JP2014171984A - 浸漬型膜分離装置及び平膜エレメント - Google Patents

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博克 神田
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Abstract

【課題】平膜エレメントの左右両側部にスペーサ部を設け、スペーサ部を隣接するように配置することで平膜エレメントのみで疑似箱状ケーシングを形成する平膜エレメントを提供すること、スペーサ部より薄肉の係止部を形成した複数の平膜エレメントを、係止部に振れ止め防止部材に嵌め込んで箱状フレームに固定し、各スペーサ部の上部から浮上防止部材を当接させ、ファウリング防止のための気液混合流の拡散を阻害しない浸漬型膜分離装置を提供する。
【解決手段】外側部に集水ノズルを有する枠部材の両面に被処理水を濾過する平膜を配置し、枠部材内に平膜にて濾過された濾液の流路と流路に連通し濾液を集水ノズルへ導く集水路を形成して成る平膜エレメントにおいて、枠部材を、対向する外側部に沿って枠部材の両面から枠部材と直交する方向に突出するスペーサ部と、スペーサ部の外側部側に形成される係止部とで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、固液分離を行う浸漬型膜分離装置及び平膜エレメントに関する。
従来、下水や有機排水を好気的に生物分解させる有機性廃水の活性汚泥法による排水処理において、平膜エレメントによる固液分離を行う技術が知られている。また、活性汚泥法に平膜を使用する膜分離活性汚泥処理法は、微生物濃度も溶存有機物濃度も高い処理方法なので、たんぱく質の分離や発酵プロセスからの菌体分離等の操作にも応用できる処理技術である。
図23は、平膜エレメントを使用した膜分離活性汚泥処理法(メンブレンバイオリアクター(Membrane Bioreactor: MBR))の装置の一例を示す説明図である。
開放式の被処理液槽a内には、複数の平膜エレメントcで構成される浸漬型膜分離装置bが配置されている。各平膜エレメントcには、濾過液を取り出すための集水管dが接続されている。集水管dには吸引ポンプeが設けられている。濾過液は、集水管dを介して処理水槽へ送られる。
複数の平膜エレメントcで構成される浸漬型膜分離装置bは、例えば、上下が開口した箱型のケーシングと、ケーシング内に互いに平行に配列された複数の縦長の膜カートリッジ(平膜エレメント)と、膜カートリッジ(平膜エレメント)の下方に設けられた散気装置とで構成されている(例えば、特許文献1参照)。
被処理液槽aには、原水供給配管fから被処理水が供給される。原水供給配管fには、原水供給ポンプgが設けられている。
各平膜エレメントcの直下には、散気管hが配設されている。散気管hにはブロワiが設けられている。
この浸漬型膜分離装置bでは、被処理水を原水供給ポンプgにより被処理液槽aに供給し、ブロワiの駆動により散気管hから空気を噴出させ、この噴出気流により槽内汚水を旋回させると共に吸引ポンプeの間歇的駆動により平膜エレメントcの濾過液通路側を間歇的に減圧し、平膜エレメントcの濾過液側の減圧と、被処理液槽aの水位による平膜エレメントcへの加圧水圧とによる膜間差圧のもとで被処理水を膜濾過させ、集水管dを介して濾過膜により所定の固体を分離させた処理水を、集水管dの後流に位置する図示しない処理水槽に貯えることができる。
また、被処理水を原水供給ポンプgにより被処理液槽aに供給し、ブロワiの駆動により散気管hから空気を噴出させ、この噴出気流により槽内汚水を旋回させると共に吸引ポンプeの間歇的駆動により、原水に含まれる難溶性成分や高分子の溶質、コロイド、微小固形物等が膜に沈着して、透過流束を低下させる現象(ファウリング)を防止している。
しかし、特許文献1の浸漬型膜分離ユニットや従来の浸漬型膜分離装置bでは、使用によって濾過膜の両側部(つまり箱型のケーシング側板に近い部位)に付着した膜面付着物は濾過膜の中央部に付着した膜面付着物と比べて除去し難く、長期間の使用によって、隣り合う膜カートリッジ(平膜エレメント)の濾過膜の側部間に汚泥が閉塞すると、膜カートリッジ(平膜エレメント)を抜き出す際の抵抗となり、膜カートリッジ(平膜エレメント)を容易に抜き出すことができないという問題があった。
そこで、表面に濾過膜を配置した複数の平板状の膜カートリッジ(平膜エレメント)が向い合う膜カートリッジ(平膜エレメント)の濾過膜との間に所定間隔をあけて上部が開口したケーシング内に着脱可能に配置され、膜カートリッジ(平膜エレメント)の膜面に沿った一方向の流れを発生させる流れ発生装置である散気装置が設けられ、隣り合う膜カートリッジ(平膜エレメント)間に形成される一方向の流れの流路の両側に壁体を有し、膜カートリッジ(平膜エレメント)は一方向の流れに略直交し且つ膜カートリッジ(平膜エレメント)の配置方向に略直交する他方向から着脱可能であり、膜カートリッジ(平膜エレメント)が上昇流に直交する横方向から着脱可能であり、ケーシング内の上部及び下部に、膜カートリッジ(平膜エレメント)を出し入れ方向へ案内する櫛歯状の案内部材が設けられ、膜カートリッジ同士の間隔を保持する間隔保持部材が膜カートリッジ(平膜エレメント)の側方に配設される浸漬型膜分離装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2の浸漬型膜分離装置によれば、膜カートリッジ(平膜エレメント)を取り出す方向が、従来のように汚泥の閉塞部分の長さ方向ではなく、汚泥の閉塞部分の幅方向と同方向になるため、膜カートリッジ(平膜エレメント)が汚泥の閉塞部分の幅分だけ抜き出された時点で、閉塞部分の汚泥がせん断されて解砕される。これにより、従来に比べて、膜カートリッジ(平膜エレメント)を取り出す際に要する労力を軽減することができる。
