JP2014163620A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに隣接した第1及び第2収納室の間の境界壁の製作を煩わしくすることなく、第1収納室及び第2収納室の間の断熱性能を調整することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、収納空間を有した第1収納室と、前記第1収納室に隣接し、前記第1収納室の収納空間の設定温度と異なる温度に設定された収納空間を有した第2収納室と、前記第2収納室内の前記第1収納室側に設けられ、断熱性能が変化し得るように形成された断熱部と、を備えた。
【選択図】図2

Description

この発明は、冷蔵庫に関するものである。
互いに隣接した第1及び第2収納室の間の境界壁内に断熱パネルを備えた冷蔵庫が提案されている。当該冷蔵庫によれば、第1及び第2収納室のスペースを減らすことなく、第1及び第2収納室の間の断熱性能を調整することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−139384号公報 特開2010−25511号公報 特開2008−64136号公報 特開平09−329290号公報
しかしながら、特許文献1に記載の断熱パネルは、境界壁内に設けられる。このため、境界壁の製作が煩わしい。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、互いに隣接した第1及び第2収納室の間の境界壁の製作を煩わしくすることなく、第1収納室及び第2収納室の間の断熱性能を調整することができる冷蔵庫を提供することである。
この発明に係る冷蔵庫は、収納空間を有した第1収納室と、前記第1収納室に隣接し、前記第1収納室の収納空間の設定温度と異なる温度に設定された収納空間を有した第2収納室と、前記第2収納室内の前記第1収納室側に設けられ、断熱性能が変化し得るように形成された断熱部と、を備えたものである。
この発明によれば、隣接した第1及び第2収納室の間の境界壁の製作を煩わしくすることなく、隣接した第1収納室及び第2収納室の間の断熱性能を調整することができる。
この発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図である。 この発明の実施の形態1における冷蔵庫のチルド室付近の縦断面図である。 この発明の実施の形態1における冷蔵庫の制御を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2における冷蔵庫のチルド室付近の縦断面図である。 この発明の実施の形態2における冷蔵庫の制御を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3における冷蔵庫のチルド室付近の縦断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図である。
図1に示すように、家庭用の冷蔵庫本体1には、複数の部屋(収納室)が設けられる。例えば、部屋は、野菜室2、冷凍室3、切替室4、製氷室(図示せず)、冷蔵室5、チルド室6からなる。各部屋は、収納空間を有する。各部屋は、境界壁(図示せず)で仕切られる。境界壁は、発泡ウレタン等の断熱部材で仕切られる。
野菜室2は、冷蔵庫本体1の下部に設けられる。野菜室2の前面には、扉2aが設けられる。野菜室2は、扉2aとともに冷蔵庫本体1の手前側に引き出し得るように形成される。野菜室2は、野菜、果物、2Lペットボトル等を収納し得るように形成される。例えば、野菜室2の温度は、6℃程度に設定される。
冷凍室3は、野菜室2の直上に設けられる。冷凍室3の前面には、扉3aが設けられる。冷凍室3は、扉3aとともに冷蔵庫本体1の手前側に引き出し得るように形成される。冷凍室3は、冷凍食品等を収納し得るように形成される。例えば、冷凍室3の温度は、−18℃程度に設定される。
切替室4は、冷凍室3の直上に設けられる。切替室4の前面には、扉4aが設けられる。切替室4は、扉4aとともに冷蔵庫本体1の手前側に引き出し得るように形成される。例えば、切替室4の温度は、保存温度を−18℃(冷凍)〜0℃(チルド)の間で設定される。
製氷室は、切替室4と並行するように冷凍室3の直上に設けられる。製氷室の前面には、扉(図示せず)が設けられる。製氷室は、扉とともに冷蔵庫本体1の手前側に引き出し得るように形成される。製氷室の温度は、氷を保存し得る温度に形成される。
冷蔵室5は、切替室4と製氷室との直上に設けられる。冷蔵室5の手前側には、扉5aが設けられる。扉5aは、側縁部を回転軸にして開閉し得るように形成される。例えば、冷蔵室5の温度は、3℃程度に設定される。
