JP2014169863A - 経路案内情報提供装置、サーバ、および端末機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
車両の種別により課金される課金エリアが存在する領域で経路探索を行う場合に、リアルタイム性、信頼性がある経路案内情報を提供する。
【解決手段】
端末機(ナビゲーション装置20)とサーバ30とで構成される。サーバ30は、特定車両を除く対象車両の進入に料金の支払いが必要とされる課金エリアの地図上の位置を示す課金エリア情報と、課金エリアにおける特定車両または対象車両を示す対象車情報と、を記憶する記憶手段と、課金エリア情報と対象車情報とを更新するサーバ処理ユニットを備える。端末機は端末処理ユニットを備える。端末処理ユニットまたはサーバ処理ユニットは、課金エリア情報および対象車情報の双方を参照して、現在地から目的地までの経路探索を行うよう、構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運転を支援する運転支援情報を提供する経路案内情報提供装置、サーバ、および端末機に関し、特に車両の種別により規制が異なる規制領域が含まれる地域における運転支援情報を提供するナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、および端末機に関する。
交通規則その他の車両走行に関する法規制の内容には、交通量に応じ、国や地域毎に異なるルールが含まれていることがある。例えば英国では、ロンドン市内の交通状態緩和のため特定のエリア内に車両を乗り入れる際には、事前に渋滞税と呼ばれているコンジェスチョン・チャージ(Congestion Charge、混雑課金)を行政機関に支払う必要がある。混雑課金の対象となる車両はすべての車両ではなく、電気自動車などは除かれることが多い。
このような地域を車両が走行する場合には、円滑な走行を確保すべく、混雑課金が適用されるエリアに関する情報を、事前に十分把握しておく必要がある。
従来、このような情報の提示を行う装置として、日付の変わるタイミング等で進入可否データを書き換え、案内経路を算出するナビゲーション装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−153558号公報
しかし、混雑課金が適用されるエリアに関する規制情報は固定ではない。エリア範囲、曜日、時間帯、課金対象車種などの情報は行政を行う自治体の政策、その日の混雑予想状況、突発的な事件などにより機動的に変更されうる。
特許文献1に記載された内容では、ユニット内に保存されている情報のみで判断し課金エリアや、課金対象車種が更新されるので、情報のリアルタイム性および信頼性に課題がある。
本発明は、車両の現在地から目的地までの経路案内情報の提供を行う端末機と、端末機と通信を行うサーバと、を含んで構成される経路案内情報提供装置であって、サーバは、特定車両を除く対象車両の進入に料金の支払いが必要とされる課金エリアの地図上の位置を示すエリア情報と、課金エリアにおける特定車両または対象車両を示す対象車情報と、を記憶するサーバ記憶手段と、エリア情報と対象車情報とを更新するサーバ処理ユニットとを備え、端末機は端末処理ユニットを備える。端末処理ユニットおよびサーバ処理ユニットの少なくともいずれか一方は、エリア情報および対象車情報の双方を参照して、現在地から目的地までの経路探索を行うよう構成されている。
本発明の一の態様によると、端末処理ユニットは車両の種別を特定する車両識別情報をサーバへ送信し、サーバ処理ユニットは車両識別情報を用いて課金エリアの課金対象車か否か判定するよう構成されている。
また本発明の一の態様によると、端末機は、車両の利用者が携帯可能であるとともに、車両に搭載された車載装置と通信可能な携帯端末機であり、端末処理ユニットは、車載装置から車両識別情報を受信し、車両識別情報をサーバへ送信するよう構成されている。
また本発明の一の態様によると、サーバ記憶手段は、予め登録された登録車両に対して、課金エリアに進入するための料金が支払い済みか否かを示す課金支払情報を記憶し、端末処理ユニットは、探索された経路が課金エリアを利用するものであり且つ課金エリアに進入するための料金が未払いの場合に、料金の支払いを促す情報を出力するよう構成されている。
また本発明の一の態様によると、端末処理ユニットは、車両の運転者が課金エリアの進入を希望するか否かの問い合わせを表示出力し、課金エリアの進入を希望しない選択が入力された場合に、課金エリアを回避する経路情報を提供するよう構成されている。
本発明の他の態様によると、予め登録された登録車両に関する情報を記憶するとともに、登録車両の利用者が携帯する端末機または登録車両に搭載された端末機と通信を行い、端末機から要求された情報を提供するサーバであって、処理ユニットと、特定車両を除く対象車両の進入に料金の支払いが必要とされる課金エリアの地図上の位置を示すエリア情報と、課金エリアにおける特定車両または対象車両を示す対象車情報と、登録車両に対して課金エリアに関する料金を支払ったか否かを示す課金支払情報と、を記憶する記憶装置とを備える。当該処理ユニットは、車両の種別を特定する車両識別情報と、車両の現在地を示す現在地情報と、車両の目的地を示す目的地情報と、課金エリアへの進入を許容するか否かを含む経路希望情報と、を端末機から受信し、受信した情報および記憶装置の情報に基づいて、現在地から目的地までの経路探索を行うよう構成されている。
また本発明の他の態様によると、車両に搭載され、または車両内に持ち込まれ、遠隔地にあるサーバと通信を行って所定の情報を受信し、受信した情報を用いて車両の現在地から目的地までの経路案内情報の提供を行う端末機であって、経路案内情報の提供を行う処理ユニットを備える。当該処理ユニットは、利用者から前記経路案内の要求入力があった都度前記サーバと通信を行い、特定車両を除く対象車両の進入に料金の支払いが必要とされる課金エリアの地図上の位置を示すエリア情報と、課金エリアにおける特定車両または前記対象車両を示す対象車情報と、をサーバから受信し、エリア情報と対象車情報とに基づいて、現在地から目的地までの経路探索を行うよう構成されている。
