JP2014163800A - 接地抵抗計測支援装置、接地抵抗計測支援方法および接地抵抗計測支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間で接地抵抗計の計測準備作業を行うことができると共に、接地抵抗計で精度よく測定させること。
【解決手段】接地極間の距離を設定し、GPS衛星からの信号に基づいて携帯端末1の位置を特定し、タッチパネル15がユーザにより操作されたときに特定された携帯端末1の位置を接地極(E)の位置に決定し、携帯端末1の位置が接地極(E)の位置から設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示し、タッチパネル15がユーザにより操作されたときに特定された携帯端末1の位置を補助接地極(ES)の位置に決定し、接地極(E)の位置および補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報と補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示する携帯端末1とする。
【選択図】図1
【解決手段】接地極間の距離を設定し、GPS衛星からの信号に基づいて携帯端末1の位置を特定し、タッチパネル15がユーザにより操作されたときに特定された携帯端末1の位置を接地極(E)の位置に決定し、携帯端末1の位置が接地極(E)の位置から設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示し、タッチパネル15がユーザにより操作されたときに特定された携帯端末1の位置を補助接地極(ES)の位置に決定し、接地極(E)の位置および補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報と補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示する携帯端末1とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、接地抵抗計測支援装置、接地抵抗計測支援方法および接地抵抗計測支援プログラムに関する。
大地抵抗率を測定する方法として、たとえば特許文献1に開示されているようにウェンナー(Wenner)の4電極法が知られている。
図9は、ウェンナー(Wenner)の4電極法による電極配列を示す図である。図9に示すように、中心点Oに対して測定線上に電流電極C1と電流電極C2、電位電極P1と電位電極P2とを対称的に配列し、かつ電極相互の間隔を等間隔に配置する。そして、測定では、電流電極C1と電流電極C2の間に電流Iを流し、そのとき電位電極P1と電位電極P2の間の電位差Vを測定する。ここで電極間隔をa〔m〕とすれば、大地抵抗率ρ〔Ω・m〕は次式で求めることが知られている。
(数1) ρ=2πa・V/I
(数1) ρ=2πa・V/I
ところで、接地抵抗計で4電極法による接地抵抗率を計測する際には、下記(1)〜(4)の作業あるいは処理が行われる。
(1)作業者が電極である金属杭をほぼ同一直線上かつ等間隔となるように目視あるいはメジャーなどを使用しつつ、地面に打ち込む作業を行う。
(2)作業者が接地抵抗計のリードを接地極に接続する。
(3)接地抵抗計において、補助接地電極間と電位電極間の電流・電圧から接地抵抗[Ω]が求められる。
(4)作業者が補助接地電極−電位電極間の距離a〔m〕をメジャーなどで正確に測定して、接地抵抗計に入力すると、大地抵抗率ρ〔Ω・m〕が上記Wennerの4電極法の公式により求められる。
しかしながら、上記の(1)の作業(以下、単に「計測準備作業」という。)は目視やメジャーなどを使用して金属杭を打ち込むため、どうしても時間がかかってしまうという課題がある。また、これらの金属杭を打ち込む間隔はたとえば30m程度の間隔で打ち込まなければならない。そのため、人間の目視やメジャーなどではわずかな方向のズレが生じてしまうことがあり、最終的に求められる接地抵抗率の値に影響するという課題がある。
(1)作業者が電極である金属杭をほぼ同一直線上かつ等間隔となるように目視あるいはメジャーなどを使用しつつ、地面に打ち込む作業を行う。
(2)作業者が接地抵抗計のリードを接地極に接続する。
(3)接地抵抗計において、補助接地電極間と電位電極間の電流・電圧から接地抵抗[Ω]が求められる。
(4)作業者が補助接地電極−電位電極間の距離a〔m〕をメジャーなどで正確に測定して、接地抵抗計に入力すると、大地抵抗率ρ〔Ω・m〕が上記Wennerの4電極法の公式により求められる。
しかしながら、上記の(1)の作業(以下、単に「計測準備作業」という。)は目視やメジャーなどを使用して金属杭を打ち込むため、どうしても時間がかかってしまうという課題がある。また、これらの金属杭を打ち込む間隔はたとえば30m程度の間隔で打ち込まなければならない。そのため、人間の目視やメジャーなどではわずかな方向のズレが生じてしまうことがあり、最終的に求められる接地抵抗率の値に影響するという課題がある。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、短時間で接地抵抗計での計測準備作業を行うことができると共に、精度よく接地抵抗計で測定することができる接地抵抗計測支援装置、接地抵抗計測支援方法および接地抵抗計測支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の1つの観点は、接地抵抗計測支援装置としての観点である。