JP2014161863A - 銅合金板材の溶接方法、および該溶接方法によって製造された端子 - Google Patents

銅合金板材の溶接方法、および該溶接方法によって製造された端子 Download PDF

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Abstract

【課題】防水性(止水性)に優れた、溶け落ちやキーホールのない、均一な肉厚の銅合金溶接管を備えた端子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ファイバレーザFL1、FL2等による銅合金板材の溶接方法であって、同じ集光ビーム径を有する2つ以上のファイバレーザビームL1、L2等を各々のファイバレーザビームの照射部における中心間距離が集光ビーム径の0.7以下となるように端子用銅合金板の突合せ部に照射する端子用銅合金板の溶接方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、銅合金板材の溶接方法および銅合金端子に関する。より詳しくは、主に自動車等の端子用途に用いられる銅合金板材の溶接方法および、自動車用の銅合金端子に関する。
従来、自動車用組み電線における電線接続部では、電線導体を端子により圧着する形式が一般的である。通常、組み電線には銅電線が用いられるが、軽量化目的でアルミニウム電線(以下、アルミ電線とも言う)が使われることがある。圧着部では、一般に、電線導体が露出する構造となるため、アルミ電線を用いた場合には、導体のアルミニウムが腐食を起こし、電気な導通を確保できなくなる恐れがあった。
これを防止するためにはアルミニウム導体を環境から遮断することが考えられる。例えばアルミニウム表面が空気などに触れないように覆ってしまうことが望ましい。腐食を防止するという観点では、圧着部全体を樹脂によりモールドする方式(例えば、特許文献1参照)が確実であるが、モールド部が肥大してしまい、コネクタハウジングのサイズを上げる必要が生じ、コネクタが肥大してしまうこととなり、組み電線全体を高密小型に成形することができなかった。また、モールド成形は、圧着後に個々の圧着部に対して処理するため、組み電線製造の工程が大きく増すこと、および作業が煩雑である事、等の問題があった。
これに対し、金属缶を電線導体に被せた後に圧着する手法により、アルミニウム導体を外界から遮断する技術が提案された(例えば、特許文献2参照)が、圧着前に個々の導体へ缶を装着する工程が煩雑であること、また、圧着時、ワイヤバレルにより缶を破壊してしまい浸水経路が生じてしまうこと、等の問題があった。
上記のような問題は、電線との接続部が管状(袋状)の端子に電線を挿入して圧着する構造を採用することで、圧着部を肥大させずに電線導体を外界から遮断することにより解決することができる。管の形成法はいくつかあるが、処理速度とコストの観点で、レーザ溶接法(例えば、特許文献3参照)を用いるのが好適である。
特開2011−222243号公報 特開2004−207172号公報 特開2007−203330号公報
しかしながら、特許文献3に開示されているレーザ溶接方法は、対象が鋼板の溶接に限定されており、熱伝導が高く一般に溶接性が悪いとされている銅及び銅合金のレーザ溶接に関しては開示や示唆がない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであって、銅合金板材に対してファイバレーザによる溶接を健全に行う方法を提供することを目的とする。またこの溶接方法を用いて溶接を施すことで、防水性(止水性)に優れた銅合金溶接管を備えた端子を提供することを目的とする。
本発明のレーザ溶接方法の特徴は、ファイバレーザ溶接による銅合金板材の溶接方法であって、同じ集光ビーム径を有する2つ以上のファイバレーザビームを、各々のファイバレーザビームの照射部における中心間距離(各々のビームのずれ)が集光ビーム径の0.7以下となるように銅合金板材の被溶接部に照射することを要旨とする。
上記各々のレーザビームの中心位置のずれ量がレーザビームのビーム径の0.7を超えると、エネルギ密度が低くなり、溶接速度が遅くなって生産性が悪くなる。
上記レーザ溶接方法におけるレーザビームの出力は、いずれも0.8kW以下とすることが好ましい。
いずれかのレーザビームの出力が0.8kWを超えると、その中心でエネルギ密度が高くなりすぎ、溶接部が不健全となりやすく、安定した溶接スピードが得られなくなる。
上記レーザ溶接方法で用いる銅合金板材の板厚は0.15〜0.8mmの範囲とすることが好ましい。
銅合金板の板厚が0.15mm未満であると強度、剛性が不足し、0.8mmを超えると、貫通溶接するのに時間がかかって、溶接速度を上げられず、かしめ工程と同期した製造が難しくなる。
