JP2014164590A - 車両管理システム、車両管理装置、車両管理方法及びプログラム - Google Patents

車両管理システム、車両管理装置、車両管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両のユーザ以外の者による振動が車両に発生したときに異常と判定する。
【解決手段】レンタル自転車に設けられた付属装置10は、レンタル自転車の振動を検知し、一定の振動が発生したか判定する。付属装置10は、一定の振動が発生したと判定してから予め定められた時間内にレンタル自転車の電子錠を解錠するパスコードの入力がされなかった場合、レンタル自転車のユーザがレンタル自転車の近傍にいないものと判定し、ユーザがレンタル自転車の近傍にいないことを通知するメッセージを車両管理装置20へ送信する。このメッセージを受信した車両管理装置20は、レンタル自転車に異常が発生したことを報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の盗難を防止する技術に関する。
特許文献1には、盗難を防止する機能を備えた電動アシスト自転車が開示されている。この電動アシスト自転車は、盗難防止モードに設定されると、振動センサによる振動の検出と、キースイッチによるオン操作を監視する。電動アシスト自転車は、振動が検出されると、ランプを一斉に点滅させるとともに警報音を出力する。また、電動アシスト自転車は、振動を検出した後にオン操作を検出すると、盗難防止モードを解除し、駆動状態になる。
特開2004−322875号公報
ところで、自転車を使用する場合、かごに荷物を入れるときなど、キースイッチを操作する前に自転車に触れる場合がある。特許文献1に開示された電動アシスト自転車の場合、自転車の盗難を試みようとする者ではなく、ユーザにより振動が発生した場合であっても振動が検知されてしまい、異常が発生したとして誤検知し、盗難防止動作を行なってしまう。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、車両における異常発生の誤検知を少なくする技術を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために本発明は、車両の振動を検知する検知手段と、前記検知手段で検知した振動に基いて、前記車両に一定の振動が発生したか判定する第1判定手段と、一定の振動が発生したと前記第1判定手段が判定した場合、振動の発生を通知するメッセージを送信するメッセージ送信手段とを有する付属装置と、前記メッセージを受信する受信手段と、前記受信手段が前記メッセージを受信した場合、前記車両と当該車両のユーザとの関係が所定の条件を満たしているか判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する第2判定手段とを有する車両管理装置と、を備える車両管理システムを提供する。
本発明においては、前記第2判定手段は、前記車両にユーザが対応付けられているか判定し、ユーザが対応付けられていない場合、前記車両に異常が発生したと判定する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記第2判定手段は、前記ユーザが前記車両の近傍にいるか否か判定し、前記ユーザが前記車両の近傍にいないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記付属装置は、前記車両の錠を解錠するパスコードを記憶する記憶手段と、前記パスコードの入力を受け付けるパスコード受付手段と、前記パスコード受付手段が受け付けたパスコードが前記記憶手段に記憶されている場合、前記錠を解錠する錠制御手段とを有し、前記メッセージ送信手段は、一定の振動が発生したと前記第1判定手段が判定してから所定時間内に前記パスコード受付手段が前記パスコードを受け付けたか否かを示すメッセージを送信し、前記受信手段は、当該メッセージを受信し、前記第2判定手段は、前記受信手段が当該メッセージを受信した場合、受信したメッセージに応じて前記ユーザが前記車両の近傍にいないと判定する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記車両管理装置は、前記車両を使用するユーザの位置を取得する第1の位置取得手段と、前記車両の位置を取得する第2の位置取得手段と、を有し、前記第2判定手段は、前記第1の位置取得手段が取得した位置が前記第2の位置取得手段が取得した位置から所定範囲内にない場合、前記ユーザが前記車両の近傍にいないと判定する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記ユーザが前記車両の近傍にいないと前記第2判定手段が判定した場合、前記パスコード受付手段は、入力される前記パスコードを受け付けない構成としてもよい。
また、本発明は、前記検知手段は、前記車両が利用待ちではない場合、振動を検知するパラメータとして第1パラメータを使用し、前記車両が利用待ちである場合、振動を検知するパラメータとして第2パラメータを使用する構成としてもよい。
また、本発明は、車両において一定の振動が発生したことを通知するメッセージを受信する受信手段と、前記受信手段が前記メッセージを受信した場合、前記車両と当該車両のユーザとの関係が所定の条件を満たしているか判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する判定手段とを有する車両管理装置を提供する。
