JP2014160925A - 緊急呼発信システム及び緊急呼発信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローミングした際における緊急呼発信を容易にする緊急呼発信システム及び緊急呼発信方法を提供する。
【解決手段】端末2が契約されているホーム網Za以外の網であるビジタ網Zbにおける緊急機関の識別情報である緊急サービスURN121を端末2へ向けて送信する通知装置1と、通知装置1から受信した緊急サービスURN121を基に、緊急機関毎に対応した緊急呼発信ボタンを入出力装置に表示し、入出力装置を介して緊急呼発信ボタンのうちの1つが選択されると、選択された緊急呼発信ボタンに対応している緊急サービスURN121を含む緊急呼を発信する端末2と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ローミング時における緊急呼発信を行うための緊急呼発信システム及び緊急呼発信方法に関する。
携帯電話等のユーザが契約している移動体通信事業者の網(以下、ホーム網と称する)のサービスエリア外(例えば、海外等)で、ホーム網でない移動体通信事業者の網(以下、ビジタ網と称する)のアクセス回線を使用して通信を行うことをローミングという。このローミング中に、ユーザが緊急通信を行う(以下、ローミング緊急発信と適宜称する)場合がある。このような場合に、ユーザが現地(ビジタ網)における緊急機関の番号を知らない場合がある。
この場合に、ユーザがダイヤルしたホーム網の緊急呼番号(例えば、日本の警察であれば「110」)を基に、端末に登録された各国の緊急呼番号と端末の位置情報を用いて、現地(ビジタ網)の緊急呼番号(ローミング先がアメリカであれば「911」)へ変換する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
また、携帯電話の通信方式に関する標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、PC(Personal Computer)上のアプリケーション等(つまり、電話端末以外)による緊急発信を許容するため、以下の規定を行っている。すなわち、端末側でダイヤル番号ではなく緊急機関の種別毎の識別情報(緊急サービスURN(Uniform Resource Name))を網に通知し緊急機関に接続することが規定されている(非特許文献1参照)。
特開2000−324532号公報
3GPP TS 24.229 REL11.6、[online]、2012年12月、[平成25年1月18日検索]、インターネット<http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/24_series/24.229/24229-b60.zip>
しかし、アメリカのように複数の緊急機関の番号が同一である国(警察も救急も消防も「911」)のユーザが、日本のように緊急機関毎に番号が異なる国(警察は「110」、救急/消防は「119」)でローミングする場合が考えられる。このような場合、ローミングユーザが「911」をダイヤルしただけでは、キャリアは、ユーザが接続したい緊急機関が警察なのか消防なのかを特定できない。そのため、アメリカのような複数の緊急機関の番号が同一である国のユーザが、日本国内で「911」をダイヤルした場合、一旦キャリアが網内に設置した中継サーバに接続され、中継サーバから流れる音声ガイダンスに従い、ユーザが適切な緊急機関を選択するようになっている。
このことを、図9を参照して説明する。
アメリカのように複数の緊急機関(緊急機関装置5(5a〜5c))の番号が同一であるA国(図9(a))では、PSAP(Public-Safety Answering Point)というコールセンタが設置されている。A国在住のユーザがA国で緊急番号である「911」を端末2Aでダイヤルすると、その緊急呼はSIP(Session Initiation Protocol)サーバ3a(3)を介してPSAPに設置されているPSAP装置4に接続される。そして、PSAP装置4において、コールセンタの係員が、ユーザからの通報内容から判断し、適切な緊急機関装置(図9に示す例の場合は、緊急機関装置5a)へ緊急呼が接続される(図9(a)における破線7a)。
これに対し、日本のように緊急機関毎に番号が異なるB国では、図9(b)に示すようにPSAPに該当するセンタが存在しない。なお、B国では緊急機関(緊急機関装置5(5d〜5f))が設置されているものとする。B国在住のユーザが「消防/救急」の緊急番号である「119」を端末2Bでダイヤルすると、その緊急呼はSIPサーバ3b(3)を介して直接「消防/救急」の緊急機関である消防署(ここでは、緊急機関装置5d)に接続される(図9(b)の一点鎖線7b)。
