JP2014161585A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 予告演出が実行されるタイミングを遊技者に感得させることなく、多彩な予告演出を行って演出効果を増大させることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技機は、変動中予告演出実行手段が実行する変動中予告演出(当該変動信頼度予告演出)と、先読み予告演出実行手段が実行する先読み予告演出(特別根幹先読み予告演出)とを実行する。変動中予告演出と先読み予告演出は、同一又は近似する態様で実行される。先読み予告演出実行手段は、特定の図柄変動パターンの図柄変動中に実行された先読み予告演出を、その図柄変動が終了した後も継続して実行する。
【選択図】 図16B

Description

本発明は、図柄を変動表示する表示手段を備えた遊技機に関する。
従来、遊技球が始動入賞したことにより、表示装置やランプを用いた所定の予告演出が発生する弾球遊技機が知られている。
例えば、特許文献1のパチンコ遊技機は、図柄変動中に、特別図柄始動領域に所定個数(例えば3個)の遊技球が通過すると、図柄が確定停止する前に予報手段の報知機能を作動するようにしている。これにより、遊技者には、継続的にハンドルの操作を行うことで、当否の結果等を事前に知得できるという利益が付与される(特許文献1、段落0037〜0040、図2)。
特開2002−113205号公報
しかしながら、上記の予報手段は、例えば、大当りの場合に駆動する遊技盤上のサイドランプやサウンドジェネレーション等の鳴音手段であり、極めて単調な予告演出が行えるに過ぎなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、予告演出が実行されるタイミングを遊技者に感得させることなく、多彩な予告演出を行って演出効果を増大させることができる遊技機を提供することを目的とする。
第1発明の遊技機は、所定の始動条件が成立することにより遊技に関する遊技情報を取得する遊技情報取得手段と、前記遊技情報取得手段が取得した前記遊技情報を所定の上限数まで記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記遊技情報について、当否の判定を行なう当否判定手段と、前記当否判定手段の判定結果に応じて図柄を変動表示する表示手段とを備えた遊技機であって、図柄変動の表示結果に関連する変動中予告演出を、当該図柄変動中に実行する変動中予告演出実行手段と、前記記憶手段に記憶された前記遊技情報に基づく先読み予告演出を、当該遊技情報に対応する図柄変動の開始前から実行する先読み予告演出実行手段とを備え、前記変動中予告演出と前記先読み予告演出とは、同一又は近似する態様で実行される特別演出であり、前記先読み予告演出実行手段は、前記遊技情報に対応する図柄変動の開始前に行われる特定の図柄変動パターンの図柄変動中に実行された先読み予告演出を、当該特定の図柄変動パターンの図柄変動の終了後も継続して実行することを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、前記特定の図柄変動パターンの図柄変動中に前記始動条件が成立した場合には、前記先読み予告演出の抽選が実行されることを特徴とする。
第3発明は、第1又は第2発明において、前記特定の図柄変動パターンは、通常の図柄変動パターンと比較して当りとなる期待度が高いことを特徴とする。
本発明によれば、予告演出が実行されるタイミングを遊技者に感得させることなく、多彩な予告演出を行って演出効果を増大させることができる。
実施形態に係るパチンコ遊技機の外観を示す正面側の斜視図。 図1のパチンコ遊技機の外観を示す背面側の斜視図。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤の正面図。 図1のパチンコ遊技機の制御装置の構成を示すブロック図。 当該変動信頼度予告抽選テーブルを示す図。 特別根幹先読み予告抽選テーブルを示す図。 特別保留変化予告抽選テーブルを示す図。 当該変動信頼度予告演出の例。 特別根幹先読み予告演出の例。 特別保留変化予告演出の例。 予告演出の変形例1。 予告演出の変形例2。 主制御側で行われる遊技管理処理を示すフローチャート。 図8中の特別図柄管理処理を示すフローチャート。 図9中の始動口チェック処理1を示すフローチャート(前半)。 図9中の始動口チェック処理1を示すフローチャート(後半)。 図9中の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート(前半)。 図9中の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート(後半)。 図11Bの特図変動パターン作成処理を示すフローチャート。 図9中の特別図柄変動中処理を示すフローチャート。 副制御側で行われるメイン処理を示すフローチャート。 図14中の受信コマンド解析処理を示すフローチャート。 図15中の保留加算処理を示すフローチャート(前半)。 図15中の保留加算処理を示すフローチャート(後半)。 図15中の特図変動パターン指定処理を示すフローチャート。 副制御側で行われるタイマ割込み処理を示すフローチャート。
まず、実施形態の遊技機の概要について説明する。
本実施形態の遊技機は、所定の始動条件が成立することにより遊技に関する遊技情報を取得する遊技情報取得手段と、前記遊技情報取得手段が取得した前記遊技情報を所定の上限数まで記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記遊技情報について、当否の判定を行なう当否判定手段と、前記当否判定手段の判定結果に応じて図柄を変動表示する表示手段とを備えた遊技機であって、図柄変動の表示結果に関連する変動中予告演出を、当該図柄変動中に実行する変動中予告演出実行手段と、前記記憶手段に記憶された前記遊技情報に基づく先読み予告演出を、当該遊技情報に対応する図柄変動の開始前から実行する先読み予告演出実行手段とを備え、前記変動中予告演出と前記先読み予告演出とは、同一又は近似する態様で実行される特別演出であり、前記先読み予告演出実行手段は、前記遊技情報に対応する図柄変動の開始前に行われる特定の図柄変動パターンの図柄変動中に実行された先読み予告演出を、当該特定の図柄変動パターンの図柄変動の終了後も継続して実行することを特徴とする。
本実施形態には、変動中予告演出実行手段が実行する変動中予告演出と、先読み予告演出実行手段が実行する先読み予告演出とがある。「変動中予告演出」とは、例えば、現在実行中の図柄変動に対して当り信頼度を予告するものである。また、「先読み予告演出」とは、記憶された遊技情報に基づいて、図柄変動の開始前から実行される予告演出であって、例えば、当りとなるまでの複数回の図柄変動を跨いで、演出が徐々に発展していくものである。
変動中予告演出と先読み予告演出は、例えば、1つのキャラクタの出現から実行される同一態様の演出である。類似する複数のキャラクタの出現から実行される近似態様の演出でもよい。同一又は近似する態様とすることにより、何れの予告演出がどのタイミングで実行されるかを遊技者に感得させることなく、多彩な予告演出を行うことができる。また、リーチ変動等の特定の図柄変動パターンの図柄変動中に実行された先読み予告演出は、その図柄変動が終了した後も継続して実行されるので、演出効果を増大させることができる。
本実施形態において、前記特定の図柄変動パターンの図柄変動中に前記始動条件が成立した場合には、前記先読み予告演出の抽選が実行されることが好ましい。
その場合、特定の図柄変動パターンの実行中に遊技球の打ち出しを中止していれば、先読み予告演出が実行されることはない。従って、遊技者は、興趣が低下しないように特定の図柄変動パターンの実行中も遊技球を打ち出すようになり、遊技機の稼働率が向上する。
また、本実施形態において、前記特定の図柄変動パターンは、通常の図柄変動パターンと比較して当りとなる期待度が高いことが好ましい。
その例として、リーチ変動が挙げられる。これにより、特定の図柄変動パターンに対する演出効果をさらに高めることができる。
次に、図1を参照して、本実施形態のパチンコ遊技機を構成する部分について説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機1は、矩形状の外枠2と、この外枠2に開閉可能に枢着された前面枠3および前扉5を備えている。
前面枠3は、額縁状であり開口部に遊技盤4(図3参照)が取付け可能となっている。また、前扉5の中央部にはガラス板6が嵌め込まれており、外部より遊技盤4が視認可能となっている。
前扉5の上部左右両側にはスピーカ7が設けられている。スピーカ7は、遊技に伴う演出効果音を外部に出力する音響出力部である。また、前扉5の左右両側および上部には枠装飾LED8が設けられている。枠装飾LED8は、遊技の演出に連動してLEDが発光、点滅する装飾部である。
前扉5の下側には前面板9があり、その左端部は前面枠3に開放可能に枢着されている。前面板9には、発射機構を作動させるための発射ハンドル10、遊技球を貯留する上貯留皿11、下貯留皿12等が設けられている。
また、上貯留皿11の表面部分には、内蔵ランプが点灯したとき操作が可能となる左演出ボタン13と、中央演出ボタン14が設けられている。演出ボタン13、14は、遊技中に操作の機会が与えられ、ボタンを押下することにより演出を変化させることができる。
図2は、本実施形態のパチンコ遊技機の背面側の斜視図である。図2に示すように、パチンコ遊技機1の背面には、遊技盤4を裏側から押さえる枠体状の裏機構盤16が取り付けられている。
この裏機構盤16の上部には、パチンコホール側島設備の遊技球補給装置(図示省略)から供給される遊技球を貯留する遊技球貯留タンク17が設けられている。
また、遊技球貯留タンク17から球を導出するタンクレール18の傾斜下端には、遊技球を払い出すための遊技球払出装置19が設けられている。さらに、裏機構盤16の隅部には、パチンコホールにある全遊技機を統括的に管理するホールコンピュータ(図4参照)に電気的に接続するための外部端子基板21が、端子基板ケース22に収納され、設けられている。
また、裏機構盤16の略中央には、遊技盤4の裏側に装着された透明の裏カバー23が備えられており、この裏カバー23内に、演出制御基板25を収納した透明の演出制御基板ケース25aと、液晶制御基板26を収納した透明の液晶制御基板ケース26aとが設けられている。
演出制御基板25と液晶制御基板26の中間部には、ボリュームスイッチ31が設けられている。つまみ部分を回転させることで10段階の音量設定が可能である。
