JP2014162611A - 粉体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、粉体投入作業の安全性を高めることができる粉体供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】軸15回りの回動により開閉する粉体投入用の扉13と、
開放された該扉から粉体100が投入される際、舞い上がる粉塵を吸塵可能な集塵機30と、
前記扉が開放され、所定位置まで到達したときに前記扉の開放を検出する開扉検出手段22と、
該開扉検出手段により、前記扉の開放が検出されたときに前記集塵機の運転を開始させる制御手段40と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉体供給装置に関する。
従来から、硫酸銅めっき液を用いて銅めっきを行うめっき装置及びめっき方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる硫酸銅めっき液は、めっき処理を行うめっき槽に供給されるが、使用済みのめっき液は回収される。そして、回収した使用済みのめっき液は、消費した銅イオンが補充されて適切な銅イオン濃度のめっき液として調合され、再度めっき槽に供給される。つまり、連続してめっきを行う場合には、めっき液を循環させるとともに、めっき処理により消費された銅イオンを補うため、めっき液に不足した銅イオンを供給する機構が必要である。
銅イオンを補充し、めっき液の調合を行う槽は、例えば、溶解槽又は調合槽と呼ばれる。溶解槽は、めっき槽と接続され、めっき槽と溶解槽との間でめっき液を循環させることにより、常に適切な銅イオン濃度のめっき液がめっき槽に供給されるようにめっき装置が構成される。
かかる溶解槽では、使用済みめっき液に酸化銅粉が供給されることにより、銅イオンが補充される。酸化銅粉の溶解槽への供給は、ホッパーを備えた粉体投入部から粉体となる酸化銅粉が投入され、投入された酸化銅粉がスクリューコンベア等の搬送装置により溶解槽に搬送されて行われるのが一般的である。そして、酸化銅粉を溶解槽で溶解することにより、めっき液に銅イオンが補充される。
ここで、酸化銅粉は、溶解する前の状態では発塵という問題があるので、発塵対策として、ホッパーそのものを閉鎖空間とし、接続する搬送装置も密閉構造としている。また、酸化銅粉を風袋から取り出し、ホッパーに投入する作業は、経済的な観点から、人手による作業で行われるのが一般的である。ホッパーへの粉体の投入は、ホッパーの上方に設けられた開口部から行われるが、開口部には、通常は強固に閉じられている扉などを設けており、この扉を開放して粉体の投入が行われる。また、扉の開放時の発塵防止対策として、粉体投入部には乾式・湿式・電気集塵機が併設され、粉体投入のための作業の間は、集塵機の運転により発塵を抑え、安全に投入作業が出来るようになっている
一方、開口部に設けられている扉は、経済的に安価な費用で、閉扉時の密閉度を確保するために、板厚が薄い金属板で構成され、重量もあまり重くないのが一般的である。
特開2010−31316号公報
しかしながら、上述の扉を開放させてホッパーへ粉体を投入する際、発塵防止用の集塵機の運転により、ホッパー内圧が外気圧より低くなり、扉を中途半端に開放していると、集塵の際に生じる負圧で扉が閉じてしまい、作業中の人の手を挟んでしまう場合があるという問題があった。
そこで、本発明は、粉体投入作業の安全性を高めることができる粉体供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る粉体供給装置は、軸回りの回動により開閉する粉体投入用の扉と、
開放された該扉から粉体が投入される際、舞い上がる粉塵を吸塵可能な集塵機と、
前記扉が開放され、所定位置まで到達したときに前記扉の開放を検出する開扉検出手段と、
該開扉検出手段により、前記扉の開放が検出されたときに前記集塵機の運転を開始させる制御手段と、を有する。
