JP2014164026A - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影画面周辺においても焦点検出精度が低下することなく、短時間で合焦を行う。
【解決手段】撮像素子の撮像面の中央部分が第1の領域とされ、第1の領域を除く撮像面の領域が第2の領域とされ、CPU121は焦点検出用画素によって形成される一対の像ずれ量に応じてデフォーカス量を検出し、デフォーカス量に応じて撮影レンズを光軸に沿って駆動して第1の焦点調節制御を行う。被写体像が第1の領域から第2の領域に移動すると、CPUは被写体像が第1の領域に結像した状態で得られたデフォーカス量の時間的変化を示すデフォーカス量変化率と被写体像が第1の領域から第2の領域に移動した際に得られたデフォーカス量との差分が所定の第1の閾値よりも大きい場合、第1の焦点調節制御を中止して、第1の焦点調節制御と異なる第2の焦点調節制御を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、撮像面位相差検出によるオートフォーカス制御を行う撮像装置に関する。
一般に、デジタルカメラなどの撮像装置において、所謂撮像面位相差検出方式を用いてオートフォーカス制御を行うようにしたものが知られている。
一方、マイクロレンズと光電変換部との相対位置を偏位させた画素(焦点検出用画素)を2次元的に配置した固体撮像素子がある。そして、この固体撮像素子上で一対の像信号を取得して、その相対的な位置ずれを示す位相差に基づいてデフォーカス量を検出するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の固体撮像素子においては、撮像用画素が焦点検出用画素を兼ねているので、撮影画面内の任意の箇所で焦点検出を行うことができる。
さらに、コントラスト検出方式のAFを用いて撮影画面全域においてユーザ指定の主被写体を追従して焦点検出を行って、当該主被写体にピントを合わせ続けるようにした撮像装置がある(特許文献2に参照)。
特開平4−267211号公報 特開2012−58724号公報
ところが、特許文献1に記載の位相差検出においては、焦点検出用画素に向かう光束の一部が撮影光学系(レンズおよび絞りなどの光学素子を保持する鏡筒を含む)によって遮られる所謂ケラレが発生することがある。そして、ケラレによる影響は撮影画面周辺部に向うほど大きくなる関係上、撮影画面中央部に比べて撮影画面周辺部では焦点検出精度が悪化する。
一方、特許文献2においては、コントラスト検出によるAFを用いて焦点調節を行うので、位相差検出によるAFと比べて合焦までに時間が掛かってしまう。
従って、本発明の目的は、撮影画面周辺においても焦点検出精度が低下することなく、しかも短時間で合焦を行うことのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、被写体の撮影を行う際、撮影レンズを介して前記被写体を示す被写体像が結像され、当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子を備える撮像装置であって、前記撮像素子には、前記撮影レンズの射出瞳の一部領域を通過する光を受光する焦点検出用画素が備えられ、前記撮像素子の結像面である撮像面の中央部分が第1の領域とされ、前記第1の領域を除く前記撮像面の領域が第2の領域とされており、前記被写体に焦点調節を行う際、前記焦点検出用画素によって形成される一対の像のずれ量に応じてデフォーカス量を検出する焦点検出手段と、前記デフォーカス量に応じて前記撮影レンズを光軸に沿って駆動して前記被写体に対して焦点調節制御を行う第1の焦点調節手段と、前記第1の焦点調節手段による焦点調節制御と異なる第2の焦点調節制御を行う第2の焦点調節手段と、前記被写体像が前記第2の領域に位置すると前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定されると、前記被写体像が前記第1の領域に結像した状態で得られた前記デフォーカス量の時間的変化を示すデフォーカス量変化率と前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した際に得られた前記デフォーカス量との差分が所定の第1の閾値よりも大きい場合に、前記第1の焦点調節手段による焦点調節制御を中止して、前記第2の焦点調節手段による第2の焦点調節制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、被写体の撮影を行う際、撮影レンズを介して前記被写体を示す被写体像が結像され、当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子を有し、前記撮像素子には、前記撮影レンズの射出瞳の一部領域を通過する光を受光する焦点検出用画素が備えられ、前記撮像素子の結像面である撮像面の中央部分が第1の領域とされ、前記第1の領域を除く前記撮像面の領域が第2の領域とされた撮像装置の制御方法であって、前記被写体に焦点調節を行う際、前記焦点検出用画素によって形成される一対の像のずれ量に応じてデフォーカス量を検出する焦点検出ステップと、前記デフォーカス量に応じて前記撮影レンズを光軸に沿って駆動して前記被写体に対して焦点調節制御を行う第1の焦点調節ステップと、前記第1の焦点調節ステップによる焦点調節制御と異なる第2の焦点調節制御を行う第2の焦点調節ステップと、前記被写体像が前記第2の領域に位置すると前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定されると、前記被写体像が前記第1の領域に結像した状態で得られた前記デフォーカス量の時間的変化を示すデフォーカス量変化率と前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した際に得られた前記デフォーカス量との差分が所定の閾値よりも大きい場合に、前記第1の焦点調節ステップによる焦点調節制御を中止して、前記第2の焦点調節ステップによる第2の焦点調節制御を行う制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、被写体の撮影を行う際、撮影レンズを介して前記被写体を示す被写体像が結像され、当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子を有し、前記撮像素子には、前記撮影レンズの射出瞳の一部領域を通過する光を受光する焦点検出用画素が備えられ、前記撮像素子の結像面である撮像面の中央部分が第1の領域とされ、前記第1の領域を除く前記撮像面の領域が第2の領域とされた撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