JP2014170712A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】美観を生じさせることが可能な照明装置を提供する。
【解決手段】シーリングライト100は、複数のLEDと、光源基板全体2aと、カバー3とを備える。平面形状を有する光源基板全体2aには複数のLEDが配置される。複数のLEDの各々は光源基板全体2aに略垂直な方向に光を出射する。カバー3は回転対称の形状を有し、複数のLEDを覆って、複数のLEDから発せられた光を拡散させる。複数のLEDはLED群6cを含む。シーリングライト100は、LED群6cに属するLEDから発せられた光のカバー3における色分布および輝度分布のうちの少なくとも一方が不均一である照明モードを有する。この照明モードでは、カバー3の回転軸rを含んで放射状に延在する2つの仮想的な分割平面P1,P2によってカバー3を互いに合同な4つの領域に分割した場合に、当該分割された各領域に含まれるLEDの発光量が互いに等しい。
【選択図】図4

Description

本発明は照明装置に関する。
従来から、カバーに模様が描かれた照明装置が知られている。このような照明装置では、点灯状態および消灯状態に応じてカバーの外観を変化させることで、照明装置の装飾性を高めている。
たとえば特開2004−234911号公報(特許文献1)に開示された照明装置のカバーには、光源の点灯時もしくは周囲が明るいときに見える第1の模様を表す第1の装飾部と、光源が消灯し、かつ暗いときに見える第2の模様を表す第2の装飾部とが設けられている。第1の模様と第2の模様とは異なる。また、カバーの外側から見て第2の装飾部は第1の装飾部に覆われている。光源の点灯時および周囲が明るいときと、光源が消灯し、かつ周囲が暗いときとでカバーに現れる模様が異なる。そのため、周囲の明るさと光源の点灯・消灯とによって外観が変化することにより装飾性が向上する。さらに、光源の点灯時または周囲が明るいときには、第1の装飾部によって第2の装飾部が隠される。したがって、第2の模様が現れたときに引き起こされる驚きが増す。
また、特開平8−203314号公報(特許文献2)に開示された照明装置では、透明のカバーの外表面に凹凸模様が設けられている。そのカバーの内側には、ランプからの光をカバーの凹凸模様側に反射し、表面に異なる凹凸模様が形成された高反射率の反射板が設けられている。消灯状態では、カバーの外表面に設けられた凹凸模様と、反射板の表面に形成された凹凸模様とが、透明のカバーを通して重なり合って見える。一方、点灯状態では、ランプからの光が反射板で反射されて、カバーの外表面に設けられた凹凸模様のみが見える。
特開2004−234911号公報 特開平8−203314号公報
特許文献1,2に開示された照明装置では、カバーに模様が直接設けられている。そのため、周囲が明るいときには、消灯状態においてもカバーの模様が使用者に見える。したがって、消灯状態から点灯状態に切り替わる際にカバーに模様が現れても、変化の度合いが小さい。よって、使用者に与える驚きが小さくなってしまう。
本発明の目的は、美観を生じさせることが可能な照明装置を提供することである。
本発明のある局面に従えば、照明装置は、基板と、複数の光源と、制御回路と、カバーとを備える。基板は平面形状を有する。複数の光源の各々は、基板上に配置され、基板に略垂直な方向に光を出射する。制御回路は、複数の光源を点灯させる。カバーは、回転対称の形状を有し、複数の光源を覆い、複数の光源から発せられた光を拡散させる。複数の光源は、第1の光源グループを含む。照明装置は、第1の照明モードを有する。第1の照明モードでは、制御回路の制御により、第1の光源グループに属する光源から発せられた光のカバーにおける色分布および輝度分布のうちの少なくとも一方が不均一であるとともに、カバーの回転軸を含んで放射状に延在する複数の仮想的な分割平面によって基板を互いに合同な複数の領域に分割した場合に、当該分割された各領域に含まれる光源の発光量が互いに等しい。
好ましくは、複数の光源は、第2の光源グループをさらに含む。照明装置は、第2の照明モードをさらに有する。第2の照明モードでは、制御回路の制御により、第2の光源グループに属する光源によって白色光で照明するとともに、分割平面によってカバーを互いに合同な領域に分割した場合に、当該分割された各領域に対応する基板に配置された光源の発光量が互いに等しい。
好ましくは、第2の照明モードでは、第2の光源グループは、カバーにおける色分布および輝度分布が均一となるように光を発する。
好ましくは、複数の光源のうち第2の光源グループに属する光源は、基板上に均等に配置される。
好ましくは、所望の照明モードを選択するための使用者による操作を受け付ける操作部をさらに備える。操作部は、使用者によって選択された照明モードを選択するよう制御回路に指示する信号を、制御回路に出力する。
本発明によれば、美観を生じさせることが可能な照明装置を実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る照明装置の外観を模式的に示す外観斜視図および平面図である。 図1に示した照明装置の回路構成の概略を示す機能ブロック図である。 図2に示した小基板の回路構成の概略を説明するための回路図である。 図1に示したフレーム内における小基板の配置を説明するための平面図である。 図4に示した小基板における光源の配置を説明するための平面図である。 図4に示した小基板の配置において、第1の照明モードにおける点灯中の光源の位置およびカバーの外観の様子を模式的に示す平面図である。 図4に示した小基板の配置において、第2の照明モードにおける点灯中の光源の位置およびカバーに生じる模様を模式的に示す平面図である。 図4に示した小基板の配置において、第3の照明モードにおける点灯中の光源の位置およびカバーに生じる模様を模式的に示す平面図である。 図4に示した小基板の配置において、すべての光源が点灯中の光源の位置およびカバーに生じる模様を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る照明装置における、図2とは異なる小基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係る照明装置において、小基板上の光源の配置を説明するための平面図である。 図11に示した小基板のフレーム内における配置を説明するための平面図である。 