JP2014169681A - エンジン - Google Patents

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貴久 立石
Yoshiaki Miyawaki
義明 宮脇
Yosuke Nakamizo
陽介 中溝
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Abstract

【課題】給気経路に供給された空気の給気温度を予め定めた所定の温度範囲に収めることができるエンジンを提供する。
【解決手段】給気経路にインタークーラを設け、インタークーラと熱交換器との間に冷却水を循環させる冷却水回路を設けたエンジンにおいて、冷却水回路における熱交換器からインタークーラに到る冷却水の第1経路と冷却水回路におけるインタークーラから熱交換器に到る冷却水の第2経路とをバイパスするバイパス経路を設け、第1経路とバイパス経路との合流部または第2経路とバイパス経路との分岐部に三方弁を設け、インタークーラ通過後の給気経路に温度センサを設け、温度センサにより検知した検知温度が予め定めた所定の温度範囲に収まるように三方弁のバイパス経路に対する開口と熱交換器側の経路に対する開口との割合を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸気(または給気)経路に供給された空気を冷却水により冷却するエンジンに関する。
吸気経路に供給された空気を冷却水により冷却するエンジンとして、例えば、吸気経路にインタークーラを設け、インタークーラと熱交換器との間に冷却水を循環させる冷却水回路を設けたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−223055号公報
このようなエンジンでは、湿度(絶対湿度)が比較的低い環境において給気経路に供給された空気の給気温度が高くなると、NOx(窒素酸化物)の排出量が増加する傾向がある。一方、給気経路に供給された空気の給気温度が低くなり過ぎると、インタークーラ内で発生する結露による空気の水分が影響して気筒内の点火不良により失火の原因となったり、発電効率が低下したりすることがある。このため、給気経路に供給された空気の給気温度を予め定めた所定の温度範囲に収めることが重要な課題となっている。
しかしながら、特許文献1には、吸気経路に供給された空気の吸気温度自体を所定の温度範囲に収める構成については何も示されていない。
そこで、本発明は、吸気(または給気)経路に供給された空気の給気温度を予め定めた所定の温度範囲に収めることができるエンジンを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、給気経路にインタークーラを設け、前記インタークーラと熱交換器との間に冷却水を循環させる冷却水回路を設けたエンジンにおいて、前記冷却水回路における前記熱交換器から前記インタークーラに到る前記冷却水の第1経路と前記冷却水回路における前記インタークーラから前記熱交換器に到る前記冷却水の第2経路とをバイパスするバイパス経路を設け、前記第1経路と前記バイパス経路との合流部または前記第2経路と前記バイパス経路との分岐部に三方弁を設け、前記インタークーラ通過後の前記給気経路に温度センサを設け、前記温度センサにより検知した検知温度が予め定めた所定の温度範囲に収まるように前記三方弁の前記バイパス経路に対する開口と前記熱交換器側の経路に対する開口との割合を制御することを特徴とするエンジンを提供する。
本発明によると、前記温度センサにより検知した検知温度が予め定めた所定の温度範囲に収まるように前記三方弁の前記バイパス経路に対する開口と前記熱交換器側の経路に対する開口との割合を制御するので、前記給気経路に供給された空気の給気温度を予め定めた所定の温度範囲に収めることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るエンジンにおける給気冷却システムを中心に示す概略ブロック図である。 図1に示すエンジンにおける制御部を中心に示すシステムブロック図である。 エンジンにおける制御部による給気冷却システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るエンジン100における給気冷却システム200を中心に示す概略ブロック図である。
図1に示すエンジン100は、エンジン部110に空気ARを導く給気経路120と、給気経路120によってエンジン部110に空気ARを供給する吸気(または給気)部130と、給気経路120に供給された空気ARを冷却する給気冷却システム200とを備えている。
給気冷却システム200は、給気経路120に設けられたインタークーラ(冷却器)210と、冷却水WAの熱交換器220と、インタークーラ210と熱交換器220との間に冷却水WAを循環させる冷却水回路230とを備えている。