液晶制御基板ケース26aの下方には、主制御基板24を収納した透明な主制御基板ケース24aが設けられている。主制御基板24は、パチンコ遊技機1の動作を統括的に制御するものである。主制御基板24は、各種スイッチやセンサと接続されているため、これらの検知信号を受信して各種処理を行う。なお、主制御基板24は、本発明の主制御手段に相当する。
また、主制御基板24には、RAMクリアスイッチ27が設けられている。RAMクリアスイッチ27を押下しながら、電源を投入することによりRAM領域の記憶内容は消去され、パチンコ遊技機1は初期状態となる。
演出制御基板25は、主制御基板24から送信される各種制御コマンドを受信し、その制御コマンドに基づいて、例えば、盤面装飾LED35或いは液晶表示装置36による演出を制御する。なお、演出制御基板25は、本発明の副制御手段に相当する。
主制御基板ケース24aの下方には、電源基板28を収めた透明な電源基板ケース28aと、払出制御基板29を収めた透明な払出制御基板ケース29aが配設されている。
さらに、発射ハンドル10に対応する位置には、遊技球を打撃する打撃槌やこれを駆動する発射モータを備えた遊技球発射装置(図示省略)の後側に発射制御基板30が設けられている。
次に、図3を参照して、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤について説明する。
図3に示すように遊技盤4は、略正方形のパネルで形成され、その盤面上の遊技領域4aは、化粧板4bの前面にビス等で固定されるセンター飾り体34a、左部コーナー飾り体34b、右部コーナー飾り体34c等の部材によって区画形成されている。飾り体34a〜34cは、ポリカーボネート等の硬質樹脂材料を用いた射出成形によってそれぞれ一体成型で形成されている。
センター飾り体34aには、複数の盤面装飾LED35が配置されている。盤面装飾LED35は、各遊技における図柄の変動表示や予告表示に伴い発光色や発光態様を変化させ、演出を盛り上げる装飾部である。
遊技盤4の中央部には開口が形成され、この開口内に液晶表示装置36の表示画面が配置される。液晶表示装置36は、種々の数字、キャラクタ等が描かれた図柄や背景画像、リーチ等の各種演出を遊技に応じて表示する表示器である。液晶表示装置36は、本発明の表示手段に相当する。
センター飾り体34aの右側には、人形の腕の形状をした可動役物37aが配置されている。また、液晶表示装置36の前面下方には下駄の形状の可動役物37b配置されている。可動役物37a、37bは、何れも遊技における演出や当り期待度に応じて動作する。
液晶表示装置36の下方には、第1特別図柄始動口38aおよび第2特別図柄始動口38bからなる始動入賞装置38が配置されている。遊技領域4aを流下する遊技球が第1特別図柄始動口38a、又は第2特別図柄始動口38bに入賞することにより抽選が行われ、後述する特別図柄表示装置43aにて特別図柄の変動表示がなされる。また、液晶表示装置36でも、特別図柄に対応した装飾図柄の変動表示が行われる。
なお、以下では、第1特別図柄始動口38aへの入賞により変動表示を開始する特別図柄を特別図柄1(特図1)、第2特別図柄始動口38bへの入賞により変動表示を開始する特別図柄を特別図柄2(特図2)という。
第2特別図柄始動口38bは開閉部材を備えており、開閉部材が開放した場合、遊技球が入賞し易い状態となる。上記開閉部材は、後述する普通図柄の抽選に当選した場合に、所定回数、所定時間開放する。以下では、第2特別図柄始動口38bと開閉部材を合わせた装置を普通電動役物(普電)と称することがある。
始動入賞装置38の下方には、第1大入賞装置39aが配置されている。また、始動入賞装置38の右側には、第2大入賞装置39bが配置されている。大入賞装置39a、39bは、共に特別図柄の抽選に当選したとき、すなわち大当りとなったときに所定時間開放される入賞装置である。遊技球が大入賞装置39a、39bの内部にある大入賞口(図示省略)に入賞することにより、多くの賞球を獲得することが可能となる。
遊技領域4aの右側下方には、特別図柄表示装置43aおよび普通図柄表示装置43bが配置されている。特別図柄表示装置43aは、2個の7セグメントLED(左及び中)から構成され、特別図柄始動口38a、38bへの入賞を契機として特別図柄を変動させ、抽選結果を表示する。なお、残り1個は(右)、特別図柄及び普通図柄の保留球数や、時短状態であることを表示する。
普通図柄表示装置43bは、複数のLEDからなる表示器であり、普通図柄用始動ゲート40aへの入賞を契機として普通図柄を始動させ、LEDの点灯により抽選結果を表示する。
遊技領域4aの左側には、普通図柄用始動ゲート40aや遊技球の流下方向を変化させる風車41、多数の遊技釘(図示省略)が配置されている。普通図柄用始動ゲート40aは、普通図柄の始動契機となる入賞装置である。遊技球が普通図柄用始動ゲート40aを通過することにより抽選が行われ、普通図柄表示装置43bにて、普通図柄が変動する。
また、第2大入賞装置39bの上方には、右普通図柄用始動ゲート40bが配置されている。これは、右打ちを行う遊技状態の場合の普通図柄用の始動ゲートであり、遊技者が右打ちをしているか否かを検知する役割も有する。
遊技領域4aの左側下方には、複数の一般入賞口42が配置されている。遊技球が一般入賞口42に入賞すると所定数の賞球の払出しが行われる。
遊技領域4aの最も左側には、発射機構により発射された遊技球を遊技領域4aに案内するため略上下方向に延びたガイドレール44が配置されている。ガイドレール44は、金属製の帯状の外内2本のガイドレール44a、44bで構成されている。
これら外内2本のガイドレール44a、44bの間で上下方向に延びた空間が、前記発射機構から発射された遊技球が通過する発射通路45を形成している。内側ガイドレール44bの上端には、発射球の発射方向(遊技領域4a側)への通過を許可すると共に戻り方向(発射通路45側)への通過を阻止する戻り球防止片46が配設されている。また、内側ガイドレール44bの最下部にはアウト球回収口47と、アウト球回収口47にアウト球を導入する球寄せ部48が形成されている。
図4は、パチンコ遊技機の制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図4では信号を中継する中継基板や、本発明に関係のない一部の部材の構成を省略した。
この制御装置は、パチンコ遊技機1の動作を統括的に制御する主制御基板24と、主制御基板24からコマンドを受けて演出の制御をする演出制御基板25を中心に構成される。電源基板28は、主制御基板24を初めとした各基板に接続され、外部電源から交流電圧24Vを受けて直流電圧に変換し、各基板に供給する。
主制御基板24は、その内部に、主制御基板側CPU241と、ROM242と、RAM243を備えている。主制御基板側CPU241は、いわゆるプロセッサ部であり、大当りを発生させるか否かの抽選処理、決定された変動パターンや停止図柄の情報から制御コマンド作成し、演出制御基板25に送信する等の処理を行う。なお、CPU241は、本発明の遊技情報取得手段、当否判定手段に相当する。
ROM242は、一連の遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等を格納した記憶部である。また、RAM243は、主制御基板側CPU241の処理で設定されたデータを一時記憶するワークエリアを備えた記憶部であり、本発明の記憶手段に相当する。
主制御基板24には、RAMクリアスイッチ27、始動入賞口センサ38c、大入賞口センサ39c、始動ゲート通過センサ40c、一般入賞口センサ42c、磁気センサ50、電波センサ51、振動センサ52が接続され、各検知信号を受信可能となっている。
磁気センサ50は、パチンコ遊技機1に磁石等を近づけた場合に、異常を検知するセンサである。また、電波センサ51は、パチンコ遊技機1に対し強い電波が発せられた場合に異常を検知するセンサであり、振動センサ52は、パチンコ遊技機1に対し強い振動が与えられた場合に異常を検知するセンサである。
また、主制御基板24には、特別図柄表示装置43a、普通図柄表示装置43bが接続され、主制御基板側CPU241が抽選処理により取得した乱数情報は、各図柄表示装置43a、43bに送信される。
さらに、主制御基板24には、パチンコ遊技機1の外部へ接続する端子を備えた外部端子基板21が接続されている。遊技における大当り、入賞数、ゲーム数等の各種情報は、主制御基板24から外部端子基板21を介してホールコンピュータに送信される。
さらに、主制御基板24には、払出制御基板29が接続されている。払出制御基板29には、下貯留皿満杯センサ12cおよび扉開放センサ32が接続されているため、これらのセンサが異常を検知すると、検知信号は払出制御基板29から主制御基板24に送信される。なお、払出制御基板29には、遊技球払出装置19と、発射制御基板30(さらに発射装置10aと接続)が接続している。
次に、演出制御基板25は、その内部に、演出制御基板側CPU251と、ROM252と、RAM253を備えている。演出制御基板側CPU251はいわゆるプロセッサ部であり、主制御基板24から送信された制御コマンドを受信し、その制御コマンドに基づいた各種演出を制御する処理を行う。なお、CPU251は、本発明の変動中予告演出実行手段、先読み予告演出実行手段に相当する。
ROM252は、一連の演出制御手順を記述した制御プログラムや演出データ等を格納した記憶部である。また、RAM253は、演出制御基板側CPU251の処理で設定されたデータを一時記憶するワークエリアを備えた記憶部である。
演出制御基板25には、スピーカ7、枠装飾LED8、盤面装飾LED35、ボリュームスイッチ31、左演出ボタン13、中央演出ボタン14が接続されている。これにより、演出制御基板25は、例えば、スピーカ7の効果音や各LED等の動作を制御し、演出効果を高めている。
演出ボタン13、14は、遊技者が有効期間にこれらを押下げることで、検知信号が演出制御基板25に送信され、液晶表示装置36に表示される演出が変化する。
演出制御基板25には、液晶制御基板26が接続されている。液晶制御基板26は、演出制御基板25からコマンドを受けて液晶表示装置36の表示制御を行うものであり、本発明の表示制御手段に相当する。
液晶制御基板26は、その内部に、液晶制御CPU261と、液晶制御ROM262と、液晶制御RAM263と、映像表示プロセッサVDP264と、画像データROM265と、VRAM266を備えている。
液晶制御CPU261は、いわゆるプロセッサ部であり、演出制御基板25から受信した液晶制御コマンドに基づいて表示制御を行うために必要な液晶制御データを生成する。また、そのデータを映像表示プロセッサVDP264に出力する。
