JP2014171311A - 電力供給システムおよび電力供給制御装置 - Google Patents

電力供給システムおよび電力供給制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の電源手段から第2の電源手段に切り替える際に、ユーザーに切り替えの可否を確認する電力供給システムおよび電力供給制御装置を提供する。
【解決手段】住宅12への電力供給を行う商用電源16と、商用電源16に代わって住宅12への電力供給を補助的に行うバッテリー20とを備える。また、住宅12への電力供給を商用電源16およびバッテリー20の一方から他方へ切り替える可否を問う切替確認をユーザーに行うスマートフォン24と、スマートフォン24を制御すると共に、住宅12への電力供給を商用電源16およびバッテリー20の一方から他方へ切り替える制御装置14とを備える。商用電源16により住宅12への電力供給が行われている場合において、第1の条件が成立すると、制御装置14は、スマートフォン24に切替確認を実行させる。ユーザーからの許可があった場合に、住宅12への電力供給をバッテリー20に切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力供給システムおよび電力供給制御装置に関し、更に詳細には、住宅への電力供給を行う第1の電源手段および第2の電源手段を制御する電力供給システムおよび電力供給制御装置に関する。
近年、主電源としての商用電源に加えて、自然災害や停電時等に緊急的に使用される補助電源を備えた住宅が多くなっている。例えば、特許文献1では、商用電源に接続された主電源部および緊急時用の補助電源部を備え、災害情報を受信したときに補助電源部が主電源部に代わって電力供給を行う電力供給システムが開示されている。
特開2011−223841号公報
ところが、特許文献1の電力供給システムでは、災害情報を受信すると、自動的に補助電源部が主電源部に代わって電力供給を行う。すなわち、自然災害の情報を受信すると一律的に補助電源部への切り替えが行われるため、切り替え時にユーザーの意向を反映させることができない難点があった。
特に、補助電源部として電気自動車やハイブリッド自動車のバッテリーを用いた場合、災害の影響が緩和したときに、バッテリーの充電残量が不足して、自動車を使用できなくなる問題がある。すなわち、従来では、ユーザーの意向を確認することなく主電源から補助電源へ自動的に切り替えられるため、主電源に復帰した際に補助電源が使えなくなる等の不都合が生じていた。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、第1の電源手段から第2の電源手段に切り替える際に、ユーザーに切り替えの可否を確認する電力供給システムおよび電力供給制御装置を提供することにある。
請求項1の発明では、
住宅への電力供給を行う第1の電源手段と、
前記第1の電源手段に代わって前記住宅への電力供給を補助的に行う第2の電源手段と、
前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段および前記第2の電源手段の一方から他方へ切り替える可否を問う切替確認をユーザーに対し行う確認手段と、
前記確認手段を制御すると共に、前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段および第2の電源手段の一方から他方へ切り替える制御手段とを備え、
前記第1の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において、第1の条件が成立すると、前記制御手段は、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、前記住宅への電力供給を前記第2の電源手段に切り替えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1の電源手段から第2の電源手段に切り替える際に、確認手段に切替確認を実行させる。そして、この切替確認に対してユーザーからの許可があった場合に、第1の電源手段から第2の電源手段に切り替えられる。従って、例えば、ユーザーが第1の電源手段による電力供給を継続したいと考える場合や、第2の電源手段を使用したくない事情がある場合に、ユーザーの意向を的確に反映することができる。
請求項2の発明では、前記第2の電源手段は、蓄電池であることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、第2の電源手段としての蓄電池の状態に応じて、ユーザーは、第1の電源手段から第2の電源手段への切り替えの可否を決定することができる。従って、例えば蓄電池の残量が少ない状態では、当該蓄電池の使用を拒否することが可能となる。
請求項4の発明では、前記制御手段は、前記第2の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において、第2の条件が成立すると、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段に切り替えることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、第2の電源手段から第1の電源手段に切り替える際に、確認手段に切替確認を実行させる。そして、この切替確認に対してユーザーからの許可が合った場合に、第2の電源手段から第1の電源手段に切り替えられる。すなわち、第2の電源手段を継続して用いることの可否をユーザーに確認することで、ユーザーの意向を反映させることができる。これにより、第1の電源手段や第2の電源手段の状況に応じてユーザーが継続の可否を決定できる。その結果、例えば第1の電源手段に復帰した際に、第2の電源手段が使用不能となる事態が生ずるのをユーザーの判断で回避することができる。
請求項8の発明では、前記第1の条件は、自然災害に関する災害予報情報が前記制御手段に入力された場合または停電が発生した場合であることを特徴とする。
