JP2014167964A - 温度部材用の支持部材及び保温輸送管 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】温度板6を載置固定した載置部材5の外周面とケース2の内周面9との間を支持部材7によって架橋して、載置部材5をケース2に支持する。支持部材7は、載置部材5の外周面とケース2の内周面9との間隔よりも長い長さ寸法を有する中間部7bを備えている。中間部7bの弾性変形力によって、載置部材5はケース2の中央に配され、熱伸縮に伴う温度板6の変位を、中間部7bの変形によって吸収することができる。また、支持部材7を薄板金属で構成することにより、支持部材7の熱容量を小さく構成できる。
【選択図】 図1
Description
また、基板受け部の板厚や支持容器の板厚及び断熱リングの板厚をそれぞれ厚く構成することによって、温度板支持装置を製造するときの製造コストの上昇を招いてしまうことになる。
その結果、特許文献1の場合と同様に、隙間の間隔が場所によって異なってしまうことが生じ、特許文献1の場合と同様の問題が生じることになる。
そして、細かく制御を行うためには、制御可能な多数の抵抗発熱体をセラミック基板内に設けておかなければならず、各抵抗発熱体をそれぞれ個別に制御することが必要になる。しかも、各抵抗発熱体を別個に精度良く制御するためには、セラミック基板の各部位における温度をそれぞれ検出することが必要となる。このように、熱板支持装置を製造するため部品点数の増大、製造時間の長時間化、コストの上昇等を招いてしまうことになる。
即ち、本願発明に係わる温度部材用の支持部材は、温度状態を変更できる温度部材と、前記温度部材から離間して前記温度部材の周囲を囲む保温部材と、の間を架橋して断熱状態にて支持する支持部材であって、
前記支持部材は、薄板金属に折り曲げ加工を施して、前記保温部材及び前記温度部材とは別体に構成され、前記支持部材は、前記温度部材に固定される支持面と、前記保温部材に固定される取付面と、前記支持面と前記取付面との間を接続する中間部と、を有し、
前記中間部は、前記取付面を固定した前記保温部材の部位と、前記支持面を固定した前記温度部材の部位との間隔よりも長い長さ寸法に形成され、かつ熱伸縮した前記温度部材に生じる変位を吸収できる弾性変形可能な形状に構成され、前記支持部材が、前記温度部材と前記保温部材との間を架橋して両者の間を支持するのに十分な剛性を有し、熱容量が小さく、かつ、熱抵抗が大きく構成されていることを最も主要な特徴としている。
更にまた、本願発明に係わる温度部材用の支持部材では、前記支持部材が、複数形成され、複数形成された前記各支持部材は、前記温度部材と前記保温部材との間を前記温度部材の周方向における複数個所で架橋して支持可能であることを主要な特徴としている。
更に、本願発明に係わる温度部材用の支持部材では、前記温度部材と前記支持部材とが、同一素材で構成されていることを主要な特徴としている。
前記支持部材は、前記断熱ジャケット内に配した前記主配管と前記断熱ジャケットとの間を架橋して支持した際、前記断熱ジャケットの両端面と前記主配管の両端面との間に形成される隙間を架橋する形で配されて、前記断熱ジャケットと前記主配管とが離間した状態及び前記隙間を維持していることを最も主要な特徴としている。
支持部材に十分な剛性を持たせておくための構成としては、鉛直方向に対する剛性を確保できる構成であれば良く、例えば、中間部に対して鉛直方向に交差する方向に沿って形成した複数の波付け形状や鉛直方向に交差する方向に沿ったフランジ部を少なくとも一条以上設けた構成にしておくことができる。
また、支持部材を複数個形成した場合には、支持部材の横幅として、支持面及び取付面における横幅よりも中間部における横幅を幅狭に構成しておくことによっても、あるいは、中間部において中間部の長さ方向に沿ったスリットを形成しておくことによっても、支持部材の熱容量を小さく、かつ、熱抵抗が大きく構成しておくことができる。
このように構成しておくことにより、支持面や取付面に波付け形状の加工を施しておけば、支持面や取付面を線接触状態で温度部材や保温部材に固定することができる。また、中間部に波付け形状の加工を施しておけば、中間部の長さ寸法を長く形成することができるとともに、中間部における熱容量を小さく構成できる。
そして、中間部における弾性変形を生じ易い構成にしておくことができ、中間部が、熱伸縮を行った温度部材の変位に効率よく追従して弾性変形することができる。
尚、支持フランジ部2bの板厚を、ケース本体部2aにおける板厚よりも薄く構成しておくことにより、支持フランジ部2bにおける熱容量を小さく構成しておくことができる。
載置部材5の外周端面と支持フランジ部2bの内周面9との間の隙間には、支持部材7が架橋された状態で配されており、支持部材7によって載置部材5を支持している。
