JP2014170373A - 情報処理端末およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作報知用の報知音および動作報知用の報知音をそれぞれ適切なタイミングで発することができる情報処理端末およびそのプログラムを提供する。
【解決手段】本発明の実施形態における充電装置は、単純報知音モードの設定時、所定操作があった場合にその旨を報知するための単一周波数の単純報知音信号を発する単純報知音発生手段と、前記単純報知音モードの非設定時、前記所定操作があった場合にその旨を報知するための周波数可変の第1報知音信号を生成する第1報知音生成手段と、前記単純報知音モードの設定時、所定動作があった場合にその旨を報知するための周波数可変の第2報知音信号を生成する第2報知音生成手段と、前記単純報知音モードの非設定時、前記所定動作があった場合に前記単純報知音モードを強制的に設定し、この設定後に前記第2報知音信号を生成し、前記第2報知音信号の生成の完了後に前記単純報知音モードの設定を解除する第3報知音生成手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、操作や動作に応じた報知音を発する情報処理端末およびそのプログラムに関する。
商品の販売処理および宅配物の決済処理などを支援する情報処理端末として、POS端末、電子レジスタ、ハンディターミナルなどが知られている。
これら情報処理端末は、表示部および操作部を有し、操作部のキー操作時に例えば“ピッ”という単発の報知音を発する。この報知音は、単一周波数(単一音階)の音で、ビープ音(Beep Sound)という。
最近では、ビープ音に代えて周波数可変の報知音を生成するディジタル音源モジュールを搭載した情報処理端末も登場している。この情報処理端末は、キー操作があった場合に、その旨を報知するための周波数可変(音階可変)の報知音を生成して発する。また、この情報処理端末は、ICカードや磁気カードの読取動作があった場合に、その旨を報知するための周波数可変(音階可変および音色可変)の例えば“シャリーン”というメロディ調の報知音を生成して発する。
ディジタル音源モジュールを搭載した情報処理端末の場合、読取動作に対応するメロディ調の報知音を生成して発している間は、キー操作の報知音を生成して発することができない。メロディ調の報知音の生成が完了した後に、キー操作の報知音を生成することになる。これでは、キー操作があったことを適切に知らせることができない。
特開2007―147434号公報
本発明の実施形態の目的は、操作報知用の報知音および動作報知用の報知音をそれぞれ適切なタイミングで発することができる情報処理端末およびそのプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の実施形態における情報処理端末は、単純報知音モードの設定時、所定操作があった場合にその旨を報知するための単一周波数の単純報知音信号を発する単純報知音発生手段と、前記単純報知音モードの非設定時、前記所定操作があった場合にその旨を報知するための周波数可変の第1報知音信号を生成する第1報知音生成手段と、前記単純報知音モードの設定時、所定動作があった場合にその旨を報知するための周波数可変の第2報知音信号を生成する第2報知音生成手段と、前記単純報知音モードの非設定時、前記所定動作があった場合に前記単純報知音モードを強制的に設定し、この設定後に前記第2報知音信号を生成し、前記第2報知音信号の生成の完了後に前記単純報知音モードの設定を解除する第3報知音生成手段と、を備える。
一実施形態の外観図。 一実施形態の制御回路のブロック図。 一実施形態におけるビープ音発生回路の動作を示すフローチャート。 一実施形態におけるCPUの制御を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すハンディターミナル1は、商品の販売処理および宅配物の配送決済処理などを支援する手持式の情報処理端末で、上面に液晶表示部2、操作部3、および報知音出力部4を備える。液晶表示部2は、処理に必要な文字や画像を表示する。操作部3は、処理に必要なデータ入力や動作条件の設定などに用いる。報知音出力部4は、後述のスピーカ18から発せられる音を放出する。
また、ハンディターミナル1は、ICカードの挿入と引出しが自在なICカード挿入口5を備え、そのICカード挿入口5の内側に後述のICカードリーダライタ12を備える。ハンディターミナル1は、磁気カードの挿入とスライド操作が自在な磁気カード挿入口6を下部端面に備え、その磁気カード挿入口6の内側に後述の磁気カードリーダ13を備える。なお、ハンディターミナル1は、後述のバーコードスキャナ14を上部端面に備える。
