JP2014164849A - 固体高分子形燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】付機の電力消費量を増加させることなく回収室の内部のガスをスタックの外部へ容易に排出することができる固体高分子形燃料電池を提供する。
【解決手段】固体高分子形燃料電池のスタック100のセパレータ120が、回収室125a,125bの内部に設けられて上端を流通溝123a,123bの下方の近傍に位置させると共に下端を排出マニホールド122a,122bに接続させた対をなす仕切壁126a,126bと、対をなす仕切壁126a,126bの間の上方を覆うと共に仕切壁126a,126bとの間及び流通溝123a,123bとの間に隙間を有するように仕切壁126a,126bと流通溝123a,123bとの間に位置する仕切屋根127a,127bとを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体高分子形燃料電池に関する。
固体高分子形燃料電池は、固体高分子電解質体を燃料極及び酸化極で挟んだセルと、水素ガスを含有する燃料ガスを流通させる燃料側流通溝を一方面に形成されて酸素ガスを含有する酸化ガスを流通させる酸化側流通溝を他方面に形成されたセパレータとを交互に複数積層したスタックを備えており、当該スタックの上記セパレータの上記燃料側流通溝に上記燃料ガスを流通させて上記セルの上記燃料極に供給すると共に上記酸化側流通溝に上記酸化ガスを流通させて上記セルの上記酸化極に供給することにより、当該セルにおいて、上記燃料ガス中の水素ガスと上記酸化ガス中の酸素ガスとを電気化学的に反応させて、電力を得ることができるようになっている。
このような固体高分子形燃料電池においては、上記電気化学反応に伴って水が生成するため、生成した当該水を、上記電気化学反応に寄与しなかった残ガスと共に上記流通溝から下方の回収室にまとめて回収して、さらに下方の排出マニホールドを介してスタックの外部へ排出するようにしている。
特開2004−185944号公報
ところで、前述したような固体高分子形燃料電池においては、スタックをできるだけ小さくすることが求められていることから、例えば、セパレータの厚さをできるだけ薄くすることが検討されている。
しかしながら、セパレータの厚さを薄くすると、前記回収室の厚さも薄くなって、上記水が当該回収室内に表面張力によって留まりやすくなり、前記排出マニホールドに自重で落下する高さ位置まで滞留して、当該回収室と当該排出マニホールドとの間が閉塞しやすくなって、当該回収室の内部の前記ガスがスタックの外部へ排出しにくくなってしまう。
このため、前記スタックの排出口に吸引ブロア等を接続して前記排出マニホールド内を吸引するようにしなければならず、付機の電力消費量の増加を招いてしまう。
このようなことから、本発明は、付機の電力消費量を増加させることなく回収室の内部のガスをスタックの外部へ容易に排出することができる固体高分子形燃料電池を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係る固体高分子形燃料電池は、固体高分子電解質体を燃料極及び酸化極で挟んだセルとセパレータとを鉛直方向と交差する方向へ向かって交互に複数積層したスタックを備えている固体高分子形燃料電池であって、前記セパレータが、前記セルの前記燃料極と対向する面に形成されて燃料ガスを流通させる燃料側流通溝と、前記セルの前記酸化極と対向する面に形成されて酸化ガスを流通させる酸化側流通溝と、厚さ方向へ貫通するように前記燃料側流通溝の上方側に形成されて燃料ガスを供給する燃料側供給マニホールドと、厚さ方向へ貫通するように前記酸化側流通溝の上方側に形成されて酸化ガスを供給する酸化側供給マニホールドと、前記燃料側供給マニホールドと前記燃料側流通溝との間に位置するように厚さ方向の内部に形成されて当該燃料側供給マニホールドと当該燃料側流通溝とを接続する燃料側分配室と、前記酸化側供給マニホールドと前記酸化側流通溝との間に位置するように厚さ方向の内部に形成されて当該酸化側供給マニホールドと当該酸化側流通溝とを接続する酸化側分配室と、厚さ方向へ貫通するように前記燃料側流通溝の下方側に形成された燃料側排出マニホールドと、厚さ方向へ貫通するように前記酸化側流通溝の下方に形成された酸化側排出マニホールドと、前記燃料側排出マニホールドと前記燃料側流通溝との間に位置するように厚さ方向の内部に形成されて当該燃料側排出マニホールドと当該燃料側流通溝とを接続する燃料側回収室と、前記酸化側排出マニホールドと前記酸化側流通溝との間に位置するように厚さ方向の内部に形成されて当該酸化側排出マニホールドと当該酸化側流通溝とを接続する酸化側回収室とを有し、前記セパレータが、さらに、前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の少なくとも一方の内部に滞留する水の液面の高さ位置よりも上方に位置して当該燃料側回収室及び当該酸化側回収室の少なくとも一方の内部のガスを入り込ませるガス排出バイパス入口と、当該ガス排出バイパス入口に入り込んだガスを送り出すガス排出バイパス出口とを有するガス排出バイパス手段を備えていることを特徴とする。