本発明によれば、リアルタイム性および信頼性が確保された経路案内情報を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、ナビゲーション装置の動作手順を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、サーバの動作手順を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、携帯端末機の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、携帯端末機の動作手順を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、サーバの動作手順を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する携帯端末機を2つの車両で使用するシステム構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
以下に示す各実施形態に係る経路案内情報提供装置は、運転支援情報として、目的地までの経路に課金エリアが含まれている場合に、適切な経路案内を出力する。
≪第1実施形態≫
[システム構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置1のシステム構成を示すブロック図である。経路案内情報提供装置1は車内側と、車外側と、で構成される。
車内側には車載装置として車両情報記憶装置10と、ナビゲーション装置20と、を備える。車両情報記憶装置は車両情報記憶部11と、通信部12と、を備える。車両情報記憶部11は自車両の車両識別情報を記憶する。車両識別情報は、たとえば車両識別番号(Vehicle Identification Number、一般的には略してVIN)に含まれており、車両識別番号は自動車産業界で個々の車両を識別するために使用している一意の番号である。車両識別番号にはエンジン型式など、車両を特定する情報が含まれている。
車外側にはサーバ30を備える。
ナビゲーション装置20は端末機の一種である。ナビゲーション装置20はサーバ30と無線で通信するが、通信部位を有していない場合はスマートフォンやルータを用いたテザリング(tethering)でも通信可能である。ナビゲーション装置20と車両情報記憶装置10とは有線または無線で通信される。
[ナビゲーション装置の構成]
図2は本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
ナビゲーション装置20は車両に搭載されている車載装置である。ナビゲーション装置20は、処理ユニット101と、測位部102と、無線通信部103と、有線通信インターフェース(I/F)部104と、表示ユニット105と、操作部106と、情報記憶部107と、スピーカ108と、を備える。
測位部102は、自車両の現在地の位置を特定するための測位情報を出力する装置であり、例えば測位用のデータを含むGPS信号を複数のGPS衛星から受信して現在位置の緯度及び経度を算出するGPS(Global Positioning System)装置を含み、当該算出した緯度及び経度を処理ユニット101へ出力する。なお、測位部102は、GPS信号のほか、携帯電話の基地局が送信する電波をさらに受信して、当該基地局の位置情報にも基づいて、現在位置の緯度及び経度を算出するものとしてもよい。
無線通信部103は、車外に置かれたサーバと、例えば無線ネットワーク等を介した通信を行う。
有線通信I/F部104は、自車両に備える他の装置、例えば車両情報記憶装置10やECU(電子制御装置、Electronic Control Unit)やスマートフォンと、有線伝送路を介して情報を交換するための通信インターフェースである。有線通信I/F部104は、例えばUSB(Universal Serial Bus)やCAN(Controller Area Network)等の通信規格に準拠したインターフェースとすることができる。なお、有線通信I/F部104に代えて、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等による短距離無線通信を行う短距離無線通信機を用いることもできる。
表示ユニット105は、地図等のグラフィックスやテキストメッセージを表示する表示装置を含み、例えば液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)ディスプレイを用いて構成することができる。
操作部106は、利用者がナビゲーション装置20に対して情報や指示を入力するための入力デバイスである。操作部106は、表示ユニット105の表示画面上に設けられたタッチパネルとすることができる。
スピーカ108は、処理ユニット101の制御の下に、運転支援に係る種々の情報を音又は音声により運転者に提示する。
情報記憶部107は、半導体メモリやハードディスク装置(HDD、Hard Disc Driver)を含む、任意の不揮発性の記憶装置又は不揮発性の記憶装置と揮発性の記憶装置との組み合わせとすることができる。情報記憶部107は、地図データ110と、課金エリアデータ111と、対象車データ112と、処理ユニット101がその動作に伴って生成又は参照する作業データ113と、を記憶する。
課金エリアデータ111は、特定車両を除く対象車両の進入に料金の支払いが必要とされる課金エリアの地図上の位置を示す情報を含む。
対象車データ112は、課金エリアにおける特定車両または対象車両を示す情報である対象車情報を含む。特定車両とは、料金の支払いを必要とする規制対象から除かれる車両である。たとえば、電気自動車、ハイブリッド車(:CO2 100g/km以下でEuro5基準を満たすもの)などの環境に優しい車、緊急車両、バス、タクシーなどの公共交通機関である。対象車両とは規制対象となる車両である。
処理ユニット101は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、データの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等のメモリを有するコンピュータであり、情報取得部120と、サーバ送信部122と、サーバ受信部124と、情報更新部126と、経路探索部128とを備える。処理ユニット101が備える上記各部は、コンピュータである処理ユニット101がプログラムを実行することにより実現され、当該コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