、前記被写体に焦点調節を行う際、前記焦点検出用画素によって形成される一対の像のずれ量に応じてデフォーカス量を検出する焦点検出ステップと、前記デフォーカス量に応じて前記撮影レンズを光軸に沿って駆動して前記被写体に対して焦点調節制御を行う第1の焦点調節ステップと、前記第1の焦点調節ステップによる焦点調節制御と異なる第2の焦点調節制御を行う第2の焦点調節ステップと、前記被写体像が前記第2の領域に位置すると前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定されると、前記被写体像が前記第1の領域に結像した状態で得られた前記デフォーカス量の時間的変化を示すデフォーカス量変化率と前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した際に得られた前記デフォーカス量との差分が所定の閾値よりも大きい場合に、前記第1の焦点調節ステップによる焦点調節制御を中止して、前記第2の焦点調節ステップによる第2の焦点調節制御を行う制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影画面周辺においても焦点検出精度が低下することなく、しかも短時間で合焦を行うことができる。
本発明の実施の形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す撮像素子における撮像用画素の構造を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示すA−A線に沿った断面図である。 図1に示す撮像素子における焦点検出用画素の構造の一例を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示すB−B線に沿った断面図である。 図1に示す撮像素子における焦点検出用画素の構造の他の例を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示すC−C線に沿った断面図である。 図1に示す撮像素子による瞳分割状況を概念的に説明するための図である。 図3又は図4で説明した焦点検出用画素の瞳強度分布と当該瞳強度分布から得られる線像分布関数を説明するための図であり、(a)は図3(a)に示す焦点検出用画素又は図4(a)に示す焦点検出用画素の一方の特性を示す図、(b)は図3(a)の焦点検出用画素又は図4(a)焦点検出用画素の他方の特性を示す図、(c)は線像分布関数を示す図である。 図6の瞳強度分布に対して撮影光学系による所謂ケラレが生じた際の瞳強度分布とその瞳強度分布から得られる線像分布関数を説明するための図であり、(a)は焦点検出用画素の一方について撮影光学系によるケラレがある際に撮像画面の中央部における瞳強度分布を示す図、(b)は焦点検出用画素の他方について撮影光学系によるケラレがある際に撮像画面の中央部における瞳強度分布を示す図、(c)は(a)および(b)に示す瞳強度分布の場合の線像分布関数を示す図、(d)は焦点検出用画素の一方について撮影光学系によるケラレがある際に撮像画面の周辺部における瞳強度分布を示す図、(e)は焦点検出用画素の他方について撮影光学系によるケラレがある際に撮像画面の周辺部における瞳強度分布を示す図、(f)は(d)および(e)に示す瞳強度分布の場合の線像分布関数を示す図である。 図1に示すカメラにおける焦点調節制御の一例を説明するための図であり、(a)は撮影画面を示す図、(b)は主被写体のデフォーカス量と時間との関係の一例を示す図、(c)は、主被写体のデフォーカス量変化率と時間との関係の一例を示す図である。 図1に示すカメラで行われる焦点検出制御を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、デジタルスチルカメラ(以下カメラと呼ぶ)であり、カメラはカメラ本体138および撮影レンズユニット(以下単に撮影レンズと呼ぶ)137を有しており、撮影レンズ137はカメラ本体138に対して交換可能である。
撮影レンズ137は撮影光学系(結像光学系)を有しており、この撮影光学系は第1レンズ群101を備えている。そして、この第1レンズ群101は光軸方向に進退可能に保持されている。第1レンズ群101の後段には絞り102が配置され、絞り102の開口径を調節することによって撮影の際の光量調節が行われる。絞り102の後段には第2レンズ群103が配置され、絞り102および第2レンズ群103は一体となって光軸方向に進退し、第1レンズ群101の進退動作と連動して、変倍作用(ズーム機能)が行われる。第2レンズ群103の後段には第3レンズ群105(フォーカスレンズ)が配置され、第3レンズ群105を光軸方向に進退させて、焦点調節が行われる。
ズームアクチュエータ111はカム筒(図示せず)を回動して、第1レンズ群111ないし第2レンズ群103を光軸方向に進退駆動して、変倍作用を行う。絞りアクチュエータ112は、絞り102の開口径を制御して撮影光量を調節する。フォーカスアクチュエータ114は、第3レンズ群105を光軸方向に進退駆動して焦点調節を行う。
撮影レンズ137にはカメラ通信回路136が備えられており、カメラ通信回路136はカメラ本体138に備えられたレンズ通信回路135と通信を行う。そして、カメラ通信回路136によって撮影レンズに関するレンズ情報がカメラ本体138に送られる。また、カメラ通信回路136はカメラ本体に関するカメラ情報を受領する。ここで、レンズ情報とは、例えば、ズーム状態、絞り状態、フォーカス状態、およびレンズ枠情報などをいう。
カメラ本体138には光学的ローパスフィルタ106が備えられており、この光学的ローパスフィルタ160によって撮影レンズ137から入射する光学像の偽色およびモアレが軽減される。光学的ローパスフィルタ106の後段には撮像素子107が配置されている。この撮像素子107は、例えば、CMOSセンサとその周辺回路で構成される。
撮像素子107は、2次元マトリックス状に複数の画素が配置されている。ここでは、撮像素子107として、横方向(行)にm画素(mは2以上の整数)、縦方向(列)にn画素(nは2以上の整数)の受光ピクセル上にベイヤー配列の原色カラーモザイクフィルタがオンチップで形成された2次元単板カラーセンサが用いられる。
光学的ローパスフィルタ160の前にはシャッターユニット139が配置されており、シャッターユニット139は静止画撮影の際に露光時間の調整を行う。このシャッターユニット139はシャッターアクチュエータ140によって駆動される。