また、第二番目の発明に係る固体高分子形燃料電池は、第一番目の発明において、前記セパレータの前記ガス排出バイパス手段が、前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の少なくとも一方の内部に設けられて上端を前記流通溝の下方の近傍に位置させると共に下端を前記排出マニホールドに接続させた対をなす仕切壁を備えているものであることを特徴とする。
また、第三番目の発明に係る固体高分子形燃料電池は、第二番目の発明において、前記セパレータの前記ガス排出バイパス手段が、前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の少なくとも一方の内部に設けられて対をなす前記仕切壁の間の上方を覆うと共に当該仕切壁との間及び当該流通溝との間に隙間を有するように当該仕切壁と前記流通溝との間に位置する仕切屋根を備えているものであることを特徴とする。
また、第四番目の発明に係る固体高分子形燃料電池は、第一番目の発明において、前記セパレータの前記ガス排出バイパス手段が、前記セパレータの一方又は他方の側方の、前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の一方の側方の上方寄りで当該セパレータを厚さ方向に貫通するように形成されたガス排出バイパスマニホールドと、前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の一方の内部と前記ガス排出バイパスマニホールドとを接続するように当該セパレータの厚さ方向の内部に形成されて当該燃料側回収室及び当該酸化側回収室の一方の内部に滞留する水の液面の高さ位置よりも上方に位置するガス排出バイパス路とを備えていることを特徴とする。
また、第五番目の発明に係る固体高分子形燃料電池は、第四番目の発明において、前記スタックの外部に配設されて内部に水を貯留すると共に当該スタックの前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の一方と接続する前記排出マニホールドへ下方側を接続されたレベルタンクと、前記スタックの前記マニホールドの前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の一方の内部に滞留する水の液面の高さ位置を一定に保持するように前記レベルタンクの内部の水の液面の高さ位置を一定に保持する水面高さ維持手段とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る固体高分子形燃料電池によれば、セパレータの薄層化に伴う前記回収室の狭小化により、当該回収室内に回収された水が、当該回収室内に表面張力で滞留し、前記排出マニホールド内に自重で落下する高さ位置まで留まりながら、当該排出マニホールド内に排出されるようになっても、ガス排出バイパス手段が、当該回収室の内部に滞留する水の液面の高さ位置よりも上方にガス排出バイパス入口を位置させていることから、当該回収室の内部のガスを当該ガス排出バイパス入口に入り込ませて、ガス排出バイパス出口から送り出すことができるので、スタックの排出口に吸引ブロア等を接続して前記排出マニホールド内を吸引する必要がない。その結果、付機の電力消費量を増加させることなく前記回収室の内部のガスをスタックの外部へ容易に排出することができる。
本発明に係る固体高分子形燃料電池の第一番目の実施形態の要部の概略構成図である。 図1のセパレータの一方面側の概略構成図である。 図1のセパレータの他方面側の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子形燃料電池の第二番目の実施形態の要部の概略構成図である。 図4のセパレータの一方面側の概略構成図である。 図4のセパレータの他方面側の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子形燃料電池の第三番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る固体高分子形燃料電池の第三番目の実施形態の他の要部の概略構成図である。
本発明に係る固体高分子形燃料電池の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は図面に基づいて説明する以下の実施形態のみに限定されるものではない。