また、本発明は、車両に設けられた付属装置が、車両の振動を検知する検知ステップと、前記付属装置が、前記検知ステップで検知した振動に基いて、前記車両に一定の振動が発生したか判定する第1判定ステップと、前記付属装置が、一定の振動が発生したと前記第1判定ステップで判定した場合、振動の発生を通知するメッセージを送信するメッセージ送信ステップと車両管理装置が、前記メッセージを受信する受信ステップと、前記車両管理装置が、前記受信ステップで前記メッセージを受信した場合、前記車両と当該車両のユーザとの関係が所定の条件を満たしているか判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する第2判定ステップとを備える車両管理方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータを、車両において一定の振動が発生したことを通知するメッセージを受信する受信手段と、前記受信手段が前記メッセージを受信した場合、前記車両と当該車両のユーザとの関係が所定の条件を満たしているか判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する判定手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、車両のユーザ以外の者による振動が車両に発生したときに異常と判定することができる。
本発明の一実施形態に係る車両管理システムを構成する装置を示した図。 付属装置のハードウェア構成を示したブロック図。 付属装置の機能構成を示したブロック図。 車両管理装置が行う処理の流れを示したフローチャート。 車両管理装置のハードウェア構成を示したブロック図。 車両管理装置の機能構成を示したブロック図。 第1実施形態の第1動作例を説明するためのシーケンス図。 パスコードの一例を示した図。 第1実施形態の第2動作例を説明するための図。 第2実施形態に係る付属装置の機能構成を示したブロック図。 第2実施形態に係る車両管理装置の機能構成を示したブロック図。 第2実施形態の動作例を説明するための図。
[第1実施形態]
(全体構成)
図1は、本実施形態に係わる車両管理システム1を構成する装置を示した図である。車両管理システム1は、レンタル自転車を管理するシステムであり、付属装置10、車両管理装置20及び発信機40を有する。通信網2は、端末装置30へ音声通信やデータ通信などの通信サービスを提供する移動体通信網である。なお、通信網2は、インターネットや固定電話網なども含めることができる。付属装置10、車両管理装置20及び端末装置30は、通信網2を介してデータ通信を行う。
付属装置10は、レンタル自転車に固定されており、レンタル自転車に設けられた電子錠3を制御する機能を有している。また、付属装置10は、通信網2を介して車両管理装置20と通信を行う機能を備えている。車両管理装置20は、複数のレンタル自転車を管理する装置であり、レンタル自転車の電子錠3を解錠するためのパスコード、レンタル自転車の位置、レンタル自転車が貸与されるユーザの情報などを管理する。
端末装置30は、本実施形態においてはスマートフォンであり、通信網2を介して音声通信やデータ通信を行う。なお、本実施形態においては、端末装置30はスマートフォンであるが、スマートフォンに限定されるものではなく、通信網2を介した通信を行う機能を備えているものであれば、タブレットPC(Personal Computer)、フィーチャーフォン又はPDA(Personal Digital Assistant)などであってもよい。端末装置30は、GPS(Global Positioning System)の電波を受信して位置を測位する機能や、測位した位置の位置情報を車両管理装置20へ送信する機能などを有する。
発信機40は、レンタル自転車の駐輪場(貸し出し場所や返却場所となる場所)に設置された装置である。本実施形態においては、複数の駐輪場があり、発信機40は各駐輪場に設置されている。各駐輪場に設置された発信機40は、各々駐輪場を一意に識別する駐輪場識別子を送信する。本実施形態においては、発信機40は、315MHz帯の電波を用いる無線装置であり、駐輪場識別子を予め定められた周期で送信する。なお、一つの駐輪場が広い場合には、複数の発信機40を駐輪場に設け、各発信機からは同じ駐輪場識別子を送信するようにしてもよい。
図1においては、図面が繁雑になるのを防ぐため、一つの付属装置10、1つの発信機40、1つの端末装置30を示しているが、車両管理システム1においては、複数の付属装置10と、複数の発信機40が存在し得る。また、端末装置30についても、複数の端末装置30が存在し得る。
(付属装置10の構成)
図2は、付属装置10のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えたマイクロコントローラである。CPUがROMに記憶されているプログラムを実行すると、後述する各種機能が実現する。
記憶部102は、不揮発性メモリであり、付属装置10が固定されているレンタル自転車の電子錠3を解錠するためのパスコード、付属装置10を一意に識別する装置識別子、レンタル自転車の返却場所となる駐輪場の駐輪場識別子などを記憶する。
表示部103は、液晶ディスプレイを備えており、付属装置10を操作するための画面や各種メッセージを表示する。操作部104は、テンキーや、自転車のレンタルを開始するための「開始」ボタン、自転車のレンタルを終了するための「終了」ボタンなどを有する。通信部105は、通信網2を介して通信を行う通信インターフェースとして機能し、各種情報の受信や送信を行う。測位部107は、GPSの電波を受信するアンテナや受信回路を備えており、受信したGPSの電波に基いて、付属装置10の位置を表す位置情報を制御部101へ出力する。電波受信部108は、発信機40が送信する電波を受信する受信回路を有する。電波受信部108は、発信機40が送信した駐輪場識別子を受信し、受信した駐輪場識別子を制御部101へ出力する。なお、本実施形態においては、通信部105、測位部107及び電波受信部108は、付属装置10が備える構成となっているが、各々をレンタル自転車に固定し、付属装置10の外部に設けるようにしてもよい。また、本実施形態においては、電子錠3は、付属装置10の外部に設けられているが、付属装置10と一体化されている構成であってもよい。センサ106は、振動を検出するセンサである。センサ106は、検出した振動を示す信号を制御部101へ出力する。