すなわち、本発明の接地抵抗計測支援装置は、被測定地の接地抵抗を計測するための接地抵抗計と共に用いられる接地抵抗計測支援装置であって、第1の操作部、第2の操作部を有する接地抵抗計測支援装置において、接地抵抗計の接地極間の距離を設定する設定手段と、衛星航法システムの衛星からの信号に基づいて、接地抵抗計測支援装置の位置を特定する位置特定手段と、第1の操作部が操作されたときに位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、接地極(E)の位置に決定する第1の決定手段と、位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置が、第1の決定手段により決定された接地極(E)の位置から設定手段により設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その接地抵抗計測支援装置の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示する第1の提示手段と、第2の操作部が操作されたときに位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、補助接地極(ES)の位置に決定する第2の決定手段と、第1の決定手段により決定された接地極(E)の位置および第2の決定手段により決定された補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報とその次の補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示する第2の提示手段とを有するものである。
また、本発明の接地抵抗計測支援装置は、上述した接地抵抗計測支援装置であって、前記前記補助接地極(ES)の位置と前記補助接地極S(P)の位置に基づいて補助接地極H(C)を設置すべき位置の方向・距離を提示する第3の提示手段を有することができる。
また、本発明の接地抵抗計測支援装置は、上述した接地抵抗計測支援装置のいずれかであって、音または音声を出力するスピーカを有し、第1の提示手段は、スピーカを介して音または音声を出力することにより補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示することができる。
本発明の他の観点は、接地抵抗計測支援方法としての観点である。すなわち、本発明の接地抵抗計測支援方法は、被測定地の接地抵抗を計測するための接地抵抗計と共に用いられる接地抵抗計測支援装置であって、第1の操作部、第2の操作部を有する接地抵抗計測支援装置に用いられる抵抗計測支援方法において、接地抵抗計の接地極間の距離を設定する設定ステップと、衛星航法システムの衛星からの信号に基づいて、接地抵抗計測支援装置の位置を特定する位置特定ステップと、第1の操作部が操作されたときに位置特定ステップにより特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、接地極(E)の位置に決定する第1の決定ステップと、位置特定ステップにより特定された接地抵抗計測支援装置の位置が、第1の決定ステップにより決定された接地極(E)の位置から設定ステップにより設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その接地抵抗計測支援装置の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示する第1の提示ステップと、第2の操作部が操作されたときに位置特定ステップにより特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、補助接地極(ES)の位置に決定する第2の決定ステップと、第1の決定ステップにより決定された接地極(E)の位置および第2の決定ステップにより決定された補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報とその次の補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示する第2の提示ステップとを有するものである。
また、本発明の接地抵抗計測支援方法は、上述した接地抵抗計測支援方法であって、補助接地極(ES)の位置と補助接地極S(P)の位置に基づいて補助接地極H(C)を設置すべき位置の方向・距離を提示する第3の提示ステップを有することができる。
本発明の他の観点は、接地抵抗計測支援装プログラムとしての観点である。すなわち、本発明の接地抵抗計測支援装プログラムは、被測定地の接地抵抗を計測するための接地抵抗計と共に用いられる接地抵抗計測支援装置であって、第1の操作部、第2の操作部を有する接地抵抗計測支援装置としてコンピュータを機能させるための接地抵抗計測支援プログラムであって、コンピュータを、接地抵抗計の接地極間の距離を設定する設定手段と、衛星航法システムの衛星からの信号に基づいて、接地抵抗計測支援装置の位置を特定する位置特定手段と、第1の操作部が操作されたときに位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、接地極(E)の位置に決定する第1の決定手段と、位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置が、第1の決定手段により決定された接地極(E)の位置から設定手段により設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その接地抵抗計測支援装置の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示する第1の提示手段と、第2の操作部が操作されたときに位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、補助接地極(ES)の位置に決定する第2の決定手段と、第1の決定手段により決定された接地極(E)の位置および第2の決定手段により決定された補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報とその次の補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示する第2の提示手段として機能させるものである。
また、本発明の接地抵抗計測支援プログラムは、上述した接地抵抗計測支援プログラムであって、補助接地極(ES)の位置と補助接地極S(P)の位置に基づいて補助接地極H(C)を設置すべき位置の方向・距離を提示する第3の提示手段として機能させることができる。
本発明によれば、短時間で接地抵抗計の計測準備作業を行うことができると共に、接地抵抗計で精度よく測定させることができる接地抵抗計測支援装置、接地抵抗計測支援方法および接地抵抗計測支援プログラムを提供することができる。
(はじめに)