本発明によれば、粉体投入時の安全性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る粉体供給装置の一例を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る粉体供給装置及び関連構成要素である溶解槽の一例を示した側面図である。 本実施形態に係る粉体供給装置の開扉状態及び閉扉状態の一例を示した上面図である。図3(A)は、本実施形態に係る粉体供給装置の開扉状態の一例を示した図である。図3(B)は、本実施形態に係る粉体供給装置の閉扉状態の一例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明の実施形態に係る粉体供給装置の一例を示した正面図である。本実施形態に係る粉体供給装置60は、主要構成要素として、粉体供給ユニット10と、筐体20と、集塵機30と、制御ボックス40とを備える。また、粉体供給ユニット10は、粉体投入部11と、扉13と、ハンドル14と、扉閉検出器16と、ホッパー部18と、粉体貯留部19とを備える。筐体20は、前面パネル21と、開扉検出器22とを備える。
粉体供給ユニット10は、筐体20内に収容されているが、粉体供給ユニット10の扉13は、筐体20の前面パネル20に組み込まれるように露出している。また、筐体20の前面パネル21の表面上には、開扉検出器22が設けられている。扉13が設けられている粉体投入部11の下方には、円錐状又は角錐状の傾斜面を有するホッパー部18が設けられ、ホッパー部18の下方には、粉体貯留部19が設けられている。粉体投入部11の上面には、ダクト31を介して集塵機30が接続されている。また、集塵機30、開扉検出器22及び閉扉検出器16は、制御ボックス40に接続されている。
図2は、本発明の実施形態に係る粉体供給装置及び関連構成要素である溶解槽の一例を示した側面図である。図1及び図2に示すように、粉体供給ユニット10の粉体投入部11は、直方体の形状を有する。また、図2に示すように、粉体供給ユニット10の粉体貯留部19は、搬送ユニット50に接続され、搬送ユニット50により搬送された粉体100が、溶解槽70に供給される構成となっている。このように、本実施形態に係る粉体供給装置60は、例えば、溶解槽70等に粉体100を供給するための装置として用いられる。
図1に戻り、個々の構成要素についてより詳細に説明する。
粉体供給ユニット10は、粉体100を所定箇所に供給する手段であり、本実施形態においては、粉体貯留部19を介して、搬送ユニット50に粉体100の供給を行う。粉体供給ユニット10は、粉体投入部11と、扉13と、ハンドル14とを備え、必要に応じて、閉扉検出器16と、ホッパー部18と、粉体貯留部19とを備えてよい。
粉体投入部11は、粉体100が投入される箇所であり、例えば、直方体状の箱のように構成される。粉体投入部11は、作業員が、粉体100を投入するのに十分な空間を有していればよく、任意の形状の容器として構成されてよい。
作業員が投入する粉体100は、用途に応じて種々のものとすることができ、その種類を問わない。しかしながら、本実施形態に係る粉体供給装置60においては、説明と理解の容易のため、硫酸銅めっき装置に用いる酸化銅の粉体100(酸化銅粉)である例を挙げて説明する。
扉13は、粉体投入部11に粉体100の投入が可能なように、粉体投入部11を開閉する粉体投入用の扉13である。扉13は、十分に密閉性が保てるように、また、低コストで作製すべく、例えば、板厚があまり厚くない金属板で構成される。これにより、密閉性を十分に保ちつつ、作業員が扉13を開閉するのにあまり大きな力を必要としない扉13とすることができる。なお、具体的には、扉13は、例えば、鉄又は鉄を含有する鉄系の金属板で構成してもよい。
また、扉13の前面には、作業員が扉13を開閉操作するためのハンドル14が設けられる。更に、扉13の裏面、及び/又は、扉13と接触する粉体投入部11の前面には、扉13を閉じたときの密閉性を保つため、ゴム等の弾性部材からなるパッキンが設けられてよい。
扉13は、回転軸(図1には図示せず)の回りに回動し、弧を描くようにして開閉する開き戸式の扉13として構成される。これにより、十分な密閉性を保つことができるとともに、作業員が開閉操作を容易に行うことができる。
閉扉検出器16は、扉13が閉じたことを検出するための検出手段であり、必要に応じて設けられてよい。本実施形態に係る粉体供給装置60においては、扉13が開放されたときに、集塵機30により発生する負圧により扉13が閉じてしまい、粉体100の投入を行っている作業員の手や指を挟んでしまう危険性を防止すべく、開扉検出器22に基づく制御が中心となる。しかしながら、扉13が開放したときの制御に加えて、扉13が閉じたときには、閉扉検出器16の閉扉検出信号に基づいて、次の段階の制御を実行するようにしてもよい。よって、閉扉検出器16は、扉13が閉じた際にも何らかの制御を行う場合に設けられる。なお、本実施形態に係る粉体供給装置60による閉扉検出器16を用いた制御の具体的な内容は、後述する。
