中心に開閉操作できるようになっており、端部9を扉1の把持部材であるノブや取っ手の代わりとして使用できるようになっている。
図1及び図2に示されているヒンジ7は、正面パネル3A,3Bに配置される第1ヒンジ部材30と、扉1A,1Bに配置される第2ヒンジ部材34と、を含んで構成されており、図6には、第1ヒンジ部材30の分解斜視図が示されており、図7には、第2ヒンジ部材34の分解斜視図が示されている。
図6に示されているように、第1ヒンジ部材30は、上部31Aに上下方向を長さ方向とするピン部31Bが設けられ、側面部31Cに水平方向に延びる上下2個の円筒状の突出部31Dが設けられている円柱状の本体部31と、上下2個の貫通孔32Aが形成されている板状のベース部材32と、2個のビス33からなっている。そして、本体部31の上下2個の突出部31Dの内周面31Eには、ビス33の軸部33Aに形成された雄ねじ部が螺入可能な雌ねじ部が形成されており、ベース部材32に設けられている上下2個の貫通孔32Aはビス33の軸部33Aが挿入可能となっている。なお、本体部31の上下2個の突出部31Dの長さ寸法(突出量)は、正面パネル3の厚さ寸法と同じ又はこれよりも小さいものとなっている。
図7に示されているように、第2ヒンジ部材34は、上下2個の貫通孔35Eが形成されている羽根部35Dが側面部35Cに設けられている円柱状の本体部35と、ベース部36Aに水平方向に延びる上下2個の円筒状の突出部36Bが設けられている板状のベース部材36と、2個のビス33からなっている。そして、ベース部材36の上下2個の突出部36Bの内周面36Cには、ビス33の軸部33Aに形成された雄ねじ部が螺入可能な雌ねじ部が形成されており、本体部35の羽根部35Dに設けられている上下2個の貫通孔35Eはビス33の軸部33Aが挿入可能となっている。なお、ベース部材36の上下2個の突出部36Bの長さ寸法(突出量)は、扉本体1Dの厚さ寸法と同じ又はこれよりも小さいものとなっている。
図8には、図1〜図3に示されている扉1A,1Bのうち、右側に配置されている扉1Bの斜視図が示されている。なお、図1〜図3に示されている扉1A,1Bは、ともに同じ形状、構造を有するものとなっている。
前述したように、扉1Bは、金属や木材よりも柔軟な材料であって、軟質材料となっている発泡樹脂製の1枚の板状部材、すなわち、軟質板状部材により形成されるものとなっている。そして、この扉1Bは、扉本体1Dと、扉関連部材である施錠装置20を構成するサムターン部材21と、同じく扉関連部材であるヒンジ7を構成する第2ヒンジ部材34と、を含んで構成されている。
図8は、施錠装置20のサムターン部材21が取り付けられた扉本体1Dに、第2ヒンジ部材34が取り付けられるときを示す斜視図となっており、図1に示すトイレブース2Bの内側から見たとき扉1Bの斜視図となっている。
この図8に示されているように、扉本体1Dの右側の端部の上部には、図1に示す上下2個のヒンジ7のうちの上のヒンジ7を構成する図7に示されている第2ヒンジ部材34を取り付けるための上下2個の貫通孔1Eが設けられており、扉本体1Dの右側の端部の下部にも、図1に示す上下2個のヒンジ7のうちの下のヒンジ7を構成する図7に示されている第2ヒンジ部材34を取り付けるための上下2個の貫通孔1Fが設けられている。
上下2個の第2ヒンジ部材34の扉本体1Dへの取り付け方法はともに同じであるので、上側の第2ヒンジ部材34を扉本体1Dの右側の端部の上部に取り付ける作業について説明する。
図7及び図8から分かるように、まず、第2ヒンジ部材34のベース部材36の上下2個の突出部36Bを、上述した扉本体1Dに形成された上下2個の貫通孔1Eにそれぞれ挿通する。この後、扉本体1Dの表裏面のうち、ベース部材36の上下2個の突出部36Bを挿入配置した側の面とは反対側の面に、上下2個の貫通孔1Eがベース部材36の突出部36Bの位置と対向するように本体部35の羽根部35Dを当接させる。この後、2個のビス33の軸部33Aを本体部35の羽根部35Dの上下2個の貫通孔35Eに挿通するとともに、ベース部材36の上下2個の突出部36Bの内周面36Cの雌ねじ部に、2個のビス33の軸部33Aの雄ねじ部を螺入する。この螺入作業は、2個のビス33の頭部33Bが本体部35の羽根部35Dに圧接するまで行い、これにより、第2ヒンジ部材34の扉本体1Dへの取り付けは完了する。このため、ベース部材36の上下2個の突出部36Bと、本体部35の羽根部35Dは、第2ヒンジ部材34を扉本体1Dに取り付けるための取付部となっている。
上下2個の第1ヒンジ部材30の正面パネル3Bへの取り付け方法もともに同じであるので、上側の第1ヒンジ部材30を正面パネル3Bの右側の端部の上部に取り付ける作業について説明する。
図9は、扉本体1Dに取り付けられた第2ヒンジ部材34を、正面パネル3Bに取り付けられる分解斜視図で示された第1ヒンジ部材30に連結されるときを示す斜視図であり、図10は、図9に示されている扉1B及び正面パネル3Bの上部の拡大図である。
図6、図9及び図10から分かるように、第1ヒンジ部材30の正面パネル3Bへの取り付けは、まず、本体部31の上下2個の突出部31Dを、正面パネル3Bの上部に形成された上下2個の貫通孔3Dに挿通する。この後、正面パネル3Bの表裏面のうち、本体部31の上下2個の突出部31Dを挿入配置した側の面とは反対側の面に、上下2個の貫通孔32Aが本体部31の上下2個の突出部31Dの位置と対向するようにベース部材32を当接させる。この後、2個のビス33の軸部33Aをベース部材32の上下2個の貫通孔32Aのそれぞれに挿通するとともに、本体部31の上下2個の突出部31Dの内周面31Eの雌ねじ部に、2個のビス33の軸部33Aの雄ねじ部を螺入する。この螺入作業は、2個のビス33の頭部33Bがベース部材32に圧接するまで行い、これにより、第1ヒンジ部材30の正面パネル3Bへの取り付けは完了する。このため、本体部31の上下2個の突出部31Dと、ベース部材32は、第1ヒンジ部材30を正面パネル3Bに取り付けるための取付部となっている。
なお、図7に示されているように、第2ヒンジ部材34の本体部35の底部35Aには、図6に示されている第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aに設けられているピン部31Bが挿入可能な穴35Bが設けられている。
図1及び図2に示されているヒンジ7の組立作業、すなわち、第1ヒンジ部材30と第2ヒンジ部材34との連結作業は、まず、図9や図10に示されているように、扉本体1Dに取り付けられた上下2個の第2ヒンジ部材34の本体部35の底部35Aの高さ位置が、正面パネル3Bに取り付けられた第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aのピン部31Bの先端の高さ位置よりも高くなるまで扉本体1Dを持ち上げる。
