JP2014164352A - 画像形成装置、画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】省エネルギーモード時に補助記憶装置のアクセス頻度を低減させ省エネルギー効率を向上させつつ、通常モードへの復帰時間の性能を低下させないこと。
【解決手段】省エネルギーモード制御部12と、HDD通電制御部13と、画像処理用メモリ15の記憶領域の空き領域の有無を判断する画像処理用メモリ管理部10と、データの書込み先を制御する書込み先制御部14と、を備え、省エネルギーモード時には、HDD通電制御部13は、HDD20の電源の供給を遮断し、書込み先制御部14は、空き領域があると判断された場合、省エネルギーモードからアプリケーションが動作する通常モードへの復帰時に前記記憶領域の空き領域にデータを一時退避させ、通常モードへの復帰時には、HDD通電制御部13は、HDD20に電源を供給し、書込み先制御部14は、一時退避させたデータを消去し、当該データをHDD20に記憶させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像処理方法、並びにプログラムに関するものである。
従来、MFP(複合機)の省エネルギーモード時には、補助記憶装置として用いられるHDD(Hard Disk Drive)を通電OFFにすることで、消費電力量の削減を行なっている。しかし、省エネルギーモード時にHDDにアクセスすると、省エネルギーモードから通常モードに復帰してしまうため、省エネルギーモード時には補助記憶装置にアクセスすることができなかった。そこで、画像処理専用のメモリ領域を仮想HDDとして利用し、HDDへのアクセス頻度を減らすことでより省エネルギー効果を向上させる技術が知られている。
例えば、省エネルギー効果を向上させる目的で、省エネルギーモード時のメモリ領域の使用内容を管理する管理制御手段を有する画像形成装置について開示されている(特許文献1参照)。この装置は、省エネルギーモード時に仮想ファイルシステムをメインメモリ上に展開させている。
しかしながら、上記に示されるような従来の画像処理専用のメモリ領域を仮想HDDとして利用する装置にあっては、以下のような問題点があった。例えばプリンタジョブを受信し画像処理を開始しようとしても、画像処理専用のメモリ領域がすでに使われているため、仮想HDDのデータをHDDに退避させる等の復帰処理がすべて終わるまで印刷を開始することができず、復帰時間に影響が出てしまう。また、特許文献1の技術にあっても、省エネルギーモード時に使用しない画像処理領域のメモリを利用するものの、通常モードへの復帰時間などの性能が低下する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、省エネルギーモード時に外部記憶装置のアクセス頻度を低減させて省エネルギー効率を向上させるとともに、通常モードへの復帰時間の性能を低下させないことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、待機時の電力供給を通常の駆動状態の電圧に対して低電圧で設定される省エネルギーモードに制御する省エネルギー制御部と、外部記憶装置に対する電源の供給および遮断を制御する外部記憶装置通電制御部と、内部記憶装置の記憶領域の空き領域の有無を判断する空き領域有無判断部と、前記内部記憶装置または前記外部記憶装置へのデータの書込み先を制御する書込み先制御部と、を備え、前記省エネルギーモード時には、前記外部記憶装置通電制御部は、前記外部記憶装置に対する電源の供給を遮断し、前記書込み先制御部は、前記空き領域有無判断部により空き領域があると判断された場合、前記省エネルギーモードからアプリケーションが動作する通常モードへの復帰時に前記空き領域にデータを一時退避させ、前記通常モードへの復帰時には、前記外部記憶装置通電制御部は、前記外部記憶装置に対して電源を供給し、前記書込み先制御部は、前記記憶領域の空き領域に一時退避させたデータを消去するとともに当該データを前記外部記憶装置に記憶させることを特徴とする。
