JP2014160952A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体の本体部への取り付けの有無を簡単な構成で検出する。
【解決手段】端末(100)は、通信部および制御部を内蔵する本体部と、本体部に着脱自在に取り付けられ、且つアンテナ部を有する蓋体と、アンテナ部側のアンテナ側端子と、本体部側の端子であって蓋体が本体部に取り付けられるときアンテナ側端子と接続される本体部端子と、を備える。制御部は、所定電圧源の出力ラインの電圧を受けるポート(P)と、ポートを介して受けた電位から、蓋体が本体部に取り付けられているか否かを判定する判定部と、を含む。出力ラインは、蓋体が本体部に取り付けられるときアンテナ側端子と本体部側端子との接続部を経由し、取り付けられないとき遮断される。
【選択図】図1

Description

この発明は携帯端末に関し、特に、筐体に着脱自在である部材の表面にアンテナが形成された携帯端末に関する。
電池蓋にループアンテナパターンがレイアウトされている携帯電話において、電池蓋をはずして電池を取り外せる構造を有するものがある。具体的には、端末本体から、NFC(Near Field Communication)またはFeliCa(登録商標)などの非接触通信を行うための給電用端子が突出しており、電池蓋に予め印刷されたループアンテナに接点部を介し接続する構成をとる。NFCまたはFeliCaなどの近距離無線通信(非接触無線通信)は、電池蓋を閉めた状態で行う。
本構造では、蓋が閉まっていないときでも電源が入ったままの状態が存在するため、ユーザが意図せずに蓋が閉まりきっていない場合または蓋を取りつけていない場合には、FeliCaまたはNFCの近距離無線通信(非接触無線通信)ができないといった不具合が生じる可能性がある。
このような不具合を解決するため、特許文献1(特開平9−74687号公報)は、電池蓋が開けられたとき、電池蓋開閉スイッチ部によってこれを検出して、電池が取り出される前に、動作許可スイッチがオフされたときと同様に、制御部に、現在、実行中の処理を素早く終了させる方法が提案されている。また、特許文献2(特開2011−254546号公報)では、カバー開閉検出したときの端末装置の使用状況に応じて、カバーの開閉を適切に報知可能する方法が提案されている。
特開平9−74687号公報 特開2011−254546号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、電池蓋にループアンテナを形成し、かつ蓋開閉スイッチ部も取り付けなければいけないため、コスト高となる。また、ループアンテナの接続部と電池蓋開閉スイッチ部が別にあるため、蓋が完全に閉まっていないときは、ループアンテナの接続有無と電池蓋開閉スイッチ部の開閉判断が完全に一致しない。そのため、電池蓋がついていると判断した場合でも非接触充電を含む近距離無線通信(非接触無線通信)ができないとの不具合が生じ得る。この課題は、特許文献2の方法でも解消することができない。
それゆえに本発明の目的は、蓋体の本体部への取り付けの有無を簡単な構成で検出できる携帯端末を提供することである。
この発明のある局面に従う携帯端末は、通信部および制御部を内蔵する本体部と、本体部に着脱自在に取り付けられ、且つアンテナ部を有する蓋体と、アンテナ部側のアンテナ側端子と、本体部側の端子であって蓋体が本体部に取り付けられるときアンテナ側端子と接続される本体部端子と、を備える。制御部は、所定電圧源の出力ラインの電圧を受けるポートと、ポートを介して受けた電位から、蓋体が本体部に取り付けられているか否かを判定する判定部と、を含み、出力ラインは、蓋体が本体部に取り付けられるときアンテナ側端子と前記本体部端子との接続部を経由し、取り付けられないとき遮断される。
発明によれば、アンテナ側端子と本体部端子との接続の有無により変化するポートの電位から、蓋部の本体部への取り付けの有無を検出できる。
本発明の実施の形態1に係る端末のブロック構成図である。 本発明の実施の形態2に係る端末のブロック構成図である。 本発明の実施の形態3に係る端末のブロック構成図である 実施の形態1の特徴を説明するための図である。 実施の形態1の特徴を説明するための図である。 実施の形態3の特徴を説明するための図である。 実施の形態3の特徴を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。各実施の形態では、携帯端末は蓋体が本体部に装着された状態で非接触充電などを含む通信を行うものと想定する。