一方、上下が開口した箱枠状のケーシング内に平板状の濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)を一定間隔で平行に配列し、濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)の下方に散気管を配設し、濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)の周縁部に当接して各濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)を保持する押さえ板に、濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)間の各間隙に圧入する弾性材製の櫛歯状凸部を設けた浸漬型膜分離装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3の浸漬型膜分離装置によれば、散気管からの空気の気泡及びそれにより生起される上昇水流が濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)間の間隙に流入したときの濾過膜カートリッジの振動を抑制及び吸収することができ、押さえ板やケーシングのスリットに対する濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)の摺動及びそれに起因する濾板の摩耗を防止できる。
また、両面に膜を貼った濾板の上下端に膜端固定材を装着して分離体ユニットを形成し、複数枚の分離体ユニット(平膜エレメント)を間隔をもって並設し、左右端を吸引管を内蔵した膜接合固定材で固定し、上下の膜端固定材に間隔保持用の、櫛歯状をした膜間保持材を設ける浸透型平膜分離装置が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特許文献4の浸漬型平膜分離装置によれば、上下の膜端固定材に各分離体ユニット(平膜エレメント)の間隔を維持する膜間保持材をそれぞれ1つ以上設けているので、膜間の間隔が保持され、ろ過膜同士の接触がなくなり、ろ過膜の損傷を防止できる。
特開平09−220448号公報 特開2009−148743号公報 特許第3328149号公報 特許第3815645号公報
しかし、特許文献2の浸漬型膜分離装置では、四角形状の凹部を形成した支持部を両側部に上下一対で外側方へ突出して設けた膜カートリッジ(平膜エレメント)を使用するために、(1)膜カートリッジ(平膜エレメント)をケーシングの内部への挿抜時、膜カートリッジ(平膜エレメント)をケーシングに対して容易に横方向から出し入れできるように、ケーシングの上部及び下部フレームに櫛歯状の案内部材を設ける案内手段と、(2)膜カートリッジ(平膜エレメント)同士の間隔を所定の間隔に保持する左右一対の間隔保持部材を上下二箇所に設ける保持手段とを必要とする。
しかも、特許文献2の浸漬型膜分離装置では、ケーシングの上部及び下部フレームに設けた櫛歯状の案内部材の高さは、膜カートリッジ(平膜エレメント)の高さより僅かに高く設定され、膜カートリッジ(平膜エレメント)が上下方向に移動可能な隙間を設けている。また、櫛歯状の案内部材の案内溝の幅は膜カートリッジ(平膜エレメント)の厚さよりも僅かに大きく設定され、膜カートリッジ(平膜エレメント)は幅方向に移動可能な隙間を設けている。
従って、ケーシングの上部及び下部フレームに設けた櫛歯状の案内部材には、膜カートリッジ(平膜エレメント)の上下端部を係止して拘束する機能はないため、濾過運転中において、各間隔保持部材の保持体が上昇流の力と膜カートリッジ(平膜エレメント)に作用する浮力とを受けて変形すると、ケーシングの上部及び下部フレームに設けた櫛歯状の案内部材の案内溝への差し込みだけでは、膜カートリッジ(平膜エレメント)の浮力を防止することはできない。
また、特許文献2の浸漬型膜分離装置では、膜カートリッジ(平膜エレメント)同士の間隔を所定の間隔に保持するために上下二箇所に設けた左右一対の間隔保持部材は、各膜カートリッジ(平膜エレメント)を上下方向への移動を許容しつつ保持しているので、膜カートリッジ(平膜エレメント)の左右側部を係止して拘束する機能はない。
従って、膜カートリッジ(平膜エレメント)同士の間隔を所定の間隔に保持するために上下二箇所に設けた左右一対の間隔保持部材には、濾過運転中において、各間隔保持部材の保持体が上昇流の力と膜カートリッジ(平膜エレメント)に作用する浮力とを受けて変形すると、各間隔保持部材の保持体による保持力では、膜カートリッジ(平膜エレメント)の浮力を防止することはできない。
また、特許文献2の浸漬型膜分離装置では、四角形状の凹部を形成した支持部が両側部から上下一対で外側方へ突出する膜カートリッジ(平膜エレメント)を使用し、その支持部を利用して膜カートリッジ(平膜エレメント)同士の間隔を所定の間隔に保持する左右一対の間隔保持部材を上下二箇所に設けるので、浸漬型膜分離装置の作用側部から支持部に組み付けられた間隔保持部材が突出することとなるから、左右側部をサイドパネルで封鎖する必要がある。そのため、部品点数が多くなるという問題がある。
さらに、膜カートリッジ(平膜エレメント)の膜を保持固定し、かつ集水管への分布の良い処理液導出のための濾板が、両面の膜の間に位置することとなるが、支持部が上下一対で外側方へ突出するように形成しなければならず、且つ、上下二箇所に設けた左右一対の間隔保持部材と支持部とが、膜カートリッジ(平膜エレメント)を並列する方向にも、上下方向にも、かっちりと嵌合して係止するので、高い工作精度を複雑な形状のもとで維持しなければならず、材料加工の手間も掛かり、その費用も高価となる。
また、特許文献3の浸漬型膜分離装置は、特許文献1の浸漬型膜分離装置と同様に、上下が開口した箱枠状のケーシング内に平板状の濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)を一定間隔で平行に配列し、濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)の下方に散気管を配設した浸漬型膜分離装置に関する技術であり、押さえ板を、剛性材により製作された板状支持部と、この板状支持部の下面に接着された弾性材製の櫛状押さえ部とで構成し、板状支持部には、膜ケースの上端面に沿う方向かつ外側へ伸びた固定部を形成し、押さえ板をこの固定部において膜ケースの上端面にボルト,ナットにより固定している。
従って、特許文献3の浸漬型膜分離装置の押さえ板を、例えば、濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)を横方向から挿抜する特許文献2の浸漬型膜分離装置にそのまま転用すると、浸漬型膜分離装置の高さ方向に押さえ板を配置することとなり、浸漬型膜分離装置が大型化する虞がある。
また、特許文献3の浸漬型膜分離装置の押さえ板を、例えば、濾過膜カートリッジ(平膜エレメント)を横方向から挿抜する特許文献2の浸漬型膜分離装置にそのまま転用すると、膜カートリッジ(平膜エレメント)の上部側に浮上防止手段がないため、各押さえ板の保持体が上昇流の力と膜カートリッジ(平膜エレメント)に作用する浮力とを受けて変形すると、各押さえ板による保持力では、膜カートリッジ(平膜エレメント)の浮力を防止できなくなる虞がある。