また、閉扉検出器16は、扉13が閉じたことを検出できれば、種々の検出器を用いることができ、例えば、接触により扉13が閉じたことを検出する機械的な検出器であってもよいし、レーザ等を用いた光学的な検出器であってもよい。また、その他、電場、磁場等の場を用いた検出器や、扉13の接近を検出する近接センサであってもよい。閉扉検出器16は、扉13が閉じたことを検出できれば、用途に応じて適切な検出器を用いるようにしてよい。
閉扉検出器16は、制御ボックス40に電気的に接続され、閉扉検出器16で検出した閉扉検出信号は、制御ボックス40に送信される。
ホッパー部18は、扉13から供給された粉体100のうち、必要量を粉体貯留部19に落下させるための部分であり、下に凸の円錐状又は角錐状の傾斜面から構成される。ホッパー部18は、粉体投入部11と連続的に接続され、扉13から投入された粉体100は、総てホッパー部18に受け入れられる。ホッパー部18は、上端は粉体投入部11と同じ大きさの開口を有するが、下方に行くにつれて開口が小さくなり、下端は小さな粉体貯留部19とほぼ同じ大きさとなるので、粉体貯留部19を満たすのに必要な量だけ粉体100を供給することができる。
粉体貯留部19は、ホッパー部18から供給された粉体100を一旦貯留する場所であり、粉体投入部11よりも相当に小さな箱体として構成される。
筐体20は、粉体供給ユニット10を収容するために設けられる。筐体21の前面は、前面パネル21を構成し、前面パネル21の表面上には開扉検出器22が設けられる。
開扉検出器22は、扉13が開放された状態を検出するための検出器であり、より詳細には、扉13が開放され、所定位置まで到達したことを検出する検出器である。所定位置まで到達したというのは、所定の開度又は角度まで扉13が開放したことを意味する。また、所定の開度は、扉13が、粉体投入作業を安全に行うことができる程度まで十分開いた開度に設定されることが好ましい。例えば、開扉検出器22は、扉13が全開したときに、扉13の開放を検出するように設定されてもよい。粉体100の投入作業は、扉13を開放し、作業員が開放した扉13から粉体100を投入することにより行われる。ここで、扉13が中途半端な位置で開放されていると、集塵機30の吸塵のための吸引力により、粉体投入部11の内部が外部よりも低圧となったときに、扉13に吸引力が作用して扉13が急激に閉じ、粉体100の投入作業を行っている作業者の手、指を挟んでしまうおそれがあるからである。例えば、扉13が全開の位置又は全開に近い位置にあれば、集塵機30が作動しても、集塵機30の吸引力の影響は扉13には及び難いので、作業者は粉体100の投入作業を安全に行うことができる。
開扉検出器22は、扉13が開放され、所定位置まで到達したことを検出できれば、種々の検出器を用いることができる。例えば、開扉検出器22の開放角度を検出するような角度検出器であってもよいし、扉13が所定位置まで近接したことを検出する近接センサであってもよい。
開扉検出器22には、扉13の接触を検出する接触式の検出器が用いられてもよい。この場合には、開扉検出器22は、扉13が開放されたときに、扉13に接触する所定位置に設けられる。つまり、扉13が開放され、開扉検出器22に接触する位置まで到達したときに、扉13の開放が検出される。所定位置が、扉13の全開位置に設定される場合には、開扉検出器22は、扉13が全開したときに接触する位置に設置される。
なお、図1においては、開扉検出器22として、接触式の検出器が用いられた場合を例示している。よって、以後は、開扉検出器22が、接触式の検出器である場合を例に挙げて説明する。
開扉検出器22は、扉13の接触を検出できれば、種々の検出器を用いることができる。例えば、リミットスイッチ等の機械的な検出器であってもよいし、接触による物理的な変形を検出する検出器であってもよいし、静電容量や抵抗の変化を検出する電気的な検出器であってもよい。