この後、扉本体1Dを下ろしながら、正面パネル3Bに取り付けられた上下2個の第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aのピン部31Bを、扉本体1Dに取り付けられた上下2個の第2ヒンジ部材34の本体部35の底部35Aの穴35Bに挿入する作業を行う。この作業は、第2ヒンジ部材34の本体部35の底部35が、第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aに載置するまで行う。
これにより、第2ヒンジ部材34は、図1に示されているように、第1ヒンジ部材30よりも上側に配置されるとともに、第2ヒンジ部材34の本体部35は、第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aのピン部31Bを中心に回動自在となる。このため、扉本体1Dは、第1ヒンジ部材30と第2ヒンジ部材34とを含んで構成されるヒンジ7で出入口5に開閉自在に配置される。
なお、上述したヒンジ7の組立作業は、扉1を具体的な構造を後述する図1及び図2に示すカバー部材40で覆った後に行うものであり、図9及び図10には、カバー部材40を除外した状態の扉1が示されている。
なお、本実施形態において、第2ヒンジ部材34の本体部35の底部35Aに上下方向を長さ方向とするピン部を設け、第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aに前記ピン部が挿入される穴を設けるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、ヒンジ7は、扉1を開き移動させるとこの扉1が自重により自動的に閉じ移動するいわゆるグレビティヒンジとなっていてもよく、なっていなくてもよい。
また、扉1を開閉自在とするためのヒンジは、上述した形式、構造等を有するものに限定されるものではなく、任意な形式、構造等のものでよい。
次に、図1及び図2に示されている扉1の表面の大部分を覆っているカバー部材40について説明する。
図11には、扉1を覆う前のカバー部材40単独の斜視図が示されており、この図11に示されているカバー部材40は、図1及び図2に示されている扉1を覆ったときにカバー部材40をトイレブース2の内側から見たときの斜視図である。
図11に示されているように、カバー部材40は、上辺部43と、左右の側辺部44,45と、下辺部46とを有する袋状となっており、前述したように、正面視で略長方形の形状となっている扉1を内部に収納(挿入)可能な形状、寸法を有している。そして、このカバー部材40は、右側辺部45と下辺部46が開口部となっており、扉1は、これらの開口部からカバー部材40の内部に挿入されるものとなっている。
カバー部材40の開口部となっている右側辺部45は、この右側辺部45の縁部に配置されている係脱部材である面ファスナー51によって係脱自在となっており、このため、右側辺部45は、面ファスナー51によって開閉自在となっている。右側辺部45と同様に、カバー部材40の開口部となっている下辺部46も、この下辺部46の縁部に配置されている係脱部材である面ファスナー52によって係脱自在となっており、このため、下辺部46は、面ファスナー52によって開閉自在となっている。
図11に示されているように、開口部となっている右側辺部45を開閉自在とするための面ファスナー51は、右側辺部45の互い対向する縁部45A,45Bのうちの一方の縁部45Aに配置されたフック状の雄型係合子51Aと、他方の縁部45Bに配置されたパイル状(言い換えると、ループ状)の雌型係合子51Bとで構成されており、雄型係合子51Aと雌型係合子51Bとが互いに係合、離脱可能となっている。これらの係合子51A,51Bは、右側辺部45の縁部45A,45Bの略全長に渡って設けられている。
これと同様に、開口部となっている下辺部46を開閉自在とするための面ファスナー52は、下辺部46の互い対向する縁部46A,46Bのうちの一方の縁部46Aに配置されたフック状の雄型係合子52Aと、他方の縁部46Bに配置されたパイル状の雌型係合子52Bとで構成されており、雄型係合子52Aと雌型係合子52Bとが互いに係合、離脱可能となっている。これらの係合子52A,52Bは、下辺部46の縁部46A,46Bの略全長に渡って設けられている。
なお、図11から分かるように、右側辺部45の縁部45Aの幅寸法(左右方向の寸法)は、右側辺部45の縁部45Bの幅寸法よりも大きいものとなっている。
また、右側辺部45の一方の縁部45Aにおける雄型係合子51Aが設けられている箇所よりもカバー部材40の幅方向(左右方向)内側の箇所の上部と下部には、方形状の貫通孔45Cがそれぞれ形成されている。一方、右側辺部45の他方の縁部45Bにおける雌型係合子51Bが設けられている箇所よりもカバー部材40の幅方向(左右方向)外側の箇所の上部と下部には、方形状の切欠部45Dがそれぞれ形成されている。
本実施形態では、右側辺部45の一方の縁部45Aに形成された上下2個の貫通孔45Cと、右側辺部45の他方の縁部45Bに形成された上下2個の切欠部45Dは、カバー部材40の内部に扉1を挿入した後、右側辺部45の縁部45Aと縁部45Bとを重ね合わせることにより、面ファスナー51の係合子51A,51B同士を係合させたときに、扉1の扉関連部材となっている第2ヒンジ部材34の本体部35を外部に露出させるための欠部となっている。
なお、カバー部材40の上辺部43の両端部のうちの右側辺部45側の端部である右端部43Aの先端は、舌片部43Bとなっており、カバー部材40の左側辺部44の両端部のうちの下辺部46側の端部である下端部44Aの先端も、舌片部44Bとなっている。
また、図11に示されているように、カバー部材40の表裏面部のうちの一方の面部であるトイレブース2の内側に配置される裏面部(言い換えると、背面部)42における左側辺部44の近傍には、円形の貫通孔42Aが形成されており、図1及び図2に示されているように、図11に示されている裏面部42とは反対側の面部、すなわち、カバー部材40の表裏面部のうちの他方の面部であるトイレブース2の外側に配置される表面部(言い換えると、正面部)41における上述した裏面部42の貫通孔42Aと対応する箇所にも、円形の貫通孔41Aが形成されている(図4及び図5も参照)。
本実施形態では、カバー部材40の裏面部42の貫通孔42Aと、表面部41の貫通孔41Aは、カバー部材40の内部に扉1を挿入した後、この扉1の扉関連部材となっている図4及び図5に示す施錠装置20のサムターン部材21と、窓孔25Aを有する閉鎖面25を外部に露出させるための欠部となっている。
なお、カバー部材40は、任意な材料で形成されるものでよく、本実施形態では、カバー部材40は、例えば、テントの生地や、建物の出入口や窓等の日よけ、雨よけとして使用されるオーニングの生地等に使用される防水性を有するポリ塩化ビニル系やポリエステル系の合成繊維等の軟質材料で形成されており、また、このカバー部材40は、伸縮自在となっている。