〈第一番目の実施形態〉
本発明に係る固体高分子形燃料電池の第一番目の実施形態を図1〜3に基づいて説明する。
本実施形態に係る固体高分子形燃料電池は、図1に示すように、プロトン伝導性を有する固体高分子電解質体111を、ガス透過性及び導電性を有する燃料極112及び酸化極113で挟んだセル(単電池)110と、水素ガスを含有する燃料ガスを流通させる燃料側流通溝を一方面側に形成されて酸素ガスを含有する酸化ガスを流通させる酸化側流通溝を他方面側に形成された導電性を有するセパレータ120とを鉛直方向と交差する方向へ向かって交互に複数積層したスタック100を備えている。
前記セパレータ120は、図2,3に示すように、燃料ガス1を供給する燃料側供給マニホールド121aが上方側の一方の隅寄りに厚さ方向へ貫通するように形成され、酸化ガス2を供給する酸化側供給マニホールド121bが上方側の他方の隅寄りに厚さ方向へ貫通するように形成され、電気化学反応に寄与しなかった燃料ガス1の残ガス1aを排出する燃料側排出マニホールド122aが下方側の他方の隅寄りに厚さ方向へ貫通するように形成され、電気化学反応に寄与しなかった酸化ガス2の残ガス2aを排出する酸化側排出マニホールド122bが下方側の一方の隅寄りに厚さ方向へ貫通するように形成されている。
また、前記セパレータ120は、前記燃料ガス1を流通させる燃料側流通溝123aが前記セル110の前記燃料極112と対向する面(一方面)の中央部分に形成され、前記酸化ガス2を流通させる酸化側流通溝123bが前記セル110の前記燃料極113と対向する面(他方面)の中央部分に形成されている。
そして、前記セパレータ120は、前記燃料側供給マニホールド121aと前記燃料側流通溝123aとを接続する燃料側分配室124aが当該燃料側供給マニホールド121aの下部と当該燃料側流通溝123aの上部との間に位置するように当該セパレータ120の厚さ方向内部の一方面寄りに形成され、前記酸化側供給マニホールド121bと前記酸化側流通溝123bとを接続する酸化側分配室124bが当該酸化側供給マニホールド121bの下部と当該酸化側流通溝123bの上部との間に位置するように当該セパレータ120の厚さ方向内部の他方面寄りに形成され、前記燃料側供給流通溝123aと前記燃料側排出マニホールド122aとを接続する燃料側回収室125aが当該燃料側供給流通溝123aの下部と当該燃料側排出マニホールド122aの上部との間に位置するように当該セパレータ120の厚さ方向内部の一方面寄りに形成され、前記酸化側供給流通溝123bと前記酸化側排出マニホールド122bとを接続する酸化側回収室125bが当該酸化側供給流通溝123bの下部と当該酸化側排出マニホールド122bの上部との間に位置するように当該セパレータ120の厚さ方向内部の他方面寄りに形成されている。
さらに、図2に示すように、前記燃料側回収室125aの内部には、上下方向に長手方向を向けた対をなす仕切壁126aが、上端を前記燃料側流通溝123aの下端近傍に位置させると共に下端を前記燃料側排出マニホールド122aとの接続部分に位置させるようにして配設されている。前記燃料側回収室125aの内部の、前記仕切壁126aの上端と前記燃料側流通溝123aの下端との間には、上方よりも下方ほど広がるように傾斜した三角形状をなす仕切屋根127aが、対をなす上記仕切壁126aの対向間の上方を覆うようにして配設されており、当該仕切屋根127aは、上記燃料側流通溝123aの下端との間及び上記仕切壁126aの上端との間に隙間を有するように、その大きさや位置が設定されている。
他方、図3に示すように、前記酸化側回収室125bの内部には、上下方向に長手方向を向けた対をなす仕切壁126bが、上端を前記酸化側流通溝123bの下端近傍に位置させると共に下端を前記酸化側排出マニホールド122bとの接続部分に位置させるようにして配設されている。前記酸化側回収室125bの内部の、前記仕切壁126bの上端と前記酸化側流通溝123bの下端との間には、上方よりも下方ほど広がるように傾斜した三角形状をなす仕切屋根127bが、対をなす上記仕切壁126bの対向間の上方を覆うようにして配設されており、当該仕切屋根127bは、上記酸化側流通溝123bの下端との間及び上記仕切壁126bの上端との間に隙間を有するように、その大きさや位置が設定されている。
なお、本実施形態においては、対をなす前記仕切壁126aの上端が燃料側のガス排出バイパス入口を構成し、対をなす前記仕切壁126aの下端が燃料側のガス排出バイパス出口を構成し、前記仕切壁126a、前記仕切屋根127a等により燃料側のガス排出バイパス手段を構成し、対をなす前記仕切壁126bの上端が酸化側のガス排出バイパス入口を構成し、対をなす前記仕切壁126bの下端が酸化側のガス排出バイパス出口を構成し、前記仕切壁126b、前記仕切屋根127b等により酸化側のガス排出バイパス手段を構成している。
