JP2014172708A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被記録媒体を移動可能な担持面で担持して搬送する記録装置において、担持面に接触する接触部材を備えていても、担持面にインクが付着した際に、該インクを担持面に拡散させることなくクリーニングする。
【解決手段】被記録媒体を担持面3で担持し、前記担持面3を移動させることにより前記被記録媒体を搬送する搬送機構3〜5と、前記搬送機構3〜5によって搬送される前記被記録媒体に記録可能な記録ヘッド6と、前記担持面のクリーニング部9〜12と、前記担持面3の移動方向において前記記録ヘッド6と前記クリーニング部9〜12との間に設けられ、前記担持面3に接触する接触部材7と、を備え、前記接触部材7は、前記担持面3から退避可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、被記録媒体を移動可能な担持面で担持して搬送する記録装置及び記録方法に関する。
従来から、例えば、無端ベルトを備える記録装置のように、被記録媒体を移動可能な担持面で担持して搬送する記録装置が使用されている。このような記録装置のうち、担持面に接触する接触部材を備えている記録装置がある。例えば、特許文献1には、担持面であるベルトにブレード手段が接触している記録装置が開示されている。
特開2004−161454号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている記録装置は、ベルトにインクが付着した際に、ブレード手段によって該インクをベルトのインクが付着していない部分に拡散させてしまう場合があった。被記録媒体の担持面にインクを拡散させてしまうと、被記録媒体をインクで汚してしまう場合があるほか、被記録媒体を担持面に担持させることが困難になる場合がある。
例えば、ベルトをAC帯電させて被記録媒体をベルトに担持させる記録装置においては、インクの付着した部分において極性の異なる隣り合う帯電電位が互いに打ち消し合ってしまう。このため、広い範囲にインクを拡散させてしまうと、広い範囲で被記録媒体をベルトに付着させることができなくなり、被記録媒体をベルトに担持させることが困難になる。ここでベルトをAC帯電させるとは、ベルトが連続動作している状態でベルトにACバイアスの印可を行い、ベルト上に電荷を蓄えた状態として所望の±帯電領域を設けることを示す。すなわち、担持面に、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成する。
そこで、本発明の目的は、被記録媒体を移動可能な担持面で担持して搬送する記録装置において、担持面に接触する接触部材を備えていても、担持面にインクが付着した際に、該インクを担持面に拡散させることなくクリーニングすることである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の記録装置は、被記録媒体を担持面で担持し、前記担持面を移動させることにより前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送される前記被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、前記担持面のインクをクリーニングするクリーニング部と、前記クリーニング部とは別に設けられ、前記担持面に接触する接触部材と、を備え、前記接触部材は、前記担持面から退避可能であることを特徴とする。
ここで、「接触部材」とは、前記担持面のインクをクリーニングするクリーニング部とは別に設けられた部材であって、前記担持面に接触することにより前記担持面に対して所定の役割を果たすことが可能な部材を意味する。なお、この所定の役割には特に限定はない。また、接触部材が複数ある場合、少なくとも一つが前記担持面から退避可能でれば本態様に該当し、特に、前記担持面の移動方向において前記記録ヘッドと前記クリーニング部との間に接触部材がある場合、該接触部材が前記担持面から退避可能である構成が好ましい。このような位置に接触部材がある場合、前記担持面の移動により、該担持面のインクがクリーニング部よりも先に該接触部材に到達するため、該接触部材が該担持面から退避可能でないと、インクを拡散させてしまう可能性が高くなるためである。なお、接触部材の所定の役割に付随して担持面のインクをクリーニングする機能も接触部材が有していてもよいが、少なくともクリーニング部が担持面のインクをクリーニングする効果の方が接触部材のそれよりも高ければ、クリーニング部によるクリーニングを効果的なものにすることができる。
本態様によれば、前記接触部材は前記担持面から退避可能であるので、前記担持面にインクが付着した際に前記接触部材を前記担持面から退避させることにより、インクを前記担持面に拡散させることなくクリーニングすることが可能になる。