本発明の実施の形態4に係る照明装置において、小基板上の光源の配置を説明するための平面図である。 図13に示した小基板のフレーム内における配置を説明するための平面図である。 図14に示した小基板の配置において、第1の照明モードにおける点灯中のカバーの外観の様子を模式的に示す平面図である。 図14に示した小基板の配置において、第2の照明モードにおける点灯中の光源の位置およびカバーに生じる模様を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態5に係る照明装置の外観を模式的に示す外観斜視図および平面図である。 図17に示した照明装置における小基板を示す平面図である。 図18に示した小基板のフレーム内における配置を示す平面図である。 図19に示した小基板の配置において、第1の照明モードにおける点灯中の光源の位置およびカバーの外観の様子を模式的に示す平面図である。 図19に示した小基板の配置において、第2の照明モードにおける点灯中の光源の位置およびカバーに生じる模様を模式的に示す平面図である。 図19に示した小基板の配置において、すべての光源が点灯中の光源の位置およびカバーに生じる模様を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
以下に説明する実施の形態において、本発明の実施の形態に係る照明装置はシーリングライトである。しかしながら、本発明に係る「照明装置」は、カバーを備える照明装置であれば、シーリングライトに特に限定されない。本発明に係る照明装置は、たとえばペンダントライトであってもよい。また、本発明に係る「照明装置」の光の照射方向も特に限定されない。本発明に係る「照明装置」は、たとえば側壁に取り付けられて、水平方向に光を照射してもよい。
本明細書において光源が「均等」に配置される場合とは、ある光源と、その光源の周りに配置された光源とが等間隔である場合を含むが、これに限定されない。この実施の形態では、カバーは回転対称の形状を有する。カバーの回転軸を含んで放射状に延在する複数の仮想的な分割平面によって、カバーは互いに合同な領域に分割される。分割平面と基板とは、仮想的な分割線において交わる。この分割線によって基板が仮想的に分割される。分割された各基板において、ある光源とそれら分割線について線対称となる位置に別の光源が配置されるときも、これらの光源が「均等」に配置されていると言う。
また、本明細書では、カバーの表面を複数の単位領域に分割した場合に、上記領域間で基準値以上の色の偏りが含まれるとき(たとえば色度図上での距離が所定の値以上のとき)、カバーにおける光の色分布が「不均一」であると定義する。同様に、上記領域間で基準値以上の輝度の偏りが含まれるとき、カバーにおける光の輝度分布が「不均一」であると定義する。一方、上記領域間で色および輝度の偏りがそれぞれの基準値未満のとき、カバーにおける光の色分布および輝度分布が「均一」であると定義する。カバーにおける光の色分布および輝度分布のうちの少なくとも一方が「不均一」の場合、カバーに模様が現れる。カバーの模様が周期性を有する場合であっても、「不均一」に含まれる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るシーリングライトの外観を模式的に示す外観斜視図および平面図である。図1(A)はシーリングライト100の外観斜視図である。図1(B)はシーリングライト100の平面図である。図1(A)を参照して、シーリングライト100は、たとえば室内の天井面に取り付けられる本体1と、リモートコントローラ1aとを備える。本体1は、フレーム4と、カバー3と、光源基板2と、回路基板5(図2参照)とを備える。
本実施の形態において、フレーム4は長方形の板金である。このため、フレーム4は、長方形の中心点を通る回転軸rについて回転対称の形状を有する。フレーム4の一辺に沿ってX方向を定め、その辺に垂直な辺に沿ってY方向を定める。フレーム4には、複数の光源基板2が敷き詰められる。光源基板全体2aの表面には、複数のLED(Light Emitting Diode)(光源)が後述する複数のLED群として配置される。交点Pは、回転軸rと光源基板全体2aとの交点である。光源基板2には、光の損失を低減するために高反射材(たとえば白色のレジスト)が塗布されている。なお、光源基板全体2aが本発明に係る「基板」に対応する。
回路基板5は、フレーム4の内側に設けられ、たとえばフレーム4の中心付近に光源基板2とフレーム4との間に配置される。光源基板2におけるLEDの配置および回路基板5による光源基板2の制御方法については、後に詳細に説明する。
カバー3は、フレーム4の周縁部に嵌合して保持されて、本体1の下面全域を覆う。カバー3の材料には、たとえば光拡散性を有する樹脂が用いられる。カバー3が光を拡散させることにより、使用者がシーリングライト100を直視した場合に、LEDからの光が使用者の目に直接差し込むことが防がれる。これによりグレアが低減されるため、使用者の目の負担を抑えることができる。
図1(B)を参照して、カバー3は、回転軸rについて回転対称の形状を有する。本実施の形態において、カバー3の形状は、フレーム4よりも若干大きいものの略同寸法の長方形である。カバー3は、回転軸rを含んで放射状に延在する2つの仮想的な分割平面P1,P2によって、互いに合同な4つの領域に分割される。
図2は、図1に示したシーリングライト100の回路構成の概略を示す機能ブロック図である。図2を参照して、回路基板5は、電源コネクタ16と、電源回路10と、電圧変換回路14と、CPU11と、メモリ12と、PWM(Pulse Width Modulation)制御回路13と、受信部15とを含む。光源基板全体2aに配置されるLED群6は、その位置または発光色に応じて3種類のLED群6a〜6cに分類される。
電源コネクタ16は、たとえば交点P付近(図1参照)に設けられる。電源回路10は、電源コネクタ16を介して、図示しない外部電源(たとえばAC100Vの商用電源)から交流電力を受ける。電源回路10は、交流電力を直流電力に変換して、その直流電力を光源基板2および電圧変換回路14に供給する。電圧変換回路14は、電源回路10からの直流電圧をCPU11の動作電圧に変換する。電圧変換回路14は、たとえばレギュレータである。なお、図2では、電源回路10は電圧変換回路14および光源基板2にのみ接続されるように図示される。しかし、電源回路10の接続先はこれに限定されず、他の構成要素に対しても電源回路10から必要な電力が供給される。