ハンディターミナル1の制御回路を図2に示す。
コンピュータの中央処理装置であるCPU10に、無線通信部11、液晶表示部2、操作部3、ICカードリーダライタ12、磁気カードリーダ13、バーコードスキャナ14、ROM15、RAM16、出力制御回路17、ビープ音発生回路20、およびサウンドドライバ30を接続する。
無線通信部11は、アンテナ11aを付属して備え、CPU10から供給されるデータを上位機器である例えば管理サーバに無線送信するとともに、その管理サーバから無線送信されるデータを受信してその受信データをCPU10に送る。
ICカードリーダライタ12は、ICカード挿入口5に挿入されるICカードのデータを読取るとともに、そのICカードに対するデータの書込みを行う。磁気カードリーダ13は、磁気カード挿入口6に挿入されてスライド操作される磁気カードのデータを読取る。バーコードスキャナ14は、商品や宅配物に付されているバーコードを光学的に読取る。
ROM15は、CPU10の制御に必要なプログラム、および商品の販売処理や宅配物の配送決済処理などに必要な各種アプリケーションプログラムを記憶している。RAM16は、CPU10の処理に関わる各種データを記憶する。
ビープ音発生回路20は、単純報知音モードであるビープ音モードの設定時、操作部3のキー操作に基づくキー操作通知信号(所定操作通知信号)をCPU10から受けた場合に、そのキー操作があった旨を報知するための例えば“ピッ”という単一周波数(単一音階)で単発のビープ音信号(第1報知音信号)を発する。また、ビープ音発生回路20は、ビープ音モードの設定時、操作部3のエラー操作に基づくエラー操作通知信号(所定操作通知信号)をCPU10から受けた場合に、そのエラー操作があった旨を報知するための例えば“ピーッピーッピーッ”という単一周波数(単一音階)で連発のビープ音信号(第1報知音信号)を発する。
サウンドドライバ30は、CPU10と共に報知音生成手段として機能するディジタル音源モジュール31、および音源データメモリ32を有する。音源データメモリ32は、多数のディジタル音源データD1,D2,…Dnを記憶している。
ディジタル音源データD1は、ICカードリーダライタ12がデータを読取ったときの動作報知用の例えば“シャリーン”というメロディ調の報知音信号(以下、メロディ音信号という)を生成するためのものである。ディジタル音源データD2は、磁気カードリーダ13がデータを読取ったときの動作報知用の例えば“シャリーン”というメロディ音信号を、ディジタル音源データD1によるメロディ音信号とは異なる音階や音色で生成するためのものである。ディジタル音源データD3は、バーコードスキャナ14がバーコードを読取ったときの動作報知用の例えば“ピロン”というメロディ調の報知音信号を生成するためのものである。ディジタル音源データD4は、ICカードリーダライタ12がICカードにデータを書込んだときの動作報知用の例えば“書込み完了しました”という疑似音声信号を生成するためのものである。
ディジタル音源データD5,D6,…は、操作部3の各キーに対応し、それぞれのキーが押圧操作されたときの操作報知用の例えば“ピッ”という報知音信号を、キー毎に異なる周波数(音階)で生成するためのものである。ディジタル音源データDn-4,Dn-3,…Dn-2は、操作部3のキー操作にエラーがあったときのエラー操作報知用の例えば“ピーッピーッピーッ”という報知音信号を、エラー操作の内容毎に異なる周波数(音階)で生成するためのものである。
ディジタル音源データDn-1は、接客開始時の例えば“いらっしゃいませ”という疑似音声信号を生成するためのものである。ディジタル音源データDnは、決済終了時の例えば“ありがとうございます”という疑似音声信号を生成するためのものである。
ディジタル音源モジュール31は、音源データメモリ32内のディジタル音源データD1,D2,…Dnのうち、CPU10からの指令に基づくディジタル音源データを選定し、選定したディジタル音源データに基づいて上記メロディ音信号、上記報知音信号、上記疑似音声信号を生成する。
出力制御回路17は、ビープ音発生回路20から発せられるビープ音信号およびディジタル音源モジュール31で生成される音信号をCPU10からの指示に応じたレベルに増幅し、増幅した音信号をスピーカ18に供給する。スピーカ18は、出力制御回路17から出力される音信号を実際の音に変換する。
CPU10は、ビープ音発生回路20に関し、次の(1)(2)の制御手段を有する。
