JP2014165863A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリア周波数誤差の推定精度を向上できる受信装置を提供する。
【解決手段】位相が回転される変調方式により変調された信号を受信する受信装置であって、変調方式に応じた回転量により、サンプリング信号の位相を逆回転し、この信号と所定の信号との相関値を順次演算し、相関値のうち、変調方式に応じて分割された周期における最大値であり、変調方式に応じた回転量により回転された最大相関値を順次出力し、複数の最大相関値間の位相回転量に応じて、送受信装置間のキャリア周波数誤差を推定し、推定されたキャリア周波数誤差に応じて、サンプリング信号の位相を回転する。
【選択図】図1

Description

本開示は、受信装置及び受信方法に関する。
無線通信における変調方式の1つに、位相が回転された変調方式(例えば、π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調、π/4シフトBPSK変調)がある。
位相が回転された変調方式により変調された信号列に対して相関値を得る方法として、受信信号の位相を変調方式に対応した回転量により逆回転し、逆回転した受信信号から相関値を得る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3811002号公報
特許文献1の受信装置では、得られた相関値を用いて、送受信装置間のキャリア周波数誤差を推定する場合、送受信装置間にサンプリング周波数誤差があるとキャリア周波数誤差の推定精度が不十分であった。
本開示は、上記従来の事情に鑑みてなされたもので、キャリア周波数誤差の推定精度を向上できる受信装置及び受信方法を提供する。
本開示の受信装置は、送信装置から位相が回転される変調方式により変調された信号を受信する受信装置であって、前記変調方式に応じた回転量により、受信信号が所定のサンプリング周波数によりサンプリングされた信号の位相を逆回転する位相逆回転部と、前記位相逆回転部により位相が逆回転された信号と所定の信号との相関値を順次演算する相関部と、前記相関部により順次演算された相関値のうち、前記所定の信号の長さに応じて分割された周期における最大値であり、前記変調方式に応じた回転量により回転された最大相関値を順次出力する最大相関値処理部と、前記最大相関値処理部により順次出力された複数の最大相関値間の位相回転量に応じて、前記送信装置と当該受信装置との間のキャリア周波数誤差を推定するキャリア周波数誤差推定部と、前記キャリア周波数誤差推定部により推定されたキャリア周波数誤差に応じて、前記サンプリングされた信号の位相を回転するキャリア周波数誤差補正部と、を備える。
本開示によれば、キャリア周波数誤差の推定精度を向上できる。
第1の実施形態における受信装置の構成例を示すブロック図 第1の実施形態における位相回転部の構成の第1例を示す模式図 第1の実施形態における位相回転部の構成の第2例を示す模式図 第1の実施形態における位相回転部の構成の第3例を示す模式図 第1の実施形態における各サンプルの相関値の一例を示す模式図 (A)〜(C)位相回転部がなく、Fs_t=Fs_rの場合の最大相関値の各特性の一例を示す模式図 (A)〜(C)位相回転部がなく、Fs_t<Fs_rの場合の最大相関値の各特性の一例を示す模式図 (A)〜(C)位相回転部がなく、Fs_t>Fs_rの場合の最大相関値の各特性の一例を示す模式図 第1の実施形態におけるFs_t=Fs_rの場合のπ/2シフトによる位相回転量と−π/2シフトによる位相逆回転量との関係の一例を示す模式図 第1の実施形態におけるFs_t<Fs_rの場合のπ/2シフトによる位相回転量と−π/2シフトによる位相逆回転量との関係の一例を示す模式図 第1の実施形態におけるFs_t>Fs_rの場合のπ/2シフトによる位相回転量と−π/2シフトによる位相逆回転量との関係の一例を示す模式図 第1の実施形態における最大相関値の位相補正例を示す模式図 第1の実施形態における最大相関値の位相変化及び基準位相の位相変化の特性の一例を示す模式図 第1の実施形態におけるキャリア周波数誤差補正部の構成の第1例を示す模式図 第1の実施形態におけるキャリア周波数誤差補正部の構成の第2例を示す模式図 第2の実施形態における受信装置の構成例を示すブロック図 第2の実施形態における位相回転部の構成例を示す模式図 送受信装置間にキャリア周波数誤差が存在し、サンプリング周波数誤差が存在しない場合のキャリア周波数誤差による最大相関値の位相の回転を示す模式図 送受信装置間にキャリア周波数誤差及びサンプリング周波数誤差が存在する場合のキャリア周波数誤差による最大相関値の位相の回転を示す模式図
以下、本開示の実施形態について、図面を用いて説明する。
(本開示の一形態を得るに至った経緯)
無線通信では、例えば送受信装置間のキャリア周波数誤差が、通信品質を低下させる要因の1つである。キャリア周波数誤差は、送信装置が用いる搬送波と受信装置が用いる搬送波との周波数の差異である。
