JP2014164874A - 加速器及び中性子捕捉療法装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォイルの消耗度合いを精度良く確認することができる加速器及び中性子捕捉療法装置を提供する。
【解決手段】サイクロトロンは、イオンビームの加速平面が内部に形成される真空箱65と、真空箱65の内部に設けられ、イオンビームを真空箱65の外に取り出すためのフォイル70aと、真空箱65に設けられたビューポート75と、真空箱65の内部に設けられ、フォイル70aからの光をビューポート75に向けて反射させるミラー74と、真空箱65の外部に設けられ、ビューポート75及びミラー74を介してフォイル70aを撮像するカメラ76と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、フォイルを備えた加速器及び中性子捕捉療法装置に関する。
従来、フォイルを備えた加速器に関する技術文献として、例えば特開2012―99354号公報が知られている。この公報には、内部に加速空間が形成される真空箱と、加速空間内で加速される荷電粒子から電子をはぎ取ることでイオンビームを真空箱の外部に出力するフォイルストリッパーと、を備えた加速器が示されている。また、当該加速器を備えたBNCT装置も示されている。
特開2012―99354号公報
ところで、フォイルストリッパーのフォイルは、高エネルギーの荷電粒子の衝突により溶融する消耗品であり、定期的に交換する必要がある。しかしながら、フォイルは密閉された真空箱の内部に配置されているため真空状態を破って真空箱を開放しなければ目視できない。このため、従来は加速器の下流に置かれたスリット等に当たるビーム電流の変化からフォイルの消耗度合いを推測していた。この場合、フォイルの消耗度合いを精度良く把握することが難しいという課題がある。
そこで、本発明は、フォイルの消耗度合いを精度良く確認することができる加速器及び中性子捕捉療法装置を提供することを目的とする。
本発明者は、フォイルの消耗度合いを精度良く把握するため、真空箱にビューポートを設けて撮像手段を配置する構成に想到した。しかしながら、撮像手段で直接的にフォイルを覗く構成とすると、フォイル側から飛来するイオンビームの一部がビューポートや撮像手段に直接入射することになる。このため、イオンビームによりビューポートや撮像手段が破損するという課題が新たに見出された。
そこで、上記課題を解決するため、本発明に係る加速器は、イオンビームの加速平面が内部に設けられる真空箱と、真空箱の内部に設けられ、イオンビームを真空箱の外に取り出すためのフォイルと、真空箱に設けられたビューポートと、真空箱の内部に設けられ、フォイルからの光をビューポートに向けて反射又は屈折させる光学系と、真空箱の外部に設けられ、ビューポート及び光学系を介してフォイルを撮像する撮像手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る加速器によれば、ビューポート及び光学系を介して撮像手段が真空箱内のフォイルを撮像することができるので、画像によりフォイルの消耗度合いを精度良く確認することができる。しかも、この加速器によれば、光学系の反射又は屈折によりフォイルからの光の向きを変えることで、イオンビームが当たらない位置にビューポート及び撮像手段を設けてフォイルを撮像することができるので、イオンビームの入射によるビューポート及び撮像手段の破損を避けることができる。
また、本発明に係る加速器においては、真空箱は、加速平面に沿って外側に張り出す張出部を有し、光学系は、張出部の内部に配置されており、撮像手段は、光軸が加速平面に交差する方向を向くように配置され、ビューポートは、張出部のうち光学系と撮像手段の間に設けられてもよい。
この加速器によれば、イオンビームの軌道から外れた張出部の内部に光学系を設けることで、光学系をイオンビームの軌道近くに配置する場合と比べて、光学系がイオンビームの軌道に影響を与えたり、光学系にイオンビームが過剰に衝突したりすることを避けることができる。