チルド室6は、冷蔵室5内の最下部に設けられる。チルド室6は、手前側に引き出し得るように形成される。例えば、チルド室6の温度は、0℃程度に設定される。
冷蔵庫本体1内の奥側には、風路7が形成される。風路7は、各部屋と仕切られる。風路7の各所には、ダンパ(図示せず)が設けられる。
冷蔵庫本体1には、冷凍サイクル回路が設けられる。冷凍サイクル回路は、圧縮機8、凝縮器(図示せず)、絞り装置(図示せず)、冷却器9、送風機10等を備える。
例えば、圧縮機8は、冷蔵庫本体1内の下部の奥側に配置される。冷却器9は、風路7内の下部に配置される。送風機10は、風路7内において冷却器9の上方に配置される。
扉5aの前面には、操作パネル11が設けられる。冷蔵庫本体1の上部の奥側には、制御板12が設けられる。
冷蔵庫において、使用者が操作パネル11を用いて各部屋の温度を指定すると、制御板12は、各部屋の実温度、操作パネル11からの情報に基づいて、冷凍サイクル回路、ダンパの動作を制御する。当該制御により、圧縮機8は、冷媒を吐き出す。凝縮器は、圧縮機8が吐き出した冷媒を凝縮させる。絞り装置は、凝縮器が凝縮させた冷媒を膨張させる。冷却器9は、絞り装置が膨張させた冷媒により空気を冷却する。送風機10は、冷却器9が冷却した空気を冷蔵庫本体1内に循環させる。当該循環により、当該空気は、各部屋に搬送される。この際、当該空気は、各ダンパの開閉によって分配される。当該分配により、各部屋内の空気は、個別の温度となる。
次に、図2を用いて、チルド室6を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における冷蔵庫のチルド室付近の縦断面図である。
図2において、チルド室6の側壁の内側には、レール(図示せず)が設けられる。レールは、長手方向を冷蔵庫本体1の前後方向にして配置される。
チルド室6内には、外側容器13が設けられる。外側容器の材質は限定されない。例えば、外側容器13は、ポリスチレン等、家庭用冷蔵庫の収納容器として一般的に用いられる材料で形成される。外側容器13の上部には、開口部が形成される。開口部は、食品を出し入れし得るように上方に開口する。外側容器13は、水平投影面上の面積が上方にいくにつれて広くなるように形成される。外側容器13は、レールに沿って冷蔵庫本体1の前後方向に移動し得るようにレールに取り付けられる。
外側容器13内には、内側容器14が着脱自在に設けられる。内側容器14の材質は限定されない。例えば、内側容器14は、ポリスチレン等、家庭用冷蔵庫の収納容器として一般的に用いられる材料で形成される。内側容器14の上部には、開口部が形成される。開口部は、食品を出し入れし得るように上方に開口する。内側容器14は、外側容器13とともにレールに沿って冷蔵庫本体1の前後方向に移動し得るように外側容器13内に嵌め込まれる。
内側容器14の下部には、パッキン15が密着される。パッキン15の外周全体は、内側容器14が外側容器13内に嵌め込まれた際に外側容器13の内周面に密着する。その結果、パッキン15と外側容器13の底面との間には、密閉空間16が形成される。例えば、密閉空間16の高さは、10〜20mm程度である。
外側容器13の背面の下部には、供給口として、穴が形成される。当該穴は、密閉空間16に通じる。当該穴には、電磁弁17が設けられる。外側容器13の底面の奥側には、排出口として、穴が形成される。当該穴は、密閉空間16に通じる。当該穴には、減圧ポンプ18が設けられる。
次に、図3を用いて、チルド室6の断熱性能を調整する際の制御を説明する。
図3はこの発明の実施の形態1における冷蔵庫の制御を説明するためのフローチャートである。
ステップS1では、冷蔵庫本体1の電源が投入される。出荷時等の初期設定において、切替室4は、ソフト冷凍モードに設定されている。この際、切替室4の設定温度Ts_setは、−7℃である。この場合、切替室4とチルド室6との間において、更なる断熱層を形成する必要はない。
このため、ステップS2に進み、制御板12は、電磁弁17を開いた状態に維持する。さらに、制御板12は、減圧ポンプ18を停止した状態に維持する。その後、ステップS3に進み、制御板12は、使用者が操作パネル11で各部屋の設定を任意に切り替えたか否かを判定する。例えば、制御板12は、操作パネル11の表示がON状態となったか否かを判定する。
ステップS3で各部屋の設定の切り替えがない場合は、ステップ3の判定が繰り返される。ステップS3で各部屋の設定の切り替えがあった場合は、ステップS4に進む。ステップS4では、制御板12は、切替室4のモード選択を設定温度Ts_setに基づいて確認する。