また、板状支持部の下面に接着された弾性材料製の櫛状押さえ板は、膜カートリッジ(平膜エレメント)の並列する方向の隙間と合わせてその櫛形状を成型しなければならないので、加工に手間と費用が掛かる。
また、特許文献4の浸漬型平膜分離装置では、膜カートリッジ(平膜エレメント)の左右側部を膜接合固定部材に固定するため、例えば、特許文献2の浸漬型膜分離装置の膜カートリッジ(平膜エレメント)を横方向から挿抜する技術がない。
従って、特許文献4の浸漬型平膜分離装置では、複数枚の分離体ユニット(平膜エレメント)を間隔を保持するために、櫛歯状をした膜間保持材を設けている。
そして、特許文献4では、櫛歯状をした膜間保持材について、その膜間保持材の歯が各分離体ユニット(平膜エレメント)の間に介在され、膜間隔を均一に保持しているとの記載から、例えば、特許文献2の間隔保持部材に酷似する機能を有するものと考えられる。
従って、特許文献4の櫛歯状をした膜間保持材では、分離体ユニット(平膜エレメント)同士の間隔を所定の間隔に保持し、濾過運転中において、各膜間保持材の櫛歯が上昇流の力と分離体ユニット(平膜エレメント)に作用する浮力とを受けて変形すると、各膜間保持材の櫛歯による保持力では、分離体ユニット(平膜エレメント)の浮力を防止することはできない。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、平膜エレメントの左右両側部にスペーサ部を設け、スペーサ部を隣接するように配置することで平膜エレメントのみで疑似箱状ケーシングを形成する平膜エレメントを提供することにある。
本発明の別の目的は、スペーサ部より薄肉の係止部を形成した複数の平膜エレメントを、係止部に振れ止め防止部材に嵌め込んで箱状フレームに固定し、各スペーサ部の上部から浮上防止部材を当接させ、ファウリング防止のための気液混合流の拡散を阻害しない浸漬型膜分離装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、外側部に集水ノズルを有する枠部材の両面に被処理水を濾過する平膜を配置し、前記枠部材内に前記平膜にて濾過された濾液の流路と前記流路に連通し前記濾液を前記集水ノズルへ導く集水路を形成して成る平膜エレメントにおいて、前記枠部材は、対向する外側部に沿って前記枠部材の両面から前記枠部材と直交する方向に突出するスペーサ部と、前記スペーサ部の外側部側に前記スペーサ部より薄肉に形成される係止部とで構成されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の平膜エレメントにおいて、前記スペーサ部は、前記枠部材の対向する外側部に沿って前記枠部材の両面から前記枠部材と直交する方向に突出する突条とで構成されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の平膜エレメントにおいて、前記係止部は、前記枠部材の前記平膜を配置する開口部を有する枠部材本体と同等の板厚を有し、前記スペーサ部と同一方向に形成されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の平膜エレメントにおいて、前記係止部は、前記スペーサ部の外側部から突出する突起で構成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3記載の平膜エレメントにおいて、前記係止部は、前記スペーサ部の外側部側に沿う少なくとも2カ所の両壁面に、前記枠部材本体と同軸上に前記枠部材の前記平膜を配置する開口部を有する枠部材本体と同等の板厚を有する凹欠部を形成することによって構成されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、複数の枠部材同士をスペーサ部で対向させることで水平方向へ重畳させてフレーム下部鋼材に載置した、複数の平膜エレメントの底部側から被処理水を膜面に沿って上面側に向かって流しながら前記複数の平膜エレメントで濾過して濾過液を集水する浸漬型膜分離装置において、前記フレームの垂直に延びる一側部側に配置される第一の櫛歯形状の振れ止め部材と、集水ノズルを前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材から突出するように形成し、前記フレームの垂直に延びる他側部側から挿抜可能に配置されると共に、垂直に延びる一側部側を前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材にて前記係止部を所定間隔で係止される請求項1乃至請求項5の何れか記載の複数の平膜エレメントと、前記フレームに配置された前記複数の平膜エレメントの垂直に延びる他側部側を所定間隔で係止すると共に前記フレームの垂直に延びる他側部側に配置される第二の櫛歯形状の振れ止め部材と、前記複数の平膜エレメントの集水ノズルを連結すると共に前記フレームに配置される集水管と、前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材の上面側の前記フレーム内に前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材に沿って配置され、前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材によって前記フレームに固定される前記複数の平膜エレメントの上面側を押さえる浮上防止部材とを備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の浸漬型膜分離装置において、前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材は、ある一方の側面全幅に亘って櫛歯を形成し、ある一方の側面に対向する他側面全幅に亘って前記櫛歯の凹凸に直交する方向に溝を形成した棒状の弾性部材と、前記溝に嵌入する取付部材及び前記取付部材の両端に設けた固定具を有し、前記棒状の弾性部材を前記フレームに固定する固定部材とで構成されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6又は請求項7記載の浸漬型膜分離装置において、前記浮上防止部材は、所定の一側面全幅に亘って凹溝を形成した棒状の弾性部材と、前記溝に嵌入して前記フレームに固定される支持金具とで構成されることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項6又は請求項7記載の浸漬型膜分離装置において、前記浮上防止部材は、前記複数の平膜エレメントの上面側に配される平板状の弾性部材と、前記平板状の弾性部材を貼り付け前記フレームに固定される支持金具とで構成されることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項6乃至請求項9の何れか記載の浸漬型膜分離装置において、前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材の棒状の弾性部材は、JIS K 6253に従って測定したゴム硬度が60〜90度の材質から成り、前記浮上防止部材の平板状の弾性部材は、JIS K 6253に従って測定したゴム硬度が30〜90度の材質から成ることを特徴とする。