以下の実施形態では、現在位置が把握可能なGPS(Global Positioning System)機能を搭載したスマートフォンや携帯電話などの携帯端末に、専用アプリがインストールされたものを説明する。なお、本発明の接地抵抗計測支援装置、接地抵抗計測支援方法および接地抵抗計測支援プログラムは、以下の実施形態に限定されるものではない。
以下の実施形態では、現在位置が把握可能なGPS(Global Positioning System)機能を搭載したスマートフォンや携帯電話などの携帯端末に、専用アプリがインストールされたものを説明する。なお、本発明の接地抵抗計測支援装置、接地抵抗計測支援方法および接地抵抗計測支援プログラムは、以下の実施形態に限定されるものではない。
(携帯端末1の構成)
本発明の実施の形態に係る携帯端末1の構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末1のブロック構成図である。
本発明の実施の形態に係る携帯端末1の構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末1のブロック構成図である。
携帯端末1は、接地抵抗計(不図示)と共に用いられるものであり、現在位置と、接地極(E),補助接地極(ES),補助接地極S(P)および補助接地極H(C)となる場所との関係から到達距離や移動方向(方角)などを提示することができる。なお、ここでいう接地極(E)は、図9で説明した電流電極C1に相当し、補助接地極(ES)は図9で説明した電位電極P1に相当し、補助接地極S(P)は図9で説明した電流電極C2に相当し、補助接地極H(C)は図9で説明した電位電極P2に相当するものとして説明するが、必ずしもこのような対応関係でなくともよい。
図1に示すように、携帯端末1は、マイクロフォン10、A/Dコンバータ11、D/Aコンバータ12、スピーカ13、表示部14、タッチパネル15(第1の操作部、第2の操作部の一例)、外部I/F(インタフェース)16、音声解析部17、GPS受信機用アンテナ18(位置特定手段の一例)、GPS受信機19(位置特定手段の一例)、ジャイロセンサ20、加速度センサ21、位置決定部22(位置特定手段、設定手段、第1の決定手段、第2の決定手段の一例)、表示制御部23(第1の提示手段,第2の提示手段、第3の提示手段の一例)、報知部24(第1の提示手段の一例)、算出部25、メモリ26、制御部27から構成される。なお、説明を分り易くするために、音声解析部17、位置決定部22、表示制御部23、報知部24、算出部25は制御部27の機能ブロック内部に図示したが、制御部27の機能に含まれるようにしてもよい。なお、その場合には、制御部27が位置特定手段、設定手段、第1の決定手段、第2の決定手段、第1の提示手段,第2の提示手段の一例となる。
マイクロフォン10は、ユーザの音声を入力することができる。
A/Dコンバータ11は、マイクロフォン10から入力されたアナログ信号としての音声情報をデジタル信号に変換して制御部27へ入力する。
D/Aコンバータ12は、制御部27から出力されるデジタル信号としての音声情報をアナログ信号に変換してスピーカ13へ出力する。
スピーカ13は、D/Aコンバータ12から出力されたアナログ信号に基づいて音声情報を出力する。たとえばスピーカ13から出力される音、音声などによって、補助接地極(ES)、補助接地極S(P)、あるいは補助接地極H(C)を打ち込む場所に到着したことをユーザに知らせることができる。
表示部14は、制御部27の制御に従って各種の情報を表示する。なお、表示部14にはタッチパネル15が重畳して設けられている。
第1の操作部、第2の操作部の一例としてのタッチパネル15は、ユーザの操作によって制御部27へ入力を行うためのものである。また、タッチパネル15は透明であり表示部14に重畳されている。これにより、表示部14に表示されるアイコンに対応するタッチパネル15の部位をユーザが指などで押圧することにより、アイコンに対応する入力操作を行うことができる。なお、タッチパネル15の方式は、超音波表面弾性波方式、画像認識方式、抵抗膜方式、または静電容量方式などが知られているが、これらの如何なる方式でもよい。
外部I/F16は、たとえば携帯電話網の基地局(不図示)と通信可能な通信モジュール、またはWiFi(Wireless Fidelity)などの通信モジュールなどで構成された通信装置30、あるいはUSB(Universal Serial Bus)ポートなどで構成された外部インタフェースである。携帯端末1は、外部I/F16によってたとえば携帯電話回線網、無線LANを介してインターネットなどに接続することが可能である。また、外部I/F16にUSBケーブルなどの有線ケーブルを接続することによって外部のPC(不図示)と直接接続することも可能である。なお、外部I/F16は、必ずしも携帯電話網の基地局(不図示)と通信可能な無線通信モジュール、WiFiなどの無線通信モジュールなどで構成された通信装置30、USBポートのすべてを有していなくてもよい。
音声解析部17は、制御部27の制御にしたがって、マイクロフォン10から入力される音声情報を解析する。すなわち、音声解析部17は、メモリ26に記憶されている音響モデルと、マイクロフォン10から入力される音声情報とを比較することによって、マイクロフォン10から入力された音声情報がどのようなものであるかを認識する。メモリ26に記憶されている音響モデルとしては、HMM(隠れマルコフモデル;Hidden Markov Model)などを用いる。
位置特定手段の一例としてのGPS受信機用アンテナ18は、GPS受信機19がGPS衛星(不図示)などからの信号を受信するためのアンテナである。
位置特定手段の一例としてのGPS受信機19は、GPS受信機用アンテナ18を介してGPS衛星からの信号を受信することにより携帯端末1の現在位置を認識して制御部27に携帯端末1の現在位置情報を出力することができる。これにより、制御部27は、現在位置情報をメモリ26に記憶することができる。なお、本実施例では、現在位置を把握するためにGPSを用いるが、他の衛星航法システムまたはそれに準ずるもの(たとえば北斗,準天頂衛星システムなど)であってもよい。その場合、GPS受信機用アンテナ18およびGPS受信機19は、他の衛星航法システムまたはそれに準ずるものを受信するための受信機およびアンテナにより構成される。