本発明は、省エネルギーモード時に外部記憶装置のアクセス頻度を低減させて省エネルギー効率を向上させつつ、通常モードへの復帰時間の性能の低下を回避できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置を含むシステム構成を示すブロック図である。 図2は、画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、機能構成を含むソフトウェア構成および関連するハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、通常モード時におけるメモリの制御例を示す説明図である。 図5は、省エネルギーモード時におけるメモリの制御例を示す説明図である。 図6は、通常モード時への復帰時におけるメモリの制御例を示す説明図である。 図7は、省エネルギーモードへの移行時の動作例を示すシーケンス図である。 図8は、省エネルギーモードから通常モード時への復帰時の動作例を示すシーケンス図である。 図9は、借用可能メモリサイズ管理テーブルの一例を示す図表である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像処理方法、並びにプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
本発明は、コピーアプリやプリンタアプリの復帰性能に影響を与えない範囲のメモリ領域サイズを静的に解析する。そして、省エネルギーモード時には利用されていない画像処理用メモリ領域を解析したサイズのメモリ容量だけを利用し、その領域にデータを保存することで、省エネルギーモード時のデータ保存をより多く取得可能にするものである。以下、具体的に説明する。なお、アプリケーションプログラムについては以下、適宜、単にアプリケーションあるいはアプリとして記述する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置を含むシステム構成を示すブロック図である。この図1において、画像形成装置100は、後述する画像処理装置101、プリンタエンジン102、スキャナ部103、操作部104、通信部105などを備える。この画像形成装置100には、LAN(ローカルエリアネットワーク)110を介して複数のPC(パーソナルコンピュータ)120a,120b、サーバ130a,130bが接続されている。なお、図1では、通信可能な外部接続機器としてPC120a,120b、サーバ130a,130bとしているが、これに限らず、単数あるいはこれ以上の台数であってもよい。
プリンタエンジン102は、例えば電子写真プロセスにより画像データを感光体上に形成して記録紙に転写するといった画像形成処理を行う。スキャナ部103は、原稿を光学照射し、その照射して得られた光を例えばCCD(固体撮像素子)により光電変換して画像データを得るものである。操作部104は、テンキーや各種モードを選択するための操作ボタンおよび装置の状態を表示したり、あるいはタッチ操作可能な表示パネルを有する。通信部105は、モデム(不図示)の通信機器に接続してファクシミリ送受信を行なうFAX通信、あるいはLAN(ローカルエリアネットワーク)などの各種ネットワークとのやり取りを行なうものである。
図2は、画像処理装置101の構成を示すブロック図である。画像処理装置101は、CPU107、ROM108、RAM109といったマイクロコンピュータシステムを備えるコントローラ106を有する。CPU107はROM108に予め用意された制御プログラムにしたがって所定の制御を実行する。ROM108はCPU107の制御プログラムが格納されている。RAM109はCPU107の制御時のワーキングメモリとして用いられる。なお、CPUはCentral Processing Unit、ROMはRead Only Memory、RAMはRandom Access Memoryの略称である。
図3は、機能構成を含むソフトウェア構成および関連するハードウェア構成を示すブロック図である。アプリケーション150は、コピーアプリ151、FAXアプリ152、プリンタアプリ153等を有する。これらの各アプリは、通常モードにおいてそれぞれの責務である所定のジョブを実行する。コピーアプリ151はスキャナ部103による原稿画像の読み取り処理からプリンタエンジン102での画像形成処理までのジョブを実行するコピー用アプリケーションである。FAXアプリ152は通信部105を介して行われるファクシミリ機能におけるジョブを実行するファクシミリ用アプリケーションである。プリンタアプリ153はページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションである。例えば外部接続機器であるPC120a,b、サーバ130a,bから送られる画像データに対して画像形成対象のなどの所定のジョブを実行する。
