JP2014162011A - 意匠ブロックの製造方法と意匠ブロックの製造装置 - Google Patents

意匠ブロックの製造方法と意匠ブロックの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】意匠性の富んだ意匠ブロックを成型することのできる意匠ブロック製造方法と意匠ブロック製造装置とを提供する。
【解決手段】成型型枠20と、この成型型枠20内に基層材Waを上方から投入する基層材供給箱108と、基層材Waの上から表層材Wbを投入する表層材供給箱11と、成型型枠20内に充填された基層材Waを上方からプレスするプレス位置とこのプレス位置から上方へ退避する待機位置との間を移動可能に設けられたプレス型14とを備えた意匠ブロック製造方法であって、表層材供給箱11から成型型枠20内に表層材Wbを充填して、表層材供給箱11が退避する際に、骨材供給箱30から骨材Kを成型型枠20内の表層材Wbの上面にばらまき、この後、成型型枠20内の表層材Wbをプレス型14によりプレスして、ばらまいた骨材Kを表層材Wbの上面に食い込ませる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば舗装用や建築用などに使用される意匠ブロックの製造方法と製造装置とに関する。
従来から、ブロック表面に彩色を施す意匠ブロックの製造方法が知られている(特許文献1参照)。
係る意匠ブロックの製造方法は、上面が開口した成型型枠内に原材を供給する給材箱の前側に、赤,青,黄色の塗料を噴射する3つの噴射スプレを設け、給材箱から原材を成型型枠内に充填し、この後、給材箱が退避する際に、成型型枠内の原材の表面に3つの噴射スプレから所望の彩色材料を噴射し、この後、プレス型によって成型型枠内の原材をプレス成形することにより、所望する彩色形態に表面を彩色した意匠ブロックに成型する。
特開2005−1174号公報
このような意匠ブロックの製造方法にあっては、噴射スプレから所望の彩色材料を噴射して、ブロック表面を所望する彩色形態に彩色するものであり、意匠性の富んだコンクリートブロックを成型することができる。
この発明の目的は、噴射スプレなどを使用しなくても、自然の風合いを十分に出すことが出来き、意匠性の富んだ意匠ブロックを成型することのできる新たな意匠ブロックの製造方法と意匠ブロックの製造装置とを提供することにある。
請求項1の発明は、上面が開口した成型型枠内に基層を成型し、この基層の上に表層材を充填し、この表層材をプレス手段によりプレスして表層を成型する意匠ブロックの製造方法であって、
前記成型型枠内に充填された表層材の表面に骨材をばらまき、
この後、前記プレス手段によりプレスすることを特徴とする。
請求項8の発明は、上面が開口した成型型枠と、この成型型枠内に基層材を上方から投入する第1位置とこの第1位置から水平方向に退避した第2位置との間を移動可能に設けられた基層材供給箱と、第1位置とこの第1位置から水平方向に退避した第3位置との間を移動可能に設けられるとともに表層材を収容する表層材供給箱と、前記成型型枠内に充填された基層材を上方からプレスするプレス位置とこのプレス位置から上方へ退避する待機位置との間を移動可能に設けられたプレス手段とを備え、前記基層材供給箱から基層材を成型型枠内に投入して充填した後、プレス手段によってプレスして基層を成型し、この基礎層の上に材料供給箱から表層材を充填してプレス手段によってプレスして基層の上に表層を成形する意匠ブロック製造装置であって、
骨材を収容した骨材供給箱を設け、
前記成型型枠内に成形された基層の上に材料供給箱から表層材を充填した後、この表層材の上に前記骨材供給箱の骨材をばらまき、
この後、前記基層の上に充填された表層材を前記プレス手段によりプレスして表層を成形することを特徴とする。
この発明によれば、骨材を意匠ブロックの表層にばらまくものであるから自然の風合いを十分に出すことができる意匠ブロックや意匠性の富んだ意匠ブロックを成型することができる。