インタークーラ210は、給気経路120に供給された空気ARを冷却水WAによって冷却するものである。
熱交換器220は、冷却水WAの熱を放熱するクーラ放熱用熱交換部221と、クーラ放熱用熱交換部221の熱を回収する熱回収用熱交換部222とを備えている。
冷却水回路230は、熱交換器220におけるクーラ放熱用熱交換部221からインタークーラ210に到る冷却水WAの第1経路231と、インタークーラ210から熱交換器220におけるクーラ放熱用熱交換部221に到る冷却水WAの第2経路232と、単位時間当たりに一定または略一定の水量Kで冷却水WAを循環させる冷却水ポンプ233とを有している。
そして、給気冷却システム200は、バイパス経路240と電動三方弁250(三方弁の一例)とをさらに備えている。
バイパス経路240は、冷却水回路230における第1経路231と第2経路232とをバイパスして冷却水WAを第2経路232の途中から分流させて第1経路231に流すものである。
電動三方弁250は、バイパス経路240および第1経路231の熱交換器220側からそれぞれ冷却水WAを流入させる2つの入口部251,252と、2つの入口部251,252からの冷却水WAを合流させて流出させる1つの出口部253と、2つの入口部251,252のうち、一方の入口部251における開口と他方の入口部252における開口との割合R1[%],R2[%]を変更可能な構成とされた電動駆動部254とを備えている。詳しくは、電動三方弁250は、一方の入口部251における開口の割合R1[%]が増加すると、他方の入口部252における開口の割合R2[%]が減少し、一方の入口部251における開口の割合R1[%]が減少すると、他方の入口部252における開口の割合R2[%]が増加するものであり、弁開度−流量特性が互いに相反する特性を有するものである。また、電動三方弁250は、二つの入口部251,252のうち、一方の入口部251から流入される冷却水の単位時間当たりの水量Kaと、他方の入口部252から流入される冷却水の単位時間当たりの水量Kbとの和(すなわち出口部253から流出される冷却水の単位時間当たりの水量)が冷却水ポンプ233の単位時間当たりの水量Kと等しくまたは略等しくなる構成とされている。なお、電動三方弁250は、従来公知のものを用いることができ、ここでは、詳しい説明は省略する。
電動三方弁250は、第1経路231とバイパス経路240との合流部αまたは第2経路232とバイパス経路240との分岐部βに設けることができる。
電動三方弁250は、第2経路232とバイパス経路240との分岐部βに設ける場合よりも、電動三方弁250からインタークーラ210に到る冷却水WAの経路を短くするという観点から、ここでは、第1経路231とバイパス経路240との合流部αに設けられている。これにより、後述するように、電動三方弁250のバイパス経路240に対する開口と熱交換器220側の経路に対する開口との割合R1[%],R2[%]を変化させたことによる作用をインタークーラ210に速やかに応答させることが可能となる。
冷却水ポンプ233は、第1経路231におけるバイパス経路240との合流部αよりもインタークーラ210側または第2経路232におけるバイパス経路240との分岐部βよりもインタークーラ210側に設けることができる。
冷却水ポンプ233は、ここでは、第1経路231におけるバイパス経路240との合流部αよりもインタークーラ210側に設けられており、インタークーラ210側に向けて(図1に示す例では反時計回りに)冷却水WAを循環させるようになっている。
具体的には、第1経路231は、インタークーラ側経路231aと、中間経路231bと、熱交換器側経路231cとで構成されている。
インタークーラ側経路231aは、一端がインタークーラ210の入口部211に連通される一方、他端が冷却水ポンプ233の出口部233bに連通されている。中間経路231bは、一端が冷却水ポンプ233の入口部233aに連通される一方、他端が合流部αに設けられた電動三方弁250の出口部253に連通されている。熱交換器側経路231cは、一端が合流部αに設けられた電動三方弁250の他方の入口部252に連通される一方、他端が熱交換器220におけるクーラ放熱用熱交換部221の出口部221bに連通されている。
第2経路232は、一端が熱交換器220におけるクーラ放熱用熱交換部221の入口部221aに連通される一方、他端がインタークーラ210の出口部212に連通されている。
バイパス経路240は、一端が第1経路231との合流部αに設けられた電動三方弁250の一方の入口部251に連通される一方、他端が第2経路232との分岐部βに連通されている。