ステップS4で設定温度Ts_setが−15℃以上の場合、切替室4は冷凍モードになっていない。この場合は、ステップS5に進む。ステップS5では、制御板12は、電磁弁17が開いていることを確認する。さらに、制御板12は、減圧ポンプ18が停止していることを確認する。その後、ステップS3に戻る。この際、密閉空間16内の空気は、大気と同等である。このため、密閉空間16の内圧は0.1MPa程度である。密閉空間16内の空気の熱伝導率は、0.02〜0.04W/mK程度の範囲にある。
ステップS4で設定温度Ts_setが−15℃未満の場合、切替室4は冷凍モードになっている。この場合は、ステップS6に進む。例えば、設定温度Ts_setが−18℃の場合は、ステップS6に進む。ステップS6では、制御板12は、電磁弁17を閉じる。その後、制御板12は、減圧ポンプ18を運転する。その結果、密閉空間16の空気が抜かれる。
その後、ステップS7に進み、制御板12は、減圧ポンプ18の運転を開始してからの運転時間time_countを測定する。この際、制御板12は、運転時間time_countを予め自らに記録された時間time_setと比較する。なお、時間time_setは、実験等により十分な脱気量を確保できる時間として予め設定されている。
ステップS7で運転時間time_countが時間time_set以下の場合は、ステップS6に戻り、制御板12は、電磁弁17を閉じた状態に維持する。さらに、制御板12は、減圧ポンプ18を運転した状態に維持する。この際、密閉空間16の内圧は、大気圧以下となる。例えば、密閉空間16の内圧は、0.003W/mKの熱伝導率を有した真空断熱材を使用した場合と同等の1.2Paまで下がる。その結果、チルド室6内空気の温度が設定温度に維持される。
ステップS7で運転時間time_countが時間time_setよりも長くなった場合は、制御板12は、電磁弁17は閉じた状態で減圧ポンプ18の運転を停止する。その後、ステップS3に戻り、制御板12は、現状の状態を維持する。
以上で説明した実施の形態1によれば、チルド室6内において、外側容器13、内側容器14、減圧ポンプ18、電磁弁17により、断熱部が形成される。当該断熱部により、断熱性能が調整される。このため、切替室4とチルド室6との間の境界壁の製作を煩わしくすることなく、切替室4とチルド室6との間の断熱性能を調整することができる。その結果、チルド室6が冷え過ぎることを回避できる。
この際、密閉空間16の高さは、10〜20mm程度である。このため、チルド室6の容積が大幅に減ることはない。なお、チルド室6の収納性を向上したい場合は、切替室4の設定温度を冷凍モードの温度以上の温度に設定し、内側容器14を取り外せばよい。
なお、密閉空間16を開閉する弁は、シリコン等で形成された弁でもよい。この場合、弁は、減圧ポンプ18の動作によって密閉空間16に栓をするように引き込まれればよい。切替室4の設定温度が変わった際は、使用者が弁を抜けばよい。
また、切替室4のサーミスタ(図示せず)で検出された実温度に基づいて断熱性能を調整してもよい。例えば、当該実温度が予め設定された温度(例えば、−15℃)以下になった時点から基準時間が経過した後に電磁弁17と減圧ポンプ18とを動作させてもよい。この場合、基準時間は、チルド室6の温度に影響を与える時間に設定すればよい。
また、密閉空間16は、断熱効果の得られる場所に形成すればよい。すなわち、密閉空間16の位置は、チルド室6の上下左右のいずれでもよい。例えば、内側容器14の上部にもパッキン15を設けてよい。この場合、密閉空間16は、内側容器14の底面側だけでなく側面側にも形成される。
また、外側容器13の下部から上部に渡って、水平投影面上の面積を同じにしてもよい。その結果、外側容器13の容積を増やすことができる。この場合、外側容器13の内側面にリブを設ければよい。当該リブによって、内側容器14のパッキン15を支持すればよい。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における冷蔵庫のチルド室付近の縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2のチルド室6は、実施の形態1のチルド室6と異なる。実施の形態2のチルド室6には、収納部19、断熱材20が設けられる。
収納部19は、チルド室6の下部の奥側に設けられる。収納部19は、収納容器、ローラを備える。収納容器は、円筒状に形成される。ローラは、収納容器内で回転し得るように設けられる。断熱材20は、シート状に形成される。例えば、断熱材20は、真空断熱材である。断熱材20の一縁部は、ローラの外周に巻き付けられる。
次に、図5を用いて、チルド室6の断熱性能を調整する際の制御を説明する。
図5はこの発明の実施の形態2における冷蔵庫の制御を説明するためのフローチャートである。
ステップS11では、冷蔵庫本体1の電源が投入される。出荷時等の初期設定において、切替室4は、ソフト冷凍モードに設定されている。この際、切替室4の設定温度Ts_setは、−7℃である。この場合、切替室4とチルド室6との間において、更なる断熱層を形成する必要はない。
