JP2014157537A - 調理履歴記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理時刻が互いに重なる複数の被調理物における調理履歴の記録を可能とする。
【解決手段】本発明の調理履歴記録装置1は、被調理物の種別を取得する種別取得手段6と、被調理物の温度等の温度情報を取得する温度情報取得手段10と、被調理物の調理開始時刻を取得する時刻取得手段7と、取得された被調理物の種別に、温度情報、調理開始時刻等の調理情報を関連付けたものを調理履歴として、被調理物の種別毎に記録する記憶手段2と、時刻取得手段7が調理開始時刻を取得する前に、新たな被調理物における調理履歴の取得を許容する処理を実行する制御部11とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、調理履歴記録装置に関する。
ホテルの厨房等の大量調理施設において、食品衛生管理の徹底が要求されている。その一環として、近年、HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)等の概念に基づく重要管理項目(例えば、調理後の食品温度、調理開始時刻)を、調理履歴として記録することが求められている。
このような調理履歴の記録は、手作業で行うことも可能ではあるものの、その記録の正確性(信頼性)や、作業効率の悪さ等に問題がある。そのため、特許文献1に示されるような、携帯端末型の記録装置が調理履歴の記録に利用されている。
この種の記録装置は、食品等の温度を測定可能な温度センサを備えており、その温度センサによって取得された温度情報が記録される。温度情報等の調理履歴は、記録対象となった食品毎に記録される。なお、前記記録装置に記録された調理履歴は、特許文献1等に示されるように、最終的には、無線通信手段を利用して互いに接続されている管理用コンピュータに送信される。
特開2004−254739号公報
ところで、前記記録装置の中には、食品の調理開始時刻の取得や、調理時間を計測するタイマ機能を備えたものもある。従来のこの種の記録装置は、1つの食品の調理時間のみを管理できる設定となっており、複数の調理時間(例えば、加熱調理時間)を同時に管理することができなかった。
例えば、1つの加熱調理機器(例えば、スチームコンベクションオーブン)を用いて、調理時間の異なる複数の食品を同時に加熱調理したい場合や、複数台の加熱調理機器を用いてそれぞれ異なる食品を同時に加熱調理したい場合等においては、調理履歴の取得対象となる食品毎に記録装置を用意する必要があった。つまり、1つの記録装置で、調理時刻が互いに重なる複数の食品における調理履歴を記録することができなかった。
本発明の目的は、調理時刻が互いに重なる複数の被調理物における調理履歴の記録が可能な調理履歴記録装置を提供することである。
本発明に係る調理履歴記録装置は、被調理物を調理する調理プロセスにおける調理履歴を記録する調理履歴記録装置であって、前記被調理物の種別を取得する種別取得手段と、前記被調理物の温度等の温度情報を取得する温度情報取得手段と、前記被調理物の調理開始時刻を取得する時刻取得手段と、取得された前記被調理物の種別に、前記温度情報、前記調理開始時刻等の調理情報を関連付けたものを調理履歴として、前記被調理物の種別毎に記録する記憶手段と、前記時刻取得手段が前記調理開始時刻を取得する前に、新たな被調理物における調理履歴の取得を許容する処理を実行する制御部とを備える。前記調理履歴記録装置では、上記構成を備えることにより、時刻取得手段が調理開始時刻を取得する前に、新たな被調理物における調理履歴の取得が許容される。その結果、前記調理履歴記録装置では、調理時刻が互いに重なる複数の被調理物における調理履歴の記録が可能となる。
前記調理履歴記録装置において、前記制御部は、前記時刻取得手段が前記調理開始時刻を取得した後に、現在時刻が、前記調理開始時刻と前記被調理物の種別毎に予め設定されている調理時間とから求められる調理終了予定時刻を、経過したか否かを判定する処理を実行し、かつ現在時刻が、全ての前記被調理物における前記調理終了予定時刻を経過する前に、他の新たな被調理物における調理履歴の取得を許容する処理を実行するものであってもよい。前記調理履歴記録装置では、上記構成を備えることにより、現在時刻が、全ての被調理物における調理終了予定時刻を経過する前に、他の新たな被調理物における調理履歴の取得が許容される。その結果、前記調理履歴記録装置では、調理時刻が互いに重なる複数の被調理物における調理履歴の記録が可能となる。
前記調理履歴記憶装置において、前記制御部は、前記記憶手段に記録されている前記被調理物の調理履歴を、現在時刻が前記調理終了予定時刻を経過する前の経過前履歴と、現在時刻が前記調理終了予定時刻を経過した後の経過後履歴とに分ける処理を実行し、前記経過前履歴の個数を表示する第1表示部と、前記経過後履歴の個数を表示する第2表示部とを有する表示手段を備えるものであってもよい。前記調理履歴記録装置では、上記構成を備えることにより、記憶手段に記録されている被調理物の調理履歴を、現在時刻が調理終了予定時刻を経過する前の経過前履歴と、現在時刻が調理終了予定時刻を経過した後の経過後履歴とに分けて、表示手段に表示することができる。その結果、前記記憶手段に記録されている前記被調理物の調理履歴を、現在時刻が前記調理終了予定時刻を経過する前のものと、現在時刻が前記調理終了予定時刻を経過した後のものとに分けて把握することができる。