本発明の平膜エレメントによれば、スペーサ部を設けた平膜エレメント同士をスペーサ部を近接するように配置することで、散気による気液混合流を阻害せず拡散させ、膜面洗浄効果を向上でき、サイドパネルや案内部材を必要としない浸漬型膜分離装置を提供できるので、箱状ケーシングを使用する従来の浸漬型膜分離装置に比べ部品点数の削減が可能となる。
また、本発明の浸漬型膜分離装置によれば、平膜エレメントを気液混合流の上昇流に直交し且つ平膜エレメントの配置方向に直交する片側横方向から着脱可能な浸漬型膜分離装置を提供できるので、平膜エレメントの取り出し方向や、集水口の位置や数の自由度がある浸漬型膜分離装置を提供できる。
また、本発明の浸漬型膜分離装置によれば、片側の櫛歯形状の振れ止め部材を外すことにより、容易に横方向からの平膜エレメントの脱着が可能な浸漬型膜分離装置を提供できる。
また、本発明の浸漬型膜分離装置によれば、櫛歯形状の振れ止め部材の櫛歯に嵌め込むことで平膜エレメント配設位置が固定できるため、平膜エレメント両端面の間隔調整等が容易であり、また平膜エレメントの破損の虞も無くなる。
また、本発明の浸漬型膜分離装置によれば、浮上防止に平膜エレメントのスペーサ部上面に当接させる浮上防止部材を有するので、膜面部に支障を与えることなく、気液混合流の阻害にならず、且つ平膜エレメントの浮き上がりを確実に防止することができる。
また、本発明の浸漬型膜分離装置によれば、平膜エレメントを形成する枠部材の形成形状が単純で、そのため係止部を含む加工精度を確保するにも手間も加工費用も掛らない。
本発明の第一実施形態に係る浸漬型膜分離装置を示す正面図である。 図1の浸漬型膜分離装置の要部を示す平面図である。 図1の浸漬型膜分離装置の要部を示す側面図である。 図1の要部を一部切り欠いて示す縦断面図である。 図1の浸漬型膜分離装置の組立状態を分解して示す斜視図である。 図1の浸漬型膜分離装置に用いる第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材を分解して示す斜視図である。 図6の第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材の棒状の弾性部材を示す斜視図である。 図1の浸漬型膜分離装置に用いる第一の櫛歯形状の振れ止め部材側の浮上防止部材を分解して示す斜視図である。 図1の浸漬型膜分離装置に用いる第二の櫛歯形状の振れ止め部材側の浮上防止部材を分解して示す斜視図である。 図1の浸漬型膜分離装置に用いる平膜エレメントの平面方向断面図である。 図1の浸漬型膜分離装置において所定数の平膜エレメントを第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材で係止する状態を示す斜視図である。 図1の浸漬型膜分離装置において所定数の平膜エレメントを第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材で係止する状態を示す平面方向断面図である。 図1の浸漬型膜分離装置において所定数の平膜エレメントの上部を浮上防止部材によって当接する状態を示す斜視図である。 図1の浸漬型膜分離装置において所定数の平膜エレメントを第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材で係止する状態を示す平面方向断面図である。 第二実施形態に係る浸漬型膜分離装置に用いる平膜エレメントの斜視図である。 図15の平膜エレメントの係止部の部位を切断して示す断面図である。 図15の平膜エレメントの係止部以外の部位を切断して示す断面図である。 第二実施形態に係る浸漬型膜分離装置において所定数の平膜エレメントを第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材で係止する状態を示す斜視図である。 第二実施形態に係る浸漬型膜分離装置において所定数の平膜エレメントの上部を浮上防止部材によって当接する状態を斜視図である。 図15に示す平膜エレメントの変形例を示す斜視図である。 図15の平膜エレメントの係止部の部位を切断して示す断面図である。 第三実施形態に係る浸漬型膜分離装置の要部を一部切り欠いて示す縦断面図である。 平膜エレメントを使用した膜分離活性汚泥処理法(メンブレンバイオリアクター(Membrane Bioreactor: MBR))の装置の一例を示す説明図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1〜図13は、本発明の第一実施形態に係る浸漬型膜分離装置1を示す。
本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1は、六面(上下左右前後)が開口した金属製の直方体状の枠型のフレーム10と、このフレーム10の左右側部に上下二段に配置される第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bと、フレーム10内に固定される複数の平膜エレメント50と、フレーム10内に固定される複数の平膜エレメント50の上部側に第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bと平行に配置される浮上防止部材40A,40Bとを備え、図23に示す従来の浸漬型膜分離装置bと同様に、開放式の被処理液槽a内に配置され、複数の平膜エレメント50の下方には散気管hが配置される。
