JP2014161738A - X線映像システム、x線発生器及び電子放出素子 - Google Patents

X線映像システム、x線発生器及び電子放出素子 Download PDF

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Abstract

【課題】厚さが低減され、かつ被写体の特定領域を低被爆量で立体的に撮影可能なX線映像システム、X線発生器及び電子放出素子を提供する。
【解決手段】2次元形態に配列され、それぞれ独立して駆動可能な複数のX線発生ユニット100aを備えるX線発生器100と、X線発生器と離隔されるとともに離隔されたX線発生器との間に被写体Wが設けられ、複数のX線発生ユニットに対応する複数のX線検出ユニット200aを備えるX線検出器200と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、X線映像システム、X線発生器及び電子放出素子に関する。
X線は、産業、科学、医療などの多様な分野で非破壊検査、材料の構造及び物性検査、映像診断、セキュリティ監視などに使われている。一般的に、このようなX線を用いた映像システムは、X線を放出させるX線発生器と、被写体を通過したX線を検出するX線検出器とを備える。
X線検出器は、フィルム方式からデジタル方式に急速に転換されているが、X線発生器はほとんど、タングステンフィラメント方式の負極を用いた電子発生素子を使っている。そのようなX線発生器には一つの電子発生素子が取り付けられている。一方、X線検出器は、一般的に平板状であるため、一つの電子発生素子から映像を得るためにX線発生器と被写体とはある程度の距離を置かねばならないため厚さが増大するという問題がある。また、一つのX線発生器から一定の面積の被写体を撮影せねばならないため、被写体の特定部分のみ選択して撮影することもできない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、厚さが低減され、かつ被写体の特定領域を低被爆量で立体的に撮影可能なX線映像システム、X線発生器及び電子放出素子を提供することを目的とする。
上記課題は、以下の手段により解決される。
(1)2次元形態に配列され、それぞれ独立して駆動可能な複数のX線発生ユニットを備えるX線発生器と、前記X線発生器と離隔されるとともに離隔された前記X線発生器との間に被写体が設けられ、前記複数のX線発生ユニットに対応する複数のX線検出ユニットを備えるX線検出器と、を有するX線映像システム。
(2)前記被写体は、前記X線発生器及び前記X線検出器のうち少なくとも一つと接触するように設けられる上記(1)に記載のX線映像システム。
(3)前記X線発生ユニットのうち少なくとも一つが駆動されることにより、X線が前記被写体の特定領域に照射される上記(1)または(2)に記載のX線映像システム。
(4)前記X線発生ユニットの少なくとも一つに対応する前記X線検出ユニットの少なくとも一つが駆動される上記(3)に記載のX線映像システム。
(5)前記X線発生ユニットの少なくとも一つは、同時または順次に駆動される上記(3)に記載のX線映像システム。
(6)前記X線発生ユニットの面積は、前記X線検出ユニットの面積と同一か、または前記X線検出ユニットの面積より大きい上記(1)〜(5)のいずれかに記載のX線映像システム。
(7)前記X線発生器と前記被写体との間には、X線の方向を調節するコリメータが設けられた上記(1)〜(6)のいずれかに記載のX線映像システム。
(8)前記X線発生ユニットは、電子を放出する複数の電子放出ユニットと、前記電子放出ユニットから放出される電子によってX線を放出する複数のX線放出ユニットと、を備える上記(1)〜(7)のいずれかに記載のX線映像システム。
(9)前記X線発生器は、前記複数の電子放出ユニットで構成された電子放出素子と、前記複数のX線放出ユニットで構成されたX線放出素子とを備える上記(8)に記載のX線映像システム。
(10)前記電子放出ユニットは、カソード電極と、
前記カソード電極と離隔して設けられ、メッシュ部と、前記メッシュ部の周りに形成された延長部とを備える第1ゲートと、前記第1ゲートの延長部上に設けられ、その一方側の開口が前記メッシュ部と当接するゲートホールをもつ第2ゲートと、を備えるゲート電極と、前記カソード電極と前記ゲート電極との間に設けられ、前記メッシュ部を支持する複数の第1支持台及び前記延長部を支持する第2支持台を備えるゲート絶縁層と、前記ゲート絶縁層から露出した前記カソード電極上に設けられる複数の電子放出源と、を有する上記(8)に記載のX線映像システム。
(11)前記ゲートホールは、前記一方側の開口側へ行くほど徐々に狭くなるように形成された上記(10)に記載のX線映像システム。
(12)前記ゲート電極と離隔して設けられたフォーカシング電極をさらに備える上記(11)に記載のX線映像システム。
(13)前記第1ゲート及び第2ゲートは、等電位である上記(11)または(12)に記載のX線映像システム。
(14)前記メッシュ部のグリッド間隔は、前記第1支持台の高さと同一か、または前記第1支持台の高さより小さい上記(11)〜(13)のいずれかに記載のX線映像システム。
