JP2014173361A - 太陽電池モジュールの取付構造及び建造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】建造物への太陽電池モジュールの着脱を容易化する技術を提供する。
【解決手段】本発明のある態様の太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池モジュール200に設けられる第1接続端子206と、建造物の内部に埋め込まれる配線104と、建造物に設けられて配線104により直列に接続され、建造物の外部に位置する複数の第1接続端子206がそれぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される複数の第2接続端子106とを備える。第1接続端子206と第2接続端子106との接続により複数の太陽電池モジュール200が建造物に固定される。
【選択図】図4
【解決手段】本発明のある態様の太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池モジュール200に設けられる第1接続端子206と、建造物の内部に埋め込まれる配線104と、建造物に設けられて配線104により直列に接続され、建造物の外部に位置する複数の第1接続端子206がそれぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される複数の第2接続端子106とを備える。第1接続端子206と第2接続端子106との接続により複数の太陽電池モジュール200が建造物に固定される。
【選択図】図4
Description
本発明は、太陽電池モジュールの取付構造及び建造物に関する。
近年、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池モジュールの開発が精力的に行われている。このような太陽電池モジュールの取付構造としては、配線ボックスに兼用される架台が建造物の壁又は屋根上に配置されて支持金物で固定され、複数の太陽電池モジュールが架台に対してボルトで固定される構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
太陽電池モジュールの設置や修理、交換等の作業の容易化の観点から、複数の太陽電池モジュールは簡単に着脱できることが望ましい。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、建造物への太陽電池モジュールの着脱を容易化する技術を提供することにある。
本発明のある態様は、太陽電池モジュールの取付構造である。この太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池モジュールに設けられる第1接続端子と、建造物の内部に埋め込まれる配線と、建造物に設けられて配線により直列に接続され、建造物の外部に位置する複数の第1接続端子がそれぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される複数の第2接続端子と、を備える。そして、第1接続端子と第2接続端子との接続により複数の太陽電池モジュールが建造物に固定される。
本発明の他の態様は、建造物である。この建造物は、上述した態様の太陽電池モジュールの取付構造と、当該取付構造を介して取り付けられる複数の太陽電池モジュールと、を備える。
本発明によれば、建造物への太陽電池モジュールの着脱を容易化する技術を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図1は、実施の形態に係る太陽電池モジュールの取付構造を備える建造物の概略構造を示す正面図である。図1では、建造物100の壁面102に複数の太陽電池モジュール200が取り付けられた状態を示す。図2(A)及び図2(B)は、太陽電池モジュールの概略構造を示す断面図である。図2(A)では、太陽電池モジュールの光入射面に対して平行な断面を示し、図2(B)は、太陽電池モジュールの光入射面に対して直交する断面を示す。図3は、建造物の壁面の概略構造を示す断面図である。図3では、壁面に対して平行な断面を示す。図4は、太陽電池モジュールの取付構造の概略構造を示す断面図である。図2〜図4ではモジュール配線204及び配線104を模式的に示す。
図1に示すように、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池モジュール200を建造物100に取り付けるための構造である。本実施の形態では、建造物100は例えば戸建て住宅であり、複数の太陽電池モジュール200は、建造物100の壁面102に取り付けられる。まず、太陽電池モジュール200と、太陽電池モジュール200の取付対象である建造物100の壁面102とについて詳細に説明する。
(太陽電池モジュール)
図2(A)及び図2(B)に示すように、太陽電池モジュール200は、セル(光電変換セル)202と、モジュール配線204と、第1接続端子206と、支持用凹部208とを備える。太陽電池モジュール200は、例えば、光入射面201を構成する透明ガラス基板、充填接着剤、セル202及びモジュール配線204、充填接着剤、裏面保護カバー材を重ねて一体化した後、周縁端部を封止材で封止して得られる。
図2(A)及び図2(B)に示すように、太陽電池モジュール200は、セル(光電変換セル)202と、モジュール配線204と、第1接続端子206と、支持用凹部208とを備える。太陽電池モジュール200は、例えば、光入射面201を構成する透明ガラス基板、充填接着剤、セル202及びモジュール配線204、充填接着剤、裏面保護カバー材を重ねて一体化した後、周縁端部を封止材で封止して得られる。