ジャイロセンサ20は、携帯端末1の移動中における方向転換を検出するためのセンサである。ジャイロセンサ20の検出出力は、制御部27に取り込まれ、GPS受信機19の出力と共に携帯端末1の移動状態を認識するために用いられる。
加速度センサ21は、携帯端末1の傾きなど、携帯端末1の姿勢を検出したり、あるいは、携帯端末1の移動速度の変化を検出するためのセンサである。制御部27は、加速度センサ21の検出出力により表示部14の表示形態(縦方向表示または横方向表示)を変更するなどの制御を行うことができる。あるいは、制御部27は、加速度センサ21の検出出力により携帯端末1の移動速度の加減速状態を認識することができる。
設定手段、第1の決定手段、第2の決定手段の一例としての位置決定部22は、接地極間の距離間隔情報の入力を受け付けると共に、その受け付けた情報をメモリ26に記憶させる機能を有する。また、位置決定部22は、ユーザがタッチパネル15を操作することによって制御部27へ入力された指示情報に基づいて、各接地極の打ち込みポイントの位置情報を決定すると共に、これらの位置情報をメモリ26に記憶させる機能を有する。
第1の提示手段,第2の提示手段、第3の提示手段の一例としての表示制御部23は、表示部14に準備作業用の地図画面を表示させると共に、GPS受信機19、ジャイロセンサ20、加速度センサ21などから制御部27へ取り込まれた現在位置情報、方向転換情報、姿勢情報、加速度情報に応じて画面に表示されている情報(たとえば周辺地図、ボタン、アイコンなど)の表示を制御する機能を有する。
第1の提示手段としての報知部24は、メモリ26に記憶されている補助接地極(ES)、補助接地極S(P)あるいは補助接地極H(C)の位置情報と現在位置情報に基づいて、これらの打ち込み場所に到着する(すなわちこれらの位置が略一致する)と、メモリ26に予め記憶されている音情報を読み出すと共に、スピーカ13を介してブザー音を出力させてユーザに対して打ち込み場所であることを知らせる機能を有する。なお、報知部24がメモリ26から読み出す情報は音情報ではなく、「打ち込み場所に到着しました」などの音声情報であってもよい。
算出部25は、位置決定部22によって決定され、メモリ26に記憶されている接地極(E)の位置情報および補助接地極(ES)の位置情報に基づいて後述する補助接地極S(P)の位置情報を算出する。また、算出部25は、位置決定部22により決定された補助接地極(ES)の位置情報または次の補助接地極S(P)の位置情報に基づいて、補助接地極H(C)までの方向情報と距離情報を算出する。
メモリ26は、たとえば、制御部27の動作に必要となる各種の情報および設定情報などを記憶するためのものである。メモリ26は、たとえばROM(Read Only Memory)および/またはRAM(Random Access
Memory)および/またはHDD(Hard Disk Drive)および/またはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどを備えている。
Memory)および/またはHDD(Hard Disk Drive)および/またはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどを備えている。
なお、メモリ26の記憶内容は、上述した情報以外にも、たとえば音響モデル情報、音声情報、音情報、地図情報、位置情報、画面情報および接地抵抗計測支援プログラム(すなわち、本実施形態でいう専用アプリ)などがある。なお、これらの記憶内容は、携帯通信網の基地局(不図示)と通信可能な無線通信モジュールを介してメモリ26の記憶内容を更新したり、新たに取得することも可能である。あるいは、USBメモリ31を外部I/F16に接続し、メモリ26にUSBメモリ31の記憶内容を転送することによってメモリ26の記憶内容を更新したり、新たに取得することも可能である。
制御部27は、携帯端末1の各部を制御するための中央演算装置(CPU(Central
Processing Unit)またはDSP(Digital Signal Processor)など)である。
Processing Unit)またはDSP(Digital Signal Processor)など)である。
また、制御部27は、GPS受信機19、ジャイロセンサ20、加速度センサ21からの現在位置情報、方向転換情報、姿勢情報、加速度情報を入力し、携帯端末1の現在位置、方向転換、姿勢、移動速度の変化等を認識することができる。
また、制御部27は、メモリ26から接地抵抗計測支援プログラムを読み出して実行することにより上述した音声解析部17、位置決定部22、表示制御部23、算出部25の各機能を実現して、計測準備作業に沿った画面を表示部14に表示させて、ユーザを適切に誘導することができる。
また、制御部27は、携帯端末1の動作に必要となる情報をメモリ26に書込み、あるいは読み出すことができる。
また、制御部27は、マイクロフォン10からA/Dコンバータ11を介してデジタル信号としての音声情報を入力し、これを音声解析部17に解析させることができる。
また、制御部27は、デジタル信号としての音声情報をD/Aコンバータ12を介してスピーカ13から音または音声を出力させることができる。
(携帯端末1の動作について)
次に、携帯端末1の動作について図2のフローチャートを参照して説明する。図2は、図1に示す携帯端末1の動作を示すフローチャートである。
次に、携帯端末1の動作について図2のフローチャートを参照して説明する。図2は、図1に示す携帯端末1の動作を示すフローチャートである。
制御部27は、ユーザの開始操作などによってプログラムの起動指示を受け付けると、メモリ26から接地抵抗計測支援プログラムを読み出して起動させると、ステップS1の処理へ移行する(START)。
表示制御部23は、メモリ26に記憶された画面情報を読み出して接地極間の距離の設定画面を表示部14に表示させる(ステップS1)。