被写体証明用電子フラッシュ115は、例えば、キセノン管を用いた閃光照明装置である。なお、電子フラッシュ115として連続発光するLEDを備えた照明装置を用いるようにしてもよい。
AF補助光部116は、所定の開口パターンを有するマスクの像を、投光レンズを介して被写界に投影して、暗い被写体又は低コントラストの被写体に対する焦点検出を向上させる。
CPU121はカメラ本体138の制御を司る。図示はしないが、CPU121は演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、および通信インターフェイス回路などを有し、ROMに記憶された所定のプログラムに基づいてカメラを制御して、撮影、画像処理、および記録などの一連の処理を実行する。また、CPU121は、焦点検出および焦点調節に係る演算処理を行う。
例えば、CPU121は、撮像素子106から得られる一対の像信号について相関演算を行って、これら一対の像信号の相対的な位置ずれを示す位相差を算出する。そして、CPU121は当該位相差に基づいて撮影レンズ137の焦点状態(デフォーカス量)を検出する。
続いて、CPU121は当該デフォーカス量に基づいて、合焦状態を得るためのフォーカスレンズ105の移動量を算出する。なお、位相差AFについては、例えば、特開2007−316497号公報に記載の位相差AFを適用することができる。
電子フラッシュ制御回路122は、CPU121の制御下で、撮影動作に同期して電子フラッシュ115を点灯制御する。補助光駆動回路123は、CPU121の制御下で、焦点検出動作に同期してAF補助光部116を点灯制御する。撮像素子駆動回路124は、CPU121の制御下で、撮像素子107の撮像動作を制御するとともに、その出力である画像信号をA/D変換して画像データとしてCPU121に送る。画像処理回路125は、CPU121の制御下で、画像データについてγ変換、カラー補間、およびJPEG圧縮などの処理を行う。
フォーカス駆動回路126は、CPU121の制御下で焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ114を駆動制御して、第3レンズ群105を光軸方向に進退して焦点調節を行う。絞り駆動回路128は、CPU121の制御下で、絞りアクチュエータ112を駆動制御して絞り102の開口を制御する。
ズーム駆動回路129は、CPU121の制御下で、撮影者のズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。レンズ通信回路135は撮影レンズ137のカメラ通信回路136と通信を行う。シャッター駆動回路145は、CPU121の制御下でシャッターアクチュエータ140を駆動する。
表示部131は、例えば、LCDであり、表示部131には、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像と撮影後の確認用画像、および焦点検出時の合焦状態表示画像などが表示される。操作スイッチ132は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、および撮影モード選択スイッチなどで構成される。フラッシュメモリ133はカメラ本体138に着脱可能であり、撮影済みの画像が記録される。メモリ144にはCPU121で行われる演算に必要な各種データが保存されている。
続いて、図1に示すカメラで行われる撮像面位相差AFについて説明する。
図2は、図1に示す撮像素子107における撮像用画素の構造を説明するための図である。そして、図2(a)は平面図であり、図2(b)は図2(a)に示すA−A線に沿った断面図である。
図2(a)に示す例では、2行×2列の4画素のうち、対角の2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置し、他の2画素にそれぞれR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を配置したベイヤー配列が用いられている。そして、ベイヤー配列の間に、後述する構造の複数の焦点検出用画素が所定の規則にて分散配置され、前述の2行×2列の画素構造が繰り返して配列される。
図2(b)において、各画素の最前面にはオンチップマイクロレンズMLが配置されている。そして、マイクロレンズMLの後には、R(赤)のカラーフィルタCFRおよびG(緑)のカラーフィルタCFGが配置されている。なお、PDは、撮像素子107光電変換部を模式的に示したものであり、CLは撮像素子107における各種信号を伝達する信号線を形成するための配線層である。また、TLは撮影光学系を模式的に示したものである。
ここで、撮像用画素のマイクロレンズMLと光電変換部PDとは、撮影光学系TLを通過した光束を可能な限り有効に取り込むように構成されている。撮影光学系TLの射出瞳EP(瞳領域ともいう)と光電変換部PDとは、マイクロレンズMLによって共役関係にあり、かつ光電変換部PDの有効面積は大面積に設計される。
また、図2(b)においては、R画素の入射光束について説明したが、G画素およびB(青)画素も同一の構造となっている。従って、撮像用のRGB各画素に対応した射出瞳EPは大径となり、被写体からの光束を効率よく取り込んで画像信号のS/Nを向上させている。
図3は、図1に示す撮像素子107における焦点検出用画素の構造を説明するための図である。そして、図3(a)は平面図であり、図3(b)は図3(a)に示すB−B線に沿った断面図である。
図示の例では、撮影光学系TLにおいてx方向に瞳分割を行うための焦点検出用画素が示されている。図3(a)において、2行×2列の撮像用画素のうちG画素を残してR画素およびB画素に相当する位置に所定の割合で焦点検出用画素が配列される。SHAおよびSHBはその分割形態が異なる焦点検出用画素である。つまり、これら焦点検出用画素SHAおよびSHBはベイヤー配列の間に所定の規則によって分散配置される。そして、焦点検出用画素SHAおよびSHBから得られた被写体像の位相差を応じて、CPU121はフォーカスずれ量を算出する。
具体的には、画像信号を得る際には、人間の画像認識特性は輝度情報に敏感であるため、G画素が欠損すると画質劣化が認められやすい。このため、G画素は輝度情報の主成分をなす。一方、R又はB画素は色情報を取得する画素であるが、人間は色情報には鈍感であるため、色情報を取得する画素は多少の欠損が生じても画質劣化に気づきにくい。
そこで、2行×2列の画素のうちG画素は撮像用画素として残し、RとBに相当する位置の一部の画素に所定の割合で焦点検出用画素を配列する。この焦点検出用画素は、前出のように、図3(a)においてSHAおよびSHBで示されている。