このような本実施形態に係る固体高分子形燃料電池においては、前記スタック100の燃料側供給口に前記燃料ガス1を供給すると共に酸化側供給口に前記酸化ガス2を供給すると、上記燃料ガス1が各セパレータ120の前記燃料側供給マニホールド121aから前記燃料側分配室124a内に流入して前記燃料側流通溝123a内を流通することにより、前記セル110の前記燃料極112に供給されると共に、上記酸化ガス2が各セパレータ120の前記酸化側供給マニホールド121bから前記酸化側分配室124b内に流入して前記酸化側流通溝123b内を流通することにより、前記セル110の前記酸化極113に供給される。
これにより、前記セル110において、前記燃料ガス1中の水素ガスと前記酸化ガス2中の酸素ガスとが電気化学的に反応して電力を発生すると共に、水3が生成する。
前記セル110において上記電気化学反応に寄与しなかった前記燃料ガス1の残ガス1aは、前記水3と共に、前記燃料側流通溝123a内を流通して前記燃料側回収室125a内に回収される。また、前記セル110において上記電気化学反応に寄与しなかった前記酸化ガス2の残ガス2aは、前記水3と共に、前記酸化側流通溝123b内を流通して前記酸化側回収室125b内に回収される。
前記燃料側回収室125a内に回収された前記水3は、当該セパレータ120の薄層化に伴う当該燃料側回収室125aの狭小化により、当該燃料側回収室125a内に表面張力で滞留し、前記燃料側排出マニホールド122a内に自重で落下する高さ位置(計算により予め求められる値)まで留まりながら、当該燃料側排出マニホールド122a内に排出される。
このとき、前記仕切壁126aの下端が、前記燃料側排出マニホールド122aに接続すると共に、上端が、前記燃料側流通溝123aの下端近傍に位置、すなわち、前記燃料側回収室125a内に回収されて滞留する前記水3の液面の高さ位置よりも上方に位置していることから、当該燃料側回収室125a内に回収された前記水3は、対向する当該仕切壁126aの間に入り込むことがない。
また、前記仕切屋根127aが、対をなす前記仕切壁126aの対向間の上方を覆うように当該仕切壁126aの上端と前記燃料側流通溝123aの下端との間に隙間を有して配設されていることから、当該仕切壁126aの上方の上記燃料側流通溝123aから流出する前記水3が当該仕切壁126a間に入り込むことを防止できる。
このため、前記燃料側回収室125a内に回収された前記残ガス1aは、前記仕切屋根127aと前記仕切壁126aの上端との間を介して、上記仕切壁126aの上端の対向間から入り込み、対向する当該仕切壁126aの間を流通して当該仕切壁126aの下端の対向間から送り出され、前記燃料側排出マニホールド122a内に排出される。
他方、前記酸化側回収室125b内に回収された前記水3は、当該セパレータ120の薄層化に伴う当該酸化側回収室125bの狭小化により、当該酸化側回収室125b内に表面張力で滞留し、前記酸化側排出マニホールド122b内に自重で落下する高さ位置(計算により予め求められる値)まで留まりながら、当該酸化側排出マニホールド122b内に排出される。
このとき、前記仕切壁126bの下端が、前記酸化側排出マニホールド122bに接続すると共に、上端が、前記酸化側流通溝123bの下端近傍に位置、すなわち、前記酸化側回収室125a内に回収されて滞留する前記水3の液面の高さ位置よりも上方に位置していることから、当該酸化側回収室125b内に回収された前記水3は、対向する当該仕切壁126bの間に入り込むことがない。
また、前記仕切屋根127bが、対をなす前記仕切壁126bの対向間の上方を覆うように当該仕切壁126bの上端と前記酸化側流通溝123bの下端との間に隙間を有して配設されていることから、当該仕切壁126bの上方の上記酸化側流通溝123bから流出する前記水3が当該仕切壁126a間に入り込むことを防止できる。
このため、前記酸化側回収室125b内に回収された前記残ガス2aは、前記仕切屋根127bと前記仕切壁126bの上端との間を介して、上記仕切壁126bの上端の対向間から入り込み、対向する当該仕切壁126bの間を流通して当該仕切壁126bの下端の対向間から送り出され、前記酸化側排出マニホールド122b内に排出される。
このようにして前記燃料側排出マニホールド122a内に排出された前記残ガス1a及び前記水3は、スタック100の燃料側排出口から系外へ排出され、前記酸化側排出マニホールド122b内に排出された前記残ガス2a及び前記水3は、スタック100の酸化側排出口から系外へ排出される。
これにより、上記スタック100の燃料側排出口や酸化側排出口に吸引ブロア等を接続して前記排出マニホールド122a,122b内を吸引しなくても前記回収室125a,125b内の前記残ガス1a,2aを上記スタック100の外部へ容易に排出することができる。