図3は、図2のステップS1で表示部14に表示される設定画面の一例を示す図である。図3に示される設定画面内には、距離設定ボタン31,32,33および矢印アイコン34が表示される。表示制御部23は、この距離設定ボタン31,32,33のいずれかがユーザによってタッチされると、その選択されたボタンの横に矢印アイコン34が表示させる。この設定画面例ではユーザが距離設定ボタン31をタッチして10mが選択されると、10mという距離情報が位置決定部22によってメモリ26に記憶される。なお、ステップS1の処理は、図3に示した画面による入力方法を採用しているが、ユーザが接地極間の距離を直接ソフトウェアキーボード(不図示)などで入力して設定できるようにしてもよい。
表示制御部23は、位置決定部22によって接地極間の距離が設定されると、メモリ26に記憶されたガイド画面情報を読み出して接地極(E)の打ち込み指示画面を表示部14に表示させる(ステップS2)。
図4は、図2のステップS2で表示部14に表示される打ち込み指示画面の一例を示す図である。図4に示すように、ガイド画面内に「接地極Eを打ち込んでください」というメッセージが表示される。ここでユーザは、接地極(E)となる金属杭を地面に打ち込む作業を行った後に、図4に示されるガイド画面内のOKボタン41をタッチする。
位置決定部22は、ユーザがOKボタン41をタッチすると、タッチした際の携帯端末1の現在位置情報を接地極(E)の位置情報として決定し、決定した接地極(E)の位置情報をメモリ26に記憶する(ステップS3)。
表示制御部23は、ステップS3でメモリ26に接地極(E)の位置情報が記憶されると、補助接地極(ES)の打ち込みをガイドするためのガイド画面を表示部14に表示させる(ステップS4)。
図5は、図2のステップS4で表示部14に表示されるガイド画面と、このガイド画面の遷移の一例を示す図である。図5の上段に示すガイド画面のように、接地極(E)と、現在地と、接地極(E)の地点を中心として、ステップS1で設定した接地極間の距離の値を半径とする円C1と、補助接地極(ES)までの距離の割合を示すバーグラフ51と、残りの距離表示52(図5に示す例では「あと5m」)が表示される。なお、円C1が描画される位置は、算出部25により接地極間の距離だけ離れた位置が算出されて、表示制御部23により表示部14に表示される。
ユーザは、ステップS4において表示されるガイド画面を頼りに、円C1の円周上の任意の位置に向かって移動する。このとき表示制御部23は、GPS受信機19、ジャイロセンサ20、加速度センサ21からの現在位置情報、方向転換情報、姿勢情報、加速度情報に基づき携帯端末1の現在位置を逐次確認しながら、表示部14に表示されている現在位置、バーグラフ51および残りの距離表示52の表示制御を行う(ステップS5)。
そして、図5の下段に示す画面のように、携帯端末1は、補助接地極(ES)の打ち込み場所にユーザが到着すると、到着した旨をブザー音により知らせる(ステップS6)。具体的には、報知部24が、携帯端末1の現在位置と補助接地極(ES)の打ち込み場所として設定されている位置(すなわち、円C1の円周上の位置)とが略一致した場合に、メモリ26に予め記憶されている音情報を読み出すと共に、スピーカ13を介してブザー音を出力させてユーザに対して打ち込み場所であることを知らせる。なお、表示画面上では、表示制御部23の制御により、バーグラフ53がすべて黒色に変化すると共に、距離表示54が「あと5m」から「あと0m」と表示が変化する。これにより、ユーザは、補助接地極(ES)の打ち込み場所に到着したことを認識することができる。
表示制御部23は、ステップS6において報知部24によりブザー音が出力されると、メモリ26に記憶されたガイド画面情報を読み出して補助接地極(ES)の打ち込み指示画面を表示部14に表示させる(ステップS7)。
図6は、図2のステップS7で表示部14に表示される打ち込み指示画面の一例を示す図である。図6に示すように、ガイド画面内に「補助接地極ESを打ち込んでください」というメッセージが表示される。ここでユーザは、補助接地極(ES)となる金属杭を地面に打ち込む作業を行った後に、図6に示されるガイド画面内のOKボタン61をタッチする。
位置決定部22は、ユーザがOKボタン61をタッチすると、タッチした際の携帯端末1の現在位置情報を補助接地極(ES)の位置情報として決定し、決定した補助接地極(ES)の位置情報をメモリ26に記憶する(ステップS8)。
表示制御部23は、ステップS8で位置決定部22によりメモリ26に補助接地極(ES)の位置情報が記憶されると、補助接地極S(P)の打ち込みをガイドするためのガイド画面を表示部14に表示させる(ステップS9)。
図7は、図2のステップS9で表示部14に表示されるガイド画面と、このガイド画面の遷移の一例を示す図である。図7の上段に示すガイド画面のように、補助接地極(ES)を起点とした現在地と、補助接地極S(P)までの方向を示す矢印アイコン71と、現在地から補助接地極S(P)までの距離の割合を示すバーグラフ72と残りの距離表示73として「あと10m」が表示される。
ユーザは、ステップS9において表示されるガイド画面の矢印アイコン71、バーグラフ72、残りの距離表示73などを頼りに、補助接地極S(P)を打ち込むべき位置に向かって移動する。このとき表示制御部23は、ステップS5と同様に表示部14の表示制御を行う(ステップS10)。
そして、図7の下段に示す画面のように、携帯端末1は、補助接地極S(P)の打ち込み場所に到着すると、到着した旨をブザーによりユーザに知らせる(ステップS11)。具体的には、報知部24が、携帯端末1の現在位置と補助接地極S(P)の打ち込み場所として設定されている位置とが略一致した場合に、メモリ26に予め記憶されている音情報を読み出すと共に、スピーカ13を介してブザー音を出力させてユーザに対して打ち込み場所であることを知らせる。なお、表示画面上では、バーグラフ74がすべて黒色に変化すると共に、距離表示75は「あと10m」から「あと0m」に表示が変化する。これにより、ユーザは、補助接地極S(P)の打ち込み場所に到着したことを認識することができる。
表示制御部23は、ステップS11において報知部24によりブザー音が出力されると、メモリ26に記憶されたガイド画面情報を読み出して補助接地極S(P)の打ち込み指示画面を表示部14に表示させる(ステップS12)。