本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、前記接触部材は、前記担持面のクリーニング指示の情報に基づいて前記担持面から退避することを特徴とする。
ここで、「クリーニング指示の情報」とは、前記クリーニング部に前記担持面をクリーニングさせるための信号を意味し、該クリーニング実行のトリガーとなる信号を含む意味である。なお、その出力元等に特に限定はない。本態様の記録装置の構成として、例えば、ユーザーインターフェースを用いて出力されたユーザーによる指示等に基づいて、前記クリーニングを実行する構成が挙げられる。また、前記担持面へのインク付着有無を検出するセンサーを設け、該センサーによるインク付着検出結果に基づいて、前記クリーニングを実行する構成でもよい。さらに、被記録媒体の搬送状態を検出するセンサーを設け、該センサーによる被記録媒体の搬送不良検出結果に基づいて、前記クリーニングを実行する構成でもよい。搬送不良があると、記録ヘッドのインク吐出部と対向する位置に被記録媒体が搬送されていないにもかかわらず記録ヘッドからインクが吐出され、担持面がインクで汚れる場合があるためである。
本態様によれば、前記クリーニング指示の情報に基づいて前記接触部材を前記担持面から退避させるので、前記担持面にインクが付着した際に前記接触部材を前記担持面から退避させることが可能になる。このため、クリーニング指示の情報に基づいて接触部材を担持面から退避させるまでは接触部材により担持面に対して所定の役割を果たすことが可能であるとともに、クリーニング指示の情報に基づいて接触部材を担持面から退避させた後では接触部材によりインクを前記担持面に拡散させることなくクリーニングすることが可能になる。
本発明の第3の態様の記録装置は、前記第1又は第2の態様において、前記接触部材は、前記担持面に付着した固形物を除去可能であり、前記クリーニング部は、前記担持面に付着したインクをクリーニング可能であることを特徴とする。
ここで、「前記担持面に付着した固形物」とは、前記担持面に付着したゴミ、埃等のほか、紙製の被記録媒体を使用した場合の紙粉等も含む意味である。
本態様によれば、前記担持面に付着した固形物を除去可能であるとともに、前記担持面にインクが付着した際に前記接触部材を前記担持面から退避させることにより、インクを前記担持面に拡散させることなくクリーニングすることができる。
本発明の第4の態様の記録装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記クリーニング部は、前記被記録媒体への記録中に前記担持面から退避することを特徴とする。
ここで、「記録中」とは、記録ヘッドからインクを吐出させている間を意味するが、記録ヘッドからインクを吐出させながら前記クリーニング部により前記担持面をクリーニングするクリーニングモードを有する記録装置においては該クリーニングモードの実行中は除外する意味である。
本態様によれば、前記クリーニング部の摩耗を抑制することができるとともに、前記担持面の移動負荷を抑制することができる。
本発明の第5の態様の記録装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記クリーニング部は、布ロールを有し、前記記録装置は、前記被記録媒体への記録を行うことなく、前記接触部材を前記担持面から退避させた状態で、前記布ロールの布を送りつつ前記担持面をクリーニングする第1クリーニングモードを有することを特徴とする。
ここで、「布ロール」とは、前記担持面をクリーニング可能なロール状の布である。
本態様によれば、第1クリーニングモードにより、前記接触部材を前記担持面から退避させた状態で前記担持面をクリーニングするので、前記接触部材によりインクを前記担持面に拡散させることなくクリーニングすることが可能になる。
本発明の第6の態様の記録装置は、前記第5の態様において、前記記録装置は、前記第1クリーニングモードの実行後に、前記被記録媒体への記録を行いつつ、前記接触部材を前記担持面に接触させた状態で、前記布ロールの布を送ることなく前記担持面をクリーニングする第2クリーニングモードを有することを特徴とする。
本態様によれば、第2クリーニングモードにより、第1クリーニングモードで前記担持面にインクが多少残った場合でもその残ったインクを除去することが可能になる。
また、第1クリーニングモードで前記担持面のインクはほとんど除去可能であるため、接触部材によりインクを担持面に拡散させることがなく、加えてクリーニングの実行中に記録を行っても被記録媒体がインクで汚れることを抑制できる。また、クリーニングの実行中に記録を行うのでスループットの低下を抑制できる。さらに、前記布ロールの布を送ることなく前記担持面のクリーニングを行うので、前記布ロールの消費を抑制することができる。