(15)前記複数の第1支持台は、前記カソード電極上にストライプ状に形成され、前記電子放出源は、前記第1支持台の相互間、および前記第1支持台と第2支持台との間にストライプ状に形成された上記(10)〜(14)のいずれかに記載のX線映像システム。
(16)前記電子放出源は、前記ゲート絶縁層より低い高さをもつ上記(10)〜(15)のいずれかに記載のX線映像システム。
(17)前記X線放出ユニットは、前記電子放出源から放出された電子によってX線を発生させるアノード電極を備える上記(10)〜(16)のいずれかに記載のX線映像システム。
(18)前記X線放出ユニットは、前記アノード電極上に設けられ、X線の進行を遮蔽する遮蔽ウィンドウをさらに備える上記(17)に記載のX線映像システム。
(19)2次元形態に配列され、それぞれ独立して駆動可能な複数のX線発生ユニットを備え、前記複数のX線発生ユニットは、電子を放出する複数の電子放出ユニット及び前記電子放出ユニットから放出される電子によってX線を放出する複数のX線放出ユニットを備え、前記電子放出ユニットは、カソード電極と、前記カソード電極と離隔して設けられ、メッシュ部と、前記メッシュ部の周りに形成された延長部とを備える第1ゲートと、前記第1ゲートの延長部上に設けられ、その一方側の開口が前記メッシュ部と当接するゲートホールが形成された第2ゲートと、を備えるゲート電極と、前記カソード電極と前記ゲート電極との間に設けられ、前記メッシュ部を支持する複数の第1支持台及び前記延長部を支持する第2支持台を備えるゲート絶縁層と、前記ゲート絶縁層から露出した前記カソード電極上に設けられる複数の電子放出源と、を備えるX線発生器。
(20)前記ゲートホールは、前記一方側の開口側へ行くほど徐々に狭くなるように形成された上記(19)に記載のX線発生器。
(21)前記第1ゲート及び第2ゲートは、等電位である上記(19)または(20)に記載のX線発生器。
(22)前記メッシュ部のグリッド間隔は、前記第1支持台の高さと同一か、または前記第1支持台の高さより小さい上記(19)〜(21)のいずれかに記載のX線発生器。
(23)2次元形態に配列され、それぞれが独立して駆動可能な複数の電子放出ユニットを備え、前記電子放出ユニットは、カソード電極と、前記カソード電極と離隔して設けられ、メッシュ部と、前記メッシュ部の周りに形成された延長部とを備える第1ゲートと、前記第1ゲートの延長部上に設けられ、その一方側の開口が前記メッシュ部と当接するゲートホールが形成された第2ゲートと、を備えるゲート電極と、前記カソード電極と前記ゲート電極との間に設けられ、前記メッシュ部を支持する複数の第1支持台及び前記延長部を支持する第2支持台を備えるゲート絶縁層と、前記ゲート絶縁層から露出した前記カソード電極上に設けられる複数の電子放出源と、を備える電子放出素子。
(24)前記ゲートホールは、前記一側の開口側へ行くほど徐々に狭くなるように形成された上記(23)に記載の電子放出素子。
(25)前記第1ゲート及び第2ゲートは、等電位である上記(23)または(24)に記載の電子放出素子。
(26)前記メッシュ部のグリッド間隔は、前記第1支持台の高さと同一か、または前記第1支持台の高さより小さい上記(23)〜(25)のいずれかに記載の電子放出素子。
例示的な実施形態による透過型X線映像システムを示す斜視図である。 図1に示されたX線映像システムの断面図である。 図1に示された電子放出素子の平面図である。 図1に示されたX線検出器の平面図である。 図3のV−V’線の断面図である。 図3のVI−VI’線の断面図である。 図3のA部分を拡大して示す図面である。 図7のVIII−VIII’線の断面図である。 カソード電極上にゲート絶縁層及び電子放出源が形成された態様を示す斜視図である。 図1に示されたX線放出素子の変形例を示す図面である。 図1に示されたX線映像システムを用いて被写体の特定領域P1を撮影する態様を示す図面である。 図1に示されたX線映像システムを用いて被写体の特定領域P2を立体的に撮影する態様を示す図面である。 他の例示的な実施形態によるX線映像システムを示す図面である。 さらに他の例示的な実施形態による反射型X線映像システムを示す図面である。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に例示される実施形態は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明を当業者に説明するために提供されるものである。図面で同じ参照符号は同じ構成要素を示し、各構成要素のサイズや厚さは説明の明確性のために誇張されている。
図1は、本発明の実施形態による透過型X線映像システムを示す斜視図である。図2は、図1に示されたX線映像システムの断面図である。
図1及び図2を参照すれば、X線映像システムは、平板状のX線発生器100と、X線発生器100から発生したX線を検出するX線検出器200と、を備える。X線発生器100とX線検出器200との間に被写体Wが配置され、X線検出器200は、X線発生器100から放出されて被写体Wを透過したX線を検出することで被写体Wの内部を撮影する。ここで、被写体Wは、X線発生器100及びX線検出器200に接触するように設けられる。一方、被写体Wは、X線発生器100とX線検出器200のうちいずれか一つと接触するように設けられてもよい。