液晶制御ROM262は、液晶制御CPU261の動作手順を記述したプログラムを格納した記憶部であり、液晶制御RAM263は、ワークエリアやバッファメモリとして機能する記憶部である。
映像表示プロセッサVDP264は、液晶表示装置36に表示する画像データの画像処理を行うプロセッサである。また、画像データROM265は、映像表示プロセッサVDP264が画像処理を行うために必要な画像データを格納した記憶部であり、VRAM266は、映像表示プロセッサVDP264が画像処理した画像データを一時記憶する記憶部である。
上記の構成により液晶制御基板26は、演出制御基板25から送信された液晶制御コマンドに基づき画像処理を行い、液晶表示装置36に演出画像や動画を表示している。
次に、図5A〜5Cを参照して、各種予告抽選テーブルについて説明する。まず、図5Aは、当該変動信頼度予告抽選テーブルを示している。なお、当該変動信頼度予告は、本発明の変動中予告演出に相当する。
当該変動信頼度予告の抽選は、特定の図柄変動パターンによる図柄変動中に、遊技球が始動入賞すると実行される。特定の図柄変動パターンとは、通常の図柄変動より当りとなる期待度が高いリーチ変動等が挙げられる。
図5Aに示すように、現在実行中の図柄変動(以下、当該変動という)のパターンとして、合計19種類が用意されている。また、図柄変動パターンの情報は、制御コマンド(後述する、変動パターン指定コマンド)により、演出制御基板25に送信される。
当該変動信頼度予告の抽選について、例えば、当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「特別変動パターン1」の場合には、80%の確率で「実行なし」が選択されるが、残りの20%は「白忍者テロップ」が選択される。この演出例については後述するが、色彩により当り期待度が異なり、「白」、「青」、「緑」、「赤」、「デンジャー」の順に期待度が高くなる。
当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「特別変動パターン2」の場合には、70%の確率で「実行なし」、20%の確率で「白忍者テロップ」、残りの10%は「青忍者テロップ」が選択される。
また、当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「特別変動パターン10」の場合には、90%の確率で「赤忍者テロップ」、残りの10%の確率で「デンジャー忍者テロップ」が選択される。「赤忍者テロップ」、「デンジャー忍者テロップ」は、共に当否結果が「当り」の場合に選択されやすい予告演出であるが、稀に、いわゆる偽演出としても選択される。
一方、当否結果が「当り」の場合、図柄変動パターンは当り種別と関連がある。例えば、「特別変動パターン1」は、「通常2ラウンド大当り」の図柄変動パターンである。この場合の抽選では、100%の確率で「緑忍者テロップ」が選択される。
当否結果が「当り」、図柄変動パターンが「特別変動パターン2(通常5ラウンド大当り)」の場合には、80%の確率で「緑忍者テロップ」、残りの20%の確率で「赤忍者テロップ」が選択される。また、当否結果が「当り」、図柄変動パターンが「特別変動パターン8(通常16ラウンド大当り)」の場合には、100%の確率で「デンジャー忍者テロップ」が選択される。
このように、当否結果が「ハズレ」の場合には、殆ど当該信頼度予告が実行されない。また、実行されたとしても、「赤忍者テロップ」や「デンジャー忍者テロップ」は、殆ど選択されない。一方、当否結果が「当り」の場合には、「緑忍者テロップ」、「赤忍者テロップ」、及び「デンジャー忍者テロップ」の中から何れかが選択される。従って、これらの演出は、遊技者に当り期待度が高いこと報知する効果もある。
次に、図5Bを参照して、特別根幹先読み予告抽選テーブルについて説明する。特別根幹先読み予告とは、例えば、当り変動までの複数回の図柄変動を跨いで、演出が徐々に発展していくものであり、本発明の先読み予告演出に相当する。
図柄変動パターンには、「変動パターン1〜10」と「特別変動パターン1〜10」とがあるが、「特別変動パターン1〜10」の方が当り期待度が高いパターンとして用いられる。また、当該変動信頼度予告の抽選と同様に、図柄変動パターンの情報は、制御コマンドにより、演出制御基板25に送信される。
特別根幹先読み予告の抽選について、例えば、当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「変動パターン1」の場合には、80%の確率で「実行なし」が選択されるが、残りの20%は「白忍者」が選択される。ここでも、色彩により当り期待度が異なり、「白」、「青」、「緑」、「赤」、「デンジャー」の順に期待度が高くなる。
当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「変動パターン10」の場合には、90%の確率で「赤忍者」、残りの10%の確率で「デンジャー忍者」が選択される。ここでも、「赤忍者」、「デンジャー忍者」は、当否結果が「当り」の場合に選択されやすい予告演出であるが、稀に、いわゆる偽演出としても選択される。
また、当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「特別変動パターン1」の場合には、75%の確率で「実行なし」が選択されるが、残りの25%は「白忍者」が選択される。
「特別変動パターン1」〜「特別変動パターン10」は、それぞれ「変動パターン1」〜「変動パターン10」と、図柄変動の態様が一部共通する。例えば、変動パターン1が「リーチ変動A」であるとき、特別変動パターン1は、リーチ変動Aの発展系である「スーパーリーチ変動A」の関係にある。
当該変動信頼度予告と同様に、当否結果が「当り」の場合、図柄変動パターンは、当り種別と関連がある。例えば、「変動パターン1」は、「通常2ラウンド大当り」の図柄変動パターンである。この場合の抽選では、100%の確率で「緑忍者」が選択される。
当否結果が「当り」、図柄変動パターンが「特別変動パターン1(通常2ラウンド大当り)」の場合には、95%の確率で「緑忍者」、残りの5%は「赤忍者」が選択される。このように、「変動パターン1」と「特別変動パターン1」とでは、予告演出の選択率が異なり、「特別変動パターン」の方が当り期待度の高い予告演出が選択され易い。
次に、図5Cを参照して、特別保留変化予告抽選テーブルについて説明する。特別保留変化予告とは、液晶表示装置36中の保留表示の形状や色彩を通常とは異なる態様に変化させて、当りや期待度の高いリーチ変動を予告するものであり、先読み予告演出の一種である。複数回の図柄変動を跨いで、保留表示が徐々に変化していく予告もある。
ここでも、図柄変動パターンには、「変動パターン」と「特別変動パターン」とがある。また、図柄変動パターンの情報は、制御コマンドにより、演出制御基板25に送信される。
特別保留変化予告の抽選について、例えば、当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「変動パターン1」の場合には、80%の確率で「実行なし」が選択されるが、残りの20%は「白手裏剣」が選択される。「白手裏剣」とは、通常、黒色(「黒手裏剣」)である保留表示が白色に表示される演出である。ここでも、色彩により当り期待度が異なり、「白」、「青」、「緑」、「赤」、「デンジャー」の順に期待度が高くなる。
また、当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「変動パターン10」の場合には、90%の確率で「赤手裏剣」、残りの10%の確率で「デンジャー手裏剣」が選択される。ここでも、「赤手裏剣」、「デンジャー手裏剣」は、当否結果が「当り」の場合に選択されやすい予告演出であるが、稀に、いわゆる偽演出としても選択される。
また、当否結果が「ハズレ」、図柄変動パターンが「特別変動パターン1」の場合には、75%の確率で「実行なし」、残りの25%は「白手裏剣」が選択される。
当該変動信頼度予告と同様に、当否結果が「当り」の場合には、図柄変動パターンは、当り種別と関連がある。例えば、「変動パターン1」は、「通常2ラウンド大当り」の図柄変動パターンである。この場合の抽選では、40%の確率で「実行なし」が選択されるが、残りの60%は「緑手裏剣」が選択される。
当否結果が「当り」、図柄変動パターンが「特別変動パターン1(通常2ラウンド大当り)」の場合には、35%の確率で「実行なし」が選択されるが、残りの65%は「緑手裏剣」が選択される。ここでも、「変動パターン1」と「特別変動パターン1」とでは、予告演出の選択率が異なり、「特別変動パターン」の方が当り期待度の高い予告演出が選択され易い。
次に、図6A〜6Cを参照して、各種予告演出の例について説明する。
まず、図6Aを参照して、当該変動信頼度予告演出の例について説明する。当該変動信頼度予告演出は、当該変動が当り変動である場合や、当該変動が保留されている図柄変動と比較して当り期待度が高い変動である場合等に選択され易い。
特別図柄55がリーチの態様となった場合に、遊技球が始動入賞すると、液晶表示部36下方にある保留表示部56(例えば、「保留領域3」)が点灯する。また、このとき、虚無僧のキャラクタ57が出現する(図6A(a)参照)。詳細は後述するが、このキャラクタ57は、様々な予告演出を発生させる。
リーチ変動は引き続き行われているが、例えば、特別図柄55の確定表示がされる前に、突然キャラクタ57が画面中から消えてなくなる(図6A(b)参照)。その後、当該変動信頼度予告の抽選に当選していなかった場合には、予告演出を実行することなく、特別図柄55の確定表示が行われる。一方、当該変動信頼度予告の抽選に当選していた場合には、何れかの当該変動信頼度予告演出が実行される。
図6A(c)は、当該変動信頼度予告の抽選に当選して、表示58の「デンジャー忍者テロップ」が実行された様子を示している。ここでも、特別図柄55のリーチ変動は継続しているが、遊技者は、この表示の当り期待度が極めて高いことを認識していれば、最終的に特別図柄55が全て揃って、当りが発生すると予想することができる。
次に、図6Bを参照して、特別根幹先読み予告演出の例について説明する。特別根幹先読み予告演出は、保留表示に対応する図柄変動に当り変動や当り期待度の高い変動が含まれている場合等に選択され易い。
当該変動信頼度予告演出の場合と同様に、特別図柄55がリーチの態様となった場合に、遊技球が始動入賞すると、保留表示部56(例えば、「保留領域3」)が点灯し、このとき虚無僧のキャラクタ57が出現する(図6B(a)参照)。
そして、当該変動の特別図柄55が全て停止して、次回の図柄変動が開始する直前となったとき、特別根幹先読み予告の抽選に当選していた場合には、液晶表示装置36の画面中に忍者のキャラクタ59と城60が出現する(図6B(b)参照)。
