JP2014161953A - 動力工具 - Google Patents

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Takuya Teranishi
卓也 寺西
Keita Saito
圭太 齊藤
Masanori Watanabe
雅範 渡邊
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Abstract

【課題】
動力工具を床等に落下させてしまった場合であってもトリガ式のスイッチの破損を効果的に防止できる折り曲げ式の動力工具を実現する。
【解決手段】
前方ハウジング2と後方ハウジング3で回動可能にし、ストレート状の形態と折り曲げ状の形態で作業可能な動力工具1において、後方ハウジングにトリガ6とスイッチ7を設け、前方ハウジング2に前方側突出部12を設け、後方ハウジング3に後方側突出部27を形成した。トリガ6を最大に引いた際のトリガ6の突出量(突出点6a)は前方側突出部12と後方側突出部27を結ぶ仮想線よりも内側(上側)に位置するように構成した。この結果、動力工具1を床に落とした際にトリガ6が破損することを効果的に防止できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電気モータやエアモータ等により駆動される動力工具に関し、特に折り曲げ式又はストレート状に形成されたハウジングからトリガが突出する形状の動力工具において、落下時のトリガの破損をできるだけ防止できるように構成するものである。
従来のいわゆる折り曲げ可能な動力工具(電動工具)のスイッチ構造としては、工具保持部の回転軸を中心として回動可能なスイッチ(SW)で、回動角度に応じて変速する機能を備えている特許文献1の技術が知られている。特許文献1では、モータ部とモータ部で発生させた回転力を伝達する減速機構部等を収納した樹脂製の二つ割りハウジング(前方ハウジング)と、二つ割りハウジングに回動可能に接続され内部空間にバッテリを収容する後方ハウジングにより構成され、モータのオン又はオフをするためのスイッチが前方ハウジングの後端側に設けられる。
図12は、従来技術における折曲式の動力工具(ドライバドリル)のストレート時の縦断面図である。動力工具101は、前方ハウジング103と後方ハウジング102が回動軸110を中心に回動させてことができるように構成される。前方ハウジング103内には、モータ104と、モータ104の回転を減速する減速機構118、減速機構118の出力を出力軸126に伝達すると共に、所定の締め付けトルク以上となったときに動力を遮断させるクラッチ機構120が収容される。減速機構118とクラッチ機構120がモータ104の回転力を出力軸126に伝達する動力伝達機構となる。前方ハウジング103のモータ104の後方側であって回動軸110の前方の空間内にはモータ104の回転をオン又はオフさせるスイッチ106が設けられる。スイッチ106は、円筒状の前方ハウジング103の周方向に移動させるレバー部107が接続され、レバー部107を一方向に移動させるとモータ104が正方向(先端工具にてネジを締める方向)に回転し、他方向に移動させるとモータ104が逆方向(先端工具にてネジを締める方向)に回転する。スイッチ106は、ON又はOFFのいずれかの設定を行うもので、ON状態にすることにより定められた速度でモータ104が回転するが、モータ104の回転速度を調整することはできない。
後方ハウジング102は、後端に開口部102cを有する円筒形状に形成され、プラスチック等の高分子樹脂製の一体成形により左右分割式にて製造される。前方ハウジング103と後方ハウジング102は、回動軸110を中心に約70度程度回動可能である。後方ハウジング102は作業者が片手で把持するグリップ部となるものであって、その内部には着脱可能な電池パック130が収容される。電池パック130の後面は後方ハウジング3の外縁部分の一部を形成し、前端の略四角形の角部には端子132が設けられる。後方ハウジング102の内部にはターミナル基台111が設けられ複数の金属製のターミナル112が固定される。電池パック130を後方ハウジング102内に装着することにより端子132が動力工具101側の複数のターミナル112と接触することにより、電池パック130からモータ104に電力を供給できる状態となる。回動軸110の下側付近は、ターミナル112からモータ104への電力供給線たるリードワイヤ109aや、LED114へ電力を供給するリードワイヤ109bを通すための空間となっており、その空間を覆うためにカバー115が設けられる。カバー115は回動軸116によって前方ハウジング103側に固定されるプレート状の部材である。後方ハウジング102のターミナル基台111の前方にはハウジングの折り曲げ時にカバー115が収容されるための収容空間117が形成される。