なお、処理ユニット101が備える上記各部は、プログラムの実行により実現されるほか、それぞれ一つ以上の電気部品を含む専用のハードウェアとして構成することもできる。
情報取得部120は、利用者により操作部から入力された目的地情報と、測位部102から自車両の現在地の位置を示す緯度及び経度の情報である現在地情報と、有線通信I/F部104を介して車両情報記憶装置10に記憶された車両識別情報と、を取得して、情報記憶部107に記憶する。
サーバ送信部122は、情報記憶部107に記憶された課金エリアデータ111と車両識別情報とを、無線通信部103を介してサーバ30へ送信する。
サーバ受信部124は、サーバ30から送信があるまで待ち、サーバ30から送信があった場合、無線通信部103を介してサーバ30から課金エリア変更有無情報、課金エリア情報、対象車情報、課金支払情報を受信し、取得する。
データ更新部126は、課金エリア変更有無情報より、ナビゲーション装置20の情報記憶部107が記憶する課金エリアデータ111に変更があったか否かを判定する。課金エリアデータ111に変更があった場合、データ更新部126は、最新の課金エリア情報であるサーバ30から受信した課金エリア情報に基づいて情報記憶部107に記憶された課金エリアデータ111を更新し、さらに最新の対象車情報であるサーバ30から受信した対象車情報に基づいて情報記憶部107に記憶された対象車データ112を更新する。
経路探索部128は、経路演算部130と、経路選択部132と、経路案内部134とを含む。
経路演算部130は、情報記憶部107に記憶された目的地データと、現在地データと、課金エリアデータ111と、対象車データ112とに基づいて経路探索のための演算をする。演算の結果得られた経路が課金エリアを含む場合、経路演算部130は、課金エリアを含まない経路となるように、再度経路探索のための演算をする。
経路選択部132は、案内する経路を表示ユニット105へ出力する。案内表示する経路は、課金エリアを含む経路と課金エリアを含まない経路の両方である。さらに経路選択部132は、課金エリアの進入を希望するか否かを問い合わせる表示を表示ユニット105へ出力する。
次に経路選択部132は、利用者からの入力により課金エリアを含む経路が選択されたか、課金エリアを含まない経路が選択されたかを判定する。課金エリアを含む経路が選択された場合、経路選択部132は、サーバ30から受信した課金支払情報を表示ユニット105へ表示を出力すると共に、課金支払情報を参照して料金を支払っていない場合は料金を支払うように促す表示を表示ユニット105へ出力する。
利用者は料金を支払うように促す表示を見て、料金を支払いたい場合に、支払い手続きをネットワーク経由で行う処理に移行しても良い。また利用者は、近くにあるオンラインで料金を支払うことができる場所へ行き、料金を支払うこともできる。
経路案内部134は、利用者に選択された経路で経路案内の演算を行い、地図データ110から案内する経路の地図や付帯情報と共に、利用者に現在地から目的地までの経路案内をする画像データを作成し、表示ユニット105へ出力する。
[サーバの構成]
図3は本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、サーバの構成を示すブロック図である。
サーバ30は、無線通信部201と、有線通信I/F部202と、処理ユニット203と、情報記憶部204とを備える。
無線通信部201はナビゲーション装置20と通信する。有線通信I/F部202は図示しない行政機関側のサーバと通信する。
情報記憶部204は、課金エリアデータ210と、対象車データ211と、登録車データ212と、処理ユニット203がその動作に伴って生成又は参照する作業データ213とを記憶する。
課金エリアデータ210は、図2で説明した課金エリアデータ111と同様である。
対象車データ211は、図2で説明した対象車データ112と同様である。
登録車データ212は本システムを利用するために登録された車両に関する情報を含み、ナンバープレートなどの車両番号、車両識別番号、課金支払情報を含む。課金支払情報は、登録された登録車両に対して、課金エリアに進入するための料金が支払い済みか否かを示す情報である。
処理ユニット203は、CPU等のプロセッサ、プログラムが書き込まれたROM、データの一時記憶のためのRAM等のメモリを有するコンピュータであり、データ更新部220と、端末受信部222と、情報判断部224と、端末送信部226と、を備える。処理ユニット203が備える上記各部は、コンピュータである処理ユニット203がプログラムを実行することにより実現され、当該コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
なお、処理ユニット203が備える上記各部は、プログラムの実行により実現されるほか、それぞれ一つ以上の電気部品を含む専用のハードウェアとして構成することもできる。
データ更新部220は、行政機関側のデータベースに記憶されている課金エリア情報と、対象車情報と、課金支払情報と、を取得し、情報記憶部204に常に最新情報を記憶させる。
行政機関はそのときの政策、その日の混雑予想状況、突発的な事件などにより課金エリア情報、対象車情報を機動的に変更する可能性がある。課金エリア情報はたとえばエリア範囲、曜日、時間帯によって変更される可能性がある。対象車情報はたとえばディーゼル車やハイブリッド車の取扱いが変更される可能性がある。変更された情報は行政機関側のデータベース上で更新される。
利用者は指定商店、街に設置された専用機、インターネット経由、携帯電話のショートメッセージサービス、郵便、自動車電話でセンターに接続しての支払いや、自動引き落としにより課金エリアに対する料金を支払う。支払った情報は車両番号とともに行政機関側に登録され、行政機関側のデータベースに記憶されている。
サーバ30は行政機関側のサーバと頻繁に通信することで、行政機関側のデータベースに記憶されている課金エリア情報、対象車情報、課金支払情報を取得し、記憶部に常に最新情報を保持する。たとえばサーバ30は、行政機関側のサーバから課金エリア情報、対象車情報、または課金支払情報が変更されたという通知を受信すれば直ちに行政機関側のデータベースからダウンロードする。
このようにしてサーバ30は、自分が管理している登録車に対して支払いがあったかの課金支払情報の最新情報を保持するが、利用者が保持する端末機からの通知により課金支払情報を更新してもよい。
端末受信部222は、ナビゲーション装置20から送られた課金エリア情報と車両識別情報を受信する。