マイクロレンズMLと光電変換部PDとは図2(b)に示す撮像用画素と同一構造である。ここでは、焦点検出用画素の信号は画像生成には用いないので、色分離用カラーフィルタの代わりに透明膜CF(無色)が配置される。また、撮像素子107で瞳分割を行うため、配線層CLの開口部はマイクロレンズMLの中心線に対してx方向に偏心している。
具体的には、焦点検出用画素SHAの開口部OPHAは−x方向に偏心しているので、焦点検出用画素SHAは撮影光学系TLの左側の射出瞳EPHAを通過した光束を受光する。同様に、焦点検出用画素SHBの開口部OPHBは+x方向に偏心しているので、焦点検出用画素SHBは撮影光学系TLの右側の射出瞳EPHBを通過した光束を受光する。
ここで、焦点検出用画素SHAをx方向に規則的に配列し、これらの焦点検出用画素群SHAで取得した被写体像(像信号)をA像(A像信号)とする。同様に、焦点検出用画素SHBもx方向に規則的に配列し、これらの焦点検出用画素群SHBで取得した被写体像をB像(B像信号)とする。これらA像とB像の相対位置(つまり、像ずれ量)を検出することで、被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)を検出することができる。
図4は、図1に示す撮像素子における焦点検出用画素の構造の他の例を説明するための図である。そして、図4(a)は平面図であり、図4(b)は図4(a)に示すC−C線に沿った断面図である。
図示の例では、図3に示す例と同様に、撮影光学系TLにおいてx方向に瞳分割を行うための焦点検出用画素が示されている。図4(a)において、RGBの各画素はその光電変換部PDが2分割されている。
ここでは、焦点検出用画素DAの光電変換部PDAは+x方向に偏心しているので、撮影光学系TLの右側の射出瞳EPDAを通過した光束を受光する。同様に、焦点検出用画素DBの光電変換部PDBは−x方向に偏心しているので、撮影光学系TLの左側の射出瞳EPDBを通過した光束を受光する。
ここで、焦点検出用画素DAをx方向に規則的に配列し、これらの焦点検出用画素群DAで取得した被写体像(像信号)をA’像(A’像信号)とする。同様に、焦点検出用画素DBもx方向に規則的に配列し、これらの焦点検出用画素群DBで取得した被写体像をB’像(B’像信号)とする。これらA’像とB’像の相対位置(つまり、像ずれ量)を検出することで、被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)を検出することができる。
なお、撮像用画素の間に焦点検出用画素を離散的に配置する手法および焦点検出用画素を用いて焦点検出を行う手法については、例えば、特開2000−20691号公報に記載されているので、ここでは説明を省略する。
図5は、図1に示す撮像素子107による瞳分割状況を概念的に説明するための図である。
図5において、撮影光学系TLを介して被写体OBJの像が撮像素子107に結像し、撮像素子107は当該像(光学像)に応じた像信号IMGを出力する。撮像素子107において、撮像用画素は、図2で説明したように、撮影光学系TLの射出瞳全域EPを通過した光束を受光する。一方、焦点検出用画素は、図3又は図4で説明した瞳分割機能を有している。つまり、撮像素子107において、焦点検出用画素は射出瞳EPHA又はEPHBを通過した光束を受光する。そして、焦点検出用画素を、撮像素子107の全領域に亘って配列させれば、撮像領域全域において焦点検出を行うことができる。
なお、ここでは、x方向に輝度分布を有する被写体OBJにおける焦点検出について説明したが、同様にして、撮影光学系TLのy方向にも瞳分割を行う画素を備えれば、y方向に輝度分布を有する被写体についても焦点検出を行うことができる。また、以下の説明では、射出瞳面内における光束の強度分布を単に瞳強度分布と呼ぶことにする。
図6は、図3又は図4で説明した焦点検出用画素の瞳強度分布と当該瞳強度分布から得られる線像分布関数を説明するための図である。そして、図6(a)は図3(a)に示す焦点検出用画素SHA又は図4(a)に示す焦点検出用画素DAの特性を示す図であり、図6(b)は、図3(a)の焦点検出用画素SHB又は図4(a)焦点検出用画素DBの特性を示す図である。また、図6(c)は線像分布関数LSFとLSFを示す図である。
図6に示すx軸およびy軸はそれぞれ図5に示すx軸およびy軸に対応している。図6(a)および図6(b)においては、図中の色が濃くなるほど受光強度が高いことを示している。図3(a)おいては説明の便宜上、焦点検出用画素SHAの射出瞳をEPHA、焦点検出用画素SHBの射出瞳をEPHBと分離して表示している。同様に、図4(a)においても焦点検出用画素DAの射出瞳をEPDA、焦点検出用画素DBの射出瞳をEPDBと分離して表示している。
実際には、図3(b)に示す開口部OPHAおよび開口部OPHBで生じる回折の影響によって光はぼけて広がり、焦点検出用画素SHAおよび焦点検出用画素SHBの射出瞳は一部領域で重なる部分がある。さらに、図4(b)示す例では、図3(b)に示すように配線層CLで光を分離するのではなく光電変換部PDAおよびPDBによって分離を行っている。このため、焦点検出用画素DAおよびDBは互いにマイクロレンズMLによって一部領域が重なる。
図6(c)は図6(a)および図6(b)に示す瞳強度分布をy方向に射影した線像分布関数である。図6(c)において、横軸は図6(a)および(b)に示すx軸に対応し、縦軸は線像分布関数の強度を示している。原点Oが撮影光学系(つまり、撮影レンズ)の光軸に対応している。
ここで、点像分布関数、線像分布関数、および瞳強度分布について説明すると、ある点光源が撮影光学系の射出瞳を通過して結像面(撮像素子の結像面)上に形成する点像の強度分布である所謂点像分布関数は、撮影光学系が無収差の場合には、射出瞳形状は結像面上に縮小投影される。そして、線像分布関数は点像分布関数の射影であるので、瞳強度分布の射影を線像分布関数とする。
図6(c)に示すように、撮像素子の中央に位置する焦点検出用画素では、線像分布関数LSFおよびLSFは光軸に対して略対称(像の形状が略一致)となる。また、線像分布関数LSFおよびLSFの各々はx軸方向の重心位置を中心として、x軸方向に略対称形となっている。
図7は図6の瞳強度分布に対して撮影光学系による所謂ケラレが生じた際の瞳強度分布とその瞳強度分布から得られる線像分布関数を説明するための図である。そして、図7(a)は焦点検出用画素の一方について撮影光学系によるケラレがある際に撮像画面の中央部における瞳強度分布を示す図であり、図7(b)は焦点検出用画素の他方について撮影光学系によるケラレがある際に撮像画面の中央部における瞳強度分布を示す図である。また、図7(c)は図7(a)および図7(b)に示す瞳強度分布の場合の線像分布関数を示す図である。さらに、図7(d)は焦点検出用画素の一方について撮影光学系によるケラレがある際に撮像画面の周辺部における瞳強度分布を示す図であり、図7(e)は焦点検出用画素の他方について撮影光学系によるケラレがある際に撮像画面の周辺部における瞳強度分布を示す図である。図7(f)は図7(d)および図7(e)に示す瞳強度分布の場合の線像分布関数を示す図である。