図13は、従来技術における動力工具101の折り曲げ時(ガンタイプ時)の縦断面図であり、図12の状態から回動軸110を中心に後方ハウジング102を前方ハウジング103に対して相対的に約70度回動させた状態を示す。本図から理解できるように後方ハウジング102を回動させると、回動軸116とターミナル基台111の間隔が狭くなるためカバー115は機能的には不要となるので、カバー115を収容空間117に収容するようにして折り曲げ動作に影響しないように構成した。このような構造により従来技術なる折り曲げ式の動力工具は、工具本体をストレート/ガンタイプの2通りの形態での使用が可能である。
特開2011−73087号公報
従来技術の動力工具は、モータ104への電力の供給・停止を制御するスイッチ106は前方ハウジング103側に配置されるので、図12のような形態においては、後方ハウジング102把持しながら片手でレバー部107を操作することが難しい。また、前方ハウジング103とハンドル側(後方ハウジング102)間に配置した回動機構部を回動させてストレート形状からガンタイプ形状へと形状変更する時、前方ハウジング103側に支点を設けたカバー115は、後方ハウジング102への中に入り込む構造であるので、スイッチ106を後方ハウジング102側に設けようとすると、ガンタイプ形状においてカバー115が入り込む位置(収容空間117)付近にスイッチを配置する必要があるため、スイッチとカバー115が干渉することになる。その干渉を防止するには後方ハウジング102を軸方向に伸ばす必要があり、動力工具が大きくなってしまい携帯性を損なうことになる。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、スイッチの位置を後方ハウジング側に移動して使いやすいスイッチ機構を実現した動力工具を実現することにある。
本発明の他の目的は、モータの回転を可変させるトリガ式のスイッチ機構を後方ハウジング側に配置して、モータの回転制御がし易くて使い勝手の良い動力工具を実現することにある。
本発明のさらに他の目的は、動力工具を床等に落下させてしまった場合であってもトリガ式のスイッチの破損を効果的に防止できる動力工具を実現することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、先端工具が装着されモータによって駆動される出力部と、モータを操作するためのトリガと、これらを収容するハウジングとを備えた動力工具において、トリガが下方に位置する姿勢でハウジングが平面状の地面に接触した場合に、トリガが地面との接触によって最大引き量に達しない範囲で引っ込むように構成した。ここで最大引き量とは、トリガを操作していない状態から、トリガを限度まで引いた状態の移動量である。
本発明の他の特徴によれば、モータと、先端工具が装着される出力部(出力軸)と、モータの回転力を出力部に伝達する動力伝達機構と、これらを収容する前方ハウジングと、モータに電力を供給するバッテリを収容すると共にグリップ部を形成する後方ハウジングを有し、前方ハウジングの後端部と後方ハウジングの前端部で回動可能に接続する回動機構が設けられ、少なくとも前方ハウジングと後方ハウジングがストレートに配置される状態と、前方ハウジングと後方ハウジングが折り曲げて配置される状態で作業可能な動力工具において、後方ハウジングの軸線に対して略垂直方向に稼働させるトリガを有しモータの回転を制御するスイッチ機構を後方ハウジングに設け、ハウジングのトリガの後方と前方において、軸線より略垂直方向に突出する前方側突出部と後方側突出部を設け、トリガを最大に引いた際のトリガの軸線に対する突出量は、前方側突出部と後方側突出部の軸線に対する突出量よりも少なくなるように構成した。トリガは後方ハウジングの下側に配置され、前方側突出部と後方側突出部の軸線に対する突出量は、非操作時のトリガの軸線に対する送出量よりも小さくする。
本発明のさらに他の特徴によれば、前方ハウジング及び後方ハウジングは合成樹脂の成形によって製造され、前方側突出部及び後方側突出部は、前方ハウジング及び後方ハウジングと一体に形成される。スイッチ機構は軸方向に見てバッテリと回動機構の間に配置され、トリガは一端が揺動軸にて軸支され揺動軸を中心に所定角度だけ揺動する。後方側突出部は後方ハウジングの後半部分に形成される。一方、前方側突出部は前方ハウジングの後半部分又は後方ハウジングの前半部分に形成される。
本発明のさらに他の特徴によれば、トリガを最大に引いた際に、トリガの横方向の軸方向投影位置は前方側突出部と後方側突出部の軸方向投影位置よりも完全に、又は大部分が内側に位置するように構成する。トリガを最大に引いた際のトリガの最突出位置は、前方側突出部と後方側突出部の最突出位置を結んだ仮想線よりも軸線に近くなるように配置することが重要であり、トリガを最大に引いた際のトリガの最突出位置は、前方側突出部と後方側突出部の最突出位置を結んだ仮想線よりも1mm以上軸線に近くなるようにすると好ましい。
請求項1の発明によれば、トリガが下方に位置する姿勢でハウジングが平面状の地面に接触した場合に、トリガが地面との接触によって最大引き量に達しない範囲で引っ込むように構成したので、動力工具の落下時にトリガやスイッチの破損を効果的に防止することが可能となる。
請求項2の発明によれば、トリガを最大に引いた際のトリガの軸線に対する突出量は、前方側突出部と後方側突出部の軸線に対する突出量よりも少なくなるようにしたので、ストレート形状時に動力工具を床等に落下させてしまった場合にスイッチ機構を破損する恐れを大幅に低下させることができる。