フレーム10は、開口側が外側に向くように対向して平行に配され、フレーム10内に固定される複数の平膜エレメント50の載置面を形成するチャンネル鋼材などである2つの略コ字状部材11a,11bと、2つの略コ字状部材11a,11bの両端部(フランジ部)の上下部間をそれぞれ連結する板材12a,12bと、チャンネル鋼材などである2つの略コ字状部材11a,11bの両端部(フランジ部)からそれぞれ立設する山形鋼などであるアングル材から成る4つの支柱部材13a,13b,13c,13dと、一方の略コ字状部材11aの両端部(フランジ部)にそれぞれ立設する支柱部材13a,13cの上端部間をそれぞれ連結する山形鋼などであるアングル材から成る横木14aと、他方の略コ字状部材11bの両端部にそれぞれ立設する支柱部材13b,13dの上端部間をそれぞれ連結する山形鋼などであるアングル材から成る横木14bと、横木14a,14bの両端部をそれぞれ連結する板材16a,16bとで構成される。
フレーム10の横木14a,14bと平行して2つの支柱部材13a,13c間及び2つの支柱部材13b,13d間に上下二段に配置される第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bは、例えば、JIS K 6253に従って測定したゴム硬度が60〜90度の材質から成る棒状の弾性部材21と、棒状の弾性部材21をフレーム10に固定する固定部材24とで構成される。棒状部材21の材質を、JIS K 6253に従って測定したゴム硬度が60〜90度とした理由は、櫛歯22によって平膜エレメント50の係止部55を確実に保持するためには、例えばタイヤのゴム硬度(約65度)と同等かそれ以上のゴム硬度が望ましいことが確認されたことによる。
棒状の弾性部材21は、ある一方の側面全幅に亘って形成した櫛歯22と、ある一方の側面に対向する他側面全幅に亘って形成した溝23とを有する。
固定部材24は、溝23の幅と同径又は同型で溝23内に嵌入される丸棒又は角棒から成る取付部材25と、ボルト貫通穴26aを設けて取付部材25の両端に設けた矩形状の固定具26とで構成される。
取付部材25は、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの棒状の弾性部材21の溝23とほぼ同じ長さを有し、固定具26は棒状の弾性部材21の両側部から突出する位置で取付部材25の両端部に設けられる。
第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bは、棒状の弾性部材21の溝23に取付部材25を嵌入させた状態で、固定具26のボルト貫通穴26aにボルト27を挿通して固定具26をフレーム10の2つの支柱部材13a,13c間及び2つの支柱部材13b,13dに固定される。その際、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの棒状の弾性部材21は、フレーム10の2つの支柱部材13a,13c間及び2つの支柱部材13b,13d間でフレーム10内で相互の櫛歯22が同じ高さで対向するように配置される。
図5に示すように、2つの支柱部材13a,13c間及び2つの支柱部材13b,13dには、ボルト27を挿通する貫通穴13xが設けられている。ボルト27は、貫通穴13xを挿通しナット28に螺着される。
浮上防止部材40A,40Bは、所定の一側面のほぼ全幅に亘って凹溝42を形成したJIS K 6253に従って測定したゴム硬度が30〜90度の材質から成る棒状の弾性部材41と、凹溝42内に所定の一側面から係止片45を嵌入してフレーム10の2つの支柱部材13a,13c間及び2つの支柱部材13b,13dに固定されるL型金具などの支持金具43とで構成される。棒状の弾性部材41の材質を、JIS K 6253に従って測定したゴム硬度が30〜90度とした理由は、浮上防止部材40A,40Bは個々のエレメント高さのバラツキを吸収できるように例えば消しゴムのように少し柔らかめのゴム硬度30度から第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの棒状の弾性部材21のゴム強度と同等のゴム強度90度が望ましいことが確認されたことによる。
棒状の弾性部材41は、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの棒状の弾性部材21とほぼ同じ長さを有する。
支持金具43は、両端部にボルト貫通穴44aを設けた平板44と、この平板44の一側部の下端部から垂直に連結する係止片45とで構成される。支持金具43のボルト貫通穴44aは、係止片45に装着された棒状の弾性部材41の両側部から突出する位置でフレーム10にボルト46によって固定できるように設けられる。
浮上防止部材40A,40Bは、棒状の弾性部材41をフレーム10内に固定される複数の平膜エレメント50の上部側に載置した状態で、支持金具43の係止片45を棒状の弾性部材41の凹溝42内に嵌入させて平板44のボルト貫通用の長穴44aにボルト46を挿通して支持金具43をフレーム10の2つの支柱部材13a,13c間及び2つの支柱部材13b,13dに固定することによって配置される。
図5に示すように、2つの支柱部材13a,13c間及び2つの支柱部材13b,13dには、ボルト46を挿通する貫通穴13yが設けられている。ボルト46は、貫通穴13yを挿通しナット47に螺着される。
フレーム10内に固定される複数の平膜エレメント50は、一方の外側部の上下に集水ノズル57を有する枠部材51の両面に被処理水を濾過する平膜56をその周縁部を超音波等によって溶着することによって固定し、枠部材51内に平膜56にて濾過された濾液の流路(図示せず)と流路に連通し濾液を集水ノズル57へ導く集水路(図示せず)とを形成するように構成される。
枠部材51は、ABS樹脂(アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂)又はPP(ポリプロピレン)で構成され、平膜56その周縁部を超音波等によって溶着することによって固定する開口部53を有する枠部材本体52と、対向する外側部に沿って枠部材本体52の両面から枠部材本体52と直交する方向に突出するそれぞれ突出するほぼ直方体形状の突条54a,54bを有するスペーサ部54と、スペーサ部54の外側部側に高さ方向ほぼ全長に亘り形成される係止部55とで構成される。なお、開口部53には、上下方向又は左右方向に貫通された孔を複数連成している通水路の表面に処理水取り入れ孔を多数開設した濾板部が貫通された孔が延びる方向に隙間を持って固定されている。