また、本発明の端子は、上述した溶接方法によって溶接されたことを要旨とする。
本発明によれば、銅合金板材に対してファイバレーザによる溶接を健全に行うことができる。またこの溶接方法を用いて溶接を施すことで、防水性(止水性)に優れた、溶け落ちやキーホールの少ない管状かしめ部を有する端子を提供することができる。
本発明の実施形態に係る端子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る端子と電線の終端の接続構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る端子の溶接方法の1例を模式的に示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)について詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る端子1を示したものである。端子1は、雌型端子のボックス部20と管状かしめ部30を有し、これらの橋渡しとしてトランジション部40を有する。さらに、端子1は管状かしめ部30内に溶接部50(図中、斜線で示す部分)を有する。端子1は、導電性と強度を確保するために基本的に銅合金の基材で製造されている。ただし、端子1の種々の特性を担保するために、例えば端子1の一部あるいは全部にスズめっきや銀めっき等が施されていてもよい。また、溶接部の形状は特に制限はない。図示した溶接部50のように管状かしめ部30の長手方向に帯状形状に形成するのがよいが、波線形状や螺旋形状に形成してもよい。
(ボックス部)
雌型端子のボックス部20は、例えば雄型端子等の挿入タブの挿入を許容するボックス部である。このボックス部の細部の形状は特に限定されない。すなわち、ボックス部を有さなくてもよく、例えば雄型端子の挿入タブであっても良い。また他の端子の端部であっても良い。本実施形態では、本発明の端子を説明するために便宜的に雌型端子の例を示したのであって、どのような接続端部を有する端子であっても、トランジション部40を介して管状かしめ部30を有し、その管状かしめ部30は、溶接によって成形されているのである。
(管状かしめ部)
管状かしめ部30は、端子1とアルミニウム又はアルミニウム合金電線(図示せず)とを圧着接合する部位である。その一端はアルミニウム又はアルミニウム合金電線を挿入することができる電線挿入口31を有し、他端はトランジション部40に接続されている。管状かしめ部30のトランジション部40側は、閉口しているのが好ましい。端子1の銅合金もしくはすずめっきとアルミニウム又はアルミニウム合金電線の接点に水分が付着すると、両金属の起電力の差からいずれかの金属(合金)が腐食してしまうので、かしめ部は外部より水分等が侵入しないように管状となっている。端子のかしめ部は、管状であれば腐食に対して一定の効果を得られる為、必ずしも長手方向に対して円筒である必要はなく、場合によっては楕円や矩形の管であっても良い。また、径が一定である必要はなく、長手方向で半径が変化していてもよい。
管状かしめ部30では、管状かしめ部を構成する銅合金とアルミニウム又はアルミニウム合金電線とが機械的に圧着接合されることにより、同時に電気的な接合を確保する。銅合金基材と電線(芯線)は、かしめによって塑性変形し、接合がされる。従って、管状かしめ部30は、かしめ接合をすることができるように肉厚を設計される必要があるが、人力加工や機械加工等で接合を自由に行うことができるので、特に限定されるものではない。
なお、図示しないが、管状かしめ部30内には、電線と電気的接続をとる為や電線を抜けにくくする為に、係止溝(セレーション)や突起を設けても良い。
(電線の終端接続構造)
次に、図2に本発明の電線の終端接続構造10を示す。終端接続構造10は、本発明の端子1と、アルミ又はアルミ合金電線(電線60)とが接続された構造を有している。終端接続構造10は、端子1と電線60が管状かしめ部30によって圧着接合されている。圧着の様態は特に限定されないが、図2では、第1の圧着縮径部35および第2の圧着縮径部36からなっている。通常、圧着接合すると、管状かしめ部30は塑性変形を起こして、元の径よりも縮径されることで、電線60との圧着接合をなす。図2に示した例では、第1の圧着縮径部35が、縮径率が一番高くなっている部分である。このように、圧着接合を2段階の縮径で行ってもよい。
電線60は、絶縁被覆61と図示しないアルミニウムまたはアルミニウム系合金の芯線とからなっている。電線60は裸線であっても良いが、防食の観点から通常は絶縁被覆された電線を用いる。
