JP2014164776A - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライトデータがシリアルに入力される半導体装置において長距離配線の充放電による消費電流を削減する。
【解決手段】ストローブ信号DQSB2に基づいてストローブ信号DQSBDを生成し、ストローブ信号DQSBDに同期して順次活性化するストローブ信号DQSBD0〜DQSBD3を生成する。ストローブ信号DQSB2に同期してシリアルに供給されるライトデータDQjを、ストローブ信号DQSBD0〜DQSBD3に同期してパラレルに変換し、パラレルに変換されたライトデータDQR0〜DQR3をメモリセルアレイに転送する。本発明によれば、シリアルパラレル変換用のクロック信号をコマンドアドレス系の周辺回路からデータ系の周辺回路に供給する必要がない。これにより、長距離配線の充放電による消費電流を削減することが可能となる。
【選択図】図14

Description

本発明は半導体装置及びその制御方法に関し、特に、シリアルに供給される複数のライトデータをメモリセルアレイにパラレルに書き込むデータ入力回路を備えた半導体装置及びその制御方法に関する。
代表的な半導体記憶装置の一つであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)は、メモリコントローラとの間で高速なデータ転送を正確に実行すべく、DLL(Delay Locked Loop)回路を備えていることが一般的である。DLL回路は、メモリコントローラから供給される外部クロック信号に対して位相制御された内部クロック信号を生成する回路であり、位相制御された内部クロック信号に同期してリードデータの出力を行うことによって、高速なデータ転送を正確に実行することが可能となる。
しかしながら、DLL回路は消費電力が比較的大きい回路ブロックであることから、モバイル用途など特に低消費電力が求められるDRAMにおいては、DLL回路が備えられないことがある。この種のDRAMにおいては、位相制御されていない内部クロック信号を用いてパラレルシリアル変換されたリードデータが、位相制御されることなく外部に出力される。ライト動作時においても、データストローブ信号に同期して入力されたライトデータが、位相制御されていない内部クロック信号を用いてシリアルパラレル変換される(特許文献1参照)。
また、モバイル用のDRAMなどでは、外部端子が半導体チップの2つのエッジに沿って配列されるエッジパッド型のレイアウトが採用されることがある。この場合、コマンドアドレス系のパッドについては一方のエッジに沿って配列され、データ系のパッドについては他方のエッジに沿って配列される(特許文献2参照)。
特開2011−108300号公報 特開2011−108352号公報
しかしながら、エッジパッド型のレイアウトを有する半導体装置では、コマンドアドレス系の周辺回路とデータ系の周辺回路が離れて配置されることから、これらの間を接続する信号配線の配線距離が非常に長くなる。このため、当該信号配線には比較的大きな寄生容量が生じることから充放電電流が大きく、消費電流を増加させるという問題があった。
本発明の一側面による半導体装置は、メモリセルアレイと、第1のストローブ信号に基づいて第2のストローブ信号を生成する第1の回路と、前記第2のストローブ信号に同期して順次活性化する複数の第3のストローブ信号を生成する第2の回路と、前記第1のストローブ信号に同期してシリアルに供給される複数のライトデータを、前記複数の第3のストローブ信号に同期してパラレルに変換する第3の回路と、パラレルに変換された前記複数のライトデータを前記メモリセルアレイに転送する第4の回路と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、半導体チップの第1のエッジに沿って配列され、少なくともコマンド端子を含む複数の第1の外部端子と、前記半導体チップの前記第1のエッジと対向する第2のエッジに沿って配列され、少なくともデータ端子及びストローブ端子を含む複数の第2の外部端子と、前記複数の第1の外部端子と前記複数の第2の外部端子との間に配置されたメモリセルアレイと、前記コマンド端子を介して入力されるコマンド信号がライト動作を示したことに応答して、イネーブル信号を活性化させるコマンドデコーダと、前記イネーブル信号の活性化に応答して、前記ストローブ端子を介して入力される外部ストローブ信号に基づいて順次活性化する複数の内部ストローブ信号を生成する制御信号生成回路と、前記データ端子を介してシリアルに入力される複数のライトデータを、前記複数の内部ストローブ信号に同期してパラレルに変換するシリアルパラレル変換回路と、パラレルに変換された前記複数のライトデータを前記メモリセルアレイに転送する転送回路と、を備えることを特徴とする。
本発明による半導体装置の制御方法は、第1のストローブ信号に基づいて第2のストローブ信号を生成し、前記第2のストローブ信号に同期して順次活性化する複数の第3のストローブ信号を生成し、前記第1のストローブ信号に同期してシリアルに供給される複数のライトデータを、前記複数の第3のストローブ信号に同期してパラレルに変換し、パラレルに変換された前記複数のライトデータをメモリセルアレイに転送することを特徴とする。