このため、ステップS12に進み、制御板12は、断熱材20を収納部19に収納した状態に維持する。すなわち、制御板12は、断熱材20をローラで巻き取った状態に維持する。その後、ステップS13に進み、制御板12は、使用者が操作パネル11で各部屋の設定を任意に切り替えたか否かを判定する。例えば、制御板12は、操作パネル11の表示がON状態となった否かを判定する。
ステップS13で各部屋の設定の切り替えがない場合は、ステップ13の判定が繰り返される。ステップS13で各部屋の設定の切り替えがあった場合は、ステップS14に進む。ステップS14では、制御板12は、切替室4のモード選択を設定温度Ts_setに基づいて確認する。
ステップS14で設定温度Ts_setが−15℃以上の場合、切替室4は冷凍モードになっていない。この場合は、ステップS15に進む。ステップS15では、制御板12は、断熱材20が収納部19に収納されていることを確認する。その後、ステップS13に戻る。
ステップS14で設定温度Ts_setが−15℃未満の場合、切替室4は冷凍モードになっている。この場合は、ステップS16に進む。例えば、設定温度Ts_setが−18℃の場合は、ステップS16に進む。ステップS16では、制御板12は、収納部19のローラを回転させる。その結果、断熱材20が外側容器13の底面と内側容器14の底面との間に徐々に展開される。
その後、ステップS17に進み、制御板12は、ローラの回転を開始してからの運転時間time_countを測定する。この際、制御板12は、運転時間time_countを予め自らに記録された時間time_setと比較する。なお、時間time_setは、断熱材20が外側容器13の底面と内側容器14の底面との間の全体に展開できる時間として予め設定されている。
ステップS17で運転時間time_countが時間time_set以下の場合は、ステップS16に戻り、制御板12は、ローラの回転を維持する。その結果、断熱材20の展開が維持される。
ステップS17で運転時間time_countが時間time_setよりも長くなった場合は、制御板12は、ローラの回転を停止する。その結果、断熱材20が外側容器13の底面と内側容器14の底面との間の全体に展開された状態で維持される。その後、ステップS13に戻り、制御板12は、現状の状態を維持する。
以上で説明した実施の形態2によれば、チルド室6内において、外側容器13、内側容器14、断熱材20により、断熱部が形成される。当該断熱部においては、断熱材20が外側容器13の底面と内側容器14の底面との間を出入りする。このため、切替室4とチルド室6との間の境界壁の製作を煩わしくすることなく、切替室4とチルド室6との間の断熱性能を調整することができる。その結果、チルド室6が冷え過ぎることを回避できる。
また、断熱材20の材質は限定されない。例えば、断熱材20は、グラスウールや発泡ビーズを封入したもの等、断熱性を変えられるものであればよい。
なお、断熱材20の収納方法は限定されない。例えば、断熱材20を蛇腹式に折り畳んでもよい。また、断熱材20をシート状のまま収納場所にスライドさせてもよい。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3における冷蔵庫のチルド室付近の縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態3のチルド室6は、実施の形態1のチルド室6と異なる。実施の形態3のチルド室6は、下側容器21、上側容器22、断熱材23を備える。
図6において、下側容器21は、チルド室6内に着脱自在に設けられる。下側容器21の材質は限定されない。例えば、下側容器21は、ポリスチレン等、家庭用冷蔵庫の収納容器として一般的に用いられる材料で形成される。下側容器21の上部には、開口部が形成される。開口部は、上方に開口する。
上側容器22は、チルド室6内に着脱自在に設けられる。上側容器22の材質は限定されない。例えば、上側容器22は、ポリスチレン等、家庭用冷蔵庫の収納容器として一般的に用いられる材料で形成される。上側容器22の下部には、開口部が形成される。開口部は、下方に開口する。
断熱材23は、下側容器21の底面の切替室4側のほぼ全面に密着される。例えば、断熱材23は、真空断熱材からなる。
切替室4の温度が−15℃未満に設定されている場合、下側容器21は、開口部を上方に向けて切替室4に隣接して配置される。これに対し、上側容器22は、開口部を下に向けて下側容器21の上部に載せられる。この場合、断熱材23は、下側容器21と切替室4との間に配置される。