図7(a)および図7(d)には、図3(a)に示す焦点検出用画素SHA又は図4(a)に示す焦点検出用画素DAについて撮影光学系によるケラレがある場合の瞳強度分布の特性が示されている。また、図7(b)および図7(e)には、図3(a)に示す焦点検出用画素SHB又は図4(a)に示す焦点検出用画素DBについて撮影光学系によるケラレがある場合の瞳強度分布の特性が示されている。そして、図6に示す瞳強度分布のうち、図7(a)、図7(b)、図7(d)、および図7(e)に示すArea1、Area2内側領域のみが焦点検出用画素SHAおよびSHB又はDAおよびDBで受光される領域となる。
領域Area1は撮影画面の中央部(又は中央部分)あるので、図7(a)および図7(b)に示すように、円形領域となる。一方、領域Area2は撮影画面の周辺部にあって、撮影画面の中央部と異なって複数(ここでは2つ)の円が重なった楕円領域となる。この楕円領域は図7(d)および図7(e)に示すように、xおよびy方向の片側によった形状を有している。この片寄りは撮影画面の周辺部の位置に応じて変化する。
図7(c)において、横軸は図7(a)および図7(b)のx軸に対応し、縦軸は線像分関数の強度を示す。同様に、図7(f)において、横軸は図7(d)および図7(e)のx軸に対応し、縦軸は線像分関数の強度を示す。そして、原点Oは撮影光学系の光軸に対応している。
図7(a)、図7(b)、図7(d)、および図7(e)に示すように、瞳強度分布は領域Area1およびArea2により一部が切り取られた状態になっている。このため、撮影画面の中央部における線像分布関数LSFA−1およびLSFB−1においては、全体的を見るとx軸方向の重心位置を中心としてx軸方向に非対称となる(図7(c)参照)。一方、撮影画面の周辺部における線像分布関数LSFA−2およびLSFB−2においては、領域Area2は前述したように、楕円領域で、かつ片寄った位置となる。このため、線像分布関数LSFA−2およびLSFB−2とは略対象系とはならず、強度ムラ(以下、シェーディング)が生じる(図7(f)参照)。
このようなケラレによるシェーディングによって、一対の像信号(焦点検出信号)における一致度が低下する結果、焦点検出精度が低下してしまう。このため、撮影画面の中央部において検出されたデフォーカス量に比べて、撮影画面の周辺部で検出されたデフォーカス量はその信頼性が低下してしまうことになる。
このようなシェーディングによる検出精度の低下に対処するため、ここでは、撮影画面(つまり、撮像素子の撮像面)の中央部である第1の領域から撮影画面の周辺部である第2の領域を跨いで主被写体が移動した際のデフォーカス量を用いて焦点調節制御を行う。
図8は、図1に示すカメラにおける焦点調節制御の一例を説明するための図である。そして、図8(a)は、撮影画面を示す図であり、図8(b)は主被写体のデフォーカス量と時間との関係の一例を示す図である。そして、図8(c)は、主被写体のデフォーカス量変化率と時間との関係の一例を示す図である。
図8(a)に示す撮影画面において、撮影画面の中央部に第1の領域が規定され、撮影画面の周辺部に第2の領域が規定される。撮影画面には、主被写体追尾枠(Frame)が2つの異なる主被写体を追尾した際の軌跡AおよびBが示されている。主被写体についてそれぞれ時間(測定時間)t1〜tnまで追尾(つまり、焦点検出)が行われたものとすると、軌跡AおよびBにおいて焦点検出が行われた時間tに撮影画面の位置又は点x(t)に位置する主被写体のデフォーカス量Def(x(t)、t)が測定される。
図示の例では、軌跡Bにおいて、測定点801は第1の領域に位置し、測定点802および803は第2の領域に位置する。
図8(b)では、図8(a)に示す軌跡AおよびBについてデフォーカス量Def(x(t)、t)が測定時間t毎にプロットされている。また、図8(c)では、図8(a)に示す軌跡AおよびBについてデフォーカス量変化率m(x(t)、t)が測定時間t毎にプロットされている。図8(b)に示すThDefはデフォーカス量閾値であり、後述するように、デフォーカス量がデフォーカス量閾値ThDefを超えると再度焦点調節が行われる。
また、図8(c)に示すThΔmは、後述するデフォーカス量変化率差閾値であり、デフォーカス量変化率の変化量がデフォーカス量変化率差閾値ThΔmを超えると後述するように、焦点調節手法が選択的に切り替えられる。
例えば、CPu121は所定の時間間隔で主被写体のデフォーカス量を取得し、主被写体追尾枠による主被写体の追尾を行って、主被写体のデフォーカス量から次の式(1)〜式(3)を用いてデフォーカス量変化率m(x(t)、t)を算出する。
ここでは、CPU121は、位置x(t)および位置x(tn−1)がともに第1の領域に位置する場合には、式(1)に基づいてデフォーカス量変化率m11(x(t)、t)を算出する。また、CPU121は、位置x(t)および位置x(tn−1)が第1の領域と第2の領域とに跨って位置する場合には、式(2)に基づいてデフォーカス量変化率m12(x(t)、t)を算出する。そして、CPU121は、位置x(t)および位置x(tn−1)がともに第2の領域に位置する場合には、式(3)に基づいてデフォーカス量変化率m22(x(t)、t)を算出する。
続いて、CPU121はデフォーカス量変化率m11(x(t)、t)、m12(x(t)、t)、およびm22(x(t)、t)を用いてデフォーカス量変化率の差(変化量)Δmを算出する。そして、CPU121は第1の領域と第2の領域を跨って主被写体が移動した際のデフォーカス量変化率の差Δmがデフォーカス量変化率差閾値ThΔmを超えたか否かに応じて、後述するように処理を行う。
まず、第1の領域と第2の領域との境界近傍においてデフォーカス量変化率が大きく変化したか否かを判定するため、CPU121は、差Δm=m12(x(t)、t)−m11(x(t)、t)とデフォーカス量変化率差閾値ThΔmとを比較する。そして、Δm>ThΔmであると、CPU121は撮像面位相差AFを中止してコントラストAF(第2の焦点調節制御)に切り替える。
次に、第1の領域と第2の領域との境界近傍から第2の領域にさらに移動した場合にデフォーカス量変化率が大きく変化したか否かを判定するため、CPU121はΔ’m=m22(x(t)、t)−m12(x(t)、t)とデフォーカス量変化率差閾値ThΔmとを比較する。そして、Δm’>ThΔmであると、CPU121は撮像面位相差AFからコントラストAFに切り替える。