ここで、A国在住のユーザがB国で国際ローミング時に、緊急番号である「911」を端末2Aでダイヤルすると、B国では「911」に相当する緊急機関が複数あるため、キャリアは「911」のダイヤルだけから接続先の緊急機関装置5を特定できない。そのため、この緊急呼は中継サーバ6に一旦接続される。そして、ユーザは中継サーバ6から流れる音声ガイダンスに従って番号等を指定することにより、緊急呼はSIPサーバ3b(3)を介して中継サーバ6で選択した接続先の緊急機関装置5dに接続される(図9(b)の破線7c)。
特許文献1や、非特許文献1に記載の技術では、ホーム網の緊急機関の番号を、各国の緊急機関の番号に変換するために、各国の緊急機関番号の対応表を予め端末に具備する等、端末に世界各国の緊急機関番号を予め登録しておく必要がある。このため、端末における記憶装置の容量が圧迫される上、万が一、国における制度等の見直しで緊急番号が変わった場合、特許文献1や、非特許文献1に記載の技術では、その変化の追随に遅れる可能性があるという課題がある。
このような背景を鑑みて本発明がなされたのであり、ローミングした際における緊急呼発信を容易にする緊急呼発信システム及び緊急呼発信方法を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、端末が契約されている第1の網以外の網である第2の網に接続されており、前記第2の網に存在する前記端末に対して、前記第2の網に存在する緊急機関の識別情報を送信する通知装置と、前記第2の網に存在し、前記通知装置から受信した前記緊急機関の識別情報を基に、前記緊急機関毎に対応した選択手段を表示部に表示し、入力部を介して前記選択手段のうちの1つが選択されると、前記選択された選択手段に対応している前記緊急機関へ緊急呼を発信する前記端末と、を有することを特徴とする緊急呼発信システムとした。
また、請求項4に記載の発明は、端末が契約されている第1の網以外の網である第2の網に接続されている通知装置と、前記端末と、が通信可能な緊急呼発信システムにおける緊急呼発信方法であって、前記通知装置が、前記第2の網に存在する前記端末に対して、前記第2の網に存在する緊急機関の識別情報を送信し、前記第2の網に存在し、前記緊急機関の識別情報を受信した前記端末が、前記通知装置から受信した前記緊急機関の識別情報を基に、前記緊急機関毎に対応した選択手段を表示部に表示し、入力部を介して前記選択手段のうちの1つが選択されると、前記選択された選択手段に対応している前記緊急機関へ緊急呼を発信することを特徴とする緊急呼発信方法とした。
このようにすることで、緊急番号が異なる網へローミングした際における緊急呼発信を容易かつ正確に行うことができる。さらに、中継装置による音声ガイダンスによる再接続を行うことなく、緊急機関装置への接続が可能となり、接続時間の短縮を図ることができる。
また、識別情報を通知装置から受け取り、その識別情報に対応した選択手段を表示することで、端末側に世界各国の緊急番号を格納しておく必要がなく、国の制度等の見直しによる緊急番号の変更に対し、柔軟に対応することができる。
請求項2に記載の発明は、前記端末は、前記受信した緊急機関の識別情報のそれぞれに対応した前記選択手段を表示することを特徴とする請求項1に記載の緊急呼発信システムとした。
また、請求項5に記載の発明は、前記緊急機関の識別情報を受信した前記端末が、前記受信した緊急機関の識別情報のそれぞれに対応した前記選択手段を表示することを特徴とする請求項4に記載の緊急呼発信方法とした。
このようにすることで、正確な緊急機関装置への接続が可能となる。
請求項3に記載の発明は、前記端末は、前記第1の網における緊急番号がダイヤルされると、前記受信した緊急機関の識別情報を基に、当該ダイヤルされた緊急番号に対応する、前記第2の網における緊急機関の選択手段を表示することを特徴とする請求項1に記載の緊急呼発信システムとした。
また、請求項6に記載の発明は、前記緊急機関の識別情報を受信した前記端末が、前記第1の網における緊急番号がダイヤルされると、前記受信した緊急機関の識別情報を基に、当該ダイヤルされた緊急番号に対応する、前記第2の網における緊急機関の選択手段を表示することを特徴とする請求項4に記載の緊急呼発信方法とした。
このように、ユーザが使い慣れた第1の網(ホーム網)の緊急番号をダイヤルすると、そのダイヤルに相当する第2の網(ビジタ網)の緊急機関装置へ接続するための選択手段が表示されるため、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