前記調理履歴記憶装置において、前記温度情報取得手段は、前記経過後履歴に対応する被調理物の調理後温度を取得し、前記制御部は、前記経過後履歴のうち、前記調理後温度が、被調理物の種別毎に予め設定されている基準温度以上のものを、前記経過後履歴から除外する処理を実行するものであってもよい。前記調理履歴記録装置では、上記構成を備えることにより、経過後履歴のうち、前記調理後温度が、被調理物の種別毎に予め設定されている基準温度以上のものを、前記経過後履歴から除外することができる。その結果、前記記憶手段に記録されている前記被調理物の調理履歴のうち、現在時刻が前記調理終了予定時刻を経過した後のものにおいて、調理後温度が、被調理物の種別毎に予め設定されている基準温度以上となっていないものを容易に把握することができる。
本発明によれば、調理時刻が互いに重なる複数の被調理物における調理履歴の記録が可能な調理履歴記録装置を提供することができる。
ハンディターミナルを模式的に表した説明図 ハンディターミナルの構成を示すブロック図 スチームコンベクションオーブンの構成を模式的に表した説明図 1台のスチームコンベクションオーブンで同時に調理される各被調理物の各調理開始時刻、及び各調理時間の関係を示した説明図 ハンディターミナルにより取得されて記録された各被調理物の調理履歴テーブルを示す説明図 ハンディターミナルにおいて、各被調理物の調理履歴を取得する流れを示したフローチャート図 表示部に表示される表示内容を示す説明図 被調理物の種別リストを模式的に表した説明図 表示部に表示される表示内容を示す説明図 表示部に表示される表示内容を示す説明図 調理終了作業工程における被調理物の調理履歴をハンディターミナルで取得する流れを示したフローチャート図 表示部に表示される表示内容を示す説明図 コンピュータ装置及びハンディターミナル支持台の構成を示すブロック図 他の実施形態に係るハンディターミナルの表示部に表示される表示内容を示す説明図
<実施形態1>
(ハンディターミナル)
本発明の実施形態1を、図1〜図13を参照しつつ説明する。本実施形態では、本発明の調理履歴記録装置の一例であるハンディターミナル1について説明する。図1は、ハンディターミナル1を模式的に表した説明図であり、図2は、ハンディターミナル1の構成を示すブロック図である。
ハンディターミナル1は、ホテルの厨房等において、調理対象の食品(被調理物)の調理履歴を取得するために利用されるものである。ハンディターミナル1は、被調理物の種別(品目)、被調理物の調理前後の各温度、調理開始時刻、調理担当者名、調理機器名等の各種の調理情報を取得して、記録することができる。
特に、ハンディターミナル1は、調理時刻が互いに重なる複数の被調理物における調理履歴を、1台で取得して記録することができる。このような本実施形態のハンディターミナル1は、図1及び図2に示されるように、主として、記憶部(記憶手段の一例)2、赤外線通信部3、表示部4、内蔵時計5、バーコード読取部(種別取得手段の一例)6、入力部(時刻取得手段の一例)7、音声出力部8、温度測定部9、温度センサ(温度情報取得手段の一例)10、及び制御部11を備える。なお、ハンディターミナル1は、図示されない電源部からの供給電力により作動する。
制御部11は、制御を司るCPU等を備えており、記憶部2の一部であるプログラムメモリに格納されているプログラムによりハンディターミナル1全体の制御を行う。
記憶部2は、情報を記憶(記録)する記憶装置であり、上述のプログラムメモリ以外に、情報保存メモリ、作業メモリ等を備えている。作業メモリは、プログラムを記憶すると共にプログラムが作動する際に必要となるワークエリアや変数を格納する。また、情報保存メモリには、バーコード読取部6、入力部7、温度センサ10等の各種取得手段により取得された各種調理情報が、制御部11の指令により、適宜格納される。
表示部4は、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイ等を備えて構成されており、制御部11からの指令により、文字や画像等の各種情報を表示する。例えば、表示部4は、ハンディターミナル1によって取得すべき被調理物の調理情報の種別(例えば、被調理物の種別、被調理物の調理温度等)を利用者に知らせる案内表示画面を、制御部11の指令により、適宜、表示する。なお、表示部4には、後述する第1表示部4aと、第2表示部4bとが含まれている。
入力部(操作部)7は、操作ボタン等を備えて構成されており、利用者がハンディターミナル1に対する各種指示を入力操作する際に利用される部分である。利用者が入力部7に入力した入力内容(操作内容)は、制御部11に通知される。
内蔵時計(タイマ)5は、制御部11からの指令により現在時刻を取得する場合や処理時間を測定する場合等に利用される。
音声出力部8は、スピーカ等を備えて構成されており、制御部11からの指令により音声を出力する。
バーコード読取部(バーコードリーダ)6は、被調理物の種別や、スチームコンベクションオーブン等の調理機器名等が記録(コード化)されているバーコードを読み取って制御部11に出力する。