本発明の第7の態様の記録装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記搬送機構は、前記担持面に、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成する帯電部を有することを特徴とする。
前記担持面に、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成するように、前記担持面をAC帯電させて被記録媒体を前記担持面に担持させる記録装置においては、インクの付着した部分において極性の異なる隣り合う帯電電位が互いに打ち消し合ってしまう。このため、広い範囲にインクを拡散させてしまうと、広い範囲で被記録媒体をベルトに付着させることができなくなり、被記録媒体をベルトに担持させることが困難になる。すなわち、AC帯電させて被記録媒体を前記担持面に担持させる記録装置においては、前記担持面にインクが付着した際に、該インクを前記担持面に拡散させることなくクリーニングすることが特に要求される。
本態様によれば、AC帯電させて被記録媒体を前記担持面に担持させる記録装置において、前記担持面にインクが付着した際に、該インクを前記担持面に拡散させることなくクリーニングすることが可能になる。
本発明の第8の態様の記録装置は、前記第1から第7のいずれか1つの態様において、前記記録ヘッドに対して前記被記録媒体の搬送方向の上流側と下流側とに、前記被記録媒体の通過を検出する検出部と、前記上流側の検出部で前記被記録媒体の通過を検出して前記下流側の検出部で前記被記録媒体の通過を検出しなかった場合に、前記クリーニング部による前記担持面のクリーニング指示の情報を出力する出力部と、前記クリーニング指示の情報を入力可能な入力部と、を備え、前記入力部が前記クリーニング指示の情報を入力すると、前記接触部材を前記担持面から退避させることを特徴とする。
本態様によれば、前記上流側の検出部で前記被記録媒体の通過を検出して前記下流側の検出部で前記被記録媒体の通過を検出しなかった場合に、前記接触部材を前記担持面から退避させ、前記担持面のクリーニングを行うことが可能になる。このため、被記録媒体の搬送不良により、記録ヘッドのインク吐出部と対向する位置に被記録媒体が搬送されていない状態でインクが吐出されて前記担持面がインクで汚れた場合に、前記接触部材を前記担持面から退避させて前記担持面のクリーニングを行うことが可能になる。
なお、前記下流側の検出部の位置は、前記記録ヘッドからの前記搬送方向における距離が、前記記録ヘッドから前記接触部材までの前記担持面の移動方向における距離よりも短くなるように設定されていることが好ましい。このような位置であれば、前記下流側の検出部で前記被記録媒体の通過を検出しなかった場合に、すぐに前記接触部材を前記担持面から退避させれば、前記担持面にインクが付着した場合であっても、前記接触部材に該インクが付着することを抑制できるためである。
本発明の実施例1に係る記録装置の概略側面図。 本発明の実施例1に係る記録装置のブロック図。 本発明の実施例2に係る記録装置の概略側面図。 本発明の実施例に係る記録方法を説明するためのフローチャート。
[実施例1](図1〜図2)
以下に、本発明の実施例1に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置1の概要について説明する。なお、本実施例の記録装置1は、被記録媒体の搬送機構として静電吸着式の無端ベルトを有する記録装置である。ただし、このような構成に限定されない。
図1は本実施例の記録装置1の概略側面図である。
本実施例の記録装置1は、搬送機構への導入部2から搬送方向Aに被記録媒体を無端ベルト3に導入する。無端ベルト3は搬送機構の担持面を構成し、被記録媒体担持ローラー35と無端ベルト3とにより挟まれた被記録媒体を無端ベルト3に担持させ、ローラー4を回転方向Cに回転させて無端ベルト3を方向Eに移動させることにより被記録媒体を搬送する。被記録媒体担持ローラー35とローラー5とは無端ベルト3の回転に伴い、従動回転する。
無端ベルト3による被記録媒体の搬送経路には、記録ヘッド6が備えられ、該記録ヘッド6に対して搬送方向Aの上流側及び下流側には、被記録媒体の通過を検出可能な光学センサーS1及び光学センサーS2が備えられている。
本実施例の記録装置1は、無端ベルト3に付着したインクをクリーニング可能なクリーニング部を備えている。該クリーニング部は、無端ベルト3に付着したインクをクリーニング可能な布9を有する布ロールをセットする布ロールのセット部10、クリーニングで使用した布9を巻き取る巻取部11、布9を無端ベルト3に押し付ける加圧ローラー12を有している。また、本実施例の記録装置1には、布9を加圧ローラー12が無端ベルト3に確りと押し付けることができるように、無端ベルト3を挟んで加圧ローラー12の対向する位置にローラー13が設けられている。