スペーサ部54を構成するほぼ直方体形状の突条54a,54bは、フレーム10内に固定される複数の平膜エレメント50の間を散気管hからの空気の気泡及びそれにより生起される上昇流が流入する際に各平膜エレメント50の平膜56が振動しても接触せず槽内の汚水が効果的に取り込める間隔Dを確保する突出量に設定されている。
スペーサ部54は、例えば、図12に示すように、枠部材本体52の肉厚を6mm、各枠部材51の間隔Dを7mmとすると、突条54a,54bの突出量を3.5mmとなるように設定される。なお、複数の平膜エレメント50を組み付ける際に、隣り合う平膜エレメント50の突条54aと突条54bとが密着しないように公差程度の僅かな隙間Gを設ける。この隙間Gは、間隔Dが汚泥で閉塞されても、平膜エレメント50の抜き出しを容易にするために形成される。
係止部55は、枠部材本体52と同等の板厚を有し、スペーサ部54と同一方向に形成されるように、スペーサ部54の外側部から突出する突起55aで構成される。突起55aの板厚は、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの棒状の弾性部材21の櫛歯22の間隔とほぼ同じにしてある。
平膜56は、PE(ポリエチレン)樹脂、CPE(塩素化ポリエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PAN(ポリアクリルニトリル)樹脂、PI(ポリイミド)樹脂、PES(ポリエーテルスルホン)樹脂、PS(ポリスルホン)樹脂又はCA(酢酸セルロース)樹脂から成る膜部材で構成される。
フレーム10内に固定される複数の平膜エレメント50の両端部には、平膜エレメント50の平膜56の開放される側面側を封鎖するパネル59が配置される。パネル59は、フレーム10の支柱部材13a,13b側と支柱部材13c,13d側の開口部を塞ぐように、例えば、溶接等によって固定される。なお、図5では、フレーム形状を分かりやすくするために、支柱部材13a,13b側のパネルを省略している。
集水ノズル57は、一方の係止部55から突出するように形成される。
集水ノズル57は、例えば、ポリウレタン樹脂製の可撓性を有する透明チューブ58を取り付け、図示しない支持部材によってフレーム10に取り付けられている集水管60へ接続される。
集水管60は、濾過液を処理水槽(図示せず)へ送るために配置される。
次に、本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1の組立について説明する。
先ず、図5に示すように、2つの支柱部材13a,13c間に、2つの第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び浮上防止部材40A,40Bを配置したフレーム10を用意する。この段階では、浮上防止部材40A,40Bは、複数の平膜エレメント50の挿入が容易にできるように、長穴44aを利用して所定の位置より上方に配置される。
次に、複数の平膜エレメント50を、集水ノズル57を設けた一側部側からフレーム10内に挿入し、各係止部55を2つの第一の櫛歯形状の振れ止め部材20Aを棒状の弾性部材21の櫛歯22にそれぞれ圧入する。この際、各平膜エレメント50の下部側は、略コ字状部材11a,11b上に配置される。
次に、2つの第一の櫛歯形状の振れ止め部材20Aと対向するように、第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bを支柱部材13b,13d間に配置する。第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bは、棒状の弾性部材21の櫛歯22内に各平膜エレメント50の係止部55をそれぞれ圧入する。
次に、浮上防止部材40A,40Bを、長穴44aを利用して各平膜エレメント50の上部側に棒状の弾性部材41を当接するまで降下し、各平膜エレメント50の上部側に棒状の弾性部材41を当接させた状態でボルト46によって固定される。
次に、各集水ノズル57に、例えば、ポリウレタン樹脂製の可撓性を有する透明チューブ58を取り付け、透明チューブ58を集水管60に接続する。
このように組み立てられた本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1は、図1〜図5、図12に示すように、平膜エレメント50の枠部材51の左右両側部にスペーサ部54を構成するほぼ直方体形状の突条54a,54bを設け、スペーサ部54を構成するほぼ直方体形状の突条54a,54bを密着しないように僅かに隙間Gを設けて配置することで平膜エレメント50のみで散気装置から上昇する気泡を逃がさない疑似箱状ケーシングを自己形成し、ファウリング防止のための散気による気液混合流の拡散を阻害せず、膜面洗浄効果を向上できる膜ユニットを構成することが可能となる。
また、本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1は、図1〜図5、図11、図12に示すように、平膜エレメント50の枠部材51の左右両側部に枠部材本体52と同等の板厚を有し、枠部材本体52と同軸上にスペーサ部54の外側部から突出する突起55aで構成される係止部55を設け、この係止部55を平膜エレメント50の左右側部側に固定するように、フレーム10に配置される第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの棒状の弾性部材21の櫛歯22内に嵌り込ませて各平膜エレメント50を係止するので、各平膜エレメント50の振れを確実に防止することができる。
しかも、図5に示すように、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bは、棒状の弾性部材21の櫛歯22内に各平膜エレメント50の係止部55を嵌り込ませて係止することで平膜エレメント50の配設位置が固定できるため、ボルト27の締め込みによる平膜エレメント50の両端面の間隔調整等が容易であり、またボルト27の締め込みによる平膜エレメント50の破損の懸念も無くなる。
また、本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1は、フレーム10内に所定数の平膜エレメント50を配置する際、所定数の平膜エレメント50はフレーム10の床面を構成する2つの略コ字状部材11a,11b上に載置しながら一方側の係止部55を第一の櫛歯形状の振れ止め部材20Aの棒状の弾性部材21の櫛歯22内に嵌り込ませることによって係止されるので、例えば、特許文献2のように、案内部材を設ける必要がない。