(1)上位の管理サーバからの指示に応じてビープ音発生用のビープ音モードを設定および解除する第1制御手段。
(2)操作部3のキー操作があった場合にそのキー操作があった旨を知らせるためのキー操作通知信号をビープ音発生回路20に供給し、操作部3のキー操作にエラーがあった場合にそのエラー操作があった旨を知らせるためのエラー操作通知信号をビープ音発生回路20に供給する第2制御手段。
また、CPU10は、ディジタル音源モジュール31および音源データメモリ23と共に報知音信号を生成する機能として、次の(21)〜(23)の手段を有する。
(21)ビープ音モードの非設定時、所定操作(キー操作およびエラー操作)があった場合にその旨を報知するための周波数可変の報知音信号(第1報知音信号)を生成する第1報知音生成手段。
(22)ビープ音モードの設定時、所定動作(ICカードリーダライタのカード読取動作)があった場合にその旨を報知するための周波数可変のメロディ音信号(第2報知音信号)を生成する第2報知音生成手段。
(23)ビープ音モードの非設定時、上記所定動作があった場合にビープ音モードを強制的に設定し、この設定後に上記メロディ音信号(第2報知音信号)を生成し、この生成の完了後にビープ音モードの設定を解除する第3報知音生成手段。
つぎに、ハンディターミナル1の動作について説明する。
[ビープ音モードの設定時]
ビープ音発生回路20は、図3のフローチャートに示すように、ビープ音モードが設定されているとき(ステップ101のYES)、操作部3のキー操作に基づくキー操作通知信号をCPU10から受けた場合に(ステップ102のYES)、そのキー操作があった旨を報知するための“ピッ”という単発のビープ音信号を発する(ステップ103)。
また、ビープ音発生回路20は、ビープ音モードが設定されているとき(ステップ101のYES)、操作部3のエラー操作に基づくエラー操作通知信号をCPU10から受けた場合に(ステップ102のYES)、そのエラー操作があった旨を報知するための例えば“ピーッピーッピーッ”という連発のビープ音信号を発する(ステップ103)。
スピーカ18は、ビープ音発生回路20から発せられるビープ音信号を実際の音に変換し、それを報知音出力部4から放出する。ハンディターミナル1の利用者は、ビープ音を聴くことにより、操作部3に対するキー操作およびエラー操作を確認することができる。
図4において、CPU10は、ICカードリーダライタ12のカード読取動作があった場合(ステップ201のNO、ステップ204のYES)、ビープ音モードの設定の有無を確認する(ステップ205)。ビープ音モードを設定している場合(ステップ205のNO)、CPU10は、ICカードリーダライタ12のカード読取動作があった旨を報知するための“シャリーン”という音階可変および音色可変のメロディ音信号を生成する(ステップ206)。
この場合、ディジタル音源モジュール31は、動作報知用の複数のディジタル音源データの中からICカードリーダライタ12のカード読取動作に対応する1つのディジタル音源データを音源データメモリ23から抽出し、抽出したディジタル音源データに基づき、“シャリーン”という音階可変および音色可変のメロディ音信号を生成する。
スピーカ18は、生成されたメロディ音信号を実際の音に変換し、それを報知音出力部4から放出する。ハンディターミナル1の利用者は、このメロディ音を聴くことにより、ICカードリーダライタ12のカード読取動作があったことを認識することができる。
CPU10は、ICカードリーダライタ12のカード書込み動作があった場合(ステップ201のNO、ステップ204のYES)、ビープ音モードの設定の有無を確認する(ステップ205)。ビープ音モードを設定している場合(ステップ205のNO)、CPU10は、ICカードリーダライタ12のカード書込み動作があった旨を報知するための“書込み完了しました”という疑似音声を生成する(ステップ206)。
この場合、ディジタル音源モジュール31は、動作報知用の複数のディジタル音源データの中からICカードリーダライタ12のカード書込み動作に対応する1つのディジタル音源データを音源データメモリ23から抽出し、抽出したディジタル音源データに基づき、“書込み完了しました”という疑似音声を生成する。
スピーカ18は、生成された疑似音声を実際の音に変換し、それを報知音出力部4から放出する。ハンディターミナル1の利用者は、この疑似音声を聴くことにより、ICカードリーダライタ12のカード書込み動作が終了したことを認識することができる。