したがって、本実施形態によれば、付機の電力消費量を増加させることなく前記回収室125a,125b内の前記残ガス1a,1bをスタック100の外部へ容易に排出することができる。
また、前記仕切屋根127a,127bが、上方よりも下方ほど広がるように傾斜した三角形状をなしていることから、当該仕切屋根127a,127b上に水3が溜まってしまうことを防止できる。
〈第二番目の実施形態〉
本発明に係る固体高分子形燃料電池の第二番目の実施形態を図4〜6に基づいて説明する。なお、前述した実施形態と同様な部分については、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した実施形態での説明と重複する説明を省略する。
本実施形態に係る固体高分子形燃料電池は、図4に示すように、前記セル(単電池)110と、前記燃料ガス1を流通させる燃料側流通溝を一方面側に形成されて前記酸化ガス2を流通させる酸化側流通溝を他方面側に形成されたセパレータ220とを鉛直方向と交差する方向へ向かって交互に複数積層したスタック200を備えている。
図5,6に示すように、前記セパレータ220の一方の側方(図5中、右側)の、前記燃料側回収室125aの側方の上方寄りには、当該セパレータ220を厚さ方向に貫通する燃料側ガス排出バイパスマニホールド226aが形成されている。前記セパレータ220の他方の側方(図6中、右側)の、前記酸化側回収室125bの側方の上方寄りには、当該セパレータ220を厚さ方向に貫通する酸化側ガス排出バイパスマニホールド226bが形成されている。
また、前記セパレータ220の前記燃料側ガス排出バイパスマニホールド226aと前記燃料側回収室125aとの間には、当該燃料側ガス排出バイパスマニホールド226aの側方と当該燃料側回収室125aの内部の側方(図5中、右側)との間を接続する燃料側ガス排出バイパス路227aが当該セパレータ220の厚さ方向内部の一方面寄りに形成されている。前記セパレータ220の前記酸化側ガス排出バイパスマニホールド226bと前記酸化側回収室125bとの間には、当該酸化側ガス排出バイパスマニホールド226bの側方と当該酸化側回収室125bの内部の側方(図6中、右側)との間を接続する燃料側ガス排出バイパス路227bが当該セパレータ220の厚さ方向内部の一方面寄りに形成されている。
つまり、本実施形態に係る固体高分子形燃料電池は、前述した実施形態に係る前記仕切壁126a,126b、前記仕切屋根127a,127b等を有する前記セパレータ120を前記セル110と交互に複数積層したスタック100に代えて、前記ガス排出バイパスマニホールド226a.226b、前記ガス排出バイパス路227a,227b等を有する前記セパレータ220を前記セル110と交互に複数積層したスタック200を備えるようにしたのである。
なお、本実施形態においては、前記燃料側ガス排出バイパス路227aが燃料側のガス排出バイパス入口を構成し、前記燃料側ガス排出バイパスマニホールド226aが燃料側のガス排出バイパス出口を構成し、前記燃料側ガス排出マニホールド226a、前記燃料側ガス排出バイパス路227a等により燃料側のガス排出バイパス手段を構成し、前記酸化側ガス排出バイパス路227bが酸化側のガス排出バイパス入口を構成し、前記酸化側ガス排出バイパスマニホールド226bが酸化側のガス排出バイパス出口を構成し、前記酸化側ガス排出マニホールド226b、前記酸化側ガス排出バイパス路227b等により酸化側のガス排出バイパス手段を構成している。
このような本実施形態に係る固体高分子形燃料電池においては、前述した実施形態の場合と同様に、前記スタック200の燃料側供給口に前記燃料ガス1を供給すると共に酸化側供給口に前記酸化ガス2を供給することにより、上記燃料ガス1が各セパレータ220の前記燃料側供給マニホールド121aから前記燃料側分配室124a内に流入して前記燃料側流通溝123a内を流通して、前記セル110の前記燃料極112に供給されると共に、上記酸化ガス2が各セパレータ220の前記酸化側供給マニホールド121bから前記酸化側分配室124b内に流入して前記酸化側流通溝123b内を流通して、前記セル110の前記酸化極113に供給される。
これにより、前述した実施形態の場合と同様に、前記セル110において、前記燃料ガス1中の水素ガスと前記酸化ガス2中の酸素ガスとが電気化学的に反応して電力を発生すると共に、水3が生成する。
そして、前述した実施形態の場合と同様に、前記セル110において上記電気化学反応に寄与しなかった前記燃料ガス1の残ガス1aは、前記水3と共に、前記燃料側流通溝123a内を流通して前記燃料側回収室125a内に回収され、前記セル110において上記電気化学反応に寄与しなかった前記酸化ガス2の残ガス2aは、前記水3と共に、前記酸化側流通溝123b内を流通して前記酸化側回収室125b内に回収される。