本発明に係る中性子捕捉療法装置は、上述した何れかの加速器を備えることを特徴とする。
本発明に係る中性子捕捉療法装置によれば、撮像手段によりフォイルの消耗度合いを精度良く確認することができるので、フォイルの交換タイミングを誤認し真空状態を誤って破ることが避けられると共に、フォイルの交換頻度を減らして最適化することができ、運用コストの低減を図ることができる。また、この中性子捕捉療法装置によれば、イオンビームが当たらない位置にビューポート及び撮像手段を設けてフォイルの撮像を行うことができるので、イオンビームによるビューポート及び撮像手段の破損を避けることができ、装置のメンテナンスコストの削減及び長寿命化に有利である。
本発明に係る加速器及び中性子捕捉療法装置によれば、フォイルの消耗度合いを精度良く確認することができる。
本発明に係る中性子捕捉療法装置の一実施形態を示す図である。 中性子捕捉療法装置の中性子線生成部を示す一部破断斜視図である。 サイクロトロンを示す断面図である。 サイクロトロンの真空箱を示す平面図である。 真空箱の張出部を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す中性子捕捉療法装置1は、硼素中性子捕捉療法(BNCT:Boron Neutron Capture Therapy)を用いたがん治療などを行うために用いられる装置であり、患者等の被照射体40へ中性子線Nを照射する。
この中性子捕捉療法装置1は、サイクロトロン10を備えている。サイクロトロン10は、陰イオン等の荷電粒子を加速して、イオンビームRを作り出す加速器である。このサイクロトロン10は、例えば、ビーム半径40mm、60kW(=30MeV×2mA)のイオンビームRを生成する能力を有している。
サイクロトロン10から取り出されたイオンビームRは、水平型ステアリング12、四方向スリット14、水平垂直型ステアリング16、四極電磁石18,19,20、90度偏向電磁石22、四極電磁石24、水平垂直型ステアリング26、四極電磁石28、四方向スリット30、電流モニタ32、荷電粒子線走査部34を順次に通過し、中性子線生成部36に導かれる。このイオンビームRは、中性子線生成部36においてターゲットTに照射され、ターゲットTにおいて中性子線Nが発生する。そして、中性子線Nは、治療台38上の被照射体40へ照射される。
なお、水平型ステアリング12、四方向スリット14、水平垂直型ステアリング16、四極電磁石18,19,20、90度偏向電磁石22、四極電磁石24、水平垂直型ステアリング26、四極電磁石28、四方向スリット30、電流モニタ32、荷電粒子線走査部34は、必ず備える必要はなく、省略してもよい。
水平型ステアリング12、水平垂直型ステアリング16,26は、例えば電磁石を用いてイオンビームRのビームの発散を抑制するものである。同様に、四極電磁石18,19,20,24,28は、例えば電磁石を用いてイオンビームRのビーム軸調整を行うものである。また、四方向スリット14,30は、イオンビームRのビーム整形を行うものである。
90度偏向電磁石22は、イオンビームRの進行方向を90度偏向するものである。なお、90度偏向電磁石22には、切替部42が設けられており、切替部42によってイオンビームRを正規の軌道から外してビームダンプ44に導くことが可能になっている。ビームダンプ44は、治療前などにおいてイオンビームRの出力確認を行う。なお、ビームダンプ44を備えることなく省略してもよい。
電流モニタ32は、ターゲットTに照射されるイオンビームRの電流値をリアルタイムで測定するものである。電流モニタ32は、イオンビームRに影響を与えずに電流測定可能な非破壊型のDCCT[DC Current Transformer]が用いられている。この電流モニタ32には、図示しない制御部が接続されており、制御部によりサイクロトロン10から送り出されるイオンビームRの電流値が所望の値になるようにフィードバック制御されている。
荷電粒子線走査部34は、イオンビームRを走査し、ターゲットTに対するイオンビームRの照射制御を行うものである。この荷電粒子線走査部34は、例えば、イオンビームRのターゲットTに対する照射位置や、イオンビームRのビーム径等を制御する。