なお、アルミニウム電線の芯線としては、例えば鉄(Fe)を約0.2質量%、銅(Cu)を約0.2質量%、マグネシウム(Mg)を約0.1質量%、シリコン(Si)を約0.04質量%、残部がアルミニウム(Al)および不可避不純物かなるアルミニウム芯線を用いることができる。他の合金組成として、Feを約1.05質量%、Mgを約0.15質量%、Siを約0.04質量%、残部がAlおよび不可避不純物のもの、あるいは、Feを約1.0質量%、Siを約0.04質量%、残部がAlおよび不可避不純物のもの、Feを約0.2質量%、Mgを約0.7質量%、Siを約0.7質量%、残部がAlおよび不可避不純物のものなどを用いることができる。これらは、さらにTi、Zr、Sn、Mn等の合金元素を含んでいてもよい。このようなアルミニウム芯線を用い、例えば0.5〜2.5sq(mm)、7〜19本撚りの芯線にして用いることができる。芯線の被覆材としては、例えばPE、PPなどのポリエレフィンを主成分としたものやPVCを主成分としたもの等を用いることができる。
本実施形態においては、絶縁被覆された電線60を用いて、先端部の絶縁被覆61を所定の長さだけ除去した電線60を、残った絶縁被覆61の端部が電線挿入口31から所定の長さだけ管状かしめ部30と重なるように、管状かしめ部30に挿入し、専用の治具やプレス加工機等でなかしめ工程を実施する。
(端子の製造方法)
本発明の端子1は銅合金基材からなる条材を平面展開した端子形状に打ち抜き、曲げ加工によってボックス部やかしめ部を設ける。この時、かしめ部は平面からの曲げ加工ではC字型断面となっているので、この開放部分を溶接によって接合することで、管状かしめ部となる。本実施形態においては、管状かしめ部30を複数のファイバレーザによりレーザ溶接を行って製造する。
銅及び銅合金はレーザ吸収率が低く、熱伝導率が高いため、溶接幅を細くできなかったり、熱影響部の幅を狭くできなかったりする場合があるが、ファイバレーザを用いることで、溶接性が改善される。ファイバレーザによるレーザビームは、集光径が小さい、エネルギ密度が高い、集光距離が長い、モジュールの並列接続で出力を増加させることができるといった特徴がある。さらに、レンズやミラーを使うことで、ファイバレーザ本体機器と加工対象物(被溶接部)との距離が離れていても、直接ファイバで加工対象近くまで伝送することができるという利点がある。
表1は、端子1に用いることのできる銅合金の組成を示したものである。
Figure 2014161863
図3は、本実施形態に係る端子1の溶接方法の1例を模式的に示した図である。図中のFL1、FL2はファイバレーザ溶接装置を表している。ファイバレーザ溶接装置FL1から発せられたレーザビームL1と、ファイバレーザ溶接装置FL2から発せられたレーザビームL2とが管状かしめ部30の被溶接部37(突合せ部)を溶接するように照射される。図3では、2つのファイバレーザ溶接装置を並列接続して2方向からレーザビームを照射する例を示したが、並列接続の数をさらに増やしてもよい。各々のビームは、同じ出力でも、異なる出力の組合せとしてもよい。
管状かしめ部30に電線60を挿入してかしめた図2の状態で、管状かしめ部30の内周面が全周にわたって電線60の絶縁被覆61に密着するためには、溶接部50の肉厚は銅合金基材の肉厚と同等で均一になっている必要がある。溶け落ち部やキーホール部が生じて溶接部50の肉厚が銅合金基材の肉厚より薄く、不均一であると、かしめ後に管状かしめ部30の内周面と電線60の絶縁被覆61の間に隙間ができて、内部に水の浸入を許す結果となりやすい。
さらに、管状かしめ部30の溶接工程と、管状かしめ部30への電線挿入、かしめ工程を同期して連続的に行うために、100mm/s以上の溶接スピードで溶接できることが好ましい。溶接スピードは300mm/sを超えればより好ましい。
実施例1〜5、比較例1〜3においては、同じ0.5kWの出力の2つファイバレーザビームを、ビーム中心をずらして照射し、溶接性を評価した。実施例6〜14、比較例4〜6においては、ビーム中心のずらしの比を0.1に固定し、0.3kW、0.5kW、0.8kWの3つの出力から選択した2つファイバレーザビームの組合せを変えて照射して、溶接性を評価した。実施例15〜18、比較例7においては、同じ0.5kWの出力の2つファイバレーザビームを、ビーム中心のずらしの比を0.3に固定し、材料の板厚、レーザーム集光径、溶接速度を変えて照射して、溶接性を評価した。評価は、FAS−680(古河電気工業(株)製商品名)、CAC60((株)神戸製鋼所製商品名)、NBI109(日本ベルパーツ(株)製商品名)の端子用銅合金板を用いて行ったが、以下FAS−680に関する結果を示す。
溶接性は、アンダーフィル、溶け落ち及びキーホールのない溶接部が得られる溶接速度に関し、表2に示した基準で評価した。
Figure 2014161863
(実施例1〜5)及び(比較例1〜3)