給気経路120は、吸気(または給気)部130からの空気ARをエンジン部110に導くようになっている。吸気(または給気)部130は、給気経路120に設けられて空気(外気)ARを圧縮する過給機131と、給気経路120の過給機131よりも上流側に設けられたエアフィルタ132とを有している。給気経路120は、一端がエンジン部110の給入側に連通される一方、他端側が吸気(または給気)部130内に設けられている。
また、給気冷却システム200は、熱交換器220において冷却水WAの熱を放熱して回収した熱を冷却する冷却部260をさらに備えている。
冷却部260は、冷却塔261と冷却回路262とを備えている。冷却塔261は、熱交換器220における熱回収用熱交換部222に供給する冷却水WBを貯溜するものである。冷却回路262は、熱交換器220における熱回収用熱交換部222と冷却塔261との間に冷却水WBを循環させるものである。冷却回路262は、熱交換器220における熱回収用熱交換部222から冷却塔261に到る冷却水WBの第1経路262aと、冷却塔261から熱交換器220における熱回収用熱交換部222に到る冷却水WBの第2経路262bと、一定または略一定の水量で冷却水WBを循環させるポンプ(図示省略)とを有している。
なお、本実施の形態では、冷却部260は、水冷式ものとしたが、空冷式のものであってもよい。
かかる構成を備えた給気冷却システム200では、第1経路231におけるバイパス経路240との合流部αよりもインタークーラ210側および第2経路232におけるバイパス経路240との分岐部βよりもインタークーラ210側では、電動三方弁250の出口部253側となるため、単位時間当たり一定または略一定の水量Kで冷却水WAを流することができる。一方、バイパス経路240および熱交換器220側では、電動三方弁250の入口部251,252側となるため、電動三方弁250のバイパス経路240に対する開口と熱交換器220側の経路(ここでは第1経路231におけるバイパス経路240との合流部αよりも熱交換器220側の経路)に対する開口との割合R1[%],R2[%]に応じた単位時間当たりの水量Ka,Kb(K=Ka+Kb)で冷却水WAを流すことができる。つまり、電動三方弁250のバイパス経路240への開口の割合R1[%]を増加させてバイパス経路240に流れる冷却水WAの単位時間当たりの水量Kaを増加させるとそれに応じて電動三方弁250の熱交換器220側の経路への開口の割合R2[%]を減少させて熱交換器220におけるクーラ放熱用熱交換部221に流れる冷却水WAの単位時間当たりの水量Kbを減少させることができる。また、電動三方弁250の熱交換器220側の経路への開口の割合R2[%]を増加させて単位時間当たりの水量Kbを増加させるとそれに応じて電動三方弁250のバイパス経路240への開口の割合R1[%]を減少させて単位時間当たりの水量Kaを減少させることができる。
このように、給気冷却システム200では、電動三方弁250のバイパス経路240に対する開口と熱交換器220側の経路に対する開口との割合R1[%],R2[%]に応じて、熱交換器220におけるクーラ放熱用熱交換部221に通過させる冷却水WAの単位時間当たり水量Kbを制御することができ、従って熱交換器220により冷却する冷却水WAの温度を制御することができ、ひいてはインタークーラ210による空気ARの温度を制御することができる。
本実施の形態では、エンジン100は、インタークーラ210通過後の給気経路120aに設けられてインタークーラ210通過後の空気ARの給気温度を検知する温度センサ140と、エンジン100全体の制御を司る制御部150とをさらに備えている。
詳しくは、温度センサ140は、インタークーラ210とエンジン部110との間の給気経路120aに設けられている。温度センサ140は、給気経路120a(ここでは給気管)の温度をインタークーラ210からエンジン部110に到るまでの空気ARの給気温度として検知するようになっている。ここでは、温度センサ140は、給気経路120a(ここでは給気管)のインタークーラ210の空気AR出口213側の近傍部分(所定距離離れた部分)に設けられている。なお、本実施の形態では、空気ARの温度を温度センサ140により給気経路120である給気管を介して間接的に検知するようにしたが、直接的に検知するようにしてもよい。
制御部150は、CPU(Central Processing Unit)等の処理部151と、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリやフラッシュメモリなどの書き込み可能な不揮発性メモリおよびRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを含む記憶部152とを備えている。
図2は、図1に示すエンジン100における制御部150を中心に示すシステムブロック図である。