本体1は調光機能および調色機能を有し、室内の色および明るさを切り替えるための複数の照明モードを有する。使用者(図示せず)は、リモートコントローラ1aを操作して、所望の照明モードを選択する。リモートコントローラ1aは、使用者による操作に応じて、使用者の選択した照明モードを示す信号を回路基板5に出力する。受信部15は、リモートコントローラ1aからの信号を受ける。なお、リモートコントローラ1aは本発明に係る「操作部」の一例である。本発明に係る「操作部」は、使用者の操作を受け付るものであれば特に限定されず、たとえば有線のスイッチであってもよい。
CPU11は、受信部15からの信号に基づいて、シーリングライト100全体を制御する。メモリ12には、シーリングライト100を制御するための各種プログラムおよび初期値などが格納される。メモリ12は、CPU11のワーキングメモリとしても用いられる。PWM制御回路13は、CPU11からの指示に従って、LED群6を駆動するためのPWM信号M1〜M3を生成する。なお、回路基板5は、本発明に係る「制御回路」の一例である。本発明に係る「制御回路」は、たとえばマイクロコンピュータによって構成されてもよい。
各光源基板2には、LED群6a〜6cの一部が設けられるとともに、それらのLEDを駆動するためのNチャネルのFET(Field Effect Transistor)21〜23が設けられる。なお、煩雑になるため、図3ではLED群6a〜6cに属するLEDを2個ずつ図示しているが、その個数は複数個であれば特に限定されない。FET21〜23はそれぞれ、PWM制御回路13からのPWM信号M1〜M3によって駆動される。
図3は、図2に示した光源基板2の回路構成の概略を説明するための回路図である。図3を参照して、LED群6a〜6cに属するLEDは、アノードが電源回路10側を向き、カソードがFET21〜23のドレイン側を向くように直列に接続される。FET21〜23のソースは、いずれも接地電位GNDに電気的に接続される。FET21〜23のゲートは、PWM制御回路13に電気的に接続される。FET21〜23は、PWM信号M1〜M3にそれぞれ応答して、導通状態と非導通状態とが切り替わる。これにより、各光源基板2上のLED群6a〜6cへの電流の供給が制御される。なお、FET21〜23は、PWM制御回路13の内部に設けられてもよい。
図4は、図1に示したフレーム4内における光源基板2の配置を説明するための平面図である。図5は、図4に示した光源基板2上のLEDの配置を説明するための平面図である。図4および図5を参照して、光源基板2の形状は長方形である。フレーム4内には、合計16個の光源基板2が配置される。光源基板2はすべて方向が揃えられて、X方向およびY方向に4個ずつ均等に配置される。分割平面P1,P2(図1参照)と光源基板全体2aとは、仮想的な分割線L1,L2においてそれぞれ交わる。このように、分割線L1,L2は、分割平面P1,P2とカバー3とが交わる曲線を平面透視したときの直線にそれぞれ対応する。分割されたカバー3の各領域に対応して、分割線L1,L2に沿って光源基板全体2aを互いに合同な4つの領域に分割した場合に、分割された各領域に配置されたLEDの数は等しい。したがって、各領域に含まれるLEDの光束(発光量)は互いに等しい。
なお、本実施の形態では、上記合同な各領域に含まれる光源基板2(たとえば図4の交点Pの左上の4個の光源基板2)が本発明に係る「小基板」に対応する。16個の光源基板2は合同な形状を有する。合同な形状が一致するように光源基板2を重ね合わせた場合に、各領域の間では、LED群6a〜6cに属するLEDの配置が互いに等しい。
光源基板2のX方向、Y方向の辺の長さはそれぞれLx,Lyである。光源基板2をY方向に2等分する直線を中心軸cとする。また、光源基板2の四隅のうちの1つ(図5における光源基板2の左下の隅)を原点Oとする。各光源基板2には、LED群6aに属する10個のLEDと、LED群6bに属する2個のLEDと、LED群6cに属する12個のLEDとが配置される。
LED群6a,6bに属するLEDは同じ色、たとえば黒体輻射に近い白色に発光する。「黒体輻射に近い白色」とは、JIS−C8155「一般照明用LEDモジュール−性能要求事項」に基づき、相関色温度が2,500K〜10,000Kであって(3.2「照明用白色LED」の欄に記載)、かつ黒体軌跡からの偏差(duv)が±0.01の範囲内である(7.3.3「光源色及び演色性」の欄に記載)ことを言う。白熱電球または蛍光灯などで従来からよく用いられる照明色(昼光色、昼白色、電球色など)は、すべて「黒体輻射に近い白色」である。そのため、この色は使用者にとって馴染みあって違和感が小さい。また、太陽光も「黒体輻射に近い白色」である。したがって、屋内(シーリングライト100の下)と屋外(太陽光下)とを使用者が行き来する場合に、物体の色の見え方の変化が小さくなる。
LED群6a,6bは、その双方が発光した場合にカバー3に均一な輝度分布が得られるように、光源基板全体2aに均等かつ密に配置されている。より具体的には、たとえば、LED群6a,6bの隣接するLED間の間隔は、X方向について(Lx/4)であって、Y方向について(Ly/3)である。光源基板2の端面と、その端面に隣接するLEDとの間の距離は、X方向について(Lx/8)であって、Y方向について(Ly/6)である。
LED群6aに属するLEDの原点Oを基準とした座標は、(Lx/8,Ly/6),(3Lx/8,Ly/6),(7Lx/8,Ly/6),(Lx/8,Ly/2),(3Lx/8,Ly/2),(5Lx/8,Ly/2),(7Lx/8,Ly/2),(Lx/8,5Ly/6),(5Lx/8,5Ly/6),および(7Lx/8,5Ly/6)である。一方、LED群6bに属するLEDの座標は、(5Lx/8,Ly/6)および(3Lx/8,5Ly/6)である。これらの具体的な値は、LED群6a,6bに用いられるLEDの配光分布特性などに基づいて適宜定められる。なお、LED群6a,6bに属するLEDからの光を均一に拡散させるための拡散レンズまたは拡散シートを設けてもよい。
LED群6cに属するLEDの発光色は、LED群6a,6bに属するLEDの発光色とは異なり、たとえば黄色である。LED群6cでは、LED群6bに属する各LEDについて、その六方を取り囲むように6個のLEDが配置される。各光源基板2において、LED群6bに属するLEDの数は2個であるため、LED群6cに属するLEDの数は12個である。各光源基板2において、LED群6aに属するLEDの数(10個)とLED群6bに属するLEDの数(2個)との和(12個)は、LED群6cに属するLEDの数(12個)と等しい。