なお、アプリケーション150は、必要に応じてこれらのアプリの他に、たとえば、スキャナアプリ、ネットファイルアプリ、工程検査アプリ、WEBアプリ、といったアプリケーションを有している。スキャナアプリはスキャナ用アプリケーションである。ネットファイルアプリはネットワークファイル用アプリケーションである。工程検査アプリは工程検査用アプリケーションである。WEBアプリはインターネットに接続されたPC120a,b等のクライアント端末に対してWEBサーバ(httpサーバ)として動作し、クライアント端末上で動作するWEBブラウザに各種画面を表示する。
画像処理用メモリ管理部10は、画像処理用メモリ15の使用状況及び貸借状況を管理する。また、画像処理用メモリ管理部10は、後述する借用可能メモリサイズ管理テーブル16を保持している。画像処理用メモリ管理部10は、この借用可能メモリサイズ管理テーブル16の情報に基づいて画像処理用メモリ15の使用状況及び貸借状況を管理する。デバッグログ保存制御部11は、各アプリやシステムのログファイルを収集し、書込み先制御部14にHDD20へのデータ(ログファイル)の書込み依頼を行なう。デバッグログ保存制御部11は、通常モード時に書込み先制御部14に対してHDD20へのログファイルの書込み動作を指示する。
省エネルギーモード制御部12は、ユーザの操作に従って省エネルギーモードへの移行や通常動作である通常モードへの復帰を行うか、あるいは操作が所定時間ない場合に実行される。あるいは、省エネルギーモードへの移行時の動作は、画像形成装置100に通信可能に接続されているPC120a,b、サーバ130a,bからのデータ送信が所定時間ない場合に実行される。
また、省エネルギーモード制御部12は、省エネルギーモードへの移行時にはHDD通電制御部13にHDD20の電源供給を遮断するための通電OFFの要求を、書込み先制御部14には省エネルギーモードへの移行の通知を行なう。また、省エネルギーモード制御部12は、省エネルギーモードから通常モードへの復帰時にはHDD通電制御部13にHDD20に電源供給するための通電ONの要求を、書込み先制御部14には省エネルギーモードから通常モードへの復帰の通知を行なう。
予め設定される省エネルギーモード時には、消費電力量の低減を図るために、例えば、プリンタエンジン102のOFF、操作部104のパネル表示のOFF、HDD20の電源OFF,定着温度を低めに制御するといった低電力駆動の制御が行なわれる。また、省エネルギーモード時には、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの画像処理は実施されず、通常モード時に、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などにかかわる画像処理が実行される。
HDD通電制御部13は、HDD20の通電のON(電源供給)/OFF(電源遮断)を制御する。書き込み先制御部14は、省エネルギーモード制御部12から省エネルギーモードへの移行の通知を受け取った場合には、画像処理用メモリ管理部10に画像処理用メモリ15の借用要求を通知する。すなわち、書込み先制御部14は、省エネルギーモード時にHDD20が電源遮断で使用できないため、画像処理用メモリ管理部10に対して内部記憶装置である画像処理用メモリ15の一時保存可能な空き領域の有無を問い合わせる。その結果、画像処理用メモリ15に空き領域がある場合に、その空き領域を一時的に借りて保存すべきデータ(ログファイル30:図4等参照)を画像処理用メモリ15に保存する。
また、書き込み先制御部14は、コピーアプリ151、FAXアプリ152、プリンタアプリ153等のアプリ150によって動作する省エネルギーモードから通常モードへの復帰の通知を受け取った場合には、以下の動作を行なう。書き込み先制御部14は、省エネルギーモード時に借用していた画像処理用メモリ15(アプリから借用した領域15e、図5参照)に保存したデータ(ログファイル30:図4等参照)をHDD20に移動させる。その後、画像処理用メモリ15(アプリから借用した領域15e、図6参照)を空にして返却する。
画像処理用メモリ15は、画像形成装置100の画像形成のために画像処理装置101が画像データに所定の画像処理などを行なう際に用いられる領域である。例えば、画像処理用メモリ15は、画像形成装置100の通常動作(通常モード)において、コピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタなどを機能させる際に、画像処理用として利用される。すなわち、コピーアプリ151、FAXアプリ152、プリンタアプリ153等の各アプリは、所定の動作を実行する際に、画像処理用メモリ管理部10に対して画像処理用メモリ15のメモリ領域の利用を要求する。