このため、カバー部材40の内部に扉1を挿入するとともに、扉1の上下2個の第2ヒンジ部材34の本体部35を、カバー部材40の右側辺部45の一方の縁部45Aに形成された上下2個の貫通孔45Cから外部に露出させる作業と、扉1の施錠装置20のサムターン部材21を、カバー部材40の貫通孔42Aから外部に露出させるため作業を容易に行うことができる。
なお、カバー部材40は、さらに防炎性を有するものとしてもよい。
次に、扉1を図11に示されているカバー部材40で覆う作業を図12〜図14により以下説明する。
図12は、カバー部材40の内部に扉1の一部が挿入されているとき、言い換えると、
扉1の一部が、カバー部材40で覆われているときを示す斜視図である。
この図12に示されているように、まず、予め扉本体1Dに施錠装置20や第2ヒンジ部材34が取り付けられた扉1の斜め上方から、カバー部材40を被せていく作業を行う。すなわち、カバー部材40の開口部となっている下辺部46及び右側辺部45に、予め扉本体1Dに施錠装置20や第2ヒンジ部材34が取り付けられた扉1を挿入していく作業を行う。
このカバー部材40の内部に扉1を挿入する作業は、扉本体1Dの上辺部16(図8参照)の略全部がカバー部材40の上辺部43の内側の面に接するとともに、扉本体1Dの左側辺部17(図8参照)の略全部がカバー部材40の左側辺部44の内側の面に接するまで行う。なお、このとき、扉1の施錠装置20のサムターン部材21と閉鎖面25を、カバー部材40の貫通孔42A,41Aから外部に露出させる作業も行う。
この後、図12に示されているカバー部材40の上辺部43の右端部43Aの舌片部43Bを下向きに折り曲げて扉本体1Dの右側辺部18における上辺部43の側の端部である上端部18A(図8参照)を覆う作業を行う。なお、上記舌片部43Bは、袋状となるカバー部材40の密閉性を向上させるためのものとなっている。
次に、カバー部材40の右側辺部45のうちの雌型係合子51Bが設けられている側の縁部45Bを、扉1の厚さ方向内側の方向(図11に示す矢印A方向)に折り曲げ、この縁部45B(雌型係合子51Bが設けられていない部分)で扉本体1Dの右側辺部18(図8参照)を覆う作業を行う。なお、このとき、扉本体1Dに取り付けられた上下2個の第2ヒンジ部材34の本体部35は、縁部45B(雌型係合子51Bが設けられていない部分)に形成された上下2個の切欠部45Dから外部に露出することになる。
この後、カバー部材40の右側辺部45のうちの雄型係合子51Aが設けられている側の縁部45Aを、扉1の厚さ方向内側の方向(図11に示す矢印B方向)に折り曲げ、この縁部45A(雄型係合子51Aが設けられていない部分)で扉本体1Dの右側辺部18を覆っているカバー部材40の縁部45Bを覆うとともに、扉本体1Dに取り付けられた上下2個の第2ヒンジ部材34の本体部35を、縁部45A(雄型係合子51Aが設けられていない部分)に形成された上下2個の貫通孔45Cに挿通する作業を行う。これにより、上下2個の第2ヒンジ部材34の本体部35は、図13に示されているように、上下2個の貫通孔45Cから外部に露出することになる。
この後、カバー部材40の左側辺部44の下端部44Aの舌片部44Bを上向きに折り曲げて扉本体1Dの下辺部19における左側辺部44の側の端部である左端部19A(図8参照)を覆う作業を行う。なお、上記舌片部44Bは、前述したカバー部材40の上辺部43の右端部43Aの舌片部43Bと同様に、袋状となるカバー部材40の密閉性を向上させるためのものとなっている。
次に、カバー部材40の下辺部46のうちの雌型係合子52Bが設けられている側の縁部46Bを、図13に示されているように、扉1の厚さ方向内側の方向に折り曲げ、この縁部46Bで扉本体1Dの下辺部19(図8参照)を覆う作業を行う。
図13は、以上の作業を行ったときの状態が示されている斜視図である。すなわち、図13は、扉1の略全部(大部分)が、カバー部材40で略覆われたときを示す斜視図である。この図13に示されている状態では、カバー部材40の開口部となっている右側辺部45と下辺部46は、面ファスナー51,52により閉じられていない。
この図13で示された状態において、最後は、右側辺部45の縁部45Aと縁部45Bとを重ね合わせることにより、面ファスナー51の係合子51A,51B同士を係合させるとともに、下辺部46の縁部46Aと縁部46Bとを重ね合わせることにより、面ファスナー52の係合子52A,52B同士を係合させる作業を行う。
図14は、以上の作業により、図13に示されているカバー部材40の開口部である右側辺部45と下辺部46が面ファスナー51,52で完全に閉じられたときを示す斜視図である。すなわち、図14は、扉1の略全部(大部分)が、カバー部材40で完全に覆われたときを示す斜視図である。
なお、この後、図1及び図2に示されているヒンジ7の組立作業、すなわち、図9及び図10で示されている扉本体1Dに取り付けられた第2ヒンジ部材34と、正面パネル3に取り付けられた第1ヒンジ部材30との連結作業を行う。
なお、本実施形態において、カバー部材40の右側辺部45を面ファスナー51で閉じる作業と、カバー部材40の下辺部46を面ファスナー52で閉じる作業を実施する順序は問わない。すなわち、これらの作業の順序は前後してもよい。また、これらの作業は、複数の作業者により同時に実施してもよい。
なお、カバー部材40のうち、開口部となっている右側辺部45、すなわち、面ファスナー51の係合子51A,51B同士が係合している部分(重なり合っている部分)は、扉1が全閉状態又は略全閉状態のときには、正面パネル3A(3B)における扉1のヒンジ7の近傍部3D(3E)(図2及び図3参照)、すなわち、正面パネル3A(3B)のうち、扉本体1Dと重なる部分3D(3E)に隠れる(覆われる)ようになっている。このため、面ファスナー51は、トイレブース2の内側にいる園児のいたずら等によりあやまって剥がされにくい(係合子51Bと係合している係合子51Aが離脱されにくい)ようになっている。
また、カバー部材40のうち、開口部となっている下辺部46、すなわち、面ファスナー52の係合子52A,52B同士が係合している部分(重なり合っている部分)は、扉本体1Dの底面に位置しているとともに、床面に接近している。このため、面ファスナー52は、園児のいたずら等によりあやまって剥がされる(係合子52Bと係合している係合子52Aが離脱される)ことが難しいものとなっている。
このように、カバー部材40の開口部となっている右側辺部45及び下辺部46は、出入口5の外側及び内側から見えない(見えにくくて実質的に見えない(視認できない)場合を含む)位置に設けられている。