図3は、付属装置10において実現する機能のうち、本発明に係る機能の構成を示したブロック図である。パスコード受信部1001は、通信部105が受信したパスコードを受信するブロックである。パスコード受信部1001が受信したパスコードは、記憶部102に記憶される。なお、本実施形態においては、パスコードは4桁の数字となっている。パスコード受付部1003は、操作部104のテンキーで入力されたパスコードを受け付けるブロックである。パスコード受付部1003が受け付けたパスコードは、錠制御部1002へ送られる。設定部1004は、記憶部102に記憶された複数のパスコードのいずれかを、電子錠3を解錠するパスコードに設定するブロックである。錠制御部1002は、電子錠3を制御するブロックである。錠制御部1002は、パスコード受付部1003が受け付けたパスコードと、設定部1004が設定したパスコードとが一致した場合、電子錠3を解錠する。
検知部1005は、センサ106から出力される信号を取得し、レンタル自転車の振動を検知するブロックである。計時部1006は、時間を計時するブロックである。第1判定部1007は、検知部1005がレンタル自転車の振動を検知した場合、レンタル自転車のユーザの位置がレンタル自転車の近傍であるか判定するブロックである。第1判定部1007は、検知部1005が検知した振動を解析して一定の振動を検知したか判定する。なお、一定の振動とは、人がレンタル自転車に触れたことを示す振動であり、例えば、振幅が所定の閾値以上である振動などである。第1判定部1007は、計時部1006が計時している時間を計時部1006から取得する。第1判定部1007は、一定の振動を検知したと判定してから予め定められた時間が経過するまでにパスコード受付部1003がパスコードを受け付けなかった場合、所定時間内にパスコードを受け付けなかったと判定し、所定時間が経過するまでにパスコード受付部1003がパスコードを受け付けた場合、所定時間内にパスコードを受け付けたと判定する。メッセージ送信部1008は、この判定結果を示すメッセージを通信部105を制御して車両管理装置20へ送信する。
図4は、制御部101が実行する処理の流れを示したフローチャートである。制御部101は、センサ106から供給される信号を解析して振動を検知し、一定の振動を検知すると、図4に示した処理を実行する。まず、制御部101は、一定の振動を検知したことを通知するメッセージを車両管理装置20へ送信する(ステップSA1)。次に制御部101は、時間の計時を開始する(ステップSA2)。次に制御部101は、時間の計時を開始してから所定時間が経過したか判断する(ステップSA3)。制御部101は、所定時間が経過していない場合(ステップSA3でNO)、パスコードを受け付けているか判断する(ステップSA4)。制御部101は、パスコードを受け付けていない場合(ステップSA4でNO)、処理の流れをステップSA3へ戻す。制御部101は、ステップSA4でYESと判断した場合、受け付けたパスコードが、電子錠3を解錠するパスコードと一致しているか判断する(ステップSA5)。制御部101は、ステップSA5でYESと判断した場合、所定時間内にパスコードを受け付けたとの判定結果を通知するメッセージを送信し(ステップS19、ステップSA7)、電子錠3を解錠(ステップSA8)して図4の処理を終了する。制御部101は、ステップSA5でNOと判断した場合、処理の流れをステップSA3へ戻す。制御部101は、電子錠3を解錠するパスコードを受け付けていない状態で所定時間が経過した場合(ステップSA3でYES)、所定時間内にパスコードを受け付けなかったことを通知するメッセージを送信する(ステップSA6)。
(車両管理装置20の構成)
図5は、車両管理装置20のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。制御部201は、CPU、ROM及びRAMを有しており、CPUがROMに記憶されているプログラムを実行すると、後述する各種機能が実現する。記憶部202は、ハードディスク装置を有しており、付属装置10へ送信したパスコードや、付属装置10が固定されたレンタル自転車を返却可能な駐輪場の駐輪場識別子、レンタル自転車を借りるユーザに関する情報などを記憶する。ユーザに関する情報としては、車両管理装置20がユーザを認証するためのユーザ識別子及びパスワード、ユーザの氏名、ユーザの電子メールアドレスなどがある。なお、これらの情報は一例であり、ユーザの住所や電話番号などを記憶してもよい。ユーザに関する情報は、ユーザがレンタル自転車を借用する前に予め記憶部202に記憶される。また、駐輪場識別子としては、付属装置10毎に1又は複数の駐輪場識別子が記憶部202に記憶される。
表示部203は、液晶ディスプレイを備えており、車両管理装置20を操作するための画面や記憶部202に記憶されている情報などを表示する。操作部204は、キーボードやマウスであり、車両管理装置20は、キーボードやマウスに行われた操作に応じて動作する。通信部205は、通信網2を介して通信を行う通信インターフェースとして機能する。通信部205は、通信網2を介して付属装置10や端末装置30と情報のやり取りを行う。
図6は、車両管理装置20において実現する機能のうち、本発明に係る機能の構成を示したブロック図である。パスコード発行部2003は、付属装置10や端末装置30へ送信するパスコードを生成するブロックである。第1送信部2001は、パスコード発行部2003が生成した複数のパスコードや、付属装置10へ送信するメッセージなどを付属装置10へ送信するブロックである。第1送信部2001は、通信部205を制御してパスコードやメッセージなどを付属装置10へ送信する。第2送信部2002は、レンタル自転車が貸与されるユーザの端末装置30へパスコードを送信するブロックである。第2送信部2002は、通信部205を制御してパスコードを端末装置30へ送信する。受信部2004は、付属装置10から送信されるメッセージや各種情報を受信するブロックである。第2判定部2005は、レンタル自転車に異常が発生したか判定するブロックである。第2判定部2005は、レンタル自転車のユーザがレンタル自転車の近傍にいないことを通知するメッセージを付属装置10から受信した場合、レンタル自転車に異常が発生したものと判定する。また、第2判定部2005は、一定の振動を検知したことを通知するメッセージを付属装置10から受信した場合、レンタル自転車にユーザが対応付けられていない場合、レンタル自転車に異常が発生したものと判定する。
(第1実施形態の動作例)