無線通信では、例えば、既知信号の繰り返し区間(例えば通信信号におけるプリアンブル)の相関値の最大値を用いて、送受信装置間のキャリア周波数誤差を推定することがある。
特許文献1の受信装置は、例えばπ/2ラジアン回転された信号を受信し、受信信号の位相をπ/2ラジアン逆回転して相関値を算出し、相関値の最大値を検出する。
特許文献1の受信装置をキャリア周波数誤差の推定に適用する場合、複素数により得られる相関値を用いる。送信装置のπ/2シフトによる位相回転量と受信装置の位相逆回転部の−π/2シフトによる位相逆回転量との和が一定であれば、繰り返し区間において得られる相関値の最大値の位相が、送受信装置間のキャリア周波数誤差に応じて回転する。
図18は、特許文献1の受信装置による受信処理における最大相関値の位相回転の様子を示す模式図である。特許文献1の受信装置は、最大相関値の位相が回転する場合、最大相関値の平均位相回転量(図19における各点を結んだ直線の傾き)から、キャリア周波数誤差を推定できる。
しかし、送受信装置間にサンプリング周波数誤差が存在する場合、π/2シフトされた受信信号に対する−π/2シフトのタイミングが徐々にずれる。
図19は、送受信装置間にキャリア周波数誤差及びサンプリング周波数誤差が存在する場合の最大相関値の位相変化を示す模式図である。図19は、送信サンプリング周波数が受信サンプリング周波数よりも低い場合を示す。
図19では、点線により囲まれた箇所190において、最大相関値の位相が約−π/2ラジアン回転する。つまり、最大相関値の位相変化に不連続点が存在する。従って、最大相関値の平均位相回転量が不連続となり、キャリア周波数誤差の推定精度が劣化する。
以下、キャリア周波数誤差の推定精度を向上できる受信装置及び受信方法について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における受信装置1000の構成例を示すブロック図である。受信装置1000は、サンプル部101、位相逆回転部103、相関値計算部105、位相回転部107、最大値検出部109、キャリア周波数誤差推定部111、及びキャリア周波数誤差補正部113を備える。図1は、キャリア周波数誤差の補正に関連する部分を含む。
受信装置1000は、所定の変調方式により変調された信号を送信装置(不図示)から受信する。所定の変調方式は、例えば、位相が回転された変調方式を含む。また、受信装置1000は、順次受信信号を受信し、順次後段のブロックにおける処理が行われる。
サンプル部101は、受信信号100を所定のサンプリング周波数Fs_rによりサンプリングし、受信サンプル102を出力する。ここでは、受信信号100のシンボルレートをRsymとした場合、一例としてFs_r≒Rsymとする。即ち、サンプル部101は、受信信号100を1倍オーバーサンプルする。なお、送信装置のサンプリング周波数をFs_tとし、送信装置も1倍オーバーサンプルするものとする。即ち、Fs_t=Rsymである。
位相逆回転部103は、変調方式に対応した回転量により受信サンプル102の位相を逆回転し、位相逆回転された受信サンプル104を出力する。変調方式としては、例えばπ/2シフトBPSKが用いられる。変調方式がπ/2シフトBPSKの場合、位相逆回転部103は、(式1)に示すように、受信サンプル102の位相を−π/2ラジアンずつ逆回転する(−π/2シフトする)。
Figure 2014165863
なお、Rx:受信サンプル102、Rx’:−π/2シフトされた受信サンプル104、である。
相関値計算部105は、所定の既知信号列(例えばプリアンブルに用いられる信号列)と受信サンプル104における所定信号列(例えばプリアンブルの信号列)との相関値106を演算し、相関値106を出力する。
例えば、60GHz帯のミリ波を用いる高速無線LAN規格のIEEE802.11adでは、プリアンブル区間にπ/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調されたGolay系列を繰り返し送信することが規定されている。受信装置1000は、例えばミリ波に用いる信号を受信する。
位相回転部107は、変調方式に対応した回転量により順次導出された相関値106の位相を回転し、位相が回転された相関値108を出力する。例えば、変調方式がπ/2シフトBPSKの場合、位相回転部107は、(式2)に示すように、相関値106の位相をπ/2ラジアンずつ回転する(π/2シフトする)。
Figure 2014165863
なお、C:相関値106、C’:π/2シフトされた相関値108、である。
図2〜図4は、位相回転部107の構成例を示す模式図である。相関値106及び相関値108は、複素数により表されるので、図2〜図4では、相関値106及び相関値108をI成分とQ成分とに分けて図示する。
図2は、位相回転部107が複素の乗算器を含む場合の構成例を示す模式図である。余弦波生成部107_1及び正弦波生成部107_2は、1サンプル毎に変化を繰り返す信号を生成する。この信号は、例えば、(cos,sin)=(1,0),(0,1),(−1,0),(0,−1)により表される。図2では、余弦波生成部107_1を「cos」と記し、正弦波生成部107_2を「sin」と記す。