以上説明した本実施形態では、出入口5を開閉するためにこの出入口5に開閉自在に配置される扉1の表面のうち、扉関連部材が配置される部分を除いた部分が、軟質材料で形成されたカバー部材40で覆われるようになっている。
このため、本実施形態によると、扉1を利用する者等の接触により、扉1の表面が汚れたり傷付いたりすることが防止できるようになる。すなわち、本実施形態によると、扉1を利用する者等の接触によるこの扉1の表面の汚損が防止できるようになる。
また、本実施形態では、扉1の表面の大部分は、軟質材料で形成されたカバー部材40で覆われるため、扉1が使用する者により数多く開閉されたり接触されたりしても、使用する者が接触した際に受ける影響を軽減することができるようになる。すなわち、使用する者にとっての安全性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、カバー部材40の開口部となっている右側辺部45と下辺部46は、面ファスナー51,52で開閉自在となっているため、カバー部材40が汚損したときのこのカバー部材40の交換作業が容易となる。
なお、本実施形態では、カバー部材40の右側辺部45と下辺部46が開口部となっていたが、左側辺部44も面ファスナーにより開閉自在となっている開口部としてもよい。さらに、上辺部43も面ファスナーにより開閉自在となっている開口部としてもよい。
図15は、カバー部材40の別実施形態(変形例)を示す図11と同様の斜視図である。
この図15に示されているように、本実施形態では、カバー部材40の裏面部42にポケット55が設けられている。上辺部55Aが開口部となっているこのポケット55は、カバー部材40と同じ材料あるいは異なる材料(カバー部材40を形成している材料よりも丈夫な材料であることが好ましい)で形成された方形状のシート部材の左右の側辺部55C,55B及び下辺部55Dを、カバー部材40の裏面部42に縫着あるいは接着等することにより形成されるものとなっている。
このポケット55の用途は任意なものでよく、本実施形態のように、扉1が、幼稚園や保育園のトイレブースの出入口5に配置されるものである場合には、ポケット55は、例えば、園児用の絵本等を収納するためのものであってもよい。
なお、ポケット55は、上辺部が開口した袋状部材をカバー部材40の裏面部42に接着あるいは縫着等したものでもよい。
また、ポケット55をカバー部材40の表面に設ける位置、個数は任意であり、例えば、カバー部材40の表面部41及び/又は裏面部42にも設けてもよく、さらに、カバー部材40の左右の側辺部44,45にも設けるようにしてもよい。
また、ポケット55の形状は、図15に示すように方形状に限定されるものではなく、任意なものでよい。
なお、ポケット55は、透明であってもよく、半透明であってもよく、不透明であってもよい。
図16は、カバー部材40のさらなる別実施形態を示す図11と同様の斜視図である。
この図16に示されているように、本実施形態に係るカバー部材60は、図11に示されているカバー部材40と同様に、上辺部63と左右の側辺部64,65と下辺部66と有する袋状となっているが、このカバー部材60は、カバー部材40とは異なり、下辺部66のみが開口部となっている。
また、カバー部材60は、図16に示されているカバー部材60を正面から見た図(正面視図)である図17から分かるように、左右の側辺部64,65のうちの一方の側辺部である右側辺部65が鉛直方向に延びていて、他方の側辺部である左側辺部64が右側辺部65に対して非平行となっている台形状となっている。すなわち、カバー部材60は、下底となる下辺部66の左右方向の寸法である幅寸法W1が、上底となる上辺部63の左右方向の寸法である幅寸法W2よりも大きい台形状となっている。
そして、本実施形態では、図1及び図2に示されている扉1は、開口部となっている下辺部66からカバー部材60の内部に挿入されるものとなっており、このため、扉1は、下辺部66からカバー部材60の内部に挿入可能な形状、寸法を有していることになる。
本実施形態においても、カバー部材60の下辺部66は、この下辺部66の縁部に配置されている係脱部材である面ファスナー68によって開閉自在となっている。
図16及び図17に示されているように、本実施形態では、互いに対向する下辺部66の縁部66A,66Bのうち、一方の縁部である表面部61の側の縁部66Aの外側の面には、開口部となっている下辺部66を跨る長さを有する2個の帯状部材67が、扉体1の左右方向である幅方向に離間して取り付けられている。そして、それぞれの帯状部材67の表裏面部67A,67Bのうち、縁部66Aに取り付けられる側の面部である裏面部67Bには、面ファスナー68を構成する雄型係合子68Aが設けられている。
一方、互いに対向する下辺部66の縁部66A,66Bのうち、他方の縁部である裏面部62の側の縁部66Bの外側の面における下辺部66に架け渡されたときのそれぞれの帯状部材67の先端部(下端部)と対向する部分には、面ファスナー68を構成する雌型係合子68Bが設けられている。
このように、本実施形態では、カバー部材60の開口部となっている下辺部66を開閉自在とする面ファスナー68は、互いに対向する下辺部66の縁部66A,66Bのうちの一方の縁部である縁部66Aに取り付けられていて下辺部66を跨る長さを有する帯状部材67に設けられた雄型係合子68Aと、他方の縁部である縁部66Bにおける下辺部66に架け渡されたときの帯状部材67の先端部(下端部)と対向する部分に設けられた雌型係合子68Bとで構成されるものとなっている。
なお、図16に示されているように、カバー部材60の右側辺部65の上部と下部には、カバー部材60の内部に扉1を挿入したときに、扉本体1Dに取り付けられた第2ヒンジ部材34の本体部35を外部に露出するための欠部である貫通孔65Cがそれぞれ形成されている。
また、カバー部材60の裏面部62には、カバー部材60の内部に扉1を挿入したときに、扉本体1Dに取り付けられた施錠装置20のサムターン部材21を外部に露出させるための欠部である貫通孔62Aが形成されている。一方、図示されていないが、カバー部材60の表面部61には、カバー部材60の内部に扉1を挿入したときに、扉本体1Dに取り付けられた施錠装置20の窓孔25Aを有する閉鎖面25を外部に露出させるための欠部である貫通孔が形成されている。
なお、カバー部材60は、前述した図11に示されているカバー部材40と同様の軟質材料で形成されており、伸縮自在となっている。
次に、扉1を図16に示されているカバー部材60で覆う作業を図18及び図19により以下説明する。
図18は、カバー部材60の内部に扉1の一部が挿入されているとき、言い換えると、
扉1の一部が、カバー部材60で覆われているときを示す斜視図である。