このように上記燃料側回収室125a内に回収された前記水3は、当該セパレータ220の薄層化に伴う当該燃料側回収室125aの狭小化により、当該燃料側回収室125a内に表面張力で滞留し、前記燃料側排出マニホールド122a内に自重で落下する高さ位置(計算により予め求められる値)まで留まりながら、当該燃料側排出マニホールド122a内に排出される。
また、上記燃料側回収室125a内に回収された前記燃料ガス1の前記残ガス1aは、当該燃料側回収室125aと前記燃料側排出マニホールド122aとの間に前記水3が滞留しているものの、前記燃料側ガス排出バイパス路227a及び前記燃料側ガス排出バイパスマニホールド226aが、当該燃料側回収室125aの側方の上方寄り、すなわち、当該燃料側回収室125a内に回収されて滞留する前記水3の液面の高さ位置よりも上方に位置していることから、当該燃料側ガス排出バイパス路227aに入り込んで当該燃料側ガス排出バイパスマニホールド226aに送り出される。
他方、上記酸化側回収室125b内に回収された前記水3は、当該セパレータ220の薄層化に伴う当該酸化側回収室125bの狭小化により、当該酸化側回収室125b内に表面張力で滞留し、前記酸化側排出マニホールド122b内に自重で落下する高さ位置(計算により予め求められる値)まで留まりながら、当該燃料側排出マニホールド122b内に排出される。
また、上記酸化側回収室125b内に回収された前記酸化ガス2の前記残ガス2aは、当該酸化側回収室125bと前記酸化側排出マニホールド122abの間に前記水3が滞留しているものの、前記酸化側ガス排出バイパス路227b及び前記酸化側ガス排出バイパスマニホールド226bが、当該酸化側回収室125bの側方の上方寄り、すなわち、当該酸化側回収室125b内に回収されて滞留する前記水3の液面の高さ位置よりも上方に位置していることから、当該酸化側ガス排出バイパス路227bに入り込んで当該酸化側ガス排出バイパスマニホールド226bに送り出される。
このようにして前記排出マニホールド122a,122b内に排出された前記水3は、当該スタック200の前記排出口から系外へ排出され、前記ガス排出バイパスマニホールド227a,227bに送り出された前記残ガス1a,2aは、当該スタック200の各ガス排出バイパス口から系外へ排出される。
これにより、前述した実施形態の場合と同様に、上記スタック200の燃料側排出口や酸化側排出口に吸引ブロア等を接続して前記排出マニホールド122a,122b内を吸引しなくても前記残ガス1a,2aを上記スタック200の外部へ容易に排出することができる。
したがって、本実施形態によれば、前述した実施形態の場合と同様に、付機の電力消費量を増加させることなくスタック200の外部への前記残ガス1a,2aの排出を容易に行うことができる。
〈第三番目の実施形態〉
本発明に係る固体高分子形燃料電池の第三番目の実施形態を図7,8に基づいて説明する。なお、前述した実施形態と同様な部分については、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図7に示すように、前記セパレータ220の前記燃料側排出マニホールド122aは、前記スタック200の燃料側排出口を介して、内部に水3を貯留する燃料側レベルタンク11aの下部に燃料側接続ライン12aを介して接続されている。前記燃料側レベルタンク11aの所定の高さ位置には、当該燃料側レベルタンク11a内の水3をオーバフローさせて当該燃料側レベルタンク11aの内部から排出する燃料側の水面高さ維持手段である燃料側レベルライン13aが接続されており、当該燃料側レベルタンク11a及び当該燃料側レベルライン13aは、当該燃料側レベルタンク11aの内部の水3の液面の高さ位置が、前記スタック200の前記セパレータ220の前記燃料側回収室125a内に滞留する前記水3の液面の高さ位置と同じになるように設定されている。
また、図8に示すように、前記セパレータ220の前記酸化側排出マニホールド122bは、前記スタック200の酸化側排出口を介して、内部に水3を貯留する酸化側レベルタンク11bの下部に酸化側接続ライン12bを介して接続されている。前記酸化側レベルタンク11bの所定の高さ位置には、当該酸化側レベルタンク11b内の水3をオーバフローさせて当該酸化側レベルタンク11bの内部から排出する酸化側の水面高さ維持手段である酸化側レベルライン13bが接続されており、当該酸化側レベルタンク11b及び当該酸化側レベルライン13bは、当該酸化側レベルタンク11bの内部の水3の液面の高さ位置が、前記スタック200の前記セパレータ220の前記酸化側回収室125b内に滞留する前記水3の液面の高さ位置と同じになるように設定されている。