その後、次回の図柄変動の開始に伴い、保留表示部56の「保留領域3」が消灯する(図6B(c)参照)。また、このとき、キャラクタ59が城60に侵入する演出が実行される。
図6B(d)は、今回の図柄変動の特別図柄55が全て停止したときの様子を示しているが、キャラクタ59が城60の上方に登っていくストーリーが進行中である。この一連のストーリーは、図柄変動中だけでなく、図柄の変動停止中にも、特定の図柄変動の開始まで徐々に進行する。例えば、さらに複数回の図柄変動を跨いで、キャラクタ59が城60を登っていき、キャラクタ59が上の階に到達する程、当り期待度が高い演出とすることができる。
ここで、一連のストーリーは、特定の図柄変動において、図柄がリーチ態様となるまで、リーチ変動に対する演出が開始するまで、特定の図柄変動が停止するまで、その他任意のタイミングまで進行するようにしてもよい。
この場合にも、ストーリーの進行度合いに応じて当り期待度が高く設定されているので、そのストーリーの開始から特定の図柄変動の停止までの期間に亘り、ストーリーが継続する程、当り期待度が向上する特別根幹先読み演出を実行することができる。
なお、必ずしもストーリーが継続する程、当り期待度が向上しなくてもよい。何れの場合にも、ストーリーの開始からその直後の図柄変動のリーチ開始時、演出開始時、図柄の変動停止時、又は特定の図柄変動の開始時、図柄がリーチ態様となった時、リーチ変動に対する演出開始時、図柄の変動停止時等の各状態の発生、経過の度に、ストーリーを継続させるか否かの継続判定演出を実行するようにしてもよい。
当該変動信頼度予告演出と特別根幹先読み予告演出は、同じキャラクタ57の出現から発展する演出であるので、遊技者は、キャラクタ57の出現により、この後、何れかの予告演出が実行されることを期待する。このキャラクタ57は、リーチ変動の実行中等に、遊技球が始動入賞したことを条件に出現するようになっているので、遊技者は、遊技球の打出しを中止しないようになる。これにより、パチンコ遊技機1の稼働率も向上する。
次に、図6Cを参照して、特別保留変化予告演出の例について説明する。特別保留変化予告演出は、始動入賞に対応する図柄変動が当り変動や当り期待度の高い変動である場合等に選択され易い。
当該変動信頼度予告演出の場合と同様に、特別図柄55がリーチの態様となった場合に、遊技球が始動入賞すると、保留表示部56(例えば、「保留領域3」)が点灯し、このとき虚無僧のキャラクタ57が出現する(図6C(a)参照)。
その後、リーチ変動が引き続き行われるが、「保留領域3」の表示がゆっくり点滅したり、今にも回り出すような小さな動きを繰り返す(図6C(b)参照)。そして、特別保留変化予告の抽選に当選していた場合には、キャラクタ57が一瞬、「保留領域3」の方向を指示したタイミングで保留表示が変化する。
図6C(c)は、「保留領域3」が通常表示から色彩の異なる表示(例えば、「緑手裏剣」)に変化したときの様子を示している。これにより、遊技者は、「緑手裏剣」に対応する図柄変動時には、当りや期待度の高いリーチが発生すると予想することができる。なお、ここでは、キャラクタ57を表示されたままとなっているが、該予告演出の実行と同時に消えるようにしてもよい。
特別保留変化予告演出は、当該変動信頼度予告演出、特別根幹先読み予告演出と同様に、キャラクタ57の出現から発展する演出である。従って、遊技者は、キャラクタ57の出現により、この後、何れの予告演出が実行されるか期待して待つことになり、演出効果が増大する。
次に、図7A、7Bを参照して、予告演出の変形例について説明する。
まず、図7Aを参照して、特別保留変化予告演出から当該変動信頼度予告演出又は特別根幹先読み予告演出に発展する演出について説明する。
図7A(a)は、特別図柄55のうち1つが変動中の状態を示しているが、保留表示部56の「保留領域1」が通常とは異なる忍者マークとなっている点に特徴がある。これは、特別保留変化予告演出の一種であり、この保留表示に対する図柄変動において、当該変動信頼度予告演出又は特別根幹先読み予告演出が実行される可能性があることを示唆している。
まず、当該変動信頼度予告演出が選択されていた場合には、忍者マークの保留表示に対する図柄変動が開始した後に、当該変動信頼度予告演出が実行される。例えば、表示58に示す「デンジャー忍者テロップ」が実行される(図7A(b)参照)。このとき、遊技者は、当該変動が極めて当り期待度の高いリーチ変動であると予想することができる。
一方、特別根幹先読み予告演出が選択されていた場合には、忍者マークの保留表示に対する図柄変動が開始した後に、特別根幹先読み予告演出が実行される。例えば、画面中に忍者のキャラクタ59と城60が出現し、キャラクタ59が城60に侵入する一連の演出が開始する(図7A(c)参照)。
この演出は、例えば、図7A(c)の「保留領域2」に対する図柄変動が開始するまで、複数回の図柄変動を跨いで、ストーリーを発展させることができる。また、現在の図柄変動の中で特別図柄55の仮停止を数回繰り返して、複数回の図柄変動のように見せながら(いわゆる、擬似連続変動)、ストーリーを発展させるようにしてもよい。
このように、当該変動信頼度予告演出と特別根幹先読み予告演出は、同一の特定保留表示(例えば、忍者マーク)から何れかが実行されるようになっている。従って、遊技者は、特定の保留表示に対する図柄変動の際、何れの予告演出が実行されるか期待して待つことになり、演出効果が増大する。
次に、図7Bを参照して、近似する複数のキャラクタの登場から当該変動信頼度予告演出又は特別根幹先読み予告演出に発展する演出について説明する。
当該変動信頼度予告演出の場合と同様に、特別図柄55がリーチの態様となった場合に、遊技球が始動入賞すると、保留表示部56(例えば、「保留領域3」)が点灯する。また、このとき、忍者のキャラクタX61、キャラクタY62が出現する(図7B(a)参照)。
その後、キャラクタX61とキャラクタY62の決戦演出があり、勝利したキャラクタと関連する予告演出が実行される。このとき、常にキャラクタX61が「当該信頼度予告演出」、キャラクタY62が「特別根幹先読み予告演出」のように関連付けてしまうと、遊技者は、決戦演出の結果により何れの予告演出が実行されるかを認識できてしまう。従って、おおよそ関連する予告演出を決めておき、通常とは異なる予告演出が実行される場合も用意しておくことが好ましい。通常とは異なる予告演出は、当り確定演出等に用いることができる。
図7B(b)は、この決戦演出でキャラクタX61が勝利したときの様子を示している。これにより、遊技者は、当該変動信頼度予告演出又は特別根幹先読み予告演出が実行されるのを期待して待つことになる。
図7B(c)は、当該変動信頼度予告演出である「デンジャー忍者テロップ」が実行されたときの様子を示している。すなわち、今回は当該変動信頼度予告演出の抽選に当選していたことになる。特別図柄55のリーチ変動は継続しているが、遊技者は、当該変動が極めて当り期待度の高いリーチ変動であると予想することができる。
一方、上記決戦演出でキャラクタY62が勝利したときには、特別根幹先読み予告演出が実行される(図示省略)。このとき、例えば、「保留領域2」に対する図柄変動が開始するまで、複数回の図柄変動を跨いで、ストーリーを発展させてもよいし、擬似連続変動の中でストーリーを発展させるようにしてもよい。
このように、当該変動信頼度予告演出と特別根幹先読み予告演出は、近似する複数のキャラクタを用いて何れかが選択されるようにすることができる。これにより、遊技者に何れの予告演出が実行されるかを感得させることなく、多彩な予告演出を行えるので、演出効果が増大する。
以下では、図8を参照して、主制御側で行われる遊技管理処理について説明する。以下で説明する遊技管理処理は、電源投入処理が正常に終了した場合に、主制御側のメインループに対して実行されるタイマ割込み処理である。
まず、主制御手段(主制御基板24)は、タイマ管理処理を行う(ステップS10)。パチンコ遊技機1には、後述する特別図柄役物動作タイマの他、普図及び特図役物動作タイマ等の多数のタイマが用意されており、それぞれ遊技に関する時間を計時している。
主制御手段は、処理状態に応じて各種タイマを更新(タイマを減算)することで、多数のタイマを管理している。その後、ステップ20に進む。
ステップS20では、主制御手段は、賞球管理処理を行う。これは、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、第1特別図柄始動口38aや一般入賞口42に入賞した場合に行われる処理である。例えば、一般入賞口42の内部にある一般入賞口センサ42cが遊技球を検出し、球検出信号を主制御手段に送信する。
主制御手段は、上記信号を受信すると、払出制御基板29(さらには、遊技球払出装置19)に向けて所定個数の賞球の払出しを行うための制御信号を送信する。遊技球払出装置19は、上記制御信号を受信した後に、上貯留皿11(上貯留皿11が満杯である場合には、下貯留皿12)に所定個数の賞球を払出す。その後、ステップS30に進む。
ステップS30では、主制御手段は、普通図柄管理処理を行う。これは、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、普通図柄用始動ゲート40a、又は右普通図柄用始動ゲート40bを通過した場合に行われる処理である。具体的には、始動ゲート40a、40bの内部にある始動ゲート通過センサ40cは、ゲートを通過した遊技球を検出して、球検出信号を主制御手段に送信する。
主制御手段は、上記信号を受信すると、普通図柄の抽選乱数を取得する。この抽選乱数は最大4個まで記憶可能であり、記憶した順に上記抽選乱数の当否を抽選する。
また、主制御手段は、普通図柄表示装置43bに制御信号を送信する。普通図柄表示装置43bでは、LEDの点滅による普通図柄の変動が行われ、普通図柄は、所定時間の経過後、抽選結果に応じて当り又はハズレの態様を表示して停止する。その後、ステップS40に進む。
ステップS40では、主制御手段は、普通電動役物管理処理を行う。これは、普通図柄の抽選結果により普通電動役物の動作を制御する処理である。普通図柄管理処理(ステップS30)にて、普通図柄が当り態様で停止した場合には、主制御手段は、普通電動役物用ソレノイドに制御信号を送信し、所定時間、第2特別図柄始動口38bの開閉部材を開放する。
主制御手段は、上記所定時間が経過した場合、又は所定時間経過前に第2特別図柄始動口38bに予め定められた上限数の遊技球が入賞した場合に、上記開閉部材を閉鎖するための制御信号を普通電動役物用ソレノイドに送信する。これにより、上記開閉部材は閉鎖する。その後、ステップS50に進む。