意匠ブロック製造装置の構成を示した概略構成図である。 図1に示す意匠ブロック製造装置の原材料供給箱の一部と骨材収容箱とを示した平面図である。 原材料供給箱と成形型枠との位置関係を示した説明図である。 原材料供給箱が退避した状態とプレス型が下降した状態を示した説明図である。 原材料供給箱から成形型枠内に表層材を充填した説明図である。 骨材収容箱から骨材がばらまかれる状態を示した説明図である。 原材料供給箱が退避した状態とプレス型が下降した状態を示した説明図である。 意匠ブロックが脱型された状態を示した説明図である。 成型された意匠ブロックを示した斜視図である。 図9に示す意匠ブロックの基礎層と表層の断面を示した部分断面図である。 意匠ブロックの表層に凹凸を設けた説明図である。 第2実施例の意匠ブロック製造装置の構成を示した概略構成図である。 図12に示す意匠ブロック製造装置の材料供給箱の一部と骨材収容箱とを示した平面図である。 基層材供給箱から成型型枠内へ基層材が充填された状態を示した説明図である。 成型型枠の上方に材料供給箱が移動した状態を示した説明図である。 表層材を成型型枠内に投入し終わって骨材を表層材の表面にばらまいている状態を示した説明図である。 骨材のばらまきが終わった状態を示した説明図である。 第2実施例の意匠ブロックの脱型を示した説明図である。 第2実施例の意匠ブロックを示した斜視図である。 図19に示す意匠ブロックの基礎層と表面層の断面を示した部分断面図である。
以下、この発明に係る意匠ブロックの製造方法を実施する意匠ブロックの製造装置の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1に舗装用の意匠ブロックを製造する意匠ブロック製造装置10を示す。この意匠ブロック製造装置10は、上面が開口した成型型枠20と、この成型型枠20内に基層材Wa(図3参照)を投入する基層材供給箱108と、基層材供給箱108を左右方向(図1において)へ移動させる油圧シリンダ装置(図示せず)と、成型型枠20内に表層材Wb(図2参照)を投入する表層材供給箱11と、この表層材供給箱11を左右方向に移動させる油圧シリンダ装置12と、表層材供給箱11の前側(図1において右側)である前壁部11Aに設けられた骨材供給箱30と、基層材供給箱108へ基層材Waを補給するホッパーHPと、表層材供給箱11に表層材Wbを補給するホッパー13と、成型型枠20内に充填された基層材Waや表層材Wbをプレス成形するプレス型(プレス手段)14などとを備えている。
[成型型枠]
成型型枠20は、平面視が四角形状に形成された枠体21と、この枠体21内に設けられた複数の仕切壁(図示せず)とを有しており、この仕切壁によって成型型枠20内には複数の成型部が形成されている。また、成型型枠20の上下端は開口した開口部20a,20bとなっている。
成型型枠20は、図示しない保持部材により保持されており、図1に示すように成型型枠20の開口部20bはパレット23により閉塞された状態となっている。
パレット23は昇降テーブル24に支持されており、昇降テーブル24は油圧シリンダ装置25のシリンダロッド26に固定されている。このシリンダロッド26が伸縮動作することにより、昇降テーブル24及びパレット23が昇降移動するようになっている。昇降テーブル24及びパレット23の昇降移動のとき、成型型枠20は図示しない保持部材により保持されていることにより、上下動しない。
すなわち、図1に示す状態からシリンダロッド26が後退(下降)すると、昇降テーブル24及びパレット23のみが下降し、成型型枠20は下降しない。
[基層材供給箱]
基層材供給箱108は、油圧シリンダ装置(図示せず)のシリンダロッド109の伸縮動作により左右方向(図1において)に移動するようになっている。すなわち、基層材供給箱108は、ホッパーHPの真下(図1に示す第2位置)と、成型型枠20の上方位置(図3に示す第1位置)との間を移動するようになっている。
基層材供給箱108がホッパーHPの真下に移動(退避)したときホッパーHPからコンクリート材である基層材Waが落下投入されて、基層材供給箱108に補給される。ホッパーHPの底部には図示しない開閉蓋が設けられており、この開閉蓋が開成することにより、基層材Waの落下投入が行われる。
基層材供給箱108が成型型枠20の上方位置に移動されると、基層材供給箱108から成型型枠20内へ基層材Waが落下投入されて充填されていく。基層材供給箱108の底部には図示しない開閉蓋が設けられており、この開閉蓋の開成により基層材供給箱108から成型型枠20内へ基層材Waが落下投入される。