この図18に示されているように、まず、予め扉本体1Dに施錠装置20や第2ヒンジ部材34が取り付けられた扉1の上方から、カバー部材60を被せていく作業を行う。すなわち、カバー部材60の開口部となっている下辺部66に、予め扉本体1Dに施錠装置20や第2ヒンジ部材34が取り付けられた扉1を挿入していく作業を行う。
このカバー部材60の内部に扉1を挿入する作業は、扉本体1Dの上辺部16(図8参照)の略全部がカバー部材60の上辺部63の内側の面に接するまで行う。なお、このとき、扉1の施錠装置20のサムターン部材21を、カバー部材60の裏面部62の貫通孔62Aから外部に露出させる作業と、扉1の施錠装置20の閉鎖面25を、カバー部材60の表面部61の図示しない貫通孔から外部に露出させる作業と、扉本体1Dに取り付けられた上下2個の第2ヒンジ部材34の本体部35を、カバー部材60の右側辺部65の貫通孔65Cから外部に露出させる作業も行う。
本実施形態では、カバー部材60は、前述したように、下辺部66の幅寸法W1が上辺部63の幅寸法W2よりも大きい台形状となっている。このため、カバー部材60の内部に扉1を挿入する作業は、下辺部のみが開口部となっていてこの下辺部の幅寸法と上辺部の幅寸法が共に同じである方形状となっているカバー部材の内部に扉1を挿入する作業と比較して容易なものとなる。
次に、カバー部材60の下辺部66に取り付けられている2個の帯状部材67を図16に示されているように扉1の厚さ方向内側の方向に折り曲げ、この帯状部材67の裏面部67Bに設けられた雄型係合子68Aを、カバー部材60の下辺部66の縁部66Bに設けられた雌型係合子68Bに係合させる作業を行う。
図19は、以上の作業により、図16及び図17に示されているカバー部材60の開口部である下辺部66の一部が面ファスナー68で閉じられたときを示す斜視図である。すなわち、図19は、扉1の略全部(大部分)が、カバー部材60で略覆われたときを示す斜視図である。
なお、この後、図1及び図2に示されているヒンジ7の組立作業、すなわち、図9及び図10で示されている扉本体1Dに取り付けられた第2ヒンジ部材34と、正面パネル3に取り付けられた第1ヒンジ部材30との連結作業を行う。
なお、本実施形態において、カバー部材60の下辺部66は、図11で示されているカバー部材40の下辺部46を開閉自在とする面ファスナー52と同様の形状、構造を有する面ファスナーにより開閉されるものとしてもよい。
以上説明した各実施形態では、扉1の扉本体1Dに取り付けられる上下2個の第2ヒンジ部材34の本体部35は、扉本体1Dの左右の側辺部17,18のうちの一方の側辺部18、言い換えると、扉本体1Dの右側面部18(図8参照)に突出して配置されるものであったが、図20には、本体部35が、扉本体1Dの表裏面部14,15のうちの一方の面部である裏面部15における扉1の左右方向である幅方向の両端部15A,15Bのうちの一方の端部である右端部15Aに配置される実施形態に係る第2ヒンジ部材70が示されている。
扉1の厚さ方向に突出して配置されている円柱状の本体部35は、図7や図8に示されている第2ヒンジ部材34の本体部35と同様に、図示されない上下2個の貫通孔が形成されている羽根部35Dが側面部35Cに設けられているものである。
そして、図20の示されている第2ヒンジ部材70は、図7や図8に示されている第2ヒンジ部材34と同様に、上述した本体部35と、図示しないベース部に水平方向に延びる上下2個の円筒状の突出部(扉本体1Dの表面部14から、この扉本体1Dに形成された図示しない貫通孔に挿入配置される)が設けられている板状のベース部材(図7のベース部材36と同様のもの)と、本体部35の羽根部35Dの上下2個の貫通孔から挿通されるとともに、上述したベース部材の上下2個の円筒状の突出部の内周面にそれぞれ螺入される2個のビス(図7のビス33と同様)からなっている。
図21は、図11に示されているカバー部材40のまたさらなる実施形態に係るカバー部材、すなわち、図20に示されている扉1を覆うためのカバー部材80の斜視図を示す図11と同様の図である。
図21に示されているように、カバー部材80は、図11に示されているカバー部材40と同様に、上辺部83と、左右の側辺部84,85と、下辺部86とを有する袋状となっており、正面視で略長方形の形状となっている扉1を内部に収納可能な形状、寸法を有している。そして、このカバー部材80は、右側辺部85と下辺部86が開口部となっており、扉1は、これらの開口部からカバー部材80の内部に挿入されるものとなっている。
カバー部材80の開口部となっている右側辺部85は、図11に示されているカバー部材40の右側辺部45と同様に、右側辺部85の縁部に配置されている係脱部材である面ファスナー91によって係脱自在となっており、このため、右側辺部85は、面ファスナー91によって開閉自在となっている。一方、カバー部材80の開口部となっている下辺部86は、図16に示されているカバー部材60の下辺部66と同様に、下辺部86の縁部に配置されている係脱部材である面ファスナー68によって係脱自在となっており、このため、下辺部86は、面ファスナー68によって開閉自在となっている。
図21に示されているように、面ファスナー91は、右側辺部85の互い対向する縁部85A,85Bのうちの一方の縁部85Aであって、カバー部材80の表面部81側の面部(言い換えると、外側の面部)に設けられたフック状の雄型係合子91Aと、他方の縁部85Bであって、カバー部材80の裏面部82側とは反対側の面部(言い換えると、内側の面部)に設けられたパイル状の雌型係合子91Bと、で構成されており、これらの雄型係合子91Aと雌型係合子91Bとが互いに係合、離脱可能となっている。
なお、図21から分かるように、右側辺部85の縁部85Aの幅寸法(左右方向の寸法)は、右側辺部85の縁部85Bの幅寸法よりも大きいものとなっている。
なお、図21に示されているように、雄型係合子91Aが設けられるカバー部材80の縁部85Aの上部と下部には、このカバー部材80の内部に扉1を挿入した後、右側辺部85の縁部85Aと縁部85Bとを重ね合わせることにより、面ファスナー91の係合子91A,91B同士を係合させたときに、図20に示されている第2ヒンジ部材70の本体部35を外部に露出させるための欠部となっている方形状の切欠部85Cがそれぞれ形成されている。このため、雄型係合子91Aは、カバー部材80の縁部85Aにおける上下2個の切欠部85Cを除いた部分に設けられている。
一方、雌型係合子91Bは、図21から分かるように、カバー部材80の縁部85Bにおける縁部85A,85B同士を重ね合わせたときに縁部85Aの雄型係合子91Aと対向する箇所に設けられている。