シーリングライト100は、照明モード1(第1の照明モード)、照明モード2(第2の照明モード)、照明モード3(第3の照明モード)、および全灯モードの4つの照明モードを有する。以下、各照明モードにおけるカバー3の様子について詳細に説明する。
図6は、図4に示した光源基板2の配置において、照明モード1における点灯中のLEDの位置およびカバー3に生じる模様を模式的に示す平面図である。図6を参照して、図6(A)は点灯中のLEDの位置を表し、図6(B)はカバー3の様子を表す。図6(A)を参照して、照明モード1ではLED群6cに属するLEDのみが点灯する。LED群6cに属する環状に配置された6個のLED同士の間隔は、LED群6a,6bに属するLED同士の間隔よりも広い。つまり、LED群6cに属するLEDは、光源基板全体2aに偏在して配置されている。これにより、カバー3における輝度分布が不均一になる。そのため、図6(B)に示すように、ドーナツ模様3cが比較的はっきりとカバー3に現れる。また、フレーム4内には同一の光源基板2が向きを揃えて並べられている。このため、ドーナツ模様3cはカバー3に周期的に現れる。これにより、カバー3に美観を生じさせることができる。さらに、消灯状態および照明モード2においては、ドーナツ模様3cは使用者に見えない。したがって、たとえばシーリングライト100を初めて見る使用者に驚きを与えることができる。
一般に、カバーに比較的はっきりと模様が現れる場合には、床面にまでその模様が映ってしまうとも考えられる。しかしながら、シーリングライト100においては、カバー3に現れるドーナツ模様3cの配置は周期的である。また、カバー3を通過した後にも光は広がる。この光は、たとえば天井面、壁面、または室内の設置物(たとえば家具など)で反射して、床面に到達するまでに混ざり合う。そのため、カバー3にドーナツ模様3cが現れていても、床面での照度ムラはほとんど気にならない程度に低減される。
また、LEDからの光はカバー3によって適度に拡散される。このため、シーリングライト100ではグレアが低減される。さらに、分割線L1,L2(図4参照)によって光源基板全体2aを互いに合同な4つの領域に分割した場合に、分割された各領域に含まれるLEDの光束は互いに等しい。このため、床面における照度分布の偏りはこの4方向について生じない。つまり、シーリングライト100によれば、部屋全体を均一に明るくすることができる。したがって、日常生活での使用に適した照明装置を実現することができる。
図7は、図4に示した光源基板2の配置において、照明モード2における点灯中のLEDの位置およびカバー3の様子を模式的に示す平面図である。図7を参照して、図7は図6と対比される。図7(A)を参照して、照明モード2ではLED群6a,6bに属するLEDが点灯する。
LEDは指向性を有する。しかし、LED群6a,6bでは、同じ色に発光するLEDが光源基板全体2aに均等かつ密に配置されている。さらに、LED群6a,6bから照射される光は、カバー3によって拡散される。そのため、図7(B)に示すように、カバー3の領域32aでは均一な色分布および輝度分布が得られる。したがって、照射面においても偏りの無い均一な照度分布が得られる。よって、日常生活での使用に適した照明装置を実現することができる。
さらに、上述のように、LED群6a,6bに属するLEDの数の和と、LED群6cに属するLEDの数とは等しい。そのため、LED群6a,6bに属する各LEDの光束とLED群6cに属する各LEDの光束とがほぼ等しければ、照明モード1,2における室内の明るさを同等にすることができる。
図8は、図4に示した光源基板2の配置において、照明モード3における点灯中のLEDの位置およびカバー3に生じる模様を模式的に示す平面図である。図8を参照して、図8は図6および図7と対比される。図8(A)を参照して、照明モード3ではLED群6b,6cに属するLEDが点灯する。
図8(B)を参照して、LED群6cに対応する各ドーナツ模様3cは黄色になる。その各々の中心3bでは、LED群6bに対応して白色となる。これらの色を色度図上で表した場合に、2点間の距離は所定の値以上になる。そのため、カバー3の色度分布が不均一になる。これにより、さながら花のような模様が得られる。したがって、照明モード3によれば、照明モード1とは異なる美観を生じさせることができる。一方で、照明モード1と同様に、床面での照度ムラはほとんど気にならない程度に低減される。また、部屋全体を均一に明るくすることができる。
図9は、図4に示した光源基板2の配置において、全灯モードにおける点灯中のLEDの位置およびカバー3に生じる模様を模式的に示す平面図である。図9を参照して、図9は図6〜図8と対比される。図9(A)を参照して、全灯モードではLED群6a〜6cに属するLEDのすべてが点灯する。
図9(B)を参照して、全灯モードでも花模様による美観を生じさせることができる。また、照射面の色は、LED群6a,6bに属するLEDからの白色光と、LED群6cに属するLEDからの黄色光とが混ざり合った色になる。これにより、白熱電球または蛍光灯とは異なる特徴的な照明色を得ることができる。
また、全灯モードでは、LED群6a〜6cの発光色を変更することにより、様々な照明色を得ることができる。たとえばLED群6a,6bに属するLEDが電球色に発光し、LED群6cに属するLEDが赤色に発光する場合には、室内を夕焼けのようにすることができる。また、たとえばLED群6a,6bに属するLEDが昼光色に発光し、LED群6cに属するLEDが青色に発光する場合には、室内を病院内のように少し青白くすることができる。
このように、実施の形態1によれば、白熱電球または蛍光灯のように黒体輻射に近い白色のLEDと、雰囲気作りのための有彩色(白色以外の色)のLEDとが用いられる。白色と有彩色とは色度図上での距離が所定の値以上である。そのため、照明モード1,3、および全灯モードでは、カバー3の色度分布は不均一となる。その結果として、カバー3に現れる模様によって、美観を生じさせることができる。また、照明モード2では、黒体輻射に近い白色であって偏りの無い均一な照度分布が得られる。よって、日常生活での使用に適した照明装置を実現することができる。さらに、全灯モードでは、白色と有彩色とが混ざり合って、日常生活で通常使用される白熱電球または蛍光灯とは異なる雰囲気を作り出すことができる。また、各照明モードでは、グレアおよび照度ムラの発生を防止するとともに、部屋全体を均一に明るくすることができる。したがって、日常生活での使用に適した照明装置を実現することができる。