中性子線生成部36は、図2に示すように、イオンビームRをターゲットTに照射することにより中性子線Nを発生させ、該中性子線Nをコリメータ46を介して出射する。中性子線生成部36は、イオンビームRを通すビームダクト48の下流端部に配設されたターゲットTと、ターゲットTで発生された中性子線Nを減速させる減速材50と、これらを覆うように設けられた遮蔽体52と、を含んで構成されている。
ターゲットTは、イオンビームRの照射を受けて中性子線Nを発生するものである。ここでのターゲットTは、例えば、ベリリウム(Be)やリチウム(Li)により形成され、直径160mmの円板状を成している。減速材50は、中性子線Nのエネルギーを減速させるものであり、例えば異なる複数の材料から成る積層構造とされている。遮蔽体52は、発生させた中性子線N、及び当該中性子線Nの発生に伴って生じたガンマ線等を外部へ放出されないよう遮蔽するものであり、床54に取り付けられている。
続いて、サイクロトロン10について更に詳細に説明する。図3は、サイクロトロン10を示す断面図である。図3において、Z軸を鉛直軸とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を設定し、必要に応じてX、Y、Zを用いた説明を行う。
図3に示すサイクロトロン10は、外部に負の電荷を帯びた荷電粒子を生成するイオン源61を備えており、イオン源61から送り出された荷電粒子を加速してイオンビームRを出射する。このサイクロトロン10は、中性子捕捉療法装置1以外にも、例えば、PET[PositronEmission Tomography]用サイクロトロン、RI[Radio Isotope]製剤用サイクロトロン、中性子源用サイクロトロン、陽子用サイクロトロン、重陽子用サイクロトロンとして用いることができる。
サイクロトロン10は、内部に所定の空間が形成された中空のヨーク62を備えている。中空のヨーク62内部には、ポール63、コイル64、真空箱65、及びインフレクター66が設けられている。
ポール63は、上ポール67及び下ポール68からなる磁極である。上ポール67はヨーク62の内部の上面62aに配置されており、下ポール68はヨーク62の内部の下面62bに配置されている。上ポール67及び下ポール68の周囲には円環状のコイル64が配置されており、コイル64に対する電流供給により上ポール67及び下ポール68の間に鉛直方向(Z方向)の磁場が発生する。これらの上ポール67及び下ポール68の間に、真空状態を保つための真空箱65が配置されている。
真空箱65の内部には、外部のイオン源61から送り出されたイオンビームRを加速平面(メディアンプレーン)Mが設けられ、その中央にはイオンビームRを加速平面Mに入射(導入)させるインフレクター66が配置されている。インフレクター66は、電源(図示せず)から電流を供給されており、サイクロトロン10の中心軸Cに沿って進行するイオンビームRを偏向して加速平面Mに入射させる。インフレクター66は、真空箱65の内部でサイクロトロン10のほぼ中心に配置されている。なお、本実施形態において加速平面MはXY平面に平行な面である。
また、サイクロトロン10は、真空箱65を挟み込むように配置された断面コの字状のディー電極69を複数備えている。なお、ディー電極69は一つであってもよい。ディー電極69は、中心軸Cの延在方向から見て扇型や螺旋型(例えば螺旋に沿って変形した扇型)に形成されている。ディー電極69の内部には、中心軸Cの周方向に貫通された空洞が形成されており、その空洞内に真空箱65が位置している。サイクロトロン10では、ディー電極69に交流電流を供給することで空洞内に高周波電場を発生させ、高周波電場における電位差の周期的変化によりイオンビームRを繰り返し加速させる。
図4は、サイクロトロン10の真空箱65を示す平面図である。図4に示されるように、イオンビームRは、インフレクター66を中心とした螺旋状の軌道を描きながら加速平面M内で加速され、フォイルストリッパー70によって電子を剥ぎ取られた後、取出ポート71を通じて真空箱65の外部に出力される。