本発明によれば、順次活性化する複数のストローブ信号に同期してシリアルなライトデータをパラレルに変換していることから、シリアルパラレル変換用のクロック信号をコマンドアドレス系の周辺回路からデータ系の周辺回路に供給する必要がない。これにより、長距離配線の充放電による消費電流を削減することが可能となる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10のレイアウトを説明するための略平面図である。 半導体装置10の回路構成を示すブロック図である。 イネーブル信号WEB及びタイミング信号WE1の配線経路を説明するための図である。 コマンドデコーダ22の主要部を示す回路図である。 クロック生成回路23の回路図である。 データ入力回路32の一部及びストローブ制御回路33の一部を示すブロック図である。 ストローブ入力回路50の回路図である。 制御信号生成回路60の回路図である。 制御信号生成回路70の回路図である。 データ入力回路32の回路図である。 データラッチ回路80の回路である。 シリアルパラレル変換回路90Rの回路図である。 転送回路100Rの回路図である。 半導体装置10の動作を説明するための動作波形図であり、ライトコマンドが1回発行された場合の動作を示している。 半導体装置10の動作を説明するための動作波形図であり、ライトコマンドが2回連続して発行された場合の動作を示している。 本発明者が発明に至る過程で考えたプロトタイプによるシリアルパラレル変換回路90Xの回路図である。 シリアルパラレル変換回路90Xを用いた場合に必要となるライトレベリング回路110の回路図である。 制御信号生成回路70Aの回路図である。 制御信号生成回路70Bの回路図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10のレイアウトを説明するための略平面図である。また、図2は、半導体装置10の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は1つのシリコンチップCPに集積されている。シリコンチップCPの主面は四角形であり、互いに平行な第1及び第2の辺L1,L2と、これらの辺L1,L2と直交し互いに平行な第3及び第4の辺L3,L4とを有している。本実施形態による半導体装置10は、第1の辺L1に沿って設けられた第1の周辺回路領域P1と、第2の辺L2に沿って設けられた第2の周辺回路領域P2とを有している。メモリセルアレイMAは、第1の周辺回路領域P1と第2の周辺回路領域P2との間に配置されている。
第1の周辺回路領域P1は、図2に示すコマンドアドレス系の複数の外部端子24及びこれに関連するアクセス制御回路20が配置される領域である。外部端子24としては、外部クロック信号CK_t,CK_cが入力されるクロック端子、コマンドアドレス信号CA0〜CA9が入力されるコマンドアドレス端子、チップセレクト信号CSが入力されるチップセレクト端子、クロックイネーブル信号CKEが入力されるクロックイネーブル端子などが含まれる。また、アクセス制御回路20には、アドレスラッチ回路21、コマンドデコーダ22、クロック生成回路23などが含まれる。
第2の周辺回路領域P2は、図2に示すデータ系の複数の外部端子34及びこれに関連するデータ制御回路30が配置される領域である。外部端子34としては、リードデータの出力及びライトデータの入力を行うデータ端子DQ0〜DQ31、ストローブ信号DQS0t〜3t,DQS0c〜3cの入出力を行うストローブ端子などが含まれる。また、データ制御回路30には、データ出力回路31、データ入力回路32、ストローブ制御回路33などが含まれる。
アクセス制御回路20は、メモリセルアレイMAに対するアクセス動作を制御する回路である。例えば、外部端子24を介して外部から入力されたアドレス信号は、アドレスラッチ回路21にラッチされ、図1に示すロウデコーダXDEC又はカラムデコーダYDECに供給される。これにより、メモリセルアレイMAに含まれるアクセス対象のメモリセルが特定される。また、外部端子24を介して外部から入力されたコマンド信号は、コマンドデコーダ22によってデコードされ、これにより各種内部信号が生成される。例えば、コマンド信号がリード動作を示している場合には、ロウデコーダXDEC及びカラムデコーダYDECによって特定されたメモリセルから読み出されたリードデータがメインアンプAMPによって増幅され、データ出力回路31に転送される。これにより、読み出されたリードデータが外部端子34を介して外部に出力される。また、コマンド信号がライト動作を示している場合には、外部端子34を介して外部から入力されたライトデータがデータ入力回路32に供給され、メインアンプAMPに転送される。これにより、ロウデコーダXDEC及びカラムデコーダYDECによって特定されたメモリセルにライトデータが書き込まれる。
図1に示すように、第1の周辺回路領域P1と第2の周辺回路領域P2は、シリコンチップCPの互いに対向するエッジに沿って配置されているため、アクセス制御回路20とデータ制御回路30とを接続する信号配線の配線距離が非常に長くなる。図3は、この問題を説明するための図であり、コマンドデコーダ22から出力されるイネーブル信号WEB及びタイミング信号WE1の信号経路を示している。図3に示すように、イネーブル信号WEB及びタイミング信号WE1は、メモリセルアレイMAを横断するように配置された信号配線を経由してデータ制御回路30に供給される。当該信号配線は比較的大きな寄生容量を有していることから、コマンドデコーダ22がイネーブル信号WEB及びタイミング信号WE1を生成した後、これらがデータ制御回路30に到達するまでには、無視できない時間差が生じる。
図4は、コマンドデコーダ22の主要部を示す回路図である。
図4に示すように、コマンドデコーダ22は、チップセレクト信号CS及びコマンドアドレス信号CA0〜CA9に基づいて各種内部信号を生成するコマンド信号生成回路40を含んでいる。図4には、コマンド信号生成回路40によって生成される内部信号のうち、ライト動作に関連するイネーブル信号PWEB、タイミング信号WE1及びライトステート信号WRITEと、ライトレベリング動作に関連するライトレベリング信号MDWLVのみを図示している。