<実施の形態1>
本実施の形態1では、蓋体にループアンテナを形成する携帯端末において、ループアンテナの接続有無を蓋取り付け検出に使用する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末100(以下、端末100と呼ぶ)のブロック構成図である。端末100の筐体は、図1(A)の本体部と蓋体とを備える。本体部は電池および各種回路などの回路部品を内蔵し、蓋体は、当該回路部品を覆うようにして本体部に着脱自在に取り付けられる。たとえば蓋体は、本体部に対してスライド式、または蝶番式などで開閉自在に取り付けられる。ここでは、蓋体は、主に電池部あたりに取り付けられることから、電池蓋と称する場合がある。
図1(B)を参照して、本体部の回路基板には、端末100を制御するための端末制御LSI(Large Scale Integration)101、NFCまたはFeliCaなどの非接触の近距離無線通信のためのIC(Integrated Circuit)102、ならびにアンテナ接続のための接点A1とA2を含む。接点A1とA2は非接触通信の給電用端子であり突出した凸形状を有する。
端末制御LSI101は、CPU(Central Processing Unit)111などのプロセッサ、メモリ、出力部112および各部への電力供給を制御する電源部113を含む。また、蓋体は、内部回路を覆うように本体部に取り付けられたときに、内部回路側と対向する面において、印刷とメッキで形成されたループアンテナ103およびループアンテナパターン上に形成された接点B1とB2を有する。接点A1,A2,B1およびB2は、蓋体が本体部の内部回路を覆うように完全に取り付けられたとき、蓋側の接点B1とB2それぞれと、本体側の接点A1とA2それぞれとが互いに接触するような位置に形成されるとともに、互いに接触するような形状を有する。接点どうしが接触すると両者は導通可能な状態となり、ループアンテナ103を用いた非接触充電などを含む通信が可能となる。IC102は、ループアンテナ103を用いた通信による非接触充電により図示しない内部電池を充電する。
さらに、本体部の回路基板では、接点A1とIC102を接続する経路の途中にコンデンサC1が直列接続され、また、接点A2とIC102を接続する経路の途中にコンデンサC2が直列接続される。コンデンサC1とC2は、直流信号成分をカットするために設けているが、直流信号が含まれない場合には電圧V1とV2の電圧関係に影響を及ぼさない場合、不要となる場合がある。
コンデンサC1と接点A1の途中のノードN3には、抵抗R1を介してノードN1が接続される。ノードN3には電圧V1が印加されている。また、コンデンサC2と接点A2の途中のノードN4には、直列接続された抵抗R2とR3を介してグランド側に接続される。また、抵抗R2とR3の中間点のノードN2には端末制御LSI101が接続される。
ここで、電圧V1は、一般的なレギュレータ出力等の所定電圧源の固定電圧値(1.8Vまたは3V)を想定し、抵抗R1,R2およびR3については、近距離非接触無線通信に影響を及ぼさないような抵抗値を選択する。たとえば、電圧V1=3Vとすると、抵抗R1,R2の値はFeliCaまたはNFCの通信動作に影響を及ぼさない値、たとえば1MΩ程度とする。仮に抵抗R3の値も1MΩとしたとき、電池蓋が本体部に内部回路を覆うように完全に取り付けられたときノードN2の検出電圧V2=1Vとなり、電池蓋が開いているなど不完全に取り付けられたときは検出電圧V2=0Vとなる。なお、端末制御LSI101の動作を保証するための電圧(閾値電圧という)は、ノードN2の電位である0Vより大きく且つ1V以下の値が設定される。なお、抵抗R3は、電池蓋が本体部に不完全に取り付けられたとき(または取り外されているとき)ノードN2の電圧が不定になるのを防ぐために用いているが、不定とならない条件が整っている場合は抵抗R3は不要である。