従って、例えば、切替室4の温度が通常の冷凍室3相当の−18℃に設定されている場合、断熱材23は、チルド室6内の切替室4側に配置される。
切替室4の温度が−15℃以上に設定されている場合、上側容器22は、開口部を上方に向けて切替室4に隣接して配置される。これに対し、下側容器21は、開口部を下に向けて上側容器22の上部に載せられる。この場合、断熱材23は、下側容器21と冷蔵室5との間に配置される。
従って、例えば、切替室4の温度がソフト冷凍のように−7℃に設定されている場合、断熱材23は、チルド室6内の切替室4側に配置されない。切替室4の温度が野菜に適した6℃等に設定される場合も、断熱材23は、チルド室6の切替室4側に配置されない。
以上で説明した実施の形態3によれば、下側容器21、上側容器22、断熱材23により断熱部が形成される。このため、複雑な装置を用いることなく、切替室4とチルド室6との間の断熱性能を調整することができる。その結果、チルド室6が冷え過ぎることを回避できる。さらに、チルド室6の容積を有効に活用することができる。
なお、断熱材23は、真空断熱材でなくてもよい。例えば、下側容器21の底面を2重底にして空気層を形成してもよい。この場合、空気層が断熱層として機能する。この際、下側容器21の2重底を透明樹脂で形成してもよい。この場合、下側容器21の上下を反転しても、チルド室6内を上方から視認することができる。その結果、使用者の使い勝手が向上する。なお、空気層を減圧して熱伝導率を低減する断熱手段を備えてもよい。
また、下側容器21の側面に断熱材23を設けてもよい。この場合、チルド室6の断熱性能をより向上することができる。
また、上側容器22の底面に断熱材を設けてもよい。この場合、当該断熱材の断熱性能を断熱材23の断熱性能よりも低くすれば、本実施の形態による効果を妨げることはない。
また、チルド室6の下部の一部が−18℃に設定される製氷室に対向する場合には、上側容器22において、チルド室6の下側に反転して配置された場合に、製氷室に対向する底面に断熱材を部分的に設けてもよい。この場合、上側容器22を反転して使用しても、断熱材が製氷室からの冷気を遮断する。このため、チルド室6が冷え過ぎることを回避できる。
なお、実施の形態1〜実施の形態3の断熱部を他の収納室に設けてもよい。例えば、隣接した第1及び第2収納室において、第2収納室内の第1収納室側に断熱部を設けてもよい。この場合、第1収納室の設定温度に応じて断熱部の断熱性能を変化させることで、第2収納室の温度を一定に維持することができる。
1 冷蔵庫本体、 2 野菜室、 2a 扉、 3 冷凍室、 3a 扉、 4 切替室、 4a 扉、 5 冷蔵室、 5a 扉、 6 チルド室、 7 風路、 8 圧縮機、 9 冷却器、 10 送風機、 11 操作パネル、 12 制御板、 13 外側容器、 13a 穴、 13b 穴、 14 内側容器、 15 パッキン、 16 密閉空間、 17 電磁弁、 18 減圧ポンプ、 19 収納部、 20 断熱材、 21 下側容器、 22 上側容器、 23 断熱材

Claims (5)

  1. 収納空間を有した第1収納室と、
    前記第1収納室に隣接し、前記第1収納室の収納空間の設定温度と異なる温度に設定された収納空間を有した第2収納室と、
    前記第2収納室内の前記第1収納室側に設けられ、断熱性能が変化し得るように形成された断熱部と、
    を備えた冷蔵庫。
  2. 前記第2収納室は、チルド室からなる請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記断熱部は、
    第2収納室内に設けられた外側容器と、
    前記外側容器内に着脱自在に設けられ、前記外側容器の内面との間の空隙を密閉した内側容器と、
    前記空隙を減圧する減圧ポンプと、
    前記空隙に空気を供給する供給口と、
    を備えた請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記断熱部は、
    前記第2収納室内に設けられた容器と、
    前記容器の前記第1収納室側の面に沿って出入りする断熱材と、
    を備えた請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 前記断熱部は、
    前記第2収納室内に上下反転して配置し得るように形成された容器と、
    前記容器が前記第2収納室内に配置された際に前記第2収納室内で前記第1収納室側に配置されるように、前記第2収納容器の面に設けられた断熱材と、
    を備えた請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
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