CPU10は、磁気カードリーダ13のカード読取動作があった場合(ステップ201のNO、ステップ204のYES)、ビープ音モードの設定の有無を確認する(ステップ205)。ビープ音モードを設定している場合(ステップ205のNO)、CPU10は、磁気カードリーダ13のカード読取動作があった旨を報知するための“シャリーン”という音階可変および音色可変のメロディ音信号を生成する(ステップ206)。
この場合、ディジタル音源モジュール31は、動作報知用の複数のディジタル音源データの中から磁気カードリーダ13のカード読取動作に対応する1つのディジタル音源データを音源データメモリ23から抽出し、抽出したディジタル音源データに基づき、“シャリーン”という音階可変および音色可変のメロディ音信号を生成する。
スピーカ18は、生成されたメロディ音信号を実際の音に変換し、それを報知音出力部4から放出する。ハンディターミナル1の利用者は、このメロディ音を聴くことにより、磁気カードリーダ13のカード読取動作があったことを認識することができる。このときのメロディ音の音階や音色は、ICカードリーダライタ12のカード読取動作に際して発せられるメロディ音の音階や音色と異なるので、磁気カードリーダ13のカード読取動作をICカードリーダライタ12のカード読取動作と区別して認識することができる。
[ビープ音モードの非設定時]
CPU10は、図4のフローチャートに示すように、操作部3のキー操作があった場合(ステップ201のYES)、ビープ音モードの設定の有無を確認する(ステップ202)。ビープ音モードを設定していない場合(ステップ202のYES)、つまりビープ音発生回路20が動作しない場合、CPU10は、キー操作があった旨を報知するための周波数可変の“ピッ”という単発の報知音信号をディジタル音源モジュール31により生成する(ステップ203)。
この場合、ディジタル音源モジュール31は、キー操作報知用の複数のディジタル音源データの中から実際に操作されたキーに対応する1つのディジタル音源データを音源データメモリ23から抽出し、抽出したディジタル音源データに基づき、操作されたキーに固有の音階を持つ“ピッ”という単発の報知音信号を生成する。
CPU10は、操作部3のキー操作にエラーがあった場合(ステップ201のYES)、ビープ音モードの設定の有無を確認する(ステップ202)。ビープ音モードを設定していない場合(ステップ202のYES)、CPU10は、エラー操作があった旨を報知するための周波数可変の“ピーッピーッピーッ”という連発の報知音信号をディジタル音源モジュール31により生成する(ステップ203)。
この場合、ディジタル音源モジュール31は、エラー操作報知用の複数のディジタル音源データの中から実際に生じたエラー操作に対応する1つのディジタル音源データを音源データメモリ23から抽出し、抽出したディジタル音源データに基づき、実際に生じたエラー操作に固有の音階を持つ“ピーッピーッピーッ”という連発の報知音信号を生成する。
スピーカ18は、生成された音階可変の報知音信号を実際の音に変換し、それを報知音出力部4から放出する。ハンディターミナル1の利用者は、これら音階可変の報知音を聴くことにより、操作部3に対するキー操作およびエラー操作をその操作内容を含めて確認することができる。
一方、CPU10は、ICカードリーダライタ12のカード読取動作があった場合(ステップ201のNO、ステップ204のYES)、ビープ音モードの設定の有無を確認する(ステップ205)。ビープ音モードを設定していない場合(ステップ205のYES)、CPU10は、ビープ音モードを強制的に設定する(ステップ207)。この設定後、CPU10は、ICカードリーダライタ12のカード読取動作があった旨を報知するための“シャリーン”という音階可変および音色可変のメロディ音信号の生成を開始する(ステップ208)。そして、CPU10は、メロディ音信号の生成が完了したとき(ステップ209のYES)、ビープ音モードの設定を解除する(ステップ210)。
スピーカ18は、生成されたメロディ音信号を実際の音に変換し、それを報知音出力部4から放出する。ハンディターミナル1の利用者は、このメロディ音を聴くことにより、ICカードリーダライタ12のカード読取動作があったことを認識することができる。
メロディ音信号の生成中はビープ音モードを設定するので、メロディ音信号の生成中に操作部3のキー操作やエラー操作があった場合は、そのキー操作やエラー操作に応じたビープ音がビープ音発生回路20から発せられる。メロディ音信号の生成を開始する前に予めビープ音モードを設定しておくだけなので、メロディ音信号の生成に遅れを生じることもない。したがって、ICカードリーダライタ12のカード読取動作があったことをメロディ音の発生によって即時に知らせることができ、しかもキー操作やエラー操作があったことをビープ音の発生によって即時に知らせることができる。
