JP2014165785A - 撮像装置およびその制御方法、カメラシステム、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法、カメラシステム、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】映像を記録している最中でも、オートブラックバランスを行うこと
【解決手段】被写体像を光電変換する撮像素子(102)と、前記撮像素子の各画素を独立して遮光可能な遮光手段(101)と、前記撮像素子の同色の第1の画素と第2の画素の出力値を加算して画像信号を生成するとともに、前記撮像素子の欠陥画素を検出する画像処理部(103)と、前記第1の画素が前記欠陥画素で前記第2の画素が正常画素である場合に、前記正常画素を前記遮光手段で遮光し、遮光された前記正常画素から出力される黒レベルを制御する制御部(106,108)と、を有し、前記画像処理部は、前記正常画素である前記第1の画素と前記正常画素である前記第2の画素の出力値を加算して前記画像信号を生成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、オートブラックバランス機能を有する撮像装置に関する。
特許文献1には、撮像素子の画素上に、光電変換部を遮光する遮光部材と、遮光部材を駆動するアクチュエータをMEMS技術を用いて作成する思想が開示されている。特許文献1では、画素毎の遮光量を制御することで、ダイナミックレンジの拡大とシャッター機能、絞り機能を実現している。
一方、テレビジョン放送のための映像収録用の撮像装置には、オートブラックバランスと呼ばれる、黒レベルを自動調節する機能が搭載されているものが一般的である。黒レベルというのは撮像素子に光が当たっていない状態での信号レベルのことで、撮像素子を動作させている環境温度や、それに伴うカメラの温度上昇でレベルがずれてきてしまう。そのため、この黒レベルのずれを補正するための機能である。
オートブラックバランスは、撮像素子や後段の回路によるシェーディング成分を省くために、極力映像の中央部分を用いるのが良いとされる。そのため、撮像装置のレンズにレンズキャップをしたり、レンズの絞りを閉じることのできるレンズの場合は絞りをクローズした状態で撮像素子に光が当たらない状態にし、映像の中央部分のレベルを測定し、それを所定の黒レベルに補正している。
特許文献2では、撮像素子に光が当たらない状態を作り出すために、レンズキャップや絞りを閉じるという物理的な動作を排除し、撮像素子の画素から信号電荷を読み出さないことで画素の暗電流成分を出力している。そして、その黒レベルを補正することでオートブラックバランスを実施している。この手法では、オートブラックバランスを実行したとき、撮像装置にボディキャップもしくはレンズキャップを装着するのを忘れ、撮像素子に光があたった状態でもオートブラックバランスを実施できる利点がある。
特開2006−333439号公報 特開平8−237552号公報
しかしながら、特許文献2の手法を用いても、オートブラックバランスを行っている最中には撮像素子の光信号を読み出さずに黒レベルのみを読み出すため、調整中は映像を記録することができないといった問題がある。
本発明は、このような問題を鑑みて、映像を記録している最中でも、オートブラックバランスを行うことができる撮像装置を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の各画素を独立して遮光可能な遮光手段と、前記撮像素子の同色の第1の画素と第2の画素の出力値を加算して画像信号を生成するとともに、前記撮像素子の欠陥画素を検出する画像処理部と、前記第1の画素が前記欠陥画素で前記第2の画素が正常画素である場合に、前記正常画素を前記遮光手段で遮光し、遮光された前記正常画素から出力される黒レベルを制御する制御部と、を有し、前記画像処理部は、前記正常画素である前記第1の画素と前記正常画素である前記第2の画素の出力値を加算して前記画像信号を生成することを特徴とする。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、映像を記録している最中でも、オートブラックバランスを行うことができる。