ところで、デフォーカス量を取得するためのサンンプリング周期が短い場合、第1の領域と第2の領域との境界近傍の2点(つまり、位置)(x(t)、x(tn−1))を比較しても、その変化が分かりにくいことがある。このような場合には、第1の領域と第2の領域との2点を比較するため、CPU121はΔ差m’’=m22(x(t)、t)−m11(x(t)、t)とデフォーカス量変化率差閾値ThΔmとを比較する。そして、Δm’’>ThΔmであると、CPU121は撮像面位相差AFからコントラストAFに切り替える。
ここで、図8に示す位置801、802、および803におけるデフォーカス量変化率mに応じた焦点調節制御について説明する。
ここで、位置801では、CPU121は時間tn−2およびtn−1におけるデフォーカス量Def(x(tn−2)、tn−2)およびDef(x(tn−1)、tn−1)から、前述の式(1)を用いて、デフォーカス量変化率m11(x(tn−1)、tn−1)を算出する。
また、位置802では、CPU121は時間tn−1およびtにおけるデフォーカス量Def(x(tn−1)、tn−1)およびDef(x(t)、t)から、前述の式(2)を用いて、デフォーカス量変化率m12(x(t)、t)を算出する。
同様に、位置803では、CPU121は時間tおよびtn+1におけるデフォーカス量Def(x(t)、t)およびDef(x(tn+1)、tn+1)から、前述の式(3)を用いて、デフォーカス量変化率m22(x(tn+1)、tn+1)を算出する。
なお、以下の説明では、デフォーカス量変化率差閾値ThΔmは、図8(c)において縦軸で±1目盛りであるとして説明する。
まず、図8(b)に示す軌跡Aについては、時間tn−1から時間tにおいて、第1の領域から第2の領域を跨って、デフォーカス量が所定の範囲内において一定量ずつ増加するように移動している。また、デフォーカス量Def(x(tn−2)、tn−2)、Def(x(tn−1)、tn−1)、Def(x(t)、t)、およびDef(x(tn+1)、tn+1)に基づいて式(1)〜式(3)を用いてデフォーカス量変化率を算出すると、次の式(4)〜式(6)が得られる。
図8(c)に示すように、軌跡Aについてはそのデフォーカス量変化率mは、デフォーカス量が一定量ずつ増加しているため、一定となる(m11(x(tn−1)、tn−1)=m12(x(t)、t)=m22(x(t)、t))。この際の各デフォーカス量変化率の差はΔm(=m12(x(t)、t)−m11(x(tn−1)、tn−1))=Δm‘(=m22(x(tn+1)、tn+1)−m12(x(t)、t))=0となる。
つまり、軌跡Aについては、ΔmおよびΔm‘≦ThΔmとなるので、CPU121は第1の領域と第2の領域との間で軌跡Aは連続性があると判定する。従って、軌跡Aについては、CPU121は第2の領域においても撮像面位相差AFによる焦点調節を行う。
一方、図8(b)に示す軌跡Bについては、時間tn−1から時間tにおいて、第1の領域から第2の領域を跨る際に、デフォーカス量が大きく変化しており、当該軌跡Bで移動する主被写体が急激に移動したように見える。この際、デフォーカス量Def(x(tn−2)、tn−2)、Def(x(tn−1)、tn−1)、Def(x(t)、t)、およびDef(x(tn+1)、tn+1)に基づいて式(1)〜式(3)を用いてデフォーカス量変化率を算出すると、前述の式(4)〜式(6)が得られる。
図8(c)に示すように、軌跡Bについては、第1の領域においてはデフォーカス量が一定量ずつ増加しているので、デフォーカス量変化率mは、一定となる(m11(x(tn−1)、tn−1)=一定)。ところが、第1の領域から第2の領域に移動した後においては、軌跡Bではデフォーカス量が大きく変化し、デフォーカス量変化率mは一定ではなくなる(m11(x(tn−1)、tn−1)≠m12(x(t)、t)、m11(x(tn−1)、tn−1)≠m22(x(tn+1)、tn+1))。
この際の各デフォーカス量変化率の差はΔm(=m12(x(t)、t)−m11(x(tn−1)、tn−1))>ThΔm、Δm´´(=m22(x(t)、t)−m11(x(tn−1)、tn−1))>ThΔmとなる。
つまり、前述のように、デフォーカス量変化率差閾値ThΔmは、図8(c)に示す縦軸で±1であるので、軌跡Bについては、第1の領域から第2の領域に移動した後においてデフォーカス量変化率の差がデフォーカス量変化率差閾値ThΔm範囲を超えている(+2目盛りの変化)。従って、CPU121は第1の領域と第2の領域との間で軌跡Bは連続性がなくなったと判定する。そして、CPU121は、軌跡Bについて第2の領域においては撮像面位相差AFを行わないと判定する。
このようにして、デフォーカス量変化率の差Δm(x(t)、t)に応じて、CPU121は撮像面位相差AFからコントラストAFへの切替を行うか否かを判定することになる。
ここで、図1に示すカメラにおける焦点調節制御について説明する。
図9は、図1に示すカメラで行われる焦点検出制御を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は、CPU121によって行われる。また、ここでは、動画撮影を行うものとする。
動画撮影開始の指示があると、CPU121はレンズ通信回路135を介してカメラ通信回路136とレンズ通信を行って、撮影レンズ137の動作確認を行う。さらに、CPU121は撮影レンズ137のメモリ内容および実行プログラムの初期化を行うとともに、準備動作を実行させる。また、CPU121は焦点検出および撮影に必要な撮影レンズ137の諸特性データを取得して、これら特性データをメモリ144に保存する(ステップS901:撮影レンズ情報取得)。
続いて、CPU121は操作スイッチ132の1つであるレリーズスイッチが半押し状態(S1オン)となったか否かを判定する(ステップS902)。S1オンとならないと(ステップS902において、NO)、CPU121は待機する。一方、S1オンとなると(ステップS902において、YES)、CPU121は撮影準備動作に移行して、撮像素子107による撮像動作を開始する。そして、CPU121は撮像素子107から取得した画像について位相差検出によるデフォーカス量を検出する撮像面位相差検出を行う。CPU121は当該デフォーカス量に応じて、フォーカス駆動回路126およびフォーカスアクチュエータ140によってフォーカスレンズ105を駆動して焦点調節を行う。