エンジン100は、制御部150の処理部151が記憶部152のROMに予め格納された制御プログラムを記憶部152のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素を制御するようになっている。また、記憶部152における不揮発性メモリには、エンジン100の動作パラメータや設定データなどの各種システム情報が格納されている。
そして、制御部150は、温度センサ140により検知した検知温度(給気温度)が予め定めた所定の温度範囲Ta(例えば38℃±1℃)に収まるように電動三方弁250のバイパス経路240に対する開口と熱交換器220側の経路に対する開口との割合R1[%],R2[%]を制御する給気温度制御手段P1を備えている。ここで、所定の温度範囲Taは、記憶部152の不揮発性メモリに予め設定(記憶)されている。なお、所定の温度範囲Taは、実験等により予め決定しておくことができる。
温度センサ140は、制御部150の入力系に電気的に接続されており、検知した検知温度(給気温度)を制御部150に入力するようになっている。電動三方弁250は、制御部150の出力系に電気的に接続されており、制御部150からの指示信号によって電動駆動部254が作動制御されてバイパス経路240を通過する熱交換させない冷却水WAの単位時間当たり水量Kaと熱交換器220におけるクーラ放熱用熱交換部221を通過する熱交換させる冷却水WAの単位時間当たり水量Kbとを調整するようになっている。
すなわち、制御部150は、温度センサ140により検知した検知温度(給気温度)が所定の温度範囲Ta(例えば38℃±1℃)を上回る場合には、電動三方弁250の熱交換器220側の経路への開口の割合R2[%]を増加させて単位時間当たりの水量Kbを増加させる制御を行う。また、制御部150は、温度センサ140により検知した検知温度(給気温度)が所定の温度範囲Ta(例えば38℃±1℃)を下回る場合には、電動三方弁250のバイパス経路240への開口の割合R1[%]を増加させて単位時間当たりの水量Kaを増加させる制御を行う。また、制御部150は、温度センサ140により検知した検知温度(給気温度)が所定の温度範囲Ta(例えば38℃±1℃)内にある場合には、電動三方弁250のバイパス経路240への開口の割合R1[%]および熱交換器220側の経路への開口の割合R2[%]を維持して単位時間当たりの水量Ka,Kbを維持する制御を行う。
図3は、エンジン100における制御部150による給気冷却システム200の制御動作の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、制御部150は、先ず、温度センサ140によりインタークーラ210通過後の空気ARの給気温度を検知する(ステップS1)。
次に、制御部150は、記憶部152に予め設定されている所定の温度範囲Taを読み出して温度センサ140による検知温度が所定の温度範囲Taを上回った否かを判断し(ステップS2)、検知温度が所定の温度範囲Taを上回っていない場合には(ステップS2:No)、ステップS3に移行する一方、検知温度が所定の温度範囲Taを上回った場合には(ステップS2:Yes)、電動三方弁250の熱交換器220側の経路への開口の割合R2[%]を増加させ(ステップS4)、ステップS7に移行する。これにより、電動三方弁250の熱交換器220側の経路への開口の割合R2[%]を増加させる一方、電動三方弁250のバイパス経路240への開口の割合R1[%]を減少させることができ、従って、熱交換させる冷却水WAの熱交換器220への単位時間当たりの水量Kbを増加させる一方、熱交換させない冷却水WAのバイパス経路240への単位時間当たりの水量Kaを減少させることができる。かくして、制御部150は、インタークーラ210通過後の空気ARの給気温度を下げる方向に制御することができる。
次に、制御部150は、温度センサ140による検知温度が所定の温度範囲Taを下回った否かを判断し(ステップS3)、検知温度が所定の温度範囲Taを下回っていない場合には(ステップS3:No)、ステップS5に移行する一方、検知温度が所定の温度範囲Taを下回った場合には(ステップS3:Yes)、電動三方弁250のバイパス経路240への開口の割合R1[%]を増加させ(ステップS6)、ステップS7に移行する。これにより、電動三方弁250のバイパス経路240への開口の割合R1[%]を増加させる一方、電動三方弁250の熱交換器220側の経路への開口の割合R2[%]を減少させることができ、従って、熱交換させない冷却水WAのバイパス経路240への単位時間当たりの水量Kaを増加させる一方、熱交換させる冷却水WAの熱交換器220への単位時間当たりの水量Kbを減少させることができる。かくして、制御部150は、インタークーラ210通過後の空気ARの給気温度を上げる方向に制御することができる。