まず、本実施形態の第1動作例について図7のシーケンス図を用いて説明する。レンタル自転車の管理者が付属装置10の電源をオンとすると、制御部101のCPUがROMに記憶されているプログラムを起動する(ステップS1)。制御部101は、まず自身の装置識別子を含み、起動したことを示すメッセージを車両管理装置20へ送信する(ステップS2)。
車両管理装置20は、ステップS2で送信されたメッセージを受信すると、制御部201が、付属装置10へ送信するパスコードを生成する。なお、ここで車両管理装置20は、複数の異なるパスコード(本実施形態では4個)を生成し、生成した第1パスコード〜第4パスコードと、受信したメッセージに含まれていた装置識別子とを対応付けて、図8(a)に示したように記憶部202に記憶させる。制御部201は、パスコードの記憶が終了すると、生成した複数のパスコードを含み、パスコードの設定を要求するメッセージを付属装置10へ送信する(ステップS3)。なお、複数のパスコードは、第1パスコード、第2パスコード、第3パスコード、第4パスコードの順番に送信される。
付属装置10は、ステップS3で送信された複数のパスコードを受信すると、制御部101が、受信した複数のパスコードを受信した順番で図8(b)に示したように記憶部102に記憶させる(ステップS4)。また、制御部101は、受信した順番が1番目のパスコード(ここでは「1001」)を、電子錠3を解錠するパスコードとして設定する(ステップS5)。制御部101は、パスコードの設定を終了した後、装置識別子を含み、パスコードを受信したことを通知するメッセージを車両管理装置20へ送信する(ステップS6)。車両管理装置20は、このメッセージを受信すると、レンタル自転車を借用するユーザに送るパスコードを設定する(ステップS7)。具体的には、制御部201は、メッセージに含まれている装置識別子に対応付けて記憶されている「送信済み」のフラグを「1」にする。また、制御部201は、「送信済み」のフラグが1である行の「有効」のセルを「1」にする。「有効」のセルは、第1パスコード〜第4パスコードのうち、どのパスコードが電子錠3を解錠するパスコードとして設定されているかを示す値が格納される。ここで「1」が格納されている場合は第1パスコードが設定され、「2」が格納されている場合は第2パスコードが設定されている。また、「3」が格納されている場合は第3パスコードが設定され、「4」が格納されている場合は第4パスコードが設定されている。「送信済み」のフラグを参照することにより、発行したパスコードを付属装置10が受信したか否かを判定できる。また、「有効」のセルを参照することにより、付属装置10において、どのパスコードが電子錠3を解錠するパスコードとして設定されているか知ることができる。
レンタル自転車を借用するユーザは、端末装置30を操作して車両管理装置20へアクセスし、電子錠3を解錠するためのパスコードを取得する。具体的には、まず、車両管理装置20がユーザを認証する動作が行われる(ステップS8)。ここでは、端末装置30においてユーザがWebブラウザを操作し、車両管理装置20へログインするためのWebページへアクセスする操作を行うと、当該Webページを要求するメッセージが車両管理装置20へ送信される。車両管理装置20は、このメッセージに応じて、ユーザを認証するユーザ識別子及びパスワードを入力するWebページを端末装置30へ送信する。端末装置30が、このWebページを表示した後、ユーザがユーザ識別子及びパスワードを入力し、入力したユーザ識別子及びパスワードを送信する操作を行うと、入力したユーザ識別子及びパスワードが車両管理装置20へ送信される。車両管理装置20は、送信されたユーザ識別子及びパスワードの組を記憶している場合、ユーザに提供するサービスのメニュー画面のWebページを端末装置30へ送信する。
次にレンタル自転車の駐輪場を選択する動作が行われる(ステップS9)。ここでは、ユーザが、メニュー画面から駐輪場を選択するページへ遷移する操作を行うと、レンタル自転車の複数の駐輪場の地図を表示するWebページが車両管理装置20から端末装置30へ送られ、このWebページが表示される。ユーザが、表示された駐輪場の中から駐輪場を選択する操作を行うと、当該駐輪場に保管されているレンタル自転車の一覧を表示するWebページが車両管理装置20から端末装置30へ送信される。
次に借用するレンタル自転車を選択する動作が行われる(ステップS10)。ここでユーザが、表示されたレンタル自転車の一覧から借用する自転車を選択する操作を端末装置30において行うと、選択したレンタル自転車の識別子が車両管理装置20へ通知される。
車両管理装置20においては、選択されたレンタル自転車の識別子が通知されると、制御部201が、当該識別子のレンタル自転車に固定されている付属装置10へ送信済みのパスコードのうち、「有効」のセルに格納されている値で特定される1番目に送信されたパスコード(ここでは「送信済み」のフラグが1である行の第1パスコード「1001」)を選択する。そして、制御部201は、選択したパスコードを表示するWebページを端末装置30へ送信する(ステップS11)。端末装置30は、このWebページを受信すると、受信したWebページを表示する。これにより、ユーザは、自分が選択したレンタル自転車を使用するためのパスコードを知ることができる(ステップS12)。また、車両管理装置20は、選択されたレンタル自転車に固定されている付属装置10の装置識別子と、ユーザのユーザ識別子とを対応付けて記憶する。
この後、ユーザは、選択したレンタル自転車がある駐輪場へ行き、予約したレンタル自転車を確認する。ユーザが予約したレンタル自転車に触れると、センサ106がレンタル自転車の振動を示す信号を制御部101へ出力する。制御部101(検知部1005)は、センサ106から供給される信号を解析して振動を検知し、一定の振動を検知したか(例えば所定の閾値以上の振幅の振動を検知したかを)判定する(ステップS13)。制御部101は、一定の振動を検知すると、装置識別子を含み、一定の振動を検知したことを通知するメッセージを車両管理装置20へ送信する(ステップS14、ステップSA1)。この後、制御部101(計時部1006)は、時間の計時を開始する(ステップS17、ステップSA2)。