尚、図5、図6では、温度板6の半周分の斜視図を示している。
また、密閉空間8を真空状態とした場合には、真空状態の密閉空間8内では、温度板6からの熱の拡散を低く抑えておくことができるので、魔法瓶のような保温容器として使用することもできる。
温度板6に穿設した座繰り孔に挿入したボルト(不図示)とナット5aとを螺合させることで、温度板6を載置部材5に固定することができる。
尚、図示例では支持部材10〜19、10’〜12’、14’における板厚を厚めに図示しているが、これは、支持部材10〜19、10’〜12’、14’の各構成を見易くするために行ったものである。また、図2〜図6では、構成を分かり易くするため、一部の部材の図示を省略して簡略的に記載するとともに、支持部材10〜19、10’〜12’、14’の形状を拡大して誇張した状態で図示している。
そして、支持部材12としては、中間部12bによって温度板6とケース2との間を架橋した状態に配設しておくことができる。
そして、主配管21からの熱が断熱ジャケット22に伝熱されたときに、断熱ジャケット22が軸方向に熱伸縮するのを、複数個形成した環状の凹部22aが変形することによって吸収できる。
Claims (7)
- 温度状態を変更できる温度部材と、前記温度部材から離間して前記温度部材の周囲を囲む保温部材と、の間を架橋して断熱状態にて支持する支持部材であって、
前記支持部材は、薄板金属に折り曲げ加工を施して、前記保温部材及び前記温度部材とは別体に構成され、
前記支持部材は、前記温度部材に固定される支持面と、前記保温部材に固定される取付面と、前記支持面と前記取付面との間を接続する中間部と、を有し、
前記中間部は、前記取付面を固定した前記保温部材の部位と、前記支持面を固定した前記温度部材の部位との間隔よりも長い長さ寸法に形成され、かつ熱伸縮した前記温度部材に生じる変位を吸収できる弾性変形可能な形状に構成され、
前記支持部材が、前記温度部材と前記保温部材との間を架橋して両者の間を支持するのに十分な剛性を有し、熱容量が小さく熱抵抗が大きく構成されていることを特徴とする温度部材用の支持部材。 - 前記温度部材に固定された前記支持面の固定状態、及び前記保温部材に固定された前記取付面の固定状態のうちで少なくとも一方の固定状態が、点接触及び/又は線接触の状態で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の温度部材用の支持部材。
- 前記支持部材は、前記支持面、前記取付面及び前記中間部の各部位のうち少なくとも一つの部位に対して波付け形状の加工が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の温度部材用の支持部材。
- 前記支持部材が、複数形成され、
複数形成された前記各支持部材は、前記温度部材と前記保温部材との間を前記温度部材の周方向における複数個所で架橋して支持可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の温度部材用の支持部材。 - 前記支持部材は、前記温度部材の周方向における全周に亘って前記保温部材との間を覆う形状に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の温度部材用の支持部材。
- 前記温度部材と前記支持部材とが、同一素材で構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の温度部材用の支持部材。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の温度部材用の支持部材を用いて構成され、
前記温度部材は、温度状態を変更できる主配管として構成され、
前記保温部材は、前記主配管を離間した状態で軸方向に沿って収納する断熱ジャケットとして構成され、
前記断熱ジャケットの軸方向における長さ寸法は、前記主配管の軸方向における長さ寸法よりも短い長さ寸法に構成され、
前記支持部材は、前記断熱ジャケット内に配した前記主配管と前記断熱ジャケットとの間を架橋して支持した際、前記断熱ジャケットの両端面と前記主配管の両端面との間に形成される隙間を架橋する形で配されて、前記断熱ジャケットと前記主配管とが離間した状態及び前記隙間を維持していることを特徴とする保温輸送管。
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Cited By (2)
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JP2020526297A (ja) * | 2017-07-07 | 2020-08-31 | コンセプト グループ エルエルシー | 真空絶縁物品の結合構成 |
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