次に、CPU121は画像において主被写体を認識して当該主被写体に対して主被写体追尾枠を設定する(ステップS903)。なお、主被写体を認識する手法として、例えば、特開2012―63385号公報に記載のように、主被写体が人物等の場合には目など特徴的な箇所を抽出して認識を行う手法が用いられる。
続いて、CPU121は主被写体追尾枠が設定された主被写体について撮像面位相差検出を行ってそのデフォーカス量を検出する(ステップS904)。そして、CPU121は主被写体追尾枠の位置に応じて主被写体が撮像画面の第2の領域に存在するか否かを判定する(ステップS905)。
主被写体が第2の領域に存在すると(ステップS905において、YES)、CPU121は撮像面位相差検出(つまり、撮像面位相差AF)をN(Nは2以上の整数)回以上行ったか否かを判定する(ステップS906)。例えば、主被写体が第1の領域に存在し、その後、第1の領域から第2の領域に移動した場合(図8(a)に示す位置801から位置802への移動)、CPU121は撮像面位相差検出の回数がN回以上であると判定する。
撮像面位相差検出の回数がN回以上であると(ステップS906において、YES)、CPU121は、前述のようにしてデフォーカス量変化率(つまり、デフォーカス量の時間的変化)m(x(t)、t)を算出する。そして、CPU121は第1の領域と第2の領域との境界近傍におけるデフォーカス量変化率m(x(t)、t)に基づいてデフォーカス量変化率の差(差分)Δmを算出する。続いて、CPU121はデフォーカス量変化率の差Δmがデフォーカス量変化率差閾値(第1の閾値)ThΔmよりも大きいか否かを判定する(ステップS907)。
Δm>ThΔmであると(ステップS907において、YES)、CPU121は、第1の領域から第2の領域に跨る移動をした際、撮像面位相差検出で得られたデフォーカス量が大きく変化したと判定する。そして、CPU121は撮像面位相差AFからコントラストAFに焦点調節制御を変更する(ステップS908)。
なお、前述のコントラストAFとは、フォーカスレンズ105を駆動しつつ、撮像素子107で撮像された被写体像のコントラスト評価を行ってコントラストのピーク位置に応じて合焦位置を検出する焦点検出のことをいう。ここでは、例えば、特開平10−42173号公報に記載のコントラストAFが用いられる。
続いて、CPU121は、レリーズスイッチが全押し(S2オン)されたか否かを判定する(ステップS909)。S2オンでないと(ステップS909において、NO)、CPU121はステップS904の処理に戻って撮像面位相差検出による焦点調節制御を行う。
一方、S2オンとなると(ステップS909において、YES)、CPU121は、ステップS901で取得した撮影レンズ情報(Fナンバーなど)に基づいて、撮像素子107による撮像動作を開始して撮影画像を取得する(ステップS910)。そして、CPU121は撮影を終了する。
なお、撮像面位相差検出の回数がN回未満であると(ステップS906において、NO)、CPU121は、ステップS908の処理に進んで、撮像面位相差AFからコントラストAFに焦点調節制御を変更する。例えば、主被写体が最初から第2の領域に存在していた場合又は初めて撮像面位相差検出を行った場合などにおいて、CPU121は撮像面位相差検出の回数がN回未満であると判定する。
ステップS905において、主被写体が第2の領域に存在しないと(ステップS905において、NO)、つまり、主被写体が第1の領域に存在すると、CPU121は撮像面位相差検出で得られたデフォーカス量が所定のデフォーカス量閾値(第2の閾値)ThDefよりも大きいか否かを判定する(ステップS911)。
デフォーカス量がデフォーカス量閾値ThDefよりも大きいと(ステップS911において、YES)、CPU121はS1オンの時点からデフォーカス量が大きく変化したと判定する。そして、CPU121は撮像面位相差検出で得られたデフォーカス量に応じてフォーカスレンズ105を駆動して焦点調節を行う(ステップS912)。そして、CPU121はステップS909の処理に進んで、S2オンか否かを判定する。
一方、デフォーカス量がデフォーカス量閾値ThDef以下であると(ステップS911において、NO)、CPU121はステップS909の処理に進んで、S2オンか否かを判定する。
なお、ステップS907において、Δm≦ThΔm(つまり、第1の閾値以下)であると(ステップS907において、NO)、CPU121は、第1の領域から第2の領域に跨る移動をした際、撮像面位相差検出で得られたデフォーカス量の変化は許容範囲であると判定する。そして、CPU121はステップS911の処理に移行して、撮像面位相差検出で得られたデフォーカス量が所定のデフォーカス量閾値ThDefよりも大きいか否かを判定する。
このように、本発明の実施の形態では、デフォーカス量変化率mの差(変化)に応じて、撮像面位相差AFおよびコントラストAFのいずれかを用いるようにしたので、撮影画面周辺においても焦点検出精度が低下することなく、短時間で合焦を行うことができる。
なお、上述の実施の形態においては、相関演算の際に所謂像ずれ方式を用いたが、他の手法を用いるようにしてもよい。また、上述の実施の形態では、撮像装置として撮影レンズが交換可能なカメラについて説明したが、撮影レンズがカメラ本体に備わっている所謂レンズくくり付けタイプのカメラにも適用することができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、CPU121、撮像素子駆動回路124、および画像処理回路125が焦点検出手段として機能し、CPU121、フォーカス駆動回路126、およびフォーカスアクチュエータ114が第1の焦点調節手段および第2の焦点調節手段として機能する。また、CPU121は第1の判定手段、第2の判定手段、および制御手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも焦点検出ステップ、第1の焦点調節ステップ、第2の焦点調節ステップ、判定ステップ、および制御ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
105 フォーカスレンズ
107 撮像素子
114 フォーカスアクチュエータ
121 CPU
124 撮像素子駆動回路
125 画像処理回路
126 フォーカス駆動回路
131 表示部
132 操作スイッチ
137 撮影レンズユニット

Claims (7)

  1. 被写体の撮影を行う際、撮影レンズを介して前記被写体を示す被写体像が結像され、当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子を備える撮像装置であって、