なお、前述したように、カバー部材80の下辺部86は、図16に示されているカバー部材60の下辺部66と同様に、面ファスナー68によって係脱自在となっている。すなわち、カバー部材80の下辺部86を開閉自在とする面ファスナー68は、互いに対向する下辺部86の縁部86A,86Bのうちの一方の縁部である縁部86Aに取り付けられていて開口部となっている下辺部86を跨る長さを有する帯状部材67の裏面部67Bに設けられた雄型係合子68Aと、他方の縁部である縁部86Bにおける下辺部66に架け渡されたときの帯状部材67の先端部と対向する部分に設けられた雌型係合子68Bとで構成されるものとなっている。
なお、図11に示すカバー部材40と同様に、カバー部材80の上辺部83の両端部のうちの右側辺部85側の端部である右端部83Aの先端は、袋状となるカバー部材80の密閉性を向上させるための舌片部83Bとなっている。
また、図21に示されているように、カバー部材80の表裏面部のうちの一方の面部であるトイレブース2の内側に配置される裏面部(言い換えると、背面部)82における左側辺部84の近傍には、円形の貫通孔82Aが形成されており、図1及び図2に示されているように、図21に示されている裏面部82とは反対側の面部、すなわち、カバー部材80の表裏面部のうちの他方の面部であるトイレブース2の外側に配置される表面部(言い換えると、正面部)81における上述した裏面部82の貫通孔82Aと対応する箇所にも、図示しない円形の貫通孔が形成されている。
本実施形態では、図11のカバー部材40と同様に、カバー部材80の裏面部82の貫通孔82Aと、表面部81の図示されない貫通孔は、カバー部材80の内部に扉1を挿入した後、この扉1の扉関連部材となっている図4及び図5に示す施錠装置20のサムターン部材21と、窓孔25Aを有する閉鎖面25を外部に露出させるための欠部となっている。
なお、カバー部材80は、前述した図11のカバー部材40や図16のカバー部材60と同様の軟質材料で形成されており、伸縮自在となっている。
次に、扉1を図20に示されているカバー部材80で覆う作業を以下説明する。
まず、図11に示すカバー部材40と同様に、予め扉本体1Dに施錠装置20や第2ヒンジ部材70が取り付けられた扉1の斜め上方から、カバー部材80を被せていく作業を行う。すなわち、カバー部材80の開口部となっている下辺部86及び右側辺部85に、予め扉本体1Dに施錠装置20や第2ヒンジ部材70が取り付けられた扉1を挿入していく作業を行う。
このカバー部材80の内部に扉1を挿入する作業は、扉本体1Dの上辺部16(図20参照)の略全部がカバー部材80の上辺部83の内側の面に接するとともに、扉本体1Dの左側辺部17(図20参照)の略全部がカバー部材80の左側辺部84の内側の面に接するまで行う。なお、このとき、扉1の施錠装置20のサムターン部材21をカバー部材80の貫通孔82Aから外部に露出させる作業と、施錠装置20の閉鎖面25をカバー部材80の図示されない貫通孔から外部に露出させる作業も行う。
この後、カバー部材80の上辺部83の右端部83Aの舌片部83Bを下向きに折り曲げて扉本体1Dの右側辺部18における上辺部83の側の端部である上端部18A(図20参照)を覆う作業を行う。
次に、カバー部材80の右側辺部85のうちの雌型係合子91Bが設けられている側の縁部85Bを、扉1の厚さ方向外側の方向(図21に示す矢印C方向)に折り曲げる(言い換えると、捲り上げる)とともに、カバー部材80の右側辺部85のうちの雄型係合子91Aが設けられている側の縁部85Aを、扉1の厚さ方向内側の方向(図21に示す矢印D方向)に折り曲げ、これらの縁部85Bと縁部85Aとを重ね合わせることにより、係合子91A,91B同士を係合させる作業を行う。
なお、このとき、扉本体1Dに取り付けられた上下2個の第2ヒンジ部材70の本体部35は、後述する図22に示されているように、縁部85Bに形成された上下2個の切欠部85Cから外部に露出することになる。
次に、カバー部材80の下辺部86に取り付けられている2個の帯状部材67を図21に示されているように扉1の厚さ方向内側の方向に折り曲げ、この帯状部材67の裏面部67Bに設けられた雄型係合子68Aを、カバー部材80の下辺部86に設けられた雌型係合子68Bに係合させる作業を行う。
図22は、以上の作業により、図21に示されているカバー部材80の開口部である右側辺部85の略全部が面ファスナー91で閉じられるとともに、カバー部材80の開口部である下辺部86の一部が面ファスナー68で閉じられたときを示す斜視図である。すなわち、図22は、扉1の略全部(大部分)が、カバー部材80で略覆われたときを示す斜視図である。
なお、この後、図20示されている扉本体1Dに取り付けられた第2ヒンジ部材70と、正面パネル3に取り付けられた第1ヒンジ部材30との連結作業を行う。
なお、本実施形態において、カバー部材80の右側辺部85を面ファスナー91で閉じる作業と、カバー部材80の下辺部86を面ファスナー68で閉じる作業を実施する順序は問わない。すなわち、これらの作業の順序は前後してもよい。また、これらの作業は、複数の作業者により同時に実施してもよい。
また、本実施形態では、カバー部材80の内部に扉1を挿入する作業は、第2ヒンジ部材70と第1ヒンジ部材30との連結作業が完了した後に行ってもよい。
なお、カバー部材80のうち、開口部となっている右側辺部85、すなわち、面ファスナー91の係合子91A,91B同士が係合している部分(重なり合っている部分)は、前述した実施形態に係るカバー部材40(図14、図2及び図3参照)と同様に、扉1が全閉状態又は略全閉状態のときには、正面パネル3A(3B)における扉1のヒンジ7の近傍部3D(3E)(図2及び図3参照)、すなわち、正面パネル3A(3B)のうち、扉本体1Dと重なる部分3D(3E)に隠れる(覆われる)ようになっている。このため、面ファスナー91は、トイレブース2の内側にいる園児のいたずら等によりあやまって剥がされにくい(係合子91Aと係合している係合子91Bが離脱されにくい)ようになっている。
このように、カバー部材80の開口部となっている右側辺部85は、出入口5の外側及び内側から見えない(見えにくくて実質的に見えない(視認できない)場合を含む)位置に設けられている。
なお、本実施形態において、カバー部材80の下辺部86は、図11で示されているカバー部材40の下辺部46を開閉自在とする面ファスナー52と同様の形状、構造を有する面ファスナーにより開閉されるものとしてもよい。
また、本実施形態において、面ファスナー91は、右側辺部85の互い対向する縁部85A,85Bのうちの一方の縁部85Aであって、カバー部材80の表面部81側とは反対側の面部(言い換えると、内側の面部)に設けられた雄型係合子91Aと、他方の縁部85Bであって、カバー部材80の裏面部82側の面部(言い換えると、外側の面部)に設けられた雌型係合子91Bと、で構成されるものとしてもよい。
なお、以上説明した各実施形態において、カバー部材の表面部(トイレブース2の外側の面部)や裏面部(トイレブース2の内側の面部)には、幼稚園や保育園の園児が興味を抱く色付きの絵柄を表示するようにしてもよい。