具体的に、サイクロトロン10が加速する荷電粒子をH粒子とすると、加速されて取り出し半径に達したH粒子は、軌道上に置かれたフォイルストリッパー70のフォイル70aに衝突する。このとき、H粒子の2つの電子が剥ぎ取られ、H粒子がH粒子(陽子)となる。H粒子は、フォイル70aを透過し、イオンビームRとして取出ポート71から外部に出力される。一方で、剥ぎ取られた電子は磁場方向(Z方向)に飛散するか、又は、フォイル70aに吸収される。
このフォイルストリッパー70は、真空箱65内のフォイル70aと、フォイル70aから延在するロッド70bと、ロッド70bに接続された駆動部70cと、を有している。
駆動部70cは、真空箱65の外に設けられ、フォイル70aを荷電粒子の軌道に対して進退させる機構である。駆動部70cは、フォイル70aの進退量を変化させることで取出ポート71から取り出されるイオンビームRの電流量を制御する。なお、イオンビームRの電流量は、イオン源61からのイオン供給量によっても制御できる。
真空箱65は、加速平面Mに沿って外部に張り出すダクト状の張出部72を有している。張出部72は、鉛直方向(Z方向)においてフォイル70aと同じ高さ(すなわち加速平面Mと同じ高さ)に形成されている。張出部72とフォイル70aの配置範囲(制御のためにフォイル70aが進退する範囲)との間に遮蔽物はなく、荷電粒子との衝突により赤熱するフォイル70aからの光は張出部72に直接入り込む。
図5は、真空箱65の張出部72を示す図である。図5に示されるように、ダクト状の張出部72の下方には、筒状の延在部73が形成されている。また、張出部72の内部の奥側には、ミラー(光学系)74が設けられている。ミラー74は、荷電粒子の衝突により赤熱するフォイル70aからの光を下へと反射する。
この張出部72の内部は真空箱65と通じており、真空状態が保たれている。一方で、筒状の延在部73の内部は大気と通じている。真空状態の張出部72と大気状態の延在部73との間は、ガラス製のビューポート75によって仕切られている。ビューポート75は、ミラー74の真下に設けられている。
延在部73の下端には、フォイル70aを撮像するためのカメラ(撮像手段)76が設けられている。カメラ76は、光軸がZ方向で上向き(XY平面に相当する加速平面Mに対して直交する方向)に配置されている。なお、カメラ76は、必ずしも光軸が上向きに配置されている必要はなく、光軸が加速平面Mに交差する方向を向いて配置されていればよい。加速平面Mに交差する方向には、加速平面M上(XY平面上)の方向は含まれない。
ここで、図4及び図5の一点鎖線Hはフォイル70aからカメラ76に向かう光を示している。一点鎖線Hが示すように、フォイル70aから放たれた光は、張出部72に入り込んでミラー74によってビューポート75へ反射され、ビューポート75を透過してカメラ76に撮像される。すなわち、ビューポート75は、張出部72のうちミラー74とカメラ76との間に設けられている。また、カメラ76は、ミラー74及びビューポート75を介してフォイル70aを撮像している。
延在部73には、投光器77が配置された投光通路73aが形成されている。投光器77は、矢印Sとして示すように、ビューポート75に斜め下から投光するように配置されている。投光器77が放った光は、ビューポート75を透過してミラー74に照射され、反射によってフォイル70aを照らす。投光器77は、カメラ76よりも真空箱65側に配置されている。
次に、本実施形態に係るサイクロトロン10及び中性子捕捉療法装置1の作用・効果について説明する。
以上説明したサイクロトロン10によれば、ミラー74及びビューポート75を介してカメラ76が真空箱65内のフォイル70aを撮像することができるので、画像によりフォイル70aの消耗度合いを精度良く確認することができる。しかも、このサイクロトロン10によれば、ミラー74の反射によりフォイル70aからの光の向きを変えることにより、イオンビームRが当たらない位置にビューポート75及びカメラ76を設けてフォイル70aを撮像することができ、イオンビームRの入射によるビューポート75及びカメラ76の劣化や破損を避けることができる。