温度センサ10は、概ね、細長く伸びた針状をなした外観形状を備えており、、被調理物(食品)に挿し込まれて、被調理物の中心温度(芯温)を取得する際に利用される。温度センサ10により取得された温度情報は、温度測定部9を介して制御部11に出力される。
赤外通信部3は、制御部11からの指令により、後述する外部の管理用コンピュータ装置との間で、各種の情報を送受信する際に利用される。
(ハンディターミナルの使用例)
次いで、ハンディターミナル1を利用して、被調理物の調理履歴を取得(記録)する流れを説明する。ここでは、調理機器としてスチームコンベクションオーブン(以下、単にスチコンと称する場合がある)12を利用する際に、被調理物の調理履歴を記録する場合を例に挙げて説明する。
図3は、スチームコンベクションオーブン12の構成を模式的に表した説明図である。図3に示されるように、スチコン12は、被調理物を収容して加熱調理するための空間として加熱調理室12aを備えている。その加熱調理室12aは、上段12a1、中段12a2及び下段12acの3つのスペースに分けて用いることができる。
このようなスチコン12では、例えば、加熱調理室12aの上段12a1と中段12a2とで、それぞれ調理時間の異なる被調理物を加熱調理したい場合がある。また、既に加熱調理している加熱調理室12aにおいて、後から空いているスペース(例えば、下段12a3)に他の被調理物を追加したい場合もある。
本実施形態では、特に、1台のスチコン12を利用して、加熱時間が互いに異なる2種類のハンバーグ(被調理物)X1,X2を同時に調理し始め、かつそれらの調理が終了する前に、更に他のハンバーグX3をスチコン12に追加して調理する場合に、それら全ての調理履歴を、1つのハンディターミナル1で記録する場合を説明する。
ここで、先ず、スチコン1で調理される各被調理物(ハンバーグ)X1,X2,X3のタイムスケジュールについて説明する。図4は、1台のスチームコンベクションオーブン12で同時に加熱調理される各被調理物X1,X2,X3の各調理開始時刻、及び各調理時間の関係を示した説明図である。
本実施形態では、図4に示されるように、時刻が13時00分において、大きなサイズのハンバーグX1の加熱調理と、小さなサイズのハンバーグX2の加熱調理とが、同時に開始される。ハンバーグX1の加熱時間(調理時間)は15分間に設定され、ハンバーグX2の加熱時間(調理時間)は10分間に設定されている。
そして、本実施形態では、図4に示されるように、時刻が13時05分において、更に、他のハンバーグX3の加熱調理が開始される。このハンバーグX3は、ハンバーグX1と同様のサイズ(大きなサイズ)であり、加熱時間がハンバーグX1の場合と同様、15分間に設定されている。
このようなタイムスケジュールで調理される3つの被調理物X1,X2,X3の各調理履歴は、1つのハンディターミナル1で取得して記録することができる。ハンディターミナル1は、バーコード読取部6、入力部7、温度センサ10等の各情報取得手段により、被調理物Xの各調理情報を適宜、取得する。
ハンディターミナル1により取得される調理情報(調理履歴)としては、例えば、被調理物Xの種別(品目)、調理機器名、調理担当者名、調理内容、調理時間、調理開始時刻、調理終了時刻、被調理物Xの調理前温度、被調理物Xの調理後温度、室温、被調理物Xの調理後の合格基準温度等の各種情報が挙げられる。
ハンディターミナル1により取得された各調理情報は、制御部11による制御の下、被調理物Xの種別毎に関連付けられる。そして、その関連付けられたものが被調理物Xの調理履歴として、記憶部2に記録される。具体的には、被調理物X毎に付される異なった値からなる識別符号(ID)に、被調理物Xの各種情報が関連付けられたものが被調理物Xの調理履歴として、記憶部2に記録される。
図5は、ハンディターミナル1により取得されて記録された各被調理物X1,X2,X3の調理履歴テーブルを示す説明図である。図5に示される調理履歴テーブルの各レコードは、それぞれ各被調理物X1,X2,X3の各調理履歴データに対応している。具体的には、ID1のレコードが被調理物X1の調理履歴データであり、ID2のレコードが被調理物X2の調理履歴データであり、ID3のレコードが被調理物X3の調理履歴データである。
ハンディターミナル1は、後述するフローチャート図等に示される手順にしたがって、被調理物X毎に、各種の調理情報を順次取得し、その取得された調理情報を適宜、図5に示されるように被調理物X毎に記録する。
なお、図5の調理履歴テーブルの各フィールドは、ハンディターミナル1によって取得すべき項目(調理情報)に対応しており、必要に応じて利用者が入力部7を操作等することにより、適宜、設定、変更等することができる。
なお、本実施形態のハンディターミナル1は、被調理物Xの1つの調理プロセス(スチコン12による加熱調理)で得られる複数の調理情報を、2つの作業工程に分けて取得する構成となっている。その2つの作業工程は、被調理物Xの調理準備段階から調理終了時刻までの作業工程(以下、調理開始作業工程)と、それ以降に行われる作業工程(以下、調理終了作業工程)とからなる。