ファイバレーザビームの集光ビーム径をφ20μmにし、2方向から照射部におけるそれぞれの中心位置を表3に示したようにずらして端子用銅合金板の突合せ部に照射し、溶接性を評価した。表2中の「ビーム中心のずらしの比」は、集光ビーム径に対する照射部における2つのレーザビームの中心間距離をいう。
<ファイバレーザ溶接条件>
ファイバレーザ溶接装置:ASF1J233(古河電気工業(株)製、商品名)
集光ビーム径:φ20μm
レーザ出力:0.5kW
レーザビーム入射角度:管状かしめ部の断面で見て、円スポット中の法線方向
溶接速度:0.15m/秒
<端子用銅合金板>
材質:FAS680
板厚:0.25mm
Snめっき厚:0.2〜2μm
Figure 2014161863
表3に溶接性評価結果を示す。表3からわかるように、ビーム中心のずらしの比が0.7を超えるとエネルギ密度が低くなり、溶接速度が遅くなって生産性が悪くなる。これに対し、レーザの出力を上げると、ビーム中心ではエネルギ密度が高くなりすぎ、安定したビードが得られなくなる。実施例1では、ビーム中心のずらしの比が0(ゼロ)であり、2つのレーザとして認識されなくなってしまうとともにレーザースポット中心のエネルギー密度が周辺部のエネルギー密度に比べて大きくなり、スポット周辺部の溶接条件を良好とした際に、中心部で溶け落ちの危険性が生じる。現実のレーザはシングルモード発信でも、線幅が有限なために溶接性評価は○となった。実施例5では、ビーム中心のずらしの比が0.5であり、集光ビーム径φ20μmに対するビーム中心のずらし量は10μmと良好なビームプロファイルとなっている。ビームが重なりすぎると、加熱の程度が均一でなくなるので好ましくない。
(実施例6〜14)及び(比較例4〜6)
ファイバレーザビームの集光ビーム径をφ20μmに、ビーム中心のずらしの比を0.1にし、0.3kW、0.5kW、0.8kW、1kWの4つの出力から選択した2つファイバレーザビームの組合せを表3に示したように変えて銅合金板の被溶接部(突合せ部)に照射し、溶接速度0.2m/sの場合の溶接性を評価した。ファイバレーザ溶接装置、銅合金板材は、実施例1〜5と同様である。
Figure 2014161863
表4に溶接性評価結果を示す。表4からわかるように、2つのファイバレーザのうちの1方のレーザ出力が1kWになると、溶接性が悪くなる。レーザ出力が1kWになると、ビーム中心ではエネルギ密度が高くなりすぎ、安定した溶接ビードが得られなくなる。
(実施例15〜18)及び(比較例7)
出力0.5kWの2つファイバレーザをビーム中心のずらしの比を0.3に固定して端子用銅合金板の突合せ部に照射し、表5に示したような銅合金板材の板厚、ファイバレーザの集光ビーム径、ファイバレーザ溶接速度での溶接性を評価した。ファイバレーザ溶接装置は実施例1〜5と同様である。銅合金板材は、板厚を除いて、実施例1〜5と同様である。
Figure 2014161863
表5に溶接性評価結果を示す。表5からわかるように、銅合金板材の板厚が0.8mmを超えると、貫通溶接するのに時間がかかり、溶接速度を速くすることができず、端子のかしめ工程と同期した製造が難しくなる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。特に、本発明は雌型端子について述べてきたが、当然雄型端子についても適用可能である。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 端子
10 終端接続構造
20 雌型端子のボックス部
30 管状かしめ部
31 電線挿入口
35 第1の圧着縮径部
36 第2の圧着縮径部
37 被溶接部
40 トランジション部
50 溶接部
60 電線
61 絶縁被覆
FL1、FL2 ファイバレーザ溶接装置
L1、L2 レーザビーム

Claims (4)

  1. ファイバレーザ溶接による銅合金板材の溶接方法であって、
    同じ集光ビーム径を有する2つ以上のファイバレーザビームを、各々の前記ファイバレーザビームの照射部における中心間距離が前記集光ビーム径の0.7以下となるように被溶接部に照射することを特徴とする銅合金板材の溶接方法。
  2. 前記ファイバレーザビームの出力は、いずれも0.8kW以下であることを特徴とする請求項1に記載の銅合金板材の溶接方法。
  3. 前記銅合金板材の板厚は0.15〜0.8mmの範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の銅合金板の溶接方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかの溶接方法によって溶接が施された銅合金端子。
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