一方、車両管理装置20は、ステップS14で送信されたメッセージを受信すると、付属装置10が設けられているレンタル自転車にユーザが対応付けられているか判定する(ステップS15)。具体的には、制御部201は、受信したメッセージに含まれている装置識別子に対してユーザ識別子が対応付けて記憶されているか判定する。ここで上述したように、付属装置10の装置識別子に対してユーザ識別子が対応付けて記憶されている場合、ユーザが対応付けられており、レンタル自転車が予約済みであると判定する(ステップS15でYES)。
なお、制御部201は、メッセージに含まれていた装置識別子に対してユーザ識別子が対応付けて記憶されていない場合、レンタル自転車にユーザが対応付けられていない(レンタル自転車が予約済みではない)状態と判定する(ステップS15でNO)。この場合、ユーザが対応付けられていないレンタル自転車において一定の振動を検知したことになるため、制御部201は、表示部203を制御し、レンタル自転車に異常が発生したことを報知する(ステップS16)。
続いて、レンタル自転車を予約したユーザが付属装置10を操作するときの動作について説明する。ユーザは、操作部104の開始ボタンを押下する。付属装置10は、開始ボタンが押下されると、パスコードの入力を促すメッセージを表示する。次にステップS17で計時を開始してからユーザが予め定められた時間内にパスコードを操作部104のテンキーで入力すると、付属装置10は、入力されたパスコードを受け付ける(ステップS18、ステップSA4でYES)。
ここで、受け付けたパスコードと、ステップS5で設定したパスコードとが一致した場合(ステップSA5でYES)、所定時間内にパスコードを受け付けたとの判定結果を通知するメッセージを送信し(ステップS19、ステップSA7)、付属装置10は電子錠3を解錠する(ステップS20、ステップSA8)。これにより、ユーザは、レンタル自転車を使用することが可能となる。
付属装置10は、電子錠3を解錠すると、自身の装置識別子を含み、レンタル開始を通知するメッセージを車両管理装置20へ送信する(ステップS21)。車両管理装置20は、このメッセージを受信すると、メッセージに含まれている装置識別子の付属装置10が設けられているレンタル自転車をレンタル中として管理する。
次に本実施形態の第2動作例について、図9を用いて説明する。第2動作例は、付属装置10が振動を検知してから予め定められた時間内にパスコードが入力されなかった場合の動作例である。なお、以下の説明においては、図9に示したステップS13より前においては、第1動作例のステップS1〜ステップS12の動作が行われているものとする。
付属装置10は、ステップS13で一定の振動を検知すると、一定の振動を検知してから経過した時間の計時をステップS17(ステップSA2)で開始する。付属装置10は、ユーザによるパスコードの入力がない場合(ステップSA4でNO)、時間の計時を続ける。付属装置10(第1判定部1007)は、ステップS17で計時を開始してからパスコードの入力がされない状態が続き、予め定められた時間が経過すると(ステップS30、ステップSA3でYES)、所定時間内にパスコードを受け付けなかったと判定し、判定結果を通知するメッセージを車両管理装置20へ送信する(ステップS31、ステップSA6)。
レンタル自転車を予約した者がレンタル自転車に触れて一定の振動が発生したのであれば、レンタル自転車を使用するためにパスコードの入力がなされるはずである。レンタル自転車に人が触れて一定の振動を検知したにも係わらず、パスコードの入力が一定時間内になされなかった場合、レンタル自転車を予約した者以外の者がレンタル自転車に触れたものと考えられる。つまり、レンタル自転車のユーザがレンタル自転車の近傍にいないものと考えられる。このため、車両管理装置20(第2判定部2005)は、ステップS31で送信されたメッセージを受信すると、レンタル自転車の予約者以外の者が自転車に触れたと判定し、レンタル自転車に異常が発生したことを報知する(ステップS32)。
本実施形態によれば、レンタル自転車の予約がされていない状態で一定の振動が検知されると、車両管理装置20で報知がなされるため、レンタル自転車の盗難を防ぐことができる。また、レンタル自転車の予約がされている状態においても、電子錠3を壊してレンタル自転車を盗もうとした場合、振動を検知してから予め定められた時間内にパスコードの入力がされないと、車両管理装置20で報知がなされるため、レンタル自転車の盗難を防ぐことができる。なお、本実施形態においては、付属装置10は、ステップS17で計時を開始してからパスコードの入力がされない状態が続き、予め定められた時間が経過した場合、ユーザの操作を受け付けないようにし、音や光などで異常を報知するようにしてもよい。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態に係る車両管理システムは、レンタル自転車における異常の発生を判定する構成が第1実施形態と異なり、付属装置10及び車両管理装置20のハードウェア構成は第1実施形態と同じである。よって、以下の説明においては、第1実施形態と共通の構成については同じ符号を付してその説明を省略し、第1実施形態との相違点について説明する。
図10は、第2実施形態に係る付属装置10において実現する機能の構成を示した図である。位置送信部1008は、測位部107が測位した位置を示す位置情報を取得する。位置送信部1008は、検知部1005が振動を検知した場合、取得した位置情報を車両管理装置20へ送信する。
図11は、第2実施形態に係る車両管理装置20において実現する機能の構成を示した図である。第1位置取得部2006は、端末装置30と通信を行い、端末装置30の位置を示す第1位置情報を取得する。第2位置取得部2007は、付属装置10と通信を行い、付属装置10の位置(即ち、レンタル自転車の位置)を示す第2位置情報を取得する。位置判定部2008は、レンタル自転車のユーザの位置がレンタル自転車の位置から所定範囲内(近傍)にあるか判定するブロックである。位置判定部2008は、第1位置情報と第2位置情報を取得し、レンタル自転車のユーザの位置がレンタル自転車の位置から所定範囲内にあるか判定し、判定結果を第2判定部2005へ出力する。本実施形態に係る第2判定部2005は、レンタル自転車のユーザの位置がレンタル自転車の位置から所定範囲内にないと位置判定部2008が判定した場合、レンタル自転車に異常が発生したと判定する。