請求項8の発明によれば、災害予報情報が制御手段に入力された場合または停電が発生した場合に、確認手段による切替確認が実行される。従って、例えば、自然災害による影響が小さいと予想される場合には、第2の電源手段へ切り替えることなく第1の電源手段の使用を継続することが可能となる。また、第2の電源手段への切り替えが不能または困難な場合に、第1の電源手段の使用を継続させることができる。
請求項9の発明では、前記第2の条件は、蓄電池の残量に関するパラメータが予め設定された閾値よりも小さくなった場合であることを特徴とする。
請求項9の発明によれば、蓄電池の残量に関するパラメータが予め設定された閾値よりも小さくなった場合に、確認手段による切替確認が実行される。従って、蓄電池の残量が少なくなっていることをユーザーが認識することができる。すなわち、蓄電池の残量を把握した上で当該蓄電池の継続使用の可否を決定することができる。従って、第1の電源手段に切り替えたときに、蓄電池の残量がなくなって当該蓄電池が使用不能となる事態を回避することができる。
請求項15の発明では、
住宅への電力供給を行う第1の電源手段と、前記第1の電源手段に代わって前記住宅への電力供給を補助的に行う第2の電源手段と、前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段および前記第2の電源手段の一方から他方へ切り替える可否を問う切替確認をユーザーに対し行う確認手段とを制御する電力供給制御装置であって、
前記第1の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において、第1の条件が成立すると、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、前記住宅への電力供給を前記第2の電源手段に切り替えることを特徴とする。
請求項15の発明によれば、第1の電源手段から第2の電源手段に切り替える際に、確認手段に切替確認を実行させる。そして、この切替確認に対してユーザーからの許可があった場合に、第1の電源手段から第2の電源手段に切り替えられる。従って、例えば、ユーザーが第1の電源手段による電力供給を継続したいと考える場合や、第2の電源手段を使用したくない事情がある場合に、ユーザーの意向を的確に反映することができる。
第1実施形態に係る電力供給システムの全体構成を示す概念図。 第1実施形態に係る電力供給システムのシステム構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る電力供給システムの制御フローを示すフローチャート。 第2実施形態に係る電力供給システムにおいて、通常モードの制御フローを示すフローチャート。 第2実施形態に係る電力供給システムにおいて、強制切替モードの制御フローを示すフローチャート。 第3実施形態に係る電力供給システムのシステム構成を示すブロック図。 第3実施形態に係る電力供給システムの制御フローを示すフローチャート。
次に、実施形態に係る電力供給システムについて説明する。以下の実施形態では、第1の電源手段として商用電源16を採用し、第2の電源手段としてプラグインハイブリッド自動車18(PHV)のバッテリー20を採用した場合で説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る電力供給システム10の全体構成を示す概念図である。電力供給システム10は、住宅12に設置された制御装置14によって住宅12への電力供給を制御する。すなわち、本実施形態では、電力供給制御装置としての1つの制御装置14によって住宅12への電力供給が統括的に制御される。住宅12への電力供給は、通常時は商用電源16が使用される。そして、自然災害の予報が出された場合や停電が発生した場合に、ハイブリッド自動車(以下、自動車18という)のバッテリー20(蓄電池)が補助的に使用されるようになっている。なお、本実施形態では、住宅12として一戸建て住宅を採用した場合を例示する。この住宅12は、電化製品や設備機器等がネットワークに接続されたいわゆるスマートハウスである。
制御装置14は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えた電子制御ユニット(電源制御ECU)から構成されている。図2に示すように、制御装置14は、商用電源16およびバッテリー20に電気的に接続され、住宅12への電力供給を商用電源16およびバッテリー20の一方から他方へ切り替える。
制御装置14は、気象庁や市町村等の公共機関または災害情報を提供する民間企業の発信局22から発信された自然災害の情報を受信する。また制御装置14は、ユーザーが所持するスマートフォン24(確認手段)に対して送受信するようになっている。
制御装置14は、インターネット回線や、テレビ、ラジオの電波通信回線等を介して発信局22から発信された自然災害の予報に関する情報を受信する。自然災害の予報に関する情報としては、例えば雷や台風、竜巻等の気象に関する災害の予報情報が含まれる。また、自然災害の予報に関する情報には、地震発生の予測情報、発生した地震の到達時刻等の予報情報が含まれる。更には、地震による津波の到達時刻の予報情報が含まれる。すなわち、発信局22から発信される情報は、住宅12のある地域に自然災害が発生する可能性や時期、または既に発生している自然災害の影響が住宅12のある地域に及ぶ可能性や時期に関する情報である。なお、以下の説明では、これら自然災害の予報に関する情報を災害予報情報と称する。
制御装置14は、商用電源16を使用している場合において、第1の条件が成立すると、バッテリー20への切り替えの可否を問う切替確認をスマートフォン24に実行させる。本実施形態では、発信局22からの災害予報情報を受信することが第1の条件とされている。
制御装置14は、例えば電話回線やインターネット回線を介してスマートフォン24に切替確認を実行させる。具体的には、制御装置14は、商用電源16からバッテリー20への切り替えの可否を問うメッセージをスマートフォン24へメール送信する。スマートフォン24は、当該メッセージを受信すると、図1に示すように、商用電源16からバッテリー20への切り替えの可否を問うメッセージを表示させる(切替確認を実行する)。この切替確認に対し、ユーザーは、スマートフォン24から切り替えの可否を返信する。なお、以下の説明では、商用電源16からバッテリー20への切り替えの可否を問う切替確認を第1切替確認と称する場合がある。