このような本実施形態においては、まず、前記レベルタンク11a,11b内に水3を前記レベルライン13a,13bまで入れると、当該水3は、前記接続ライン12a,12bを介して前記スタック200の前記排出口から前記セパレータ220の前記排出マニホールド122a,122b内を満たすまで入れられると共に、当該セパレータ220の前記回収室125a,125b内に上記レベルタンク11a,11b内の水3の液面高さまで入れられる。このとき、前記セパレータ220の前記ガス排出バイパス路227a,227b及び前記ガス排出バイパスマニホールド226a,226bは、当該セパレータ220の上記回収室125a,125b内に入れられた水3の液面の高さ位置よりも上方に位置している。
そして、前述した第二番目の実施形態の場合と同様に、前記ガス1,2を供給して電気化学反応を生じさせて電力を発生させると、前述した第二番目の実施形態の場合と同様に、前記残ガス1a,2aは、前記セパレータ220の前記回収室125a,125bから前記ガス排出バイパス路227a,227bに入り込んで前記ガス排出バイパスマニホールド226a,226bに送り出され、上記スタック200の各ガス排出バイパス口から系外へ排出される。
他方、前記電気化学反応に伴って生成した水3は、前記セパレータ220の前記回収室125a,125b内に溜まるにしたがって、前記排出マニホールド122a,122b及び前記接続ライン12a,12b並びに前記レベルタンク11a,11b内を介して前記レベルライン13a,13bから外部へ排出される。
これにより、前記レベルタンク1a,11bの内部の水3は、その液面の高さ位置が常に一定に保持され、その結果、前記セパレータ220の前記回収室125a,125bの内部に滞留する水3は、その液面の高さ位置が、当該セパレータ220の前記ガス排出バイパス路227a,227b及び前記ガス排出バイパスマニホールド226a,226bよりも下方に常に位置するように一定に保持される。
このため、本実施形態においては、前記回収室125a,125bの内部のすべての前記残ガス1a,2aを前記ガス排出バイパスマニホールド226a,226bからスタック200の外部へ回収することができる。
したがって、本実施形態によれば、前述した実施形態の場合と同様な効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記残ガス1a,2aと前記水3とを分離する気液分離器等の設置を省略することができる。
〈他の実施形態〉
なお、前述した第一番目の実施形態においては、上方よりも下方ほど広がるように傾斜した三角形状をなす仕切屋根127a,127bを適用した場合について説明したが、他の実施形態として、例えば、上方よりも下方ほど広がるように円弧状をなす半円形状の仕切屋根を適用することも可能である。
また、前述した実施形態においては、燃料側及び酸化側の両方にガス排出バイパス手段をそれぞれ備えるようにしたが、燃料側及び酸化側の一方のみにガス排出バイパス手段を備えるようにすることも可能である。
本発明に係る固体高分子形燃料電池によれば、付機の電力消費量を増加させることなく前記回収室の内部のガスをスタックの外部へ容易に排出することができるので、各種産業において極めて有益に利用することができる。
1 燃料ガス
1a 残ガス
2 酸化ガス
2a 残ガス
3 水
11a 燃料側レベルタンク
11b 酸化側レベルタンク
12a 燃料側接続ライン
12b 酸化側接続ライン
13a 燃料側レベルライン
13b 酸化側レベルライン
100 スタック
110 セル
111 固体高分子電解質体
112 燃料極
113 酸化極
120 セパレータ
121a 燃料側供給マニホールド
121b 酸化側供給マニホールド
122a 燃料側排出マニホールド
122b 酸化側排出マニホールド
123a 燃料側流通溝
123b 酸化側流通溝
124a 燃料側分配室
124b 酸化側分配室
125a 燃料側回収室
125b 酸化側回収室
126a,126b 仕切壁
127a,127b 仕切屋根
220 スタック
226a 燃料側ガス排出バイパスマニホールド
226b 酸化側ガス排出バイパスマニホールド
227a 燃料側ガス排出バイパス路
227b 酸化側ガス排出バイパス路

Claims (5)

  1. 固体高分子電解質体を燃料極及び酸化極で挟んだセルとセパレータとを鉛直方向と交差する方向へ向かって交互に複数積層したスタックを備えている固体高分子形燃料電池であって、
    前記セパレータが、
    前記セルの前記燃料極と対向する面に形成されて燃料ガスを流通させる燃料側流通溝と、
    前記セルの前記酸化極と対向する面に形成されて酸化ガスを流通させる酸化側流通溝と、
    厚さ方向へ貫通するように前記燃料側流通溝の上方側に形成されて燃料ガスを供給する燃料側供給マニホールドと、