借用可能メモリサイズ管理テーブル16は、後述する(図9参照)ように、予め静的に解析した、コピーアプリ151、FAXアプリ152、プリンタアプリ153の各アプリから何バイトのメモリ領域を借用することができるかを示す情報である。画像処理用メモリ管理部10は、この借用可能メモリサイズ管理テーブル16の情報に基づいて、後述する省エネルギーモード時において利用が要求される画像処理用メモリ15の空き領域の賃借を管理する。
図4は、通常モード時におけるメモリの制御例を示す説明図である。この制御動作は、画像処理用メモリ15、及びHDD20に対してコピーアプリ151、FAXアプリ152、プリンタアプリ153により通常の動作(通常モード)を行なう際に行なわれる。図4において、画像処理用メモリ15は、画像処理用領域15a、プログラム読み込み専用のプログラム領域15b、ヒープ領域15c、に分けられている。ヒープ領域15cは、デバッグログ用領域15dを含み、このデバッグログ用領域15dにログファイル30を蓄積する。ログファイル30としては、省エネルギーモード時に発生するログ、状態履歴などの情報が含まれる。
図4に示す通常モードでは、HDD20はHDD通電制御部13により通電がなされON(電源供給)の状態となる。また、通常モードでは、アプリ150に従った所定の制御処理が行われる。ここで通常モード時には、図4に示すように、[1]では、デバッグログ保存制御部11がデバッグログ用領域15dにアプリ150により実行されたログファイル30を蓄積する。続いて、[2]に示すようにデバッグログ用領域15dに蓄積されたログファイル30が一杯になると、デバッグログ保存制御部11は書込み先制御部14に対してHDD20への書込み依頼を行なう。HDD20は通電ONとなっているので、デバッグログ用領域15dに蓄積してあるログファイル30を保存する。このようにデバッグログ保存制御部11が書込み先制御部14にHDD20へ書込み依頼を行うことで、HDD20にログファイル30を保存する。
図5は、省エネルギーモード時におけるメモリの制御例を示す説明図である。省エネルギーモードは、装置の消費電力量の低減化の要求やこれらに関する規制及び規格に対応するために行われる。この省エネルギーモードへの移行時の動作は、ユーザが省エネルギーモードへの移行の操作を行った際、あるいは操作が所定時間ない場合に省エネルギーモード制御部12により実行される。この省エネルギーモード制御部12による省エネルギーモードでは、HDD通電制御部13を介してHDD20は通電されないOFF(電源遮断)の状態となる。また、省エネルギーモードは、夜間などにおいて設定される、いわゆるスリープモードについても同様の制御が行われる。
図5に示すように、[1]においてデバッグログ保存制御部11がデバッグログ用領域15dにログファイル30を蓄積する。続いて、[2]では、HDD20が通電OFFとなっており、HDD20へのデータ保存はできないので、画像処理用領域15aの借用した領域(アプリから借用した領域15e)にログファイル30を一時的に退避させて保存する。
図6は、通常モード時への復帰時におけるメモリの制御例を示す説明図である。この図6に示す動作は前述した省エネルギーモードからアプリにより実行される通常の動作に復帰する際に行なわれる。すなわち、図5に示したように省エネルギーモード時に画像処理用領域15aに一時退避したログファイル30を、通常モードに復帰したときにHDD20に移した後に消去し、画像処理用領域15aを開放する。
図6に示すように、この通常モードでは、HDD20はHDD通電制御部13を介して通電がなされON(電源供給)の状態となっている。この通常モード時への復帰時には、[1]の処理で、画像処理用領域15aに一時保存していたログファイル30をHDD20に保存する。このように通常モードでは、省エネルギーモード時にHDD20に画像処理用領域15aに保存していたログファイル30を、HDD20に移動する。その後、[2]の処理で、画像処理用領域15aにログファイル30を保存するために一時借用(退避)していた領域(アプリから借用した領域15e)を開けて返却する。
図6に示す省エネルギーモードから通常モード時への復帰時には、省エネルギーモード時において、画像処理用領域15aに一時保存したログファイル30をHDD20に移動する。そして、アプリから借用した領域15eに保存していたログファイル30を消去して返却(開放)することで、アプリ動作時に使用可能な空き領域とする。