[表層材供給箱]
表層材供給箱11は、油圧シリンダ装置12のシリンダロッド16の伸縮動作により左右方向(図1において)に移動するようになっている。すなわち、表層材供給箱11は、ホッパー13の真下(図1に示す第3位置)と、成型型枠20の上方位置(図5に示す第1位置)との間を移動するようになっている。
表層材供給箱11がホッパー13の真下に移動(退避)したときホッパー13からコンクリート材である表層材Wbが落下投入されて、図2に示すように表層材Wbが表層材供給箱11に補給される。ホッパー13の底部には図示しない開閉蓋が設けられており、この開閉蓋が開成することにより、表層材Wbの落下投入が行われる。
表層材供給箱11が図5に示すように成型型枠20の上方位置に移動されると、表層材供給箱11から成型型枠20内へ表層材Wbが落下投入されて充填されていく。表層材供給箱11の底部には図示しない開閉蓋が設けられており、この開閉蓋の開成により表層材供給箱11から成型型枠20内へ表層材Wbが落下投入される。
[骨材供給箱]
骨材供給箱30には、例えば白い骨材K1と、黒い骨材K2とが図2に示すように収容されており、表層材供給箱11が図5に示す位置から退避(左方向へ移動)していく際に、収容した骨材K1,K2が成型型枠20内に充填された表層材Wb上にばらまかれていくようになっている。これは、骨材供給箱30の底部に設けた図示しない開閉蓋が開成されることにより行われる。
ここで、骨材K1は5号珪砂であり、骨材K2は3〜5号の大きさの水砕である。水砕は、銅カラミ(精錬所で銅を精製するときのノロ:不純物)で、それに水をかけて急冷し、その際に弾けて出来た粒状のものである。
骨材供給箱30に収容された骨材K1,K2は、表層材供給箱11が図1に示す第3位置に退避している際に、図示しないホッパーから補給されるようになっている。
[プレス型]
プレス型14は、成型型枠20内に嵌入して、成型型枠20内に充填された基層材Waや表層材Wbを上方からプレスするプレス位置と、このプレス位置から上方へ退避した待機位置との間を上下動可能に設けられている。
プレス型14の上下移動は、図示しない油圧シリンダ装置のシリンダロッドの伸縮動作によって行われる。
[製造方法]
次に、上記実施例のように構成される意匠ブロック製造装置10の製造方法について説明する。
先ず、図1に示すように、基層材供給箱108をホッパーHPの真下に位置(第2位置)させ、ホッパーHPから基層材Waを基層材供給箱108に補給しておく。
また、表層材供給箱11をホッパー13の真下に位置(第3位置)させて、ホッパー13から表層材Wbを表層材供給箱11に補給しておく。また、油圧シリンダ装置25によってパレット23を図1に示す位置へ上昇させておき、成型型枠20の開口部20bをパレット23により閉塞しておく。
骨材供給箱30の底部の開閉蓋(図示せず)は閉成しておき、骨材供給箱30には骨材K1,K2を図示しないホッパーにより補給しておく。
次に、図示しない油圧シリンダ装置によって、図3に示すように基層材供給箱108を成型型枠20の上方の位置へ移動させ、基層材供給箱108の基層材Waを成型型枠20内へ落下投入させ、成型型枠20内に基層材Waを充填していく。成型型枠20内への基層材Waの充填が終了したら、油圧シリンダ装置12により基層材供給箱108を右方向へ退避させていく。
この後、プレス型14は、図4に示す鎖線位置から図示しない油圧シリンダ装置によって下降していき、成型型枠20内の基層材Waをプレスしていく。このプレスにより、図9に示す意匠ブロック60の基層60Saを成型する。
この成型後、プレス型14を図4に示す鎖線位置へ上昇させるとともに、油圧シリンダ装置12によって表層材供給箱11を図7に示す成型型枠20の上方の位置へ移動させる。そして、表層材供給箱11の表層材Wbを成型型枠20内へ落下投入させ、成型型枠20内の基層60Sa(図9参照)の上に表層材Wbを充填していく。この充填は、必要に応じて表層材供給箱11を左右に移動させて、成型型枠20内にほぼ均一に充填されるようにする。
成型型枠20内への表層材Wbの充填が終了したら、油圧シリンダ装置12により表層材供給箱11を図5に示す位置から左方向へ退避させていく。