本発明によれば、ローミングした際における緊急呼発信を容易にする緊急呼発信システム及び緊急呼発信方法を提供することができる。
第1実施形態に係る緊急呼発信システムの構成例を示す図である。 第1実施形態に係る通知装置と端末の構成例を示す図である。 本実施形態に係る緊急サービスURNの例を示す表である。 本実施形態に係る端末に表示される緊急呼発信画面の例を示す図である。 第1実施形態に係る緊急サービスURN取得処理の手順を示す図である。 第1実施形態に係る緊急呼発信処理の手順を示す図である。 第2実施形態に係る通知装置と端末の構成例を示す図である。 第2実施形態に係る緊急呼発信処理の手順を示す図である。 従来における緊急呼発信システムの例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1〜図6を参照して、本発明に係る第1実施形態を示す。
(システム構成)
図1は、第1実施形態に係る緊急呼発信システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、端末2が接続する網として、端末2が契約されている第1の網であるホーム網Zaと、ホーム網Za以外の第2の網であるビジタ網Zbとがある。ここで、ビジタ網Zbにおけるシステムが本実施形態における緊急呼発信システムZである。
ここで、図1は、端末2を所持しているユーザがホーム網Zaからビジタ網Zbにローミングした状態を示している。つまり、端末2はビジタ網Zbに存在している。
(ホーム網)
ホーム網Zaは、PSAPが存在する網である。
このホーム網Zaは、SIPサーバ3a(3)と、PSAPに設置されているPSAP装置4と、各緊急機関に設置されている緊急機関装置5(5a〜5c)とを有している。
SIPサーバ3a(3)は、SIPに基づくプロトコルに従って呼制御を行う装置である。
PSAP装置4は、前記したように、緊急通報を受信し、係員が適切な緊急機関に中継するコールセンタ(PSAP)における交換装置である。
端末2から発信された緊急サービスURN(識別情報)121を含む緊急呼は、SIPサーバ3aを介してPSAP装置4に送られる。そして、PSAPのオペレータによってユーザの状況が問い合わされ、PSAPのオペレータにより、その緊急呼をユーザに適切な接続先の緊急機関装置5(5a〜5c)とを接続する。
(ビジタ網)
ビジタ網Zbは、PSAPが存在しない網である。
ビジタ網Zbは、通知装置1と、SIPサーバ3b(3)と、各緊急機関(緊急機関装置5(5d〜5f))とを有している。
通知装置1は、ローミングした端末2へ後記する緊急サービスURN121を送信する。
SIPサーバ3bは、ホーム網Zaと同様SIPに基づくプロトコルに従って呼制御を行う装置である。ここで、SIPサーバ3bはルーチング部31を有しており、端末2から送信された緊急呼に含まれる緊急サービスURN121に従って各緊急機関へ呼接続を行う。
ここで、第1実施形態におけるビジタ網Zbには、図9における中継サーバ6が存在しないことに注意されたい。
(通知装置及び端末の構成)
図2は、第1実施形態に係る通知装置と端末の構成例を示す図である。
(通知装置)
通知装置1は、メモリ110、記憶装置120、CPU(Central Processing Unit)130、通信装置140を有している。
記憶装置120には、緊急サービスURN121が格納されている。緊急サービスURN121の詳細は後記して説明する。
メモリ110には、記憶装置120に格納されているプログラムが展開され、CPU130によって実行されることで、処理部111及び処理部111内で実行される通知部112が具現化している。
通知部112は、端末2から緊急サービスURN121の取得要求を受けると、通信装置140を介して記憶装置120に格納されている緊急サービスURN121を端末2へ送信する。なお、取得要求はSIPにおける端末登録メッセージであるREGISTERを利用してもよいし、専用の取得要求方法でもよい。
通信装置140は、端末2と例えば無線通信を行うための装置である。
(端末)
端末2は、メモリ210、記憶装置220、CPU230、通信装置240、入出力装置(入力部、出力部)250を有している。
記憶装置220には、通知装置1から送信された緊急サービスURN121が格納されている。緊急サービスURN121の詳細は後記して説明する。
メモリ210には、記憶装置220に格納されているプログラムが展開され、CPU230によって実行されることで、処理部211及び処理部211内で実行される緊急呼発信部212、送受信処理部213、ボタン表示処理部214が具現化している。