図7は、省エネルギーモードへの移行時の動作例を示すシーケンス図である。このシーケンスは、前述した図1の各機能ブロックにより実行される。また、図7におけるこの省エネルギーモードへの移行時の動作は、前述したようにユーザが省エネルギーモードへの移行の操作を行った際、あるいは操作が予め定められる所定時間ない場合に省エネルギーモード制御部12により実行される。あるいは、省エネルギーモードへの移行時の動作は、画像形成装置100に通信可能に接続されているPC120a,b、サーバ130a,bからのデータ送信が所定時間行なわれない場合に省エネルギーモード制御部12により実行される。
図7において、省エネルギーモード制御部12により省エネルギーモードに移行されると、まず、省エネルギーモード制御部12は、HDD通電制御部13にHDD20の通電OFF(電源遮断)を要求する(S1)。ここで省エネルギーモード時にはHDD20は電源がOFF(遮断)状態となる。続いて、省エネルギーモード制御部12は、書込み先制御部14に省エネルギーモードへ移行制御したことを通知する(S2)。省エネルギーモードへの移行の通知を受けた書込み先制御部14は、画像処理用メモリ管理部10に対して、画像処理用メモリ15の借用(アプリから借用した領域15e)を要求する(S3)。
続いて、書込み先制御部14から画像処理用メモリ15の借用の要求を受けた画像処理用メモリ管理部10は、次の動作を実行する。画像処理用メモリ管理部10は、デバッグログ保存制御部11に対してログファイル30を一時退避させるために貸与できるメモリ領域(アプリから借用した領域15e)を検索する(S4)。すなわち、画像処理用メモリ管理部10は、事前に解析して作成した借用可能メモリサイズ管理テーブル16(図9参照)を参照する。そして、デバッグログ保存制御部11に対してログファイル30を一時退避させるために貸与できるメモリ領域(アプリから借用した領域15e)を検索する。
続いて、デバッグログ保存制御部11は、ログファイル30を蓄積するためのバッファの容量が一杯になると、書込み先制御部14に対して蓄積したログファイル30の書き込みの依頼を行なう(S5)。続いて、書込み先制御部14は、デバッグログ保存制御部11からのログファイル30の書込み要求を受け付ける。書込み先制御部14は、画像処理用メモリ管理部10を介して借用した画像処理用領域15a内の一時退避用のメモリ領域(アプリから借用した領域15e)にログファイル30を保存する(S6)。
この図7に示すように、省エネルギーモード制御部12による省エネルギーモード時には、デバッグログ保存制御部11がログファイル30を蓄積するバッファの容量が一杯になると、書込み先制御部14に対して画像処理用領域15aのメモリ領域を借用する。そして、この借用したメモリ領域(アプリから借用した領域15e)にログファイル30を一時的に保存する。これにより、HDD20の電源が遮断されている状態であってもログファイル30の保存が可能となる。
図8は、省エネルギーモードから通常モード時への復帰時の動作例を示すシーケンス図である。この図8に示すシーケンスは、前述した図1の各機能ブロックにより実行される。図8におけるこの通常モード時への復帰時の動作(トリガー)は、ユーザが通常モードへの復帰の操作(例えば、操作部104の入力、原稿セットなど)を行った際に当該操作に対応するアプリにより実行される。あるいは、通常モード時への復帰時の動作は、画像形成装置100に通信可能に接続されているPC120a,b、サーバ130a,bからのデータ送信が行なわれた場合当該通信に対応するアプリにより所定の動作が行なわれる。
すなわち、この通常モードは、コピーアプリ151、FAXアプリ152、プリンタアプリ153などの各アプリにより所定の動作が行なわれるモードである。コピーアプリ151はコピー対象となる原稿が例えばADF(自動原稿搬送装置:不図示)の原稿台にセットされ、操作部104のスタートボタン(不図示)が押下された場合、そのコピージョブを実行する。すなわち、スキャナ部103の原稿読み取り動作から画像処理装置101による各種の画像処理、プリンタエンジン102による所定の画像形成動作といったコピー動作を実行させる。また、ファクシミリ通信の場合にはFAXアプリ152は、通信部105を介してファクシミリ送受信の動作を行なう。また、プリンタアプリ153は、PC120a,b、サーバ130a,bからの印刷要求の場合には所定の印刷ジョブの動作を行なう。