この表層材供給箱11の退避の際、骨材供給箱30の底部の開閉蓋を開成して骨材K1,K2をばらまいていく。
骨材供給箱30の底部の開閉蓋が閉成されると骨材K1,K2のばらまきは停止される。
表層材供給箱11が図7に示す位置へ退避されると、ホッパー13から表層材Wbが表層材供給箱11に補給される。
一方、プレス型14は、図7に示す鎖線位置から図示しない油圧シリンダ装置によって下降していき、成型型枠20内の表層材Wbの上面を押していく。このとき、表層材Wbの上面にばらまかれた骨材K1,K2がその上面に食い込んでいく。
そして、図7の実線で示すように、成型型枠20内に嵌入して、成型型枠20内の基層60Sa上の表層材Wbをさらに押圧していき、基層60Sa及び表層材Wbを成型型枠20とプレス型14とでプレス成型していく。これにより、基層60Saの上に表層60Sbが形成された複数の意匠ブロック60,60(図8参照)がプレス成型されることになる。
このプレス成型が終了したら、図8に示すようにプレス型14を油圧シリンダ装置によって上昇させていき、油圧シリンダ装置25によってパレット23及び昇降テーブル24を下降させていく。パレット23及び昇降テーブル24の下降により、意匠ブロック60,60が成型型枠20から脱型される。
意匠ブロック60の上面60A(表層60Sb)には、図9に示すように、白い骨材K1と黒い骨材K2とがランダムにばらまかれており、しかも骨材K1,K2はプレス型14によりプレスされることにより、図10に示すように、意匠ブロック60の上面60Aに食い込み、骨材K1,K2の一部が露出する状態となり、自然の風合いを十分に出すことができ、自然石に似た意匠性に富んだ意匠ブロック60を成型することができる。
また、プレス型14の下面に適度な凹凸(所定の柄:自然柄)を形成することにより、意匠ブロック60の上面60A(表層60Sb)に図11に示すように凹部60aや凸部60bが形成され、この凹凸部60a,60bに骨材K1,K2が食い込んだ状態となる。このため、基層材Waや表層材Wbがコンクリート材であってもより自然石の風合いを出すことができる。すなわち、自然物に似せた意匠ブロックを成型することができる。
上記実施例では、白い骨材K1と黒い骨材K2をばらまいているが、自然石の風合いを出せるものであればどちらか一方の骨材であってもよく、他の色の骨材であってもよい。また、一色の色の骨材だけであってもよい。
骨材K1,K2のサイズを5号の大きさにしているが、他の大きさであってもよい。
[第2実施例]
図12は第2実施例の意匠ブロック製造装置100の構成を示す。意匠ブロック製造装置100は、基層材Waを収容した基層材供給箱108(図14参照)と、表層材であるコンクリート材W1,W2を収容した表層材供給箱110と、コンクリート材W1,W2を表層材供給箱110へ補給するホッパー130などとを備えている。
図14に示す基層材供給箱108は、第1実施例と同様に、ホッパーHPの真下(図1に示す第2位置)と、成型型枠20の上方位置との間を移動するようになっている。
基層材供給箱108がホッパーHP(図1参照)の真下に移動したときホッパーHPからコンクリート材である基層材Waが落下投入されて、基層材供給箱108に補給される。
表層材供給箱110は、図13に示すように、左右方向に延びた複数の仕切壁11Dによって仕切られた複数の収容部11Vaを有している。各収容部11Vaには、表層材である濃いグレーの色のコンクリート材W1と、薄いグレーの色のコンクリート材W2とが図示のように混入されて収容されている。
ホッパー130は、表層材供給箱110の収容部11Vaにコンクリート材W1,W2を補給するようになっている。この実施例ではホッパー130によってコンクリート材W1,W2を表層材供給箱110に補給するようになっているが、ベルトコンベアで補給するようにしてもよい。
骨材供給箱30には、3号珪砂の茶系の骨材Kが収容されている。他の構成は第1実施例と同様なので、その説明は省略する。
[製造方法]
次に、第2実施例のように構成される意匠ブロック製造装置100の製造方法を簡単に説明する。
先ず、表層材供給箱110を図12に示すようにホッパー130の真下(第3位置)に移動させ、ホッパー130から表層材供給箱110の各収容部11Vaへ混入されたコンクリート材W1,W2を補給しておく(図13参照)。同様に、基層材供給箱108(図1参照)を図示しないホッパーの真下(第1位置)に移動させて、該ホッパーから基層材Waを補給しておく。
