JP2014164977A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】灯具を小型化しても光源を十分に放熱できる照明装置を提供する。
【解決手段】灯具6と、この灯具6を支持する灯具支持部7と、基板10に実装されて前記灯具6内に設けられた光源2と、前記基板10と熱的に結合される放熱体としての放熱板11と、前記灯具6と灯具支持部7とを連結する連結部としての軸部材55を備えた照明装置1であって、前記灯具6に、灯具側取付部としての第一折曲部48を前記放熱板11と一体に設け、前記灯具支持部7に、支持手段側取付部としての取付部材52を設け、前記第一折曲部48、軸部材55及び取付部材52を熱良導体で形成すると共に、前記第一折曲部48と取付部材52を前記軸部材55で熱的に結合し、前記光源2の熱を、前記基板10から前記放熱板11、軸部材55を介して前記取付部材52に伝導させ、この取付部材52でも放熱できるので、前記光源2を十分に放熱できる。
【選択図】図19
【解決手段】灯具6と、この灯具6を支持する灯具支持部7と、基板10に実装されて前記灯具6内に設けられた光源2と、前記基板10と熱的に結合される放熱体としての放熱板11と、前記灯具6と灯具支持部7とを連結する連結部としての軸部材55を備えた照明装置1であって、前記灯具6に、灯具側取付部としての第一折曲部48を前記放熱板11と一体に設け、前記灯具支持部7に、支持手段側取付部としての取付部材52を設け、前記第一折曲部48、軸部材55及び取付部材52を熱良導体で形成すると共に、前記第一折曲部48と取付部材52を前記軸部材55で熱的に結合し、前記光源2の熱を、前記基板10から前記放熱板11、軸部材55を介して前記取付部材52に伝導させ、この取付部材52でも放熱できるので、前記光源2を十分に放熱できる。
【選択図】図19
Description
本発明は、折り畳んでコンパクトに収納可能な照明装置に関するものである。
従来、この種の照明装置としては、灯具内に、光源と、光源が伝熱的に取り付けられた放熱板(本願発明の放熱体に相当する)とを有し、光源が発生させた熱を放熱板に伝導させ、この放熱板から放出していた(例えば、特許文献1参照。)。特に、近年普及してきている、光源として高出力LED(発光ダイオード)を用いた照明装置は、LEDを充分に冷却する必要がある。これは、LED自体が半導体素子であることから、熱に弱いということによる。即ち、LEDの放熱が充分でなければ、LED自体が発生させた熱により、LEDの点灯効率が低下し、最悪の場合、LEDが破壊される虞がある。このため、前述したように、光源が発生させた熱を放熱板に伝導させ、この放熱板から熱を放出していた。
前述した照明装置は、灯具自体が大きく、且つ、光源に対し放熱板が相対的に大きければ、光源を問題なく冷却することができる。しかしながら、前述した照明装置は、灯具を小型化すると共に、光源の出力を大きくすると、光源が発生させる熱を放熱板から十分に放出することができず、発光効率の低下、或いは光源の寿命の低下や破壊を引き起こす虞があった。これは、灯具を小型化すると、この灯具内に収容される放熱板も小型化されてしまい、放熱面積が小さくなってしまうためである。
本発明は以上の問題点を解決し、灯具を小型化しつつ、光源を十分に放熱することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の照明装置は、灯具と、この灯具を支持する支持手段と、これら灯具と支持手段とを連結する連結部とを備え、前記灯具内に、基板と、この基板に実装される光源と、前記基板と熱的に結合される放熱体とを備えた照明装置であって、前記灯具と支持手段に、それぞれ前記連結部を取り付けるための灯具側取付部と支持手段側取付部を設け、前記連結部及び前記各取付部を熱良導体で形成し、前記放熱体と灯具側取付部とを熱的に結合させると共に、前記灯具側取付部と支持手段側取付部とを前記連結部を通じて熱的に結合させたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の照明装置は、前