上記省エネルギーモードから通常モードに復帰した場合、図8において、まず、省エネルギーモード制御部12は、省エネルギーモードを解除するとともに、HDD通電制御部13にHDD20の通電ON(電源供給)を要求する(S11)。これにより外部記憶装置であるHDD20に電源が供給され、HDD20へのデータ(ログファイル30)の保存が可能になる。続いて、省エネルギーモード制御部12は、書込み先制御部14に省エネルギーモードから通常モードへの復帰を通知する(S12)。すなわち、何らかのアプリによる動作を実行する通常モードに復帰する。
続いて、デバッグログ保存制御部11は、上述したように省エネルギーモード時に、借用して画像処理用メモリ15に保存していたログファイル30をHDD20に保存する(S13)。続いて、デバッグログ保存制御部11は、省エネルギーモード時にログファイル30を一時退避させて保存するために借用していた画像処理用メモリ15の画像処理領域15aを、当該ログファイル30を消去して返却する動作を行なう(S14)。
すなわち、先に図5において説明したように省エネルギーモード時のメモリ制御から、図6に示したように通常モードに復帰した場合に上記図8のシーケンス動作を行なう。図5では省エネルギーモード時にログファイル30を一時退避させて保存するために、画像処理用領域15aのアプリから借用した領域15eにログファイル30を一時保存する。そして、図6で示すように省エネルギーモードから通常モードに復帰したときに、上記アプリから借用した領域15eに一時退避させた当該ログファイル30を、通常モードで通電されたHDD20に移動する。続いて、上記一時退避用として使用したメモリ領域(画像処理用メモリ15の画像処理領域15a)を開放する。
図9は、借用可能メモリサイズ管理テーブル16の一例を示す図表である。本例では、コピーアプリ151、FAXアプリ152、プリンタアプリ153の各アプリについて省エネルギーモード時に何バイトの領域、および通常モードに復帰する場合に影響を与えない範囲で貸し出し可能なメモリ容量を示している。すなわち、図9では、省エネルギーモード時にログファイル30を一時退避させて保存するためのメモリ容量について示している。
図9の例では、省エネルギーモード制御部12によって制御される省エネルギーモードのモード1ではコピーアプリ151は100MByteの領域を貸し出せることを表している。これに対して省エネルギーモード制御部12によって制御される省エネルギーモードのモード2ではコピーアプリ151は領域を貸し出すことはできないことを表している。すなわち、コピーアプリ151のモード2においては0Byteであり、省エネルギーモード時にログファイル30を一時退避して保存するためのメモリ容量(空きメモリ領域)がないことを表している。
ここで、アプリごとに借用可能サイズが異なる理由について説明する。プリンタアプリ153は、省エネルギーモード中にプリンタジョブを受信した場合、通常モードに復帰する前に画像処理用領域15aが必要になるため貸与することができないことによる。また、コピーアプリ151は、省エネルギーモードから通常モードに復帰した後、操作部104上のコピー開始ボタン(不図示)が操作可能になるまで画像処理用領域15aは必要にならない。このため、データを一時退避させるためのメモリ領域を貸与することができる。例えば、熱定着装置を有する画像形成装置100の場合、所定の定着温度に立ち上がるまでの時間を要するので、コピーアプリ151は、省エネルギーモードから通常モードに復帰した後、すぐにはコピー開始とはならないことによる。
このように、省エネルギーモード制御部12によって制御される省エネルギーモード時には、HDD通電制御部13、書込み先制御部14はつぎの動作を行なう。すなわち、HDD通電制御部13は、省エネルギーモード時には省エネルギーモード制御部12の通電OFFの要求によりHDD20に対する電源の供給を遮断する。また、書込み先制御部14は、省エネルギーモード制御部12から省エネルギーモードに移行の通知を受ける。アプリケーション150の何れかが動作する通常モードへの復帰時に、予め解析した使用しない画像処理用メモリ15の画像処理用領域15aの領域を借用してログファイル30を一時退避させる。これにより、外部記憶装置であるHDD20が通電OFFされて使用不可の省エネルギーモード時であってもログファイル30をより多く保存することが可能となる。つまり、省エネルギーモード時に画像処理用メモリ15の画像処理用領域15aに利用可能なメモリ領域にログファイル30を一時退避させる。この後、通常モード時に通電されたHDD20にそのログファイル30を移動して追加することにより、ログファイル30を蓄積させることができる。