また、扉1の形状が、前述したように、例えば、1個又は複数個の果物(例えば、スイカ、オレンジ、キウイフルーツ等)の断面形状の輪郭を表す形状となっている場合には、カバー部材の表面部や裏面部には、果物の中身(断面の様子)を表す絵柄を表示するようにしてもよい。
なお、以上説明した各実施形態において、面ファスナーを構成する雄型係合子が設けられていた縁部に雌型係合子を設けるようにし、雌型係合子が設けられていた縁部に雄型係合子を設けるようにしてもよい。すなわち、雄型係合子を設ける縁部と雌型係合子を設ける縁部とを逆にしてもよい。
図23は、図7で示されているヒンジ7を構成する第2ヒンジ部材34の別実施形態の分解斜視図である。
本実施形態では、ベース部材36の上下2個の突出部36Dの長さ寸法(突出量)は、図7の実施形態とは異なり、扉本体1Dの厚さ寸法よりも小さいものとなっているが、それぞれの突出部36Dは、扉本体1Dの厚さ寸法と同じ又は略同じ長さ寸法を有する硬質材料で形成された筒状部材37の内部に収納されるものとなっている。このため、扉本体1Dには、筒状部材37が挿通可能な図示しない貫通孔が形成されている。
第2ヒンジ部材34の扉1の扉本体1Dへの取り付けは、まず、筒状部材37を扉本体1Dに形成された上記貫通孔に挿入し、筒状部材37の両側の開口端と、扉本体1Dの表裏面とが面一状態又は略面一状態となるようにする。
この後、ベース部材36の上下2個の突出部36Dを、ベース部材36のベース部36Aが筒状部材37の一方の側の開口端に当接するまで、筒状部材37の内部に挿入する。
この後、扉本体1Dの表裏面のうち、ベース部材36の上下2個の突出部36Dを挿入配置した側の面とは反対側の面に、上下2個の貫通孔35Eがベース部材36の突出部36D(言い換えると、筒状部材37の開口端)の位置と対向するように本体部35の羽根部35Dを当接させる。この後、2個のビス33の軸部33Cを本体部35の羽根部35Dの上下2個の貫通孔35Eのそれぞれに挿通するとともに、ベース部材36の上下2個の突出部36Dの内周面36Eに形成された雌ねじ部に、2個のビス33の軸部33Cに形成された雄ねじ部を螺入する。この螺入作業は、2個のビス33の頭部33Bが本体部35の羽根部35Dに圧接するまで行い、これにより、第2ヒンジ部材34の扉本体1Dへの取り付けは完了する。
なお、本実施形態では、前述したように、ベース部材36の上下2個の突出部36Dの長さ寸法(突出量)が、扉本体1Dの厚さ寸法よりも小さいものとなっているため、2個のビス33の軸部63Cは、図7の実施形態に係るビス33の軸部33Aよりも大きな長さ寸法を有するものとなっている。
以上説明した本実施形態では、扉本体1Dの厚さ寸法と同じ又は略同じ長さ寸法を有する硬質材料で形成された筒状部材37の存在により、本体部35の羽根部35Dやベース部材36のベース部36Aが、扉本体1Dにめり込むことが防止される。
すなわち、本実施形態では、扉本体1Dの厚さ寸法と同じ又は略同じ長さ寸法を有する硬質材料で形成された筒状部材37の一方の開口端に本体部35の羽根部35Dが当接するとともに、筒状部材37の一方の開口端にベース部材36のベース部36Aが当接することになるので、本体部35の羽根部35Dやベース部材36のベース部36Aが、扉本体1Dにめり込むことが防止される。
なお、図6に示されているヒンジ7を構成する第1ヒンジ部材30の上下2個の突出部31Dも、図23の実施形態に係る第2ヒンジ部材34と同様に、本体部31の上下2個の突出部31Dの長さ寸法(突出量)を、正面パネル3Bの厚さ寸法よりも小さいものとし、それぞれの突出部31Dは、正面パネル3Bの厚さ寸法と同じ又は略同じ長さ寸法を有する硬質材料で形成された筒状部材の内部に収納されるものとしてもよい。
これによると、第1ヒンジ部材30が取り付けられる正面パネル3Bが軟質材料で形成されている場合において、本体部31の側面部31Cやベース部材32が正面パネル3Bにめり込むことが防止される。
なお、扉1は、図8に示されているように、軟質材料となっている発泡樹脂製の1枚の板状部材で形成されたものであったが、この扉1の構造はこれに限定されるものではなく、任意なものでよい。
例えば、扉1は、同じ形状、寸法を有する軟質材料で形成された複数枚の板状部材を厚さ方向に重ね合わせることにより形成したものでもよく、同じ形状、寸法を有する3枚の板状部材を厚さ方向に重ね合わせることにより形成したものであって、厚さ方向中間に配置する板状部材は硬質材料(例えば、低発泡倍率の硬質性発泡樹脂、硬質プラスチック、硬質ゴム、金属や木材等)で形成し、厚さ方向両側に配置する板状部材は軟質材料(例えば、高発泡倍率の軟質性発泡樹脂、軟質プラスチック、軟質ゴム等)で形成したもの等としてもよい。このような例においても、扉1の表面の大部分は、軟質材料で形成されることになる。
なお、図4及び図5に示されている施錠装置20の筒状のケース24は、扉1に形成された孔29に接着剤等で結合されており、このケース24におけるトイレブース2の内側の端部に設けられていて、サムターン部材21が回動自在に接触しているケースベース部24Aも、扉1におけるトイレブース2の内側の面に接着剤等で結合されている。このように、施錠装置20の少なくとも一部は軟質材料で覆われている。すなわち、前述したように、施錠装置20のうちの室外側であるトイレブース2の外側の部分には、施錠状態を示すマーク部である窓孔25Aが設けられているが、このトイレブース2の外側の部分のうちの窓孔25Aを除いた部分が、軟質材料で覆われている。
なお、扉本体1Dにおける施錠装置20や上下2個のヒンジ7が配置される部分と対応する部分の内部には、硬質材料で形成された硬質部材を配置するようにしてもよい。これによると、施錠装置20や上下2個のヒンジ7が扉本体1Dに過度にめり込むことを防止することができ、施錠装置20や上下2個のヒンジ7を扉1に強固に結合することができる。
なお、以上説明した各実施形態における施錠装置20の形式、構造等は、図4及び図5に示されているものに限定されるものではなく、任意なものでよい。
また、施錠装置20のケース24と閉鎖面25との間に、扉本体1Dの厚さ寸法と同じ又は略同じ長さ寸法を有する硬質材料で形成された図23で示す第2ヒンジ部材34の筒状部材37と同様の筒状部材を配置する(介在させる)ようにしてもよい。
これによると、筒状部材の一方の開口端に施錠装置20のケース24が当接するとともに、筒状部材の一方の開口端に施錠装置20の閉鎖面25が当接することになるので、施錠装置20のケース24や閉鎖面25が、扉本体1Dにめり込むことが防止される。
また、扉本体1Dにおける少なくとも上下2個のヒンジ7が配置される部分同士の間の内部に、この間に渡る長さを有する硬質材料で形成された硬質部材を配置するようにしてもよい。