本発明の撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の実施例1における、撮像素子の画素加算処理の動作を説明する図である。 本発明の撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。 本発明の撮像装置の実施例2における、撮像素子の画素加算処理の動作を説明する図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、100は、撮像装置(本体)である。本発明の撮像装置は、例えば、デジタル一眼レフカメラやデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置である。また、本発明の撮像装置は、レンズ一体型の撮像装置またはレンズ交換型の(すなわち、レンズ鏡筒が着脱可能な)撮像装置(カメラシステム)のいずれにも適用可能である。101は、不図示の撮影光学系を通った被写体からの光の量を調節する可変絞りの機能を有した物性素子である。102は、取り込んだ光(被写体像)を電気信号(映像信号)に光電変換する撮像素子である。103は、撮像素子102から出力されたアナログ映像信号をデジタル映像信号へ変換する画像処理部である。画像処理部103では、デジタル化した映像信号にデジタルゲイン、ガンマ、ニーなどの各画像処理を行ったり、撮像素子102から出力された黒レベルを測定して映像信号をクランプするなどの処理を行う。104は、画像処理部103によってデジタル処理された動画の映像信号を記録するための信号記録部である。105は、撮影映像を表示する表示手段である。106は、可変絞りを有した物性素子101の絞りの制御を行う物性素子制御部である。107は、撮像素子102の制御を行う撮像素子制御部である。108は、撮像装置100全体を制御するシステム制御部である。また、システム制御部108は、物性素子101及び撮像素子102の露出を決め、物性素子制御部106及び撮像素子制御部107へ情報を伝達する露出制御部としての機能も有する。
これらのブロックそれぞれは、分割されたLSIとは限らず、すべてをひとつにまとめたLSIでも良い。
以下に、各ブロックの詳細を説明する。
可変絞り(遮光部材)を有する物性素子(遮光手段)101は、撮像素子102の画素ひとつひとつに設けられ、画素毎に露出を変えられることを特徴とする。この可変絞りは、撮像素子102の各画素(光電変換部)を露出から遮光までできるように、絞り開口の断面積を変更する機能を有する。本発明においては、この可変絞りに限らず、特許文献1に記載のあるMEMS技術を用いた画素毎に遮光が可能なシャッター(遮光手段)を搭載していても同様の効果を得ることができる。つまり、本発明は、撮像素子102の各画素を独立して遮光可能な遮光手段を有している。
撮像素子102は、光学ブロック(不図示の撮影光学系)から入射光を受け、それを電気信号へ変換し、出力する。代表的なものとして、CCDイメージセンサー(Charge Coupled Device)や、CMOSイメージセンサーなどが挙げられる。
撮像素子102から出力される映像信号は、アナログの映像信号を直接出力するものと、アナログの映像信号からデジタルの映像信号に変換して出力するものがある。デジタルの映像信号に変換して出力する場合は、撮像素子102の内部でAD(アナログデジタル)変換処理を行い、LVDS(Low voltage differential signaling)をはじめとするデジタルデータで出力する。
画像処理部103は、撮像素子102から出力されたアナログ映像信号をデジタル映像信号へ変換するアナログフロントエンド部と、デジタル化した映像信号に各処理を行うブロックから構成される。撮像素子102の内部でAD変換処理を行なう場合は、アナログフロントエンド部は省略される。画像処理部103では、例えば撮像素子102がCMOSイメージセンサーの場合は、CMOSイメージセンサー特有の固定パターンノイズの除去や、黒レベルクランプ処理などを行なう。また、撮像装置100の代表的な画像処理機能となる画素加算機能やノイズリダクション、ガンマ補正、ニー、デジタルゲインなどをはじめ、キズ補正(欠陥画素補正)など各種画像処理を行なう。画素加算機能を有する画像処理部103は、後述するように撮像素子102の同色の第1の画素と第2の画素の出力値を加算して画像信号を生成する。なお、画像処理部103には、それぞれの補正や画像処理に必要となる設定値を記憶しておく記憶回路も含まれる。
また、画像処理部103は、入力された映像信号情報を測定し、現在の露出情報を露出制御部108へ伝達する。
信号記録部104は、画像処理部103から受けた各画像処理が反映された映像信号を、表示手段105へ出力する。表示手段105の代表的なものとしては、外部のモニターや、撮像装置100に付属する液晶モニターやビューファインダーが挙げられる。
露出制御部108は、画像処理部103から受けた露出情報をもとに、撮像装置100の最適な露出にするために、どのように制御を変更すればよいかを計算する。そして、物性素子101の制御を司る物性素子制御部106の動作及び撮像素子102の制御を司る撮像素子制御部107の動作を決定し制御を伝達する。
図2は、本発明の撮像装置100における撮像素子102の画素加算処理の動作を説明する図である。
近年、撮像装置に使用されるCCDイメージセンサー(Charge Coupled Device)や、CMOSイメージセンサーなどの撮像素子が高画素化されてきている。