メロディ音信号の生成が完了した後でビープ音モードの設定を解除するので、解除後はキー操作やエラー操作に際してはビープ音でなく表現力に富んだ音階可変の報知音を発することができる。
また、CPU10は、ICカードリーダライタ12のカード書込み動作があった場合(ステップ201のNO、ステップ204のYES)、ビープ音モードの設定の有無を確認する(ステップ205)。ビープ音モードを設定していない場合(ステップ205のYES)、CPU10は、ビープ音モードを強制的に設定する(ステップ207)。この設定後、CPU10は、ICカードリーダライタ12のカード書込み動作があった旨を報知するための“書込み完了しました”という疑似音声信号の生成を開始する(ステップ208)。そして、CPU10は、疑似音声信号の生成が完了したとき(ステップ209のYES)、ビープ音モードの設定を解除する(ステップ210)。
スピーカ18は、生成された疑似音声信号を実際の音に変換し、それを報知音出力部4から放出する。ハンディターミナル1の利用者は、この疑似音声を聴くことにより、ICカードリーダライタ12のカード書込み動作があったことを認識することができる。
疑似音声信号の生成中はビープ音モードを設定するので、疑似音声信号の生成中に操作部3のキー操作やエラー操作があった場合は、そのキー操作やエラー操作に応じたビープ音がビープ音発生回路20から発せられる。疑似音声信号の生成を開始する前に予めビープ音モードを設定しておくだけなので、疑似音声信号の生成に遅れを生じることもない。したがって、ICカードリーダライタ12のカード書込み動作があったことを疑似音声の発生によって即時に知らせることができ、しかもキー操作やエラー操作があったことをビープ音の発生によって即時に知らせることができる。
疑似音声信号の生成が完了した後でビープ音モードの設定を解除するので、以後のキー操作やエラー操作に際してはビープ音でなく表現力に富んだ音階可変の報知音を発することができる。
さらに、CPU10は、磁気カードリーダ13のカード読取動作があった場合(ステップ201のNO、ステップ204のYES)、ビープ音モードの設定の有無を確認する(ステップ205)。ビープ音モードを設定していない場合(ステップ205のYES)、CPU10は、ビープ音モードを強制的に設定する(ステップ207)。この設定後、CPU10は、磁気カードリーダ13のカード読取動作があった旨を報知するための“シャリーン”という音階可変および音色可変のメロディ音信号の生成を開始する(ステップ208)。そして、CPU10は、メロディ音信号の生成が完了したとき(ステップ209のYES)、ビープ音モードの設定を解除する(ステップ210)。
スピーカ18は、生成されたメロディ音信号を実際の音に変換し、それを報知音出力部4から放出する。ハンディターミナル1の利用者は、このメロディ音を聴くことにより、磁気カードリーダ13のカード読取動作があったことを認識することができる。
メロディ音信号の生成中はビープ音モードを設定するので、メロディ音信号の生成中に操作部3のキー操作やエラー操作があった場合は、そのキー操作やエラー操作に応じたビープ音がビープ音発生回路20から発せられる。メロディ音信号の生成を開始する前に予めビープ音モードを設定しておくだけなので、メロディ音信号の生成に遅れを生じることもない。したがって、磁気カードリーダ13のカード読取動作があったことをメロディ音の発生によって即時に知らせることができ、しかもキー操作やエラー操作があったことをビープ音の発生によって即時に知らせることができる。
メロディ音信号の生成が完了した後でビープ音モードの設定を解除するので、以後のキー操作やエラー操作に際してはビープ音でなく表現力に富んだ音階可変の報知音を発することができる。
なお、上記実施形態では、情報処理端末としてハンディターミナルを例に説明したが、操作や動作に応じた報知音を発するものであれば、POS端末や電子レジスタなど他の情報処理端末にも同様に実施できる。生成する報知音信号の音階や音色についても、情報処理端末の種類、使用するアプリケーションプログラムの種類などに応じて、適宜に定めればよい。
その他、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ハンディターミナル、2…液晶表示部、3…操作部、4…報知音出力部、5…ICカード挿入口、6…磁気カード挿入口、10…CPU、11…無線通信部、12…ICカードリーダライタ、13…磁気カードリーダ、14…バーコードスキャナ、15…ROM、16…RAM、18…スピーカ、20…ビープ音発生回路(単純報知音発生手段)、30…サウンドドライバ、31…ディジタル音源モジュール、32…音源データメモリ