動作において、電池蓋が本体部に完全に取り付けられているとき、すなわち接点A1と接点B1が接続されて、且つ接点A2と接点B2が接続された状態では、N1→N3→A1→B1→ループアンテナ103→B2→A2→N4→R2→N2→R3→グランドの電気回路が成立し、ノードN2の電圧V2=R3/(R1+R2+R3)×V1となる。すなわちノードN1の所定電圧源の出力ラインの電圧を分圧用抵抗(R1,R2,R3)で分圧した分圧電位を端末制御LSI101の入力ポートPで受ける。当該回路が成立するとき、IC102はループアンテナ103を介して通信し、且つ端末制御LSI102はポートPから閾値電圧が供給されて動作する。
これに対して、電池蓋の本体部への取り付けが不完全、または取り付けられていないときは、上記回路中のA1→B1→ループアンテナ103→B2→A2のアンテナ接続部分が欠けることになり、ノードN1の所定電圧源の出力ラインは当該接続部で遮断されることになる。この結果、ポートPが受けるノードN2の抵抗分圧電位はグランド電位の0Vを示す。当該接続部が欠けるとき、IC102はループアンテナ103を介して通信することはできず、且つ端末制御LSI102のポートPは閾値電圧を受けることができず動作することができない。端末制御LSI101のCPU111は、ポートPが受けるノードN2の電圧V2を検出しV2=0Vと判定すると、判定結果による蓋開閉の状態通知を行わせるように出力部112を制御し、また端末100の電源をシャットダウンさせるよう電源部113を制御する。出力部112は図示しないディスプレイにより“蓋開閉確認してください”とメッセージなどを出力し、または図示しないスピーカで予め定めた音声を出力する。
これにより電池蓋が本体部に完全に取り付けられたとき無線通信が可能となり、蓋を取り付けたのに非接触充電を含む無線通信ができないという課題を防止できる。
<実施の形態2>
アンテナの種類は実施の形態1のループアンテナではなくても実現可能である。本実施の形態2では、電池蓋に高周波信号のための通信アンテナをプリント形成した端末100Aにおいて、アンテナの接続有無を蓋取り付け検出に使用する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る端末100Aのブロック構成図である。端末100Aの筐体は、本体部と電池蓋の蓋体とを備える。蓋体は、実施の形態1と同様の態様で本体部に対し着脱自在に取り付けられる。
図2を参照して、本体部の回路基板には、端末制御LSI101、RF(Radio Frequency)通信による非接触充電およびデータ通信などの無線通信のための無線回路102A、ならびに本体側の通信のための接点A1および接点A22を含む。接点A1とA22は通信の給電用端子であり突出した凸形状を有する。端末制御LSI101は、実施の形態1と同様に、CPU111、メモリ、出力部112および電源部113を含む。また、蓋体は、内部回路を覆うように本体部に取り付けられたときに、内部回路側と対向する面において、印刷とメッキで形成されたアンテナ103Aのパターンおよび蓋側アンテナの接点B1と接点B22を有する。
蓋体が本体部に完全に取り付けられたとき、蓋側の接点B1と接点B22それぞれが、本体側の接点A1と接点A22それぞれと接触し、両者は導通可能状態となる。接点A1,A22,B1およびB22は、蓋体が本体部に完全に取り付けられたとき接点どうしの接触を確実にするための形状を有し、且つ接触を確実にするための位置に形成される。
さらに、本体部の回路基板では、接点A1と無線回路102Aを接続する経路の途中にコンデンサC1が直列接続され、コンデンサC1と接点A1の途中のノードN3には、コイルor抵抗部40を介してノードN1が接続される。また、本体側の接点A22は、直列接続されたコイルor抵抗部41および抵抗R3を介してグランド側に接続される。また、コイルor抵抗部41と抵抗R3の間のノードN2には端末制御LSI101が接続される。
ここで、ノードN1に印加されている電圧V1は、実施の形態1と同様に一般的なレギュレータ出力等の固定電圧値(1.8Vまたは3V)を想定し、コイルor抵抗部40,41および抵抗R3については、高周波通信に影響を及ぼさないような値が設定される。抵抗R3はノードN2の電圧が不定となるのを防ぐために用いているが、不定とならない条件が整っている場合は抵抗R3は不要である。図2のコンデンサC1の値は、実施の形態1のFeliCa,NFCなどのアンテナで使用する図1のコンデンサC1よりも小さな値であって、具体的には、100pF程度を想定する。