開扉検出器22は、必要に応じて、磁石を備えてもよい。磁石を備えることにより、開扉検出器22は、扉13の接触を検出したときに、開放した扉13を検出した位置で固定することができる。これにより、作業員は、扉13が開放して固定した状態で粉体100の投入作業を行うことができるので、粉体投入作業時の安全性を格段に高めることができる。
なお、この場合には、扉13は、磁石の磁力により吸引され得る強磁性体材料で構成される。強磁性体材料としては、例えば、鉄、ニッケル、ステンレス等が挙げられ、これらの強磁性体材料から扉13を構成してもよい。なお、扉13の全体が強磁性体材料から構成されてもよく、磁石との接触部分のみ強磁性体材料から構成されてもよい。
開扉検出器22に備えられた磁石は、金属製の扉13を磁力により吸引して固定できれば、一般的な永久磁石であってもよいし、電磁石であってもよい。粉体供給装置60の低コスト化と簡素化の観点から、一般的な永久磁石を用いるようにしてもよい。
なお、機械的なスイッチとマグネットを併せ持つ検出器として、ミスミ製のMGSTKタイプのスイッチ付マグネットキャッチ等も市販されており、このような磁石付き接触検出器を利用してもよい。
いずれの種類を用いた開扉検出器22であっても、扉13の所定位置までの開放を検出したときには、開扉検出信号を出力し、制御ボックス40に送信する。
集塵機30は、作業員が、扉13を開放して粉体投入部11に粉体100を投入する際に、粉体供給ユニット20内に舞う粉塵を吸塵するための吸塵手段である。集塵機30は、ダクト31を介して粉体投入部11に接続されている。集塵機30の吸塵動作により、作業員は、粉体100が舞い上がる中で粉体100の供給を行う状態を回避することができ、安全に粉体100を投入することができる。
制御ボックス40は、開扉検出器22の開扉検出信号に基づき、集塵機30の作動と停止を制御する制御手段である。つまり、作業者が扉13を開放し、開扉検出器22が扉13の開放を検出した場合には、開扉検出器22から開扉検出信号を受信し、集塵機30を作動させる。一方、制御ボックス40は、開扉検出器22から開扉検出信号を受信しないときには、集塵機30を停止させる。これにより、扉13が開放された状態のときには集塵機30が作動するが、扉13が開放されていないとき、又は不十分に開放されているときには、集塵機30が停止するという制御が行われる。
なお、制御ボックス40は、このような演算処理を行うため、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)を備え、プログラムにより動作するマイクロコンピュータ、又は、特定の用途向けに設計、製造された集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成されてよい。
以下、制御ボックス40が行う制御内容について、より詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係る粉体供給装置の開扉状態及び閉扉状態の一例を示した上面図である。図3(A)は、本実施形態に係る粉体供給装置の開扉状態の一例を示した図である。図3(A)において、粉体投入部11の前面に設けられた扉13が開放され、前面パネル20の表面上の開扉検出器22と接触した状態が示されている。なお、扉13は、回転軸15回りに回動して開放されている。また、扉13は、外面にハンドル14を有し、内面に扉ロック機構17を備えている。扉13の開放により、粉体投入部11の開口部12が露出し、開口部12から作業員による粉体100の投入が可能な状態となっている。また、回転軸15と反対側の粉体投入部11の表面には、閉扉検出器16が設けられている。
図3(A)において、扉13が全開となり、扉13の表面が開扉検出器22と接触した状態では、開扉検出器22から、開扉検出信号が制御ボックス40に送信される。制御ボックス40では、開扉検出器22からの開扉検出信号に基づいて、集塵機30の運転が開始される。つまり、扉13が十分に開放された状態で、初めて集塵機30の運転が開始される。また、この場合において、開扉検出器22が磁石を備えていれば、扉13は、全開とされるとともに、全開に固定された状態で集塵機30の運転が開始される。このような動作により、作業者による粉体100の投入は、扉13が十分な開度で開放されるとともに、集塵機30が動作した状態で行われることになる。これにより、扉13が集塵機30の吸引力により急に閉じて手や指を挟むおそれを無くすことができるとともに、集塵機30の吸塵により粉体100の舞い上がりを防止することができ、作業者は安全に粉体100の投入作業を行うことができる。