コマンド信号生成回路40の動作は、内部クロック信号PCLKR,PCLKFに同期して行われる。内部クロック信号PCLKR,PCLKFは、図2に示したクロック生成回路23によって生成される。クロック生成回路23は、図5に示すように相補の外部クロック信号CK_t,CK_cを受ける一対のレシーバ回路23a,23bと、レシーバ回路23a,23bの出力をそれぞれ受けるインバータ回路23c,23dを含んでおり、インバータ回路23c,23dの出力がそれぞれ内部クロック信号PCLKR,PCLKFとして用いられる。レシーバ回路23aについては、非反転入力ノード(+)に外部クロック信号CK_tが供給され、反転入力ノード(−)に外部クロック信号CK_cが供給されるのに対し、レシーバ回路23bについては、非反転入力ノード(+)に外部クロック信号CK_cが供給され、反転入力ノード(−)に外部クロック信号CK_tが供給される。これにより、内部クロック信号PCLKRの波形は、外部クロック信号CK_tの波形と実質的に一致し、内部クロック信号PCLKFの波形は、外部クロック信号CK_cの波形と実質的に一致する。
コマンド信号生成回路40は、ライトコマンドが発行されるとライトステート信号WRITEをハイレベルに活性化させるとともに、所定の時間が経過した後、イネーブル信号PWEBをハイレベルに変化させる。本実施形態では、図14に示すように内部クロック信号PCLKRのエッジ0に同期してライトコマンドWRTが発行された場合、内部クロック信号PCLKRのエッジ3の次の立ち下がりエッジから、エッジ5の次の立ち下がりエッジまでの期間に亘り、イネーブル信号PWEBがハイレベルに活性化する。図4に示すように、イネーブル信号PWEBはラッチ回路41に入力される。ラッチ回路41は、内部クロック信号PCLKRの立ち上がりエッジに同期してラッチ動作を行う回路であり、その出力信号はゲート回路G1の一方の入力ノードに供給される。ゲート回路G1の他方の入力ノードは、ライトレベリング動作時を除きハイレベルに固定される。したがって、イネーブル信号PWEBがローレベルに非活性化している期間においては、イネーブル信号WEBはハイレベルに固定される。
一方、イネーブル信号PWEBがハイレベルに活性化すると、内部クロック信号PCLKRの立ち上がりエッジに同期して、イネーブル信号WEBがローレベルに変化する。本実施形態では、図14に示すように、内部クロック信号PCLKRのエッジ4からエッジ6までの期間に亘り、イネーブル信号WEBがローレベルに変化している。尚、図14に示すイネーブル信号WEBの波形は、第2の周辺回路領域P2における波形であり、長距離配線を介して伝送されるために、第1の周辺回路領域P1における波形よりも△t1の遅延が生じている。
また、コマンド信号生成回路40は、ライトコマンドが発行された後、所定のタイミングでタイミング信号WE1を活性化させる。本実施形態では、図14に示すように、内部クロック信号PCLKRのエッジ7に同期してタイミング信号WE1が活性化している。タイミング信号WE1の信号パスには遅延回路DLY1が挿入されており、これによりタイミング信号WE1の活性化タイミングは内部クロック信号PCLKRのエッジ7よりもやや遅れている。これは、後述する転送回路100R,100Fにおける転送動作のタイミングを調整するためである。
図6は、データ入力回路32の一部及びストローブ制御回路33の一部を示すブロック図である。図6には、データ入力回路32のうちデータ端子DQ16〜DQ23に対応する部分、並びに、ストローブ制御回路33のうちストローブ信号DQS2t,DQS2cに対応する部分が示されている。
図6に示すように、データ端子DQ16〜DQ23に対応するデータ入力回路32には、タイミング信号WE1、ストローブ信号DQS2,DQSB2,DQSBD0〜3が供給される。一方、ストローブ信号DQS2,DQSB2,DQSBD0〜3はストローブ制御回路33によって生成される。図6に示すように、ストローブ制御回路33には、ストローブ入力回路50及び制御信号生成回路60,70が含まれている。ストローブ制御回路33には、長距離配線を介してイネーブル信号WEBが供給される。
まず、ストローブ制御回路33を構成する各回路の回路構成について説明する。
図7は、ストローブ入力回路50の回路図である。
図7に示すように、ストローブ入力回路50は、図5に示したクロック生成回路23と同様の回路構成を有している。すなわち、ストローブ入力回路50は、データストローブ信号DQS2_t,DQS2_cを受ける一対のレシーバ回路51,52と、レシーバ回路51,52の出力をそれぞれ受けるインバータ回路53,54を含んでおり、インバータ回路53,54の出力がそれぞれストローブ信号DQS2,DQSB2として用いられる。レシーバ回路51については、非反転入力ノード(+)にストローブ信号DQS2_tが供給され、反転入力ノード(−)にストローブ信号DQS2_cが供給されるのに対し、レシーバ回路52については、非反転入力ノード(+)にストローブ信号DQS2_cが供給され、反転入力ノード(−)にストローブ信号DQS2_tが供給される。これにより、ストローブ信号DQS2の波形は、ストローブ信号DQS2_tの波形と実質的に一致し、ストローブ信号DQSB2の波形は、ストローブ信号DQS2_cの波形と実質的に一致する。このため、本発明においては、ストローブ信号DQS2,DQSB2とストローブ信号DQS2_t,DQS2_cを同一視することが可能である。尚、ストローブ信号DQS2_t,DQS2_cは、データ端子DQ16〜DQ23に対して割り当てられたストローブ信号である。
図8は、制御信号生成回路60の回路図である。
図8に示すように、制御信号生成回路60は、ストローブ信号DQS2及びDQSB2の一方を遅延回路DLY2によって遅延させ、これをストローブ信号DQSBDとして出力する回路である。ライトレベリング動作時を除く通常動作時においては、ストローブ信号DQSB2が選択され、これが遅延されてストローブ信号DQSBDが生成される。ライトレベリング動作時には、ライトレベリング信号MDWLVがハイレベルとなるため、ストローブ信号DQS2が選択される。遅延回路DLY2の遅延量は△t2であり、したがって図14に示すようにストローブ信号DQSBDの波形は、ストローブ信号DQSB2に対して△t2だけ遅れた波形となる。遅延回路DLY2の遅延量△t2は、イネーブル信号WEBの伝送遅延量△t1に基づいて設計される。