調理開始作業工程と、調理終了作業工程とでは、ハンディターミナル1で取得すべき、被調理物Xの調理情報(調理履歴)の内容が異なっている。例えば、調理開始作業工程においては、被調理物Xの種別(品目)、調理担当者名、調理機器名、調理内容、被調理物Xの数量、被調理物Xの調理前温度、被調理物Xの合格基準温度(調理前又は調理後の基準温度)、調理開始時刻、調理時間、室温等の各種調理情報が、ハンディターミナル1によって取得(記録)される。
これに対して、調理終了作業工程では、例えば、調理担当者名、被調理物Xの調理後温度、室温等の各種調理情報が、ハンディターミナル1によって取得(記録)される。
そこで、被調理物Xの調理情報を取得する前に、予めハンディターミナル1において、調理開始作業工程における調理情報の記録を行うモード、又は調理終了作業工程における調理情報の記録を行うモードの選択が行われる。各モードにおいて、ハンディターミナル1で取得すべき被調理物Xの調理情報の種別(項目)は、予め設定されている。利用者は、表示部4に表示される各案内表示画面の内容に従って、適宜、被調理物Xの調理情報を取得することとなる。
図6は、ハンディターミナル1において、各被調理物(ハンバーグ)X1,X2,X3の調理履歴を取得する流れを示したフローチャート図である。図6には、各被調理物X1,X2,X3の調理開始作業工程の部分が示されている。
ここで、図6等を参照しつつ、図4に示されるタイムスケジュール通りに、1台のスチコン12で各被調理物X1,X2,X3が調理される際に、ハンディターミナル1で各被調理物X1,X2,X3の調理履歴を取得する流れを、説明する。
なお、図6に示されるS10の前に、ハンディターミナル1において、予め、調理開始作業工程における調理情報の記録を行うモードが選択されている。ハンディターミナル1を起動させると、先ず、表示部4には、調理開始作業工程用のモードと、調理終了作業工程用のモードとの選択を、利用者に要求するリスト表示形式のモード選択画面(案内表示画面の一例)が表示される(図7(A)参照)。
そして、利用者が入力部7を操作して、表示部4の表示画面の上段に表示される「1:調理開始」表示を選択すると、調理開始作業工程用のモードが実行される。
上記のように、調理開始作業工程用のモードが選択、実行されると、表示部4には、図7(A)の表示内容に代り、図7(B)の表示内容が示される。図7(B)には、被調理物Xの種別(品目)の取得を、利用者に要求する案内画面(案内表示画面の一例)が示されている。
そして、利用者は、表示部4に示される表示内容(指示内容)に従いつつ、図6のS10に示されるように、被調理物Xの種別等の各種の調理情報が、バーコード読取部6によって取得される。ここでは、先ず、スチコン12の上段12a1で調理されるハンバーグX1の調理情報(調理履歴)が記録される。
図8は、被調理物Xの種別リスト13を模式的に表した説明図である。リスト13は、紙媒体上に、被調理物Xの種別(品目)に対応した複数のバーコードが印刷されたものからなる。リスト13に印刷されている各バーコードには、被調理物Xの種別(品目)情報が、コード化されている。例えば、リスト13のバーコード13aには、ハンバーグX1(及びX3)の種別(品目)情報「ハンバーグ(大)」がコード化されている。また、バーコード13bには、ハンバーグX2の種別(品目)情報「ハンバーグ(小)」がコード化されている。
本実施形態の場合、被調理物Xの種別を示すバーコードには、その被調理物Xの調理時間や、その被調理物Xの調理後(調理終了時刻後)における合格基準温度も、共にコード化されている。具体的には、バーコード13aには、「ハンバーグ(大)」の品目情報以外に、その調理時間「15分」の情報と、その合格基準温度「80℃」の情報とが含まれている。また、バーコード13bには、「ハンバーグ(小)」の品目情報以外に、その調理時間「10分」の情報と、その合格基準温度「80℃」の情報とが含まれている。
なお、図6のS10で示される項目以外に、バーコード読取部6によって、調理担当者名、機器名等の調理情報が適宜、取得される。調理担当者の名札等には、調理担当者を識別するためのバーコード(不図示)が付されており、そのバーコードを読み取ることによって、調理担当者名の情報がハンディターミナル1に取得される。
また、図3に示されるように、スチコン12の前面には、スチコン12の種類を識別するためのバーコード12bが付されており、そのバーコード12bを読み取ることによって、機器名(「スチコン1」)の情報がハンディターミナル1に取得される。
次いで、図6のS11に示されるように、被調理物Xの調理前温度(芯温)が、温度センサ10によって取得される。ここでは、ハンバーグX1の調理前温度(芯温)が取得される。なお、被調理物Xによっては、温度センサ(芯温計)10に代えて、他の温度センサ(放射温度計)を用いて、調理前温度等の温度情報を取得してもよい。また、調理場の室温も適宜、取得してもよい。
次いで、図6のS12に移行して、ハンバーグX1以外に、調理履歴(調理情報)の取得が必要な被調理物Xの有無を確認する作業が実行される。このS12では、図7(C)に示されるように、調理開始作業工程用のモードで引き続き、調理履歴(調理情報)の入力を行うか否かの選択を要求する画面(案内表示画面の一例)が表示部4に表示される。