しかし、撮像素子そのもののサイズは規定されているため、サイズは変わらないまま高画素化されてしまうことで、1画素あたりの受光面積は減少し、撮像素子の光を電気信号に変換する感度も同様に減少してきている。
そこで、本発明の撮像装置は、感度を向上させるために、映像信号にゲインをかけたり、複数の画素を加算したりすることで感度の向上を行う手法を持っている。
図2(a)は、本発明の撮像素子102の一部の画素を拡大したもので、原色ベイヤー配列と呼ばれる画素構成を採用している。具体的には、R(Red),G(Green),B(Blue)の原色カラーフィルタがベイヤー配列された2次元単板CMOSカラーイメージセンサが用いられている。ここで、図2(a)のR1およびR2は、R画素を表し、B1およびB2は、B画素を表している。また、Gr1、Gr2、Gb1およびGb2は、G画素を表している。また、本実施例の撮像素子は、画素上に複数色のカラーフィルタおよび複数のマイクロレンズ(不図示)を有し、各色のカラーフィルタおよび各マイクロレンズの光軸後方(像面側)には1つの画素(光電変換部)が設けられている。
そして、本発明の撮像装置100は、この画素構成の撮像素子102において、同色の隣接する画素同士を加算する手段(画素加算機能を備えた画像処理部103)を有している。これにより、高画素化された撮像素子において、感度を向上させることができる。本発明の画像処理部103によれば、図2(a)の画素加算処理で示されるように、同色の隣接するR画素同士(例えば、R1(第1の画素)とR2(第2の画素))からの各出力値は、互いの画素値が加算された(R1+R2)となる。また、同色の隣接するB画素同士(例えば、B1(第1の画素)とB2(第2の画素))からの各出力値は、互いの画素値が加算された(B1+B2)となる。また、同色の隣接するG画素同士(例えば、Gr1(第1の画素)とGr2(第2の画素))からの各出力値は、互いの画素値が加算された(Gr1+Gr2)となる。また、同色の隣接するG画素同士(例えば、Gb1(第1の画素)とGb2(第2の画素))からの各出力値は、互いの画素値が加算された(Gb1+Gb2)となる。このとき、隣接画素を加算するために、感度は向上するが、加算した方向の解像度は落ちることになるため、暗い被写体などの撮影時に有効な手段である。
図2(b)は本発明のオートブラックバランスを実行するときの動作を示した図である。
ここで、本実施例においてR1の画素が欠陥画素であったと仮定する。R1の画素が欠陥画素である場合、R2の画素が正常な画素であっても、上記画素加算処理においてR2の画素の出力が欠陥画素であるR1の画素の出力と加算処理されてしまう。そのため、正常画素であるR2の画素は、R1+R2の画素値として見ると図2(b)に示されるように欠陥画素として補正されてしまうことになる。
本発明では、この正常画素であるR2の画素を、光量を調節する可変絞りの機能を有した物性素子101や、画素毎に遮光する機構を持つMEMSに代表されるシャッターなどを用いて遮光する。そして、遮光されたR2の画素の出力レベルをあらかじめ測定しておき、出力されたレベルを黒レベルとして、映像の黒レベルを有効領域(例えば、画面中央領域)の画素を使用してリアルタイムに補正することを特徴とする。ここで、欠陥画素であるR1の画素と正常画素であるR2の画素の組が複数あると仮定する。その場合には、複数ある欠陥画素であるR1の画素と正常画素であるR2の画素の組のうち正常画素であるR2の画素が撮像素子102の中心に最も近いR2の画素を遮光する。撮像素子102の中心に最も近い正常画素を用いてオートブラックバランスを実行することで、シェーディング成分を除去することができる。
次に、本発明の撮像装置100における露出制御方法及び撮像素子の駆動方法に関して図3を用いて説明する。
図3は、本発明の撮像装置100に係る代表的なフローチャートである。この図を用いて撮像装置100の動作について説明する。なお、このフローは、システム制御部108が、不図示の記憶部に記憶されたコンピュータプログラムに従って行う。
本フローチャートの撮像装置は、隣接する画素を足し合わせることで、感度の向上を達成する撮像装置を例とする。
S1において、システム制御部108は画像処理部103等を使用し、映像領域にある白キズ、黒キズなどの欠陥画素の検出を行う。
欠陥画素の検出には多数の方法があるが、例えば以下に示す手法を使用する。撮像素子102に光を入れない遮光状態にし、ある画素において、上下左右などの隣接画素の出力レベルの平均値を比較し、その画素がある一定のレベルに入っていない場合は欠陥画素であると判定する。
S1で欠陥画素を検出した後、S2において、その欠陥画素と加算される画素は正常画素かどうかを判定する。
ここで、もし加算される画素が両方とも欠陥画素だった場合(S2のNo)、S7においてそのまま画素加算を行い、その後、撮像装置100の持つ所定の欠陥画素補正を行う。また、もし加算される画素が両方とも正常画素だった場合は、そのまま画素加算をおこない、欠陥画素補正を行わずに映像信号として生成され、出力される。