コイルor抵抗部40および41は、本実施の形態2では高いインピーダンス値を有することから、高周波成分をカットする機能を有する。具体的には、アンテナ103Aを用いて通信するとき、コイルor抵抗部40はノードN3を通過する通信信号の高周波成分がノードN1側に入力するのを防止するよう機能する。同様に、接点B22と接点A22が接続して導通状態となったときに、コイルor抵抗部41は、当該接続部を介しアンテナ103Aからの通信信号の高周波成分が接点A22からノードN2側に入力するのを防止するように機能する。これにより、減衰するなどして通信信号が損なわれることはない。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、電池蓋が内部回路を覆うように本体部に完全に取り付けられたときポートPが受けるノードN2の抵抗分圧電位である電圧V2=1Vとなり、電池蓋が外れているときまたは取り付けが不完全であるときは電圧V2=0Vとなる。具体的には、ノードN1の固定電圧V1=3Vとし、コイルor抵抗部40=1MΩ、コイルor抵抗部41=1MΩ、およびR3=1MΩと設定した場合、蓋が完全に取り付けられた状態では電圧V2=1Vであり、蓋の取り付けが不完全または外れている場合は電圧V2=0Vである。
また、コイルor抵抗部40と41がいずれも100nH、および抵抗R3=1MΩと設定した場合は、蓋が完全に取り付けられている場合は電圧V2=3Vであり、蓋の取り付けが不完全または外れている場合は0Vとなる。
動作において、電池蓋が本体部に完全に取り付けられているとき、すなわち接点A1と接点B1が接続されて、且つ接点A22と接点B22が接続された状態では、N1→コイルor抵抗部40→N3→A1→B1→アンテナ103A→B22→A22→コイルor抵抗部41→N2→R3→グランドの電気回路が成立し、ポートPが受けるノードN2の抵抗分圧電位である電圧V2=R3/(コイルor抵抗部40+コイルor抵抗部41)×V1となる。当該回路が成立するとき、無線回路102Aはアンテナ103Aを介して通信し、非接触充電の場合には受信信号により図示しない内部電池を充電する。また、端末制御LSI101はポートPから閾値電圧が供給されて動作する。
これに対して、電池蓋の本体部への取り付けが不完全、または取り付けられていないときは、上記電気回路中のA1→B1→アンテナ103A→B22→A22のアンテナ接続部が欠けることになり、ノードN1の所定電圧源の出力ラインは当該接続部で遮断されることになる。この結果、ポートPが受けるノードN2の抵抗分圧電位はグランド電位の0Vを示す。このとき、無線回路102Aはアンテナ103Aを介した通信はできず、且つ端末制御LSI101は閾値電圧が供給されず動作できない。端末制御LSI101のCPU111は、ノードN2の電圧V2を検出し、V2=0Vと判定すると、出力部112および電源部113を実施の形態1と同様に制御する。
これにより電池蓋が本体部に完全に取り付けられたと判定されたときは非接触充電を含む無線通信が可能となり、蓋を取り付けたのに当該無線通信できないという課題を防止できる。
<実施の形態3>
本実施の形態3では、実施の形態1と同様に電池蓋にループアンテナ103をプリント形成する端末100Bにおいて、実施の形態1とは異なり、ループアンテナ103上に非接触充電などを含む通信のために用いる接点と、通信には使用しない接点とを設けて、後者の接点を蓋体の取り付け検出のために用いる。
図3は、本発明の実施の形態3に係る端末100Bのブロック構成図である。端末100Bの筐体は、本体部と電池蓋の蓋体とを備え、この蓋体は、本体部に対し実施の形態1と同様の態様で着脱自在に取り付けられる。
図3(A)と(B)を参照して、本体部の回路基板には、端末100を制御するための端末制御LSI101、IC102、通信のための接点A1とA2、および蓋体取り付け検出のための接点A3とA4を含む。これら接点は突出した凸形状を有する。
蓋体は、ループアンテナ103のパターン、そして当該パターン上に形成された通信のために用いる接点B1とB2、および蓋取り付け検出のための接点B3とB4を有する。これら4個の接点B1,B2,B3およびB4は、ループアンテナパターン上において近接して形成されており、接点B3とB4は短絡(ショート)されている。蓋体が装着されて接点B1とB2が接点AとA2と接続するとき、接点B3とB4が接点A3とA4と接続するように、対応する4接点A1,A2,A3およびA4も回路基板において近接して形成されている。