制御装置14は、バッテリー20を使用している場合において、第2の条件が成立すると、商用電源16への切り替えの可否を問う切替確認をスマートフォン24に実行させる。本実施形態では、商用電源16からバッテリー20に切り替えてから予め設定された所定時間が経過する毎に第2の条件が成立する。この所定時間は、ユーザーが設定変更し得るものであり、例えば1時間とされる。
具体的には、制御装置14は、バッテリー20から商用電源16への切り替えの可否を問うメッセージをスマートフォン24に送信する。スマートフォン24は、当該メッセージを受信すると、バッテリー20から商用電源16への切り替えの可否を尋ねるメッセージを表示させる。この切替確認に対し、ユーザーは、スマートフォン24から切り替えの可否を返信する。すなわち、バッテリー20が使用されている場合に実行される切替確認は、バッテリー20の継続使用の可否をユーザーに問うものといえる。なお、以下の説明では、バッテリー20から商用電源16への切り替えの可否を問う切替確認を第2切替確認と称する場合がある。
制御装置14は、第1切替確認に対して、ユーザーが切り替えを許可する返信(切替許可)をした場合、制御装置14は、住宅12への電力供給を商用電源16からバッテリー20に切り替える。一方、第1切替確認に対して、ユーザーが切り替えを許可しない返信(切替拒否)をした場合、制御装置14は、住宅12への電力供給を商用電源16に継続して行わせる。
また、第2切替確認に対して、ユーザーが切替許可の返信をした場合、制御装置14は、住宅12への電力供給をバッテリー20から商用電源16に切り替える。一方、第2切替確認に対して、ユーザーが切替拒否の返信をした場合、制御装置14は、住宅12への電力供給をバッテリー20に継続して行わせる。
次に、本実施形態に係る電力供給システム10の作用および効果について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明では、商用電源16が使用されている場合において、発信局22から災害予報情報が発信された場合を想定する。また、ユーザーは、スマートフォン24を所持した状態で外出しているものとする。
災害予報情報を制御装置14が受信すると(ステップS10)、制御装置14は、第1切替確認のメッセージをスマートフォン24に送信する(ステップS12)。第1切替確認のメッセージをスマートフォン24が受信すると、スマートフォン24は、第1切替確認のメッセージを表示させる(ステップS14)。これにより、ユーザーは、商用電源16からバッテリー20への切り替えの判断が求められていることを認識することができる。そして、ユーザーは、自然災害の状況やバッテリー20の残量等を考慮して、バッテリー20への切り替えの可否を決定する。
ユーザーがバッテリー20への切り替えを許可する場合(ステップS16のYes)、スマートフォン24を操作して切替許可の指示が送信される(ステップS18)。制御装置14は、切替許可の指示を受信すると、住宅12への電力供給を商用電源16からバッテリー20に切り替える(ステップS20)。その結果、バッテリー20から住宅12へ電力供給が開始される(ステップS22)。
このように、本実施形態の電力供給システム10によれば、災害予報情報を受信するとユーザーにバッテリー20への切替確認を行う。従って、ユーザーは住宅12のある地域に自然災害の影響が及ぶ前に、バッテリー20への切り替えを行うことができる。その結果、自然災害による被害が出る前に、商用電源16からバッテリー20に安全に切り替えることができる。
ここで、ステップS16において、例えば自然災害の規模が小さく、住宅12のある地域への影響が小さいと予想される場合には、ユーザーが商用電源16の継続使用を望むことがある。また、バッテリー20の残量が少ない場合やバッテリー20に十分な残量を確保しておきたい場合、バッテリー20への切り替えをユーザーが望まないことがある。このような場合(ステップS16のNo)、ユーザーは、スマートフォン24を操作して切替拒否の指示を制御装置14に返信する(ステップS24)。
スマートフォン24から切替拒否の指示を受けると、制御装置14は、バッテリー20への切り替えを行うことなく商用電源16の使用を継続する(ステップS26)。このように、本実施形態の電力供給システム10によれば、バッテリー20への切り替えを望まないユーザーの意向を反映させることができる。従って、例えば自然災害の影響が殆どないような場合にまで、バッテリー20に切り替えられてしまう事態をユーザーの判断で可否し得る。
ここで、残量の少ない状態で強制的にバッテリー20に切り替えられてしまうと、自然災害の影響が解消したときにバッテリー20の残量が不足して自動車18が使用できなくなる虞がある。これに対し、本実施形態では、ユーザーがバッテリー20の残量を考慮して、バッテリー20への切り替えの可否を決定することができる。従って、残量が少ない場合には、バッテリー20の切り替えを拒否することで、自然災害の影響が解消したときにバッテリー20の残量が不足する事態を回避することができる。
ステップS22において、バッテリー20の使用が開始されると、制御装置14は、所定時間(例えば1時間)経過したか否か判定する(ステップS28)。そして、バッテリー20に切り替えられてから所定時間が経過すると(ステップS28のYes)、制御装置14は、第2切替確認のメッセージを送信する(ステップS30)。スマートフォン24が第2切替確認のメッセージを受信すると、バッテリー20から商用電源16への切り替えの可否を確認するメッセージを表示させる(ステップS32)。これにより、ユーザーは、バッテリー20を継続して使用するか否かの判断が求められていることを認識することができる。