なお、普通図柄管理処理(ステップS30)にて、普通図柄がハズレ態様で停止した場合には、上記開閉部材を開放することはなく、主制御手段は、何もせず普通電動役物管理処理を終了する。
ステップS50では、主制御手段は、特別図柄管理処理を行う。これは、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、第1特別図柄始動口38a、又は第2特別図柄始動口38bに入賞した場合に行われる処理である。
詳細は後述するが、始動入賞口センサ38cが遊技球を検出すると、始動入賞口センサ38cは、球検出信号を主制御手段に送信し、主制御手段では特別図柄の抽選が行われる。
主制御手段は、特別図柄表示装置43aに制御信号を送信する。特別図柄表示装置43aでは、7セグメントLEDによる特別図柄の変動が行われ、特別図柄は、所定時間の経過後に抽選結果に応じて当り又はハズレの態様を表示して停止する。また、特別図柄の変動は、液晶表示装置36においても遊技者に確実に認識可能な装飾図柄で表示される。その後、ステップS60に進む。
最後に、ステップS60では、主制御手段は、特別電動役物管理処理を行う。これは、特別図柄の抽選結果により特別電動役物(大入賞装置39a、39b)の動作を制御する処理である。
詳細は後述するが、特別図柄が当り態様で停止した場合には、いわゆる大当りが発生し、所定のラウンド数の特別遊技が遊技者に付与される。特別図柄管理処理(ステップS50)にて、特別図柄がハズレ態様で停止した場合には、主制御手段は、何もせず特別電動役物管理処理を終了する。特別電動役物管理処理が終了すると、遊技管理処理も終了となる。
次に、図9を参照して、遊技管理処理の中で行われる特別図柄管理処理について説明する。特別図柄管理処理では、主制御手段は、後述する特別図柄の動作ステータス(変動待機中、変動中、確認時間中)を判定し、それぞれの処理を行う。
まず、主制御手段は、始動口チェック処理1を行う(ステップS71)。これは、遊技球が第1特別図柄始動口38aへ入賞した場合の処理である。
以下、図10A、10Bを参照して、始動口チェック処理1について説明する。始動口チェック処理1、次ステップの始動口チェック処理2は、始動入賞のとき、すなわち、遊技情報が取得されたときに行われる。
まず、図10Aにおいて、主制御手段は、特図1始動口へ入賞したか否かを判定する(ステップS81)。特図1始動口である特別図柄始動口38aに遊技球が入賞した場合には、ステップS82に進む。一方、遊技球が特図1始動口へ入賞していない場合には、始動口チェック処理1を終了する(図10B参照)。
ステップS81の判定が「YES」である場合、主制御手段は、特図1の保留球数が上限値か否かを判定する(ステップS82)。本実施形態のパチンコ遊技機1は、特図1の保留球数の上限が4個である。
特図1の保留球数が上限値に達した場合には、ステップS95に進む(図10B参照)。これは、後述する「保留加算コマンド」が保留球数が上限値である場合(オーバーフロー時)にも送信されることがあるためである。一方、特図1の保留球数が上限値に達していない場合には、ステップS83に進む。
ステップS82の判定が「NO」である場合、主制御手段は、特図1の保留球数を1加算する(ステップS83)。その後、ステップS84に進む。
ステップS84では、主制御手段は、大当り判定用乱数、特別図柄用乱数、変動パターン乱数1、変動パターン用乱数2を保留記憶エリアに格納する。保留記憶エリアとは、主制御基板24のRAM243である。また、「大当り判定用乱数」は大当りか否かの抽選に用いられる乱数、「特別図柄用乱数」は変動後に停止する特別図柄に関する乱数である。「変動パターン用乱数1」、「変動パターン用乱数2」は、上述の図柄変動パターンを選択するための乱数である。その後、ステップS85に進む。
ステップS85では、主制御手段は、入賞コマンドデータに01Hをセットする。「入賞コマンドデータ」とは、保留先読みに関する情報が含まれるデータであり、「01H」は、入賞コマンドデータの下位バイトを「保留先読み禁止」にセットすることを意味する。その後、ステップS86に進む。
次に、主制御手段は、保留先読みが禁止か否かを判定する(ステップS86)。具体的には、保留先読みを行う条件を満たさない場合に、「YES」の判定となり、ステップS95に進む(図10B参照)。一方、保留先読み条件を満たす場合には、保留先読みが禁止されないので、ステップS87に進む(図10B参照)。
図10BのステップS87〜S94は、保留先読みコマンド作成処理である。まず、主制御手段は、当り乱数判定テーブル1のアドレスを取得する(ステップS87)。「当り乱数判定テーブル1」とは、特図1用の当否判定テーブルであって、大当り判定用乱数の抽選の際に用いられる。その後、ステップS88に進む。
ステップS88では、主制御手段は、大当り判定用乱数値を取得する。具体的には、ステップS84で保留記憶エリアに格納した大当り判定用乱数の値を取得する。その後、ステップS89に進む。
ステップS89では、主制御手段は、乱数判定処理を行う。具体的には、上述の当り乱数判定テーブル1を参照して、取得した大当り判定用乱数値が大当り(小当り)か否かを判定する。その後、ステップS90に進む。
ステップS90では、主制御手段は、図柄テーブル選択テーブルのアドレスを取得する。「図柄テーブル選択テーブル」とは、特図1用の複数の図柄テーブルのうち、何れの図柄テーブルを選択するかを定義したテーブルである。その後、ステップS91に進む。
ステップS91では、主制御手段は、特別図柄用乱数値を取得する。具体的には、ステップS84で保留記憶エリアに格納した特別図柄用乱数の値を取得する。その後、ステップS92に進む。
ステップS92では、主制御手段は、特別停止図柄データ作成処理を行う。具体的には、上述の図柄テーブル選択テーブルを参照し、当り判定結果に応じた図柄テーブルのアドレスを取得する。さらに、特別図柄用乱数値に対応した特図1の図柄番号等を取得する。その後、ステップS93に進む。
ステップS93では、主制御手段は、始動口入賞時乱数判定を行う。具体的には、当否判定や遊技状態に応じた入賞コマンド選択テーブルのアドレスを取得し、さらにステップS84で保留記憶エリアに格納した変動パターン用乱数1を取得する。そして、入賞コマンド選択テーブルを参照して、変動パターン用乱数1に対応した入賞コマンドデータを取得する。その後、ステップS94に進む。
ステップS94では、主制御手段は、入賞コマンドデータに応じた保留加算コマンド(下位バイト)を作成する。具体的には、ステップS93で取得した入賞コマンドデータに応じて「保留加算コマンド(2バイトの制御コマンド)」の下位バイトを作成する。以上、ステップS87〜S94の保留先読みコマンド作成処理について説明した。その後、ステップS95に進む。
ステップS95では、主制御手段は、保留球数に応じた保留加算コマンド(上位バイト)を作成する。すなわち、「保留加算コマンド」は、ステップS83で加算した保留球数の情報を上位バイト、ステップS87〜S94の処理で作成した保留先読みに関する情報を下位バイトとする制御コマンドである。なお、保留先読みが行われなかった場合(ステップS86:YES)には、下位バイトは、ステップS85で設定した「保留先読み禁止」の情報が入ることになる。その後、ステップS96に進む。
最後に、主制御手段は、保留加算コマンドを送信する(ステップS96)。具体的には、主制御基板24は、演出制御基板25に向けて「保留加算コマンド」を送信する。その後、始動口チェック処理1を終了する。図9に戻り、その後、ステップS72に進む。
ステップS72では、主制御手段は、始動口チェック処理2を行う。これは、上述の始動口チェック処理1と同様の処理であるので、詳細は省略するが、特図2用の当り乱数判定テーブル2を取得する等の相違点がある。また、保留先読みの禁止条件も特図1の禁止条件とは異なる。その後、ステップS73に進む。
次に、主制御手段は、小当りフラグがONしているか否かを判定する(ステップS73)。小当りが発生して小当りフラグがONしている場合には、ステップS79に進む。一方、小当りフラグがONしていない場合には、ステップS74に進む。
ステップS73の判定が「NO」である場合、主制御手段は、条件装置作動フラグがONしているか否かを判定する(ステップS74)。条件装置作動フラグがONしている場合には、ステップS79に進む。一方、条件装置作動フラグがONしていない場合には、ステップS75に進む。すなわち、ステップS75以降は、大当りや小当りが発生していない通常遊技の場合の処理となる。
ステップS74の判定が「NO」である場合、主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定を行う(ステップS75)。特別図柄動作ステータス(以下、特図動作ステータスともいう)が「00H」、「01H」に設定されている場合は、特別図柄が「変動待機中」であることを意味するので、ステップS76に進む。
また、特図動作ステータスが「02H」に設定されている場合は、特別図柄が「変動中」であることを意味するので、ステップS77に進む。さらに、特図動作ステータスが「03H」に設定されている場合は、特別図柄の「確認時間中」であることを意味するので、ステップS78に進む。以下、各特図動作ステータスにおける処理ついて説明する。
まず、図11A、11Bを参照して、特別図柄管理処理の中で行われる特別図柄変動開始処理について説明する。上述の通り、主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定(図9:ステップS75)で、特図動作ステータスが「00H」、「01H」(共に変動待機中)と判断された場合に、この処理を行う。
まず、主制御手段は、特図2保留球数が0であるか否かを判定する(ステップS101)。特図2の保留球数が0である場合には、ステップS102に進む。一方、特図2の保留球数が0でない場合には、ステップS106に進む(図11B参照)。
ステップS101の判定が「YES」である場合、主制御手段は、特図1保留球数が0であるか否かを判定する(ステップS102)。特図1の保留球数が0である場合には、ステップS103に進む。一方、特図1の保留球数が0でない場合には、ステップS106に進む。
ステップS102の判定が「YES」である場合、主制御手段は、特図動作ステータスが00Hであるか否かを判定する(ステップS103)。後述するが、特別図柄確認時間中処理(図9:ステップS78)が実行された直後は、特図動作ステータス「01H」がセットされている。特図動作ステータスが「00H」である場合には、特別図柄変動開始処理を終了する。一方、特図動作ステータスが「00H」でない場合(01Hである場合)には、ステップS104に進む。