記放熱体と灯具側取付部とを一体形成したことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の照明装置は、前記放熱体に折曲部を設け、この折曲部を前記灯具側取付部とし、前記折曲部と前記連結部とを連結させることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の照明装置は、前記光源が発生させた熱を、前記放熱体から、前記灯具側取付部及び連結部を介して、前記支持手段側取付部に伝導させて、この支持手段側取付部でも放熱することができる。そして、これによって、前記光源を十分に放熱することができる。
本発明の請求項2に記載の照明装置は、前記放熱体と灯具側取付部が一体形成されていることで、前記放熱体と灯具側取付部との間で伝熱効率が低下しないようにすることができるので、前記放熱体から前記支持手段側取付部までの間での伝熱効率の低下を抑えることができる。
本発明の請求項3に記載の照明装置は、灯具と支持手段をコンパクトな形状に連結することができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明の一実施例について、図1乃至図21に基づいて説明する。本実施例の照明装置1は、光源2を有する灯具組立体3と、一方がこの灯具組立体3に取り付けられた腕部4と、この腕部4の他方が取り付けられると共に、設置面S上に設置可能な基部5とを備えている。
前記灯具組立体3は、前記光源2を備えた側である灯具6と、前記腕部4の一方に取り付けられた側である支持手段としての灯具支持部7とを、連結部としての第一回動軸部8を介して相対的に回動自在に連結した二分割構造を有している。
前記灯具6は、プラスチック製の薄型箱状に形成された灯具ケース9に、前記光源2と、この光源2が実装された基板10と、この基板10の放熱を行うアルミニウム製の板材からなる放熱体としての放熱板11とが内蔵されており、前記灯具ケース9内部の前記光源2の周囲には、反射板12が設置される。また、前記灯具ケース9の底面部には、前記光源2を前記灯具ケース9の外部に露出させる第一開口部13が形成されており、この第一開口部13に、透明又は半透明な板材からなる窓部材14が嵌め込まれている。なお、この窓部材14は、レンズであってもよい。
前記灯具支持部7は、プラスチック製の薄型箱状に形成された灯具支持部ケース15を備えている。この灯具支持部ケース15は、この灯具支持部ケース15の先端部に形成された第一貫通部16と、前記灯具ケース9の基端部に形成された第二貫通部17とを連通する前記第一回動軸部8を介して、前記灯具組立体3の左右方向(図1におけるX方向)を回動軸方向として、前記灯具ケース9と相対的に回動可能に連結されている。
前記腕部4は、アルミニウム等の金属製の中空棒状部材から形成されている。そして、前記腕部4の一側には、第一連結部材18を備えると共に、前記腕部4の他側には、第二連結部材19を備えている。前記第一連結部材18は、鉄等の金属製の中空部材であり、略L型に形成されている。同様に、前記第二連結部材19も、鉄等の金属製の中空部材であり、略L型に形成されている。
前記基部5は、プラスチック製の薄型箱状に形成された基部ケース20を備えている。そして、この基部ケース20には、前記基部5の左右方向(図1におけるZ方向)に鉄製のおもり21、スイッチ基板22、光源2の電源としての充電池23の順に内蔵されている。そして、前記基部ケース20の上面部に形成された第二開口部24には、前記スイッチ基板22に実装された押しボタン式のスイッチ25Aを含む第一点灯操作部25を露出可能に備えている。また、前記スイッチ基板22には、前記第一点灯操作部25の操作による前記光源2の点灯を規制するためのマイクロスイッチからなる第二点灯操作部26が実装されている。