情報判断部224は、ナビゲーション装置20から受信した課金エリア情報と、情報記憶部204に記憶された課金エリアデータ210が示す情報とが、一致しているか否かを判定する。その結果、一致していない場合、課金エリア情報が変更されたと判断する。
次に情報判断部224は、ナビゲーション装置20から受信した車両識別情報に基づいて情報記憶部204に記憶された対象車データ211を参照し、受信した車両識別情報で指定された登録車両が課金エリアの課金対象車か否かを判定する。
次に情報判断部224は、課金エリアに対する課金対象車であれば、情報判断部224は、ナビゲーション装置20から受信した車両識別情報に基づいて情報記憶部204に記憶された登録車データ212を参照し、料金が支払われたか否かを判定する。
端末送信部232は、課金エリアが変更されたか否かを示す課金エリア変更有無情報と、情報記憶部204に保持された課金エリアデータ210が示す情報と、対象車データ211が示す情報と、課金支払情報とを、無線通信部201を介してナビゲーション装置20へ送信する。
[経路案内情報提供装置の動作手順の概略]
経路案内情報提供装置1の動作手順について説明する。
まず端末機であるナビゲーション装置20から動作が開始し(動作手順1)、次にサーバ30の動作に移行し、次にナビゲーション装置20の動作に移行し(動作手順2)、終了する。
[ナビゲーション装置の動作手順1]
まず、ナビゲーション装置20の動作手順1について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、ナビゲーション装置の動作手順を示すフロー図である。図4はナビゲーション装置20の動作手順の全体を示す。
本動作はナビゲーション装置20のスイッチがオンされることにより、または利用者から経路案内要求を入力されることにより、その動作を開始する。
動作を開始すると、処理ユニット101は、まず情報取得処理を実行する(S100)。
情報取得部120は、利用者により操作部から入力された目的地情報を取得し、目的地データとして情報記憶部107に記憶する(S101)。
次に情報取得部120は、測位部102から自車両の現在地位置を示す緯度及び経度の情報である現在地情報を取得し、現在地データとして情報記憶部107に記憶する(S102)。
次に情報取得部120は、車両情報記憶装置10に記憶された車両識別情報を有線通信I/F部104を介して取得し、情報記憶部107に記憶する(S103)。
次に処理ユニット101は、サーバ送信処理を実行する(S110)。
サーバ送信部122は、情報記憶部107に記憶された課金エリアデータ111と車両識別情報とを、無線通信部103を介してサーバ30へ送信する。
[サーバの動作手順]
図5は本発明の第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、サーバの動作手順を示すフロー図である。
まず、処理ユニット203は、端末受信処理を実行する(S200)。
端末受信部222は、ナビゲーション装置20から送られた課金エリア情報と、車両識別情報とを、受信する。
次に処理ユニット203は、情報判断処理を実行する(S210)。
情報判断部224は、ナビゲーション装置20から受信した課金エリア情報と、情報記憶部204に記憶された課金エリアデータ210が示す情報とが、一致しているか否か判定する。
その結果、一致していない場合、課金エリア情報が変更されたと判断する(S211)。
次に情報判断部224は、ナビゲーション装置20から受信した車両識別情報に基づいて情報記憶部204に記憶された対象車データ211を参照し、受信した車両識別情報で指定された登録車両が課金エリアの課金対象車か否かを判定する(S212)。
次に情報判断部224は、課金エリアに対する課金対象車であれば、ナビゲーション装置20から受信した車両識別情報に基づいて情報記憶部204に記憶された登録車データ212を参照し、料金が支払われたか否かを判定する(S213)。
次に処理ユニット203は、端末送信処理を実行する(S220)。
端末送信部226は、課金エリアが変更されたか否かを示す課金エリア変更有無情報と、情報記憶部204に保持された課金エリアデータ210が示す情報と、対象車データ211が示す情報と、課金支払情報とを、無線通信部201を介してナビゲーション装置20へ送信する。
送信後はナビゲーション装置20の処理に移行する。
[ナビゲーション装置の動作手順2]
再び図4で示すステップ120に戻ってナビゲーション装置20の動作を説明する。
処理ユニット101は、サーバ受信処理を行う(S120)。
サーバ受信部124は、サーバ30から送信があるまで待ち、サーバ30から送信があった場合、無線通信部103を介してサーバ30から課金エリア変更有無情報、課金エリア情報、対象車情報、課金支払情報を受信し、取得する。
次にサーバ受信部124は、データ更新処理を実行する(S130)。
データ更新部126は、課金エリア変更有無情報より、ナビゲーション装置20の情報記憶部107が記憶する課金エリアデータ111に変更があったか否かを判定する。課金エリアデータ111に変更があった場合、データ更新部126は、最新の課金エリア情報であるサーバ30から受信した課金エリア情報に基づいて、情報記憶部107に記憶された課金エリアデータ111を更新する。さらに最新の対象車情報であるサーバ30から受信した対象車情報に基づいて、情報記憶部107に記憶された対象車データ112を更新する。
次に処理ユニット101は、経路探索処理を実行する(S140)。
経路探索部128は、経路探索処理(S140)を構成する経路演算処理(S150)と、経路選択処理(S160)と、経路案内処理(S170)とを、実行する。
まず処理ユニット101は、経路演算処理を実行する(S150)。
経路演算部130は、情報記憶部107に記憶された目的地データと、現在地データと、課金エリアデータ111と、対象車データ112とに基づいて、経路探索のための演算をする。演算の結果得られた経路が課金エリアを含む場合、経路探索部128は、課金エリアを含まない経路となるように、再度経路探索のための演算をする。
次に処理ユニット101は、経路選択処理を実行する(S160)。
経路選択部132は、案内する経路を表示ユニット105へ出力する。案内表示する経路は、課金エリアを含む経路と課金エリアを含まない経路の両方である。さらに経路選択部132は、課金エリアの進入を希望するか否かを問い合わせる表示を表示ユニット105へ出力する(S161)。