セル202は、従来公知の構造を有する光起電力装置であり、例えば、単結晶シリコン基板、多結晶シリコン基板等の結晶質系シリコン基板を用いた光起電力装置である。例えばセル202は、単結晶シリコン基板に電極がヘテロ接合されてなるHeterostructure with Intrinsic Thin-layer型のセルや、ガラス基板上に複数の単結晶セルを接合してなる太陽電池セル等であってもよい。また、セル202は、裏面電極型の光起電力装置であることがより好ましい。なお、セル202は、透光性部材上に、透明電極、光電変換層、裏面電極が順次積層されて構成される薄膜系太陽電池セルであってもよい。この場合、光電変換層には、アモルファスシリコン、微結晶シリコン、複数のシリコン薄膜の積層構造、化合物系材料などを用いることができる。透明電極にはZnOやSnO2など、裏面電極にはAgなどを用いることができる。本実施の形態では、複数のセル202、より具体的には6つのセル202が横2行、縦3列のマトリクス状に配列され、直列及び並列に接続される。なお、セル202の設置数及び配置は特に限定されない。
モジュール配線204は、複数のセル202を電気的に接続する。第1接続端子206は、太陽電池モジュール200の光入射面201と対向する面、すなわち裏面保護カバー材側に配置される。第1接続端子206は、凹状端子(メス端子)である。セル202に接続されるモジュール配線204(2本のリード線)の端部は、裏面保護カバー材を貫通し、第1接続端子206に接続される。セル202に発生する電力は、モジュール配線204を介して第1接続端子206から外部に取り出される。支持用凹部208は、第1接続端子206と同様、光入射面201と対向する面、すなわち裏面保護カバー材側に配置される。
(建造物)
図3に示すように、太陽電池モジュール200の取付対象である、建造物100の壁面102は、配線104と、複数の第2接続端子106と、支持用凸部108と、収容用凹部110とを備える。配線104は、建造物100の壁面102の内部に埋め込まれる。複数の第2接続端子106はそれぞれ、壁面102上の各太陽電池モジュール200の設置位置に配置される。複数の第2接続端子106は、壁面102に固定され、配線104により互いに電気的に接続される。第2接続端子106は、凸状端子(オス端子)である。配線104及び第2接続端子106は、太陽電池モジュール200を直列接続するための回路を構成する。
図3に示すように、太陽電池モジュール200の取付対象である、建造物100の壁面102は、配線104と、複数の第2接続端子106と、支持用凸部108と、収容用凹部110とを備える。配線104は、建造物100の壁面102の内部に埋め込まれる。複数の第2接続端子106はそれぞれ、壁面102上の各太陽電池モジュール200の設置位置に配置される。複数の第2接続端子106は、壁面102に固定され、配線104により互いに電気的に接続される。第2接続端子106は、凸状端子(オス端子)である。配線104及び第2接続端子106は、太陽電池モジュール200を直列接続するための回路を構成する。
太陽電池モジュール200の設置数及び配置は特に限定されないが、本実施の形態では、壁面102に48個の第2接続端子106が設けられる。第2接続端子106は、横6行、縦8列のマトリクス状に配列される。全ての第2接続端子106は、配線104により互いに直接に接続される。また、上段2行の16個の第2接続端子106が第1端子群106Aを構成し、中段2行の16個の第2接続端子106が第2端子群106Bを構成し、下段2行の16個の第2接続端子106が第3端子群106Cを構成する。
配線104には、第1端子群106Aに対応するバイパスダイオード105A、第2端子群106Bに対応するバイパスダイオード105B、及び第3端子群106Cに対応するバイパスダイオード105Cが設けられる。第1端子群106A〜第3端子群106Cにおいて、各端子群内の第2接続端子106は互いに直列に接続される。また、各端子群はバイパスダイオード105A〜105Cを介して互いに並列に接続される。
このような配線構造において、例えば第3端子群106C内のいずれかの第2接続端子106に接続された太陽電池モジュール200が故障し、配線104と48個の第2接続端子106及び太陽電池モジュール200とで構成される直列回路が当該太陽電池モジュール200の位置で断線した場合、第1端子群106A及び第2端子群106Bの第2接続端子106に接続された太陽電池モジュール200から電力を取り出すことができる。
壁面102には、各太陽電池モジュール200の設置位置に支持用凸部108が配置される。また、壁面102には、各太陽電池モジュール200の設置位置に収容用凹部110が設けられる。収容用凹部110は、太陽電池モジュール200が嵌め込まれる凹部である。本実施の形態では、太陽電池モジュール200は光入射面201と直交する方向から見て矩形状であり、収容用凹部110は正面視で矩形状である。複数の第2接続端子106及び複数の支持用凸部108は、それぞれ1つずつが各収容用凹部110の底面に設けられる。収容用凹部110内で、第2接続端子106と支持用凸部108は、矩形の対角線上の位置に配置される。第2接続端子106及び支持用凸部108の突出高さは、収容用凹部110の深さよりも小さい。
第2接続端子106は、第1接続端子206が接続されていない状態で導通し、直列接続の上流側の第2接続端子106と下流側の第2接続端子106とを電気的に接続するように切り替わる構成であってもよい。これにより、一部の太陽電池モジュール200を取り外した場合であっても、他の太陽電池モジュール200、特に取り外した太陽電池モジュール200に対応する第2接続端子106が属する端子群内の他の第2接続端子106に接続される太陽電池モジュール200に発生する電力を、取り出すことができる。
(太陽電池モジュールの取付構造)