請求項3の発明によれば、トリガは後方ハウジングの下側に配置され、前方側突出部と後方側突出部の軸線に対する突出量は、非操作時のトリガの軸線に対する送出量よりも小さいので、床等に落下させたときにトリガの最大引き量以上の大きな力がスイッチ機構に作用する確率を大幅に低下させることができ、信頼性の高い動力工具を実現できる。
請求項4の発明によれば。前方側突出部及び後方側突出部は、前方ハウジング及び後方ハウジングと一体に形成されるので、製造コストの上昇を抑えると共に剛性の高いスイッチ機構の保護機構を実現できる。
請求項5の発明によれば、後方ハウジング側にモータの回転を制御するスイッチを設けたので、前方ハウジングの長さを短く構成することができる。一方、トリガは一端が揺動軸にて軸支され揺動軸を中心に所定角度だけ揺動するので、折り曲げて使用するときに通常のガンタイプのインパクトドライバのように片手で把持しながら人差し指でトリガ部を操作することができ、使いやすい動力工具が実現できる。
請求項6の発明によれば、後方側突出部は後方ハウジングの後半部分に形成され、前方側突出部は前方ハウジングの後半部分に形成されるので、それぞれがトリガに比較的近いところに位置するため、床に落として前方側突出部と後方側突出部に強い力がかかった場合に回動機構に作用する大きな力を軽減することができ、寿命の長い動力工具を実現できる。
請求項7の発明によれば、後方側突出部は後方ハウジングの後半部分に形成され、前方側突出部は後方ハウジングの前半部分に形成されるので、床に落とした際に掛かる前方側突出部と後方側突出部への力による回動機構に作用する力を大幅に低減することができる。
請求項8の発明によれば、トリガを最大に引いた際に、トリガの横方向の軸方向投影位置は前方側突出部と後方側突出部の軸方向投影位置よりも内側に位置するので、動力工具がどのような軸方向回転状態で床等に落下してもスイッチ機構に過大な力がかかりにくい。
請求項9の発明によれば、トリガの最突出位置は前方側突出部と後方側突出部の最突出位置を結んだ仮想線よりも軸線に近くなるので、ストレート形状時に動力工具を床等に落下させてしまった場合にスイッチ機構のトリガの最大移動量以上の強い力が作用することを効果的に防止できる。
請求項10の発明によれば、トリガの最突出位置は仮想線よりも1mm以上軸線に近くなるので、スイッチ機構の保護のための安全マージンをある程度確保することができ、耐久性の高い動力工具を実現できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係る動力工具1のストレート時の外観を示す側面図である。 本発明の実施例に係る動力工具1の折り曲げ時の外観を示す側面図である。 図1の動力工具1のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部12及び後方側突出部27の位置関係を示す図であり、トリガ6を離した状態を示している。 図1の動力工具1のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部12及び後方側突出部27の位置関係を示す図であり、トリガ6を最大に引いた状態を示している。 図4のトリガ6部分の部分拡大図である。 (1)は図4のA−A部に相当する断面図であり、(2)は図4のB−B部に相当する断面図であって、トリガ6を離した状態を示している。 (1)は図4のA−A部の断面図であり、(2)は図4のB−B部の断面図であって、トリガ6を最大に引いた状態を示している。 本発明の前方側突出部と後方側突出部との関係を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施例に係る動力工具のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部69及び後方側突出部67の位置関係を示す図である。 本発明の第3の実施例に係る動力工具のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部79及び後方側突出部27の位置関係を示す図である。 本発明の第4の実施例に係る動力工具のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部12及び後方側突出部87の位置関係を示す図であって、トリガ86を離した状態を示している。 従来技術の動力工具(ドライバドリル)の全体構成を示す縦断面図である(ストレート時)。 従来技術の動力工具(ドライバドリル)の全体構成を示す縦断面図である(折り曲げ時)。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。図1は本発明の実施例に係る動力工具1の外観を示す側面図である。