また、この状態から、仮に扉13が開扉検出器22から離間した場合には、開扉検出器22から開扉検出信号が制御ボックス40に送信されなくなるので、制御ボックス40は、集塵機30を停止させる制御を行う。これにより、扉13が閉まるおそれがある場合には、集塵機30を停止させることになり、負圧により扉13が急に閉じることを防止することができる。
このように、本実施形態に係る粉体供給装置60においては、扉13が所定位置に到達するまで開放された状態にならなければ、集塵機30を動作させないので、集塵機30で発生する負圧により、急に扉13が閉まって作業者が手や指を挟むことを防止することができる。
また、開扉検出器22にマグネット機能を兼ね備えさせることにより、扉13を固定する固定手段として動作させることができ、更に粉体投入作業の安全性を高めることができる。
なお、本実施形態に係る粉体供給装置60においては、扉13を固定する手段が、開扉検出器22に備えられた磁石である例を挙げて説明しているが、磁石以外の固定手段であってもよく、例えば、嵌合等により固定する機械的な固定手段であってもよい。また、開扉検出器22と扉13の固定手段が必ずしも一体化している必要は無く、開扉検出器22で扉13の開放を検出する位置に扉13が到達したときに、扉13を固定するような手段が独立して設けられていてもよい。例えば、扉13が開放されたときに、扉13のハンドル14をグリップするような機構が別個に設けられてもよい。このように、扉13を固定する手段は、用途に応じて種々の構成とすることができる。
図3(B)は、本実施形態に係る粉体供給装置の閉扉状態の一例を示した図である。図3(B)において、粉体投入部11の前面に設けられた扉13が閉鎖され、開扉検出器22と非接触になるとともに、閉扉検出器16と接触又は近接した状態が示されている。図3(B)に示す状態では、開扉検出器22との接触が解除されるため、集塵機30の運転は停止するが、閉扉検出器16で閉扉状態を検出できるため、閉扉状態で行われる制御を実行することが可能である。
図2は、本実施形態に係る本発明の実施形態に係る粉体供給装置と、関連構成要素である溶解槽の一例を示した側面図であるが、これを用いて、閉扉検出器16の閉扉検出信号に基づく制御の一例を説明する。
図2において、粉体供給装置60の一部として、搬送ユニット50が設けられている。また、搬送ユニット50の粉体100の搬送先として、めっき装置の溶解槽70が示されている。また、溶解槽70内には、めっき液110を攪拌するための攪拌機80が設置されている。溶解槽70には、めっき液110を図示しないめっき槽に送り出す送液ポンプ90と、めっき液110を図示しないめっき槽から受け入れる受入ポンプ91が示されている。
搬送ユニット50は、粉体供給ユニット10の粉体貯留部19から、粉体100を搬送する搬送手段であり、スクリューコンベア51と、モータ52とを備える。スクリューコンベア51は、回転により、徐々に粉体100を上方に送り出して搬送する搬送部材である。モータ52は、スクリューコンベア51を回転させるための駆動手段である。
溶解槽70は、めっき液110を貯留するとともに、供給された酸化銅の粉体100を熔解し、めっき液110の銅濃度を適切に調整するための槽である。
攪拌機80は、酸化銅の粉体100が添加されためっき液110を攪拌するための手段であり、回転翼81と、モータ82とを備える。モータ82で回転翼81を回転させることにより、めっき液110を攪拌し、酸化銅の粉体100が加えられた溶解槽70内のめっき液110の銅濃度を均一にする。
送液ポンプ90は、適切な銅濃度となっためっき液110を溶解槽70からめっき槽に送液するためのポンプである。また、受入ポンプ91は、めっき槽で使用され、銅イオンが消費された使用済みめっき液110を溶解槽70に受け入れるためのポンプである。