なお、各照明モードにおいて、PWM信号M1〜M3のデューティ比を変更することによって、LED群6a〜6cに属するLEDは互いに独立して調光が可能である。調色機能と調光機能とを組み合わせることで、カバー3での模様の現れ方にさらに変化を持たせて、異なる美観を生じさせることができる。
実施の形態1では、LED群6cが本発明に係る「第1の光源グループ」に対応する。LED群6a,6bが本発明に係る「第2の光源グループ」に対応する。LED群6b,6cが本発明に係る「第3の光源グループ」に対応する。
[実施の形態2]
実施の形態1では、LED群6a,6bに属するLEDの発光色は同じであって、LED群6の発光色は合計2色である。しかし、実施の形態2のように、LED群6の発光色が3色以上であってもよい。
図10は、本発明の実施の形態2に係るシーリングライトにおける、図2とは異なる光源基板を示す平面図である。図10を参照して、実施の形態2に係るシーリングライトでは、実施の形態1に係るシーリングライト100における光源基板2が光源基板204にすべて置き換えられる。光源基板204は、LED群6a〜6cに代えて、LED群7r,7g,7bを備える。LED群7r,7g,7bに属するLEDは、赤色、緑色、および青色にそれぞれ発光する。LED群7r,7g,7bに属するLEDの配置は、LED群6a〜6cに属するLEDの配置にそれぞれ対応する。実施の形態2に係るシーリングライトの他の構成は実施の形態1に係るシーリングライト100(図1参照)と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。
全灯モードにおいて、カバー3では、赤色、緑色、および青色だけでなく、これらの色が混ざり合う。これらの色(たとえば赤色と緑色)を色度図上で表した場合に、2点間の距離が所定の値以上になる。そのため、カバー3の色分布が不均一になる。これにより、カバー3に様々な色の模様が生じる。したがって、実施の形態2に係るシーリングライトによれば、実施の形態1に係るシーリングライト100とは異なる美観を生じさせることができる。その一方で、カバー3による光の拡散、カバー3を通過した後の光の広がり、および壁面などでの光の反射によって、LED群7r,7g,7gに属するLEDからの光が混ざり合う。そのため、床面の色は白色であって、かつ床面では均一な照度分布が得られる。このように、複数のLED群にそれ自身が白色に発光するLEDが含まれなくても、シーリングライトが白色光で照明することは可能である。また、実施の形態1に係るシーリングライト100と同様に、グレアが低減される。したがって、日常生活での使用に適する照明装置を実現することができる。
なお、上記の発光色の組合せは一例であって、LED群の発光色は、赤色と緑色と青色との組合せに限定されるものではない。また、LEDチップからの光を異なる波長に変換する蛍光体が設けられたLEDを用いてもよい。たとえば、青色に発光するLEDチップと、青色を黄色などの他の色に変換する蛍光体とが組み合わせられたLEDを用いてもよい。
LEDは、指向性を有するとともに、色も豊富に入手可能である。たとえば、照明装置用の白色LEDとしては、現在では3,000K〜8,000K程度の色温度のLEDが入手可能である。また、有彩色のLEDでは、光の3原色(赤色、緑色、および青色)を含め、様々な色が揃えられる。したがって、LEDを光源に用いることが好ましい。しかし、本発明に係る「光源」は、指向性を有する光源であればLEDに限られない。
実施の形態1,2においては、LED群が3種類の場合について説明した。しかし、LED群の数はこれに限らず、2種類または4種類以上であってもよい。また、これらLED群に属するLEDの発光色はすべて同じであってもよい。この場合でも、カバー3における輝度分布が不均一になることにより、カバー3に模様が現れる。LEDの種類が1種類で済むため、シーリングライト100の構成が単純化される。これにより、開発コストおよび製造コストの低減が可能である。
実施の形態2では、LED群7gが本発明に係る「第1の光源グループ」に対応する。LED群7r,7b,7gが本発明に係る「第2の光源グループ」に対応する。LED群7bが本発明に係る「第3の光源グループ」に対応する。
[実施の形態3]
実施の形態1,2では、同一の光源基板が用いられる。一方、実施の形態3のように、複数種類の光源基板を用いることができる。
図11は、本発明の実施の形態3に係るシーリングライトにおいて、光源基板上のLEDの配置を説明するための平面図である。図12は、図11に示した光源基板のフレーム4内における配置を説明するための平面図である。図11および図12を参照して、図11は図5と対比され、図12は図4と対比される。実施の形態3に係るシーリングライトのフレーム4には、4種類の光源基板2,201〜203が設けられる。
光源基板202では、光源基板2(図5参照)と比べて、(Lx/8,Ly/6),(5Lx/8,Ly/6),(3Lx/8,5Ly/6),および(7Lx/8,5Ly/6)の座標において、LED群6aに属するLEDとLED群6bに属するLEDの位置とが入れ替わっている。また、LED群6cでは、LED群6bに属する各LEDについて、その六方を取り囲むように6個のLED(合計12個のLED)が配置されている。
光源基板201におけるLEDの配置は、光源基板2の中心軸c(図5参照)について、光源基板2におけるLEDの配置と軸対称である。また、光源基板203におけるLED6の配置は、光源基板202の中心軸cについて、光源基板202におけるLEDの配置と軸対称である。実施の形態3に係るシーリングライトの他の構成については、実施の形態1に係るシーリングライト100の構成(図1参照)と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。
回転軸rについて回転対称となる位置に配置される光源基板の種類は同じである。たとえば、図12において、交点Pの左上には2個の光源基板2と、光源基板202と、光源基板203とが配置されるとともに、これら光源基板と回転軸rについて回転対称となる交点Pの右下にも、2個の光源基板2と、光源基板202と、光源基板203とが配置される。これらの光源基板2,202,203の間では、LEDの配置が回転軸rについて回転対称である。