平板状のX線発生器100は2次元形態に配列され、そのそれぞれが独立して駆動可能な複数のX線発生ユニット100aを備える。そして、X線発生ユニット100aは、2次元形態に配列され、それぞれが独立して電子を放出できる複数の電子放出ユニット110aと、前記電子放出ユニット110aから放出された電子によってX線を放出する複数のX線放出ユニット150aと、を備える。ここで、複数の電子放出ユニット110aは電子放出素子110を構成し、複数のX線放出ユニット150aはX線放出素子150を構成する。よって、X線発生器100は、複数の電子放出ユニット110aを備える電子放出素子110と、複数のX線放出ユニット150aを備えるX線放出素子150とで構成される。
X線放出素子150は、電子放出素子110から放出される電子によってX線を発生させるアノード電極151を備える。アノード電極151は、例えば、W、Mo、Ag、Cr、Fe、Co、Cuなどの金属または金属合金を含む。アノード電極151は、一体型に製作されるか、または電子放出ユニット110aの数に対応する複数に分離されて製作される。一方、図面には示されていないが、アノード電極151は、X線の透過できる基板、例えば、ガラス基板上に形成される。透過型X線映像システムで、X線放出素子150はX線を透過させる。ここで、被写体Wは、X線放出素子150とX線検出器200との間に配置される。被写体Wは、X線放出素子150及びX線検出器200のうち少なくとも一つに接触するように設けられる。そして、X線検出器200は2次元形態に配列され、それぞれが独立して駆動可能な複数のX線検出ユニット200aを備える。ここで、複数のX線検出ユニット200aは、複数のX線発生ユニット100aに対応するように設けられる。
X線発生ユニット100aとX線検出ユニット200aとは、互いに一対一に対応するように設けられる。一方、X線発生ユニット100aのそれぞれが2以上のX線検出ユニット200aと対応するように設けられてもよく、2以上のX線検出ユニット200aのそれぞれが2以上の発生ユニット100aと対応するように設けられてもよい。図2には、X線発生ユニット100aとX線検出ユニット200aとが互いに一対一に対応する場合が例示的に示されている。そして、X線発生ユニット100aの面積は、X線検出ユニット200aの面積と同一である。一方、後述するように、X線発生ユニット100aの面積がX線検出ユニット200aの面積より大きい場合もある。図2には、X線発生ユニット100aの面積がX線検出ユニット200aの面積と同じ場合が例示的に示されている。
X線発生ユニット100aは、それぞれ独立に駆動されてX線を発生させる。よって、X線発生ユニット100aいずれもが駆動されることによりX線を被写体Wのすべての領域に照射し、またはX線発生ユニット100aのうち一部が駆動されることにより被写体Wの特定領域のみを照射する。すなわち、X線発生ユニット100aのうち少なくとも一つが駆動して、X線を被写体Wのすべての領域または特定領域に照射する。この場合、駆動されるX線発生ユニット100aの少なくとも一つに対応するX線検出ユニット200aのみが駆動される。そして、X線発生ユニット100aの少なくとも一つは、同時または順次に駆動される。図2には、X線発生ユニット100aのすべてが同時に駆動されて、X線を被写体Wのすべての領域に照射する態様が例示的に示されている。一方、図1及び図2には示されていないが、後述するように、X線発生器100とX線検出器200との間にはX線の方向を調節できるコリメータ300(図12)がさらに設けられてもよい。
図3は、図1に示された電子放出素子110の平面図である。
図3を参照すれば、基板111上に複数のカソードライン112’を通じて電圧が印加される複数のカソード電極112(図5)が互いに並んで形成されている。そして、カソード電極112の上部には、複数のゲートライン114’を通じて電圧が印加される複数のゲート電極114(図5)が、カソード電極112と交差するように形成されている。これらのカソード電極112とゲート電極114とが交差する地点に電子放出ユニット110aが設けられている。よって、電子放出ユニット110aは、2次元のマトリックス状に基板111上に配列される。すなわち、電子放出ユニット110aは、m×n(ここで、m、nは、2以上の自然数)のマトリックス状に配列される。図3には、6×4のマトリックス状に配列された電子放出ユニット110aが例示的に示されている。このように2次元形態に配列された電子放出ユニット110aそれぞれは、独立に駆動されて電子を放出する。すなわち、カソード電極112のうちいずれか一つとゲート電極114のうちいずれか一つとにそれぞれ所定電圧が印加されることにより、電圧がそれぞれ印加されたカソード電極112及びゲート電極114が交差する地点に設けられた電子放出ユニット110aが駆動され、電子を放出する。
図4は、図1に示されたX線検出器200の平面図である。