Claims (6)

  1. 単純報知音モードの設定時、所定操作があった場合にその旨を報知するための単一周波数の単純報知音信号を発する単純報知音発生手段と、
    前記単純報知音モードの非設定時、前記所定操作があった場合にその旨を報知するための周波数可変の第1報知音信号を生成する第1報知音生成手段と、
    前記単純報知音モードの設定時、所定動作があった場合にその旨を報知するための周波数可変の第2報知音信号を生成する第2報知音生成手段と、
    前記単純報知音モードの非設定時、前記所定動作があった場合に前記単純報知音モードを強制的に設定し、この設定後に前記第2報知音信号を生成し、前記第2報知音信号の生成の完了後に前記単純報知音モードの設定を解除する第3報知音生成手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末。
  2. 前記単純報知音発生手段から発せられる前記単純報知音信号および前記各報知音生成手段で生成される前記各報知音信号を音に変換するスピーカ、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
  3. 前記単純報知音発生手段は、単純報知音モードであるビープ音モードの設定時、前記所定操作があった場合にその旨を報知するための単一周波数の単純報知音信号としてビープ音信号を発するビープ音発生回路である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理端末。
  4. 前記第1報知音生成手段は、音信号生成用のディジタル音源モジュールを含み、前記ビープ音モードの非設定時、前記所定操作があった場合に前記第1報知音信号を生成する、
    前記第2報知音生成手段は、前記ディジタル音源モジュールを含み、前記ビープ音モードの設定時、前記所定動作があった場合に前記第2報知音信号を生成する、
    前記第3報知音生成手段は、前記ディジタル音源モジュールを含み、前記ビープ音モードの非設定時、前記所定動作があった場合に前記ビープ音モードを強制的に設定し、この設定後に前記第2報知音信号を生成し、この生成の完了後に前記ビープ音モードの設定を解除する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理端末。
  5. 操作手段およびカード読取手段をさらに備え、
    前記第1報知音生成手段は、前記ディジタル音源モジュールを含み、前記ビープ音モードの非設定時、前記操作手段の所定操作があった場合に前記第1報知音信号を生成する、
    前記第2報知音生成手段は、前記ディジタル音源モジュールを含み、前記ビープ音モードの設定時、前記カード読取手段の所定動作があった場合に前記第2報知音信号を生成する、
    前記第3報知音生成手段は、前記ディジタル音源モジュールを含み、前記ビープ音モードの非設定時、前記カード読取手段の所定動作があった場合に前記ビープ音モードを強制的に設定し、この設定後に前記第2報知音信号を生成し、この生成の完了後に前記ビープ音モードの設定を解除する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理端末。
  6. 単純報知音モードの設定時、所定操作があった場合にその旨を報知するための単一周波数の単純報知音信号を発する単純報知音発生手段と、
    コンピュータと、
    を備えた情報処理端末において、
    前記コンピュータを、
    前記単純報知音モードの非設定時、前記所定操作があった場合にその旨を報知するための周波数可変の第1報知音信号を生成する第1報知音生成手段と、
    前記単純報知音モードの設定時、所定動作があった場合にその旨を報知するための周波数可変の第2報知音信号を生成する第2報知音生成手段と、
    前記単純報知音モードの非設定時、前記所定動作があった場合に前記単純報知音モードを強制的に設定し、この設定後に前記第2報知音信号を生成し、前記第2報知音信号の生成の完了後に前記単純報知音モードの設定を解除する第3報知音生成手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理端末のプログラム。
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