続いて、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの取付構造について詳細に説明する。図4に示すように、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池モジュール200に設けられる第1接続端子206と、建造物100の壁面102の内部に埋め込まれる配線104と、建造物100の壁面102に設けられて配線104により直列に接続される複数の第2接続端子106と、を備える。複数の第2接続端子106には、壁面102の外部に位置する複数の第1接続端子206が、それぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される。複数の太陽電池モジュール200は、第1接続端子206と第2接続端子106との接続により、建造物100の壁面102に固定される。
続いて、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの取付構造について詳細に説明する。図4に示すように、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池モジュール200に設けられる第1接続端子206と、建造物100の壁面102の内部に埋め込まれる配線104と、建造物100の壁面102に設けられて配線104により直列に接続される複数の第2接続端子106と、を備える。複数の第2接続端子106には、壁面102の外部に位置する複数の第1接続端子206が、それぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される。複数の太陽電池モジュール200は、第1接続端子206と第2接続端子106との接続により、建造物100の壁面102に固定される。
したがって、太陽電池モジュール200の壁面102への取り付けと同時に、第2接続端子106と第1接続端子206とが電気的に接続される。すなわち、太陽電池モジュール200の壁面102への固定と、配線104への電気的接続とを同時に行うことができる。
第1接続端子206が第2接続端子106に電気的に接続された状態で、複数の太陽電池モジュール200は、配線104により直列に接続される。複数の太陽電池モジュール200で発生する電力は、第1接続端子206、第2接続端子106及び配線104を介して太陽電池モジュール200の外部に取り出される。複数の太陽電池モジュール200が直列に接続されることで、所望の電圧を確保することができる。
第1接続端子206と第2接続端子106とは、太陽電池モジュール200の光入射面201の延在方向と交わる方向にて接続される。本実施の形態では、第1接続端子206と第2接続端子106とは、光入射面201と略直交する方向にて接続される。すなわち、第1接続端子206と第2接続端子106とは、光入射面201の面方向と交わる方向にて接近し、両者が接続される。したがって、太陽電池モジュール200の光入射面201とは反対側の面を壁面102に対向させて、壁面102に向けて太陽電池モジュール200を押し付けることで、壁面102に太陽電池モジュール200を取り付けることができる。
また、本実施の形態では、凸状端子である第2接続端子106が凹状端子である第1接続端子206に嵌合することで、両者が電気的に接続される。このように、凸状端子と凹状端子とが嵌合することで、壁面102上で太陽電池モジュール200をより安定的に支持することができる。
さらに、太陽電池モジュール200は、収容用凹部110内に嵌め込まれて、第1接続端子206と第2接続端子106とが接続される。これにより、壁面102上で太陽電池モジュール200をより安定的に支持することができる。また、従来の取付構造で用いられていた架台が不要となるため、太陽電池モジュール200の設置コストを削減することができる。
さらに、第1接続端子206と第2接続端子106とが接続された状態で、壁面102に設けられた支持用凸部108が太陽電池モジュール200の支持用凹部208に嵌合する。これにより、壁面102上で太陽電池モジュール200をより安定的に支持することができる。また、太陽電池モジュール200を簡単に位置決めすることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池モジュール200に設けられる第1接続端子206と、建造物100の内部に埋め込まれる配線104と、建造物100に設けられて配線104により直列に接続され、複数の第1接続端子206がそれぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される複数の第2接続端子106とを備える。そして、第1接続端子206と第2接続端子106との接続により複数の太陽電池モジュール200が建造物100に固定される。
すなわち、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの取付構造では、建造物100に直接、配線104と複数の第2接続端子106とが設置され、太陽電池モジュール200側の第1接続端子206を第2接続端子106に接続することで、複数の太陽電池モジュール200を建造物100へ取り付けることができる。また、第1接続端子206と第2接続端子106との接続を解除することで、複数の太陽電池モジュール200を建造物100から個別に取り外すことができる。さらに言い換えれば、第1接続端子206と第2接続端子106の接続により、建造物100への太陽電池モジュール200の設置と配線とが完了する。
したがって、複数の太陽電池モジュール200を個別に且つ容易に着脱することができる。よって、太陽電池モジュール200の設置や修理、交換等の作業を容易に行うことができる。