次に経路選択部132は、利用者からの入力により、課金エリアを含む経路が選択されたか、課金エリアを含まない経路が選択されたかを判定する。課金エリアを含まない経路が選択された場合、ステップS160へ移行する(S162)。
課金エリアを含む経路が選択された場合、経路選択部132は、サーバ30から受信した課金支払情報を表示ユニット105へ出力する。また経路選択部132は、課金支払情報を参照して、料金を支払っていない場合は料金を支払うように促す表示を表示ユニット105へ出力する(S163)。
利用者は料金を支払うように促す表示を見て、料金を支払いたい場合に、支払い手続きをネットワーク経由で行う処理に移行しても良い。また利用者は、近くにあるオンラインで料金を支払うことができる場所へ行き、料金を支払うこともできる。
次に処理ユニット101は、経路案内処理を実行する(S170)。
経路案内部134は、利用者に選択された経路で経路案内の演算を行い、地図データ110から案内する経路の地図や付帯情報と共に利用者に目的地までの経路案内をする画像データを作成し、表示ユニット105へ出力する。
本実施形態では、情報取得処理部120が現在地情報と目的地情報とをサーバ送信処理(S110)の前に取得したが、これらの情報は経路探索処理(S140)で用いるので、経路探索処理(S140)の前であればよい。
また本実施形態では、料金を支払うように促す情報を表示ユニット105へ出力したが、これに限らず、当該情報をスピーカ108へ音声メッセージとして出力するものとしてもよい。
本実施形態によれば、サーバ30は情報記憶部204に最新の課金エリアデータ210と対象車データ211を記憶し、端末機であるナビゲーション装置20は、経路探索を行う都度、サーバから受信する課金エリア情報および対象車情報とに基づいた経路探索結果を得られるので、リアルタイム性が保証され、利用者のニーズに合った経路探索を行える。
また本実施形態によれば、端末機であるナビゲーション装置20は車両の種別を特定する車両識別情報をサーバ30へ送信し、サーバ30は車両識別情報を用いて課金エリアの課金対象車か否か判定するので、課金エリアの課金対象車か否かを正確に判断できる。
また本実施形態によれば、サーバ30は、予め登録された登録車両に対して、課金エリアに進入するための料金が支払い済みか否かを示す課金支払情報を有し、端末機であるナビゲーション装置20は、探索された経路が課金エリアを利用するものであり、且つ課金エリアに進入するための料金が未払いの場合に、料金の支払いを促す情報を出力するので、利用者は料金未納状態での課金エリアの車両進入を回避することができる。
また本実施形態によれば、端末機であるナビゲーション装置20は、車両の運転者が課金エリアの進入を希望するか否かを問い合わせる手段を有し、ナビゲーション装置20は、車両の運転者が課金エリアの進入を希望しない場合に、課金エリアを回避する経路情報を提供するので、利用者は希望に沿った経路探索を行うことができる。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置40を説明する。
第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置1では、ナビゲーション装置20で経路探索をしたが、本発明に係る経路案内情報提供装置では、これに限らず、サーバ側で経路探索をするものであってもよい。
その例として、車載装置であるナビゲーション装置の代わりに車内に持ち込まれた携帯端末機を端末機として使用する。
第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置40のサーバは、車載側の携帯端末機から現在地情報と目的地情報とを受信し、経路案内処理も行う。
[システム構成]
図6は、本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置のシステム構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置40のシステム構成は図1に示す第1の実施形態に係る経路案内情報提供装置1のシステム構成と同様であるが、ナビゲーション装置20の代わりに携帯端末機50を用いた点が異なる。
[携帯端末機の構成]
図7は、本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、携帯端末機の構成を示すブロック図である。
携帯端末機50は、処理ユニット301と、測位部302と、無線通信部303と、有線通信インターフェース(I/F)部304と、表示ユニット305と、操作部306と、情報記憶部307と、スピーカ308と、を備える。
前述したナビゲーション装置20の構成と比較すると、測位部302と、無線通信部303と、有線通信インターフェース(I/F)部304と、表示ユニット305と、操作部306とスピーカ308とは、それぞれ対応する測位部102、無線通信部103、有線通信インターフェース(I/F)部104、表示ユニット105、操作部106、スピーカ108と機能の点では同様であるので、上述した図2についての説明を援用するものとする。
本携帯端末機50は、処理ユニット301の構成と、情報記憶部307の構成とがナビゲーション装置20とは異なる。
情報記憶部307は、ナビゲーションソフトウエア310と作業データ312を記憶している。ナビゲーションソフトウエア310はいわゆるスマートフォン(高機能携帯電話)のアプリケーションソフトウエアの一種である。作業データ312は処理ユニット301がその動作に伴って生成又は参照するデータである。
処理ユニット301は、CPU等のプロセッサ、プログラムが書き込まれたROM、データの一時記憶のためのRAM等のメモリを有するコンピュータであり、情報取得部320と、サーバ送信部322と、サーバ受信部324と、経路探索部328と、を備える。処理ユニット301が備える上記各部は、コンピュータである処理ユニット301がプログラムを実行することにより実現され、当該コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
なお、処理ユニット301が備える上記各部は、ナビゲーションソフトウエア310の実行により実現される。