蓋体が本体部に完全に取り付けられたとき、蓋側の接点B1とB2それぞれが、本体側の接点A1とA2それぞれと接触し、両者は導通可能な状態となるとともに、蓋側の接点B3とB4それぞれは本体側の接点A3とA4それぞれと接触し導通状態となる。
さらに、本体部の回路基板では、接点A1とIC102を接続する経路の途中にコンデンサC1が直列接続され、また、接点A2とIC102を接続する経路の途中にコンデンサC2が直列接続される。接点A3はノードN1に接続され、接点A4は直列接続された抵抗R3を介してグランド側に接続される。また、接点A4と抵抗R3の間のノードN2には端末制御LSI101が接続される。抵抗R3は、所定電圧源であるノードN1の出力ラインの電圧を分圧する分圧用抵抗素子である。電池蓋が本体部に不完全に取り付けられたとき(または取り外されているとき)抵抗R3で分圧された電位であるノードN2の電圧が不定になるのを防ぐために用いているが、不定とならない条件が整っている場合は抵抗R3は不要である。
ここで、ノードN1に印加される電圧V1は、一般的なレギュレータ出力等の固定電圧値(1.8Vまたは3V)を想定したとき、電池蓋が本体部に完全に取り付けられたときポートPが受けるノードN2の抵抗分圧電位である電圧V2=1Vとなり、不完全に取り付けられたときなどは電圧V2=0Vとなる。なお、端末制御LSI101の動作を保証するための電圧(閾値電圧という)は、ノードN2の電位である0Vより大きく且つ1V以下の値が設定される。
動作において、電池蓋が本体部に完全に取り付けられているとき、すなわち本体側の接点A1と蓋側の接点B1が接続されて、且つ本体側の接点A2と蓋側の接点B2が接続され、且つ本体側の接点A3とA4が蓋体側の接点B3とB4と接続されるとき、N1→A3→B3→B4→A4→N2→R3→グランドの電気回路が成立し、ポートPが受けるノードN2の抵抗分圧電位である電圧V2=1Vの電圧が検出される。当該電気回路が成立するとき、IC102はループアンテナ103を介して通信し、且つ端末制御LSI102は閾値電圧が供給されて動作する。
これに対して、電池蓋の本体部への取り付けが不完全、または取り付けられていないときは、上記電気回路中のA3→B3またはB4→A4の接続部が欠けて、ノードN1の所定電圧源の出力ラインは当該接続部で遮断されることになり、ポートPが受けるノードN2の抵抗分圧電位はグランド電位の0Vを示す。当該接続部が欠けるとき、端末制御LSI101のCPU111は、ノードN2の電圧V2を検出し、V2=0Vと判定すると、出力部112と電源部113を実施の形態1と同様に制御する。
電池蓋の本体部への取り付けが不完全なとき、または取り付けられていないときは、上記接続部の欠損とともに、接点A1とB1との接続または接点A2とB2との接続が欠ける。したがって、このような場合には、ループアンテナ103を用いた通信もできない。
本実施の形態3では、接点A3とB3が接続し、且つ接点A4とB4が接続するときは、接点A1とB1が接続し、且つ接点A2とB2が接続するようにループアンテナ接点として4端子(B1〜B4)を設けている。これにより電池蓋が本体部に完全に取り付けられたとき無線通信が可能となり、蓋を取り付けたのに無線通信できないという課題を防止できる。
なお、アンテナ素子部の形成方法は、上記の印刷・メッキ、またはプリント形成の他に、次のような方法で形成されてもよい。つまり、アンテナ素子部は、ステンレス鋼材(SUS)やリン青銅、また各種メッキ(銅、ニッケル、金)、導電性のある金属系塗料など、による金属材料のパターンで形成され、金属単体による構成、もしくは樹脂材料のハウジングに上記金属が一体形成されたものでもよい。またはFPC(フレキシブルプリント基板)や、PETフィルムなどに形成された金属パターン(メッキ)を用いてもよい。
<比較>
上記の実施の形態1の特徴を、図4と図5の構成と比較し説明する。図4と図5は、ループアンテナ部と電池蓋開閉検出スイッチSを個別に設け携帯端末の構成図である。図4と図5では、電池蓋を装着したときの電池蓋自体のたわみなどにより、本体部の蓋開閉検出スイッチSが押下されて開→閉に変化する。このとき、端末制御LSIは蓋開閉検出スイッチSの端子電圧の変化から、電池蓋が本体部に装着されたか否かを判定するが、電池蓋が装着されていると判定したときであっても、蓋体のたわみ方によっては近距離非接触通信アンテナ接点A1,A2と接点B1,B2が接続しない場合もある。これを回避するために、図5の本体部には、ループアンテナの接点の接続を検出する機能と、スイッチSを用いた蓋開閉検出機能を備える必要がある。