ここで、スマートフォン24が第2切替確認を実行した際に、自然災害の影響が既に解消している場合や自然災害の影響が軽微である場合、バッテリー20を継続して使用する必要はない。このような場合(ステップS34のYes)、ユーザーは、スマートフォン24を操作して切替許可の指示を制御装置14に送信する(ステップS36)。
切替許可の指示を受けた制御装置14は、住宅12への電力供給をバッテリー20から商用電源16に切り替える(ステップS38)。その結果、バッテリー20の使用が中止されて商用電源16の使用が再開される(ステップS40)。このように、電力供給システム10では、バッテリー20が使用されてから所定時間経過すると、ユーザーにバッテリー20の継続使用の確認(第2切替確認)をする。従って、自然災害の影響が解消している場合には、バッテリー20の使用を中止することができる。すなわち、自然災害の状況に応じてバッテリー20の継続使用の可否をユーザーが適宜決定することができる。
一方、ステップS34において、ユーザーがバッテリー20の継続使用を望む場合(ステップS34のNo)、ユーザーは、スマートフォン24から切替拒否の内容を送信する(ステップS42)。切替拒否の指示を受けると、制御装置14はバッテリー20の使用を継続させる(ステップS44)。そして、ステップS28に移行して、制御装置14は、所定時間が経過したか否か判定する。
すなわち、バッテリー20の使用が継続された後も、制御装置14は、所定時間が経過する毎にスマートフォン24に第2切替確認を実行させる。すなわち、制御装置14は、バッテリー20が使用されている間、定期的にユーザーに継続使用の可否を確認する。従って、自然災害の影響が解消されたタイミングで、商用電源16へ切り替えることで、バッテリー20が不必要に使用されるのを回避することができる。
以上に説明したように、本実施形態に係る電力供給システム10によれば、商用電源16からバッテリー20に切り替える際に、ユーザーに第1切替確認を実行する。従って、バッテリー20への切り替えに際して、ユーザーの意向を反映させることができる。この結果、例えば残量が少ない場合にバッテリー20への切り替えを拒否することで、自然災害の影響が解消されたときに自動車18が使用できなくなる事態を回避することができる。
また、制御装置14は、バッテリー20が使用されている場合において、所定時間毎にバッテリー20の継続使用についての可否を確認する。これにより、自然災害の影響が解消されたにも拘らず、バッテリー20を継続して使用する事態を回避することができる。
制御装置14は、スマートフォン24に切替確認を実行させるので、ユーザーが外出中であっても切り替えの可否について指示することができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る電力供給システムについて説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、商用電源16を使用している場合において、制御装置14が災害予報情報を受信したとき(第1の条件)に第1切替確認が実行されるようにした。第2実施形態では、制御装置14が災害予報情報を受信したときに加え、停電が発生した場合(第1の条件)にも第1切替確認を行うようになっている。
制御装置14には、図示しない補助バッテリーが内蔵されており、停電が発生した場合に補助バッテリーの電力で作動するようになっている。すなわち、停電が発生している間、切替確認のメッセージの送信やバッテリー20への切り替えは、補助バッテリーの電力により実行される。
第1実施形態では、バッテリー20を使用している場合において、所定時間経過する毎(第2の条件)に第2切替確認が実行されるようにした。一方、第2実施形態では、災害予報情報を解除する予報解除情報を制御装置14が受信した場合または停電が解消した場合(第2の条件)に、第2切替確認が実行されるようになっている。
ここで、第2実施形態の制御装置14は、通常モードと強制切替モードの2つの制御モードを備えている。ユーザーは、通常モードおよび強制切替モードを制御装置14に自由に設定し得るようになっている。
制御装置14が通常モードに設定されている場合、商用電源16を使用している状態で停電が発生すると、制御装置14は、第1切替確認をスマートフォン24に実行させる。すなわち、停電が発生したとしても、直ちにバッテリー20への切り替えを行わず、ユーザーに切り替えの可否を求めるようになっている。
一方、制御装置14が強制切替モードに設定されている場合、商用電源16を使用している状態で停電が発生すると、制御装置14は、商用電源16からバッテリー20に強制的に切り替えるようになっている。そして、バッテリー20に切り替えてから所定時間(例えば30分)経過すると、制御装置14は、バッテリー20の継続使用の可否(すなわち第2切替確認)をスマートフォン24に実行させる。すなわち、強制切替モードでは、停電が発生すると、第1切替確認を実行することなくバッテリー20を緊急的に使用する。
なお、通常モードおよび強制切替モードでは、何れも制御装置14が災害予報情報を受信すると、第1切替確認をスマートフォン24に実行させるようになっている。これは、災害予報情報を受信した時点で自然災害の影響が住宅12に及んでおらず、バッテリー20への切り替えの可否をユーザーに問う時間的な余裕があるためである。
次に、第2実施形態の電力供給システムの作用および効果について説明する。先ず始めに、制御装置14が通常モードに設定された状態で停電が発生した場合について、図4を参照して説明する。
停電が発生すると、商用電源16が使用不能となり、制御装置14が停電の発生を検知する(ステップS50)。停電を検知すると、制御装置14は、補助バッテリーの電力で第1切替確認のメッセージを送信する(ステップS52)。スマートフォン24は、第1切替確認のメッセージを受信すると、当該メッセージを表示して第1切替確認を実行する(ステップS54)。ユーザーは、スマートフォン24にメッセージが表示されることで、住宅12に停電が発生したのを認識することができる。
ユーザーがバッテリー20の切り替えを望む場合(ステップS56のYes)、スマートフォン24から切替許可の指示が送信される(ステップS58)。切替許可の指示を受けた制御装置14は、商用電源16からバッテリー20に切り替えてバッテリー20の使用を開始させる(ステップS60,62)。