緊急呼発信部212は、ユーザが緊急呼を発信する際に起動されるもので、通知装置1から送信された緊急サービスURN121に対応した緊急呼発信ボタン(選択手段)を生成し、入出力装置250に表示する。そして、入出力装置250を介して緊急呼発信ボタンが選択入力されると、選択入力された緊急呼発信ボタンに対応する緊急サービスURN121を含む緊急呼をSIPサーバ3(図1)へ送信する。
送受信処理部213は、通信装置240を介して通知装置1や、SIPサーバ3との間で情報の送受信を行ったり、受信した情報を記憶装置220に格納したりする。
ボタン表示処理部214は、入出力装置250に緊急サービスURN121に対応した緊急呼発信ボタンを表示する。
通信装置240は、通知装置1や、SIPサーバ3と例えば無線通信を行うための装置である。
入出力装置250は、タッチパネルディスプレイ等である。
なお、端末2としてスマートフォンを想定しているが、ローミングが可能であれば、携帯電話等スマートフォン以外の機器としてもよい。
(緊急サービスURN)
図3は、本実施形態に係る緊急サービスURNの例を示す表である。
図3に示されるように、警察や救急等の緊急機関に対応した緊急サービスURN121が設定されている。この緊急サービスURN121は世界各国で共通であるが、使用する緊急サービスURN121は国毎に異なる。
例えば、アメリカ等のようにPSAPが設置されている国では、使用される緊急サービスURN121は「sos」のみである。また、PSAPが設置されていない国において、例えば、日本のように救急と消防と同じ番号である場合、「sos.ambulance」もしくは「sos.fire」のどちらか、又は両方が「救急/消防」の緊急サービスURN121として使用される。つまり、本実施形態において、日本では、「sos.police」が使用されるとともに、「sos.ambulance」もしくは「sos.fire」のどちらか、又は両方が緊急サービスURN121として使用されると想定している。なお、本実施形態では「救急/消防」の緊急サービスURN121として「sos.ambulance」と「sos.fire」のどちらでも、「救急/消防」の緊急機関装置5に接続できることとする。
また、本実施形態では個々の緊急サービスURN121(つまり、「sos.police」や、「sos.ambulance」等)を「緊急サービスURN121」と称するが、適宜緊急サービスURN121全体(「sos」や、「sos.police」や、「sos.ambulance」・・・等)を緊急サービスURN121と称することがある。
(緊急呼発信画面)
図4は、本実施形態に係る端末に表示される緊急呼発信画面の例を示す図である。
図4に示すように、端末2の入出力装置250には選択手段としての緊急呼発信ボタン251として警察ボタン(「Police」)251aや、救急ボタン(「Ambulance)251b、消防ボタン(「Fire」)251c等が表示されている。
ユーザが警察ボタン251aを選択入力すると、端末2の緊急呼発信部212(図2)は警察宛の緊急サービスURN121である「sos.police」(図3)を含む緊急呼をSIPサーバ3へ発信する。同様に、ユーザが救急ボタン251bを選択入力すると、端末2の緊急呼発信部212は救急宛の緊急サービスURN121である「sos.ambulance」(図3)を含む緊急呼をSIPサーバ3へ発信する。また、ユーザが消防ボタン251cを選択入力すると、端末2の緊急呼発信部212は消防宛の緊急サービスURN121である「sos.fire」(図3)を含む緊急呼をSIPサーバ3へ発信する。
なお、日本では救急機関と消防機関は共通の緊急機関となっているため、「sos.ambulance」を含む緊急呼も、「sos.fire」を含む緊急呼も同一の緊急機関(消防署)へ送られる。
(フローチャート)
以下、図5、図6を参照して、第1実施形態に係る処理を説明する。適宜、図1、図2、図4を参照する。
(緊急サービスURN取得処理)
図5は、第1実施形態に係る緊急サービスURN取得処理の手順を示す図である。
図5の処理は、後記する緊急呼発信前であれば、いつでもよく、例えば、ローミングにおける端末2の認証時、端末2の位置情報登録時、無線ベアラのアタッチ時等が考えられる。
まず、端末2の送受信処理部213は、ビジタ網Zbにおける通知装置1へ緊急サービスURN121の取得要求を行う(S101)。
サービスURNの取得要求を受信した通知装置1の通知部112は、要求元の端末2へ緊急サービスURN121を送信する(S102)。このとき、通知される緊急サービスURN121は、ビジタ網Zbにて使用される緊急サービスURN121である(「sos.police」、「sos.ambulance」、「sos.fire」等)。