さらに、第1実施例と同様に、油圧シリンダ装置25によってパレット23を図12に示す位置へ上昇させておき、成型型枠20の開口部20bをパレット23により閉塞しておき、骨材供給箱30には骨材Kを予め収容しておく。
次に、図示しない油圧シリンダ装置によって基層材供給箱108を図14に示す位置へ移動させ、基層材供給箱108の基層材Waを成型型枠20内へ落下投入させ、成型型枠20内に基層材Waを充填していく。この充填が終了したら、基層材供給箱108を退避させる。
この後、プレス型14を下降させて成型型枠20内の基層材Waをプレスしていく(図4参照)。
このプレスにより、第1実施例と同様に、意匠ブロック160(図19参照)の基層160Saを成型する。
この成型後、プレス型14を図12に示すように上昇させるとともに、表層材供給箱110を図15に示すように成型型枠20の上方の位置へ移動させる。そして、表層材供給箱110に収容されているコンクリート材W1,W2を成型型枠20内へ落下投入させ、成型型枠20内に充填された基層160Saの上にコンクリート材W1,W2を充填していく。
成型型枠20内へのコンクリート材W1,W2の充填が終了したら、表層材供給箱110を退避させていく。
この表層材供給箱110の退避の際、骨材供給箱30の骨材Kを第1実施例と同様にして図16及び図17に示すようにコンクリート材W1,W2の上面にばらまいていく。
この後、プレス型14は、図示しないシリンダ装置によって下降していき、成型型枠20内のコンクリート材W1,W2の上面を押していく(図7参照)。このとき、コンクリート材W1,W2の上面にばらまかれた骨材Kがその上面に食い込んでいく。
そして、第1実施例と同様に、プレス型14が成型型枠20内に嵌入して、成型型枠20内のコンクリート材W1,W2をプレス成型していく。これにより、基層160Sa(図19参照)の上に表層160Sbが形成された複数の意匠ブロック160,160(図18参照)がプレス成型されることになる。
このプレス成型が終了したら、図18に示すようにプレス型14をシリンダ装置によって上昇させていき、油圧シリンダ装置25によってパレット23及び昇降テーブル24を下降させていく。パレット23及び昇降テーブル24の下降により、意匠ブロック160,160が成型型枠20から脱型される。
意匠ブロック160の表層160Sbには、例えば図19に示すように、濃いグレーの部分160aと、薄いグレーの部分160bとが形成され、自然石の風合いとなり、しかも、各部分160a〜160cに骨材Kが食い込んでいることにより、さらに自然石の風合いを出すことができ、意匠性に富んだ意匠ブロック160となる。
また、プレス型14の下面に適度な凹凸(所定の柄:自然柄)を形成することにより、意匠ブロック160の表層160Sbの上面160Aに、図20に示すように、凹部161と凸部162を形成すれば、より一層の自然石の風合いを出すことができる。すなわち、自然物に似せた意匠ブロック160を成型することができる。
第2実施例では、コンクリート材W1,W2の色は、濃いグレーと薄いグレーとであるが、自然食の色が出るものであればこの色以外の色であってもよい。
また、表層材は2色のコンクリート材W1,W2に限定されるものではなく、数種類の色違いのコンクリート材を使用してもよく、プレス型14の下面に木目調などの自然柄に形成して、木目調などの自然物に似せた意匠ブロックを成型するようにしてもよい。またプレス型14の下面の凹凸をタイル柄にしてタイルに似せた意匠ブロックを製造することも可能である。すなわち、建築用の意匠ブロックにも適用できる。
また、成型された意匠ブロックを焼成することにより、レンガに似た意匠ブロックにすることができ、骨材Kが3号珪砂の大きさであることにより種石をばらまいた状態となっており、このため、よりレンガに似た意匠ブロックとなる。さらに、プレス型14の下面をレンガ柄にすることにより、より一層のレンガ風に意匠ブロックを仕上げることができる。
また、骨材Kを第1実施例と同様にして、異なる色の2種類の骨材を使用して自然石の風合いを出したりしてもよい。