図8は、図2のステップS12で表示部14に表示される打ち込み指示画面の一例を示す図である。図8に示されるガイド画面内には、「補助接地極S(P)を打ち込んでください」というメッセージが表示される。ここでユーザは、補助接地極S(P)となる金属杭を地面に打ち込む作業を行った後に、図8に示されるガイド画面内のOKボタン81をタッチする。
以下、同様に上述の補助接地極S(P)の位置情報を特定してメモリ26に記憶すると共に、携帯端末1の表示制御部23により補助接地極H(C)の位置を示すガイド画面が表示され、設置すべき位置の方向・距離を提示すると共に打ち込みポイントに到着した場合にはブザー音を出力させ、打ち込み指示画面を表示するという制御を実行する。これにより、ユーザは携帯端末1の表示画面を確認しながら、補助接地極H(C)の打ち込み予定ポイントに向かって移動し、すべての打ち込み作業を実施することができる。そして、計測準備作業が終了すると、ユーザの停止操作などによって携帯端末1の動作が停止する(END)。
(プログラムを用いた実施の形態)
携帯端末1の各部は、所定のプログラムにより動作する汎用の情報処理装置(CPU、DSP、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)など)によって構成されてもよい。たとえば、汎用の情報処理装置は、メモリ、CPU、入出力ポートなどを有する。汎用の情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、汎用の情報処理装置には、携帯端末1の各部の機能が実現される。
携帯端末1の各部は、所定のプログラムにより動作する汎用の情報処理装置(CPU、DSP、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)など)によって構成されてもよい。たとえば、汎用の情報処理装置は、メモリ、CPU、入出力ポートなどを有する。汎用の情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、汎用の情報処理装置には、携帯端末1の各部の機能が実現される。
なお、汎用の情報処理装置が実行する接地抵抗計測支援プログラムは、携帯端末1の出荷前に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、携帯端末1の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、接地抵抗計測支援プログラムの一部が、携帯端末1の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。携帯端末1の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶される接地抵抗計測支援プログラムは、たとえば、CD−ROMディスク、DVD−ROMディスク、Blue−rayディスクなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
また、接地抵抗計測支援プログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
(実施の形態の効果について)
以上説明したように、接地抵抗計測支援装置の一例としての携帯端末1は、接地抵抗計の接地極間の距離を設定し、GPSの衛星からの信号に基づいて携帯端末1の位置を特定しながら、タッチパネル15がユーザにより操作されたときに特定された携帯端末1の位置を、接地極(E)の位置に決定し、携帯端末1の位置が接地極(E)の位置から設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その携帯端末1の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示し、さらに、タッチパネル15がユーザにより操作されたときに特定された携帯端末1の位置を、補助接地極(ES)の位置に決定し、接地極(E)の位置および補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報とその次の補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示するようにしている。
以上説明したように、接地抵抗計測支援装置の一例としての携帯端末1は、接地抵抗計の接地極間の距離を設定し、GPSの衛星からの信号に基づいて携帯端末1の位置を特定しながら、タッチパネル15がユーザにより操作されたときに特定された携帯端末1の位置を、接地極(E)の位置に決定し、携帯端末1の位置が接地極(E)の位置から設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その携帯端末1の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示し、さらに、タッチパネル15がユーザにより操作されたときに特定された携帯端末1の位置を、補助接地極(ES)の位置に決定し、接地極(E)の位置および補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報とその次の補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示するようにしている。
これにより、ユーザは計測準備作業の進行に応じて携帯端末1に表示される画面を適宜操作し、接地間隔の距離を設定したり、画面上に示される方向を示すアイコンや距離表示を見ながら補助接地極の最適な設置個所を容易に割り出すことができるようになる。具体的には、接地極(E)の位置および設置間隔が設定されると、補助接地極(ES)、補助接地極S(P)の最適な設置個所をユーザに対してガイドすることができるようになる。また、次に金属杭を打ち込む方向や距離などが正確に計算されて表示され、かつユーザの移動に応じてこれらの表示が自動的に変化するので、ユーザは金属杭を打ち込む場所までの方向と距離および打ち込みポイントについてメジャーなどを用いなくても正確に知ることができる。さらに、接地抵抗計の計測準備作業の際にこの携帯端末1を利用することで、メジャーなどを使用する必要もなく補助接地極(ES),補助接地極S(P)を一直線上に正確に打ち込むことができるようになる。すなわち、短時間で接地抵抗計の計測準備作業を行うことができると共に、接地抵抗計で精度よく測定させることができる。