一方、ステップS56において、例えば停電が短期的であると予想される場合や、バッテリー20の使用をユーザーが望まない場合(ステップS56のNo)、ユーザーは、スマートフォン24を介してバッテリー20への切り替えを拒否できる。スマートフォン24から切替拒否の指示が送信されると(ステップS64)、制御装置14は、バッテリー20へ切り替えることなく、商用電源16が使用不能な状態(停電状態)を維持する(ステップS66)。
このように、通常モードでは、停電が発生した場合であっても第1切替確認が実行されるから、バッテリー20への切り替えに際してユーザーの意向を反映させることができる。
ステップS62において、バッテリー20の使用が開始された後、停電が解消すると(ステップS68のYes)、制御装置14は第2切替確認のメッセージを送信する(ステップS70)。第2切替確認のメッセージを受信したスマートフォン24は、第2切替確認を実行する(ステップS72)。これにより、ユーザーは停電が解消されたことを認識することができる。
ユーザーが商用電源16への切り替えを望む場合(ステップS74のYes)、スマートフォン24から切替許可の指示が送信される(ステップS76)。切替許可の指示を受信すると、制御装置14は、バッテリー20から商用電源16に切り替えて(ステップS78)、商用電源16の使用を再開させる(ステップS80)。
一方、ステップS74において、例えば停電が再び発生する可能性が高いと予想される場合、ユーザーがバッテリー20の継続使用を望むことがある。この場合(ステップS74のNo)、スマートフォン24から切替拒否の指示が送信される(ステップS82)。切替拒否の指示を受信した制御装置14は、商用電源16へ切り替えることなくバッテリー20の使用を継続させる(ステップS84)。
このように、通常モードでは、停電が解消されるとユーザーに商用電源16への切り替えを確認するから、ユーザーは、バッテリー20を継続して使用することの可否を決定することができる。従って、停電が解消されたにも拘らずバッテリー20が使用され続け、バッテリー20の残量がなくなってしまう事態を回避することができる。
なお、通常モードでは、災害予報情報を制御装置14が受信した場合も、上記と同様な制御が実行される。すなわち、制御装置14は、災害予報情報を受信すると第1切替確認を実行させ、予報解除情報を受信すると第2切替確認を実行させる。
次に、制御装置14が強制切替モードに設定された状態で停電が発生した場合について、図5を参照して説明する。
停電が発生すると、制御装置14が停電の発生を検知して(ステップS90)、住宅12への電力供給を商用電源16からバッテリー20に切り替える(ステップS92)。すなわち、強制切替モードでは、第1切替確認を実行することなく、バッテリー20に強制的に切り替えられる。バッテリー20の使用が開始されると(ステップS94)、制御装置14は、所定時間(例えば30分)経過したか否か判定する(ステップS96)。そして、バッテリー20の使用が開始されてから所定時間経過すると(ステップS96のYes)、制御装置14は、第2切替確認のメッセージを送信する(ステップS98)。
第2切替確認のメッセージを受信すると、スマートフォン24は、当該メッセージを表示させて第2切替確認を実行する(ステップS100)。これにより、ユーザーは、停電が発生したことによりバッテリー20に強制的に切り替えられたことを認識することができる。
ユーザーがバッテリー20の継続を希望する場合(ステップS102のNo)、スマートフォン24から切替拒否の指示が送信される(ステップS104)。切替拒否の指示を受信すると、制御装置14は、商用電源16へ切り替えることなくバッテリー20の使用を継続させる(ステップS106)。
一方、ステップS102において、ユーザーがバッテリー20の継続使用を望まない場合(ステップS102のYes)、スマートフォン24から切替許可の指示が送信される(ステップS110)。切替許可の指示を受信すると、制御装置14は、バッテリー20から商用電源16に切り替える(ステップS112)。この場合、停電が解消されるまで、商用電源16の使用が不能な状態(停電状態)となる(ステップS114)。
ステップS106でバッテリー20の使用が継続された後、停電が解消されると(ステップS108のYes)、ステップS98に移行する。すなわち、制御装置14は、第2切替確認をスマートフォン24に実行させ、バッテリー20から商用電源16への切り替えの可否をユーザーに確認する(ステップS98,100)。
そして、ユーザーが商用電源16への切り替えを望む場合(ステップS102のYes)、スマートフォン24から切替許可の指示が送信される(ステップS110)。制御装置14は、切替許可の指示を受信すると、バッテリー20から商用電源16に切り替えて(ステップS112)、商用電源16の使用が再開される(ステップS114)。
このように強制切替モードでは、停電が発生すると、緊急避難的にバッテリー20が使用される。従って、住宅12で停電が突然発生するのを防止することができる。また、バッテリー20の使用が強制的に実施されてから所定時間経過すると、バッテリー20の継続使用の可否がユーザーに対し実行される。従って、バッテリー20の継続使用の可否をユーザーが決定することができるから、ユーザーの意向を反映させることができる。
しかも、強制切替モードにおいても、停電が解消されたときに第2切替確認が実行される。従って、停電が解消されたにも拘らずバッテリー20が継続して使用される事態をユーザーの判断によって回避することができる。