また、乗算器107_3a,107_3b,107_3c,107_3dは、相関値106_i及び相関値106_qを乗算する。加算器107_5a及び加算器107_5bは、乗算結果を加算し、相関値108_i及び相関値108_qを出力する。これにより、相関値106の位相がπ/2ラジアンずつ回転する。
図3は、位相回転部107が、カウンタ及びセレクタを含み、I/Q入れ替え、符号反転を行う場合の構成例を示す模式図である。カウンタ107_7は、1サンプル毎にカウントし、例えば、0,1,2,3,0,・・・としてカウントする。
セレクタ107_9のセレクタ番号「1」,「3」に接続される信号ラインでは、相関値106_i及び相関値106_qに対してI/Q入れ替られる。また、セレクタ番号「1」に接続されるI信号ライン、セレクタ番号「2」に接続されるI信号ライン及びQ信号ライン、並びにセレクタ番号「3」に接続されるI信号ラインでは、符号反転器により符号反転される。
セレクタ107_9は、カウント値に従って信号を選択し、例えば、0,1,2,3,0,・・・を選択し、相関値108_i及び相関値108_qを出力する。これにより、相関値106の位相がπ/2ラジアンずつ回転する。
図3の構成では、乗算器及び加算器を使用しないので、図2の構成に比べて回路を小型化でき、消費電力を低減できる。
図4は、位相回転部107がCORDIC(Coordinate Rotational Digital Computer)アルゴリズムを用いる場合の構成例を示す模式図である。
CORDIC演算回路107_11は、位相情報107_10として、所定の位相を入力する。所定の位相は、例えば、0ラジアン,π/2ラジアン,πラジアン,3π/2ラジアン,0ラジアン,・・・である。
CORDIC演算回路107_11は、所定の位相と相関値106_i及び相関値106_qとから、相関値108_i及び相関値108_qを生成し、出力する。これにより、相関値106の位相がπ/2ラジアンずつ回転する。
図4の構成では、乗算器を使用しないので、図2の構成に比べて回路を小型化でき、消費電力を低減できる。
最大値検出部109は、既知信号列の長さがLの場合、順次導出された相関値108の中から、Lサンプル周期における電力が最大となる相関値(最大相関値)を検出し、最大相関値110を出力する。例えば、図5では、L=32の場合、複数の相関値108が32サンプル周期において区切られる。最大検出部109は、区切られた周期における相関値の中から、最大相関値110を検出する。Lサンプル周期は、既知信号列の長さに応じて分割された周期の一例である。
ここで、図6(A)〜(C),図7(A)〜(C),図8(A)〜(C)を用いて、キャリア周波数誤差及びサンプリング周波数誤差を考慮した最大相関値の特性の変化について説明する。図6(A)〜(C),図7(A)〜(C),図8(A)〜(C)では、位相回転部107が存在しないことを想定する。
図6(A)は、Fs_t=Fs_rの場合の最大相関値のインデックスの時間変化例を示す模式図である。図6(B)は、Fs_t=Fs_rの場合の最大相関値の振幅の時間変化例を示す模式図である。図6(C)は、Fs_t=Fs_rの場合の最大相関値の位相の時間変化例を示す模式図である。
最大相関値のインデックスとは、Lサンプル周期により区切られた範囲における、最大値が現れた位置を示す値である。例えば、L=32であり、32サンプル中の26番目に最大相関値が現れた場合、インデックス=26となる。
図6(A),(B)では、Fs_t=Fs_rの場合、時間が経過しても、最大相関値のインデックス及び振幅は変化しない。一方、図6(C)では、最大相関値の位相は、キャリア周波数誤差の影響により、時間が経過すると連続的に回転する。つまり、略一定の回転量により位相が回転する。
図7(A)は、従来のFs_t<Fs_rの場合の最大相関値のインデックスの時間変化例を示す模式図である。図7(B)は、Fs_t<Fs_rの場合の最大相関値の振幅の時間変化例を示す模式図である。図7(C)は、Fs_t<Fs_rの場合の最大相関値の位相の時間変化例を示す模式図である。
Fs_t<Fs_rの場合、受信装置による受信信号のサンプルタイミングが送信装置のサンプルタイミングに対して徐々に進むので、時間が経過するとインデックスが増加する。つまり、最大相関値の出現位置が、後方のサンプル位置にずれる。
また、Fs_r<Rsymの場合、サンプルタイミングがずれるとシンボル同期タイミングがずれる。この場合、送信装置と受信装置とにおいて、シンボル同期タイミングが一致した時点において、最大相関値の振幅が最大になる。
一方、シンボル同期タイミングが1/2シンボルずれた時点において、最大相関値の振幅が最小になる。図7(A),(B)を参照すると、最大相関値の振幅が最小である場合、即ちシンボル同期タイミングが1/2シンボルずれた場合に、インデックスが変化することが理解できる。
最大相関値の位相については、図19と同様に、−π/2ラジアン回転することがあり、非連続に変化する。インデックスが変化した場合、即ちシンボル同期タイミングが1/2シンボルずれた場合に、非連続的な変化が発生する。