なお、前述した通り、前記腕部4の一側には、L型の前記第一連結部材18の一側が取り付けられている。一方、L型の前記第一連結部材18の他側は、前記灯具支持部ケース15の背面右側に形成された第三貫通部27に挿通された状態で、前記灯具支持部ケース15内に設けられた第二回動軸部29に固定されている。そして、この第二回動軸部29は、第一軸受部28によって、前記灯具組立体3の前後方向(図1におけるY方向)を回動軸方向として枢設されている。そして、前記第二回動軸部29と第一軸受部28によって、前記灯具組立体3は、前記腕部4に対し相対的に回動自在に接続されている。
また、前述した通り、前記腕部4の他側には、L型の前記第二連結部材19の一側が取り付けられている。一方、L型の前記第二連結部材19の他側は、前記基部ケース20の背面左側に形成された第四貫通部30に挿通された状態で、前記基部ケース20内に設けられた第三回動軸部32に固定されている。そして、この第三回動軸部32は、第二軸受部31によって、前記基部ケース20の前後方向(図1におけるY方向)を回動軸方向として枢設されている。そして、前記第三回動軸部32と第二軸受部31によって、前記基部5は、前記腕部4に対し相対的に回動自在に接続されている。
ここで、前記灯具組立体3の左右方向の長さL1と、前記基部5の左右方向の長さL2とを合わせた長さは、前記腕部4の長さL3と略等しくなっている(L1+L2≒L3)。また、前記灯具ケース9の先端部と、前記基部ケース20の前面先端部とを対向させて、前記灯具組立体3と基部5とを折り畳んだ状態にすると、これら灯具組立体3と基部5は隣接した状態となる。即ち、この状態では、前記灯具6の先端部と基部5の先端部との間には、僅かな間隔が形成されるだけである。従って、前記灯具組立体3、腕部4及び基部5は、共に一体的な略角板形状として収納可能に構成されている。
ここで、前記灯具組立体3と基部5とを隣接状態で固定可能なロック機構33について説明する。このロック機構33は、前記基部ケース20の先端部に出し入れ自在に設けた係合片34と、前記灯具ケース9の先端部に前記係合片34を係合可能に設けた係合片受部35と、前記基部ケース20の正面部側にて前記係合片34を操作可能に設けた係合片操作部36とを有している。
前記係合片34は、前記基部ケース20の先端部の前側に形成された第三開口部37を介して、前記基部ケース20のZ方向に沿って出没可能に設けられる。なお、前記係合片34は、鉄等の強度の高い金属製の板材からなる。
前記係合片受部35は、前記灯具ケース9の先端部の前側に形成され、前記灯具組立体3のX方向に沿って、前記係合片34の先端部分を所定深さまで挿入可能な深さに形成された凹部からなる。
前記係合片操作部36は、プラスチック製の板材からなり、スライド部材38及び摘み部40を有する。前記スライド部材38は、前記基部ケース20の前面部の内面に沿って、この基部ケース20のZ方向にスライド自在に構成されている。また、前記摘み部40は、前記スライド部材38と一体的に形成されている。なお、前記摘み部40は、前記基部ケース20の正面部の右側をZ方向に切り欠いた切溝部39より露出している。
ここで、前記係合片34と前記係合片操作部36のスライド部材38は、このスライド部材38と一体的に形成されたプラスチック製のカバー部材41によって連結されている。このカバー部材41は、上部と先端面を開放し、前記係合片34の底面部基端側部分、正面部基端側部分、背面部基端側部分及び基端部とを被覆可能に形成されている。なお、前記係合片34とカバー部材41は、螺子部材等の固定手段(図示せず)によって固定されているものとする。ここで、前記カバー部材41の基端部は、前記スイッチ基板22の前部右側に実装された第二点灯操作部26の、右向きに設置された被押圧子42を押圧可能に構成されている。
また、前記係合片34とカバー部材41を貫通して、長手方向の向きが前記基部ケース20の前後方向(Z方向)と平行となるように、長孔状のスライド孔43が形成されている。そして、このスライド孔43には、前記基部ケース20の上面部と底面部とを連結する円筒状のボス44が挿通されている。なお、このボス44は、前記係合片34のスライド動作を規制するガイド機能も備えている。