本実施形態のハンディターミナル1では、制御部11の指令により、このように表示部4に所定の画面(図7(C)参照)を表示しつつ、被調理物X1以外に、他の被調理物X2の調理履歴の取得を許容できる状態となっている。つまり、被調理物X1と同時に調理を開始したい他の被調理物X2における調理履歴を受け付けられる状態となっている。
利用者が、他の被調理物Xの調理履歴を取得するために、継続して入力すること(図7(C)に示される表示部4の「1:はい」表示)を、入力部7を利用して選択すると、表示部4の表示内容(画面)が、図7(C)から図9(D)に切り替わり、S12からS10に移行する。
そして、ハンディターミナル1には、ハンバーグX1の場合と同様の要領で、スチコン12の中段12a2で調理されるハンバーグX2の調理情報(調理履歴)が記録される。なお、再びS12において、表示部4に、図7(C)の表示内容が表示されても、本実施形態の場合、他に調理履歴(調理情報)の取得が必要な被調理物Xは、その時点では無い(例えば、未だ被調理物Xの追加注文が無い状態)。そのため、利用者が、継続して入力しないこと(図7(C)に示される表示部4の「2:いいえ」表示)を、入力部7を利用して選択すると、表示部4の表示内容(画面)が、他の表示画面に切り替わり、S12からS13に移行する。
S13において、調理開始作業工程用のモードで記録されたハンバーグX1,X2の調理情報の確定作業が実行される。具体的には、入力部7を介して、確定作業が実行されると、制御部11は内蔵時計5から現在時刻(13時00分)を取得し、その取得された現在時刻をハンバーグX1,X2の調理開始時刻として記憶部2に記録する。その後、S13からS14へ移行する。
なお、ハンバーグX1,X2を実際に調理するスチコン12側の温度条件等の諸条件は、予め設定されている。そのため、利用者はその設定内容に従って、ハンディターミナル1とは別に、スチコン12を適宜、操作することになる。本実施形態の場合、ハンディターミナル1が各ハンバーグX1,X2の調理開始時刻を取得するのと略同時に、スチコン12が各ハンバーグX1,X2の調理を開始するように設定されている。
S14に移行すると、図9(E)に示される表示部4の表示画面のように、調理開始作業工程における調理情報(調理履歴)が記録されている被調理物Xの総数表示(第1カウンター、第1表示部4a)が、「0」から「2」に更新される。厳密には、その総数表示(第1カウンター、第1表示部4a)は、記憶部2に調理履歴が記録されている被調理物Xのうち、未だ調理終了時刻を迎えていないものの数を示す。その後、S14からS15へ移行する。
制御部11は、上記のように、ハンバーグX1,X2の調理開始時刻(13時00分)が取得されると、その後に、記憶部2に調理履歴が記録されている被調理物Xの総数を計測する。この時点では、ハンバーグX1,X2は、何れも調理終了時刻を迎えていないため、初めに計測された総数が、モード選択画面(表示画面)の上段右側に配される第1表示部4aに、制御部11の指令により表示される。
なお、図7(A)の表示部4において、モード選択画面(表示画面)の上段における「1.調理開始」表示の右側にも、図9(E)と同様、調理開始作業工程における調理情報(調理履歴)が記録されている被調理物Xの総数を示す第1表示部(第1カウンター)4aが表示されている。ただし、図7(A)に示される時点では、何れの被調理物Xの調理情報(調理履歴)が取得される前の状態であり、示す第1表示部(第1カウンター)4aは「0(個)」と表示している。
なお、後述するように、記憶部2に記録されている被調理物Xのうち、S15において取得された現在時刻が、被調理物Xの調理終了時刻(調理終了予定時刻)を経過している場合(つまり、調理終了時刻を迎えている場合)、その被調理物Xの個数(経過後履歴の個数)分だけ、上述の初めに計測された総数(記憶部2に調理履歴が記録されている被調理物Xの個数)から除外されることになる。そして、その除外後の数(経過前履歴の個数)が、第1表示部4aに表示される。
S15において、制御部11は、内蔵時計5から現在時刻を取得する。そして、制御部11は、更に取得した現在時刻(例えば、13時01分)と、被調理物(ハンバーグ)X1の調理終了時刻(調理終了予定時刻:13時15分)とを比較して、取得した現在時刻(例えば、13時01分)が、被調理物X1の調理終了時刻(13時15分)を過ぎたか否かを判定する。
被調理物(ハンバーグ)X1の調理終了時刻(調理終了予定時刻)は、S14において取得された調理開始時刻(13時00分)と、S10において取得された調理時間(15分)とから求められる。制御部11は、ハンバーグX1の調理開始時刻(13時00分)に調理時間(15分)を足して、ハンバーグX1の調理終了時刻(13時15分)を求める処理を実行する。
S15における現在時刻と、被調理物の調理終了時刻(調理終了予定時刻)との比較は、記憶部2に記録されている被調理物Xの種別毎に行われる。つまり、本実施形態の場合、S15において、ハンバーグX2についても、現在時刻(例えば、13時01分)と、ハンバーグX2の調理終了時刻(調理終了予定時刻:13時10分)とを比較して、取得した現在時刻(例えば、13時01分)が、ハンバーグX2の調理終了時刻(13時10分)を過ぎたか否かを判定する。