一方、省エネルギーモード制御部12により制御される省エネルギーモードからアプリによって通常の動作を行う通常モードへの復帰時には、HDD通電制御部13、書込み先制御部14はつぎの動作を行なう。すなわち、HDD通電制御部13は、省エネルギーモード制御部12から通常モードへ復帰したことが通知されると、HDD20に対して電源を供給する。また、通常モードへ復帰した際に、書込み先制御部14は、画像処理用メモリ15の画像処理用領域15aの空き領域に一時退避させたデータ(ログファイル30)を消去するとともに当該データをHDD20に移動する。
つまり、省エネルギーモードから通常モードへの復帰時には、HDD20を通電してデータの保存を可能にした状態とする。そして、画像処理用領域15aに一時退避して保存したログファイル30をHDD20に移動(保存)し、その使用していたメモリ領域を返却する。このように、通常モードへの復帰時に省エネルギーモード時に借用していた画像処理用領域15a(アプリから借用した領域15e)に一時退避して保存したログファイル30を消去してそのメモリ領域を返却する。
以上説明した実施の形態によれば、以下のような効果を奏する。コピーアプリ151やFAXアプリ152、プリンタアプリ153といったアプリケーション150の何れかが動作する復帰性能に影響を与えない範囲のメモリ領域サイズを静的に解析する(例えば、図9の借用可能メモリサイズ管理テーブル参照)。そして、省エネルギーモード時には利用されていない画像処理用メモリ15の領域を解析したサイズのメモリ容量だけ利用し、利用可能なメモリ領域にデータを保存する。これによって、アプリケーション150の何れかが通常モードを動作する復帰時間の性能を低下させることがなくなる。また、従来は省エネルギーモード時にはHDD20にアクセスできないために破棄していたデータ(ログファイル30等)を、上記実施の形態により、従来に対してより多く取得することができる。すなわち、省エネルギーモード時にHDD20のアクセス頻度を低減させることで省エネルギー効率を向上させるとともに、省エネルギーモードから通常モードへの復帰性能の低下を回避することができる。
ところで、本実施の形態で実行されるプログラムは、ROM108に予め組み込まれて提供するものとしているが、これに限定されるものではない。本実施の形態で実行されるプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供してもよい。たとえば、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
また、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態で実行されるプログラムは、上述した画像処理用メモリ管理部10、デバッグログ保存制御部11、省エネルギーモード制御部12、HDD通電制御部13、書込み先制御部14を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU107(プロセッサ)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM109等の主記憶装置上にロードされる。そして、画像処理用メモリ管理部10、デバッグログ保存制御部11、省エネルギーモード制御部12、HDD通電制御部13、書込み先制御部14が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上述した実施の形態では、画像形成装置について例を挙げて説明したがこれに限らず他の装置であってもよい。たとえば、プロジェクタ、タブレット端末などの情報処理装置へ適用することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
10 画像処理用メモリ管理部
11 デバッグログ保存制御部
12 省エネルギーモード制御部
13 HDD通電制御部
14 書込み先制御部
15 画像処理用メモリ
15a 画像処理用領域
15e アプリから借用した領域
16 借用可能メモリサイズ管理テーブル
30 ログファイル
100 画像形成装置
101 画像処理装置
102 プリンタエンジン
103 スキャナ部
104 操作部
105 通信部
106 コントローラ
107 CPU
108 ROM
109 RAM
120a,b PC
130a,b サーバ
150 アプリケーション
151 コピーアプリ
152 FAXアプリ
153 プリンタアプリ
特開2012-58930号公報

Claims (5)