情報取得部320は、前述したナビゲーション装置20の構成で対応する情報取得部120と機能の点では同様であるので、上述した図2についての説明を援用するものとする。携帯端末機は車載装置である車両情報記憶装置と通信して車両情報識別情報を受信し、取得する。
サーバ送信部322は、車両識別情報と、目的地情報と、現在地情報とを、無線通信部303を介してサーバ60へ送信する。
経路探索部328は、経路選択部332と、経路案内部334と、を含む。
経路選択部332は、サーバ60から受信した、経路演算の結果得られた経路の候補情報を、表示ユニット305へ出力する。経路の候補情報は、課金エリアを含む経路と課金エリアを含まない経路の両方である。さらに経路選択部332は、課金エリアの進入を希望するか否かを問い合わせる表示を表示ユニット305へ出力する。
次に経路選択部332は、利用者により課金エリアを含む経路が選択されたか、課金エリアを含まない経路が選択されたかを判定して、課金エリアへの進入を許容するか否か含む経路希望情報を生成し、サーバ60へ送信する。また経路選択部332は、課金支払情報をサーバ60から受信すれば、課金支払情報を表示ユニット305へ出力する。また経路選択部332は、料金を支払うように促す情報をサーバ60から受信すれば、料金を支払うように促す情報を表示ユニット305へ出力する。
経路案内部334は、サーバ60から受信した、現在地から目的地までの経路案内をする画像を表示ユニット305へ出力する。
[サーバの構成]
図8は、本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、サーバの構成を示すブロック図である。
なお、図3に示す第1の実施形態に係るサーバ30と同じ構成要素については、図3と同じ符号を用いるものとする。また、図3と同じ符号を用いた構成要素については、上述した図3についての説明を援用するものとする。
サーバ60は、処理ユニット403と、情報記憶部404とが、サーバ30と異なる。
情報記憶部404は、課金エリアデータ210と、対象車データ211と、登録車データ212と、作業データ213と共に、地図データ410を記憶する。
処理ユニット403は、データ更新部420と、端末受信部422と、情報判断部424と、経路探索部440と、を備える。
データ更新部420は、上述した第1の実施形態に係るサーバ30の機能に加え、地図データ410も常に最新情報を保持するように更新処理をする。
端末受信部422は、携帯端末機50から受信した車両識別情報と、現在地情報と、目的地情報と、を受信する。
情報判断部424は、携帯端末機50から受信した車両識別情報に基づいて情報記憶部404に記憶された対象車データ211を参照し、受信した車両識別情報で指定された登録車両が課金エリアの課金対象車か否かを判定する。その結果、課金エリアに対する課金対象車であれば、情報判断部424は、携帯端末機50からから受信した車両識別情報に基づいて情報記憶部404に記憶された登録車データ212を参照し、料金が支払われたか否かを判定する。
経路探索部440は、経路演算部450と、経路選択部460と、経路案内部470とを含む。
経路演算部450は、携帯端末機50から受信した目的地情報および現在地情報と、情報記憶部307に記憶された課金エリアデータ210および対象車データ211とに基づいて経路探索のための演算をする。経路演算部450は、演算の結果得られた経路が課金エリアを含む場合、課金エリアを含まない経路となるように、再度経路探索のための演算をする。
経路選択部460は、経路探索のための演算の結果得られた経路の候補情報を、携帯端末機50へ送信する。経路の候補情報は、課金エリアを含む経路と課金エリアを含まない経路の両方である。
次に経路選択部460は、携帯端末機50から経路希望情報を受信し、経路希望情報により課金エリアを含む経路が選択されたか、課金エリアを含まない経路が選択されたかを判定する。
課金エリアを含む経路が選択された場合、経路選択部460は、登録者データ212に含まれる課金支払情報を携帯端末機50へ送信すると共に、料金を支払っていない場合は料金を支払うように促す情報を携帯端末機50へ送信する。
経路案内部470は、選択された経路で経路案内の演算を行い、地図データ410から案内する経路の地図や付帯情報と共に利用者に現在地から目的地までの経路案内をする画像データを作成し、携帯端末機50へ送信する。
[経路案内情報提供装置の動作手順の概略]
経路案内情報提供装置40の動作手順について説明する。
本実施形態例では、サーバ60が地図データ410を備え、携帯端末機50が利用者の操作部306および利用者への表示ユニット305を備えるために、第1の実施形態と異なる。
まず端末機である携帯端末機50から動作が開始し(動作手順1)、次にサーバ60の動作に移行する。次にサーバ60と携帯端末機50とが連携した動作に移行し、終了する。
[携帯端末機の動作手順1]
まず、携帯端末機50の動作手順1について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、携帯端末機の動作手順を示すフロー図である。図9は携帯端末機50の動作手順の全体を示す。
本動作は携帯端末機50のナビゲーションソフトウエア310が起動されることにより、その動作を開始する。
動作を開始すると、処理ユニット301は、情報取得処理を実行する(S300)。
情報取得処理(S300)の機能は処理ユニット101の情報取得処理(S100)と同様であるので、上述した図4についての説明を援用するものとする。
次に処理ユニット301は、サーバ送信処理を実行する(S310)。
サーバ送信部322は、車両識別情報と、目的地情報と、現在地情報とを、無線通信部303を介してサーバ60へ送信する。
サーバ送信処理(S310)を実行した後はサーバ60の処理に移行する。
[サーバの動作手順]
図10は、本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する、サーバの動作手順を示すフロー図である。
まず処理ユニット403は、端末受信処理を実行する(S400)。
端末受信部422は、携帯端末機50から受信した車両識別情報と、現在地情報と、目的地情報とを受信する。
次に処理ユニット403は、情報判断処理を実行する(S424)。
情報判断部424は、携帯端末機50から受信した車両識別情報に基づいて情報記憶部404に記憶された対象車データ211を参照し、受信した車両識別情報で指定された登録車両が課金エリアの課金対象車か否かを判定する。その結果、課金エリアに対する課金対象車であれば、情報判断部424は、携帯端末機50からから受信した車両識別情報に基づいて、報記憶部404に記憶された登録車データ212を参照し、料金が支払われたか否かを判定する。