次に、制御部150は、検知温度が所定の温度範囲Taを上回っても下回ってもいない場合には(ステップS2:No,ステップS3:No)、電動三方弁250のバイパス経路240への開口の割合R1[%]および熱交換器220側の経路への開口の割合R2[%]を維持する(ステップS5)。これにより、熱交換させない冷却水WAのバイパス経路240への単位時間当たりの水量Ka、および熱交換させる冷却水WAの熱交換器220への単位時間当たりの水量Kbを維持することができる。
次に、制御部150は、運転終了の指示があるまで(ステップS7:No)、ステップS1〜S7の処理を繰り返し、運転終了の指示があると(ステップS7:Yes)、運転を終了する(ステップS8)。
以上説明したように、本実施の形態に係るエンジン100では、温度センサ140により検知したインタークーラ210通過後の空気ARの検知温度(給気温度)が予め定めた所定の温度範囲Taに収まるように電動三方弁250のバイパス経路240に対する開口と熱交換器220側の経路に対する開口との割合R1[%],R2[%]を制御するので、給気経路120からエンジン部110に供給する空気ARの給気温度を予め定めた所定の温度範囲Taに収めることが可能となる。
しかも、エンジン部110に供給する空気ARを冷却させるにあたって、温度センサ140により検知した検知温度(給気温度)が所定の温度範囲Taを上回るときには、熱交換させる冷却水WAの熱交換器220への単位時間当たりの水量Kbを増加させる一方、熱交換させない冷却水WAのバイパス経路240への単位時間当たりの水量Kaを減少させ、温度センサ140により検知した検知温度(給気温度)が所定の温度範囲Taを下回るときには、熱交換させない冷却水WAのバイパス経路240への単位時間当たりの水量Kaを増加させる一方、熱交換させる冷却水WAの熱交換器220への単位時間当たりの水量Kbを減少させることができ、これにより、エンジン部110に供給する空気ARを迅速にかつ安定的に冷却させることが可能となる。
ところで、四季のある日本のような地域において、冬季では気温が低いことからインタークーラ210通過後の空気ARの給気温度が低くなるため、また、夏季では気温が高いものの湿度(絶対湿度)が高いことから空気ARに凝縮水が含まれやすくなるため、何れにしてもNOxの排出量が減少する傾向にある。これに対して、春・秋の中間季では気温が冬季よりも高く湿度(絶対湿度)が夏季よりも低いため、NOxの排出量が増加する傾向にある。従って、本実施の形態に係るエンジン100では、NOxの排出量が増加する傾向にある春・秋の中間季で、特に有効となる。
なお、本実施の形態に係るエンジン100は、それには限定されないが、例えば、系統連系運転で発電を行う発電機、自立運転で発電を行う発電機、或いは系統連系運転と自立運転とを切り換えて発電を行う発電機に好適に用いることできる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 エンジン
110 エンジン部
120 給気経路
130 吸気(または給気)部
131 過給機
132 エアフィルタ
140 温度センサ
150 制御部
151 処理部
152 記憶部
200 給気冷却システム
210 インタークーラ
220 熱交換器
221 クーラ放熱用熱交換部
222 熱回収用熱交換部
230 冷却水回路
231 第1経路
231a インタークーラ側経路
231b 中間経路
231c 熱交換器側経路
232 第2経路
233 冷却水ポンプ
240 バイパス経路
250 電動三方弁250(三方弁の一例)
260 冷却部
261 冷却塔
262 冷却回路
AR 空気
WA 冷却水
WB 冷却水
α 合流部
β 分岐部

Claims (1)

  1. 給気経路にインタークーラを設け、前記インタークーラと熱交換器との間に冷却水を循環させる冷却水回路を設けたエンジンにおいて、
    前記冷却水回路における前記熱交換器から前記インタークーラに到る前記冷却水の第1経路と前記冷却水回路における前記インタークーラから前記熱交換器に到る前記冷却水の第2経路とをバイパスするバイパス経路を設け、
    前記第1経路と前記バイパス経路との合流部または前記第2経路と前記バイパス経路との分岐部に三方弁を設け、
    前記インタークーラ通過後の前記給気経路に温度センサを設け、
    前記温度センサにより検知した検知温度が予め定めた所定の温度範囲に収まるように前記三方弁の前記バイパス経路に対する開口と前記熱交換器側の経路に対する開口との割合を制御することを特徴とするエンジン。
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