一方、S2において加算される画素の一方が正常画素で他方が欠陥画素だった場合(S2のYes)、S3において、該一方の正常画素を、可変絞りを有した物性素子101に代表される画素ごとにシャッターで遮光できる機構を用いて遮光を行う。遮光を行うことで、正常画素は光を感じず、黒レベルを出力することになる。
S4では、S3で遮光された正常画素から出力された黒レベルを平均し(平均値を算出し)、現在の黒レベルを求める。S5ではS4で求めた黒レベルを所定の黒レベルと比較し、黒レベル補正値を算出し、所定の黒レベルになるよう、映像信号の黒レベルをリアルタイムに合わせる(補正する)。
S5で黒レベル補正を行った後、S6において、各画素の画素加算を行う。画素加算する画素の片方、もしくは両方の画素が欠陥画素だった場合は、撮像装置100の持つ所定の欠陥画素補正を行い、S8で映像出力を行う。すなわち、遮光された正常画素は、欠陥画素とみなされ、欠陥画素補正処理が施される。
以上、説明したフローにより、欠陥画素と加算される正常画素を物性素子で遮光し、正常画素から出力される黒レベルの平均値を用いてリアルタイムに黒レベルを補正することができる。このように、本発明によれば、映像を記録している最中でも、オートブラックバランスを行うことができる。また、欠陥画素補正処理が施される正常画素をオートブラックバランスに用いることで、画質が低下することを防止することができる。
図4は、図1とは異なる画素構造を用いた撮像素子における、本発明の撮像装置の画素加算処理の動作を示した図である。
図4(a)は、本実施例の撮像素子の一部の画素を拡大したもので、基本的には原色ベイヤー配列と呼ばれる画素構成であるが、1画素が左右に分割(以下、瞳分割と呼ぶ)されており、左右の画素(光電変換部)2つで出力としては1画素を構成する。すなわち、画素上にあるカラーフィルタやマイクロレンズは左右の画素2つ(すなわち、2つの光電変換部)で1つの構成となる。換言すれば、本実施例の撮像素子は、画素上に複数色のカラーフィルタおよび複数のマイクロレンズを有し、各色のカラーフィルタおよび各マイクロレンズの光軸後方(像面側)には複数の画素(光電変換部)が設けられている。これは、左右の画素で発生する視差を用いてオートフォーカスに使用したり、3次元の映像を作るときに有効な構造で、いわゆる撮像面位相差AFとして本実施例で採用される画素構造である。
この画素構成からなる撮像素子においても実施例1と同様に、同色の隣接する画素同士を加算する画素加算処理を行う。ただし、本実施例においては、瞳分割された画素同士を加算することを特徴とし、それを1画素として出力する。つまり、図4(a)の瞳分割画素加算処理で示されるように、瞳分割された同色の隣接するR画素同士(例えば、R1−LとR1−R)からの出力値は、互いの画素値が加算されたR1となる。また、瞳分割された同色の隣接するB画素同士(例えば、B1−LとB1−R)からの出力値は、互いの画素値が加算されたB1となる。また、瞳分割された同色の隣接するG画素同士(例えば、Gr1−LとGr1−R)からの出力値は、互いの画素値が加算されたGr1となる。他の画素(R2−L、R2−R、B2−L、B2−R、Gb1−L、Gb1−R、Gr2−L、Gr2−R、Gb2−L、Gb2−R)についても同様である。そのため、瞳分割された画素の片方が欠陥画素であった場合は、もう片方が正常画素であった場合でも図4(b)に示されるように加算した後に欠陥画素として扱う。
例えば、Gr1−Lの画素が欠陥画素である場合、Gr1−Rが正常な画素であっても、瞳分割画素加算処理で欠陥画素と加算されてしまうため、Gr1の画素として見ると欠陥画素となってしまう。
以降は実施例1と同様に、正常画素のGr1−Rを、光の量を調節する可変絞りの機能を有した物性素子101や、画素毎に遮光する機構を持つMEMSに代表されるシャッターなどを用いて遮光する。そして、その画素の出力レベルをあらかじめ測定しておき、出力されたレベルを黒レベルとして、映像の黒レベルを有効領域の画素を使用してリアルタイムに補正する。この実施例2においても、実施例1と同様の処理を施すことで、映像を記録している最中でも、オートブラックバランスを行うことができる。また、欠陥画素補正処理が施される正常画素をオートブラックバランスに用いることで、画質が低下することを防止することができる。
上記各実施例では、画素加算処理において、横方向(左右方向)の隣接する同色の画素を加算して出力するようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、画素加算処理において、縦方向(上下方向)の隣接する同色の画素を加算して出力するようにしてもよい。また、本発明は、隣接する同色の画素に限定されず、例えば隣接する同色の画素に隣接する同色の画素を加算処理するようにしてもよい。また、上記各実施例では、欠陥画素と加算される正常画素を遮光するようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、任意の決められた正常画素を遮光し、遮光した画素の出力レベルから、黒レベルを調整するようにしてもよい。その場合、遮光した画素および該遮光した画素と加算する画素は欠陥画素として扱われ、後段の画像処理部により欠陥画素補正される。