    厚さ方向へ貫通するように前記酸化側流通溝の上方側に形成されて酸化ガスを供給する酸化側供給マニホールドと、
    前記燃料側供給マニホールドと前記燃料側流通溝との間に位置するように厚さ方向の内部に形成されて当該燃料側供給マニホールドと当該燃料側流通溝とを接続する燃料側分配室と、
    前記酸化側供給マニホールドと前記酸化側流通溝との間に位置するように厚さ方向の内部に形成されて当該酸化側供給マニホールドと当該酸化側流通溝とを接続する酸化側分配室と、
    厚さ方向へ貫通するように前記燃料側流通溝の下方側に形成された燃料側排出マニホールドと、
    厚さ方向へ貫通するように前記酸化側流通溝の下方に形成された酸化側排出マニホールドと、
    前記燃料側排出マニホールドと前記燃料側流通溝との間に位置するように厚さ方向の内部に形成されて当該燃料側排出マニホールドと当該燃料側流通溝とを接続する燃料側回収室と、
    前記酸化側排出マニホールドと前記酸化側流通溝との間に位置するように厚さ方向の内部に形成されて当該酸化側排出マニホールドと当該酸化側流通溝とを接続する酸化側回収室と
    を有し、
    前記セパレータが、さらに、前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の少なくとも一方の内部に滞留する水の液面の高さ位置よりも上方に位置して当該燃料側回収室及び当該酸化側回収室の少なくとも一方の内部のガスを入り込ませるガス排出バイパス入口と、当該ガス排出バイパス入口に入り込んだガスを送り出すガス排出バイパス出口とを有するガス排出バイパス手段を備えている
    ことを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  2. 請求項1に記載の固体高分子形燃料電池において、
    前記セパレータの前記ガス排出バイパス手段が、
    前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の少なくとも一方の内部に設けられて上端を前記流通溝の下方の近傍に位置させると共に下端を前記排出マニホールドに接続させた対をなす仕切壁を備えているものである
    ことを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  3. 請求項2に記載の固体高分子形燃料電池において、
    前記セパレータの前記ガス排出バイパス手段が、
    前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の少なくとも一方の内部に設けられて対をなす前記仕切壁の間の上方を覆うと共に当該仕切壁との間及び当該流通溝との間に隙間を有するように当該仕切壁と前記流通溝との間に位置する仕切屋根を備えているものである
    ことを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  4. 請求項1に記載の固体高分子形燃料電池において、
    前記セパレータの前記ガス排出バイパス手段が、
    前記セパレータの一方又は他方の側方の、前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の一方の側方の上方寄りで当該セパレータを厚さ方向に貫通するように形成されたガス排出バイパスマニホールドと、
    前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の一方の内部と前記ガス排出バイパスマニホールドとを接続するように当該セパレータの厚さ方向の内部に形成されて当該燃料側回収室及び当該酸化側回収室の一方の内部に滞留する水の液面の高さ位置よりも上方に位置するガス排出バイパス路と
    を備えていることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  5. 請求項4に記載の固体高分子形燃料電池において、
    前記スタックの外部に配設されて内部に水を貯留すると共に当該スタックの前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の一方と接続する前記排出マニホールドへ下方側を接続されたレベルタンクと、
    前記スタックの前記マニホールドの前記燃料側回収室及び前記酸化側回収室の一方の内部に滞留する水の液面の高さ位置を一定に保持するように前記レベルタンクの内部の水の液面の高さ位置を一定に保持する水面高さ維持手段と
    を備えていることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
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