図8(A)は、Fs_t>Fs_rの場合の最大相関値のインデックスの時間変化例を示す模式図である。図8(B)は、Fs_t>Fs_rの場合の最大相関値の振幅の時間変化例を示す模式図である。図8(C)は、Fs_t>Fs_rの場合の最大相関値の位相の時間変化例を示す模式図である。
Fs_t>Fs_rの場合、受信装置による受信信号のサンプルタイミングが送信装置のサンプルタイミングに対して徐々に進むので、時間が経過するとインデックスが減少する。つまり、最大相関値の出現位置が、前方のサンプル位置にずれる。
また、Fs_t<Fs_rの場合と同様に、最大相関値の振幅は、増減を繰り返し、インデックスの変化時に最小になる。
また、Fs_t<Fs_rの場合と同様に、最大相関値の位相は、インデックスの変化時に非連続に変化する。この場合、非連続点における位相回転の方向がFs_t<Fs_rの場合と逆であり、π/2ラジアン回転する。
次に、最大相関値110のインデックスの変化時に最大相関値110の位相が回転する理由について説明する。
図9は、送受信装置間においてシンボル同期タイミングが一致する場合の、送信装置のπ/2シフトによる位相回転量と、受信装置1000の−π/2シフトによる位相逆回転量と、の一例を示す模式図である。
図9では、π/2シフトと−π/2シフトが打ち消し合い、逆回転結果が0ラジアンになる。逆回転結果は、上記位相回転量と上記位相逆回転量との合成結果を示す。
図10は、受信装置1000が送信装置よりもシンボル同期タイミングが1シンボル早い場合の、送信装置のπ/2シフトによる位相回転量と、受信装置1000の−π/2シフトによる位相逆回転量と、の一例を示す模式図である。
図10を参照すると、逆回転結果が−π/2ラジアンであるので、シンボル同期タイミングが1シンボル早い場合、最大相関値110の位相が−π/2ラジアン回転することが理解できる。なお、+3π/2ラジアン=−π/2ラジアンである。
図11は、受信装置1000が送信装置よりもシンボル同期タイミングが1シンボル遅い場合の、送信装置のπ/2シフトによる位相回転量と、受信装置1000の−π/2シフトによる位相逆回転量と、の一例を示す模式図である。
図11を参照すると、逆回転結果が+π/2ラジアンであるので、シンボル同期タイミングが1シンボル遅い場合、最大相関値110の位相が+π/2ラジアン回転することが理解できる。なお、−3π/2ラジアン=+π/2ラジアンである。
なお、シンボル同期タイミングが1/2シンボル以上ずれた場合、隣接するシンボルとの相関が支配的になるので、図10,図11の逆回転結果に応じて、最大相関値110の位相が回転する。
また、受信装置1000が送信装置よりもシンボル同期タイミングが1/2シンボル以上早いと、最大相関値110のインデックスが1増加する(1サンプル遅れる)。一方、受信装置1000が送信装置よりもシンボル同期タイミングが1/2シンボル以上遅いと、最大相関値110のインデックスが1減少する(1サンプル早まる)。
従って、最大相関値110のインデックスが1増加すると最大相関値110の位相が−π/2ラジアン回転し、最大相関値110のインデックスが1減少すると最大相関値の位相が+π/2ラジアン回転するともいえる。
次に、図12を用いて、位相回転部107による最大相関値110の位相の補正について説明する。図12では、説明の簡単化のため、送受信装置間のキャリア周波数誤差がない場合について例示する。なお、図12における「×」は、位相が不明であることを示す。
まず、最大相関値110としての相関値106_bに注目する。相関値106_bは、ここでは基準の相関値であり、サンプルレートがFs_t=Fs_rの場合に得られる相関値である。相関値106_bのインデックスが26であり、相関値106_bの位相が0ラジアンであったとする。位相回転部107により相関値106_bの位相をπ/2ラジアン回転すると、相関値106_bに対する相関値108の位相108_bは、π/2ラジアンになる。
インデックスの周期は、位相回転部107の位相回転周期の整数倍になるので、インデックス26番に対する位相回転量は、常にπ/2ラジアンである。同様に、インデックス25番に対する位相回転量は、常に0ラジアンである。同様に、インデックス27番に対する位相回転量は、常にπラジアンである。このように、インデックスに対する位相回転量は決まっている。
続いて、最大相関値110としての相関値106_aに注目する。相関値106_aは、相関値106_bを基準とすると、サンプルレートがFs_t>Fs_rの場合に得られる相関値である。相関値106_aのインデックスは、相関値106_bのインデックスよりも1小さいので、位相がπ/2ラジアンである。一方、位相回転部107による位相回転量は0ラジアンであり、相関値106_bに対する位相回転量よりもπ/2ラジアン少ない。従って、相関値106_aに対する相関値108の位相108_aは、π/2ラジアンになる。