図4を参照すれば、X線検出器200は、2次元的に配列された複数のX線検出ユニット200aを備える。ここで、X線検出ユニット200aは、X線発生ユニット100aに対応して設けられる。具体的には、X線発生ユニット100aとX線検出ユニット200aとは、互いに一対一に対応するように設けられる。一方、X線発生ユニット100aのそれぞれが2以上のX線検出ユニット200aと対応するように設けられてもよく、X線検出ユニット200aのそれぞれが2以上の発生ユニット100aと対応するように設けられてもよい。図4には、図3に示されたX線発生ユニット100aと一対一に対応する6×4のマトリックス状に配列されたX線検出ユニット200aが例示的に示されている。
以下、電子放出ユニット110aについて詳細に説明する。
図5は、図3のV−V’線の断面図であり、図6は、図3のVI−VI’線の断面図である。そして、図7は、図3のA部分を拡大して示すものであり、図8は、図7のVIII−VIII’線の断面図である。
図5ないし図8を参照すれば、基板111上にカソード電極112が設けられている。ここで、基板111としては、例えば、ガラス基板などのような絶縁基板が使われる。しかし、必ずしもこれに限定されるものではなく、基板111として導電性基板が使われてもよい。この場合、導電性基板の表面には絶縁層(図示せず)が形成されている。カソード電極112は、伝導性物質を含む。例えば、カソード電極112は、金属または伝導性金属酸化物などを含む。具体的には、カソード電極112は、Ti、Pt、Ru、Au、Ag、Mo、Al、WまたはCuなどの金属を含み、またはITO(indiumtin oxide)、AZO(Aluminium Zinc Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、SnOまたはInなどの金属酸化物を含む。しかし、これらは単に例示的なものであり、これら以外にもカソード電極112は他の多様な物質を含むことができる。
カソード電極112上にはゲート絶縁層113が設けられており、ゲート絶縁層113上には、第1及び第2ゲート115、116を備えるゲート電極114が設けられている。ゲート絶縁層113は、カソード電極112とゲート電極114との間を絶縁するとともにゲート電極114を支持する役割を担う。具体的には、ゲート絶縁層113は、第1ゲート115のメッシュ部115aを支持する複数の第1支持台113aと、第1ゲート115の延長部115b及び第2ゲート116を支持する第2支持台113bとを備える。このようなゲート絶縁層113は、例えば、SiO、Si、HfOまたはAlなどを含むが、これらに限定されるものではない。ゲート絶縁層113を通じて露出されたカソード電極112上には、複数の電子放出源118が設けられる。具体的には、電子放出源118は、第1支持台113aと、第2支持台113bとの間のカソード電極112上に設けられる。これらの電子放出源118は、カソード電極112とゲート電極114との間に電圧が印加されることで電子を放出する。電子放出源118は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)、カーボンナノファイバ、金属、シリコン、酸化物、ダイヤモンド、DLC(DiamondLike Carbon)、カーバイド化合物または窒素化合物などを含む。しかし、これらに限定されるものではない。電子放出源118は、ゲート絶縁層113より低い高さに形成される。
図9には、カソード電極112上にゲート絶縁層113及び複数の電子放出源118が形成された態様が示されている。図9を参照すれば、ゲート絶縁層113の第1支持台113aがカソード電極112上に互いに並ぶストライプ状に形成されており、電子放出源118は、第1支持台113aの相互間、および第1支持台113aと第2支持台113bとの間に設けられている。ここで、電子放出源118は、ストライプ状に形成される。一方、第1支持台113a及び電子放出源118は多様な形態をもつ。
ゲート絶縁層113上にはゲート電極114が設けられている。このようなゲート電極114はカソード電極112と同様に伝導性物質を含む。例えば、ゲート電極114は、金属または伝導性金属酸化物などを含む。ゲート電極1145は、ゲート絶縁層113上に順次に設けられる第1及び第2ゲート115、116を備える。ここで、第1及び第2ゲート115、116は互いに電気的に連結されており、これによって、第1及び第2ゲート115、116は等電位をもつ。このような第1ゲート115と第2ゲート116とは、互いに当接するように設けられる。一方、第1ゲート115と第2ゲート116とは、互いに離隔して設けられてもよい。
第1ゲート115は、ゲート絶縁層113の第1支持台113a上に設けられるメッシュ部115aと、ゲート絶縁層113の第2支持台113b上に設けられ、メッシュ部115aから周りに延びる延長部115bと、を備える。メッシュ部115aは、第1支持台113aによって支持されることで下向き反りが防止される。図8に示されるように、メッシュ部115aのグリッド間隔dは、第1支持台113aの高さhと同一か、または第1支持台113aの高さhより小さい。このように、メッシュ部115aのグリッド間隔dが第1支持台113aの高さと同一か、またはそれより小さくすることにより、電子放出源118の表面に均一な電場が形成され、これによって電子放出源118から電子が均一に放出される。