  1. 待機時の電力供給を通常の駆動状態の電圧に対して低電圧で設定される省エネルギーモードに制御する省エネルギー制御部と、
    外部記憶装置に対する電源の供給および遮断を制御する外部記憶装置通電制御部と、
    内部記憶装置の記憶領域の空き領域の有無を判断する空き領域有無判断部と、
    前記内部記憶装置または前記外部記憶装置へのデータの書込み先を制御する書込み先制御部と、
    を備え、
    前記省エネルギーモード時には、
    前記外部記憶装置通電制御部は、前記外部記憶装置に対する電源の供給を遮断し、
    前記書込み先制御部は、前記空き領域有無判断部により空き領域があると判断された場合、前記省エネルギーモードからアプリケーションが動作する通常モードへの復帰時に前記空き領域にデータを一時退避させ、
    前記通常モードへの復帰時には、
    前記外部記憶装置通電制御部は、前記外部記憶装置に対して電源を供給し、
    前記書込み先制御部は、前記記憶領域の空き領域に一時退避させたデータを消去するとともに当該データを前記外部記憶装置に記憶させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. さらに、前記複数のアプリケーションの実行処理におけるログファイルを収集して保存するデバックログ保存制御部を有し、
    前記デバックログ保存制御部は、前記書込み先制御部に対して前記外部記憶装置への前記ログファイルの書込み動作を指示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数のアプリケーションは、コピー処理に関するジョブを実行するコピーアプリケーション、プリント処理に関するジョブを実行するアプリケーションを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 待機時の電力供給を通常の駆動状態の電圧に対して低電圧で設定される省エネルギーモードに制御する省エネルギー制御工程と、
    外部記憶装置に対する電源の供給および遮断を制御する外部記憶装置通電制御工程と、
    内部記憶装置の記憶領域の空き領域の有無を判断する空き領域有無判断工程と、
    前記内部記憶装置または前記外部記憶装置へのデータの書込み先を制御する書込み先制御工程と、
    を含み、
    前記省エネルギーモード時には、
    前記外部記憶装置通電制御工程は、前記外部記憶装置に対する電源の供給を遮断し、
    前記書込み先制御工程は、前記空き領域有無判断工程により空き領域があると判断された場合、前記省エネルギーモードから前記アプリケーションが動作する通常モードへの復帰時に前記記憶領域の空き領域にデータを一時退避させ、
    前記通常モードへの復帰時には、
    前記外部記憶装置通電制御工程は、前記外部記憶装置に対して電源を供給し、
    前記書込み先制御工程は、前記記憶領域の空き領域に一時退避させたデータを消去するとともに当該データを前記外部記憶装置に記憶させる
    ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 待機時の電力供給を通常の駆動状態の電圧に対して低電圧で設定される省エネルギーモードに制御する省エネルギー制御ステップと、
    外部記憶装置に対する電源の供給および遮断を制御する外部記憶装置通電制御ステップと、
    内部記憶装置の記憶領域の空き領域の有無を判断する空き領域有無判断ステップと、
    前記内部記憶装置または前記外部記憶装置へのデータの書込み先を制御する書込み先制御ステップと、
    を含み、
    前記省エネルギーモード時には、
    前記外部記憶装置通電制御ステップは、前記外部記憶装置に対する電源の供給を遮断し、
    前記書込み先制御ステップは、前記空き領域有無判断ステップにより空き領域があると判断された場合、前記省エネルギーモードから前記アプリケーションが動作する通常モードへの復帰時に前記記憶領域の空き領域にデータを一時退避させ、
    前記通常モードへの復帰時には、
    前記外部記憶装置通電制御ステップは、前記外部記憶装置に対して電源を供給し、
    前記書込み先制御ステップは、前記記憶領域の空き領域に一時退避させたデータを消去するとともに当該データを前記外部記憶装置に記憶させる
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
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