続いて、最大相関値110としての相関値106_cに注目する。相関値106_cは、相関値106_bを基準とすると、サンプルレートがFs_t<Fs_rの場合に得られる相関値である。相関値106_cのインデックスは、相関値106_bのインデックスよりも1増加するので、位相が3π/2ラジアンとなる。一方、位相回転部107による位相回転量はπラジアンであり、相関値106_bに対する位相回転量よりもπ/2ラジアン多い。従って、相関値106_cに対する相関値108の位相108_cは、π/2ラジアンになる。
このように、位相回転部107により相関値106の位相をπ/2シフトすることにより、送受信装置間のサンプリング周波数誤差に起因した最大相関値110の位相回転を補正できる。
図13は、受信装置1000による最大相関値110の位相変化と基準位相の位相変化との比較結果の一例を示す模式図である。受信装置1000による最大相関値110の位相は、Fs_t=Fs_r、Fs_t<Fs_rの場合、及びFs_t>Fs_rの場合の最大相関値110の位相を含む。基準位相は、従来又は本実施形態におけるFs_t=Fs_rの場合の最大相関値110の位相である。
図13を参照すると、受信装置1000によれば、送受信装置間のサンプリング周波数誤差に起因した最大相関値110の位相回転が補正され、基準位相と略一致することが理解できる。
なお、位相回転部107及び最大値検出部109は、最大相関値処理部150に含まれる。最大相関値処理部150は、順次演算された相関値のうち、既知信号列の長さに応じて分割された周期における最大値であり、変調方式に応じた回転量により回転された最大相関値を順次出力する。
キャリア周波数誤差推定部111は、最大相関値110の位相回転量に基づいてキャリア周波数誤差を推定し、キャリア周波数誤差推定値112を出力する。例えば、キャリア周波数誤差推定部111は、隣接する2つの最大相関値110の間の位相回転量Pを算出する。既知信号列の長さがLの場合、隣接する最大相関値110の間隔はLサンプルとなり、厳密にはインデックスが変化した場合にはL±1サンプルとなる。
例えば、キャリア周波数誤差推定部111は、最大相関値110間の位相回転量PをLにより除算し、1サンプル当たりの位相回転量を算出する。キャリア周波数誤差推定部111は、算出結果をキャリア周波数誤差推定値112として出力する。
キャリア周波数誤差補正部113は、キャリア周波数誤差推定値112に応じた量により受信サンプル104の位相を回転し、キャリア周波数誤差が補正された受信サンプル114を出力する。
図14は、キャリア周波数誤差補正部113の構成の第1例を示す模式図である。図14では、キャリア周波数誤差補正部113は、加算器113_1、1サンプル遅延器113_3、符号反転回路113_5、補正ベクトル生成部113_7、及び複素乗算器113_9を含む。
加算器113_1及び1サンプル遅延器113_3は、キャリア周波数誤差推定値112を累積加算する、符号反転回路113_5は、累積加算されたキャリア周波数誤差推定値を符号反転する。これにより、1サンプル毎のキャリア周波数誤差補正値113_6を生成する。
補正ベクトル生成部113_7は、exp(i×θ)を演算し、補正ベクトル113_8を生成する。「θ」は、キャリア周波数誤差補正値113_6である。複素乗算器113_9は、受信サンプル104と補正ベクトル113_8とを乗算する。これにより、キャリア周波数誤差による位相回転を補正する。
図15は、キャリア周波数誤差補正部113の構成の第2例を示す模式図である。図15は、図14の補正ベクトル生成部113_7及び複素乗算器113_9を、CORDIC演算回路113_11に置換した構成である。CORDICアルゴリズムでは乗算器を使用しないので、図15の構成は、図14の構成に比べて回路を小型化でき、消費電力を低減できる。
受信装置1000によれば、最大相関値処理部150による変調方式に応じた回転量により回転された最大相関値を用いて、位相逆回転部103の位相逆回転のタイミングずれ(サンプリング周波数誤差)による最大相関値110の位相回転を補正できる。例えば、位相回転部107が相関値106の位相を変調方式に応じた回転量により回転することにより、サンプリング周波数誤差による最大相関値110の位相回転を補正できる。従って、送受信装置間にサンプリング周波数誤差がある場合でも、送受信装置間のキャリア周波数誤差の推定精度を向上でき、キャリア周波数誤差の補正精度を向上できる。また、非同期状態でも、相関ピークの位相を安定させることができる。
なお、サンプル部101が、受信信号100をN倍(Nは整数)オーバーサンプル(即ちFs_r≒N*Rsym)してもよい。この場合、位相逆回転部103は、受信サンプル102を−π/2Nシフトする。つまり、−π/2Nラジアンずつ回転する。位相回転部107は、相関値106をπ/2Nシフトする。つまり、π/2Nずつ回転する。キャリア周波数誤差推定部111は、例えば最大相関値間の位相回転量PをN*Lにより除算する。これにより、N倍オーバーサンプルされた場合でも、送受信装置間のキャリア周波数誤差の推定精度を向上でき、キャリア周波数誤差の補正精度を向上できる。