そして、前記ロック機構33における前記係合片34、係合片操作部36及びカバー部材41は、Z方向に沿って、前記スライド孔43の基端側が前記ボス44に当接するまで右側にスライドされる係合位置(図2〜図7参照)と、前記スライド孔43の先端側が前記ボス44に当接するまで左側にスライドされる係合解除位置(図8〜図12参照)との間でスライド自在に設けられている。なお、前記カバー部材41が係合位置にある場合、前記係合片34の先端側が前記基部ケース20の右側面部より右側へ突出する。また、前記カバー部材41が係合位置にある場合、このカバー部材41の基端部は、前記第二点灯操作部26の被押圧子42から離間する。一方、前記カバー部材41が係合解除位置にある場合、前記係合片34の先端側が前記基部ケース20内に収納される。また、前記カバー部材41が係合解除位置にある場合、このカバー部材41の基端部は、前記第二点灯操作部26の被押圧子42をZ方向の左側へ押圧する。
ここで、図中の符号45は、前記充電池23に電力を供給するための図示しないアダプターを装着する端子孔であり、符号46は、前記充電池23の充電状態をランプの点灯で報知する報知手段である。また図示しないが、腕部4には、前記基部5内の充電池23およびスイッチ基板22と、前記灯具6内の基板10とを電気的に接続する配線が内蔵されているものとする。
本実施例は、前記第一点灯操作部25を押す毎に、OFF、強い光、中程度の明るさの光、弱い光、OFFの順に光源2の明るさを三段階に調整可能な調光機能を有するLED照明としているが、光源2の種類としてはこれに限られるものではなく、白熱灯、蛍光灯、有機EL照明等としてもよい。
ここで本実施例の特徴的な部分である、前記第一回動軸部8付近の詳細な構造について説明する。前記基板10に面接触させて熱的に接続された放熱板11は、その基端部が垂直上向きに折り曲げられている。この際、その折り曲げられた基端部と連続するコ型状の切溝47に囲まれた部分が、垂直下向きとなる。これによって、前記放熱板11の基端部が前記灯具ケース9の基端部の内面と略平行とされた正面視略T型状の第一折曲部48が設けられている。そして、この第一折曲部48には、第五貫通部49が形成されている。また、前記放熱板11には、前後両端部分をそれぞれ略垂直上向きに折り曲げた第二折曲部50と第三折曲部51とが設けられている。これら第二折曲部50及び第三折曲部51によって、前記放熱板11の表面積を増加させて、この放熱板11による放熱効率を向上させている。また、このように、前記放熱板11に各折曲部48,50,51を設けることで、前記放熱板11の強度を高めている。
また、前記灯具支持部ケース15の先端部の内部には、この先端部の内面と平行に設置された鉄等の金属製の板材からなる取付部材52が設けられている。前記取付部材52の前後両端には、基端側へ延設された延設部53が設けられている。そして、この延設部53は、螺子部材等の固定手段(図示せず)によって、前記灯具支持部ケース15に固定されているものとする。また、前記取付部材52の中央部分には、第六貫通部54が形成されている。
更に、前記第一回動軸部8は、両端に雄螺子が形成された鉄等の金属製の中空棒状体である軸部材55を備えている。この軸部材55は、前記第二貫通部17及び第五貫通部49に挿通され、一方に第一ナット56を螺合させて前記灯具ケース9の基端部に取り付けると共に、前記第一貫通部16及び第六貫通部54に挿通され、他方に座金57を介して第二ナット58を螺合して前記灯具支持部ケース15の先端部に取り付けられる。
次に、上記構成の照明装置1の作用効果について説明する。図2〜図7に示すように、前記ロック機構33の係合片34が係合位置にある場合、即ち、前記係合片34がZ方向に沿って右側に突出した場合、照明装置1は、前記係合片34の先端部が前記係合片受部35に挿入することによって両者が係合し、隣接する前記灯具組立体3と基部5とが連結されて収納状態となる。そして、このように、前記灯具組立体3と基部5を連結させることで、前記灯具組立体3及び基部5は、それぞれ前記腕部4の第二回動軸部29及び第三回動軸部32に対して回動不能となっている。また、前記ロック機構33の係合片34が係合位置にある場合、前記カバー部材41の基端部と第二点灯操作部26の被押圧子42が離間して、この被押圧子42の押圧状態が解除されている。これによって、前記第一点灯操作部25を操作しても、前記光源2に電力が供給されないようにして、点灯不能とすることができる。