端末2の送受信処理部213が緊急サービスURN121を受信すると、端末2の送受信処理部213が記憶装置220に受信した緊急サービスURN121を格納する(S103)。
(緊急呼発信処理)
図6は、第1実施形態に係る緊急呼発信処理の手順を示す図である。この処理はローミング緊急発信時に行われる処理である。
まず、ユーザが端末2における緊急呼発信アプリケーションを起動することによって、緊急呼発信部212、ボタン表示処理部214が起動される(S201)。
ボタン表示処理部214は、図5のステップS103で記憶部に格納された各緊急サービスURN121に対応する緊急呼発信ボタン251(図4)を生成し、端末2の入出力装置250に生成した各緊急呼発信ボタン251を表示する(S202)。例えば、「sos.police」の緊急サービスURN121に対しては警察ボタン251a(図4)が生成表示される。同様に、「sos.ambulance」に対しては救急ボタン251b(図4)が生成表示され、「sos.fire」に対しては消防ボタン251c(図4)が生成表示される。
そして、ユーザが、緊急呼発信ボタン251を選択入力する(S203)ことにより、ユーザが接続を希望する緊急機関が決定する。すると、緊急呼発信部212は、選択入力された緊急呼発信ボタン251に応じた緊急サービスURN121を含む緊急呼をSIPサーバ3へ発信する(S204)。
緊急サービスURN121を含む緊急呼を受信したSIPサーバ3のルーチング部31は、受信した緊急呼の緊急サービスURN121を元に緊急呼の発信先の緊急機関装置5へ、その緊急呼を転送する(S205)。
特許文献1では、端末2の位置から緊急番号を変換する技術が記載されているが、その変換手法について具体的な記載がない。特に、特許文献1に記載の技術は、本実施形態のように、PSAPのある網(国)で契約しているユーザが、PSAPのない国にローミングした際の変換手法について、考慮していない。これに対し、第1実施形態の技術によれば、端末2が存在する網における緊急サービスURN121のそれぞれに該当する緊急呼発信ボタン251を表示するという具体的な手法が記載されているため、ビジタ網Zbにおける緊急呼発信を正確かつ容易に行うことができる。
また、第1実施形態によれば、端末2でビジタ網Zbの緊急機関種別に対応する緊急機関の選択が完了できるため、中継装置6(図9)による音声ガイダンス接続が不要になる。
つまり、図9の緊急呼発信システムにおいて、A国(ホーム網)からB国(ビジタ網)へ国際ローミングしたユーザは、緊急番号のダイヤル→ガイダンス接続→緊急機関装置5という2段階の接続を行う必要がある。これに対し、第1実施形態に示す緊急呼発信システムZでは、緊急呼発信ボタン251の選択入力→緊急機関への直接的な接続が可能となる。これにより、第1実施形態に示す緊急呼発信システムZは、中継装置6へ一時的な接続を行うよりも、短時間で緊急機関へ接続できるようになる。
特許文献1や、非特許文献1に記載の位置情報から端末2が存在する網(国)を判別して、緊急機関の種別を選択する手法では、位置情報から国の識別や、世界各国の緊急機関番号等の識別を端末2自身で行わなければならない。すなわち、特許文献1や、非特許文献1に記載の技術は、端末2で世界各国の緊急機関番号を固定的に管理しておく必要がある。万が一、国における制度等の見直しで緊急番号が変わった場合、特許文献1や、非特許文献1に記載の技術では、その変化の追随に遅れる可能性がある。
第1実施形態に示す緊急呼発信システムZは、緊急サービスURN121をビジタ網Zbの通知装置1から受け取り、その緊急サービスURN121に対応した緊急呼発信ボタン251を生成することで、端末2側に世界各国の緊急番号を格納しておく必要がない。その結果、第1実施形態に示す緊急呼発信システムZは、国の制度等の見直しで緊急番号が変わった場合も端末2側の変更を行う必要がない。
[第2実施形態]
次に、図7、図8を参照して、本発明に係る第2実施形態を示す。
なお、第2実施形態において、緊急呼発信システムZの構成は図1と同様なので図示及び説明を省略する。
(端末)
図7は、第2実施形態に係る通知装置と端末の構成例を示す図である。
なお、通知装置1の構成は、図2と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
また、端末2aについても、図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
ここで、図7における端末2aが図2と異なる点は、処理部211aが分析部215を有している点である。なお、分析部215は、記憶装置220に格納されているプログラムがメモリ210にロードされ、CPU230によって実行されることで具現化しているものである。