なお、位相がπ/M(Mは整数)回転された変調方式を用いる場合、位相逆回転部103は、受信サンプル102を−π/Mシフトし、位相回転部107は、相関値106をπ/Mシフトする。これにより、π/M(Mは整数)回転された変調方式を用いた場合でも、送受信装置間のキャリア周波数誤差の推定精度を向上でき、キャリア周波数誤差の補正精度を向上できる。
(第2の実施形態)
図16は第2の実施形態における受信装置1000Bの構成例を示すブロック図である。
受信装置1000Bは、サンプル部101、位相逆回転部103、相関値計算部105、最大値検出部115、位相回転部117、キャリア周波数誤差推定部111、及びキャリア周波数誤差補正部113を備える。
図1と図16とにおいて異なる点は、位相回転部と最大値検出部との位置が入れ替えられた点である。図16の受信装置1000Bにおいて、図1の受信装置1000と同じ構成要素については、同じ符号を用いて、説明を省略又は簡略化する。
最大値検出部115及び位相回転部117は、最大相関値処理部150の変形例としての最大相関値処理部160に含まれる。
最大値検出部115は、第1の実施形態の最大値検出部109と同様に、既知信号列の長さがLの場合、順次導出された相関値106の中から、Lサンプル周期における最大相関値116_aを検出する。最大値検出部115は、最大相関値116_a及び最大相関値のインデックス116_bを出力する。
位相回転部117は、変調方式に対応した回転量により最大相関値116_aの位相を回転し、位相回転された最大相関値118を出力する。
また、位相回転部117は、最大相関値のインデックス116_bの変化に応じて、最大相関値116_aの位相を回転する位相回転量を制御してもよい。これにより、位相回転部117による位相回転を省略できる場合があり、位相回転部117の処理負荷を軽減できる。
図17は、位相回転部117の構成例を示すブロック図である。位相回転部117は、遅延部119、比較部121、回転量制御部123、及び回転部125を含む。
遅延部119は、最大相関値のインデックス106_bを1サンプル遅延させ、1サンプル時間遅延された最大値のインデックス120を出力する。比較部121は、現在のインデックスと1サンプル前のインデックスとを比較し、比較結果122を出力する。
例えば、現在のインデックスと1サンプル前のインデックスとが同じ場合、比較結果122として「0」を出力する。現在のインデックスが1サンプル前のインデックスより大きい場合、比較結果122として「+1」を出力する。現在のインデックスが1サンプル前のインデックスより小さい場合、比較結果122として「−1」を出力する。
回転量制御部123は、比較結果122に従って位相回転量124を制御する。例えば、比較結果122が「0」である場合、位相回転量124を保持する。つまり、回転量制御部123は、現在のインデックスと1サンプル前のインデックスとが同じ場合、現在の位相回転量を変更しない。
また、回転量制御部123は、比較結果122が「+1」である場合、位相回転量124に+π/2ラジアンを加算する。つまり、回転量制御部123は、現在のインデックスが1サンプル前のインデックスより大きい場合、位相回転量を増大させる。
また、回転量制御部123は、比較結果122が「−1」である場合、位相回転量124に−π/2ラジアンを加算する。つまり、回転量制御部123は、現在のインデックスが1サンプル前のインデックスより小さい場合、位相回転量を減少させる。
回転部125は、位相回転量124により最大相関値116_aの位相を回転し、位相回転された最大相関値118を出力する。
受信装置1000Bによれば、最大相関値116_aを検出した後に、変調方式に応じた回転量により最大相関値116aを回転することにより、サンプリング周波数誤差による最大相関値116_aの位相回転を補正できる。例えば、最大値検出部115により検出された最大相関値のインデックス116_bの変化に応じて制御された位相回転量124を用いて、最大相関値116_aの位相を回転する。これにより、位相逆回転部103の位相逆回転のタイミングずれ(サンプリング周波数誤差)による最大相関値116_aの位相回転を補正できる。従って、送受信装置間にサンプリング周波数誤差がある場合でも、送受信装置間のキャリア周波数誤差の推定精度を向上でき、キャリア周波数誤差の補正精度を向上できる。
なお、サンプル部101は、受信信号100を、N倍(Nは整数)オーバーサンプル(即ちFs_r≒N*Rsym)してもよい。この場合、回転量制御部123は、「比較結果122=+1」の場合、位相回転量124に+π/2Nラジアンを加算し、「比較結果122=−1」の場合、位相回転量124に−π/2Nラジアンを加算する。
なお、位相がπ/M(Mは整数)回転された変調方式を用いる場合、回転量制御部123は、「比較結果122=+1」の場合、位相回転量124に+π/Mラジアンを加算し、「比較結果122=−1」の場合、位相回転量124に−π/Mラジアンを加算する。
本開示は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば、どのようなものであっても適用可能である。