なお、布ロールのセット部10及び巻取部11は回転方向Cに回転可能であり、これらを回転方向Cに回転させることにより布9は方向Fに移動する。また、クリーニング部(布9、布ロールのセット部10、布ロールの巻取部11、加圧ローラー12)は、一体的に方向Gに移動可能であり、無端ベルト3から退避させることができる。
また、本実施例のクリーニング部は布ロールを有するものであるが、このような構成に限定されず、例えば、ロール状以外の布を備える構成や、ワイパーブレードを備える構成等であってもよい。ただし、クリーニング部として布を用いたものは、無端ベルト3に付着したインクをクリーニングする効果が高いため、好ましい。
また、本実施例の記録装置1は、無端ベルト3の移動方向Eにおいて記録ヘッド6と前記クリーニング部との間に、無端ベルト3に接触する接触部材であるワイパー7を備えている。なお、本実施例の接触部材であるワイパー7は、PETで構成され、被記録媒体の紙粉等の無端ベルト3に付着した固形物を除去可能な部材であるが、接触部材としてこのような部材には限定されない。例えば、無端ベルト3から被記録媒体を剥離するための剥離爪や帯電ローラーを接触部材としてもよい。ワイパー7は、回転軸8を基準に方向Bに移動可能であり、無端ベルト3から退避可能である。
また、無端ベルト3は静電吸着式の無端ベルトであり、本実施例の記録装置1は無端ベルト3をAC帯電させることが可能な帯電部としての帯電ローラー14を備えている。帯電ローラー14は、無端ベルト3の移動に合せて回転方向Dに回転する。
なお、本実施例の帯電ローラー14は無端ベルト3をAC帯電(プラスとマイナスとに交互に帯電)可能な帯電部であるが、DC帯電(プラスかマイナスかに連続的に帯電)可能な帯電部を使用してもよい。
上記のように、本実施例の記録装置1は、記録ヘッド6に対して搬送方向Aの上流側及び下流側には、被記録媒体の通過を検出可能な光学センサーS1及び光学センサーS2が備えられている。このため、光学センサーS1で被記録媒体の通過を検出し、被記録媒体の搬送速度と光学センサーS1からS2までの距離とに基づく時間の経過後に光学センサーS2で被記録媒体の通過を検出しなかった場合、被記録媒体の搬送不良があったとして判断することができる。被記録媒体の搬送不良を検出した場合、被記録媒体が搬送されていないにもかかわらず記録ヘッドからインクが吐出されることとなるため、無端ベルト3にインクが付着することとなる。このため、本実施例の記録装置1は、光学センサーS1及び光学センサーS2により被記録媒体の搬送不良を検出すると、前記クリーニング部による無端ベルト3のクリーニングを行う。
なお、本実施例の記録装置1は、被記録媒体の前記搬送機構からの導出部15にも光学センサーS3が備えられている。このため、光学センサーS2の代わりに光学センサーS3を用いて被記録媒体の搬送不良の有無を判断することもできる。
また、光学センサーS3の位置は、記録ヘッド6からの搬送方向Aにおける距離L1が、記録ヘッド6からワイパー7までの無端ベルト3の移動方向Eにおける距離L2よりも短くなるように設定されている。このため、光学センサーS3で被記録媒体の通過を検出しなかった場合にすぐにワイパー7を無端ベルト3から退避させることにより、無端ベルト3にインクが付着した場合においてワイパー7に該インクが付着することを抑制可能な構成となっている。ワイパー7に対する光学センサーS2の位置も、光学センサーS3と同様の関係にある。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部21には、記録装置1の全体の制御を司るCPU22が設けられている。CPU22は、システムバス23を介して、CPU22が実行する各種制御プログラム等を格納したROM24と、データを一時的に格納可能なRAM25と接続されている。また、CPU22は、システムバス23を介して、記録ヘッド6を駆動するためのヘッド駆動部26と接続されている。
また、CPU22は、システムバス23を介して、布ロール駆動用モーター16、ワイパー駆動用モーター17、帯電ローラー用モーター18、搬送ローラー用モーター19及び無端ベルト駆動ローラー用モーター20を駆動させるためのモーター駆動部27と接続されている。ここで、布ロール駆動用モーター16は、布ロールのセット部10及び巻取部11を回転方向Cに回転するためのモーターである。また、ワイパー駆動用モーター17は、回転軸8を基準にワイパー7を方向Bに移動するためのモーターである。また、帯電ローラー用モーター18は帯電ローラー14を回転方向Dに回転するためのモーターである。ただし、帯電ローラー14は無端ベルト3の回転に従動して回転方向Dに回転させることも可能であるため、必ずしもモーターで駆動させる必要はなく、帯電ローラー用モーター18の無い構成も可能である。また、搬送ローラー用モーター19は、無端ベルト3に被記録媒体を導入するまで及び無端ベルト3から被記録媒体を導出した後に被記録媒体を搬送するために設けられた不図示の搬送ローラーを駆動するためのモーターである。また、無端ベルト駆動ローラー用モーター20は、ローラー4を回転方向Cに回転するためのモーターである。なお、無端ベルト駆動ローラー用モーター20により、ローラー5を回転方向Cに回転させてもよい。