分析部215は、ユーザがダイヤルしたホーム網Zaにおける緊急番号に対応するビジタ網Zbにおける緊急サービスURN121を検索し、入出力装置250に検索した緊急サービスURN121に対応する緊急呼発信ボタン251を表示する。
例えば、アメリカに在住するユーザが日本で、アメリカにおける緊急番号である「911」をダイヤルすると、日本で「911」に対応する緊急呼発信ボタン251である警察ボタン251a(図4)、救急ボタン251b(図4)、消防ボタン251c(図4)等が端末2aの入出力装置250に表示される。
(フローチャート)
以下、図8を参照して、第2実施形態に係る処理を説明する。適宜、図1、図4、図7を参照する。なお、緊急サービスURN取得処理については図5と同様の処理であるため図示及び説明を省略する。
(緊急呼発信処理)
図8は、第2実施形態に係る緊急呼発信処理の手順を示す図である。この処理はローミング緊急発信時に行われる処理である。
まず、ユーザが端末2aにてホーム網Zaにおける緊急番号をダイヤルする(S301)。
すると、端末2aの分析部215が、ダイヤルされた番号がホーム網Zaにおける緊急番号であるか否かを判定する。
ダイヤルされた番号がホーム網Zaにおける緊急番号である場合、端末2aの処理部211aが緊急呼発信アプリケーションを起動することによって、緊急呼発信部212、ボタン表示処理部214が起動される(S302)。
ボタン表示処理部214はダイヤルされた緊急番号に対応する緊急サービスURN121を記憶装置220から取得する(S303)。
ステップS302の処理は複数の手法が考えられるが、例えば、以下のような手法が考えられる。
(1)アメリカ(つまり、ホーム網ZaがPSAPを設置している網)在住のユーザがアメリカの緊急番号である「911」をダイヤルした場合、ボタン表示処理部214は以下のような処理を行う。すなわち、「911」に対応する緊急サービスURN121は「sos」であるので、ボタン表示処理部214はサブクラスで「sos.●●」となっている緊急サービスURN121をすべて取得する等の手法が考えられる。
(2)PSAPが設置されていない国(ホーム網Za)から、日本のようなPSAPが設置されていない国(ビジタ網Zb)へローミングが行われた場合を説明する。このような場合、ユーザがホーム網Zaにおいて「sos.ambulance」に相当する緊急番号をビジタ網Zb(日本)でダイヤルした場合、ボタン表示処理部214は「sos.ambulance」に相当する救急ボタン251b(図4)を表示する。ビジタ網Zb(日本)で使用されていない緊急サービスURN121に相当する緊急番号がダイヤルされた場合、ボタン表示処理部214は該当する緊急サービスURN121に相当する緊急呼発信ボタン251を入出力装置250に表示する。
この場合、予め端末2の記憶装置220にホーム網Zaにおける緊急番号と、ホーム網Zaにおける緊急サービスURN121とが対応付けられている情報が格納されていることが望ましい。また、通知装置1の通知部112はすべての緊急サービスURN121を端末2aへ送信することが望ましい。あるいは、通知装置1の通知部112はすべての緊急サービスURN121と、ビジタ網Zb(日本)における緊急サービスURN121の組み合わせを送信するようにしてもよい。
この場合、ユーザがホーム網Zaにおける緊急番号をビジタ網Zb(日本)において緊急番号がダイヤルされると、ボタン表示処理部214はダイヤルされた緊急番号に対応付けられているホーム網Zaの緊急サービスURN121を記憶装置220から取得する。そして、通知装置1から送信されたビジタ網Zb(日本)での緊急サービスURN121のうち、取得したホーム網Zaの緊急サービスURN121に一致する緊急サービスURN121に該当する緊急呼発信ボタン251を入出力装置250に表示する。
なお、ダイヤルされた緊急番号に相当する緊急サービスURN121がビジタ網Zb(日本)で使用されていない緊急サービスURN121であった場合、以下のような処理が行われてもよい。つまり、ボタン表示処理部214は通知装置1から送信されたすべての緊急サービスURN121を取得する。あるいは、ボタン表示処理部214は通知装置1から受信した、ビジタ網Zb(日本)において使用されている緊急サービスURN121と、すべての緊急サービスURN121の組み合わせから、ダイヤルされた緊急番号に相当するビジタ網Zb(日本)での緊急サービスURN121を取得するようにしてもよい。
そして、ボタン表示処理部214は、取得したビジタ網Zb(日本)での緊急サービスURN121に該当する緊急呼発信ボタン251を表示する。