上記実施形態では、本開示をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本開示はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。
また、上記実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしてもよいし、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称してもよい。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。例えば、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、LSI内部の回路セルの接続、又は、設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
(本開示の一形態の概要)
本開示の第1の受信装置は、
送信装置から位相が回転される変調方式により変調された信号を受信する受信装置であって、
前記変調方式に応じた回転量により、受信信号が所定のサンプリング周波数によりサンプリングされた信号の位相を逆回転する位相逆回転部と、
前記位相逆回転部により位相が逆回転された信号と所定の信号との相関値を順次演算する相関部と、
前記相関部により順次演算された相関値のうち、前記所定の信号の長さに応じて分割された周期における最大値であり、前記変調方式に応じた回転量により回転された最大相関値を順次出力する最大相関値処理部と、
前記最大相関値処理部により順次出力された複数の最大相関値間の位相回転量に応じて、前記送信装置と当該受信装置との間のキャリア周波数誤差を推定するキャリア周波数誤差推定部と、
前記キャリア周波数誤差推定部により推定されたキャリア周波数誤差に応じて、前記サンプリングされた信号の位相を回転するキャリア周波数誤差補正部と、
を備える。
また、本開示の第2の受信装置は、第1の受信装置であって、
前記最大相関値処理部は、
前記変調方式に応じた回転量により、前記相関部により順次演算された相関値の位相を回転する位相回転部と、
前記位相回転部により位相が回転された複数の相関値のうち前記周期に含まれる最大値を、前記最大相関値として検出する最大値検出部と、
を備える。
また、本開示の第3の受信装置は、第1の受信装置であって、
前記最大相関値処理部は、
前記相関部により順次演算された相関値のうち、前記所定の信号の長さに応じた周期に含まれる最大値を、前記最大相関値として検出する最大値検出部と、
前記変調方式に応じた回転量により、前記最大値検出部により検出された最大相関値の位相を回転する位相回転部と、
を備える。
また、本開示の第4の受信装置は、第3の受信装置であって、
前記位相回転部は、前記周期における前記最大相関値の位置を示すインデックスの変化に応じて、前記最大相関値の位相を回転する位相回転量を制御する。
また、本開示の第5の受信装置は、第1ないし第4のいずれか1つの受信装置であって、
前記変調方式は、π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)を含む。
また、本開示の第6の受信装置は、第2ないし第5のいずれか1つの受信装置であって、
前記位相逆回転部は、N倍オーバーサンプリングされた受信信号の位相を−π/2Nラジアンずつ逆回転し、
前記位相回転部は、前記相関値の位相をπ/2Nラジアンずつ回転する。
また、本開示の第7の受信方法は、
送信装置から所定の変調方式により変調された信号を受信する受信装置における受信方法であって、
前記変調方式に応じた回転量により、受信信号が所定のサンプリング周波数によりサンプリングされた信号の位相を逆回転するステップと、
前記位相が逆回転された信号と所定の信号との相関値を順次演算するステップと、
前記所定の信号の長さに応じた周期に含まれ、前記順次演算された相関値のうちの最大値であり、前記変調方式に応じた回転量により回転された最大相関値を順次出力するステップと、
前記順次出力された最大相関値間の位相回転量に応じて、前記送信装置と前記受信装置との間のキャリア周波数誤差を推定するステップと、
前記推定されたキャリア周波数誤差に応じて、前記サンプリングされた信号の位相を回転するステップと、
を有する。
本開示は、キャリア周波数誤差の推定精度を向上できる受信装置及び受信方法等に有用である。
1000,1000B 受信装置
100 受信信号
101 サンプル部
102 受信サンプル
103 位相逆回転部
104 位相逆回転された受信サンプル
105 相関値計算部
106 相関値
106_i 相関値106のI成分
106_q 相関値106のQ成分
106_a 相関値
106_b 相関値
106_c 相関値
107 位相回転部
107_1a 余弦波生成部
107_1b 正弦波生成部
107_3a 乗算器
107_3b 乗算器
107_3c 乗算器
107_3d 乗算器
107_5a 加算器
107_5b 加算器