さらに、CPU22は、光学センサーS1、S2及びS3と、記録装置1に設けられたモニター29及びコントロールパネル30と、並びに、記録データ等をPC等の外部装置から入力する等のためのインターフェース28と、データ及び信号の送受信を行うための入出力部31と接続されている。
上記のように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体の搬送不良を検出すると、前記クリーニング部による無端ベルト3のクリーニングを行う。具体的には、光学センサーS1で被記録媒体の通過を検出して光学センサーS2又は光学センサーS3で被記録媒体の通過を検出しなかった場合に、制御部21はクリーニング指示の情報を入力したと判断してワイパー7を無端ベルト3から退避させるよう制御する。別の表現をすると、クリーニング指示の情報の入力部としての制御部21は、クリーニング指示の情報の出力部としての光学センサーS1、S2及びS3から出力されたクリーニング指示の情報を入力すると、ワイパー7を無端ベルト3から退避させるよう制御する。
なお、このような構成には限定されず、例えば、被記録媒体の担持面に付着したインクを検出可能なセンサーを設け、該センサーが該担持面にインクが付着したことを検出した場合に、該担持面への接触部材を該担持面から退避させる構成としてもよい。
また、制御部21は、ユーザーが無端ベルト3にインクが付着したことを発見した場合に、コントロールパネル30やインターフェース28を介して外部のPC等からのクリーニング指示の情報を入力することも可能である。このような場合も、ワイパー7を無端ベルト3から退避させるよう制御する。
また、本実施例の記録装置1は、上述のクリーニングとして、被記録媒体への記録を行うことなく、ワイパー7を無端ベルト3から退避させた状態で、前記布ロールの布9を送りつつ無端ベルト3をクリーニングする第1クリーニングモードを有する。第1クリーニングモードでは、布ロールを回転して布9のきれいな面にて無端ベルト3をクリーニングする。このため、布ロールを回転しないでクリーニングする場合、すなわち、布9にインクによる汚れが蓄積されながらクリーニングする場合よりもクリーニング効果は高くなる。
また、第1クリーニングモードの実行後に、被記録媒体への記録を行いつつ、ワイパー7を無端ベルト3に接触させた状態で、前記布ロールの布9を送ることなく無端ベルト3をクリーニングする第2クリーニングモードを有する。この第2クリーニングモードにおける無端ベルト3のクリーニングは、無端ベルト3に付着したインクのクリーニング度合いに対応して予め定められた時間行われる。
なお、前記クリーニング部の布9は、第2クリーニングモード実行中を除き、記録中は無端ベルト3から退避している。
なお、上記のように、本実施例の第2クリーニングモードにおける無端ベルト3のクリーニングは予め定められた時間行われるが、このような構成の記録装置に限定されない。例えば、無端ベルト3の帯電状態を検出可能なセンサーにより帯電状態を検出し、検出した帯電状態に応じた時間、無端ベルト3のクリーニングを行うように制御する構成であってもよい。
[実施例2](図3)
次に、本発明の実施例2に係る記録装置について説明する。
図3は、本発明の実施例2に係る記録装置の概略側面図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、被記録媒体の搬送機構として無端ベルトではなくドラムを用いている点で実施例1の記録装置1と相違する。
本実施例の記録装置1は、被記録媒体を付着して搬送可能な担持面を有する搬送機構としてのドラム32を回転方向Cに回転させることにより被記録媒体を搬送方向Aに搬送する。なお、ドラム32による被記録媒体の搬送経路は、ローラー33から、光学センサーS1、記録ヘッド6及び光学センサーS2と夫々対向する領域を通り、ローラー34までである。
また、記録ヘッド6は、ドラム32の担持面が曲面になっていることに対応して、インクの吐出面がドラム32の担持面に対向するように設けられている。
なお、上記構成以外の部分は実施例1の記録装置1と同様である。
[記録方法の実施例](図4)
次に、本実施例の記録方法について説明する。
図4は、本実施例の記録方法を表すフローチャートである。