(他の実施形態)
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、撮像装置に供給する。そしてその撮像装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するのである。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
本発明は、コンパクトデジタルカメラ、一眼レフカメラ、ビデオカメラなどのカメラシステムに好適に利用できる。
101 ・・・物性素子
102 ・・・撮像素子
103 ・・・画像処理部
106 ・・・物性素子制御部
108 ・・・システム制御部

Claims (10)

  1. 被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の各画素を独立して遮光可能な遮光手段と、
    前記撮像素子の同色の第1の画素と第2の画素の出力値を加算して画像信号を生成するとともに、前記撮像素子の欠陥画素を検出する画像処理部と、
    前記第1の画素が前記欠陥画素で前記第2の画素が正常画素である場合に、前記正常画素を前記遮光手段で遮光し、遮光された前記正常画素から出力される黒レベルを制御する制御部と、
    を有し、
    前記画像処理部は、前記正常画素である前記第1の画素と前記正常画素である前記第2の画素の出力値を加算して前記画像信号を生成することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の画素と前記第2の画素は、隣接画素であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記欠陥画素である前記第1の画素と前記正常画素である前記第2の画素の組が複数ある場合に、前記複数ある組のうち前記正常画素である前記第2の画素が前記撮像素子の中心に最も近い前記第2の画素を遮光するように前記遮光手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像処理部は、前記第1の画素が欠陥画素で前記第2の画素が正常画素である場合に、加算した該第1の画素と該第2の画素の出力値を欠陥画素補正して画像信号を生成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記遮光手段は、前記撮像素子の画素毎に設けられたシャッターまたは可変絞りを有する物性素子であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子は、画素上に複数のマイクロレンズを有し、各マイクロレンズは複数の画素を有し、
    前記複数の画素は、前記第1の画素と前記第2の画素であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 撮影光学系を有するレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒が着脱可能な請求項1ないし6のいずれか1項に記載の撮像装置を備えたカメラシステム。
  8. 被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の各画素を独立して遮光可能な遮光手段と、前記撮像素子の同色の第1の画素と第2の画素の出力値を加算して画像信号を生成する画像処理部と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子の欠陥画素を検出するステップと、
    前記第1の画素が前記欠陥画素で前記第2の画素が正常画素である場合に、前記正常画素を前記遮光手段で遮光し、遮光された前記正常画素から出力される黒レベルを制御するステップと、
    前記正常画素である前記第1の画素と前記正常画素である前記第2の画素の出力値を加算して前記画像信号を生成するステップと、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載の撮像装置の制御方法の手順が記述された、コンピュータで実行可能なプログラム。
  10. コンピュータに、請求項8に記載の撮像装置の制御方法のステップを実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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