このようにしても、端末2は世界各国の緊急機関番号を固定的に管理する必要がない。そのため、国の制度等の見直しで緊急番号が変わった場合も端末2側の変更は最小限の変更で済む。
そして、ボタン表示処理部214はステップS302で取得した各緊急サービスURN121に対応する緊急呼発信ボタン251を生成し、端末2aの入出力装置250に生成した各緊急呼発信ボタン251を表示する(S304)。
ユーザが、緊急呼発信ボタン251を選択入力する(S305)ことにより、ユーザが接続を希望する緊急機関が決定すると、緊急呼発信部212は、選択入力された緊急呼発信ボタン251に応じた緊急サービスURN121を含む緊急呼をSIPサーバ3へ発信する(S306)。
緊急呼を受信したSIPサーバ3のルーチング部31は、受信した緊急呼の緊急サービスURN121を元に発信先の緊急機関へ、その緊急呼を転送する(S307)。
第2実施形態の緊急呼発信システムZによれば、ユーザがホーム網Zaで日常的に使用している緊急番号をダイヤルすると、その緊急番号に対応するビジタ網Zbでの緊急機関の緊急呼発信ボタン251が生成される。このようにすることで、緊急呼発信システムZにおいて、ユーザはホーム網Zaで使い慣れた緊急番号をダイヤルしても、ビジタ網Zbに対応した緊急機関へ正確に接続することができる。
なお、第1実施形態の手法と、第2実施形態の手法とが併用されてもよい。
また、通知装置1の機能がSIPサーバ3に含まれるようにしてもよい。
1 通知装置
2,2a 端末
3,3a,3b SIPサーバ
5,5a〜5f 緊急機関装置
112 通知部
121 緊急サービスURN(識別情報)
212 緊急呼発信部
213 送受信処理部
214 ボタン表示処理部
215 分析部
250 入出力装置(入力部、表示部)
251,251a,251b,251c 緊急呼発信ボタン(選択手段)
Z 緊急呼発信システム
Za ホーム網(第1の網)
Zb ビジタ網(第2の網)

Claims (6)

  1. 端末が契約されている第1の網以外の網である第2の網に接続されており、前記第2の網に存在する前記端末に対して、前記第2の網に存在する緊急機関の識別情報を送信する通知装置と、
    前記第2の網に存在し、前記通知装置から受信した前記緊急機関の識別情報を基に、前記緊急機関毎に対応した選択手段を表示部に表示し、入力部を介して前記選択手段のうちの1つが選択されると、前記選択された選択手段に対応している前記緊急機関へ緊急呼を発信する前記端末と、
    を有することを特徴とする緊急呼発信システム。
  2. 前記端末は、
    前記受信した緊急機関の識別情報のそれぞれに対応した前記選択手段を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の緊急呼発信システム。
  3. 前記端末は、
    前記第1の網における緊急番号がダイヤルされると、前記受信した緊急機関の識別情報を基に、当該ダイヤルされた緊急番号に対応する、前記第2の網における緊急機関の選択手段を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の緊急呼発信システム。
  4. 端末が契約されている第1の網以外の網である第2の網に接続されている通知装置と、前記端末と、が通信可能な緊急呼発信システムにおける緊急呼発信方法であって、
    前記通知装置が、
    前記第2の網に存在する前記端末に対して、前記第2の網に存在する緊急機関の識別情報を送信し、
    前記第2の網に存在し、前記緊急機関の識別情報を受信した前記端末が、
    前記通知装置から受信した前記緊急機関の識別情報を基に、前記緊急機関毎に対応した選択手段を表示部に表示し、
    入力部を介して前記選択手段のうちの1つが選択されると、前記選択された選択手段に対応している前記緊急機関へ緊急呼を発信する
    ことを特徴とする緊急呼発信方法。
  5. 前記緊急機関の識別情報を受信した前記端末が、
    前記受信した緊急機関の識別情報のそれぞれに対応した前記選択手段を表示する
    ことを特徴とする請求項4に記載の緊急呼発信方法。
  6. 前記緊急機関の識別情報を受信した前記端末が、
    前記第1の網における緊急番号がダイヤルされると、前記受信した緊急機関の識別情報を基に、当該ダイヤルされた緊急番号に対応する、前記第2の網における緊急機関の選択手段を表示する
    ことを特徴とする請求項4に記載の緊急呼発信方法。
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