次に処理ユニット403は、経路探索処理を実行する(S440)。
経路探索部440は、経路探索処理(S440)を構成する経路演算処理(S450)と、経路選択処理(S460)と、経路案内処理(S470)とを実行する。
まず処理ユニット403は、経路演算処理を実行する(S450)。
経路演算部450は、携帯端末機50から受信した目的地情報および現在地情報と、情報記憶部404に記憶された課金エリアデータ210および対象車データ211とに基づいて経路探索のための演算をする。経路演算部450は、演算の結果得られた経路が課金エリアを含む場合、課金エリアを含まない経路となるように再度経路探索のための演算をする。
次に処理ユニット403は、経路選択処理を実行する(S460)。
経路選択部460は、経路探索のための演算の結果得られた経路の候補情報を携帯端末機50へ送信する(S451)。経路の候補情報は、課金エリアを含む経路と課金エリアを含まない経路の両方である。
次に経路選択部460は、携帯端末機50から経路希望情報を受信し、経路希望情報により課金エリアを含む経路が選択されたか、課金エリアを含まない経路が選択されたかを判定する(S452)。
課金エリアを含む経路が選択された場合、経路選択部460は、登録者データ212に含まれる課金支払情報を携帯端末機50へ送信すると共に、料金を支払っていない場合は料金を支払うように促す情報を携帯端末機50へ送信する(S453)。
次に処理ユニット403は、経路案内処理を実行する(S470)。
経路案内部470は、経路選択処理で選択された経路で経路案内の演算を行い、地図データ410から案内する経路の地図や付帯情報と共に利用者に目的地までの経路案内をする画像データを作成する。次に経路案内部470は、作成した画像データを携帯端末機50へ送信する。
[携帯端末機の動作手順2]
再び図9で示すステップ350に戻って携帯端末機50の動作を説明する。
処理ユニット301は、サーバ送信処理(S310)終了後、経路探索処理を実行する(S340)。
経路探索部328は、経路探索処理(S340)を構成する経路選択処理(S360)と、経路案内処理(S370)とを実行する。
まず処理ユニット301は、経路選択処理を実行する(S360)。
経路選択部332は、まずサーバ60から受信した、経路演算の結果得られた経路の候補情報を、表示ユニット305へ出力する。経路の候補情報は、課金エリアを含む経路と課金エリアを含まない経路の両方である。
次に経路選択部332は、利用者により課金エリアを含む経路が選択されたか、課金エリアを含まない経路が選択されたかを判定して課金エリアへの進入を許容するか否か含む経路希望情報を生成し、経路希望情報をサーバ60へ送信する。また経路選択部332は、課金支払情報をサーバ60から受信すれば、課金支払情報を表示ユニット305へ出力する。また経路選択部332は、料金を支払うように促す情報をサーバ60から受信すれば、料金を支払うように促す情報を表示ユニット305へ出力する。
次に処理ユニット301は、経路案内処理を実行する(S370)。
経路案内部334は、サーバ60から送信された目的地までの経路案内をする画像を表示ユニット305へ出力する。
本実施形態では、料金を支払うように促す情報を表示ユニット305へ出力したが、これに限らず、当該情報をスピーカ308へ音声メッセージとして出力するものとしてもよい。
本実施形態によれば、端末機として携帯端末機50を用いて構成しているので、ナビゲーション装置が車載されていない車両を利用する場合でも、利用者は容易にリアルタイム性が保証された信頼できる経路探索をすることができる。
[他の利用態様]
本実施形態では、携帯端末機が利用できる車両は固定されない。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る経路案内情報提供装置を構成する携帯端末機を、2つの車両で使用するシステム構成を示すブロック図である。
携帯端末機50は、利用者が第1の車両501に乗車した場合は、車載装置である車両情報記憶装置503と通信して第1の車両501の車両識別情報を取得し、利用者が第2の車両502に乗車した場合は、車載装置である車両情報記憶装置504と通信して第2の車両の車両識別情報を取得する。
このように利用者が利用する種々の車両で実現できるので、携帯端末機の利用者が車を複数台所有している場合や、車を買い替えた場合や、レンタカーを利用する場合や、車を乗り換えた場合でも、利用者は課金エリアにおける課金有無を適切に判断が可能で、利用者のニーズに合った適切な経路探索を行える。
本実施形態によれば、サーバ60は情報記憶部404に最新の課金エリアデータ210と対象車データ211を記憶し、端末機である携帯端末機50は、経路探索を行う都度、サーバから受信する課金エリア情報および対象車情報とに基づいた経路探索結果を得られるので、リアルタイム性が保証され、利用者のニーズに合った経路探索を行える。
また本実施形態によれば、端末機である携帯端末機50は車両の種別を特定する車両識別情報をサーバ60へ送信し、サーバ60は車両識別情報を用いて課金エリアの課金対象車か否か判定するので、課金エリアの課金対象車か否かを正確に判断できる。
また本実施形態によれば、サーバ60は、予め登録された登録車両に対して、課金エリアに進入するための料金が支払い済みか否かを示す課金支払情報を有し、端末機である携帯端末機50は、探索された経路が課金エリアを利用するものであり、且つ課金エリアに進入するための料金が未払いの場合に、料金の支払いを促す情報を出力するので、利用者は料金未納状態での課金エリアの車両進入を回避することができる。
また本実施形態によれば、端末機である携帯端末機50は、車両の運転者が課金エリアの進入を希望するか否かを問い合わせる手段を有し、携帯端末機50は、車両の運転者が課金エリアの進入を希望しない場合に、課金エリアを回避する経路情報を提供するので、利用者は希望に沿った経路探索を行うことができる。
本実施形態によれば、サーバ60は情報記憶部404に最新の課金エリアデータ210と課金支払情報を含む対象車データ211を記憶し、携帯端末機50から受信した車両識別情報と、目的地情報と、現在地情報と、経路希望情報と、情報記憶部404に記憶された課金エリア情報と、対象車情報とに基づいた経路探索結果を得られるので、リアルタイム性が保証され、利用者のニーズに合った経路探索を行える。