動力工具1は充電可能で着脱可能なバッテリ50を電源とし、図示しないモータを駆動源として動力伝達機構を介して出力軸に回転力と打撃力を与え、出力部に設けられた装着部40に覆われる装着穴に保持されるドライバビット等の先端工具に回転力や打撃力を伝達してねじ締めやボルト締め等の作業を行うものである。動力工具1のハウジングは、前方ハウジング(メインハウジング)2と後方ハウジング(ハンドルハウジング)3によって構成される。前方ハウジング2はプラスチック等の高分子樹脂の一体成形によって左右に2分割可能な略円筒形状又は筒状に構成され、図示しないネジによって左右部分が固定される。後方ハウジング3は後端に開口部3aを有する略円筒形状又は筒状に形成され、プラスチック等の高分子樹脂の一体成形により左右分割式にて製造される。前方ハウジング2と後方ハウジング3は、前後方向の中央付近において図示しない回動軸を有する回動機構によって連結され、回動軸を中心に約70度程度回動可能である。この回動する面は図1でみて前後及び上下方向を含む鉛直面(紙面と同じ面)であって、図1のように前方ハウジング2と後方ハウジング3が同軸上に並ぶ、いわゆるストレートタイプの形状から、後述する図2で示すように回動させた形状、いわゆるガンタイプの形状に変化させることができる。作業者は作業する場所や対象に応じてストレートタイプ又はガンタイプの形状のいずれかの形態にセットして作業を行うことができる。
本実施例の動力工具1は動力伝達機構として公知の減速機構とインパクト機構を用いたインパクトドライバであるが、動力伝達機構の形態は任意であり、いわゆるドライバドリル、その他のコードレス方式の折り曲げ型の動力工具として実現しても良い。図示しないモータは、前方ハウジング2の内部に収容され、その回転軸は先端工具を回転させるための動力伝達機構に接続される。バッテリ50は後方ハウジング3の端部の開口部3aから内部空間に装着及び取り外しが可能な略円筒形の筐体を有するもので、いわゆるカセット式で容易に交換可能な電源である。バッテリ50の筐体には2箇所の図示しない掛止部が形成され、後方ハウジング3の内壁に形成された凹部(図示せず)と係合することによりバッテリ50が保持される。バッテリ50を取り外すには、左右に2箇所設けられたラッチ部51を押しながらバッテリ50を開口部3aから後方に引き出す。バッテリ50の後端部の形状は、後方ハウジング3の開口部3aを覆うように形成され、バッテリ50の後面が後方ハウジング3の外縁部分の一部を形成する。バッテリ50の内部には、18650又は14500等の複数のリチウムイオンセルが収容されるが、電池のサイズや種類、本数等は任意に設定すれば良い。
後方ハウジング3の内部であって回動機構に隣接した部分の空間には、モータへの電力の供給・停止を制御するスイッチ(メインスイッチ)を操作するトリガ6と、モータの回転方向を切り替えるための正逆切替レバー8が収容される。本実施例においてメインスイッチは、トリガ6の操作量によって抵抗値が変化する、いわゆる可変抵抗スイッチを採用し、トリガ6の操作量に応じてモータの回転数が変化するように構成される。トリガ6は、指が1本掛かる程度の幅の腹部6bを有し、前方側が軸点(後述する揺動軸)を中心に所定の角度だけ揺動(回動)することにより、トリガ6の後端が略上下方向に揺動可能な構成とされる。トリガ6の揺動軸のほぼ上側には正逆切替レバー8が設けられる。正逆切替レバー8は、モータの回転方向を“正回転方向(締め付け方向)”、“逆回転方向(緩め方向)”に切り替えるための切り替えスイッチであり、左右方向にスライドさせることによって操作可能である。
後方ハウジング3は作業者が主に把持するグリップ部となるもので、作業者が把持した際に手になじむような形状にされ、ハンドルハウジングの上側と下側部分に弾性体21、22が形成される。尚、本明細書で後方ハウジング3の方向をいう際には、特に断りが無い限り動力工具1が図1のようにストレート状にあるときを基準にするものとする(以下同じ)。弾性体21、22は、後方ハウジング3の構成材料(プラスチック)に比べて弾力性の高い構成材料であって、例えば二層成形の技術を用いて後方ハウジング3の構成材たる下層の上に弾力性の高い樹脂を薄い表層として形成したものである。後方ハウジング3の下側であって開口部3aの近傍には、つり下げ用の紐等を通すためのフック穴を兼用する後方側突出部27が形成される。
前方ハウジング2は作業者が補助的に把持する場合があり、そのために前方ハウジング2側の表面にも弾性体11が形成される。弾性体11は前方ハウジング2の構成材料(プラスチック)に比べて弾力性の高い構成材料であって、例えば二層成形の技術を用いて前方ハウジング2の構成材たる下層の上に弾力性の高い樹脂を薄い表層として形成する。また、弾性体11の特定エリアの形状を工夫して、作業者が把持した際に把持する指を介して前方ハウジング2に力を作用させやすいように部分的に滑り止め加工11aと11bがなされる。滑り止め加工11aと11bは、例えば弾性体11に形成された複数の小さい凹部で形成される。
前方ハウジング2と後方ハウジング3の折れ曲がる回動中心の下側(挟角が形成される側)には、カバー45が配置される。カバー45はプレート状の部材であり、動力工具1を図1に示す形態、即ちストレート状で使用する際に、前方ハウジング2と後方ハウジング3の間の回動機構部付近の空間を塞ぐ外枠部品としての役割を果たす。