上記実施例では、上述のように舗装用の意匠ブロック60,160の製造方法建築用の意匠ブロックについて説明したが、これに限定されるものではなく、他の意匠ブロックにも適用できる。また、骨材K1,K2の径の大きさは1mm〜10mmのものであればよい。
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
10 意匠ブロック製造装置
11 表層材供給箱
12 油圧シリンダ装置
13 ホッパー
14 プレス型(プレス手段)
20 成型型枠
30 骨材供給箱
K 骨材
K1 骨材
K2 骨材

Claims (11)

  1. 上面が開口した成型型枠内に基層を成型し、この基層の上に表層材を充填し、この表層材をプレス手段によりプレスして表層を成型する意匠ブロックの製造方法であって、
    前記成型型枠内に充填された表層材の表面に骨材をばらまき、
    この後、前記プレス手段によりプレスすることを特徴とする意匠ブロックの製造方法。
  2. 前記骨材は、所定の径の骨材または複数種類の径の骨材であることを特徴とする請求項1に記載の意匠ブロックの製造方法。
  3. 前記表層材は、一色に着色されたコンクリート材または異なる色に着色された複数種類のコンクリート材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の意匠ブロックの製造方法。
  4. 前記プレス手段は、前記表層材の表面を所定の柄にプレス成形して意匠ブロックを成型することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の意匠ブロックの製造方法。
  5. 前記所定の柄は、自然柄であり、自然物に似せた意匠ブロックを成型することを特徴とする請求項4に記載の意匠ブロックの製造方法。
  6. 前記所定の柄は、レンガ柄またはタイル柄であり、レンガまたはタイルに似せた意匠ブロックを成型することを特徴とする請求項5に記載の意匠ブロックの製造方法。
  7. 前記骨材の径は、1mmないし10mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項6に記載の意匠ブロックの製造方法。
  8. 上面が開口した成型型枠と、この成型型枠内に基層材を上方から投入する第1位置とこの第1位置から水平方向に退避した第2位置との間を移動可能に設けられた基層材供給箱と、第1位置とこの第1位置から水平方向に退避した第3位置との間を移動可能に設けられるとともに表層材を収容する表層材供給箱と、前記成型型枠内に充填された基層材を上方からプレスするプレス位置とこのプレス位置から上方へ退避する待機位置との間を移動可能に設けられたプレス手段とを備え、前記基層材供給箱から基層材を成型型枠内に投入して充填した後、プレス手段によってプレスして基層を成型し、この基礎層の上に材料供給箱から表層材を充填してプレス手段によってプレスして基層の上に表層を成形する意匠ブロック製造装置であって、
    骨材を収容した骨材供給箱を設け、
    前記成型型枠内に成形された基層の上に材料供給箱から表層材を充填した後、この表層材の上に前記骨材供給箱の骨材をばらまき、
    この後、前記基層の上に充填された表層材を前記プレス手段によりプレスして表層を成形することを特徴とする意匠ブロック製造装置。
  9. 前記骨材供給箱は、所定の径の骨材または複数種類の径の骨材を収容することを
    特徴とする請求項8に記載の意匠ブロック製造装置。
  10. 前記表層材供給箱は、一色に着色されたコンクリート材または異なる色に着色された複数種類のコンクリート材を収容することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の意匠ブロック製造装置。
  11. 前記プレス手段は、前記成型型枠内の基礎層の上に充填された表層材の表面を自然柄にプレス成形して、自然物に似せた意匠ブロックを成型することを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1つに記載の意匠ブロック製造装置。
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