実施の形態3によれば、実施の形態1との比較において、カバー3に現れる模様に変化を持たせることができる。そのため、実施の形態1と比べて、美観を増すことが可能になる。また、各光源基板201〜203に含まれるLEDの数は、実施の形態1における光源基板2に含まれるLEDの数と同じである。そのため、実施の形態1と同様に、日常生活での使用に適した照明装置を実現することができる。
実施の形態3では、実施の形態1と同様に、LED群6cが本発明に係る「第1の光源グループ」に対応する。LED群6a,6bが本発明に係る「第2の光源グループ」に対応する。LED群6b,6cが本発明に係る「第3の光源グループ」に対応する。
[実施の形態4]
図13は、本発明の実施の形態4に係るシーリングライトにおいて、光源基板上のLEDの配置を示す平面図である。図14は、図13に示した光源基板のフレーム4内における配置を説明するための平面図である。図13および図14を参照して、図13は図5と対比され、図14は図4と対比される。光源基板205の形状は、実施の形態1に係る光源基板2(図5参照)よりも縦横比が大きい長方形である。
光源基板205には、LED群8aに属する15個のLEDと、LED群8bに属する12個のLEDと、LED群8cに属する2個のLEDとが配置される。LED群8a,8bに属するLEDの発光色は同じであって、たとえば黒体輻射に近い白色である。LED群8a,8bは、その双方が発光した場合にカバー3に均一な色分布および輝度分布が得られるように、光源基板205にほぼ均等かつ密に配置される。LED群8cに属するLEDの発光色は、LED群8a,8bに属するLEDの発光色とは異なり、たとえば黄色である。LED群8cに属するLEDは、LED群8a,8bに属するLED間の間隔よりも広い間隔で配置される。
より具体的には、LED群8a,8bの隣接するLED間の間隔は、X方向についていずれもDxであって、Y方向についていずれもDyである。LED群8bに属するLEDは、6個ずつ環状に配置される。その環の各々の中心に、LED群8aに属するLEDが2個ずつ配置される。その2個のLEDの中間(そのLEDからDx/2となる位置)に、LED群8cに属するLEDのうちの1個が配置される。
光源基板205の辺の長さLx,Lyの和は、フレーム4の一辺の長さとほぼ等しい。そのため、4個の光源基板205を環状に配置することによって、フレーム4の中央部17を除き、フレーム4のほぼ全面を覆うことができる。
また、光源基板全体205aの形状は、回転軸rについて回転対称になる。分割線L1,L2によって光源基板全体205aを互いに合同な4つの領域に分割した場合に、分割された各領域に含まれるLEDの数は等しい。このため、床面における照度分布の偏りはこの4方向について生じない。つまり、部屋全体を均一に明るくすることができる。したがって、日常生活での使用に適した照明装置を実現することができる。
なお、本実施の形態では、光源基板全体205aが本発明に係る「基板」に対応する。また、上記の合同な各領域に含まれる光源基板205が本発明に係る「小基板」に対応する。4個の光源基板205は合同な形状を有する。合同な形状が一致するように光源基板205を重ね合わせた場合に、各領域に含まれる光源基板205の間では、LED群8a〜8cに属するLEDの配置が互いに等しい。
さらに、スペースを有効に活用するために、回路基板5(図2参照)を中央部17に配置することができる。また、天井面に設けられる取付器具(ローゼット)の取付アダプタ(図示せず)を中央部17に配置してもよい。これにより、シーリングライトの小型化または薄型化が可能になる。実施の形態4に係るシーリングライトの他の構成は実施の形態1に係るシーリングライト100(図1参照)と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。
図15は、図14に示した光源基板205の配置において、照明モード1における点灯中のLEDの位置およびカバー3に生じる模様を模式的に示す平面図である。図15(A)を参照して、照明モード1ではLED群8b,8cに属するLEDが点灯する。LED群8bに属するLEDは白色に発光し、LED群8cに属するLEDは黄色に発光する。そのため、カバー3における色分布が不均一になる。したがって、図15(B)に示すように、中心31cが黄色でその周囲31bが白色の花模様がカバー3に現れる。なお、中央部17に対応するカバー3の位置には、センターカバー18が設けられる。
図16は、図14に示した光源基板205の配置において、照明モード2における点灯中のLEDの位置およびカバー3に生じる模様を模式的に示す平面図である。図16(A)を参照して、照明モード2ではLED群8a,8bに属するLEDが点灯する。このとき、図16(B)に示すように、カバー3の領域31abでの色分布および輝度分布は均一になる。そのため、照射面においても偏りのない均一な照度分布が得られる。
実施の形態4によれば、実施の形態1と比べて、光源基板の数を少なくすることができる。そのため、シーリングライトの組立に要する工数を減らすことができ、シーリングライトの組立をより容易にすることができる。その結果、組立コストを低減することができる。
実施の形態4では、LED群8b,8cが本発明に係る「第1の光源グループ」に対応する。LED群8a,8bが本発明に係る「第2の光源グループ」に対応する。なお、LED群8b,8cの各々を独立して点灯させてもよい。この場合には、LED群8bが本発明に係る「第1の光源グループ」に対応する。LED群8a,8bが本発明に係る「第2の光源グループ」に対応する。LED群8cが本発明に係る「第3の光源グループ」に対応する。
[実施の形態5]
実施の形態1〜3では、本体1の形状が長方形である場合について説明した。しかし、本発明に係る「照明装置」の形状は長方形に限定されない。実施の形態5によれば、本体1の形状は円形である。
図17は、本発明の実施の形態5に係るシーリングライトの外観を模式的に示す外観斜視図および平面図である。図17(A)はシーリングライト200の外観斜視図である。図17(B)はシーリングライト200の平面図である。図17(A)を参照して、フレーム4は円形かつ板状の板金である。フレーム4には、複数の光源基板206が敷き詰められる。カバー3の形状は、フレーム4よりもわずかに大きい略同寸法の円形である。このため、カバー3は、回転軸rについて回転対称の形状を有する。フレーム4の中央部17に対応して、カバー3の中心に円形のセンターカバー18が設けられる。交点Pは、回転軸rと中央部17との交点である。