なお、制御部11は、S15に示される現在時刻と調理終了時刻との比較を、予め設定されている所定時間毎に繰り返して実行する。S15の処理は、所定の時間間隔で取得された現在時刻が、全ての被調理物Xにおける調理終了時刻を経過するまで実行される。
S15において、取得された現在時刻が、何れの被調理物(ハンバーグ)X1,X2の調理終了時刻(調理終了予定時刻)を経過していない場合、S16に移行する。例えば、取得された現在時刻が13時01分の時点では、各ハンバーグX1,X2の何れの調理終了時刻(調理終了予定時刻)を経過していないため、S16に移行することになる。
S16において、ハンディターミナル1は、利用者に対して、新たな被調理物Xの調理履歴の取得を許容できる状態となっている。つまり、制御部11が、各被調理物(ハンバーグ)X1,X2の調理時間を監視している最中に、制御部11は、新たな被調理物Xの調理履歴の取得を受け付けられる状態となっている。
S16(及びS15)では、表示部4に、図9(E)に示されるような表示画面が表示されている。本実施形態の場合、特に、S16では、図7(C)に示されるような新たな入力の有無を確認する画面は表示されない。ただし、S16では、上述した同様の手順で、調理開始作業工程用のモードを選択して、新たな被調理物Xにおける調理履歴の記録を行うことができる。
なお、S16において、新たな被調理物Xにおける調理履歴の記録を行う必要がなければ、ハンディターミナル1の制御部11は、S15及びS16の処理を繰り返して、実行することになる。
本実施形態の場合、図4に示されるように、現在時刻が13時05分の時点で、他の被調理物(ハンバーグ)X3が、スチコン12において新たに調理が開始される。そのため、それまで(ハンバーグX3の調理開始時刻が入力部7を介して取得されるまで)に、S15及びS16から、S10へ移行することになる。
具体的には、S16において、調理開始作業工程用のモードが選択されると、表示部4には、図10(F)に示されるような表示画面が表示され、S10に移行する。そして、ハンバーグX1,X2の場合と同様の手順で、S10から順次、S11及びS12を経て、ハンディターミナル1にハンバーグX3の調理情報が記録される。
S13において、ハンバーグX3の調理開始時刻(13時05分)が取得された後、S14に移行し、表示部4の表示画面が更新される。具体的には、図10(G)に示されるような表示画面が表示部4に表示される。
つまり、制御部11は、ハンバーグX3の調理開始時刻(13時05分)が取得されると、その後に、記憶部2に調理履歴が記録されている被調理物Xの総数を計測する。そして、その計測された総数を、制御部11は、モード選択画面(表示画面)の上段右側に配される第1表示部4aに表示する処理を実行する。
その後、S14から、S15及びS16へ移行し、繰り返しこれらの処理が実行される。そして、S15において、取得された現在時刻(例えば、13時10分)が、ハンバーグX2の調理終了時刻(13時10分)を経過している場合、S15からS17へ移行する。なお、本実施形態においては、取得された現在時刻と、調理終了時刻とが同一の場合、「経過している」として処理される。
なお、S15において、取得された現在時刻が、ハンバーグX2の調理終了時刻(13時10分)を経過している場合、音声出力部8によりその旨が音声で発せられ、利用者に報知される。
S17において、制御部11は先ず、記憶部2に調理履歴が記録されている被調理物Xの総数を計測する(本実施形態の場合、この時点で3個)。また制御部11は、S15において取得された現在時刻が、調理終了時刻(調理終了予定時刻)を経過している被調理物Xの数を計測する(この場合、ハンバーグX2の1個)。
つまり、制御部11は、記憶部2に記録されている被調理物Xの調理履歴を、S15において取得された現在時刻が、被調理物Xの調理終了時刻(調理終了予定時刻)を経過する前の経過前履歴と、その現在時刻が前記調理終了時刻(調理終了予定時刻)を経過した後の経過後履歴とに分ける処理を実行する。
そして、制御部11は、記憶部2に記録されている被調理物Xの総数(3個)から、調理終了時刻を経過した分の被調理物Xの数(経過後履歴:1個)を減らしたものを、調理開始作業工程にある被調理物Xの個数(経過前履歴:2個)として、第1表示部4aに表示する。
その結果、S15で取得された現在時刻が、ハンバーグX2の調理終了時刻(調理終了予定時刻)を過ぎると、制御部11は、経過前履歴の個数を表示する処理を実行し、それまで第1表示部4aに表示されていた数「3」が、1つ減って「2」となる。
また、図10(H)や、図10(G)、図7(A)等に示されるモード選択画面(表示画面)において、その下段の「2.調理終了」表示の右側(第2表示部4b)には、調理開始作業工程を終えて、調理終了作業工程に移行した被調理物Xの総数を示す第2カウンター(第2表示部4b)が表示されている。
S17において、制御部11は、S15において取得された現在時刻が、調理終了時刻(調理終了予定時刻)を経過している被調理物Xの数(経過後履歴の個数)を、第2表示部4bに表示する。つまり、制御部11は、前記経過後履歴の個数を第2表示部4bに表示する処理を実行し、それまで「0」表示であった第2表示部4bの第2カウンターが、S17において、1つ数が増えて「1」と表示される。