107_7 カウンタ
107_9 セレクタ
107_10 位相情報
107_11 CORDIC演算回路
108 位相回転された相関値
108_i 相関値108のI成分
108_q 相関値108のQ成分
108_a 相関値108の位相
108_b 相関値108の位相
108_c 相関値108の位相
109 最大値検出部
110 最大相関値
111 キャリア周波数誤差推定部
112 キャリア周波数誤差推定値
113 キャリア周波数誤差補正部
113_1 加算器
113_3 1サンプル遅延器
113_5 符号反転回路
113_6 キャリア周波数誤差補正値
113_7 補正ベクトル生成部
113_8 補正ベクトル
113_9 複素乗算器
113_11 CORDIC演算回路
114 キャリア周波数誤差が補正された受信サンプル
115 最大値検出部
116_a 最大相関値
116_b 最大相関値のインデックス
117 位相回転部
118 位相回転された最大相関値
119 遅延部
120 1サンプル時間遅延された最大値のインデックス
121 比較部
122 比較結果
123 回転量制御部
124 位相回転量
125 回転部
150 最大相関値処理部

Claims (7)

  1. 送信装置から位相が回転される変調方式により変調された信号を受信する受信装置であって、
    前記変調方式に応じた回転量により、受信信号が所定のサンプリング周波数によりサンプリングされた信号の位相を逆回転する位相逆回転部と、
    前記位相逆回転部により位相が逆回転された信号と所定の信号との相関値を順次演算する相関部と、
    前記相関部により順次演算された相関値のうち、前記所定の信号の長さに応じて分割された周期における最大値であり、前記変調方式に応じた回転量により回転された最大相関値を順次出力する最大相関値処理部と、
    前記最大相関値処理部により順次出力された複数の最大相関値間の位相回転量に応じて、前記送信装置と当該受信装置との間のキャリア周波数誤差を推定するキャリア周波数誤差推定部と、
    前記キャリア周波数誤差推定部により推定されたキャリア周波数誤差に応じて、前記サンプリングされた信号の位相を回転するキャリア周波数誤差補正部と、
    を備える受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記最大相関値処理部は、
    前記変調方式に応じた回転量により、前記相関部により順次演算された相関値の位相を回転する位相回転部と、
    前記位相回転部により位相が回転された複数の相関値のうち前記周期に含まれる最大値を、前記最大相関値として検出する最大値検出部と、
    を備える受信装置。
  3. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記最大相関値処理部は、
    前記相関部により順次演算された相関値のうち、前記所定の信号の長さに応じた周期に含まれる最大値を、前記最大相関値として検出する最大値検出部と、
    前記変調方式に応じた回転量により、前記最大値検出部により検出された最大相関値の位相を回転する位相回転部と、
    を備える受信装置。
  4. 請求項3に記載の受信装置であって、
    前記位相回転部は、前記周期における前記最大相関値の位置を示すインデックスの変化に応じて、前記最大相関値の位相を回転する位相回転量を制御する受信装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の受信装置であって、
    前記変調方式は、π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)を含む受信装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項に記載の受信装置であって、
    前記位相逆回転部は、N倍オーバーサンプリングされた受信信号の位相を−π/2Nラジアンずつ逆回転し、
    前記位相回転部は、前記相関値の位相をπ/2Nラジアンずつ回転する受信装置。
  7. 送信装置から所定の変調方式により変調された信号を受信する受信装置における受信方法であって、
    前記変調方式に応じた回転量により、受信信号が所定のサンプリング周波数によりサンプリングされた信号の位相を逆回転するステップと、
    前記位相が逆回転された信号と所定の信号との相関値を順次演算するステップと、
    前記所定の信号の長さに応じた周期に含まれ、前記順次演算された相関値のうちの最大値であり、前記変調方式に応じた回転量により回転された最大相関値を順次出力するステップと、
    前記順次出力された最大相関値間の位相回転量に応じて、前記送信装置と前記受信装置との間のキャリア周波数誤差を推定するステップと、
    前記推定されたキャリア周波数誤差に応じて、前記サンプリングされた信号の位相を回転するステップと、
    を有する受信方法。

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