図17(B)を参照して、カバー3は、回転軸rを含んで放射状に延在する4つの仮想的な分割平面P1〜P4によって、互いに合同な8つの領域に分割される。シーリングライト200の他の構成は、実施の形態1に係るシーリングライト100(図1参照)と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。
図18は、図17に示したシーリングライト200における光源基板206を示す平面図である。図19は、図18に示した光源基板206のフレーム4内における配置を説明するための平面図である。図18および図19を参照して、図19は図4と対比される。光源基板206の形状は等脚台形であって、斜辺の長さはLである。また、斜辺同士がなす角度は45度である。
光源基板206には、均等に配置されたLED群9aに属するLEDと、各光源基板206の斜辺に沿って配置されたLED群9bに属するLEDとが配置される。LED群9aに属するLEDは、たとえば黒体輻射に近い白色に発光し、LED群9bに属するLEDは、たとえば黄色に発光する。各光源基板206上のLED群9aに属するLEDの数(9個)とLED群9bに属するLEDの数(9個)とは等しい。
フレーム4には、8個の光源基板206が、斜辺同士が互いに隣り合うように配置される。これにより、光源基板全体206aの形状は正八角形となる。分割平面P1〜P4と光源基板全体2aとは、仮想的な分割線L1〜L4においてそれぞれ交わる。このように、分割線L1〜L4は、分割平面P1〜P4とカバー3とが交わる曲線を平面透視したときの直線にそれぞれ対応する。分割されたカバー3の各領域に対応して、分割線L1〜L4に沿って光源基板全体2aが分割される。分割された各光源基板に配置されたLEDの数は等しい。このため、床面における照度分布の偏りはこの8方向について生じない。つまり、シーリングライト200によれば、部屋全体を均一に明るくすることができる。したがって、日常生活での使用に適した照明装置を実現することができる。なお、分割平面P1〜P4と分割線L1〜L4との対応関係は特に限定されない。たとえば、分割平面P1が分割線L2に対応してもよい。
なお、本実施の形態では、光源基板全体206aが本発明に係る「基板」に対応し、各光源基板206が本発明に係る「小基板」に対応する。各光源基板206は合同な形状を有する。合同な形状が一致するように8個の光源基板206を重ね合わせた場合に、光源基板206の各々の間では、LED群9a,9bに属するLEDの配置が互いに等しい。
図20は、図19に示した光源基板206の配置において、照明モード1における点灯中のLEDの位置およびカバー3に生じる模様を模式的に示す平面図である。図20(A)を参照して、照明モード1ではLED群9bのみが点灯し、カバー3における輝度分布が不均一になる。
図20(B)を参照して、カバー3に現れる模様32bはカバー3の円周方向に周期的になって、さながら花のような模様になる。これにより、美観を生じさせることができる。また、シーリングライト200からの光は、カバー3の円周方向の全周に向けてほぼ均等に放射される。そのため、花模様の発生によって照射面に照度ムラが生じる影響を低減することができる。
図21は、図19に示した光源基板206の配置において、照明モード2における点灯中のLEDの位置およびカバー3の様子を模式的に示す平面図である。図21(A)を参照して、照明モード2では、LED群9aに属するLEDのみが点灯する。図21(B)を参照して、実施の形態1に係るシーリングライト100における照明モード1(図7参照)と同様に、カバー3の領域32aでの色分布および輝度分布が均一になるとともに、照射面での照度分布も均一になる。
図22は、図19に示した光源基板206の配置において、全灯モードにおける点灯中のLEDの位置およびカバー3に生じる模様を模式的に示す平面図である。図22(A)を参照して、全灯モードではLED群9a,9bがいずれも点灯する。LED群9aからの白色光とLED群9bからの黄色光とが混ざり合った色を得ることができる。また、実施の形態1と同様に、LED群9a,9bの発光色を変更することにより、夕焼けまたは病院内のような照明色を得ることも可能である。
実施の形態5では、LED群9bが本発明に係る「第1の光源グループ」に対応する。LED群9aが本発明に係る「第2の光源グループ」に対応する。
なお、以上では、光源基板の各々が回転軸rについて回転対称で配置される場合について説明した。しかし、光源基板全体が複数の光源基板を含むことは必須ではなく、光源基板全体は1つの光源基板であってもよい。また、各光源基板が回転対称で配置されることは必須ではない。本発明では、LEDは、発光中のLEDの位置が回転軸rについて回転対称となるように配置されていればよい。
本発明の実施の形態は次のように要約することができる。
平面形状を有する光源基板全体2aと、各々が光源基板全体2a上に配置され、光源基板全体2aに略垂直な方向に光を出射する複数のLEDと、複数のLEDを点灯させる回路基板5と、回転対称の形状を有し、複数のLEDを覆って、複数のLEDから発せられた光を拡散させるカバー3とを備え、複数のLEDは、LED群6cを含み、回路基板5の制御により、LED群6cに属するLEDから発せられた光のカバー3における色分布および輝度分布のうちの少なくとも一方が不均一であるとともに、カバー3の回転軸rを含んで放射状に延在する2つの仮想的な分割平面P1,P2によってカバー3を互いに合同な4つの領域に分割した場合に、分割された各領域に含まれるLEDの発光量が互いに等しい照明モード1を有する、シーリングライト100。
上記の構成によれば、カバー3の模様によって美観を生じさせることが可能である。
複数のLEDは、LED群6a,6bをさらに含み、回路基板5の制御によって、LED群6a,6bに属するLEDが白色光で照明するとともに、分割された各領域に含まれるLED群6a,6bに属するLEDの発光量が互いに等しい照明モード2をさらに有する、シーリングライト100。
上記の構成によれば、床面における照度分布の偏りは分割された各領域において生じさせずに、白色で照明することができる。したがって、日常生活での使用に適した照明装置を実現することができる。