図2は図1の動力工具1の折り曲げ時の作業状況を示す側面図である。折り曲げ時には前方ハウジング2と後方ハウジング3が略70度程度の交差角をなすように配置され、いわゆるガンタイプ(ピストル形状)となっている。前方ハウジング2の下側には前方ハウジング2の基本形状部分から距離Hほど下側に突出する前方側突出部12が設けられ、前方側突出部12により作業者の指(例えば点線で示す人差し指42)を自然にトリガ6の腹部6bの中心に導くことができる。このようにトリガ6は作業者が人差し指42の引き操作で容易に操作ができるので、モータの変速駆動を容易に行うことができる。尚、動力工具1の前後方向の重心位置を、図2のように折り曲げた状態では矢印41付近とすると好ましく、このような重量配分により人差し指42にかかる重量が軽く感じられるため、使い勝手の良い動力工具1を実現できる。
図3は図1の動力工具1のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部12及び後方側突出部27の位置関係を示す図であり、トリガ6を離した状態を示している。前方ハウジング2は、プラスチック等の合成樹脂の成形によって左右に2分割可能に構成され、複数のねじ30a〜30dによって左右部分が固定される。そのため前方ハウジング2のハウジングの一方には複数のねじボスが形成され、図示しないもう一方のハウジングには複数のねじ穴が形成される。尚、装着部40の下方には、被締付け材を含む前方部分を照射するための図示しないLEDが設けられる。同様にして後方ハウジング3も複数のねじ31a、31bにより左右のハウジングが固定される。ここでは、インパクト機構や減速機構を合成樹脂製の前方ハウジング2の内部に直接収容するようにしているが、このような構成だけに限られずに、インパクト機構や減速機構を金属製の一体成形によって形成された略カップ状のケース(ハンマケース)に収容して、そのケースを前方ハウジング2に収容又は接続するように構成しても良い。
スイッチ7は、作業者がトリガ6を引くことによりオン又はオフにすることができるもので、トリガ6は前方側に形成される揺動軸10を中心に揺動する。この際、トリガ6の腹部6bの後端位置が最も下側に突出する突出点6aとなる。スイッチ7はトリガ6の引き量に応じてモータの回転数を調整する可変スイッチで構成されるが、これを単なるON又はOFFのスイッチとしても良い。本実施例においては、トリガ6の突出点6aの中心軸線に対する垂直方向突出量がHT1である。一方、後方側突出部27の中心軸線に対する垂直方向突出量がHであり、前方側突出部12の中心軸線に対する垂直方向突出量がHである。この際、突出量HT1>H及び突出量HT1>Hとするのが好ましい。このようにトリガ6の突出量HT1を大きく構成することで、操作がし易くて微妙な速度コントロールが可能な使いやすいスイッチ機構を実現できる。尚、ここでいう中心軸線とは、モータの回転軸又はアンビルや出力軸の回転軸の軸心を通る延長線である。本実施例では中心軸線は回動軸9の延長線と交差していないが、中心軸線は垂直方向の突出量HT1、H、Hの大きさを比較するための基準線に過ぎないため、中心軸線と回動軸9が交差するかしないは本質的なことではない。ここで、前方側突出部12と後方側突出部27の下端点を接続する仮想線を引いた場合は、トリガ6を離した際の突出点6aの突出量(垂直方向突出量HT1)は仮想線よりも十分下方に位置する。このような位置関係になるようにスイッチ7の構成、配置やトリガ6の大きさ、配置等を設定することによりストレート時にも折り曲げ時にも操作がし易いトリガスイッチを実現することができる。
図4は図1の動力工具1のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部12及び後方側突出部27の位置関係を示す図であり、トリガ6を最大に引いた状態を示している。本図においては、前方側突出部12と後方側突出部27の下端点を接続する仮想線が水平となるように図示しているので、ハウジング(前方ハウジング2、後方ハウジング3)の中心軸線はやや斜めになっている。尚、仮想線と中心軸線は厳密に平行ではないが、このことは本質的なことでは無く平行となるように設定しても良く、平行でも略平行であってもどちらでも良い。ここで、トリガ6を最大限に引いた場合の突出点6aの位置(中心軸線から垂直方向突出量HT2の位置)は、仮想線よりも中心軸線に近い側に位置する。このようにトリガ6を最大限に引いた場合の突出点6aの位置は、仮想線よりも外側に出っ張ること無く内側に位置するようになる。別の言い方をすると、トリガ6の最大引き量ΔH(=引いていない時の突出量HT1−最大に引いた時の突出量HT2)が、トリガ6の仮想線から突出する量よりも大きくなるように設定する。このような位置関係になるようにスイッチ7の構成、配置やトリガ6の大きさ、配置等を設定することにより、トリガ6が下方に位置する姿勢でハウジングが平面状の地面に接触した場合に、トリガ6が地面との接触によって最大引き量ΔHに達しない範囲で引っ込むよう構成でき、トリガ6の最大引き位置までわずかながら余裕が存在することになるので、スイッチ7やトリガ6の破損を効果的に防止することができる。また、その際には前方側突出部12と後方側突出部27にて衝撃を受けることになるが、前方側突出部12は前方ハウジング2と一体構成で形成されており剛性が高いので破損する恐れが少ない。同様にして、後方側突出部27は後方ハウジング3と一体構成で形成されており剛性が高いので破損する恐れが少ない。尚、平らな床面に落下した場合は本実施例のようにスイッチ7やトリガ6の破損防止効果が十分に得られるが、平らでない部分に落下させたり突起部分にトリガ6をぶつけたりするとスイッチ7等を破損する恐れがあることには変わりが無いが、本実施例の構成により落下時の破損防止効果を大幅に高めることができる。