また、配線104は建造物100の内部に埋め込まれるため、太陽電池モジュール200の設置時に太陽電池モジュール200が接触する等して配線104が損傷することを防ぐことができる。また、建造物100の外観を優れたデザインとすることができる。
また、本実施の形態では、第1接続端子206が太陽電池モジュール200の光入射面201と対向する面に配置される。そして、第1接続端子206と第2接続端子106とは、太陽電池モジュール200の光入射面201の延在方向と交わる方向で嵌め合わされる。そのため、太陽電池モジュール200を建造物100に向けて押し付けるだけで、太陽電池モジュール200の建造物100への取り付けと電気的接続とを同時に行うことができる。よって、太陽電池モジュール200の着脱と電気的接続とを簡単に行うことができる。また、第1接続端子206が光入射面201と対向する面に配置されるため、第1接続端子206が側面に設けられる場合と比べて、太陽電池モジュール200の設置に要する面積を小さくすることができる。
また、本実施の形態に係る建造物100は、上述した太陽電池モジュールの取付構造と、この取付構造を介して取り付けられる複数の太陽電池モジュール200とを備える。上述した太陽電池モジュールの取付構造は、太陽電池モジュール200を容易に着脱できるため、このような取付構造を建造物100に設けることで、発電設備のメンテナンスが容易な建造物を提供することができる。
以上、本発明を上述した実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
上述した実施の形態では、太陽電池モジュール200の取付対象は、建造物100の壁面102であるが、太陽電池モジュール200の取付対象は特に限定されず、建造物100の屋根等であってもよい。また、建造物100は、戸建て住宅に限定されず、例えば、ビル、橋梁、門、塀、プラント等であってもよい。さらには、太陽電池モジュール200の取付対象は、建造物に組み上げられる前の建造用資材であってもよい。
建造物100に埋め込まれる配線104は、太陽電池モジュール200に発生する電力の取り出しに適する配置であればよく、図3に示す配線104の配置に限定されない。また、配線104の切替スイッチ等が建造物100の外部に設けられてもよい。モジュール配線204についても、図2(A)に示す配置に限定されない。太陽電池モジュール200に設けられる第2接続端子106の数は1つに限定されず、1つの太陽電池モジュール200に複数の第2接続端子106が設けられてもよい。この場合、例えば支持用凹部208及び支持用凸部108が接続端子として機能してもよい。
上述した実施の形態では、第1接続端子206が凹状端子、第2接続端子106が凸状端子であるが、第1接続端子206が凸状端子、第2接続端子106が凹状端子であってもよい。また、上述した実施の形態では、支持用凸部108が壁面102に、支持用凹部208が太陽電池モジュール200に設けられているが、支持用凸部108が太陽電池モジュール200に、支持用凹部208が壁面102に設けられてもよい。また、太陽電池モジュール200が取り外された収容用凹部110に、光電変換機能は有さないが導通可能なダミーモジュールを取り付けてもよい。この場合には、取り外した太陽電池モジュール200に対応する第2接続端子106を保護することができ、また建造物100の外観デザインを安価に維持することができる。
なお、以下の組合せによる太陽電池モジュールの取付構造についても本発明の範囲に含まれうる。
(項目1)
太陽電池モジュールに設けられる第1接続端子と、
建造物の内部に埋め込まれる配線と、
前記建造物に設けられて前記配線により直列に接続され、前記建造物の外部に位置する複数の前記第1接続端子がそれぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される複数の第2接続端子と、を備え、
前記第1接続端子と前記第2接続端子との接続により複数の太陽電池モジュールが前記建造物に固定されることを特徴とする太陽電池モジュールの取付構造。
(項目2)
前記第1接続端子は、太陽電池モジュールの光入射面と対向する面に配置され、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とは、太陽電池モジュールの光入射面の延在方向と交わる方向にて接続される項目1に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目3)
前記第1接続端子及び前記第2接続端子は、一方が凸状端子であり他方が凹状端子である項目1又は2に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目4)
前記建造物に設けられ、太陽電池モジュールが嵌め込まれる収容用凹部をさらに備える項目1乃至3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目5)
前記建造物及び太陽電池モジュールの一方に設けられる支持用凸部と、他方に設けられる支持用凹部とをさらに備え、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とが接続された状態で、前記支持用凸部が前記支持用凹部に嵌合する項目1乃至4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目6)
前記第2接続端子は、前記建造物の壁面に配置される項目1乃至5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目7)
項目1乃至6のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造と、