照明モード2では、LED群6a,6bは、複数のLEDのうちの該当のLEDから発せられた光のカバー3における色分布および輝度分布が均一となるように発光する、シーリングライト100。
上記の構成によれば、グレアを低減するとともに、照射面での照度分布も均一にすることができる。
複数のLEDのうちLED群6a,6bに属するLEDは、複数のLEDのうちの該当のLEDが光源基板全体2a上に均等に配置される、シーリングライト100。
上記の構成によれば、カバー3における色および輝度を容易に均一にすることができる。
複数の照明モードのうちの所望の照明モードを選択するための使用者による操作を受け付けるリモートコントローラ1aをさらに備え、リモートコントローラ1aは、選択された照明モードを選択するように回路基板5に指示する信号を、回路基板5に出力する、シーリングライト100。
上記の構成によれば、使用者がカバー3の模様の有無を選択することができる。
複数のLEDは、LED群6b,6cをさらに含み、シーリングライト100は、回路基板5の制御により、LED群6b,6cに属するLEDから発せられた光のカバー3における色分布および輝度分布のうちの少なくとも一方が不均一である照明モード3をさらに有し、照明モード3と照明モード1とは、色分布および輝度分布のうちの少なくとも一方が異なる、シーリングライト100。
上記の構成によれば、カバー3に、照明モード1とは異なる模様によって美観を生じさせることができる。
光源基板全体2aは、複数の光源基板2を含み、複数の光源基板2は、分割された各領域に対応し、各領域の互いに合同な形状が一致するように重ね合わせた場合に、複数の光源基板2の各々の間では、LED群6a,6bに属するLEDとLED群6cに属するLEDとの配置が互いに等しい、シーリングライト100。
上記の構成によれば、光源基板が一種類となるため、部材点数および組立の工数を削減することができる。
光源基板全体2aは、複数の光源基板2,201〜203を含み、複数の光源基板2,201〜203は、分割された各領域に対応し、複数の光源基板2,201〜203は、回転軸rに関して回転対称となる光源基板2,202,203(図12の交点Pの左上の光源基板(第1の小基板))と光源基板2,202,203(図12の交点Pの右下の光源基板(第2の小基板))とを含み、光源基板2,202,203(第1の小基板))と光源基板2,202,203(第2の小基板)との間では、LED群6cに属するLEDとLED群6a,6bに属するLEDとが回転軸rに関して回転対称の関係に配置される、シーリングライト100。
上記の構成によれば、光源基板の種類が削減されるため、部材点数および組立の工数を削減することができる。
複数の光源基板206は、回転軸rの周りに環状に配置される、シーリングライト200。
上記の構成によれば、カバー3に現れる模様が円周方向に周期的になる。
光源基板全体206aの形状は、正多角形(正八角形)であって、複数の光源基板206は、正多角形(正八角形)を分割線L1〜L4で回転対称に分割する形状を有する、シーリングライト200。
上記の構成によれば、光源基板が一種類となって、部材点数および組立の工数を削減することができる。また、光の拡散および反射などの光学的特性も共通であるため、開発コストが削減できる。
複数の光源の各々は、LEDである、シーリングライト100。
上記の構成によれば、豊富な色の光源が入手可能である。
LED群6a,6bが照明する白色光は、黒体輻射に近い白色光である、シーリングライト100。
上記の構成によれば、使用者にとって馴染みあって違和感が小さい照明装置を実現できる。また、屋内と屋外とを使用者が行き来する場合に物体の色の見え方の違いが小さくなる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,200 シーリングライト、1 本体、1a リモートコントローラ、2,201〜206 光源基板、2a,205a,206a 光源基板全体、3 カバー、4 フレーム、5 回路基板、6a〜6c,7r,7g,7b,8a,8b,9a,9b LED群、10 電源回路、11 CPU、12 メモリ、13 PWM制御回路、M1〜M3 PWM信号、14 電圧変換回路、15 受信部、17 中央部、18 センターカバー、21〜23 FET。

Claims (5)

  1. 平面形状を有する基板と、
    各々が前記基板上に配置され、前記基板に略垂直な方向に光を出射する複数の光源と、
    前記複数の光源を点灯させる制御回路と、
    回転対称の形状を有し、前記複数の光源を覆って、前記複数の光源から発せられた光を拡散させるカバーとを備え、
    前記複数の光源は、第1の光源グループを含み、
    前記制御回路の制御により、前記第1の光源グループに属する光源から発せられた光の前記カバーにおける色分布および輝度分布のうちの少なくとも一方が不均一であるとともに、前記カバーの回転軸を含んで放射状に延在する複数の仮想的な分割平面によって前記カバーを互いに合同な複数の領域に分割した場合に、当該分割された各領域に含まれる光源の発光量が互いに等しい第1の照明モードを有する、照明装置。
  2. 前記複数の光源は、第2の光源グループをさらに含み、
    前記制御回路の制御により、前記第2の光源グループに属する光源によって白色光で照明するとともに、前記分割された各領域に含まれる、前記第2の光源グループに属する光源の発光量が互いに等しい第2の照明モードをさらに有する、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第2の照明モードでは、前記第2の光源グループは、前記カバーにおける色分布および輝度分布が均一となるように光を発する、請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記複数の光源のうち前記第2の光源グループに属する光源は、前記基板上に均等に配置される、請求項2に記載の照明装置。
  5. 所望の照明モードを選択するための使用者による操作を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記操作部は、前記使用者によって選択された照明モードを選択するよう前記制御回路に指示する信号を、前記制御回路に出力する、請求項2に記載の照明装置。
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