(第2実施形態の動作例)
次に第2実施形態の動作例について図12のシーケンス図を用いて説明する。なお、以下の説明においては、図12に示したステップS13より前においては、第1実施形態で説明したステップS1〜ステップS12の動作が行われているものとする。
付属装置10は、ステップS6の後、センサ106がレンタル自転車の振動を示す信号を制御部101へ出力すると、センサ106から供給される信号を解析し、一定の振動を検知したか判定する(ステップS13)。制御部101(位置送信部1008)は、一定の振動を検知すると、測位部107が測位した位置を示す位置情報と、装置識別子とを含み、一定の振動を検知したことを通知するメッセージを車両管理装置20へ送信する(ステップS40)。
車両管理装置20においては、ステップS40で送信されたメッセージを受信すると、付属装置10が設けられているレンタル自転車にユーザが対応付けられているか判定する(ステップS41)。具体的には、制御部201は、受信したメッセージに含まれている装置識別子に対してユーザ識別子が対応付けて記憶されているか判定する。ここで上述したように、付属装置10の装置識別子に対してユーザ識別子が対応付けて記憶されている場合、レンタル自転車にユーザが対応付けられていると判定する(ステップS41でYES)。
なお、メッセージに含まれていた装置識別子に対してユーザ識別子が対応付けて記憶されていない場合、レンタル自転車にユーザが対応付けられていない状態と判定する(ステップS41でNO)。この場合、ユーザが対応付けられていないレンタル自転車において一定の振動を検知したことになるため、制御部201は、表示部203を制御し、レンタル自転車に異常が発生したことを報知する(ステップS42)。
車両管理装置20(第1位置取得部2006)は、ステップS41でYESと判定すると、付属装置10を備えるレンタル自転車を予約したユーザの端末装置30へ、位置情報を要求するメッセージを送信する(ステップS43)。端末装置30は、このメッセージを受信すると、位置情報を車両管理装置20へ送信する許可をユーザに求めるメッセージを表示する。ユーザが、端末装置30において位置情報を車両管理装置20へ送信する操作を行うと、端末装置30は、端末装置30の位置情報(即ち、ユーザの位置)を車両管理装置20へ送信する(ステップS44)。
車両管理装置20(第1位置取得部2006)は、端末装置30から送信された位置情報を受信すると、ステップS40で受信したメッセージに含まれている位置情報と端末装置30から送信された位置情報とに基いて、付属装置10の近傍にユーザがいるか判定する。具体的には、車両管理装置20(第2位置取得部2007)は、受信したメッセージに含まれている位置情報を取得する。車両管理装置20(位置判定部2008)は、付属装置10の位置情報が示す位置から予め定められた範囲内(例えば半径10m以内)に端末装置30の位置情報が示す位置があるか判定する。車両管理装置20は、付属装置10の位置情報が示す位置から予め定められた範囲内に端末装置30の位置情報が示す位置がある場合(ステップS45でYES)、付属装置10の近傍にユーザがいると判定する。車両管理装置20(第2判定部2005)は、付属装置10の近傍にユーザがいると判定した場合、付属装置10で発生した振動は、レンタル自転車を予約したユーザによるものであり、異常ではないものと判定する。
一方、車両管理装置20(位置判定部2008)は、付属装置10の位置情報が示す位置から予め定められた範囲内に端末装置30の位置情報が示す位置がない場合(ステップS45でNO)、付属装置10の近傍にユーザがいないものと判定する。この場合、車両管理装置20(第2判定部2005)は、付属装置10で発生した一定の振動は、レンタル自転車を予約したユーザによるものではなく、異常が発生したものと判定する。この場合、レンタル自転車の予約をしていない者がレンタル自転車に触れて一定の振動を検知したことになるため、制御部201は、表示部203を制御し、レンタル自転車に異常が発生したことを報知する(ステップS46)。
本実施形態によれば、レンタル自転車の予約がされていない状態で振動が検知されると、車両管理装置20で報知がなされるため、レンタル自転車の盗難を防ぐことができる。また、レンタル自転車の予約がされている状態においても、レンタル自転車の振動を検知したときにレンタル自転車の近傍にユーザがいない場合、レンタル自転車の使用を許可されていない者がレンタル自転車に触れて一定の振動が発生したと判定し、車両管理装置20で報知がなされるため、レンタル自転車の盗難を防ぐことができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
本発明においては、車両管理システム1は、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせた構成であってもよい。例えば、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせた構成においては、付属装置10は、振動を検知すると、経過した時間の計時を開始し、計時を開始してから所定時間内にパスコードの入力がなされなかった場合、レンタル自転車のユーザがレンタル自転車の近傍にいないものと判定し、判定結果を車両管理装置20へ送信する。
また、付属装置10において振動を検知すると、付属装置10の位置情報を含み、振動を検知したこと通知するメッセージを付属装置10から車両管理装置20へ送信する。車両管理装置20は、このメッセージを送信した付属装置10を備えるレンタル自転車のユーザの端末装置30から位置情報を取得する。車両管理装置20は、取得した付属装置10と端末装置30の位置情報に基いて、付属装置10の近傍にユーザが位置するか判定する。