これに対して、実施の形態1の図1では、図5のスイッチSなどの特別な検出部品の代わりに抵抗R1,R2およびR3を追加する程度の簡単な回路により、蓋体が本体に装着されているか否かと、ループアンテナの接点どうしが接続されているか否か(すなわち、近距離非接触通信が可能かどうか)との両方を検出することができる。したがって、図5の構成よりも低コストで直接的な検出が可能となる。
上記の実施の形態3の特徴を、図6と図7の構成と比較し説明する。図6と図7では、本体に装着するときの蓋体のたわみなどを利用して、蓋開閉検出部の接点A3,A4と接点B3,B4が接続するとの前提で、端末制御LSIは、ノードNN2の検出電圧(装着時はノードNN1のレギュレータ電圧、非装着時はグランド電位の0V)から、蓋体が本体に装着されているか否かを判定する。しかしながら、蓋体のたわみ方によっては、装着が検出されたときであっても、近距離非接触通信のループアンテナの接点A1,A2と接点B1,B2が接続していない場合もある。
これに対して実施の形態3の図3(B)では、ループアンテナ103の印刷パターン上において接点を4端子(接点B1,B2,B3およびB4)を近接して設けて、そのうち接点B1とB2は通信に使用し、通信に使うことができない端子(短絡された接点B3とB4)を蓋取り付け有無検出のために使用する。4端子(接点B1,B2,B3およびB4)は接近して設けられることから、蓋体が本体に装着されて接点A3とB3が接続し、且つ接点A4とB4が接続するとき、接点A1とB1が接続し、且つ接点A2とB2が接続する。したがって、4端子(接点B1,B2,B3およびB4)を接近して設けるという簡単な構成で、図5の構成に残された課題、すなわち蓋体の装着されたときであっても通信できない、との課題を解消することができる。
<実施の形態の効果>
電池蓋に形成されたアンテナの接点どうしの接続の有無検出を、蓋取り付けの有無検出に兼用することで検出用の部品を削減でき、端末のコストダウンおよびサイズダウンを実現できる。また、電池蓋を本体部に取り付けていてもアンテナによる通信ができないという課題を解消することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 端末、101 端末制御LSI、102 IC、102A 無線回路、103 ループアンテナ、103A アンテナ、111 CPU、112 出力部、113 電源部、P ポート。

Claims (5)

  1. 通信部および制御部を内蔵する本体部と、
    前記本体部に着脱自在に取り付けられ、且つアンテナ部を有する蓋体と、
    アンテナ部側のアンテナ側端子と、
    本体部側の端子であって、前記蓋体が前記本体部に取り付けられるとき前記アンテナ側端子と接続される本体部端子と、を備え、
    前記制御部は、
    所定電圧源の出力ラインの電圧を受けるポートと、
    前記ポートを介して受けた電位から、前記蓋体が前記本体部に取り付けられているか否かを判定する判定部と、を含み、
    前記出力ラインは、前記蓋体が前記本体部に取り付けられるとき前記アンテナ側端子と前記本体部端子との接続部を経由し、取り付けられないとき遮断される、携帯端末。
  2. 前記所定電圧源の出力ラインの電圧を分圧した分圧電位を前記ポートに入力する分圧用抵抗をさらに備える、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記アンテナ部は、近距離非接触無線通信のためのアンテナ部である、請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記アンテナ部は、高周波信号の無線通信のためのアンテナ部であり、
    前記分圧用抵抗は、高周波成分が前記出力ラインに流入するのを阻止するためのインピーダンス部を含む、請求項2に記載の携帯端末。
  5. 前記制御部は、前記判定部による判定の結果を出力する、請求項1から4のいずれかに記載の携帯端末。
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