第2ゲート116は、第1ゲート115の延長部115b上に設けられる。このような第2ゲート116には、電子が通過するゲートホール116aが貫設されている。ゲートホール116aは、第1ゲート115のメッシュ部115aの上部に位置する。すなわち、ゲートホール116aの一方側の開口、すなわち、下部側の開口がメッシュ部115aと当接する。このようなゲートホール116aは、上部側へ行くほど徐々に広くなる形状に形成される。ここで、ゲートホール116aは多様な形状の断面をもつ。図3には、方形の断面を持つゲートホール116aが例示的に示されており、それ以外にもゲートホール116aは、円形の断面やそれ以外の多様な形状の断面をもつことができる。
ゲート電極114の上部には、フォーカシング電極117がゲート電極114と離隔して設けられる。このようなフォーカシング電極117は、カソード電極112とゲート電極114との間に電圧が印加されることで、電子放出源118から放出された電子をX線発生ユニット150のアノード電極151上に集束させる役割を担う。フォーカシング電極117には、電子が通過するフォーカシングホール117aが貫設されている。そして、ゲート電極114とフォーカシング電極117との間には、絶縁のためのフォーカシング絶縁層119がさらに形成される。フォーカシング絶縁層119には、ゲートホール116aとフォーカシングホール117aとを連結する絶縁層ホール119aが貫設されている。一方、フォーカシング絶縁層119が形成されず、フォーカシング電極117がゲート電極114と離隔して設けられてもよい。図面には示されていないが、フォーカシング電極117の上部に他のフォーカシング電極(図示せず)がさらに設けられてもよい。
以上のように、ゲート絶縁層113の第1支持台113a上に第1ゲート115のメッシュ部115aが設けられており、第1ゲート115上には、上部側へ行くほど広くなるゲートホール116aが貫設された第2ゲート116が設けられている。ここで、第1及び第2ゲート115、116は等電位に維持される。そして、第2ゲート116の上部には、電子を集束するフォーカシング電極117が設けられている。このような構造により、第1支持台113a及びメッシュ部115aによって電子放出源118から均一に放出された電子は、上部側へ行くほど広くなるゲートホール116aを通過した後、フォーカシング電極117によって集束されてアノード電極151上に非常に小さな直径、例えば、数百μm以下の直径を持つ集束点を形成する。これによって、アノード電極151から高解像度の映像を得られるX線が放出される。
以上の実施形態によるX線映像システムは2次元的に配列され、それぞれが独立に駆動される複数のX線発生ユニット100aを有する平板状のX線発生器100を備える。よって、このような平板状のX線発生器100とX線検出器200との間に被写体Wを配置させることで、厚さが低減されたX線映像システムを実現する。また、X線発生器100を構成する電子放出素子110で、第1支持台113a及びメッシュ部115aによって電子放出源118から電子を均一に放出でき、このように放出された電子は、上部側へ行くほど広くなるゲートホール116aを通過した後でフォーカシング電極117によって集束される。よって、アノード電極151上には非常に小直径の集束点を形成し、その結果、アノード電極151から高解像度の映像を得られるX線が放出される。
図10は、図1に示されたX線放出素子150の変形例を示したものである。図10を参照すれば、X線放出素子150’は、アノード電極151’と、アノード電極151’の下面に設けられた遮蔽ウィンドウ152’とを備える。アノード電極151’は、電子放出素子110から放出される電子によってX線を発生させる電極であり、例えば、W、Mo、Ag、Cr、Fe、Co、Cuなどの金属または金属合金を含む。遮蔽ウィンドウ152’は、アノード電極151’から放出されたX線のうち対応するX線検出ユニット200a以外の方向に進行するX線を遮蔽する役割を担う。このために、遮蔽ウィンドウ152’は、X線進行方向に沿って徐々に広くなる形状をもつ複数の貫通孔152’aを備える。
図11は、図1に示されたX線映像システムを用いて被写体Wの特定領域P1を撮影する態様を示す図である。