車両管理装置20は、付属装置10から送信された判定結果と、取得した位置情報を基にした判定結果のいずれか一方が「ユーザがレンタル自転車の近傍にいない」という判定結果であれば、レンタル自転車に異常が発生したと判定してもよい。また、付属装置10から送信された判定結果と、位置情報を基にした判定結果の両方が「ユーザがレンタル自転車の近傍にいない」という判定結果であれば、レンタル自転車に異常が発生したと判定するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、レンタル自転車の予約がされていない状態において、一定の振動を検知したことを通知するメッセージが付属装置10から送信されると、車両管理装置20が異常の発生を報知しているが、レンタル自転車の予約の有無により異常を判定する処理を実行しない構成であってもよい。
上述した実施形態においては、自転車の錠を解錠する構成となっているが、自転車に限定されるものではなく、車両であればモーターバイクや自動車などであってもよい。
上述した実施形態においては、付属装置10は、振動を検知してから所定時間内にパスコードの入力がされなかった場合、測位部107で測位した位置を示す位置情報を所定の周期(例えば1分間隔)で車両管理装置20へ送信するようにしてもよい。車両管理装置20は、付属装置10から送信される位置情報を受信し、受信した位置情報が示す位置を地図上に表示するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、振動を検知する前(ステップS13の前)においては、付属装置10は、測位部107で測位した位置を示す位置情報を所定の周期(例えば60分間隔)で車両管理装置20へ送信するようにしてもよい。また、この構成においては、車両管理装置20は、60分を超えて位置情報を受信できなかった場合、レンタル自転車に異常が発生したと判定し、異常を報知するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、レンタル自転車に異常が発生したと車両管理装置20が判定した場合、ユーザの操作を受け付けないように指示するメッセージを車両管理装置20から付属装置10へ送信するようにしてもよい。このメッセージを受信した付属装置10は、ボタンの操作を受け付けず、レンタル自転車の貸し出しが不可となっていることを知らせるメッセージを表示するようにしてもよい。例えば、上述したステップS15やステップS41、ステップS45などでNOと判定した場合、ユーザの操作を受け付けないように指示するメッセージを車両管理装置20から付属装置10へ送信するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、一定の振動を検知したか否かを判定するためのパラメータを変更できるようにしてもよい。例えば、制御部101は、レンタル自転車が予約される前においては、センサ106で検出した振動の振幅が予め定められた第1閾値を超えると、一定の振動を検知したと、レンタル自転車が予約された後においては、センサ106で検出した振動の振幅が、第1閾値より大きい第2閾値を超えると、一定の振動を検知したと判定するようにしてもよい。
なお、第1閾値と第2閾値を切り替える構成としては、レンタル自転車が予約されていない状態においては、車両管理装置20が、第1閾値を付属装置10へ送信し、レンタル自転車が予約された状態においては、第2閾値を付属装置10へ送信する構成としてもよい。そして、付属装置10は、送信された閾値を受信し、受信した閾値を用いて一定の振動を検知したか判定するようにしてもよい。
また、付属装置10に第1閾値と第2閾値を記憶させ、車両管理装置20から、第1閾値と第2閾値のいずれを使用するか指示するメッセージを付属装置10へ送信するようにしてもよい。この構成においては、付属装置10は、第1閾値の使用を指示するメッセージを受信した場合、一定の振動を検知したか否かを、記憶している第1閾値を用いて判定し、第2閾値の使用を指示するメッセージを受信した場合、一定の振動を検知したか否かを記憶している第2閾値を用いて判定する。
上述した実施形態においては、駐輪場を管理する管理者の電子メールアドレスを車両管理装置20に記憶させておき、車両管理装置20が異常が発生したと判定した場合、異常の発生を知らせる電子メールを、当該管理者へ送信するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、付属装置10は、入力されたパスコードと、電子錠3を解錠するパスコードとして設定したパスコードとが一致しないことが所定回数(例えば3回)続いた場合、レンタル自転車に異常が発生したと判定するようにしてもよい。
なお、付属装置10は、一定の振動を検知した場合、入力されたパスコードと、電子錠3を解錠するパスコードとして設定したパスコードとが一回でも一致しなければ異常と判定するようにしてもよい。
上述した第2実施形態においては、レンタル自転車が駐輪場にある場合には、付属装置10は、発信機40から送信された駐輪場識別子を受信し、ステップS40で位置情報を送信する際、受信した駐輪場識別子を送信するようにしてもよい。この構成の場合、車両管理装置20は、送信された駐輪場識別子が示す駐輪場の位置を付属装置10の位置とし、この付属装置10の位置と、端末装置30から取得した位置情報とに基いて、付属装置10の位置から予め定められた範囲内に端末装置30が位置するか判定するようにしてもよい。
本発明に係る機能を実現するプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、各装置にインストールしてもよい。また、通信網2を介してプログラムをダウンロードして各装置にインストールしてもよい。
上述した実施形態においては、レンタル自転車に付属装置10を設けているが、付属装置10が設けられる自転車は、レンタル自転車に限定されるものではない。
例えば、自転車を所有する者が、自身が所有する自転車に付属装置10を装着し、車両管理システム1が提供するサービスを受けるようにしてもよい。
また、この自転車において異常が発生したと車両管理装置20が判定した場合、この自転車の所有者の端末装置30へ、異常の発生を報知する電子メールを送信するようにしてもよい。この変形例によれば、自身の所有する自転車に異常が発生した場合、自転車の所有者は、所有する自転車に異常が発生したことを知ることができる。