前記取付構造を介して取り付けられる複数の太陽電池モジュールと、
を備えることを特徴とする建造物。
太陽電池モジュールに設けられる第1接続端子と、
建造物の内部に埋め込まれる配線と、
前記建造物に設けられて前記配線により直列に接続され、前記建造物の外部に位置する複数の前記第1接続端子がそれぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される複数の第2接続端子と、を備え、
前記第1接続端子と前記第2接続端子との接続により複数の太陽電池モジュールが前記建造物に固定されることを特徴とする太陽電池モジュールの取付構造。
(項目2)
前記第1接続端子は、太陽電池モジュールの光入射面と対向する面に配置され、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とは、太陽電池モジュールの光入射面の延在方向と交わる方向にて接続される項目1に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目3)
前記第1接続端子及び前記第2接続端子は、一方が凸状端子であり他方が凹状端子である項目1又は2に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目4)
前記建造物に設けられ、太陽電池モジュールが嵌め込まれる収容用凹部をさらに備える項目1乃至3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目5)
前記建造物及び太陽電池モジュールの一方に設けられる支持用凸部と、他方に設けられる支持用凹部とをさらに備え、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とが接続された状態で、前記支持用凸部が前記支持用凹部に嵌合する項目1乃至4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目6)
前記第2接続端子は、前記建造物の壁面に配置される項目1乃至5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
(項目7)
項目1乃至6のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造と、
前記取付構造を介して取り付けられる複数の太陽電池モジュールと、
を備えることを特徴とする建造物。
100 建造物、 102 壁面、 104 配線、 106 第2接続端子、 108 支持用凸部、 110 収容用凹部、 200 太陽電池モジュール、 201 光入射面、 206 第1接続端子、 208 支持用凹部。
Claims (7)
- 太陽電池モジュールに設けられる第1接続端子と、
建造物の内部に埋め込まれる配線と、
前記建造物に設けられて前記配線により直列に接続され、前記建造物の外部に位置する複数の前記第1接続端子がそれぞれ着脱自在に且つ電気的に接続される複数の第2接続端子と、を備え、
前記第1接続端子と前記第2接続端子との接続により複数の太陽電池モジュールが前記建造物に固定されることを特徴とする太陽電池モジュールの取付構造。 - 前記第1接続端子は、太陽電池モジュールの光入射面と対向する面に配置され、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とは、太陽電池モジュールの光入射面の延在方向と交わる方向にて接続される請求項1に記載の太陽電池モジュールの取付構造。 - 前記第1接続端子及び前記第2接続端子は、一方が凸状端子であり他方が凹状端子である請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
- 前記建造物に設けられ、太陽電池モジュールが嵌め込まれる収容用凹部をさらに備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
- 前記建造物及び太陽電池モジュールの一方に設けられる支持用凸部と、他方に設けられる支持用凹部とをさらに備え、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とが接続された状態で、前記支持用凸部が前記支持用凹部に嵌合する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。 - 前記第2接続端子は、前記建造物の壁面に配置される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの取付構造と、
前記取付構造を介して取り付けられる複数の太陽電池モジュールと、
を備えることを特徴とする建造物。
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JP2020190147A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社カネカ | 太陽電池モジュールの敷設構造及び屋根構造の製造方法 |
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2013
- 2013-03-11 JP JP2013048277A patent/JP2014173361A/ja active Pending
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JP2020190147A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社カネカ | 太陽電池モジュールの敷設構造及び屋根構造の製造方法 |
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