図9は、制御信号生成回路70の回路図である。
制御信号生成回路70は、ストローブ信号DQSBD及びイネーブル信号WEBを受けてストローブ信号DQSBD0〜DQSBD3を生成する回路であり、図9に示すように、複数のラッチ回路71〜76を備えている。ラッチ回路71〜76はストローブ信号DQSBDに同期してラッチ動作を行う回路であり、イネーブル信号WEBがローレベルに変化すると、ゲート回路G0の出力信号がラッチ回路71,73,74,75,76の順に転送される。また、ラッチ回路73の出力信号N1とラッチ回路75の出力信号N2は、ゲート回路G2を介し、出力信号N0としてラッチ回路71にフィードバックされるとともに、ラッチ回路72にラッチされる。そして、各ラッチ回路71〜76のラッチデータを図9に示す結線によってゲート回路G3に供給することにより、ストローブ信号DQSBD0〜3を生成する。具体的な動作については、図14を参照しながら追って説明する。
また、ライトレベリング動作時においては、ストローブ信号DQSBD1〜DQSBD3がローレベルに固定されるとともに、ラッチ回路73のラッチデータがゲート回路G4を介し、ライトレベリングデータWLDATAとして出力される。
以上がストローブ制御回路33の回路構成である。次に、データ入力回路32の回路構成について説明する。
図10はデータ入力回路32の回路図であり、データ端子DQ16〜DQ23に対応するデータ入力回路32の一つを示している。
図10に示すように、データ入力回路32は、データラッチ回路80、シリアルパラレル変換回路90R,90F及び転送回路100R,100Fを備えている。データラッチ回路80は、ストローブ信号DQS2,DQSB2に同期してライトデータDQj(j=16〜23)をラッチする回路であり、ストローブ信号DQS2の立ち上がりエッジに同期してラッチされたライトデータDQRjはシリアルパラレル変換回路90Rに転送され、ストローブ信号DQSB2の立ち上がりエッジ(ストローブ信号DQS2の立ち下がりエッジ)に同期してラッチされたライトデータDQFjはシリアルパラレル変換回路90Fに転送される。
シリアルパラレル変換回路90R,90Fは、シリアルなライトデータDQRj,DQFjをそれぞれパラレルなライトデータDQR0〜DQR3及びDQF0〜DQF3に変換し、それぞれ転送回路100R,100Fに供給する。転送回路100R,100Fは、タイミング信号WE1に同期して、それぞれライトデータDQRA0〜DQRA3及びDQFA0〜DQFA3をメモリセルアレイMAに出力する。尚、シリアルパラレル変換回路90R,90Fは互いに同じ回路構成を有しており、転送回路100R,100Fは互いに同じ回路構成を有している。
図11は、データラッチ回路80の回路である。
図11に示すように、データラッチ回路80は、入力レシーバRCV及び遅延回路DLY3を介してシリアルに入力されるライトデータDQjを転送するラッチ回路81〜86を備えている。入力レシーバRCVは、ライトデータDQjと基準電位VREFDQとの電位差に基づいて動作する差動回路である。入力レシーバRCVの出力信号は、タイミング調整用の遅延回路DLY3を経由して、直列接続されたラッチ回路81〜84及び直列接続されたラッチ回路85,86に供給される。
ラッチ回路81は、ストローブ信号DQS2がローレベルである期間に入力信号を取り込み、取り込んだ入力信号をストローブ信号DQS2がハイレベルである期間に亘って保持する。また、ラッチ回路82は、ストローブ信号DQS2がハイレベルである期間に入力信号を取り込み、取り込んだ入力信号をストローブ信号DQS2がローレベルである期間に亘って保持する。一方、ラッチ回路83,85は、ストローブ信号DQSB2がローレベルである期間に入力信号を取り込み、取り込んだ入力信号をストローブ信号DQSB2がハイレベルである期間に亘って保持する。また、ラッチ回路84,86は、ストローブ信号DQSB2がハイレベルである期間に入力信号を取り込み、取り込んだ入力信号をストローブ信号DQSB2がローレベルである期間に亘って保持する。そして、ラッチ回路84,86からそれぞれライトデータDQRj,DQFjが取り出される。
かかる構成により、シリアルに入力されるライトデータDQjのうち、ストローブ信号DQS2の立ち上がりエッジに同期してラッチされたものはライトデータDQRjとして出力され、ストローブ信号DQSB2の立ち上がりエッジに同期してラッチされたものはライトデータDQFjとして出力される。これにより、データ有効幅が0.5クロックサイクルであるライトデータDQjは、データ有効幅が1クロックサイクルであるライトデータDQRj、DQFjに変換される。ライトデータDQRj,DQFjは、図10に示したシリアルパラレル変換回路90R,90Fにそれぞれ供給される。
図12は、シリアルパラレル変換回路90Rの回路図である。
図12に示すように、シリアルパラレル変換回路90Rは、ライトデータDQRjを遅延させる遅延回路DLY4と、それぞれストローブ信号DQSBD0〜DQSBD3に同期してラッチ動作を行うラッチ回路90−0〜90−3を備えている。さらに、ストローブ信号DQSBD0〜DQSBD2のいずれかに同期して遅延回路DLY4の出力信号をラッチするラッチ回路94が備えられており、その出力信号がラッチ回路90−0〜90−2に共通に供給される。また、ラッチ回路94を経由していないライトデータDQRj及びラッチ回路90−0〜90−2の出力信号は、ラッチ回路90−3にパラレルに供給される。
ラッチ回路90−3は、初段のラッチ回路91−0〜91−3と次段のラッチ回路92−0〜92−3を含んでいる。ラッチ回路91−0〜91−2には、ラッチ回路90−0〜90−2の出力信号がそれぞれ供給され、ラッチ回路91−0にはラッチ回路94を経由していないライトデータDQRjが供給される。また、ラッチ回路93−0〜93−3には、ラッチ回路91−0〜91−3の出力信号がそれぞれ供給される。