図5は図4のトリガ6部分の部分拡大図である。トリガ6は、前方側に設けられた揺動軸10によって後方側が揺動可能になるように、後方ハウジング3にて軸支される。図5ではトリガ6を最大に引いた状態を示しており、この際にはトリガ6の突出制限爪6cはスイッチ7の本体に当接するため、これ以上トリガ6が引けない状態である。トリガ6の開放時(非操作時)には突出制限爪6cは後方ハウジング3の一部に形成されたストッパ部3cに当接することでトリガ6の開放位置を設定する。トリガ6の内側部分にはプランジャ7aを押圧するための押圧部6dが形成される。プランジャ7aはバネにて開放方向に付勢されており、作業者がトリガ6を離すことによりプランジャ7aが延びる方向に移動する。作業者がトリガ6を操作していない場合は、揺動軸10の近傍に設けられた図示しないねじりばねやその他のバネ手段によって、後方ハウジング3から径方向外側に突出するようにトリガ6が付勢される。一方、作業者がトリガ6を最大に引いた場合は、突出点6aの位置が、前方側突出部12と後方側突出部27の下端点を接続する仮想線よりも1〜1.5mm程度上方になるように設定する。
図6はトリガ6を開放した状態を示す図で有り、(1)は図4のA−A部に相当する断面図であり、(2)は図4のB−B部に相当する断面図である。(1)から理解できるようにトリガ6は前方側突出部12よりも距離L1だけ外側(下方)に突出するように構成され、(2)から理解できるようにトリガ6は後方側突出部27よりも距離L2だけ突出するように構成される。これらの図からわかるようにトリガ6の軸方向の投影位置は、前方側突出部12と後方側突出部27の軸方向投影位置の下端よりも上下方向に見て下側に位置する。
図7はトリガ6を最大限に引いた状態を示す図で有り、(1)は図4のA−A部の断面図であり、(2)は図4のB−B部の断面図である。(1)から理解できるようにトリガ6を最大限に引いた状態では、トリガ6の突出点6aは前方側突出部12よりも距離L3だけ内側に引っ込むように構成され、(2)から理解できるようにトリガ6の突出点6aは後方側突出部27よりも距離L4だけ内側に引っ込むように構成される。トリガ6の軸方向の投影位置は、前方側突出部12と後方側突出部27の軸方向投影位置の下端と比べて上下方向に見て上側に位置し、さらに、トリガ6の横方向の投影位置も前方側突出部12と後方側突出部27の軸方向投影位置の幅内に収まるように構成される。つまり、トリガ6を最大に引いた際には、トリガ6の縦方向及び横方向の軸方向投影位置は前方側突出部12と後方側突出部27の軸方向投影位置の完全に内側に位置するように構成した。以上のような位置関係になるようにトリガ6の形状、前方側突出部12の形状、及び、後方側突出部27の形状を設定したので、ストレート形状時に動力工具を床等に落下させてしまった場合にスイッチ機構を破損する恐れを大幅に低下させることができる。尚、前方側突出部12と後方側突出部27の軸方向投影位置の下端が最大引き量時のトリガ6の突出点6aよりも下側に位置するかどうかは、前方側突出部12の突出量Hと後方側突出部27との突出量Hの高さとトリガ6との距離の関係から、L3>0且つL4>0の関係を満たさないとしても図4で示した仮想線よりも突出点6aが上方に位置する関係を満たす場合がありうる。そのような場合であっても本実施例の効果は得られるが、L3>0且つL4>0の関係が成り立つように設定する方が好ましいのは言うまでもない。
次に本願発明の第2〜第4の実施例を説明する前に、図8を用いてトリガと、前方側突出部と後方側突出部の位置関係との関係を説明する。図8は位置関係を説明するために模式的に図示したものであり、ハウジング、トリガや突出部の大きさや形状等は本明細書の他の図とは一致しないので注意されたい。図8(1)は、図1〜図7において説明したトリガ6、前方側突出部12、後方側突出部27の位置関係を示す図である。トリガ6は後方ハウジング3の前半部に配置され、前方側突出部12は前方ハウジング2の後半部の特に後方下側に設けられる。このように配置することによってトリガ6を回動軸9に近づけた位置に配置できるので、結果としてバッテリ50と回動軸9を十分近づけることができ後方ハウジング3の全長(軸方向距離)を短く構成することができる。また、前方側突出部12を設けることによって図2のようなガンタイプの形状にした際にトリガを引く指をガイドする役目を持たせることができる。