また、このサイクロトロン10によれば、真空箱65に加速平面Mに沿って外側に張り出す張出部72を設け、張出部72の内部にミラー74を配置する構成とすることで、ミラー74をイオンビームの軌道近くに配置する場合と比べて、ミラー74がイオンビームRの軌道に影響を与えたり、ミラー74にイオンビームRが過剰に衝突したりすることを避けることができる。
また、本実施形態に係る中性子捕捉療法装置1によれば、上述したサイクロトロン10を備えることにより、画像によってフォイル70aの消耗度合いを精度良く確認することができるので、フォイル70aの交換タイミングを誤って判断し、真空を不要に破る事態を抑制できると共に、フォイル70aの交換頻度を減らして最適化することができ、運用コストの低減を図ることができる。また、この中性子捕捉療法装置1によれば、イオンビームRが当たらない位置にビューポート75及びカメラ76を設けてフォイル70aの撮像を行うことができるので、イオンビームRによるビューポート75及びカメラ76の劣化や破損を抑制することができ、装置のメンテナンスコストの削減及び長寿命化に有利である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、サイクロトロンは、横置き型のものではなく縦置き型のものを採用してもよい。また、本発明はライナックに適用することもできる。
また、フォイルからの光の向きを変更する光学系は、ミラーに限られず、フォイルからの光を屈折させるプリズム等であってもよく、複数の光学要素を組み合わせたものであってもよい。更に、張出部の構成は上述したものに限られない。カメラ及びビューポートは、ミラーの真下に位置する必要はなく、真上に位置してもよく、斜め下方や斜め上方等に位置してもよい。また、必ずしも投光器を備える必要はない。また、必ずしも真空箱に張出部を設ける必要はなく、イオンビームの軌道と同じ空間にミラー等の光学系を設けてもよい。
10…サイクロトロン(加速器) 12…水平型ステアリング 14,30…四方向スリット 16,26…水平垂直型ステアリング 18,19,20,24,28…四極電磁石 22…度偏向電磁石 26…水平垂直型ステアリング 30…四方向スリット 32…電流モニタ 34…荷電粒子線走査部 36…中性子線生成部 38…治療台 40…被照射体 42…切替部 44…ビームダンプ 46…コリメータ 48…ビームダクト 50…減速材 52…遮蔽体 54…床 61…イオン源 62…ヨーク 62a…上面 62b…下面 63…ポール 64…コイル 65…真空箱 66…インフレクター 67…上ポール 68…下ポール 69…ディー電極 70…フォイルストリッパー 70a…フォイル 70b…駆動部 70c…ロッド 71…取出ポート 72…張出部 73…延在部 73a…投光通路 74…ミラー(光学系) 75…ビューポート 76…カメラ(撮像手段) 77…投光器 C…中心軸 M…加速平面 N…中性子線 R…イオンビーム T…ターゲット

Claims (3)

  1. イオンビームの加速平面が内部に設けられる真空箱と、
    前記真空箱の内部に設けられ、イオンビームを前記真空箱の外に取り出すためのフォイルと、
    前記真空箱に設けられたビューポートと、
    前記真空箱の内部に設けられ、前記フォイルからの光を前記ビューポートに向けて反射又は屈折させる光学系と、
    前記真空箱の外部に設けられ、前記ビューポート及び前記光学系を介して前記フォイルを撮像する撮像手段と、
    を備える加速器。
  2. 前記真空箱は、前記加速平面に沿って外側に張り出す張出部を有し、
    前記光学系は、前記張出部の内部に配置されており、
    前記撮像手段は、光軸が前記加速平面に交差する方向を向くように配置され、
    前記ビューポートは、前記張出部のうち前記光学系と前記撮像手段の間に設けられている、請求項1に記載の加速器。
  3. 請求項1又は2に記載の加速器を備える中性子捕捉療法装置。
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