かかる構成により、シリアルに入力されるライトデータDQRjは、ストローブ信号DQSBD0〜DQSBD3に同期して異なるラッチ回路に順次ラッチされ、パラレルなライトデータDQR0〜DQR3として出力される。これにより、データ有効幅が1クロックサイクルであるライトデータDQRjは、データ有効幅が4クロックサイクルであるパラレルなライトデータDQR0〜DQR3に変換される。ライトデータDQR0〜DQR3は、図10に示した転送回路100Rに供給される。
図13は、転送回路100Rの回路図である。
図13に示すように、転送回路100Rは、タイミング信号WE1がローレベルである場合にラッチ動作を行うラッチ回路101〜104と、タイミング信号WE1がハイレベルである場合にラッチ動作を行うラッチ回路105〜108を備えている。ラッチ回路101,105は直列に接続されており、ライトデータDQR0を取り込んでライトデータDQRA0として出力する役割を果たす。同様に、ラッチ回路102,106、ラッチ回路103,107、並びに、ラッチ回路104,108はそれぞれ直列に接続されており、ライトデータDQR1〜DQR3を取り込んでそれぞれライトデータDQRA1〜DQRA3として出力する。かかる構成により、パラレルなライトデータDQR0〜DQR3は、タイミング信号WE1の立ち上がりエッジに同期して、ライトデータDQRA0〜DQRA3として出力され、メモリセルアレイMAに転送される。これにより、メモリセルアレイMAに対する実際のライト動作が行われる。
以上が本実施形態による半導体装置10の回路構成である。次に、本実施形態による半導体装置10の動作について説明する。
図14は、本実施形態による半導体装置10の動作を説明するための動作波形図であり、ライトコマンドWRTが1回発行された場合の動作を示している。
図14に示す例では、クロック信号PCLKRのエッジ0に同期してライトコマンドWRTが発行されている。その後、2クロックサイクルが経過するとストローブ信号DQS2,DQSB2のクロッキングが開始され、1クロックサイクルのプリアンブル期間が経過した後、ライトデータDQjのバースト入力が開始される。これにより、図11に示したデータラッチ回路80は、ライトデータDQjをライズ側のライトデータDQRjとフォール側のライトデータDQFjに振り分ける。かかる動作により、データ有効幅が0.5クロックサイクルであるライトデータDQjは、データ有効幅が1クロックサイクルであるライトデータDQRj,DQFjに変換される。
また、ストローブ信号DQSB2がクロッキングすると、図8に示した制御信号生成回路60は、ストローブ信号DQSB2よりも遅延量△t2だけ位相が遅れたストローブ信号DQSBDを生成し、これを制御信号生成回路70に供給する。
一方、図4に示したコマンドデコーダ22は、クロック信号PCLKRのエッジ4に同期してイネーブル信号WEBをローレベルに変化させる。イネーブル信号WEBの変化は、メモリセルアレイMA上を横断する長距離配線を介して制御信号生成回路70に伝えられるため、コマンドデコーダ22がイネーブル信号WEBをローレベルに変化させてから、その変化が制御信号生成回路70に伝送されるまでには、伝送遅延時間△t1が必要となる。
イネーブル信号WEBがローレベルに変化すると、ストローブ信号DQSBD0のクロッキングが停止するとともに、ストローブ信号DQSBD1,2,3の順に1クロックサイクルごとに活性化する。これにより、1クロックサイクルのデータ有効幅を持つシリアルなライトデータDQRjがシリアルパラレル変換回路90Rによってパラレル変換され、4ビット幅のパラレルなライトデータDQR0〜DQR3に変換される。図14には示されていないが、ライトデータDQFjについてもシリアルパラレル変換回路90Fによってパラレル変換され、4ビット幅のパラレルなライトデータDQF0〜DQF3に変換される。
その後、パラレルなライトデータDQR0〜DQR3は、タイミング信号WE1の活性化に応答して、転送回路100RからメモリセルアレイMAに転送される。図14には示されていないが、パラレルなライトデータDQF0〜DQF3についても、タイミング信号WE1の活性化に応答して、転送回路100FによってメモリセルアレイMAに転送される。このようにして、外部からシリアルに入力される8ビットのライトデータDQjは、アドレス信号が示すメモリセルにパラレルに書き込まれることになる。
以上説明したライト動作においては、長距離配線を介してコマンドデコーダ22からデータ入力回路32に供給すべきイネーブル信号WEBが1回だけクロッキングしている。これにより、イネーブル信号WEBの変化によって生じる消費電流を大幅に抑制することが可能となる。しかも、イネーブル信号WEBがローレベルするタイミングは、図14に示すセットアップ時間tDSSの規格値及びホールド時間tDSHの規格値を満たしている必要があるところ、本実施形態では、伝送遅延時間△t1に対して遅延時間△t2を適切に設計すれば、セットアップ時間tDSS及びホールド時間tDSHを正しく調整することができる。このため、クロック信号の周波数が高い場合であっても、規格値を満たすことが可能となる。
ライトコマンドが連続して発行された場合には、図15に示すように、上述した動作が連続して実行される。図15には、図9に示す出力信号N0の波形も示されている。図15に示すように、ストローブ信号DQSBDのエッジT2,T3が発生するタイミングにおいては、出力信号N0がハイレベルであることから、この期間におけるイネーブル信号WEBのタイミングは意味を成さない。イネーブル信号WEBのタイミングが意味を持つのは、出力信号N0がローレベルの期間であり、この期間におけるイネーブル信号WEBとストローブ信号DQSBDのタイミングによって上述したセットアップ時間tDSS及びホールド時間tDSHが決まる。