なお、本実施例の記録方法は、実施例1の記録装置1を用いて行った実施例であり、光学センサーS1及び光学センサーS2を用いて被記録媒体の搬送不良の有無を検出することにより無端ベルト3にインクが付着したか否かを判断する記録方法の実施例である。
本実施例の記録方法では、記録装置1が記録データを入力すると、最初に、ステップS110において、無端ベルト3等を駆動して被記録媒体を光学センサーS1まで搬送する。
次に、ステップS120において、光学センサーS1で被記録媒体の通過の検出をしたか否かを判断する。本ステップは、ステップS110で無端ベルト3等を駆動してから所定の時間以内に制御部21が光学センサーS1からの被記録媒体の通過の検出信号を入力したか否かで、被記録媒体の通過の検出有無を判断する。
被記録媒体の通過を検出したと判断した場合はステップS130に進み、被記録媒体の通過を検出しなかったと判断した場合は本実施例に係る記録方法を終了する。
次に、ステップS130において、無端ベルト3により搬送される被記録媒体に、記録ヘッド6により記録が行われる。
次に、ステップS140において、光学センサーS2で被記録媒体の通過の検出をしたか否かを判断する。本ステップは、ステップS120で被記録媒体の通過の検出をしてから所定の時間以内に制御部21が光学センサーS2からの被記録媒体の通過の検出信号を入力したか否かで、被記録媒体の通過の検出有無を判断する。
被記録媒体の通過を検出しなかったと判断した場合はステップS150に進み、被記録媒体の通過を検出したと判断した場合はステップS170に進む。なお、被記録媒体の通過を検出しなかったと判断した場合というのは、入力部としての制御部21がクリーニング指示の情報を入力した場合に相当する。
本実施例では記載していないが、ステップS140において被記録媒体の通過を検出しなかった場合、ユーザー等の作業によって被記録媒体の除去作業を行った後、次のステップS150に進む形態でも構わない。
また、ステップS140において、光学センサーS2に代わり光学センサーS3で被記録媒体の通過の検出をしたか否かを判断してもよい。また、上記実施例の記録装置1において、光学センサーS1が備えられていなくてもよく、ステップS120を経ずにステップS140で被記録媒体の通過の検出をしたか否かを判断してもよい。
ステップS150においては、被記録媒体への記録を行うことなく、ワイパー7を無端ベルト3から退避させた状態で、前記布ロールの布9を送りつつ無端ベルト3をクリーニングする上記の第1クリーニングモードを実行する。なお、第1クリーニングモードの実行中は、被記録媒体の無端ベルト3への搬送は行われない。
ステップS150における第1クリーニングモードの実行後、ステップS160において、被記録媒体への記録を行いつつ、ワイパー7を無端ベルト3に接触させた状態で、前記布ロールの布9を送ることなく無端ベルト3をクリーニングする上記の第2クリーニングモードを実行する。
なお、本実施例の記録方法は、第1クリーニングモードの実行後に第2クリーニングモードを実行するが、第1クリーニングモードのみを行う記録方法であってもよい。
ステップS170においては、制御部21は、記録装置1に入力された記録データの記録が終了したかどうかを判断する。本ステップにおいて、記録が終了していないと判断した場合は記録が終了したと判断するまでステップS110に戻り、記録が終了したと判断した場合は本実施例に係る記録方法を終了する。
上記実施例の記録装置1は、被記録媒体の担持面(無端ベルト3)への接触部(ワイパー7)と、該担持面のクリーニング部(布9、布ロールのセット部10、布ロールの巻取部11、加圧ローラー12)とを備える記録装置である。しかしながら、前記クリーニング部を備えているか否かにかかわらず、前記接触部が前記担持面から退避可能であれば、前記担持面にインクが付着した際に、インクを前記担持面に拡散させることを抑制することができる。
なお、上記実施例の記録装置1は、第2クリーニングモードの実行中、被記録媒体への記録を行いつつ、ワイパー7を無端ベルト3に接触させた状態で、前記布ロールの布9を送ることなく無端ベルト3をクリーニングする上記の第2クリーニングモードを実行する。このため、スループットの低下と布ロールの消費との両方を抑制することができるが、これらの効果は、接触部(ワイパー7)の有無にかかわらず得ることができる。また、先に第1クリーニングモードを実行するか否かにかかわらず、第2クリーニングモードの実行によりスループットの低下と布ロールの消費との両方を抑制して被記録媒体の担持面をクリーニングすることができる。