なお、ハンバーグX2以外の被調理物X1,X3についても、S15で取得された現在時刻が、それらの調理終了時刻(ハンバーグX1の場合は13時15分、ハンバーグX3の場合は13時20分)を経過すると、順次、S17において同様の処理が実行されることになる。
例えば、現在時刻が13時16分の時点では、第1カウンター(第1表示部4a)に表示される総数は「1」である。また、現在時刻が13時21分の時点では、第1カウンター(第1表示部4a)に表示される総数は「0」となる。
要するに、表示部4の第1表示部4aに示される数を確認すれば、調理が終了していない(つまり、調理中の)被調理物Xの個数(存在)を、容易に把握することができる。また、第2表示部4bの数を確認すれば、調理終了作業工程(例えば、調理後の被調理物Xの温度確認作業等)を行う必要がある被調理物Xの個数(存在)を把握することができる。
S17において、処理が実行された被調理物X(つまり、調理開始作業工程を終えた被調理物X)については、続いて、図11に示されるフローチャート図のような、調理終了作業工程に移行する。図11は、調理終了作業工程における被調理物Xの調理履歴をハンディターミナル1で取得する流れを示したフローチャート図である。
ここで、図11を参照しつつ、被調理物X2の調理終了作業工程における調理情報(調理履歴)を、ハンディターミナル1で取得する流れを説明する。なお、ハンディターミナル1で、調理終了作業工程における調理情報を取得する前に、予め図10(H)に示される表示部4の表示画面において、調理終了作業工程用のモードが選択される。その後、図12(I)に示されるような、調理終了作業工程における調理情報の入力を受け付ける表示画面が表示部4に表示される。
図11に示されるように、S18において、スチコン12による加熱調理後のハンバーグX2の温度(調理後温度)が、温度センサ10を利用して取得される。なお、このハンバーグX2(被調理物X)の温度(調理後温度)が、本発明における「経過後履歴に対応する被調理物の調理後温度」に対応する。
次いで、S19において制御部11は、取得されたハンバーグX2の温度(本実施形態の場合、86℃)が、予め設定されている合格基準温度(本実施形態の場合、80℃)以上であるか否かを判定する。
ハンバーグX2の合格基準温度の情報は、上述のように、調理開始作業工程において、被調理物X2の種別情報と共に、既に取得されており、ハンバーグX2の調理履歴として記憶部2に格納されている。制御部11は、S19において、記憶部2に格納されているハンバーグX2の合格基準温度(本実施形態の場合、80℃)の情報を利用する。
この場合、S18において取得されたハンバーグX2の調理後温度が、その合格基準温度以上であるため、S19からS20へ移行する。
なお、S19において、S18で取得された被調理物Xの調理後温度が、その被調理物Xに対して予め設定されている合格基準温度を下回った場合、その被調理物Xは、再度、スチコン12によって所定時間、加熱調理される。そして、その後に再びS18において、新たに被調理物Xの調理後温度(調理し直した後の温度)を取得し、その取得した温度を、再びS19において前記合格基準温度に対する比較・判定が行われる。
S19からS20に移行すると、それまで、第2表示部(第2カウンター)4bに表示が更新される。具体的には、第2表示部(第2カウンター)4bに表示されていた数「1」が、1つ減り「0」となる(図12(J)参照)。
S20において、制御部11は、S19において、S18で取得されたハンバーグX2の温度(調理後温度)が、その合格基準温度以上であると判定すると、それまでの調理終了作業工程に移行した被調理物Xの総数(1個)から、その判定分(1個)を減らしたものを、新たな前記総数(0個)として、第2表示部4b(第2カウンター)に表示させる。
制御部11は、経過後履歴のうち、S18で取得されたハンバーグX2の温度(調理後温度)が、被調理物の種別毎に予め設定されている基準温度以上のものを、前記経過後履歴から除外する処理を実行し、その処理結果を第2表示部4bに表示させている。
つまり、被調理物Xの調理後温度が、合格基準温度以上であった被調理物Xのみが、調理終了作業工程に移行した被調理物Xの総数から減らされる。したがって、被調理物Xの調理後温度の計測を忘れた場合や、被調理物Xの調理後温度が合格基準温度を下回った場合等では、図11のS20に移行することができない。
要するに、表示部4の第2表示部4bに示される数を確認すれば、調理終了作業工程を終えていない(完了していない)被調理物Xの個数(存在)を容易に把握することができる。また、被調理物Xの調理後温度が、合格基準温度以上でない場合に、その調理終了作業工程を終えてしまうことが防止される。
なお、上述したハンバーグX2以外の被調理物X1,X3についても、図11に示される手順に従って、ハンディターミナル1による、調理終了作業工程における調理情報(調理履歴)の取得等が行われる。
ハンディターミナル1の記憶部2に記録された各被調理物X1,X2,X3の調理履歴は、最終的に、赤外線通信により、図13に示される管理用のコンピュータ装置30に送信される。
図13は、コンピュータ装置(以下、PC)30及びハンディターミナル支持台(以下、支持台)20の構成を示すブロック図である。図13に示されるように、支持台20は、制御部21、赤外線通信部22及びUSBインターフェース23を備える。また、PC30は、制御部31、USBインターフェース32、記憶部33、表示部34を備える。