なお、強制切替モードでは、災害予報情報を制御装置14が受信した場合、通常モードと同様な制御が実行される。すなわち、制御装置14は、災害予報情報を受信すると第1切替確認を実行させ、予報解除情報を受信すると第2切替確認を実行させる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る電力供給システム26について、以下説明する。第3実施形態においても、第1実施形態と相違する部分のみ説明し、第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る電力供給システム26の制御構成を示すブロック図である。本実施形態の電力供給システム26では、住宅12に設置された制御装置28(第1の制御部,電力供給制御装置)と、自動車18に搭載された車載ECU30(第2の制御部,電力供給制御装置)との2つの制御部によって住宅12への電力供給が制御される。すなわち、本実施形態では、制御装置28および車載ECU30によって電力供給制御装置が構成されている。制御装置28は、商用電源16に電気的に接続されており、ユーザーが商用電源16の使用を望む場合に、商用電源16の使用を継続させたり、商用電源16へ切り替えたりする。また、制御装置28は、発信局22から発信された災害予報情報を受信するようになっている。
車載ECU30は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えた電子制御ユニットで構成され、バッテリー20に電気的に接続されている。そして、ユーザーがバッテリー20の使用を望む場合に、バッテリー20へ切り替えたり、バッテリー20の使用を継続させたりする。
制御装置28は、商用電源16が使用されている状態で、災害予報情報を受信すると(第1の条件)、車載ECU30に第1の指令信号を送信するようになっている。車載ECU30は、制御装置28から第1の指令信号を受信すると、スマートフォン24に第1切替確認を実行させる。
車載ECU30は、第1切替確認に対する切替拒否または第2切替確認に対する切替許可の指示をスマートフォン24から受信すると、制御装置28に第2の指令信号を送信するようになっている。制御装置28は、車載ECU30から第2の指令信号を受信すると、商用電源16の使用を継続またはバッテリー20から商用電源16への切り替えを行う。
車載ECU30は、バッテリー20の使用が開始されると、当該バッテリー20の残量を監視するよう設定されている。具体的には、バッテリー20の残量に関するパラメータ(以下、残量パラメータと称する)が予め設定された閾値よりも小さくなると(第2の条件)、スマートフォン24に第2切替確認を実行させる。すなわち、車載ECU30は、バッテリー20の残量が少なくなると、当該バッテリー20の継続使用の可否をユーザーに確認する。
ここで、残量パラメータとしては、例えばバッテリー20の全容量に占める残量の割合(%)や、自動車18の走行距離(km)が挙げられる。残量パラメータとしてバッテリー20の残量の割合を採用した場合、当該割合が閾値(例えば30%)よりも小さくなると、車載ECU30は第2切替確認を実行させる。
また、残量パラメータとして自動車18の走行距離を採用した場合、バッテリー20の残量から推定される自動車18の走行距離が閾値(例えば50km)よりも小さくなると、車載ECU30は第2切替確認を実行させる。
残量パラメータの閾値は、ユーザーが設定変更し得るようになっている。例えば、残量パラメータとして残量の割合が採用されている場合、ユーザーは、閾値としての割合を10%や20%等、自由に設定し得る。また、残量パラメータとして走行距離が採用されている場合、ユーザーは、閾値としての走行距離を自由に設定し得る。例えば、ユーザーは、通勤に必要な距離を閾値として設定したり、住宅12から災害時の緊急避難地域までの距離を閾値として設定したりすることができる。
次に、本実施形態に係る電力供給システム26の作用および効果について、図7のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明では、商用電源16を使用した状態で、発信局22から災害予報情報が発信された場合を示す。
発信局22から発信された災害予報情報を制御装置28が受信すると(ステップS120)、制御装置28は、車載ECU30に第1の指令信号を送信する(ステップS122)。車載ECU30が指令信号を受信すると(ステップS124)、車載ECU30は、第1切替確認のメッセージをスマートフォン24に送信する(ステップS126)。第1切替確認のメッセージを受信すると、スマートフォン24は、当該メッセージを表示させる(ステップS128)。これにより、ユーザーは、バッテリー20への切り替えの判断が求められていることを認識する。
ユーザーがバッテリー20への切り替えを望む場合(ステップS130のYes)、スマートフォン24から切替許可の指示が車載ECU30に送信される(ステップS132)。車載ECU30は、切替許可の指示を受信すると、住宅12への電力供給を商用電源16からバッテリー20に切り替える(ステップS134)。
一方、ステップS130において、ユーザーがバッテリー20への切り替えを望まない場合(ステップS130のNo)、スマートフォン24から切替拒否の指示が車載ECU30に送信される(ステップS136)。車載ECU30は、切替拒否の指示を受信すると、第2の指令信号を制御装置28に送信する(ステップS138)。そして、制御装置28は、車載ECU30から第2の指令信号を受信すると(ステップS140)、バッテリー20に切り替えることなく商用電源16の使用を継続する(ステップS142)。
このように、本実施形態に係る電力供給システム26では、商用電源16からバッテリー20へ切り替える際に、車載ECU30が第1切替確認をスマートフォン24に実行させる。従って、第1実施形態と同様に、バッテリー20の切り替えに際して、ユーザーの意向を反映させることができる。
ステップS144において、バッテリー20の使用が開始されると、車載ECU30は、バッテリー20の残量パラメータを監視する(ステップS146)。バッテリー20の残量は、バッテリー20の使用と共に減少する。そして、残量パラメータが閾値よりも小さくなると(ステップS146のYes)、車載ECU30は、第2切替確認のメッセージをスマートフォン24に送信する(ステップS148)。
スマートフォン24は、第2切替確認のメッセージを受信すると、当該メッセージを表示させて第2切替確認を実行する(ステップS150)。これにより、ユーザーは、バッテリー20の残量が少なくなっていることを認識することができる。