次に、図2〜図7に示す状態から、前記ロック機構33の係合片操作部36の摘み部40をZ方向に沿って左側にスライドさせて、図8〜図12に示すような係合解除位置までロック機構33を操作する。この際、前記係合片34の先端部が前記係合片受部35から外れて前記基部ケース20内に収納されることで、前記係合片34と係合片受部35の係合状態が解除される。そして、隣接する前記灯具組立体3と基部5との固定状態が解除されることで、前記灯具組立体3及び基部5は、それぞれ前記腕部4の第二回動軸部29及び第三回動軸部32に対して回動可能となっている。また、前記ロック機構33の係合片34が係合解除位置にある場合、前記カバー部材41の基端部によって前記第二点灯操作部26の被押圧子42が押圧されている。これによって、前記第一点灯操作部25を操作することで、前記光源2に電力が供給されるようにして、点灯可能とすることができる。
図8〜図12に示すように、前記係合片34と係合片受部35の係合が解除された状態の前記照明装置1は、図13及び図14に示すように、前記腕部4を前記基部5に対して前記第三回動軸部32回りに回動させて起立させ、前記灯具組立体3を前記腕部4に対して前記第二回動軸部29回りに回動させて、前記光源2の向きを、前記基部5が設置された設置面Sと対向させることができる。この際、前記照明装置1は、前記灯具組立体3、腕部4、基部5を略Z型状または略クランク状に展開させることになる。
また、図13及び図14の状態から、前記灯具6を前記灯具支持部7に対して前記第一回動軸部8回りに回動させて、図15及び図16に示すように、前記光源2の向きを設置面Sに対し任意の角度に設定して使用することも可能である。
更に、図13及び図14の状態から、前記灯具組立体3を前記腕部4に対して前記第二回動軸部29回りに逆方向に回動させた後、前記灯具6を前記灯具支持部7に対して前記第一回動軸部8回りに180度回動させて、図17及び図18に示すように、前記光源2の向きを、前記基部5が設置された設置面Sと対向させることができる。この際、前記照明装置1は、前記灯具組立体3、腕部4、基部5を略コ型状に展開させることになる。
また、前記放熱板11と熱良導体である前記取付部材52を、同じく熱良導体である前記軸部材55を介して機械的にも熱的にも連結したことにより、前記光源2で発生した熱Hを、前記基板10から前記放熱板11、前記軸部材55を経由して、前記取付部材52に伝導させて、この取付部材52からも放熱させることができる。
更に、前記灯具ケース9の上面部(又は底面部)と平行に設けられた前記放熱板11の基端側を垂直に折り曲げて形成した前記第一折曲部48と、前記灯具支持部ケース15の上面部(又は底面部)の平面方向に対し垂直に設けられた取付部材52とを、前記灯具ケース9の上面部(又は底面部)及び前記灯具支持部ケース15の上面部(又は底面部)の平面方向と平行な前記軸部材55を介して連結したことにより、薄型箱状の前記灯具ケースの上面部(又は底面部)と薄型箱状の前記灯具支持部ケース15の上面部(又は底面部)とを平行かつ面一に連結することが可能となり、前記灯具ケース9と灯具支持部ケース15とを厚みを抑えた一体的な略角板形状としてコンパクトに連結することができる。
また、前記放熱板11に第一の折曲げ部48、第二折曲部50及び第三折曲部51を設けることで、前記放熱板11の表面積を増加させて放熱効率を向上させると共に、前記取付部材52に延設部53を設けることで、前記取付部材52の表面積を増加させて放熱効率を向上させることができる。
以上のように本実施例の照明装置は、灯具6と、この灯具6を支持する支持手段としての灯具支持部7と、基板10に実装された状態で前記灯具6内に設けられた光源2と、前記基板10と熱的に結合される放熱体としての放熱板11と、前記灯具6と灯具支持部7とを連結する連結部としての軸部材55とを備えた照明装置1であって、前記灯具6に、前記軸部材55を取り付ける灯具側取付部としての第一折曲部48を前記放熱板11と一体に設け、前記灯具支持部7に、前記軸部材55を取り付ける支持手段側取付部としての取付部材52を設け、前記第一折曲部48、軸部材55及び取付部材52を熱良導体で形成すると共に、これら第一折曲部48と取付部材52とを、前記軸部材55を通じて熱的に結合している。