ステップS103の判定が「NO」である場合、主制御手段は、客待ちデモコマンドを送信する(ステップS104)。「客待ちデモコマンド」は、特図1、特図2の保留球がなく、特図動作ステータスが「00H」でないという条件の場合に、主制御基板24から演出制御基板25に向けて送信される。その後、ステップS105に進む。
ステップS105では、主制御手段は、特図動作ステータスに00Hをセットする。このセットにより特別図柄変動開始処理は終了となるが、これ以後、特別図柄変動開始処理では、保留球が発生しない限り、ステップS103の判定で「YES」となる処理を繰り返す。
次に、ステップS101、ステップS102の判定が「NO」である場合、主制御手段は、特図1又は特図2の保留球数を1減算する(図11B:ステップS106)。その後、ステップS107に進む。
ステップS107では、主制御手段は、保留減算コマンドを送信する。主制御基板24は、演出制御基板25に向けて「保留減算コマンド」を送信するので、特別図柄表示装置43a(右側の7セグメントLED)の保留表示及び液晶表示装置36に表示された保留表示が1減算される。その後、ステップS108に進む。
ステップS108では、主制御手段は、特別図柄作動確認データをセットする。具体的には、特図1が変動を開始する場合は特別図柄作動確認データとして「00H」を、特図2が変動を開始する場合は「01H」をセットする。その後、ステップS109に進む。
ステップS109では、主制御手段は、保留記憶エリアをシフトする。保留記憶エリア1〜4は、保留球数の減算に伴い1だけシフトする。このとき、保留記憶エリア4については0をセットする。その後、ステップS110に進む。
ステップS110では、主制御手段は、特別電動役物作動判定用乱数判定処理を行う。これは、特図に対応した当り乱数判定用テーブルを決定して乱数判定処理を行う、いわゆる特図の抽選処理である。大当り、小当り判定フラグをワークエリアへ格納する処理も行う。その後、ステップS111に進む。
ステップS111では、主制御手段は、特別停止図柄作成処理を行う。具体的には、特図に対応した図柄テーブル選択テーブルを選択し、図柄判定用乱数値、大当り、小当り判定フラグを取得して特図の停止図柄を作成する。また、特図1又は特図2の停止図柄番号、大当り判定フラグ等を対応するワークエリアに格納する。その後、ステップS112に進む。
ステップS112では、主制御手段は、遊技状態移行準備処理を行う。ここでは、大当り判定フラグがONしている場合に、大当り種別に応じた遊技状態移行テーブルを選択し、これを参照して各種バッファに値を格納する。その後、ステップS113に進む。
ステップS113では、主制御手段は、特図変動パターン作成処理を行う。これは、変動パターン振分けテーブルを選択し、特別の図柄変動パターンを作成する処理である。以下、図12を参照して、特図変動パターン作成処理について説明する。
まず、主制御手段は、変動パターン振分けテーブル選択テーブルを参照して、遊技状態、大当り判定フラグ、保留球数に応じた変動パターン振分けテーブルのアドレスを取得する(ステップS121)。具体的には、複数ある変動パターン振分けテーブルのうち、何れの変動パターン振分けテーブルを選択するかを定めたテーブルを遊技状態等の条件に応じて選択し、そのアドレスを取得する。その後、ステップS122に進む。
ステップS122では、主制御手段は、変動パターン振分けテーブルを参照し、変動パターン用乱数1、2に基づいて、特図変動パターンを作成する。なお、変動パターン用乱数1、2は、図10AのステップS84で取得した乱数である。その後、ステップS123に進む。
ステップS123では、主制御手段は、変動時間テーブルを参照し、変動時間を特別図柄役物動作タイマに格納する。その後、ステップS124に進む。
最後に、主制御手段は、変動パターン指定コマンドを送信する(ステップS124)。具体的には、演出制御基板25に向けて「変動パターン指定コマンド」を送信する。その後、特図変動パターン作成処理を終了する。図11Bに戻り、その後、ステップS114に進む。
ステップS114では、主制御手段は、特図1又は特図2の変動中フラグをONにセットする。具体的には、これから変動することになる一方の特図の変動中フラグをONにセットする。その後、ステップS115に進む。
ステップS115では、主制御手段は、特図指定コマンドを作成する。「特図指定コマンド」には、液晶表示装置36で変動表示する装飾図柄の情報も含まれる。その後、ステップS116に進む。
ステップS116では、主制御手段は、特図指定コマンドを送信する。具体的には、主制御基板24は、演出制御基板25に向けて、「特図指定コマンド」を送信する。その後、ステップS117に進む。
最後に、主制御手段は、変動開始時の各種設定を行う(ステップS117)。具体的には、乱数記憶エリア0に「00H」(消去)をセットする。また、特図動作ステータスを「02H」(変動中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(図9:ステップS75)にて、後述する特別図柄変動中処理に分岐するようになる。その後、特別図柄変動開始処理を終了する。図9に戻り、その後、ステップS79に進む(後述する)。
次に、図13を参照して、特別図柄管理処理の中で行われる特別図柄変動中処理について説明する。上述の通り、主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定(図9:ステップS75)にて、特図動作ステータスが「02H」(変動中)と判断された場合、この処理を行う。
まず、主制御手段は、特別図柄役物動作タイマが0であるか否かを判定する(ステップS131)。特別図柄役物動作タイマは、図12のステップS123でセットした特図の変動時間に関するタイマである。特別図柄役物動作タイマが0である場合には、ステップS132に進む。一方、特別図柄役物動作タイマがまだ0となっていない場合には、特別図柄変動中処理を終了する。
ステップS131の判定が「YES」である場合、主制御手段は、変動停止コマンドを送信する(ステップS132)。具体的には、主制御基板24は、演出制御基板25に向けて「変動停止コマンド」を送信するので、変動中の特別図柄が当り又はハズレの態様で停止する。その後、ステップS133に進む。
ステップS133では、主制御手段は、変動停止時の各種設定を行う。具体的には、特別図柄確定タイマを100msに、特別図柄役物動作タイマを500msに、特図1又は特図2の変動中フラグをOFFにセットする。
また、特図動作ステータスを「03H」(確認時間中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(図9:ステップS75)にて、後述する特別図柄確認時間中処理に分岐するようになる。その後、特別図柄変動中処理を終了する。図9に戻り、その後、ステップS79に進む(後述する)。
主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定(ステップS75)にて、特図動作ステータスが「03H」(確認時間中)と判断された場合、特別図柄確認時間中処理(ステップS78)を行う。
特別図柄確認時間中処理は、特別図柄の変動が停止したときに、大当り又は小当り時の設定、時短回数の減算、回数限定の確率変動遊技である、いわゆるST回数の減算等を行う処理である。
特別図柄役物時間タイマが0となった場合、特図動作ステータスを「01H」(変動待機中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(ステップS75)にて、特別図柄変動開始処理に分岐するようになる。その後、ステップS79に進む。
最後に、ステップS79では、主制御手段は、特別図柄表示データを更新する。具体的には、特別図柄表示装置43aの特別図柄を更新する。その後、特別図柄管理処理を終了する。以上、主制御側で行われる各種処理について説明した。
以下では、図14を参照して、副制御側で行われるメイン処理について説明する。このメイン処理には、副制御手段(演出制御基板25)の起動時に行われる初期化処理が含まれる。
まず、副制御手段は、初期化処理を行う(ステップS141)。これは、主に、副制御手段の各種初期設定を行うものであり、起動時に一度だけ行われる。その後、ステップS142に進む。
次に、副制御手段は、メインループ更新周期となったか否かを判定する(ステップS142)。メインループとは、後述するステップS144〜S149までの処理であるが、その更新周期は16msである。ステップS142に進んだとき更新周期の16msが経過すると、「YES」の判定となり、ステップS144に進む。一方、16ms経過する前の状態では、更新周期となっていないので、「NO」の判定となる。この場合には、ステップS143に進む。
ステップS142の判定が「NO」である場合、副制御手段は、各種ソフト乱数の更新処理を行う(ステップS143)。その後、ステップS142の判定が「YES」となるまでステップS142、S143の処理を繰り返す。このループの期間に、1ms周期のタイマ割込み処理(図18参照)が実行されるが、副制御手段は、この割込み処理回数をカウントして、上記の16msが経過したか否かを判定する。
ステップS142の判定が「YES」である場合、副制御手段は、LEDデータ更新処理を行う(ステップS144)。上述の通り、ステップS144〜S149はメインループの処理となるが、ここでは、枠装飾LED8、盤面装飾LED35のデータを更新することで、装飾LEDの発光態様を変化させる。その後、ステップS145に進む。
ステップS145では、副制御手段は、受信コマンド解析処理を行う。受信コマンド解析処理の詳細は後述するが、受信した制御コマンドの種別を解析し、それに応じた各種処理を行うものである。その後、ステップS146に進む。
ステップS146では、副制御手段は、メインシナリオ更新処理を行う。具体的には、制御コマンドに応じた演出の各種設定を行う。その後、ステップS147に進む。次に、ステップS147では、副制御手段は、サウンド出力処理を行う。具体的には、シナリオに応じてスピーカ7からサウンドを出力させる。その後、ステップS148に進む。
ステップS148では、副制御手段は、ソレノイド更新処理を行う。具体的には、大入賞装置39等に用いられているソレノイドの詳細な動作を設定する。その後、ステップS149に進む。
ステップS149では、副制御手段は、ノイズ対策用処理を行う。具体的には、周辺LSIがノイズの影響を受けていないかチェックする。この処理が終了すると、ステップS142に戻り、以降の処理を継続して実行する。
次に、図15を参照して、説明を後に回した副制御側のメイン処理の中で行われる受信コマンド解析処理について説明する。