実際に特性に影響するのは、イネーブル信号WEBのローレベルへの変化がデータ入力回路32に到達するタイミングと、ストローブ信号DQSBDの立ち上がりエッジとの時間差である。具体的には、ストローブ信号DQSBDのエッジT0(T4)が現れてからイネーブル信号WEBがローレベルに変化するまでの時間によってセットアップ時間tDSSが定義され、イネーブル信号WEBがローレベルに変化してからストローブ信号DQSBDのエッジT1(T5)が現れるまでの時間によってホールド時間tDSHが定義される。これに対し、ストローブ信号DQSBDのエッジT1が現れてからイネーブル信号WEBがハイレベルに変化するまでの時間についてはセットアップ時間tDSS'として定義され、イネーブル信号WEBがハイレベルに変化してからストローブ信号DQSBDのエッジT4が現れるまでの時間についてはホールド時間tDSH'として定義されるが、これらについては図15に示すように十分なマージンが確保されている。上述の通り、ストローブ信号DQSBDのエッジT2,T3とイネーブル信号WEBとの関係はドントケアである。
図16は、本発明者が発明に至る過程で考えたプロトタイプによるシリアルパラレル変換回路90Xの回路図である。
図16に示すシリアルパラレル変換回路90Xは、ライトデータDQRjを遅延させる遅延回路DLY4と、ラッチ回路95,96,97−0〜97−3,98−0〜98−3を備えている。ラッチ回路95はストローブ信号DQSBDがローレベルである場合にラッチ動作を行い、ラッチ回路96はストローブ信号DQSBDがハイレベルである場合にラッチ動作を行う。これにより、ストローブ信号DQSBDの立ち上がりエッジに同期して、遅延されたライトデータDQRjが取り込まれることになる。
ラッチ回路96から出力されるライトデータDQRjは、縦続接続された8個のラッチ回路97−0〜97−3,98−0〜98−3に供給される。これらラッチ回路97−0〜97−3,98−0〜98−3は、コマンドデコーダ22から供給されるクロック信号PCLKDに同期して動作する回路であり、ラッチ回路97−0〜97−3についてはクロック信号PCLKDがローレベルである場合にラッチ動作を行い、ラッチ回路98−0〜98−3についてはクロック信号PCLKDがハイレベルである場合にラッチ動作を行う。これにより、クロック信号PCLKDの立ち上がりエッジに同期して、ラッチ回路96の出力信号が順次ラッチされる。
かかる構成により、ラッチ回路96から最初に出力されたライトデータDQRjは、8つのラッチ回路(97−3〜98−0)を通過して、ライトデータDQR0として出力される。また、ラッチ回路96から2番目に出力されたライトデータDQRjは、6つのラッチ回路(97−3〜98−1)を通過して、ライトデータDQR1として出力される。さらに、ラッチ回路96から3番目に出力されたライトデータDQRjは、4つのラッチ回路(97−3〜98−2)を通過して、ライトデータDQR2として出力される。そして、ラッチ回路96から最後に出力されたライトデータDQRjは、2つのラッチ回路(97−3,98−3)を通過して、ライトデータDQR3として出力される。このようにしてシリアルパラレル変換が実行される。
このようなシリアルパラレル変換回路90Xを用いる場合、コマンドデコーダ22は、ライト動作時にクロック信号PCLKDを常時クロッキングさせる必要がある。クロック信号PCLKDは、イネーブル信号WEBと同様、長距離配線を介してコマンドデコーダ22からデータ入力回路32に供給される信号であるため、クロック信号PCLKDを常時クロッキングさせると、長距離配線の充放電による消費電流が大きくなってしまう。これに対し、上述した本実施形態による半導体装置10においては、ライト動作時に常時クロッキングする信号を用いる必要がないことから、長距離配線の充放電による消費電流を削減することが可能となる。
また、図16に示したシリアルパラレル変換回路90Xでは、クロック信号PCLKDに応答して8個のラッチ回路97−0〜97−3,98−0〜98−3が全て動作を行うため、比較的大きな動作電流を消費してしまう。これに対し、図12に示したシリアルパラレル変換回路90Rでは、順次活性化するストローブ信号DQSBD0〜DQSBD3に応答して必要なラッチ回路だけが動作を行うため、ラッチ回路による消費電流についても削減することができる。
しかも、図16に示したプロトタイプによるシリアルパラレル変換回路90Xでは、伝送遅延時間△t1に対して遅延時間△t2を適切に設計しても、クロック信号PCLKDに同期して動作するラッチ回路97−0〜97−3,98−0〜98−3が多数存在することから、各ラッチ回路の特性ばらつきの影響により、セットアップマージンやホールドマージンが減少する。これに対し、上述した本実施形態による半導体装置10においては、イネーブル信号WEBを受けるのは図9に示すラッチ回路71のみであり、これをトリガとして順次活性化するストローブ信号DQSBD1〜DQSBD3はストローブ信号DQSBDに同期している。このため、特性ばらつきによるセットアップマージン及びホールドマージンの悪化は生じない。
尚、プロトタイプによるシリアルパラレル変換回路90Xでは、パラレル変換されたライトデータDQR0〜DQR3がクロック信号PCLKDに同期しているのに対し、本実施形態によるシリアルパラレル変換回路90Rでは、パラレル変換されたライトデータDQR0〜DQR3がクロック信号PCLKDには同期していない。このため、本実施形態においては、ストローブ信号からクロック信号への載せ替えを転送回路100Rにて行う必要がある。しかしながら、転送回路100Rに供給されるライトデータDQR0〜DQR3は、パラレル変換によってデータ有効幅が4クロックサイクルに拡大されているため、乗せ替えに伴う動作マージンについては十分に確保可能であり、特性の悪化に繋がることはない。図15には、転送回路100Rのセットアップ時間tS及びホールド時間tHが表記されており、十分なマージンが確保されていることが分かる。