また、携帯端末1は、上述した構成に加えて、補助接地極(ES)の位置と補助接地極S(P)の位置に基づいて補助接地極H(C)を設置すべき位置の方向・距離を提示するようにしている。これにより、ユーザはメジャーなどを使用する必要もなく、補助接地極H(C)を打ち込むべき場所および方向について容易に把握することができるので、補助接地極(ES)と補助接地極S(P)を打ち込んだ地点を結ぶ直線と同一の直線上に補助接地極H(C)を正確に打ち込むことができるようになる。
また、携帯端末1は、上述した構成に加えて、音または音声を出力するスピーカ13を有しており、携帯端末1の位置が接地極(E)の位置から設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その携帯端末1の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントに到着したことを知らせるように構成されている。
これにより、補助接地極(ES)の打ち込み場所に到着すると携帯端末1が自動的に通知してくれるため、ユーザは補助接地極(ES)の打ち込み場所を容易に決定することができるようになる。なお、補助接地極S(P)や補助接地極H(C)に到着した場合も同様に打ち込み場所を通知させることもできる。
また、図2で説明した携帯端末1の動作および携帯端末1にインストールされている接地抵抗計測支援プログラムについても上述した携帯端末1と同様の効果を奏することができる。
なお、汎用の情報処理装置に、携帯端末1の機能を実現する接地抵抗計測支援プログラムをインストールすることにより携帯端末1の大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
(その他の実施の形態)
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り、様々に変更が可能である。たとえば、携帯端末1は、ユーザの移動状態を監視して、所定の時間ある地点に留まっている場合に、制御部27が残りの距離情報をメモリ26から参照すると共に、「打ち込みポイントまであと5mです。」などの音声情報を適宜出力させるようにしてもよい。これにより、ユーザは金属杭の打ち込みポイントまでの距離について表示部14を見なくとも把握することができる。
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り、様々に変更が可能である。たとえば、携帯端末1は、ユーザの移動状態を監視して、所定の時間ある地点に留まっている場合に、制御部27が残りの距離情報をメモリ26から参照すると共に、「打ち込みポイントまであと5mです。」などの音声情報を適宜出力させるようにしてもよい。これにより、ユーザは金属杭の打ち込みポイントまでの距離について表示部14を見なくとも把握することができる。
また、上述した実施の形態では、接地極の打ち込む間隔については表示部14に表示された距離に対応したボタンをユーザがタッチすることにより設定するようにしていたが、その他にもたとえばマイクロフォン10から入力されるユーザの音声を音声解析部17によって解析し、接地極(E)、補助接地極(ES)、補助接地極S(P)および補助接地極H(C)を打ち込む間隔を認識させるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態で表示される画面には地図情報を重畳していないが、地図情報を重畳させて表示するようにしてもよい。これによりユーザは障害物の有無を容易に把握することができる。
また、上述した実施の形態では、ウェンナーの4電極法を用いた接地抵抗計での測定を前提としているが、それ以外の測定方法(たとえば、2電極法、3電極法、その他の4電極法など)を使用する際であってもこの携帯端末1を利用することができる。
また、上述した実施の形態では、携帯端末1をスマートフォンや携帯電話であるとして説明した。これに対し、接地抵抗計測支援プログラムの実施の形態で説明したように、携帯端末1はタブレットPC、ミニノートPCなどの小型の情報処理装置で構成され、その情報処理装置の1つの機能として上述した携帯端末1に相当する機能が含まれるような形態であってもよい。
1…携帯端末(接地抵抗計測支援装置の一例)、14…表示部、18…GPSアンテナ(位置特定手段の一例)、19…GPS受信機(位置特定手段の一例)、22…位置決定部(位置特定手段、設定手段、第1の決定手段、第2の決定手段の一例)、23…表示制御部(第1の提示手段,第2の提示手段、第3の提示手段の一例)、24…算出部、25…報知部(第1の提示手段の一例)26…メモリ、27…制御部(位置特定手段、設定手段、第1の決定手段、第2の決定手段、第1の提示手段,第2の提示手段の一例)
Claims (7)
- 被測定地の接地抵抗を計測するための接地抵抗計と共に用いられる接地抵抗計測支援装置であって、第1の操作部、第2の操作部を有する接地抵抗計測支援装置において、
前記接地抵抗計の接地極間の距離を設定する設定手段と、
衛星航法システムの衛星からの信号に基づいて、前記接地抵抗計測支援装置の位置を特定する位置特定手段と、
前記第1の操作部が操作されたときに前記位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、接地極(E)の位置に決定する第1の決定手段と、
前記位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置が、前記第1の決定手段により決定された前記接地極(E)の位置から前記設定手段により設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その前記接地抵抗計測支援装置の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示する第1の提示手段と、
前記第2の操作部が操作されたときに前記位置特定手段により特定された前記接地抵抗計測支援装置の位置を、前記補助接地極(ES)の位置に決定する第2の決定手段と、