図11を参照すれば、X線発生器100を構成する複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aのうち一つのX線発生ユニット100aのみ駆動されてX線が放出される。そして、このように放出されたX線が被写体Wの特定領域P1を透過した後、対応するX線検出ユニット200aによって検出される。ここで、X線検出器200を構成する複数のX線検出ユニット200a、200a、200a、200a、200a、200aのうち対応するX線検出ユニット200aのみ駆動される。このように、X線映像システムでは、X線発生器100を構成する複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aのうち一部のみを駆動することで、被写体Wの特定領域P1のみを撮影する。図11には、一つのX線発生ユニット100a及びこれに対応する一つのX線検出ユニット200aが駆動される場合が示されている。しかし、複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aのうち2以上のX線発生ユニットが駆動され、複数のX線検出ユニット200a、200a、200a、200a、200a、200aのうち対応する2以上のX線検出ユニットが駆動されてもよい。また、図11には、一つのX線発生ユニットが一つのX線検出ユニットに対応する場合が示されているが、一つのX線発生ユニットが2以上のX線検出ユニットに対応してもよく、2以上のX線発生ユニットが一つのX線検出ユニットに対応してもよい。
図12は、図1に示されたX線映像システムを用いて被写体Wの特定領域P2を立体的に撮影する態様を示す図である。
図12を参照すれば、X線発生器100を構成する複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aのうち3個のX線発生ユニット100a、100a、100aが駆動される。この場合、当該3個のX線発生ユニット100a、100a、100aは、順次に駆動されてX線を放出する。具体的には、先ず、複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aのうち一つのX線発生ユニット100aが駆動されてX線を放出する。そして、このように放出されたX線は、コリメータ300を通じて被写体Wの特定領域P2を透過した後、対応するX線検出ユニット200a、200a、200aによって検出される。ここで、コリメータ300は、X線発生器100と被写体Wとの間に設けられてX線を所望の方向に調節できるものであり、例えば、グリッド形態を含む。一方、図12には、3個のX線発生ユニット100a、100a、100aそれぞれが3個のX線検出ユニット200a、200a、200aと対応する場合が例示的に示されている。
次いで、他のX線発生ユニット100aが駆動されてX線を放出し、このように放出されたX線は、コリメータ300を通じて被写体Wの特定領域P2を透過した後、対応するX線検出ユニット200a、200a、200aによって検出される。次いで、さらに他のX線発生ユニット100aが駆動されてX線を放出し、このように放出されたX線は、コリメータ300を通じて被写体Wの特定領域P2を透過した後、対応するX線検出ユニット200a、200a、200aによって検出される。当該複数のX線検出ユニット200a、200a、200a、200a、200a、200aのうち3個のX線検出ユニット200a、200a、200aのみ駆動される。この場合、順次に駆動する3個のX線発生ユニット100a、100a、100aから放出されるX線を用いて、被写体Wの特定領域P2を互いに異なる方向から撮影した映像データが、X線検出ユニット200a、200a、200aを通じて得られる。したがって、被写体Wの特定領域P2についての立体映像が得られる。
図13は、他の例示的な実施形態によるX線映像システムを示すものである。以下では、上述した実施形態と異なる点を中心として説明する。
図13を参照すれば、X線映像システムは、平板状のX線発生器100と、X線発生器100から発生したX線を検出するX線検出器200’とを備える。そして、X線発生器100と被写体Wとの間には、X線の進行方向を調節できるコリメータ300が配される。平板状のX線発生器100は、前述したように2次元形態に配列され、そのそれぞれが独立して駆動可能な複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aを備える。そして、X線検出器200’は、複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aに対応する複数のX線検出ユニット200a、200a、200a、200a、200a、200aを備える。ここで、複数のX線検出ユニット200a、200a、200a、200a、200a、200aそれぞれの面積は、複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aそれぞれの面積より小さい。このような構造で、例えば、複数のX線発生ユニット100a、100a、100a、100a、100a、100aのうち3個のX線発生ユニット100a、100a、100aが駆動されてX線を放出し、このように放出されたX線は、コリメータ300を通じて被写体Wの特定領域P3を透過した後、対応するX線検出ユニット200a、200a、200aによって検出される。ここで、X線検出ユニット200a、200a、200aそれぞれの面積は、X線放出ユニット100a、100a、100aそれぞれの面積より小さいため、散布(scattering)によって発生するノイズを低減させる。