図8(2)は、前方側突出部69をトリガ6のすぐ直前であって後方ハウジング63側に設け、後方ハウジング3の後半部に後方側突出部67を設けた例を示す図である。ここでは、トリガ6を最大に引いた際に前方側突出部69と後方側突出部67の最突出位置を結んだ仮想線よりもトリガ6の最突出位置がハウジングの中心側(中心軸線側)に近くなるような位置関係とするのは図8(1)と同様である。(2)の例では前方側突出部69と後方側突出部67の双方を後方ハウジング63に設けたために、トリガ6を保護する効果は図8(1)よりも高くなる。また、動力工具を床等に落下させて前方側突出部69と後方側突出部67にてその荷重を受けた場合に、双方が後方ハウジング63側に配置されているために回動軸9に作用する力が少なくてすむというメリットもある。図8(1)の例では、前方側突出部12と後方側突出部27にて動力工具の荷重を受けた場合に、前方ハウジング2と後方ハウジング3が開く方向に力が作用するため回動軸9へ大きな力が作用するので、回動軸9の剛性をあげることが重要となる。
図8(3)は、前方側突出部79を前方ハウジング72の前半部、例えば最前位置に配置し、後方側突出部27を後方ハウジング3の後半部に設けた例を示す図である。この例では、前方側突出部79をLEDの配置用に用いることができるという利点を有する一方、装着部40付近の前方ハウジング72の直径が太くなってしまうという欠点がある。
図8(4)は、前方側突出部89と後方側突出部87をトリガ86に隣接して配置した状態を示す図である。トリガ86を最大限保護するという観点からはこの構成が一番好ましいが、このような配置にするとストレート状の際の作業者のトリガ86の把持形態が限定されてしまうという欠点を有する。また、図8(2)とも共通するが、トリガ6、86の直前に前方側突出部69、89を設けることによりトリガ6、86と回動軸9との間の距離を大きくしなければならないので、図8(1)や(3)の配置に比べると動力工具の前後長さが大きくなってしまう。
次に図9を用いて本発明の第2の実施例に係る動力工具のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部69及び後方側突出部67の位置関係を説明する。第2の実施例では前方側突出部69の位置をトリガ6の直前に配置したものである。図9ではトリガ6を開放している状態を図示しているが、トリガ6を最大限に引いた場合にはトリガ6の最も下側に突出する突出点6aが前方側突出部69と後方側突出部67を結ぶ仮想線よりも上方に位置するような位置関係に構成される。このように構成しても落下時のトリガ6やスイッチ7の破損防止を図ることができる。
次に図10を用いて本発明の第3の実施例に係る動力工具のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部79及び後方側突出部27の位置関係を説明する。第3の実施例では前方側突出部79の位置を前方ハウジング72の前端付近に配置したものである。図10ではトリガ6を開放している状態を図示しているが、トリガ6を最大限に引いた場合にはトリガ6の最も下側に突出する突出点6aが前方側突出部79と後方側突出部27を結ぶ仮想線よりも上方に位置するような位置関係に構成される。このように構成しても落下時のトリガ6やスイッチ7の破損防止を図ることができる。しかしながら、この構成においては落下時に衝撃が加わる箇所が動力工具のハウジングの前端と後端に分かれていて距離があるために回動軸に掛かる力が大きくなる。従って、設置スペースの制約等の特別な理由がある場合の採用程度にとどめた方が良い。
次に図11を用いて本発明の第4の実施例に係る動力工具のスイッチ機構の内部構造と前方側突出部89及び後方側突出部87の位置関係を説明する。第4の実施例は図8(2)で示した構成であって、前方側突出部89の位置をトリガ86の直前に配置したものである。後方側突出部87は後方ハウジング83の後端付近に配置される。ここでトリガ86は揺動軸を中心とした揺動式ではなくて、上下方向にトリガ86が平行移動するスライドタイプであり、スイッチ77もそのための機構となっている。図11ではトリガ6を開放している状態を図示しているが、トリガ86を最大限に引いた場合だけでなく開放した状態においてもトリガ86の最下端に位置する部分(最下端位置86a)が前方側突出部89と後方側突出部87を結んだ仮想線よりも上方に位置するような位置関係に構成される。このように構成することにより落下時のトリガ86やスイッチ77の破損防止効果を一層向上させることができる。尚、第4の実施例では折り曲げ時におけるトリガ6への指のガイド用に、前方ハウジング2の後方下側に突出部12を設けているが、この突出部12を設けないように構成することも可能である。
以上、本発明を実施例に基づき説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば上記の実施例では動力工具の例としてインパクト工具であるねじ締め工具として説明したが、回動軸を有して前方ハウジングと後方ハウジングを折り曲げさせる折り曲げ式の動力工具や、出力部を有して電気モータやエアモータによって駆動されるドライバドリル、グラインダ、セーバソー等のその他の動力工具においても同様に本発明を適用できる。また、本発明は折り曲げ式の動力工具だけに限られずに、トリガの解放時に径方向に突出する、又は、突出部を設けずにトリガ全体を引っ込めて配置した略ストレート状のハウジング又はハンドル部分を有する動力工具におけるスイッチ破損防止用に同様に適用できる。