前記第1の決定手段により決定された前記接地極(E)の位置および前記第2の決定手段により決定された前記補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報と前記補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示する第2の提示手段と、
を有することを特徴とする接地抵抗計測支援装置。 - 請求項1に記載の接地抵抗計測支援装置であって、
前記前記補助接地極(ES)の位置と前記補助接地極S(P)の位置に基づいて補助接地極H(C)を設置すべき位置の方向・距離を提示する第3の提示手段と、
を有することを特徴とする接地抵抗計測支援装置。 - 請求項1または2に記載の接地抵抗計測支援装置であって、
音または音声を出力するスピーカを有し、
前記第1の提示手段は、
前記スピーカを介して音または音声を出力することにより前記補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを特徴とする接地抵抗計測支援装置。 - 被測定地の接地抵抗を計測するための接地抵抗計と共に用いられる接地抵抗計測支援装置であって、第1の操作部、第2の操作部を有する接地抵抗計測支援装置に用いられる抵抗計測支援方法において、
前記接地抵抗計の接地極間の距離を設定する設定ステップと、
衛星航法システムの衛星からの信号に基づいて、前記接地抵抗計測支援装置の位置を特定する位置特定ステップと、
前記第1の操作部が操作されたときに前記位置特定ステップにより特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、接地極(E)の位置に決定する第1の決定ステップと、
前記位置特定ステップにより特定された接地抵抗計測支援装置の位置が、前記第1の決定ステップにより決定された前記接地極(E)の位置から前記設定ステップにより設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その前記接地抵抗計測支援装置の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示する第1の提示ステップと、
前記第2の操作部が操作されたときに前記位置特定ステップにより特定された前記接地抵抗計測支援装置の位置を、前記補助接地極(ES)の位置に決定する第2の決定ステップと、
前記第1の決定ステップにより決定された前記接地極(E)の位置および前記第2の決定ステップにより決定された前記補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報と前記補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示する第2の提示ステップと、
を有することを特徴とする接地抵抗計測支援方法。 - 請求項4に記載の接地抵抗計測支援方法であって、
前記補助接地極(ES)の位置と前記補助接地極S(P)の位置に基づいて補助接地極H(C)を設置すべき位置の方向・距離を提示する第3の提示ステップを有することを特徴とする接地抵抗計測支援方法。 - 被測定地の接地抵抗を計測するための接地抵抗計と共に用いられる接地抵抗計測支援装置であって、第1の操作部、第2の操作部を有する接地抵抗計測支援装置としてコンピュータを機能させるための接地抵抗計測支援プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記接地抵抗計の接地極間の距離を設定する設定手段と、
衛星航法システムの衛星からの信号に基づいて、前記接地抵抗計測支援装置の位置を特定する位置特定手段と、
前記第1の操作部が操作されたときに前記位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置を、接地極(E)の位置に決定する第1の決定手段と、
前記位置特定手段により特定された接地抵抗計測支援装置の位置が、前記第1の決定手段により決定された前記接地極(E)の位置から前記設定手段により設定された接地極間の距離だけ離れた位置である場合に、その前記接地抵抗計測支援装置の位置が補助接地極(ES)の打ち込みポイントであることを提示する第1の提示手段と、
前記第2の操作部が操作されたときに前記位置特定手段により特定された前記接地抵抗計測支援装置の位置を、前記補助接地極(ES)の位置に決定する第2の決定手段と、
前記第1の決定手段により決定された前記接地極(E)の位置および前記第2の決定手段により決定された前記補助接地極(ES)の位置に基づいて次の補助接地極S(P)を設置すべき位置の方向を示す方向情報と前記補助接地極S(P)を設置すべき位置までの距離を示す距離情報を提示する第2の提示手段、
として機能させるための接地抵抗計測支援プログラム。 - 請求項6に記載の接地抵抗計測支援プログラムであって、
前記補助接地極(ES)の位置と前記補助接地極S(P)の位置に基づいて補助接地極H(C)を設置すべき位置の方向・距離を提示する第3の提示手段として機能させるための接地抵抗計測支援プログラム。
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JP2013035070A JP2014163800A (ja) | 2013-02-25 | 2013-02-25 | 接地抵抗計測支援装置、接地抵抗計測支援方法および接地抵抗計測支援プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019072569A1 (de) * | 2017-10-11 | 2019-04-18 | Omicron Electronics Gmbh | Verfahren, mobiles endgerät und messsystem zur messung elektrischer eigenschaften einer erdungsanlage |
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- 2013-02-25 JP JP2013035070A patent/JP2014163800A/ja active Pending
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