その他、粉体供給ユニット10の構成要素は、総て今までで説明済みであるので、今までと同一符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、扉13が閉じられ、閉扉検出器16から閉扉検出信号が制御ボックス40に送信された状態は、粉体供給ユニット10への粉体100の投入が終了した状態である。この状態では、搬送ユニット50を起動させ、粉体貯留部19から、必要な酸化銅の粉体100を迅速に溶解槽70に供給し、めっき液110の調合を迅速に再開することが好ましい。よって、制御ボックス40は、閉扉検出器16から扉閉検出信号を受信したときに、搬送ユニット50の運転を開始させる制御を行うようにしてもよい。具体的には、制御ユニット40は、閉扉検出器16から扉閉検出信号を受信したら、モータ52を回転させ、スクリューコンベア51のスクリュー搬送を開始させる制御を行ってよい。
これにより、粉体100の粉体供給ユニット10への投入から、粉体100の溶解槽70への供給の制御を一連の動作として行うことができ、安全かつ迅速に溶解槽70への粉体100の供給を行うことができる。
なお、制御ボックス40は、開扉検出器22から開扉検出信号を受信しているときには、搬送ユニット50を停止させる制御を行ってよい。作業員が粉体100を投入しているときに、搬送ユニット50を並行して動作させるのは危険であるし、また、粉体貯留部19に搬送すべき粉体100が十分に存在しない場合には、搬送ユニット50の動作が無駄となってしまうからである。
このように、制御ボックス40において、搬送ユニット50も含めた一連の制御を実施することにより、粉体供給装置60の粉体供給の安全性及び迅速性を総合的に向上させることができる。
なお、図2においては、閉扉検出器16も利用し、搬送ユニット60も含めた総合的な制御の一例を示したが、閉扉検出器16に基づく制御は必須ではなく、必要に応じて設けるようにしてよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 粉体供給ユニット
11 粉体投入部
12 開口部
13 扉
16 閉扉検出器
18 ホッパー部
19 粉体貯留部
20 筐体
21 前面パネル
22 開扉検出器
30 集塵機
40 制御ボックス
50 搬送ユニット
70 溶解槽
80 攪拌機
90、91 ポンプ

Claims (11)

  1. 軸回りの回動により開閉する粉体投入用の扉と、
    開放された該扉から粉体が投入される際、舞い上がる粉塵を吸塵可能な集塵機と、
    前記扉が開放され、所定位置まで到達したときに前記扉の開放を検出する開扉検出手段と、
    該開扉検出手段により、前記扉の開放が検出されたときに前記集塵機の運転を開始させる制御手段と、を有する粉体供給装置。
  2. 前記制御手段は、前記開扉検出手段から前記扉の開放が検出されなくなったら、前記集塵機の運転を停止させる請求項1に記載の粉体供給装置。
  3. 前記開扉検出手段は、前記所定位置に設けられ、前記扉が接触したときに前記扉の開放を検出する請求項1又は2に記載の粉体供給装置。
  4. 前記開扉検出手段は、前記扉を前記所定位置で固定する固定手段を備える請求項3に記載の粉体供給装置。
  5. 前記扉は強磁性体材料からなる扉であり、
    前記固定手段は磁石である請求項4に記載の粉体供給装置。
  6. 前記所定位置は、前記扉が全開となった位置である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の粉体供給装置。
  7. 前記扉の下方に設けられ、傾斜面で形成されたホッパー部と、
    該ホッパー部の下方から前記粉体を搬送する搬送手段と、を更に有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の粉体供給装置。
  8. 前記扉が閉じられたことを検出する閉扉検出手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記閉扉検出手段により前記扉が閉じられたことを検出したときに、前記搬送手段の運転を開始させる請求項7に記載された粉体供給装置。
  9. 前記搬送手段は、前記粉体を、溶液を貯留し、前記粉体を溶解する溶解槽に搬送する請求項8に記載の粉体供給装置。
  10. 前記溶液は、めっき液である請求項9に記載の粉体供給装置。
  11. 前記めっき液は、硫酸銅めっき液であり、
    前記粉体は、酸化銅粉である請求項10に記載の粉体供給装置。
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