図17は、図16に示したシリアルパラレル変換回路90Xを用いた場合に必要となるライトレベリング回路110の回路図である。
図17に示すライトレベリング回路110は、ライトレベリング信号MDWLVがハイレベルである場合に活性化される回路であり、ストローブ信号DQSBDに同期してクロック信号PCLKDをラッチすることにより、タイミングスキューを示すライトレベリングデータWLDATAを生成する。図17に示すライトレベリング回路110は、図16に示したシリアルパラレル変換回路90Xの動作タイミングを測定するために用いられるが、両者は別の回路であり、互いに回路構成が異なっている。このため、正確なタイミングスキューの測定は困難であり、無視できない誤差が生じる可能性がある。
これに対し、本実施形態においてはシリアルパラレル変換回路90Rにライトレベリング機能が組み込まれており、実際のパスを用いてタイミングスキューを測定することができることから、非常に正確な測定結果を得ることが可能となる。
尚、一連のライト動作が終了すると、ストローブ信号DQS2,DQSB2のレベルは規格上保証されないため、図15の符号Aで示すように、ストローブ信号DQS2,DQSB2にリンギングが発生することがある。このようなリンギングが発生した場合であっても、データ入力回路32が誤動作しない回路構成であることが望ましい。これを実現するためには、図18及び図19に示す制御信号生成回路70A,70Bを用いればよい。
図18及び図19に示す制御信号生成回路70A,70Bは、ストローブ信号DQSBD3を生成する回路部分が図9に示した制御信号生成回路70と相違している。まず、図18に示す制御信号生成回路70Aは、図9に示した制御信号生成回路70からラッチ回路76が削除され、ラッチ回路75の出力信号DQSBD3EBが制御信号生成回路70Bに供給される。制御信号生成回路70Bは、図19に示すように、ストローブ信号DQSBDに同期して出力信号DQSBD3EBをラッチするラッチ回路77を備え、その出力信号は、ゲート回路G5を介してSRラッチ回路78のセット端子Sに供給される。これにより、SRラッチ回路78から出力されるストローブ信号DQSBD3はハイレベルに固定される。
SRラッチ回路78のリセット端子Rには、イネーブル信号WEB及びライトステート信号WRITEを受けるゲート回路G6の出力信号が供給されている。これにより、リードコマンドなどの発行によってライトステート信号WRITEがローレベルに非活性化するか、或いは、次のライト動作によってイネーブル信号WEBがローレベルに変化するまで、ストローブ信号DQSBD3の論理レベルはハイレベルに固定される。したがって、ストローブ信号DQS2,DQSB2にリンギングが発生した場合であっても、ストローブ信号DQSBD3が変化しないため、リンギングに伴って誤ったデータが伝搬した場合であっても、図12に示したラッチ回路90−3にて伝搬が停止するため、誤動作が生じることはない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10 半導体装置
20 アクセス制御回路
21 アドレスラッチ回路
22 コマンドデコーダ
23 クロック生成回路
23a,23b レシーバ回路
23c,23d インバータ回路
24 外部端子
30 データ制御回路
31 データ出力回路
32 データ入力回路
33 ストローブ制御回路
34 外部端子
40 コマンド信号生成回路
41 ラッチ回路
50 ストローブ入力回路
51,52 レシーバ回路
53,54 インバータ回路
60,70,70A,70B 制御信号生成回路
71〜76 ラッチ回路
80 データラッチ回路
90R,90F シリアルパラレル変換回路
91〜98 ラッチ回路
100R,100F 転送回路
101〜108 ラッチ回路
110 ライトレベリング回路
DLY1〜DLY4 遅延回路
DQ0〜DQ31 データ端子
DQS2,DQSB2 ストローブ信号(第1のストローブ信号)
DQSBD ストローブ信号(第2のストローブ信号)
DQSBD0〜DQSBD3 ストローブ信号(第3のストローブ信号)
G0〜G6 ゲート回路
L1〜L2 シリコンチップの辺
MA メモリセルアレイ
P1,P2 周辺回路領域
WE1 タイミング信号
WEB イネーブル信号
WRITE ライトステート信号
WRT ライトコマンド

Claims (18)

  1. メモリセルアレイと、
    第1のストローブ信号に基づいて第2のストローブ信号を生成する第1の回路と、
    前記第2のストローブ信号に同期して順次活性化する複数の第3のストローブ信号を生成する第2の回路と、
    前記第1のストローブ信号に同期してシリアルに供給される複数のライトデータを、前記複数の第3のストローブ信号に同期してパラレルに変換する第3の回路と、
    パラレルに変換された前記複数のライトデータを前記メモリセルアレイに転送する第4の回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1乃至第3のストローブ信号とは異なるクロック信号に同期したタイミング信号を生成する第5の回路をさらに備え、
    前記第4の回路は、前記タイミング信号に同期して前記複数のライトデータをメモリセルアレイに転送することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記メモリセルアレイは、前記第5の回路が配置された第1の周辺回路領域と、前記第1乃至第4の回路が配置された第2の周辺回路領域との間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の周辺回路領域に配置されたクロック端子及びコマンド端子と、
    前記第2の周辺回路領域に配置されたデータ端子及びストローブ端子と、をさらに備え、
    前記ライトデータは、前記データ端子を介して外部から供給される外部データに基づいて生成され、