図14は、さらに他の例示的な実施形態による反射型X線映像システムを示す図である。以下では、上述した実施形態と異なる点を中心として説明する。
図14を参照すれば、X線映像システムは、平板状のX線発生器500と、X線発生器500から発生したX線を検出するX線検出器600とを備える。平板状のX線発生器500は、前述したように2次元形態に配列され、そのそれぞれが独立して駆動可能な複数のX線発生ユニットを備える。そして、X線発生ユニットは2次元形態に配列され、それぞれが独立して電子を放出できる複数の電子放出ユニットと、電子放出ユニットから放出された電子によってX線を放出する複数のX線放出ユニットとを備える。ここで、複数の電子放出ユニットは電子放出素子を構成し、複数のX線放出ユニットはX線放出素子を構成する。よって、X線発生器500は、複数の電子放出ユニットで構成された電子放出素子510と、複数のX線放出ユニットで構成されたX線放出素子550とを備える。反射型X線映像システムにおいて、X線放出素子550はX線を反射させる。このような反射型X線映像システムでは、X線検出器600がX線放出素子510の上部に設けられ、X線放出素子510とX線検出器600との間に被写体Wが配される。よって、X線放出素子550から放出される反射したX線は電子放出素子510を通じて被写体Wを透過した後、X線検出器600に到逹する。ここで、被写体Wは、電子放出素子510及びX線検出器600のうち少なくとも一つと接触するように設けられる。
以上の実施形態によるX線映像システムは、2次元的に配列され、それぞれが独立して駆動できる複数のX線発生ユニットを備える平板状のX線発生器を備える。よって、このような平板状のX線発生器科X線検出器との間に被写体を配置させることで厚さが低減されたX線映像システムを実現する。複数の発生ユニットのうち一部のみ駆動させることで被写体の特定領域のみを撮影し、このような選択的部分撮影によって不要な領域のX線の照射を防止することで被曝量を低減させることができる。複数の発生ユニットのうち少なくとも一部は、順次に駆動することで被写体の特定領域を立体的に撮影することもできる。また、X線発生器を構成する電子放出素子で、第1支持台及びメッシュ部によって電子放出源から電子が均一に放出され、これらの電子は、上部側へ行くほど広くなるゲートホールを通過した後、フォーカシング電極によって集束される。よって、アノード電極上には非常に小直径の集束点を形成でき、その結果、アノード電極から高解像度の映像を得られるX線が放出される。よって、X線映像システムは被写体に対する被曝量を低減させ、多様な被写体サイズに対応する多様なシステム構成が可能であり、均一かつ高解像度のX線映像を実現する。以上、実施形態により本発明の技術的内容を説明したが、当業者ならば、上述した実施形態に基づいて多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。
100、500 X線発生器、
100a X線発生ユニット、
110、510 電子放出素子、
110a 電子放出ユニット、
111 基板、
112 カソード電極、
112’ カソードライン、
113 ゲート絶縁層、
113a 第1支持台、
113b 第2支持台、
114 ゲート電極、
114’ ゲートライン、
115 第1ゲート、
115a メッシュ部、
115b 延長部、
116 第2ゲート、
116a ゲートホール、
117 フォーカシング電極、
117a フォーカシングホール、
118 電子放出源、
119 フォーカシング絶縁層、
119a 絶縁層ホール、
150、150’、550 X線放出素子、
150a X線放出ユニット、
151、151’ アノード電極、
152’ 遮蔽ウィンドウ、
200、600 X線検出器、
200a X線検出ユニット、
W 被写体。

Claims (26)

  1. 2次元形態に配列され、それぞれ独立して駆動可能な複数のX線発生ユニットを備えるX線発生器と、
    前記X線発生器と離隔されるとともに離隔された前記X線発生器との間に被写体が設けられ、前記複数のX線発生ユニットに対応する複数のX線検出ユニットを備えるX線検出器と、
    を有するX線映像システム。
  2. 前記被写体は、前記X線発生器及び前記X線検出器のうち少なくとも一つと接触するように設けられる請求項1に記載のX線映像システム。
  3. 前記X線発生ユニットのうち少なくとも一つが駆動されることにより、X線が前記被写体の特定領域に照射される請求項1または2に記載のX線映像システム。
  4. 前記X線発生ユニットの少なくとも一つに対応する前記X線検出ユニットの少なくとも一つが駆動される請求項3に記載のX線映像システム。
  5. 前記X線発生ユニットの少なくとも一つは、同時または順次に駆動される請求項3に記載のX線映像システム。
  6. 前記X線発生ユニットの面積は、前記X線検出ユニットの面積と同一か、または前記X線検出ユニットの面積より大きい請求項1〜5のいずれかに記載のX線映像システム。
  7. 前記X線発生器と前記被写体との間には、X線の方向を調節するコリメータが設けられた請求項1〜6のいずれかに記載のX線映像システム。