まず、副制御手段は、受信コマンドが正常であるか否かを判定する(ステップS151)。受信コマンドが正常である場合には、ステップS152に進む。一方、受信コマンドが正常でない場合には、受信コマンド解析処理を終了する。
ステップS151の判定が「YES」である場合、副制御手段は、受信コマンドが保留加算コマンドであるか否かを判定する(ステップS152)。「保留加算コマンド」は、始動口チェック処理1、2の中で、主制御基板24から送信される制御コマンドである(図10B参照)。受信コマンドが「保留加算コマンド」である場合には、ステップS153に進む。一方、「保留加算コマンド」でない場合には、ステップS154に進む。
まず、ステップS152の判定が「YES」である場合を説明する。この場合、副制御手段は、保留加算処理を行う(ステップS153)。
以下、図16A、16Bを参照して、受信コマンド解析処理の中で行われる保留加算処理について説明する。保留加算処理は、遊技球が始動入賞した後であって、その入賞球に対応する図柄変動の開始前に行われる。
まず、図16Aにおいて、副制御手段は、保留球数を格納する(ステップS161)。具体的には、現在の保留球数をRAM253の所定領域に記憶する。その後、ステップS162に進む。
ステップS162では、副制御手段は、保留情報を取得する。「保留情報」とは、保留された遊技情報であるが、ここでは、特に保留加算コマンドの下位ビットの保留先読みに関する情報(当り又はハズレ、図柄変動パターン等)が必要となる。その後、ステップS163に進む。
次に、副制御手段は、図柄変動中であるか否かを判定する(ステップS163)。具体的には、現在、特図の図柄変動中である場合には、ステップS164に進む。一方、図柄変動中でない場合には、ステップS165に進む。
ステップS163の判定が「YES」である場合、副制御手段は、特定の図柄変動パターンの実行中か否かを判定する。「特定の図柄変動パターン」とは、リーチ変動等の通常より当り期待度の高い図柄変動パターンである。特定の図柄変動パターンの実行中であるか否かは、既に受信している変動パターン指定コマンドにより判断する。また、図柄変動パターンの乱数値によって判断してもよい。
現在、特定の図柄変動パターンの実行中である場合には、ステップS170に進む(図16B参照)。一方、特定の図柄変動パターンの実行中でない場合には、ステップS165に進む。
まず、ステップS164の判定が「NO」である場合を説明する。この場合、副制御手段は、保留変化予告の実行中か否かを判定する(ステップS165)。「保留変化予告」とは、液晶表示装置36中の保留表示を通常の態様と異ならせて、大当りや特定のリーチとなることを報知する先読み予告演出である。演出内容は、既出(図6C)の「特別保留変化予告」と類似するが、予告演出としては区別している。既に保留変化予告の実行中である場合には、ステップS169に進む。一方、保留変化予告の実行中でない場合には、ステップS166に進む。
ステップS165の判定が「NO」である場合、副制御手段は、保留変化予告抽選処理を行う(ステップS166)。すなわち、保留変化予告の実行中でないとき、保留変化予告抽選処理が行われる。そして、この抽選処理により、何れかの保留変化予告又はハズレが選択される。その後、ステップS167に進む。
次に、副制御手段は、根幹先読み予告の実行中か否かを判定する(ステップS167)。「根幹先読み予告」とは、図柄変動の開始前から実行される予告演出であって、例えば、複数回の図柄変動を跨いで、演出が徐々に発展していく先読み予告である。演出内容は、既出(図6B)の「特別根幹先読み予告」と類似するが、予告演出としては区別している。既に根幹先読み予告の実行中である場合には、ステップS169に進む。一方、根幹先読み予告の実行中でない場合には、ステップS168に進む。
ステップS167の判定が「NO」である場合、副制御手段は、根幹先読み予告抽選処理を行う(ステップS168)。すなわち、根幹先読み予告の実行中でないとき、根幹先読み予告抽選処理を行う。そして、この抽選処理により、何れかの根幹先読み予告又はハズレが選択される。その後、ステップS169に進む。
ステップS169では、副制御手段は、決定した予告演出を出力する。具体的には、演出制御基板25が液晶制御基板26に制御コマンドを送信し、選択された予告演出が行われるようにする。その後、保留加算処理を終了する。
次に、ステップS164の判定が「YES」である場合を説明する。この場合、副制御手段は、当該変動信頼度予告の実行中か否かを判定する(図16B:ステップS170)。既に当該変動信頼度予告の実行中である場合には、ステップS177に進む。一方、当該変動信頼度予告の実行中でない場合には、ステップS171に進む。
ステップS170の判定が「NO」である場合、副制御手段は、当該変動信頼度予告抽選処理を行う(ステップS171)。すなわち、当該変動信頼度予告の実行中でないとき、当該変動信頼度予告抽選処理が行われる。そして、この抽選処理により、何れかの当該変動信頼度予告又はハズレが選択される。その後、ステップS172に進む。
次に、副制御手段は、当該変動信頼度予告抽選に当選したか否かを判定する(ステップS172)。当該変動信頼度予告抽選に当選した場合には、ステップS177に進む。一方、当該変動信頼度予告抽選に当選しなかった場合には、ステップS173に進む。
ステップS172の判定が「NO」である場合、副制御手段は、特別保留変化予告の実行中か否かを判定する(ステップS173)。既に特別保留変化予告の実行中である場合には、ステップS177に進む。一方、特別保留変化予告の実行中でない場合には、ステップS174に進む。
ステップS173の判定が「NO」である場合、副制御手段は、特別保留変化予告抽選処理を行う(ステップS174)。すなわち、特別保留変化予告の実行中でないとき、特別保留変化予告抽選処理が行われる。そして、この抽選処理により、何れかの特別保留変化予告又はハズレが選択される。その後、ステップS175に進む。
次に、副制御手段は、特別根幹先読み予告の実行中か否かを判定する(ステップS175)。既に特別根幹先読み予告の実行中である場合には、ステップS177に進む。一方、特別根幹先読み予告の実行中でない場合には、ステップS176に進む。
ステップS175の判定が「NO」である場合、副制御手段は、特別根幹先読み予告抽選処理を行う(ステップS176)。すなわち、特別根幹先読み予告の実行中でないとき、特別根幹先読み予告抽選処理が行われる。そして、この抽選処理により、何れかの特別根幹先読み予告又はハズレが選択される。その後、ステップS177に進む。
最後に、副制御手段は、決定した予告演出を出力する(ステップS177)。勿論、全ての予告抽選でハズレとなった場合には、予告演出は行われない。その後、保留加算処理を終了する。図15に戻り、その後、受信コマンド解析処理を終了する。
次に、図15のステップS152の判定が「NO」である場合を説明する。この場合、副制御手段は、受信コマンドが変動パターン指定コマンドであるか否かを判定する(ステップS154)。「変動パターン指定コマンド」は、特図変動パターン作成処理(図12参照)の中で、主制御基板24から送信される制御コマンドである。
受信コマンドが「変動パターン指定コマンド」である場合には、ステップS155に進む。一方、「変動パターン指定コマンド」でない場合には、ステップS156に進む。
まず、ステップS154の判定が「YES」である場合を説明する。この場合、副制御手段は、変動パターン指定処理を行う(ステップS155)。
以下、図17を参照して、受信コマンド解析処理の中で行われる変動パターン指定処理について説明する。変動パターン指定処理は、入賞した遊技球に対応する図柄変動の開始の際に行われる。
まず、副制御手段は、変動パターン情報を取得する(ステップS181)。特図1、2の違いにより、当り又はハズレ、当りの場合の種別が異なるので、ここで変動パターン情報を取得し、上記を区別する。その後、ステップS182に進む。
ステップS182では、副制御手段は、特図指定コマンド監視タイマをスタートする。「特図指定コマンド監視タイマ」とは、「変動パターン指定コマンド」を受信した後、「特図指定コマンド」が所定時間内に送信されるか否かを監視するためのタイマである。その後、ステップS183に進む。
ステップS183では、副制御手段は、変動スタートフラグをセットする。「変動スタートフラグ」とは、特図の変動開始のタイミングを管理するフラグである。その後、ステップS184に進む。
最後に、副制御手段は、変動パターン情報に応じた変動パターンを出力する。具体的には、演出制御基板25が液晶制御基板26に制御コマンドを送信し、選択された図柄変動パターンが行われるように制御する。その後、変動パターン指定処理を終了する。図15に戻り、変動パターン指定処理が終了すると、受信コマンド解析処理も終了となる。
図15のステップS154の判定が「NO」である場合を説明する。この場合、副制御手段は、受信コマンドに応じた処理をセットする(ステップS156)。例えば、受信コマンドが「変動停止コマンド」であった場合には、図柄の変動停止に関する処理をセットする。その後、受信コマンド解析処理を終了する。
最後に、図18を参照して、副制御側のタイマ割込み処理について説明する。このタイマ割込み処理は、上述の副制御側メイン処理(図14参照)に対して、1ms周期で実行される処理である。
まず、副制御手段は、CPUレジスタの初期設定をする(ステップS191)。具体的には、ポートのリフレッシュ初期値の設定を行う。その後、ステップS192に進む。
ステップS192では、副制御手段は、出力処理を行う。具体的には、可動役物37に用いられているソレノイドやモータの出力処理を行う。その後、ステップS193に進む。
ステップS193では、副制御手段は、演出ボタン入力状態更新処理を行う。副制御手段は、演出ボタン13、14の操作がされた場合に、入力状態を更新する。その後、ステップS194に進む。
ステップS194では、副制御手段は、スイッチ入力状態更新処理を行う。具体的には、ボリュームスイッチ31等の入力情報を確認し、その情報に応じた処理を行う。その後、ステップS195に進む。
ステップS195では、副制御手段は、液晶制御コマンド送信処理を行う。演出制御基板25は、例えば、選択された変動演出パターンに関するコマンドを液晶制御基板26に向けて送信する。その後、ステップS196に進む。
ステップS196では、副制御手段は、モータ更新処理を行う。具体的には、可動役物37等に用いられているモータの詳細な動作設定をする。その後、ステップS197に進む。
ステップS197では、副制御手段は、LEDデータ出力処理を行う。具体的には、必要なタイミングで枠装飾LED8、盤面装飾LED35を点灯、点滅させるLEDデータ出力を行う。その後、ステップS198に進む。
