JP2014165808A - 金属プレートレンズ及びこのレンズを使用した電波吸収体の性能評価方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属プレートレンズは、複数の金属プレート1を電界方向Aと平行にかつ各相互間に等しい間隔dを保って配置した状態で、該複数の金属プレート1の各一端面1aが同一の半凹球状面2上に位置しかつ各他端面1bが該電界方向Aとの同一の直交状面3上に位置している。該各間隔dに誘電体が介装する場合は、該誘電体が共同して、各一端面で該半凹球状面2に適合し、かつ各他端面で該直交状面3と適合するようにする。
【選択図】図3
Description
こうすると、各別の自由空間を通った電磁波と複数の金属プレートを通った電磁波が出射側で平面波となって射出される。
こうすると、該各間隔の確保が容易で、電磁波の進行を妨げることもない。
こうすると、コストを下げられ、供用も容易となる。
こうすると、小型化できるので、汎用性を高められる。
この装置によると、金属プレートレンズをホーンアンテナに付設することにより平面波を出射できるので、地上に置いた状態でも高い所にある天井面の電波吸収体に向けて出射した電波を集中的に当てることができ、従来のように作業車両に載せて昇降装置により天井面に近付ける必要がないので、作業を効率よく行える。
こうすると、電波の出射方向を電波吸収体に直角に調節することが可能で、評価を正確になせる。
こうすると、金属プレートレンズ付きのホーンアンテナを移動する必要が生じたときに、容易に移動させることができる。
従来の金属プレートレンズは、複数の金属プレートの波源側の形状が、波源を焦点とする同一の楕円回転面を呈するように構成されているので、波源から放射される電磁波を効率良く楕円回転面側から金属プレートレンズに導入して反対側から平面波として放射しようとすると、金属プレートレンズと波源の焦点距離を長くとらざるを得ない。そのため、金属プレートレンズの軸線方向の長さが大となって、小型化を果たせない。本発明の金属プレートレンズは、波源に対する配置を一層近接させても、入射した電磁波を変向させてほぼ平面波として出射できる。また、金属プレートレンズはホーンアンテナと別個の構成となっているので、製造が容易である。
複数の金属プレートの波源側の形状が、波源を焦点とする同一の回転楕円面を呈するように構成されている従来の金属プレートレンズは、波源から放射される電磁波を効率良く回転楕円面側から金属プレートレンズに導入して反対側から平面波として放射しようとすると、金属プレートレンズと波源の焦点距離を長くとらざるを得ない。必然的に金属プレートレンズの軸線方向の長さが大となって、小型化を果たせない。本発明の金属プレートレンズは、波源に対する配置を一層近接させても、入射した電磁波を変向させてほぼ平面波として出射できる。また、金属プレートレンズはホーンアンテナ5と一体に構成するのが望ましいが、別個の構成とすれば製造が容易となる。
この場合、各別の自由空間sを通った電磁波と複数の金属プレート1を通った電磁波が出射側で平面波となって射出される。複数の誘電体4と複数の金属プレート1の各一端面4aで共通の半凹球状面2上に位置し、各他端面4bで同一の直交状面3上に位置するので、全体として細かい凹凸のないブロック形状に構成でき、塵埃等の堆積を防いで長期に使用に供し得る。
この場合、各間隔dの確保が容易で、電磁波の進行を妨げることもない。
この場合、電磁波の移動速度の調整が容易で、軽量化を果たせ、コストの低下にも役立つ。
この場合、小型化できるので、取り扱いが容易で、コストも低減でき、汎用性を高められる。
この装置の場合、金属プレートレンズをホーンアンテナ5に付設することにより平面波を出射できるので、路面7に置いた状態でも高い所にある天井面8の電磁波吸収体9に電磁波を集中的に当てることができ、従来のように作業車両Vに載せて昇降装置により天井面に近付ける必要がないので、作業を効率よく行える。
この場合、電磁波の出射方向を電磁波吸収体に直角に調節することが可能で、評価を正確になせる。
この場合、金属プレートレンズ付きのホーンアンテナ5を移動する必要が生じたときに、容易に移動させることができる。
1a 一端面
1b 他端面
A 電界方向
d 間隔
s 自由空間
2 半凹球状面
3 直交状面
d 間隔
4 発泡スチロール
D 直径
5 ホーンアンテナ
6 料金所
7 路面
8 天井面
9 電波吸収体
10 支持装置
11 台車
R 幾何光学レイ
r 曲率半径
P 波源
Claims (8)
- 複数の金属プレート(1)を電界方向(A)と平行にかつ各相互間に等しい間隔(d)を保って配置した状態で、該複数の金属プレート(1)の各一端面(1a)が同一の半凹球状面(2)上に位置しかつ各他端面(1b)が該電界方向(A)との同一の直交状面(3)上に位置していることを特徴とする金属プレートレンズ。
- 該各間隔(d)は誘電率が1の自由空間(s)となっている請求項1に記載の金属プレートレンズ。
- 該各間隔(d)は誘電率が1に近い発泡スチロール(4)となっている請求項1に記載の金属プレートレンズ。
- 該金属プレート(1)はアルミ箔で該発泡スチロール(4)と面接着されている請求項3に記載の金属プレートレンズ。
- 該半凹球状面(2)の直径(D)は50cm、該間隔(d)は3cmで、該金属プレート(1)の枚数は17枚である請求項1、2、3又は4に記載の金属プレートレンズ。
- 請求項1から5の一つの項に記載の金属プレートレンズがホーンアンテナ(5)に取り付けられて電磁式料金収受設備のある料金所(6)の路面(7)に設置され、天井面(8)の電波吸収体(9)に向けて出射した電波の反射波を測定するようになっていることを特徴とする金属プレートレンズを使用した電波吸収体の性能評価装置。
- 該ホーンアンテナ(5)は傾斜及び高さ調節自在の支持装置(10)に載置されている請求項6に記載の金属プレートレンズを使用した電波吸収体の性能評価装置。
- 該支持装置(10)は台車(11)に載せられて移動自在となっている請求項7に記載の金属プレートレンズを使用した電波吸収体の性能評価装置。
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JP2013037048A JP2014165808A (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | 金属プレートレンズ及びこのレンズを使用した電波吸収体の性能評価方法 |
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- 2013-02-27 JP JP2013037048A patent/JP2014165808A/ja active Pending
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Title |
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