以上説明したように、第1および第2の実施形態に係る装置によれば、サーバは自己の情報記憶部に最新の課金エリア情報と対象車情報を記憶し、端末機は経路探索を行う都度、サーバから受信する課金エリア情報および対象車情報とに基づいた経路探索結果を得られるので、リアルタイム性が保証され、利用者はニーズに合った経路探索を行うことができる。
なお本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1、40・・・経路案内情報提供装置、10、503、504・・・車両情報記憶装置、11・・・車両情報記憶部、12・・・通信部、20・・・ナビゲーション装置、30、60・・・サーバ、50・・・携帯端末機、101、301・・・処理ユニット、102、302・・・測位部、103、303・・・無線通信部、104、304・・・有線通信I/F部、105、305・・・表示ユニット、106,306・・・操作部、107,307・・・情報記憶部、108,308・・・スピーカ、110、410・・・地図データ、111・・・課金エリアデータ、112・・・対象車データ、113、312・・・作業データ、120、320・・情報取得部、122、322・・・サーバ送信部、124・・・サーバ受信部、126・・・データ更新部、128、328・・・経路探索部、130・・・経路演算部、132、332・・・経路選択部、134、334・・・経路案内部、201・・・無線通信部、202・・・有線通信I/F部、203、403・・・処理ユニット、204・・・情報記憶部、210・・・課金エリアデータ、211・・・対象車データ、212・・・登録車データ、213・・・作業データ、220、420・・・データ更新部、222、422・・・端末受信部、224、424・・・情報判断部、226・・・端末送信部、310・・・ナビゲーションソフトウエア、440・・・経路探索部、450・・・経路演算部、460・・・経路選択部、470・・・経路案内部、501・・・第1の車両、502・・・第2の車両。

Claims (7)

  1. 車両の現在地から目的地までの経路案内情報の提供を行う端末機と、前記端末機と通信を行うサーバと、を含んで構成される経路案内情報提供装置であって、
    前記サーバは、
    特定車両を除く対象車両の進入に料金の支払いが必要とされる課金エリアの地図上の位置を示すエリア情報と、前記課金エリアにおける前記特定車両または前記対象車両を示す対象車情報と、を記憶するサーバ記憶手段と、
    前記エリア情報と、前記対象車情報とを更新するサーバ処理ユニットとを備え、
    前記端末機は、端末処理ユニットを備え、
    前記端末処理ユニットおよび前記サーバ処理ユニットの少なくともいずれか一方は、
    前記エリア情報および前記対象車情報の双方を参照して、前記現在地から前記目的地までの経路探索を行う、
    装置。
  2. 前記端末処理ユニットは、車両の種別を特定する車両識別情報をサーバへ送信し、
    前記サーバ処理ユニットは、前記車両識別情報を用いて前記課金エリアの課金対象車か否か判定する、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記端末機は、車両の利用者が携帯可能であるとともに、前記車両に搭載された車載装置と通信可能な携帯端末機であり、
    前記端末処理ユニットは、前記車載装置から前記車両識別情報を受信し、前記車両識別情報を前記サーバへ送信する、
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記サーバ記憶手段は、予め登録された登録車両に対して、前記課金エリアに進入するための料金が支払い済みか否かを示す課金支払情報を記憶し、
    前記端末処理ユニットは、探索された経路が前記課金エリアを利用するものであり且つ前記課金エリアに進入するための料金が未払いの場合に、前記料金の支払いを促す情報を出力する、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記端末処理ユニットは、前記車両の運転者が前記課金エリアの進入を希望するか否かの問い合わせを表示出力し、
    前記課金エリアの進入を希望しない選択が入力された場合に、前記課金エリアを回避する経路情報を提供する、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 予め登録された登録車両に関する情報を記憶するとともに、前記登録車両の利用者が携帯する端末機または前記登録車両に搭載された前記端末機と通信を行い、前記端末機から要求された情報を提供するサーバであって、
    処理ユニットと、
    特定車両を除く対象車両の進入に料金の支払いが必要とされる課金エリアの地図上の位置を示すエリア情報と、前記課金エリアにおける特定車両または対象車両を示す対象車情報と、前記登録車両に対して前記課金エリアに関する料金を支払ったか否かを示す課金支払情報と、を記憶する記憶装置とを備え、
    前記処理ユニットは、
    車両の種別を特定する車両識別情報と、前記車両の現在地を示す現在地情報と、前記車両の目的地を示す目的地情報と、前記課金エリアへの進入を許容するか否かを含む経路希望情報と、を前記端末機から受信し、
    前記受信した情報および前記記憶装置の情報に基づいて、前記現在地から前記目的地までの経路探索を行う、
    サーバ。
  7. 車両に搭載され、または前記車両内に持ち込まれ、遠隔地にあるサーバと通信を行って所定の情報を受信し、前記受信した情報を用いて前記車両の現在地から目的地までの経路案内情報の提供を行う端末機であって、
    前記経路案内情報の提供を行う処理ユニットを備え、
    前記処理ユニットは、
    利用者から前記経路案内の要求入力があった都度前記サーバと通信を行い、
    特定車両を除く対象車両の進入に料金の支払いが必要とされる課金エリアの地図上の位置を示すエリア情報と、前記課金エリアにおける前記特定車両または前記対象車両を示す対象車情報と、を前記サーバから受信し、
    前記エリア情報と前記対象車情報とに基づいて、前記現在地から前記目的地までの経路探索を行う、
    端末機。
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