また、本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1は、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bを、フレーム10の2つの支柱部材13a,13cと2つの支柱部材13b,13dとから突出しないようにボルト27、ナット28によって固定するので、例えば、特許文献2のように、サイドパネルを設ける必要がない。
また、本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1は、図1〜図5、図13に示すように、フレーム10内に配置された所定数の平膜エレメント50の左右両側部のスペーサ部54上部には、浮上防止部材40が当接して配置されているので、各平膜エレメント50の浮き上がりを確実に防止することができる。浮上防止部材40は、平膜エレメント50の左右両側部のスペーサ部54上部に配置されるので、平膜エレメント50の平膜56の気液混合流の阻害にならない。
また、本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1は、図1〜図5、図12に示すように、平膜エレメント50の枠部材51の左右両側部にスペーサ部54を構成するほぼ直方体形状の突条54a,54bを設け、スペーサ部54を構成するほぼ直方体形状の突条54a,54bを密着しないように僅かに隙間Gを設けて所定数の平膜エレメント50を配置しているので、フレーム10に配置される第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bを取り外すことによって、フレーム10の横方向から任意の1枚の平膜エレメント50を着脱することが可能となる。その結果、平膜エレメント50の取出方向や、集水ノズル58の位置や数の自由度がある平膜エレメント50を提供できる。
また、本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1は、浮上防止部材40A,40Bを、複数の平膜エレメント50の挿入が容易にできるように、長穴44aを利用して所定の位置より上方に配置し、所定数の平膜エレメント50をフレーム10内に配置した後、浮上防止部材40A,40Bを、長穴44aを利用して各平膜エレメント50の上部側に棒状の弾性部材41が当接するまで降下し、各平膜エレメント50の上部側に棒状の弾性部材41を当接させるので、浮上防止部材40A,40Bの組付作業が簡単になる。
なお、上記実施形態では、図12に示すように、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの櫛歯22を断面矩形状の凹溝としたが、例えば、図14に示すように、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの櫛歯22を底部よりも開口部が広くなるように断面矩形状の凹溝の壁面に傾きを持たせても良い。
この場合には、浸漬型膜分離装置1の平膜エレメント50の係止部55の長さの誤差を吸収することが可能となる。
図15〜図19は、本発明の第二実施形態に係る浸漬型膜分離装置1Aを示す。
本実施形態に係る浸漬型膜分離装置1Aは、平膜エレメント50Aのスペーサ部54A及び係止部55Aの構造が、第一実施形態に係る浸漬型膜分離装置1の平膜エレメント50のスペーサ部54及び係止部55と異なる点で、第一実施形態に係る浸漬型膜分離装置1とは相違する。
なお、本実施形態では、その他の構成は第一実施形態に係る浸漬型膜分離装置1の構成と同じであるからその説明は省略する。
平膜エレメント50Aは、スペーサ部54Aを、第一実施形態に係る浸漬型膜分離装置1の平膜エレメント50のスペーサ部54と係止部55とを併せた領域を形成し、係止部55Aを、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bに係止される部位に、スペーサ部54Aの外側部側に沿う2カ所の両壁面に、枠部材本体52Aと同軸上に枠部材51Aの平膜56を配置する開口部53を有する枠部材本体52Aと同等の板厚を有する凹欠部を形成することによって構成される。
従って、図15〜図17に示すように、平膜エレメント50Aを構成するほぼ直方体形状の突条54a,54bは、係止部55A以外の全領域に形成される。
また、図15〜図17に示すように、係止部55Aは、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bに係止される部位だけに形成される。
図18に示すように、フレーム10内に所定数の平膜エレメント50Aが配置されると、各平膜エレメント50Aの左右側部2カ所に形成された係止部55Aが、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの櫛歯22内に嵌り込み、各平膜エレメント50Aが係止される。
その後、図19に示すように、フレーム10内に配置された所定数の平膜エレメント50Aの左右両側部のスペーサ部54A上部には、浮上防止部材40A,40Bが当接して配置され、各平膜エレメント50Aの浮き上がりが確実に防止される。
本実施形態においても、第一実施形態に係る浸漬型膜分離装置1と同様の作用効果を奏することができる。
特に、本実施形態においては、係止部55Aが左右両側部の上下2カ所に形成されるので、第一の櫛歯形状の振れ止め部材20A及び第二の櫛歯形状の振れ止め部材20Bの配置が特定され、組付作業が容易になる。
なお、本実施形態では、係止部55Aを左右両側部の上下2カ所に形成する場合について説明したが、平膜エレメント50Aの大きさや使用枚数等に応じて、係止部55Aを左右両側部の上下2カ所に限らず、3カ所でも、4カ所でも良い。
図20及び図21は、平膜エレメント50Aの係止部55A,55A間のスペーサ部54Aに材料抜きの凹部54Bを設けた平膜エレメント50Bを示す。
平膜エレメント50Aに代えて平膜エレメント50Bを用いた場合も、本発明の第二実施形態に係る浸漬型膜分離装置1Aと同様の作用効果を奏することができる。
図22は、本発明の第二実施形態に係る浸漬型膜分離装置1Bを示す。
本実施形態においては、浮上防止部材40A,40Bに代えて、所定数の平膜エレメント50(50A,50B)の上面側に配される平板状の弾性部材41a,41aと、平板状の弾性部材41a,41aを上面から押圧して貼り付けフレーム10に固定される支持金具43a,43aとで構成される浮上防止部材40C,40Dを使用する。