また、上記実施例の第1クリーニングモードでは、布ロールの布9を送りつつクリーニングするが、無端ベルト3またはドラム32の担持面を1回クリーニングすれば第2クリーニングモードへ移行する程度の速度にて布ロールの布9を送ってもよい。すなわち、布ロールの布9を送る速度に応じて布ロールのクリーニングの効果も変わるが、このような構成であれば、記録しない時間を少なくできるのでスループットの低下を抑制できる。また、クリーニング指示の情報により特定された担持面のみに対して布ロールの布9を送りつつクリーニングできるので、無端ベルト3またはドラム32の全周に対して必要な回数クリーニングする構成と比較して、布ロールの消費を抑制することができる。
1 記録装置、2 搬送機構への導入部、3 無端ベルト(担持面)、4 ローラー、
5 ローラー、6 記録ヘッド、7 ワイパー(接触部)、8 回転軸、
9 布ロールの布、10 布ロールのセット部、11 布ロールの巻取部、
12 加圧ローラー、13 ローラー、14 帯電ローラー(帯電部)、
15 搬送機構からの導出部、16 布ロール駆動用モーター、
17 ワイパー駆動用モーター、18 帯電ローラー用モーター、
19 搬送ローラー用モーター、20 無端ベルト駆動ローラー用モーター、
21 制御部、22 CPU、23 システムバス、24 ROM、25 RAM、
26 ヘッド駆動部、27 モーター駆動部、28 インターフェース、
29 モニター、30 コントロールパネル、31 入出力部、
32 ドラム、33 ローラー、34 ローラー、35 被記録媒体担持ローラー、
S1、S2、S3 光学センサー

Claims (8)

  1. 被記録媒体を担持面で担持し、前記担持面を移動させることにより前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構によって搬送される前記被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、
    前記担持面のインクをクリーニングするクリーニング部と、
    前記クリーニング部とは別に設けられ、前記担持面に接触する接触部材と、を備え、
    前記接触部材は、前記担持面から退避可能であることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記接触部材は、前記担持面のクリーニング指示の情報に基づいて前記接触部材を前記担持面から退避することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載の記録装置において、
    前記接触部材は、前記担持面に付着した固形物を除去可能であり、
    前記クリーニング部は、前記担持面に付着したインクをクリーニング可能であることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記クリーニング部は、前記被記録媒体への記録中に前記担持面から退避することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記クリーニング部は、布ロールを有し、
    前記記録装置は、前記被記録媒体への記録を行うことなく、前記接触部材を前記担持面から退避させた状態で、前記布ロールの布を送りつつ前記担持面をクリーニングする第1クリーニングモードを有することを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、
    前記記録装置は、前記第1クリーニングモードの実行後に、前記被記録媒体への記録を行いつつ、前記接触部材を前記担持面に接触させた状態で、前記布ロールの布を送ることなく前記担持面をクリーニングする第2クリーニングモードを有することを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記搬送機構は、前記担持面に、マイナスの電荷が帯電した帯電領域と、プラスの電荷が帯電した帯電領域とを交互に形成する帯電部を有することを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記記録ヘッドに対して前記被記録媒体の搬送方向の上流側と下流側とに、前記被記録媒体の通過を検出する検出部と、
    前記上流側の検出部で前記被記録媒体の通過を検出して前記下流側の検出部で前記被記録媒体の通過を検出しなかった場合に、前記クリーニング部による前記担持面のクリーニング指示の情報を出力する出力部と、
    前記クリーニング指示の情報を入力可能な入力部と、を備え、
    前記入力部が前記クリーニング指示の情報を入力すると、前記接触部材を前記担持面から退避させることを特徴とする記録装置。
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JP2017149534A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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