  8. 前記X線発生ユニットは、電子を放出する複数の電子放出ユニットと、前記電子放出ユニットから放出される電子によってX線を放出する複数のX線放出ユニットと、を備える請求項1〜7のいずれかに記載のX線映像システム。
  9. 前記X線発生器は、前記複数の電子放出ユニットで構成された電子放出素子と、前記複数のX線放出ユニットで構成されたX線放出素子とを備える請求項8に記載のX線映像システム。
  10. 前記電子放出ユニットは、
    カソード電極と、
    前記カソード電極と離隔して設けられ、メッシュ部と、前記メッシュ部の周りに形成された延長部とを備える第1ゲートと、前記第1ゲートの延長部上に設けられ、その一方側の開口が前記メッシュ部と当接するゲートホールをもつ第2ゲートと、を備えるゲート電極と、
    前記カソード電極と前記ゲート電極との間に設けられ、前記メッシュ部を支持する複数の第1支持台及び前記延長部を支持する第2支持台を備えるゲート絶縁層と、
    前記ゲート絶縁層から露出した前記カソード電極上に設けられる複数の電子放出源と、
    を有する請求項8に記載のX線映像システム。
  11. 前記ゲートホールは、前記一方側の開口側へ行くほど徐々に狭くなるように形成された請求項10に記載のX線映像システム。
  12. 前記ゲート電極と離隔して設けられたフォーカシング電極をさらに備える請求項11に記載のX線映像システム。
  13. 前記第1ゲート及び第2ゲートは、等電位である請求項11または12に記載のX線映像システム。
  14. 前記メッシュ部のグリッド間隔は、前記第1支持台の高さと同一か、または前記第1支持台の高さより小さい請求項11〜13のいずれかに記載のX線映像システム。
  15. 前記複数の第1支持台は、前記カソード電極上にストライプ状に形成され、前記電子放出源は、前記第1支持台の相互間、および前記第1支持台と第2支持台との間にストライプ状に形成された請求項10〜14のいずれかに記載のX線映像システム。
  16. 前記電子放出源は、前記ゲート絶縁層より低い高さをもつ請求項10〜15のいずれかに記載のX線映像システム。
  17. 前記X線放出ユニットは、前記電子放出源から放出された電子によってX線を発生させるアノード電極を備える請求項10〜16のいずれかに記載のX線映像システム。
  18. 前記X線放出ユニットは、前記アノード電極上に設けられ、X線の進行を遮蔽する遮蔽ウィンドウをさらに備える請求項17に記載のX線映像システム。
  19. 2次元形態に配列され、それぞれ独立して駆動可能な複数のX線発生ユニットを備え、前記複数のX線発生ユニットは、電子を放出する複数の電子放出ユニット及び前記電子放出ユニットから放出される電子によってX線を放出する複数のX線放出ユニットを備え、
    前記電子放出ユニットは、
    カソード電極と、
    前記カソード電極と離隔して設けられ、メッシュ部と、前記メッシュ部の周りに形成された延長部とを備える第1ゲートと、前記第1ゲートの延長部上に設けられ、その一方側の開口が前記メッシュ部と当接するゲートホールが形成された第2ゲートと、を備えるゲート電極と、
    前記カソード電極と前記ゲート電極との間に設けられ、前記メッシュ部を支持する複数の第1支持台及び前記延長部を支持する第2支持台を備えるゲート絶縁層と、
    前記ゲート絶縁層から露出した前記カソード電極上に設けられる複数の電子放出源と、を備えるX線発生器。
  20. 前記ゲートホールは、前記一方側の開口側へ行くほど徐々に狭くなるように形成された請求項19に記載のX線発生器。
  21. 前記第1ゲート及び第2ゲートは、等電位である請求項19または20に記載のX線発生器。
  22. 前記メッシュ部のグリッド間隔は、前記第1支持台の高さと同一か、または前記第1支持台の高さより小さい請求項19〜21のいずれかに記載のX線発生器。
  23. 2次元形態に配列され、それぞれが独立して駆動可能な複数の電子放出ユニットを備え、
    前記電子放出ユニットは、
    カソード電極と、
    前記カソード電極と離隔して設けられ、メッシュ部と、前記メッシュ部の周りに形成された延長部とを備える第1ゲートと、前記第1ゲートの延長部上に設けられ、その一方側の開口が前記メッシュ部と当接するゲートホールが形成された第2ゲートと、を備えるゲート電極と、
    前記カソード電極と前記ゲート電極との間に設けられ、前記メッシュ部を支持する複数の第1支持台及び前記延長部を支持する第2支持台を備えるゲート絶縁層と、
    前記ゲート絶縁層から露出した前記カソード電極上に設けられる複数の電子放出源と、を備える電子放出素子。
  24. 前記ゲートホールは、前記一側の開口側へ行くほど徐々に狭くなるように形成された請求項23に記載の電子放出素子。
  25. 前記第1ゲート及び第2ゲートは、等電位である請求項23または24に記載の電子放出素子。
  26. 前記メッシュ部のグリッド間隔は、前記第1支持台の高さと同一か、または前記第1支持台の高さより小さい請求項23〜25のいずれかに記載の電子放出素子。
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