この場合、前記光源2が発生させた熱を、前記基板10、前記第一折曲部48を含む前記放熱板11、前記軸部材55を介して、前記取付部材52に伝導させ、これら放熱板11、軸部材55、取付部材52から放熱することが可能となり、前記灯具組立体3の放熱効率を向上させることができる。
また、灯具側取付部としての第一折曲部48を、前記放熱板11と一体に形成したことで、前記放熱板11と第一折曲部48との間で伝熱効率が低下しないようにすることができるので、前記放熱板11から前記取付部材52までの間での伝熱効率の低下を抑えることができる。
更に、前記放熱板11に一体形成された第一折曲部48を灯具側取付部とし、前記第一折曲部48と軸部材55とを連結させることにより、前記灯具6と灯具支持部7をコンパクトな形状に連結することができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、本実施例の放熱板11において、この放熱板11の基端部分の第一折曲部48、前端部分の第二折曲部50及び後端部分の第三折曲部51以外に、前記放熱板11の先端部分を略垂直に折り曲げ、前記放熱板11の表面積を増加させて放熱効率の向上を図ってもよい。
1 照明装置
2 光源
6 灯具
7 灯具支持部(支持手段)
10 基板
11 放熱板(放熱体)
48 第一折曲部(灯具側取付部、折曲部)
52 取付部材(支持手段側取付部)
55 軸部材(連結部)
2 光源
6 灯具
7 灯具支持部(支持手段)
10 基板
11 放熱板(放熱体)
48 第一折曲部(灯具側取付部、折曲部)
52 取付部材(支持手段側取付部)
55 軸部材(連結部)
Claims (3)
- 灯具と、
この灯具を支持する支持手段と、
これら灯具と支持手段とを連結する連結部とを備え、
前記灯具内に、基板と、この基板に実装される光源と、前記基板と熱的に結合される放熱体と
を備えた照明装置であって、
前記灯具と支持手段に、それぞれ前記連結部を取り付けるための灯具側取付部と支持手段側取付部を設け、
前記連結部及び前記各取付部を熱良導体で形成し、前記放熱体と灯具側取付部とを熱的に結合させると共に、
前記灯具側取付部と支持手段側取付部とを前記連結部を通じて熱的に結合させたことを特徴とする照明装置。 - 前記放熱体と灯具側取付部とを一体形成したことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記放熱体に折曲部を設け、この折曲部を前記灯具側取付部とし、前記折曲部と前記連結部とを連結させることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107676658A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-02-09 | 芜湖市风蝉电竞文化传媒有限公司 | 一种台灯 |
WO2020151031A1 (zh) * | 2019-01-25 | 2020-07-30 | 东莞全创光电实业有限公司 | 一种木质台灯底座 |
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2013
- 2013-02-25 JP JP2013034105A patent/JP2014164977A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107676658A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-02-09 | 芜湖市风蝉电竞文化传媒有限公司 | 一种台灯 |
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