1…車両管理システム、2…通信網、3…電子錠、10…付属装置、20…車両管理装置、30…端末装置、40…発信機、101…制御部、102…記憶部、103…表示部、104…操作部、105…通信部、106…センサ、107…測位部、108…電波受信部、201…制御部、202…記憶部、203…表示部、204…操作部、205…通信部、1001…パスコード受信部、1002…錠制御部、1003…パスコード受付部、1004…設定部、1005…検知部、1006…計時部、1007…第1判定部、1008…メッセージ送信部、2001…第1送信部、2002…第2送信部、2003…パスコード発行部、2004…受信部、2005…第2判定部、2006…第1位置取得部、2007…第2位置取得部、2008…位置判定部。

Claims (10)

  1. 車両の振動を検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知した振動に基いて、前記車両に一定の振動が発生したか判定する第1判定手段と、
    一定の振動が発生したと前記第1判定手段が判定した場合、振動の発生を通知するメッセージを送信するメッセージ送信手段と
    を有する付属装置と、
    前記メッセージを受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記メッセージを受信した場合、前記車両と当該車両のユーザとの関係が所定の条件を満たしているか判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する第2判定手段と
    を有する車両管理装置と、
    を備える車両管理システム。
  2. 前記第2判定手段は、前記車両にユーザが対応付けられているか判定し、ユーザが対応付けられていない場合、前記車両に異常が発生したと判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の車両管理システム。
  3. 前記第2判定手段は、前記ユーザが前記車両の近傍にいるか否か判定し、前記ユーザが前記車両の近傍にいないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両管理システム。
  4. 前記付属装置は、
    前記車両の錠を解錠するパスコードを記憶する記憶手段と、
    前記パスコードの入力を受け付けるパスコード受付手段と、
    前記パスコード受付手段が受け付けたパスコードが前記記憶手段に記憶されている場合、前記錠を解錠する錠制御手段とを有し、
    前記メッセージ送信手段は、一定の振動が発生したと前記第1判定手段が判定してから所定時間内に前記パスコード受付手段が前記パスコードを受け付けたか否かを示すメッセージを送信し、
    前記受信手段は、当該メッセージを受信し、
    前記第2判定手段は、前記受信手段が当該メッセージを受信した場合、受信したメッセージに応じて前記ユーザが前記車両の近傍にいないと判定すること
    を特徴とする請求項3に記載の車両管理システム。
  5. 前記車両管理装置は、
    前記車両を使用するユーザの位置を取得する第1の位置取得手段と、
    前記車両の位置を取得する第2の位置取得手段と、
    を有し、
    前記第2判定手段は、前記第1の位置取得手段が取得した位置が前記第2の位置取得手段が取得した位置から所定範囲内にない場合、前記ユーザが前記車両の近傍にいないと判定すること
    を特徴とする請求項3に記載の車両管理システム。
  6. 前記ユーザが前記車両の近傍にいないと前記第2判定手段が判定した場合、前記パスコード受付手段は、入力される前記パスコードを受け付けないこと
    を特徴とする請求項4に記載の車両管理システム。
  7. 前記検知手段は、前記車両が利用待ちではない場合、振動を検知するパラメータとして第1パラメータを使用し、前記車両が利用待ちである場合、振動を検知するパラメータとして第2パラメータを使用すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の車両管理システム。
  8. 車両において一定の振動が発生したことを通知するメッセージを受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記メッセージを受信した場合、前記車両と当該車両のユーザとの関係が所定の条件を満たしているか判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する判定手段と
    を有する車両管理装置。
  9. 車両に設けられた付属装置が、車両の振動を検知する検知ステップと、
    前記付属装置が、前記検知ステップで検知した振動に基いて、前記車両に一定の振動が発生したか判定する第1判定ステップと、
    前記付属装置が、一定の振動が発生したと前記第1判定ステップで判定した場合、振動の発生を通知するメッセージを送信するメッセージ送信ステップと、
    車両管理装置が、前記メッセージを受信する受信ステップと、
    前記車両管理装置が、前記受信ステップで前記メッセージを受信した場合、前記車両と当該車両のユーザとの関係が所定の条件を満たしているか判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する第2判定ステップと
    を備える車両管理方法。
  10. コンピュータを、
    車両において一定の振動が発生したことを通知するメッセージを受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記メッセージを受信した場合、前記車両と当該車両のユーザとの関係が所定の条件を満たしているか判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合、前記車両に異常が発生したと判定する判定手段
    として機能させるためのプログラム。
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