ユーザーがバッテリー20の継続使用を望まない場合(ステップS152のYes)、切替許可の指示がスマートフォン24から送信される(ステップS154)。車載ECU30は、スマートフォン24から切替許可の指示を受信すると、第2の指令信号を制御装置28に送信する(ステップS138)。そして、制御装置28は、車載ECU30から第2の指令信号を受信すると(ステップS140)、バッテリー20から商用電源16に切り替える(ステップS142)。
一方、ステップS152において、例えば自動車18を使用する予定がない等の理由で、ユーザーがバッテリー20の継続使用を望む場合(ステップS152のNo)、スマートフォン24から切替拒否の指示が送信される(ステップS156)。車載ECU30は、スマートフォン24から切替拒否の指示を受信すると、制御装置28へ第2の指令信号を送信することなく、バッテリー20の使用を継続させる(ステップS158)。
このように、本実施形態の電力供給システム26によれば、バッテリー20の使用が開始されると、車載ECU30がバッテリー20の残量パラメータを監視する。そして、残量パラメータが閾値よりも小さくなると(すなわち、バッテリー20の残量が少なくなると)、ユーザーに対し第2切替確認を実行する。従って、ユーザーは、バッテリー20の残量が少なくなっていることを認識した上で、バッテリー20の継続使用の可否を決定することができる。
また、災害予報情報を受信すると、制御装置28が第1の指令信号を送信し、これを受けて車載ECU30が第1切替確認を実行させる。従って、商用電源16からバッテリー20へ切り替える際に、ユーザーの意向を反映させることができる。また、災害予報情報の発生を第1の指令信号を介して制御装置28から車載ECU30に伝達することができる。
車載ECU30は、第1切替確認に対する切替拒否や第2切替確認に対する切替許可の指示を受信すると、第2の指令信号を制御装置28に送信する。そして、制御装置28は、第2の指令信号を受信すると、商用電源16に切り替えまたは商用電源16を継続使用する。従って、切替確認に対するユーザーの意向を第2の指令信号を介して車載ECU30から制御装置28に伝達することができる。
なお、本発明に係る電力供給システムは、前述した第1〜第3実施形態の内容に限定されるものではなく、以下のような変更が可能である。
1.第1〜第3実施形態では、第1の電源手段を商用電源16とし、第2の電源手段を自動車18のバッテリー20とした。しかしながら、第1の電源手段として蓄電池を採用したり、太陽光発電装置や風力発電装置を第1の電源手段として採用したりしてもよい。また、第2の電源手段として、住宅12に設置された無停電電源を採用したり、充電式のポータブル電源を採用したりすることも可能である。
更に、バッテリーとしては、実施形態のようなプラグインハイブリッド自動車18に搭載されたバッテリー20に限定されず、ハイブリッド自動車や電気自動車(EV)に搭載されたバッテリーを採用することもできる。
2.第1〜第3実施形態では、第1切替確認を実行する第1の条件として、災害予報情報を受信した場合または停電が発生した場合を例示した。また、第2切替確認を実行する第2の条件としては、バッテリー20の使用を開始してから所定時間経過する毎のタイミング(第1実施形態)、停電が解消した場合または予報解除情報を受信した場合(第2実施形態)、バッテリー20の残量パラメータが閾値より小さくなった場合(第3実施形態)を例示した。しかしながら、第1の条件および第2の条件としては、これら実施形態に限定されるものではない。
例えば、商用電源16(第1の電源手段)の電力を住宅12に供給する機器や回路に異常が発生して、商用電源16から住宅12への電力供給が不能となった状態を第1の条件としてもよい。この場合、商用電源16から住宅12への電力の供給異常が解消したときを第2の条件としてもよい。
また、第1の電源手段を商用電源16とし、第2の電源手段を蓄電池(自動車18のバッテリー20)とした場合、電気料金が高い昼間の時間が到来したタイミングを第1の条件とし、電気料金が安い夜間の時間が到来したタイミングを第2の条件とすることもできる。これにより、電気料金の高い昼間の時間帯は蓄電池を使用し、電気料金の安い夜間の時間帯は商用電源16を使用するといったことがユーザーの判断により可能となる。
更に、第1の電源手段として、太陽光発電装置や風力発電装置を採用した場合、雨天や曇天が続くことで太陽光による発電量が低下した場合や、風が弱いことで風力による発電量が低下した場合を第1の条件とすることができる。そして、太陽光による発電量や風力による発電量が回復した場合を第2の条件とすることができる。
3.第1〜第3実施形態では、確認手段としてスマートフォン24を採用したが、携帯電話やノートパソコン等の携帯端末を確認手段として採用することができる。更には、住宅12内に設置した家庭用電光掲示板やパソコン、タッチパネル等を確認手段として用いることができる。また、1つのスマートフォン24だけでなく、複数のスマートフォン24やパソコン等に一斉に切替確認を実行させてもよい。
4.第1〜第3実施形態では、切替確認する際に、メッセージをスマートフォン24にメール送信して、スマートフォン24が当該メッセージを表示するようにした。しかしながら、例えば、スマートフォン24や携帯電話等に音声による切替確認を実行させたり、専用のアプリやソフトを介して切替確認を実行させたりしてもよい。更に、バイブレーションや告知音等を組み合わせてもよい。
5.第1〜第3の実施形態では、外出中のユーザーに対し切替確認を実行するようにしたが、ユーザーの存在場所としては、住宅12や自動車18内にいる場合であってもよい。住宅12にいるユーザーを対象とする場合、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)、近接無線等の通信手段を介して、制御手段(制御装置14,28,車載ECU30)および確認手段間の通信を行うようにしてもよい。これらの通信手段を利用すれば、スマートフォン24や携帯電話の電波が届かない場所にある住宅(ユーザー)であっても通信することができる。