最後に、副制御手段は、メインループ更新周期用ワークを1加算する(ステップS198)。これは、メインループ処理(図14:ステップS144〜S149)の更新周期である16msをカウントするため、メインループ更新周期用ワークを1だけ加算する処理である。その後、タイマ割込み処理を終了する。以上、パチンコ遊技機1の一連の動作を説明した。
上記のように、本実施形態のパチンコ遊技機には、当該変動信頼度予告演出と特別根幹先読み予告演出とがあり、両予告演出は同一又は近似する態様で実行される。例えば、1つのキャラクタの出現から何れかの予告演出に発展するので、予告演出が実行されるタイミングを遊技者に感得させることなく、多彩な予告演出を行うことができる。また、特定の図柄変動パターンによる図柄変動中に実行された特別根幹先読み予告演出は、その図柄変動が終了した後も継続して実行されるので、演出効果を増大させることができる。
上記の実施形態は、本発明の一例であり、これ以外にも本発明を実施することができる種々の変形例が考えられる。
上記の実施形態では、リーチ変動等の特定の図柄変動パターン中に「特別図柄」の始動条件が成立したとき、予告演出を示唆するキャラクタが出現する態様であったが(図6A等)、これに限られるものではない。特定の図柄変動パターン中に「普通図柄」始動条件が成立したとき、上記キャラクタが出現するようにしてもよい。また、予告演出を示唆するキャラクタの代わりに、画面の色彩やLEDの発光態様、音声や画面上に現れるキャラクタの台詞を用いてもよい。
また、普通図柄用の予告演出のキャラクタを定めて、時には特別図柄の予告演出に用いてもよいし、逆に、特別図柄用の予告演出のキャラクタを普通図柄の予告演出に用いてもよい。この場合、1つのキャラクタの出現から普通図柄と特別図柄の何れかの予告演出に発展するので、予告演出が実行されるタイミングを遊技者に感得させることなく、さらに多彩な予告演出を行うことができる。
特別保留変化予告演出の保留表示は、1回又は複数回、色彩等を変化させるものに限られず、例えば、ゆっくりと態様を変化させてもよい。これにより、その保留表示に対する図柄変動が開始するまで予告演出を継続させることができる。特別保留変化予告演出は、当該変動信頼度予告演出と同じキャラクタの出現により実行されるので(図6C参照)、上記のように保留表示を変化させれば、本発明の「先読み予告演出」に含まれるようになる。
当該変動信頼度予告演出と特別根幹先読み予告演出が、同一の特定保留表示から実行される例を示したが(図7A)、それぞれの予告演出が互いに近似する保留表示から実行されるようにしてもよい。
また、当該変動信頼度予告演出を行うキャラクタと、特別根幹先読み予告演出が実行される保留表示を同一又は近似する態様にしてもよく、逆に、当該変動信頼度予告演出が実行される保留表示と、特別根幹先読み予告演出を行うキャラクタを同一又は近似する態様にしてもよい。
当該変動信頼度予告演出と特別根幹先読み予告演出は、次のような同一又は近似の態様としてもよい。両予告演出に用いられるキャラクタを全く同じにしてもよい(例えば、忍者のキャラクタ59)。また、予告演出を示唆するキャラクタ(例えば、虚無僧のキャラクタ57)が、特別保留変化予告演出を含む全ての予告演出に登場し、その内容が共通であってもよい。これにより、図柄変動中にそのキャラクタが出現したとき、何れの予告演出が実行されるか識別が困難となり、さらに演出効果が増大する。
また、予告演出を示唆するキャラクタの動作や表示態様を複数用意し、当該変動信頼度予告、特別根幹先読み予告又は特別保留変化予告の抽選に当選した場合に、それぞれの予告演出に対応したキャラクタの動作等を行うようにしてもよい。
それぞれの予告演出では、0%、20%、70%、100%のように、当り信頼度を数値で予告することもできる。それぞれの予告演出は、これから実行されるリーチ演出の内容、疑似連続変動の有無、疑似連続変動を示唆する図柄、図柄の停止態様、当りとなるか否か、その他、遊技に関する様々な情報を予告するようにしてもよい。
当該変動信頼度予告演出、特別根幹先読み予告演出を実行するか否かを、演出ボタン(図1参照)の操作により決定してもよい。この場合、演出ボタンの操作が有効であることの表示(例えば、画面中に表示された演出ボタンマーク)や演出ボタンの内蔵ランプの発光態様を共通にすることで、何れの予告演出が発生するか遊技者に感得させることなく、多彩な予告演出を行うことができる。
上記の実施形態では、それぞれの予告演出が画面中に表示されていたが、これに限られるものではない。例えば、可動役物や別途設けられたサブ液晶表示装置、又は演出ボタンの表面に液晶や7セグの表示装置を設けて、これら予告演出を実行することもできる。
特別根幹先読み予告演出の実行が決定されている場合には、先読みの目的となる図柄変動に対する最終的な当り信頼度を、当該図柄変動において事前に報知することもできる。逆に、当該図柄変動の当り信頼度がどの程度であったかを、その図柄変動の終了時以降に報知してもよい。
特別根幹先読み予告演出は、当該図柄変動から先読みの目的となる図柄変動まで継続して行われるが、これらの図柄変動の間に幾つか図柄変動がある場合には、一時的に予告演出を中断する構成としてもよい。その場合、先読みの目的となる図柄変動の任意のタイミングで特別根幹先読み予告演出を再開することができる。
また、特別根幹先読み予告演出が実行される場合には、先読みの目的となる図柄変動時に、連続した予告演出の結果として大当り信頼度等が報知されることになるが、該図柄変動の開始時、図柄がリーチ態様となった時、リーチ演出の開始時等、種々のタイミングで報知することができる。また、これらのタイミングとなる前に予告演出が中断されていた場合には、当り信頼度等を報知しないようにしてもよい。
特別根幹先読み予告を実行する際に、当該図柄変動と先読みの目的となる図柄変動が大当りを跨ぐ場合には、特別遊技の演出の中で特別根幹先読み予告演出を継続するようにしてもよい。
さらに、先読みの目的となる図柄変動も大当りの場合には、大当り中の演出態様を変更してもよい。このとき、最初の大当りの後、先読みの目的となる図柄変動の開始時において、特別根幹先読み予告演出を開始してもよいし、予告演出の再抽選を行って、当該図柄信頼度予告の抽選に当選した場合には、当該図柄信頼度予告を実行してもよい。
本実施形態では、当該変動信頼度予告演出を実行している場合(図16BのステップS170:YES)には、当該変動信頼度予告抽選処理(ステップS171)が行われないが、この抽選を行うように変更してもよい。これにより、該抽選に当選したとき、当該変動信頼度予告演出を再度行って、当り信頼度が上昇するような演出を行うことも可能となる。
同様に、当該変動信頼度予告演出を実行している場合に、特別保留変化予告抽選処理(ステップS174)や特別根幹先読み予告抽選処理(ステップS176)を行うように変更して、該抽選に当選したとき、予告演出が複合して行われるようにしてもよい。
以上、本発明の実施例としてパチンコ遊技機について説明したが、本発明は、これに限らず、回胴式遊技機、パロット機、アレンジボール機、雀球式遊技機等の遊技機にも適用可能である。
1 パチンコ遊技機
2 外枠
3 前面枠
4 遊技盤
4a 遊技領域
4b 化粧板
5 前扉
6 ガラス板
7 スピーカ
8 枠装飾LED
9 前面板
10 発射ハンドル
10a 発射装置
11 上貯留皿
12 下貯留皿
12a 下貯留皿満杯センサ
13 左演出ボタン
14 中央演出ボタン
16 裏機構盤
17 遊技球貯留タンク
18 タンクレール
19 遊技球払出装置
21 外部端子基板
22 端子基板ケース
23 裏カバー
24 主制御基板 (遊技情報取得手段、当否判定手段)
24a 主制御基板ケース
25 演出制御基板 (変動中予告演出実行手段、先読み予告演出実行手段)
25a 演出制御基板ケース
26 液晶制御基板
26a 液晶制御基板ケース
27 RAMクリアスイッチ
28 電源基板
28a 電源基板ケース
29 払出制御基板
29a 払出制御基板ケース
30 発射制御基板
31 ボリュームスイッチ
34a センター飾り体
34b 左部コーナー飾り体
34c 右部コーナー飾り体
35 盤面装飾LED
36 液晶表示装置 (表示手段)
37a、37b 可動役物
38 始動入賞装置
38a 第1特別図柄始動口
38b 第2特別図柄始動口
38c 始動入賞口センサ
39 大入賞装置
39a 第1大入賞装置
39b 第2大入賞装置
39c 大入賞口センサ
40a 普通図柄用始動ゲート
40b 右普通図柄用始動ゲート
40c 始動ゲート通過センサ
41 風車
42 一般入賞口
42a 一般入賞口センサ
43a 特別図柄表示装置
43b 普通図柄表示装置
44 ガイドレール
44a 外側ガイドレール
44b 内側ガイドレール
45 発射通路
46 戻り球防止片
47 アウト球回収口
48 球寄せ部
50 磁気センサ
51 電波センサ
52 振動センサ

Claims (3)

  1. 所定の始動条件が成立することにより遊技に関する遊技情報を取得する遊技情報取得手段と、
    前記遊技情報取得手段が取得した前記遊技情報を所定の上限数まで記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記遊技情報について、当否の判定を行なう当否判定手段と、
    前記当否判定手段の判定結果に応じて図柄を変動表示する表示手段とを備えた遊技機であって、
    図柄変動の表示結果に関連する変動中予告演出を、当該図柄変動中に実行する変動中予告演出実行手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記遊技情報に基づく先読み予告演出を、当該遊技情報に対応する図柄変動の開始前から実行する先読み予告演出実行手段とを備え、
    前記変動中予告演出と前記先読み予告演出とは、同一又は近似する態様で実行される特別演出であり、
    前記先読み予告演出実行手段は、前記遊技情報に対応する図柄変動の開始前に行われる特定の図柄変動パターンの図柄変動中に実行された先読み予告演出を、当該特定の図柄変動パターンの図柄変動の終了後も継続して実行することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記特定の図柄変動パターンの図柄変動中に前記始動条件が成立した場合には、前記先読み予告演出の抽選が実行されることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機において、
    前記特定の図柄変動パターンは、通常の図柄変動パターンと比較して当りとなる期待度が高いことを特徴とする遊技機。
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