本実施形態においても、浮上防止部材40A,40Bと同様に、所定数の平膜エレメント50(50A,50B)の浮上を防止することができる。
なお、平板状の弾性部材41a,41aは、支持金具43a,43aに予め張付ていると、平板状の弾性部材41a,41aが支持金具43a,43aと同時に所定数の平膜エレメント50(50A,50B)の上面側に配されるので、個別に配置する場合に比べて作業性が良くなる。
また、平板状の弾性部材41a,41aの板厚は、所定数の平膜エレメント50(50A,50B)の浮上を防止するに適した弾性効果が期待できる大きさにすることが望ましい。
1,1A,1B 浸漬型膜分離装置
10 フレーム
20A 第一の櫛歯形状の振れ止め部材
20B 第二の櫛歯形状の振れ止め部材
21,41 棒状の弾性部材
22 櫛歯
23 溝
25 取付部材
26 固定具
27,46 ボルト
40A,40B,40C,40D 浮上防止部材
42 凹溝
43 支持金具
44 平板
45 係止片
50,50A,50B 平膜エレメント
51 枠部材
52,52A 枠部材本体
53 開口部
54,54A スペーサ部
54a,54b 突条
55,55A 係止部
56 平膜
57 集水ノズル
58 透明チューブ
59 パネル
60 集水管
D 間隔
G 隙間

Claims (10)

  1. 外側部に集水ノズルを有する枠部材の両面に被処理水を濾過する平膜を配置し、前記枠部材内に前記平膜にて濾過された濾液の流路と前記流路に連通し前記濾液を前記集水ノズルへ導く集水路を形成して成る平膜エレメントにおいて、
    前記枠部材は、
    対向する外側部に沿って前記枠部材の両面から前記枠部材と直交する方向に突出するスペーサ部と、
    前記スペーサ部の外側部側に前記スペーサ部より薄肉に形成される係止部と
    で構成されることを特徴とする平膜エレメント。
  2. 請求項1記載の平膜エレメントにおいて、
    前記スペーサ部は、前記枠部材の対向する外側部に沿って前記枠部材の両面から前記枠部材と直交する方向に突出する突条とで構成される
    ことを特徴とする平膜エレメント。
  3. 請求項1又は請求項2記載の平膜エレメントにおいて、
    前記係止部は、前記枠部材の前記平膜を配置する開口部を有する枠部材本体と同等の板厚を有し、前記スペーサ部と同一方向に形成される
    ことを特徴とする平膜エレメント。
  4. 請求項3記載の平膜エレメントにおいて、
    前記係止部は、前記スペーサ部の外側部から突出する突起で構成される
    ことを特徴とする平膜エレメント。
  5. 請求項3記載の平膜エレメントにおいて、
    前記係止部は、前記スペーサ部の外側部側に沿う少なくとも2カ所の両壁面に、前記枠部材本体と同軸上に前記枠部材の前記平膜を配置する開口部を有する枠部材本体と同等の板厚を有する凹欠部を形成することによって構成される
    ことを特徴とする平膜エレメント。
  6. 複数の枠部材同士をスペーサ部で対向させることで水平方向へ重畳させてフレーム下部鋼材に載置した、複数の平膜エレメントの底部側から被処理水を膜面に沿って上面側に向かって流しながら前記複数の平膜エレメントで濾過して濾過液を集水する浸漬型膜分離装置において、
    前記フレームの垂直に延びる一側部側に配置される第一の櫛歯形状の振れ止め部材と、
    集水ノズルを前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材から突出するように形成し、前記フレームの垂直に延びる他側部側から挿抜可能に配置されると共に、垂直に延びる一側部側を前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材にて前記係止部を所定間隔で係止される請求項1乃至請求項5の何れか記載の複数の平膜エレメントと、
    前記フレームに配置された前記複数の平膜エレメントの垂直に延びる他側部側を所定間隔で係止すると共に前記フレームの垂直に延びる他側部側に配置される第二の櫛歯形状の振れ止め部材と、
    前記複数の平膜エレメントの集水ノズルを連結すると共に前記フレームに配置される集水管と、
    前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材の上面側の前記フレーム内に前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材に沿って配置され、前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材によって前記フレームに固定される前記複数の平膜エレメントの上面側を押さえる浮上防止部材と
    を備えることを特徴とする浸漬型膜分離装置。
  7. 請求項6記載の浸漬型膜分離装置において、
    前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材は、
    ある一方の側面全幅に亘って櫛歯を形成し、ある一方の側面に対向する他側面全幅に亘って前記櫛歯の凹凸に直交する方向に溝を形成した棒状の弾性部材と、
    前記溝に嵌入する棒部材及び前記棒部材の両端に設けた固定具を有し、前記棒状の弾性部材を前記フレームに固定する固定部材とで構成される
    ことを特徴とする浸漬型膜分離装置。
  8. 請求項6又は請求項7記載の浸漬型膜分離装置において、
    前記浮上防止部材は、所定の一側面全幅に亘って凹溝を形成した棒状の弾性部材と、前記溝に嵌入して前記フレームに固定されるL型金具とで構成される
    ことを特徴とする浸漬型膜分離装置。
  9. 請求項6又は請求項7記載の浸漬型膜分離装置において、
    前記浮上防止部材は、前記複数の平膜エレメントの上面側に配される平板状の弾性部材と、前記平板状の弾性部材を貼り付け前記フレームに固定されるL型金具とで構成される
    ことを特徴とする浸漬型膜分離装置。
  10. 請求項6乃至請求項9の何れか記載の浸漬型膜分離装置において、
    前記第一の櫛歯形状の振れ止め部材及び前記第二の櫛歯形状の振れ止め部材の棒状の弾性部材及び前記浮上防止部材の平板状の弾性部材は、ゴム硬度70〜90の弾性部材で構成される
    ことを特徴とする浸漬型膜分離装置。
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