ハンディターミナル1の赤外線通信部3と、支持台20の赤外線通信部22とは、ハンディターミナル1が支持台20に支持された状態において、互いに接近して配される構成となっている。
赤外線通信部3及び赤外線通信部22は、それぞれ、赤外線発光部及び赤外線受光部を備えている。これにより、赤外線通信部3及び赤外線通信部32は、赤外線によって互いにデータの送受信が可能な構成となっている。また、PC30のUSBインターフェース32は、支持台20のUSBインターフェース23とUSBケーブル50を介して電気的に接続される。
上記構成により、ハンディターミナル1により取得された各被調理物Xの各調理履歴データは、記憶部2から支持台20を介して、PC30の記憶部33に転送される。そして、その転送された各調理履歴データは、記憶部33に格納される。なお、各調理履歴データは、PC30の表示部(LCD等)34や、印刷装置等により、適宜、出力することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
他の実施形態においては、ブラストチラー等の冷却用の調理機器を利用した調理時に、ハンディターミナルを使用してもよい。
また、他の実施形態においては、1つのハンディターミナルで、2つの異なる調理プロセスを管理してもよい。例えば、スチコン等の加熱機器で加熱調理する被調理物と、ブラストチラー等の冷却機器で冷却調理する被調理物とを、1つのハンディターミナルで、同時に管理してもよい。
実施形態1において、ハンディターミナル1は、被調理物Xの調理後における合格基準温度を、被調理物Xの種別(品目)がコード化されているバーコードを利用して取得していたが、他の実施形態においては、そのバーコードとは別途用意されたバーコード等により取得されてもよい。或いは、予めハンディターミナル1の記憶部2に、前記合格基準温度を記録しておき、その記録と、取得された被調理物Xの種別情報とを後から互いに関連付けられるように構成してもよい。
加熱調理と、冷却調理とを同時に管理する場合、例えば、図14に示されるように、加熱調理用のモードと、冷却調理用のモードとを分けて、1つのハンディターミナルで、管理してもよい。
具体的には、図14の表示部40に表示される表示画像において、加熱調理用では、「1.加熱調理開始(調理開始作業工程用)」モードと、「2.加熱調理終了(調理終了作業工程用)」モードとが用意されている。また、冷却調理用では、「3.冷却調理開始(調理開始作業工程用)」モードと、「4.冷却調理終了(調理終了作業工程用)」モードとが用意されている。
そして、各モードを表示する部分の右側にある各表示部4a1,4b1,4a2,4b2に、それぞれのモードに対応する被調理物の個数を、上述した実施形態1と同様の管理手法で、表示してもよい。
1…ハンディターミナル(調理履歴記録装置)、2…記憶部、3…赤外線通信部、4…表示部、4a…第1表示部、4b…第2表示部、5…内蔵時計、6…バーコード読取部、7…入力部、8…音声出力部、9…温度測定部、10…温度センサ

Claims (4)

  1. 被調理物を調理する調理プロセスにおける調理履歴を記録する調理履歴記録装置であって、
    前記被調理物の種別を取得する種別取得手段と、
    前記被調理物の温度等の温度情報を取得する温度情報取得手段と、
    前記被調理物の調理開始時刻を取得する時刻取得手段と、
    取得された前記被調理物の種別に、前記温度情報、前記調理開始時刻等の調理情報を関連付けたものを調理履歴として、前記被調理物の種別毎に記録する記憶手段と、
    前記時刻取得手段が前記調理開始時刻を取得する前に、新たな被調理物における調理履歴の取得を許容する処理を実行する制御部と、を備える調理履歴記録装置。
  2. 前記制御部は、前記時刻取得手段が前記調理開始時刻を取得した後に、現在時刻が、前記調理開始時刻と前記被調理物の種別毎に予め設定されている調理時間とから求められる調理終了予定時刻を、経過したか否かを判定する処理を実行し、かつ
    現在時刻が、全ての前記被調理物における前記調理終了予定時刻を経過する前に、他の新たな被調理物における調理履歴の取得を許容する処理を実行する請求項1に記載の調理履歴記録装置。
  3. 前記制御部は、前記記憶手段に記録されている前記被調理物の調理履歴を、現在時刻が前記調理終了予定時刻を経過する前の経過前履歴と、現在時刻が前記調理終了予定時刻を経過した後の経過後履歴とに分ける処理を実行し、
    前記経過前履歴の個数を表示する第1表示部と、前記経過後履歴の個数を表示する第2表示部とを有する表示手段を備える請求項1又は2に記載の調理履歴記録装置。
  4. 前記温度情報取得手段は、前記経過後履歴に対応する被調理物の調理後温度を取得し、
    前記制御部は、前記経過後履歴のうち、前記調理後温度が、被調理物の種別毎に予め設定されている基準温度以上のものを、前記経過後履歴から除外する処理を実行する請求項3に記載の調理履歴記録装置。
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