    前記第1のストローブ信号は、前記ストローブ端子を介して外部から供給される外部ストローブ信号に基づいて生成され、
    前記クロック信号は、前記クロック端子を介して外部から供給される外部クロック信号に基づいて生成され、
    前記タイミング信号は、前記コマンド端子を介して外部から供給されるコマンド信号に基づいて生成されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第2の回路は、前記クロック信号に同期したイネーブル信号の活性化に応答して、前記複数の第3のストローブ信号を順次生成することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記イネーブル信号は、前記コマンド信号がライト動作を示していることを条件として活性化されることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第2の回路は、前記イネーブル信号が非活性状態である場合、前記複数の第3のストローブ信号の少なくとも一つを所定の論理レベルに固定することを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の回路は、前記第1のストローブ信号を遅延させることによって前記第2のストローブ信号を生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記第3の回路は、シリアルに供給される前記複数のライトデータを遅延させた後、前記複数の第3のストローブ信号に同期してパラレルに変換することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 半導体チップの第1のエッジに沿って配列され、少なくともコマンド端子を含む複数の第1の外部端子と、
    前記半導体チップの前記第1のエッジと対向する第2のエッジに沿って配列され、少なくともデータ端子及びストローブ端子を含む複数の第2の外部端子と、
    前記複数の第1の外部端子と前記複数の第2の外部端子との間に配置されたメモリセルアレイと、
    前記コマンド端子を介して入力されるコマンド信号がライト動作を示したことに応答して、イネーブル信号を活性化させるコマンドデコーダと、
    前記イネーブル信号の活性化に応答して、前記ストローブ端子を介して入力される外部ストローブ信号に基づいて順次活性化する複数の内部ストローブ信号を生成する制御信号生成回路と、
    前記データ端子を介してシリアルに入力される複数のライトデータを、前記複数の内部ストローブ信号に同期してパラレルに変換するシリアルパラレル変換回路と、
    パラレルに変換された前記複数のライトデータを前記メモリセルアレイに転送する転送回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  11. 前記複数の第1の外部端子に沿って設けられた第1の周辺回路領域と、
    前記複数の第2の外部端子に沿って設けられた第2の周辺回路領域と、をさらに備え、
    前記コマンドコマンドデコーダは前記第1の周辺回路領域に配置され、前記制御信号生成回路、前記シリアルパラレル変換回路及び転送回路は前記第2の周辺回路領域に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記イネーブル信号を前記第1の周辺回路領域から前記第2の周辺回路領域に転送する信号配線をさらに備え、
    前記信号配線は、前記メモリセルアレイを横断して設けられていることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記複数の第1の外部端子は、クロック信号が入力されるクロック端子をさらに含み、
    前記コマンドデコーダは、前記クロック信号に同期して前記イネーブル信号を生成することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記コマンドデコーダは、前記コマンド信号がライト動作を示したことに応答して、前記イネーブル信号及びタイミング信号をこの順に活性化させ、
    前記転送回路は、前記タイミング信号に応答して、パラレルに変換された前記複数のライトデータを前記メモリセルアレイに転送することを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記コマンドデコーダは、前記コマンド信号に応答して前記タイミング信号を活性化させた後、前記コマンド信号が再びライト動作を示すまで、前記イネーブル信号を所定の論理レベルに固定することを特徴とする請求項14に記載の半導体装置。
  16. 第1のストローブ信号に基づいて第2のストローブ信号を生成し、
    前記第2のストローブ信号に同期して順次活性化する複数の第3のストローブ信号を生成し、
    前記第1のストローブ信号に同期してシリアルに供給される複数のライトデータを、前記複数の第3のストローブ信号に同期してパラレルに変換し、
    パラレルに変換された前記複数のライトデータをメモリセルアレイに転送する、ことを特徴とする半導体装置の制御方法。
  17. 前記第1乃至第3のストローブ信号とは異なるクロック信号に同期してイネーブル信号を生成し、
    前記イネーブル信号の活性化に応答して、前記複数の第3のストローブ信号を順次生成することを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の制御方法。
  18. 前記イネーブル信号は、コマンド信号がライト動作を示していることを条件として活性化されることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の制御方法。
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