前述したように、上下2個のヒンジ7は、第1ヒンジ部材30と第2ヒンジ部材34とを含んで構成されており、第2ヒンジ部材34は、図1に示されているように、第1ヒンジ部材30よりも上側に配置されるとともに、図9及び図10に示されているように、第2ヒンジ部材34の本体部35の底部35Aの穴35Bに、第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aのピン部31Bが挿入され、第2ヒンジ部材34の本体部35は、第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aのピン部31Bを中心に回動自在となっている。
このため、扉1における上下2個のヒンジ7が配置される部分同士の間が、本実施形態のように軟質材料で形成されていて厚さ方向に湾曲変形しやすいものとなっている場合には、扉1に対して厚さ方向への過大な荷重が作用することにより、扉1における上下2個のヒンジ7が配置される部分同士の間が厚さ方向に湾曲変形し、これにより、ヒンジ7が損傷するおそれがあるだけでなく、第2ヒンジ部材34の本体部35が、第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aのピン部31Bから抜けてしまうおそれがある。すなわち、扉1が正面パネル3から外れてしまうおそれがある。
このため、上述したように、扉本体1Dにおける少なくとも上下2個のヒンジ7が配置される部分同士の間の内部に、この間に渡る長さを有する硬質材料で形成された硬質部材を配置することにより、扉1に対して厚さ方向への過大な荷重が作用しても、扉1における上下2個のヒンジ7が配置される部分同士の間は、厚さ方向に湾曲変形しにくいものとなる。
すなわち、意図しない外力が加わることにより扉1に対して厚さ方向への過大な荷重が作用しても、扉1における上下2個のヒンジ7が配置される部分同士の間は、扉1のうちの上下2個のヒンジ7が配置される部分同士の間の部分を除いた部分と比較して、厚さ方向に湾曲変形しにくいため、これらのヒンジ7が損傷することを防止することができる。また、第2ヒンジ部材34の本体部35が、第1ヒンジ部材30の本体部31の上部31Aのピン部31Bから抜けてしまうことを防止できる。すなわち、扉1が正面パネル3から外れて(離脱して)しまうことを防止できる。
なお、扉本体1Dにおける少なくとも上下2個のヒンジ7が配置される部分同士の間の内部に配置する硬質部材は、上下2個のヒンジ7が配置される部分に達する長さを有するものとしてもよい。
なお、以上説明した各実施形態において、カバー部材の開口部を開閉自在とするための係脱部材は面ファスナーであったが、この係脱部材は、レールファスナーでもよく、ボタン等でもよい。
なお、以上説明した各実施形態に係る扉1は、扉の個数が1個のトイレブースについても、また扉の個数が3個以上のトイレブースについても適用することができる。
本発明は、例えば、トイレブースのための扉や、教室や居室等のための扉に利用することができる。
1 扉
5 出入口
14,15 扉の表面
20 扉関連部材である施錠装置
35 扉関連部材であるヒンジを構成する第2ヒンジ部材の本体部
40,80 カバー部材
60 台形状となっているカバー部材
41A,42A,45C,62A,65C 欠部である貫通孔
43,63,83 カバー部材の上辺部
44,64,84 カバー部材の左側辺部
45,85 開口部となっているカバー部材の右側辺部
46,66,86 開口部となっているカバー部材の下辺部
45A,45B,85A,85B 開口部となっているカバー部材の右側辺部の縁部
46A,46B,66A,66B,86A,86B 開口部となっているカバー部材の下辺部の縁部
45D 欠部である切欠部
51,52,68,91 係脱部材である面ファスナー
51A,52A,68A,91A 面ファスナーを構成する雄型係合子
51B,52B,68B,91B 面ファスナーを構成する雌型係合子
55 カバー部材に設けられたポケット
65 カバー部材の右側辺部
67 帯状部材

Claims (12)

  1. 出入口を開閉するためにこの出入口に開閉自在に配置される扉において、表面の少なくとも一部がカバー部材で覆われていることを特徴とする扉。
  2. 請求項1に記載の扉において、前記カバー部材は、軟質材料で形成されていることを特徴とする扉。
  3. 請求項1又は2に記載の扉において、前記カバー部材には、扉関連部材を外部に露出させるための欠部が形成されていることを特徴とする扉。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の扉において、前記カバー部材は、上辺部と下辺部と左右の側辺部とを有する袋状となっており、このカバー部材のうちの少なくとも1つの辺部が開口部となっていて、この開口部から前記カバー部材の内部に挿入されることを特徴とする扉。
  5. 請求項4に記載の扉において、前記開口部は、係脱部材によって開閉自在となっていることを特徴とする扉。
  6. 請求項4又は5に記載の扉において、前記カバー部材のうちの少なくとも前記下辺部が前記開口部となっていることを特徴とする扉。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の扉において、前記係脱部材は、前記開口部の縁部に配置された面ファスナーであることを特徴とする扉。
  8. 請求項7に記載の扉において、前記面ファスナーは、互いに対向する前記縁部のうちの一方の前記縁部に取り付けられていて前記開口部を跨る長さを有する帯状部材に設けられた雄型係合子と雌型係合子のうちの一方と、他方の前記縁部における前記開口部に架け渡されたときの前記帯状部材の先端部と対向する部分に設けられた前記雄型係合子と前記雌型係合子のうちの他方とで構成されるものであることを特徴とする扉。
  9. 請求項6〜8のいずれかに記載の扉において、前記カバー部材は、左右の前記側辺部のうちの一方の側辺部が鉛直方向に延びていて他方が前記一方の側辺部に対して非平行となっている台形状となっているとともに、前記下辺部が前記開口部となっており、この開口部から前記カバー部材の内部に挿入可能な形状、寸法を有していることを特徴とする扉。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の扉において、前記カバー部材は、伸縮自在となっていることを特徴とする扉。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の扉において、前記カバー部材の表面には、ポケットが設けられていることを特徴とする扉。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の扉において、前記表面の少なくとも一部が軟質材料で形成されていることを特徴とする扉。
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