    前記撮像素子には、前記撮影レンズの射出瞳の一部領域を通過する光を受光する焦点検出用画素が備えられ、
    前記撮像素子の結像面である撮像面の中央部分が第1の領域とされ、前記第1の領域を除く前記撮像面の領域が第2の領域とされており、
    前記被写体に焦点調節を行う際、前記焦点検出用画素によって形成される一対の像のずれ量に応じてデフォーカス量を検出する焦点検出手段と、
    前記デフォーカス量に応じて前記撮影レンズを光軸に沿って駆動して前記被写体に対して焦点調節制御を行う第1の焦点調節手段と、
    前記第1の焦点調節手段による焦点調節制御と異なる第2の焦点調節制御を行う第2の焦点調節手段と、
    前記被写体像が前記第2の領域に位置すると前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段によって前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定されると、前記被写体像が前記第1の領域に結像した状態で得られた前記デフォーカス量の時間的変化を示すデフォーカス量変化率と前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した際に得られた前記デフォーカス量との差分が所定の第1の閾値よりも大きい場合に、前記第1の焦点調節手段による焦点調節制御を中止して、前記第2の焦点調節手段による第2の焦点調節制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の焦点調節手段は、前記第2の焦点調節制御として前記撮像素子で得られた画像信号におけるコントラストのピーク位置に応じて焦点調節制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記被写体像が前記第1の領域に位置すると、前記デフォーカス量が所定の第2の閾値よりも大きいか否かを判定する第2の判定手段を有し、
    前記制御手段は、前記第2の判定手段によって前記デフォーカス量が前記第2の閾値よりも大きいと判定されると、前記第1の焦点調節手段によって再度、前記デフォーカス量に応じて焦点調節制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は前記差分が前記第1の閾値以下であると、前記第1の焦点調節手段によって前記デフォーカス量に応じて焦点調節制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記被写体像が前記第2の領域に位置する場合に、前記第1の判定手段によって前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した状態ではないと判定されると、前記制御手段は前記差分が前記第1の閾値よりも大きいか否かに拘わらず、前記第1の焦点調節手段による焦点調節制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 被写体の撮影を行う際、撮影レンズを介して前記被写体を示す被写体像が結像され、当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子を有し、前記撮像素子には、前記撮影レンズの射出瞳の一部領域を通過する光を受光する焦点検出用画素が備えられ、前記撮像素子の結像面である撮像面の中央部分が第1の領域とされ、前記第1の領域を除く前記撮像面の領域が第2の領域とされた撮像装置の制御方法であって、
    前記被写体に焦点調節を行う際、前記焦点検出用画素によって形成される一対の像のずれ量に応じてデフォーカス量を検出する焦点検出ステップと、
    前記デフォーカス量に応じて前記撮影レンズを光軸に沿って駆動して前記被写体に対して焦点調節制御を行う第1の焦点調節ステップと、
    前記第1の焦点調節ステップによる焦点調節制御と異なる第2の焦点調節制御を行う第2の焦点調節ステップと、
    前記被写体像が前記第2の領域に位置すると前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定されると、前記被写体像が前記第1の領域に結像した状態で得られた前記デフォーカス量の時間的変化を示すデフォーカス量変化率と前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した際に得られた前記デフォーカス量との差分が所定の閾値よりも大きい場合に、前記第1の焦点調節ステップによる焦点調節制御を中止して、前記第2の焦点調節ステップによる第2の焦点調節制御を行う制御ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  7. 被写体の撮影を行う際、撮影レンズを介して前記被写体を示す被写体像が結像され、当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子を有し、前記撮像素子には、前記撮影レンズの射出瞳の一部領域を通過する光を受光する焦点検出用画素が備えられ、前記撮像素子の結像面である撮像面の中央部分が第1の領域とされ、前記第1の領域を除く前記撮像面の領域が第2の領域とされた撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記被写体に焦点調節を行う際、前記焦点検出用画素によって形成される一対の像のずれ量に応じてデフォーカス量を検出する焦点検出ステップと、
    前記デフォーカス量に応じて前記撮影レンズを光軸に沿って駆動して前記被写体に対して焦点調節制御を行う第1の焦点調節ステップと、
    前記第1の焦点調節ステップによる焦点調節制御と異なる第2の焦点調節制御を行う第2の焦点調節ステップと、
    前記被写体像が前記第2の領域に位置すると前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定されると、前記被写体像が前記第1の領域に結像した状態で得られた前記デフォーカス量の時間的変化を示すデフォーカス量変化率と前記被写体像が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した際に得られた前記デフォーカス量との差分が所定の閾値よりも大きい場合に、前記第1の焦点調節ステップによる焦点調節制御を中止して、前記第2の焦点調節ステップによる第2の焦点調節制御を行う制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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