6.第1〜第3実施形態では、住宅12として一戸建て住宅を採用したが、住宅12としては、マンションやアパート等の集合住宅であってもよい。
10…電力供給システム、12…住宅、14…制御装置(制御手段,電力供給制御装置)、16…商用電源(第1の電源手段)、18…自動車、20…バッテリー(第2の電源手段,蓄電池)、24…スマートフォン(確認手段)、28…制御装置(制御手段,第1の制御部,電力供給制御装置)、30…車載ECU(制御手段,第2の制御部,電力供給制御装置)。

Claims (15)

  1. 住宅(12)への電力供給を行う第1の電源手段(16)と、
    前記第1の電源手段に代わって前記住宅への電力供給を補助的に行う第2の電源手段(20)と、
    前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段および前記第2の電源手段の一方から他方へ切り替える可否を問う切替確認をユーザーに対し行う確認手段(24)と、
    前記確認手段を制御すると共に、前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段および第2の電源手段の一方から他方へ切り替える制御手段(14,28,30)とを備え、
    前記第1の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において、第1の条件が成立すると、前記制御手段は、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、前記住宅への電力供給を前記第2の電源手段に切り替える
    ことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記第2の電源手段は、蓄電池(20)である請求項1記載の電力供給システム。
  3. 前記蓄電池は、自動車(18)に搭載されたバッテリー(20)である請求項2記載の電力供給システム。
  4. 前記制御手段は、前記第2の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において、第2の条件が成立すると、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段に切り替える請求項2または3記載の電力供給システム。
  5. 前記制御手段は、
    前記第1の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において、前記第1の条件が成立すると、第1の指令信号を送信する第1の制御部(28)と、
    前記第1の制御部から前記第1の指令信号が送信されると、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、前記住宅への電力供給を前記第2の電源手段に切り替える第2の制御部(30)とを備えた請求項4記載の電力供給システム。
  6. 前記第2の制御部は、前記第2の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において、前記第2の条件が成立すると、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、第2の指令信号を送信し、
    前記第1の制御部は、前記第2の制御部から前記第2の指令信号が送信されると、前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段に切り替える請求項5記載の電力供給システム。
  7. 前記第1の電源手段は、商用電源(16)である請求項4〜6の何れか一項に記載の電力供給システム。
  8. 前記第1の条件は、自然災害に関する災害予報情報が前記制御手段に入力された場合または停電が発生した場合である請求項4〜7の何れか一項に記載の電力供給システム。
  9. 前記第2の条件は、前記蓄電池の残量に関するパラメータが予め設定された閾値よりも小さくなった場合である請求項4〜8の何れか一項に記載の電力供給システム。
  10. 前記閾値は、変更可能に設定されている請求項9記載の電力供給システム。
  11. 前記第2の条件は、前記災害予報情報を解除する予報解除情報が前記制御手段に入力された場合または停電が解消された場合である請求項8記載の電力供給システム。
  12. 前記制御手段は、前記第1の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において停電が発生した際に、前記確認手段に前記切替確認を実行させることなく、前記住宅への電力供給を前記第2の電源手段に切り替える強制切替モードを有している請求項8記載の電力供給システム。
  13. 前記強制切替モードでは、前記制御手段は、前記住宅への電力供給を前記第2の電源手段に切り替えてから所定時間経過した後に、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段に切り替える請求項12記載の電力供給システム。
  14. 前記確認手段は、携帯端末である請求項1〜13の何れか一項に記載の電力供給システム。
  15. 住宅への電力供給を行う第1の電源手段と、前記第1の電源手段に代わって前記住宅への電力供給を補助的に行う第2の電源手段と、前記住宅への電力供給を前記第1の電源手段および前記第2の電源手段の一方から他方へ切り替える可否を問う切替確認をユーザーに対し行う確認手段とを制御する電力供給制御装置(14,28,30)であって、
    前記第1の電源手段により前記住宅への電力供給が行われている場合において、第1の条件が成立すると、前記確認手段に前記切替確認を実行させると共に、当該切替確認に対するユーザーからの許可があった場合に、前記住宅への電力供給を前記第2の電源手段に切り替える
    ことを特徴とする電力供給制御装置。
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