1 動力工具 2 前方ハウジング
3 後方ハウジング 3a 開口部
3b 突出部 3c ストッパ部
6 トリガ 6a 突出点
6b 腹部 6c 突出制限爪
6d 押圧部 7 スイッチ
7a プランジャ 8 正逆切替レバー
9 回動軸 10 揺動軸
11 弾性体 11a、11b 滑り止め加工
12 前方側突出部 21 弾性体
27 後方側突出部 30a〜30d ねじ
31a、31b ねじ 40 装着部
42 人差し指 45 カバー
50 バッテリ(電池パック) 51 ラッチ部
63 後方ハウジング 67 後方側突出部
69 前方側突出部 72 前方ハウジング
77 スイッチ 79 前方側突出部
83 後方ハウジング 86 トリガ
86a 最下端位置 87 後方側突出部
89 前方側突出部 101 動力工具
102 後方ハウジング 102c 開口部
103 前方ハウジング 104 モータ
106 スイッチ 107 レバー部
109a、109b リードワイヤ 110 回動軸
111 ターミナル基台 112 ターミナル
114 LED 115 カバー
116 回動軸 117 収容空間
118 減速機構 120 クラッチ機構
126 出力軸 130 電池パック
131 ラッチ部 132 端子

Claims (10)

  1. モータと、先端工具が装着され前記モータによって駆動される出力部と、前記モータを操作するためのトリガと、これらを収容するハウジングとを備えた動力工具において、
    前記トリガが下方に位置する姿勢で前記ハウジングが平面状の地面に接触した場合に、
    前記トリガが地面との接触によって最大引き量に達しない範囲で引っ込むように構成したことを特徴とする動力工具。
  2. 前記出力部は、前記モータの回転力を前記出力部に伝達する動力伝達機構を含み、
    前記ハウジングは、前記モータと前記動力伝達機構を含む前方ハウジングと、前記モータに電力を供給するバッテリを収容すると共にグリップ部を形成する後方ハウジングにて構成され、
    前記前方ハウジングの後端部と前記後方ハウジングの前端部で回動可能に接続する回動機構が設けられ、
    少なくとも前記前方ハウジングと前記後方ハウジングがストレートに配置される状態と、前記前方ハウジングと前記後方ハウジングが折り曲げて配置される状態で作業可能であり、
    前記後方ハウジングの軸線に対して略垂直方向に稼働させるトリガを有し前記モータの回転を制御するスイッチ機構を前記後方ハウジングに設け、
    前記ハウジングの前記トリガの後方と前方において、前記軸線に対して略垂直方向に突出する前方側突出部と後方側突出部を設け、
    前記トリガを最大に引いた際の前記トリガの前記軸線に対する突出量は、前方側突出部と後方側突出部の前記軸線に対する突出量よりも少なくなるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
  3. 前記トリガは前記後方ハウジングの下側に配置され、前記前方側突出部と前記後方側突出部の前記軸線に対する突出量は、非操作時の前記トリガの前記軸線に対する送出量よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の動力工具。
  4. 前記前方ハウジング及び前記後方ハウジングは合成樹脂の成形によって製造され、
    前記前方側突出部及び前記後方側突出部は、前記前方ハウジング及び前記後方ハウジングと一体に形成されることを特徴とする請求項3に記載の動力工具。
  5. 前記スイッチ機構は前記バッテリと前記回動機構の間に配置され、前記トリガは一端が揺動軸にて軸支され前記揺動軸を中心に所定角度だけ揺動することを特徴とする請求項4に記載の動力工具。
  6. 前記後方側突出部は前記後方ハウジングの後半部分に形成され、前記前方側突出部は前記前方ハウジングの後半部分に形成されることを特徴とする請求項5に記載の動力工具。
  7. 前記後方側突出部は前記後方ハウジングの後半部分に形成され、前記前方側突出部は前記後方ハウジングの前半部分に形成されることを特徴とする請求項5に記載の動力工具。
  8. 前記トリガを最大に引いた際に、前記トリガの横方向の軸方向投影位置は前記前方側突出部と前記後方側突出部の軸方向投影位置よりも内側に位置することを特徴とする請求項6又は7に記載の動力工具。
  9. 前記トリガを最大に引いた際の前記トリガの最突出位置は、前記前方側突出部と前記後方側突出部の最突出位置を結んだ仮想線よりも前記軸線に近くなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の動力工具。
  10. 前記トリガを最大に引いた際の前記トリガの最突出位置は、前記前方側突出部と前記後方側突出部の最突出位置を結んだ仮想線よりも1mm以上前記軸線に近くなることを特徴とする請求項9に記載の動力工具。
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