JP2014156999A - 貯蔵庫 - Google Patents
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- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Abstract
【解決手段】貯蔵庫10は、冷却器22から流下した除霜水を回収し、該除霜水を箱体12に設けられた排水路32に排水部30を介して排出する冷却ダクト24を備えている。排水部30は、排水路32の開口断面より小さく形成されると共に、収納室18側から排水路32に挿入され、除霜水が流通する排水流通部72と、この排水流通部72の下面より下方へ延出するように形成され、該排水流通部72を排水路32の内底面から離間するように位置規制する規制片74とを備えている。
【選択図】図5
Description
箱体に画成された内部空間に配設された冷却器と、前記内部空間において冷却器の下側に配設され、該冷却器から流下した水を回収し、該水を箱体に設けられた排水路に排水部を介して排出するドレンパンとを備えた貯蔵庫において、
前記排水部は、
前記排水路の開口断面より小さく形成されると共に、前記内部空間側から該排水路に挿入され、前記水が流通する排水流通部と、
前記排水流通部の下面より下方へ延出するように形成され、該排水流通部を前記排水路の内底面から離間するように位置規制する規制片とを備えたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、水が流れる排水流通部を規制片によって排水路から離すことができるので、排水部から排水路に排出した水の逆流を防止し得る。
請求項2に係る発明によれば、規制片によって排水流通部と排水路との間を塞ぐことができるので、排水路からの逆流をより適切に防止し得る。
図11に示すように、支持部材38は、水平に板面が延在する支持固定部39と、支持固定部39の後部に形成され、冷却器22を支持可能な保持受止部40と、支持固定部39の前部に形成され、ファンダクト28を支持可能な設置受止部41と、支持固定部39の外側部に形成され、冷却ダクト24を支持可能なダクト受止部42とを備える。実施例の支持部材38は、板金を折り曲げて、保持受止部40、設置受止部41およびダクト受止部42が支持固定部39と一体形成される。また、支持部材38には、支持固定部39の内側部に上方へ突出する差込片43が形成されている。支持部材38は、差込片43を天井面34に開設された差込孔(図示せず)に挿入して前後左右に位置決めしたもとで、支持固定部39を天井面34に突き合わせ、該支持固定部39に設けられたネジ通孔S1を介して、ネジを支持固定部39の下側から天井面34に設けられたネジ孔H1に締結して、天井面34に設置される(図3および図7参照)。
図7に示すように、冷却器22は、熱伝導性に優れた金属パイプからなり、冷媒が流通する熱交換管44と、左右方向に直線部が延在するように蛇行状に折り曲げられた熱交換管44の各側部を保持する一対の保持部材46,46とから基本的に構成される。保持部材46は、板面が前後方向および上下方向に延在する保持板部47と、この保持板部47の上端から外側方へ延出するように折り曲がった保持固定部48とを備えた板状の部材である。冷却器22では、保持板部47を互いに対面させて左右方向に離間して配置された一対の保持部材46,46によって、両保持板部47に挿通した熱交換管44の直線部が互いに間をあけた状態で支持される。そして、冷却器22は、冷却室20での空気流通方向(前から後)と交差するように延在する熱交換管44の直線部に、冷却ファンFMにより冷却室20を流通する空気が接触するようになっている。なお、冷却器22は、保持板部47の外側で熱交換管44が湾曲している。
図12に示すように、ファンダクト28は、底板部50と、この底板部50の前縁から立ち上がる前板部51と、底板部50の左右の側縁から夫々立ち上がる側板部52とから、上方および後方に開放した箱状に構成される。なお、実施例のファンダクト28は、金属製である。また、ファンダクト28は、前板部51の上端に前方へ延出するように折り曲げ形成された設置固定部53と、各側板部52の上端に外側方へ延出するように折り曲げ形成された設置掛止部54とを備え、設置固定部53に上下に貫通するネジ通孔S3が形成されている。なお、実施例の設置掛止部54には、前記設置受止部41に支持される後縁部よりも前側の部位に、上下に貫通するネジ通孔S3が形成され、設置固定部としても兼用される。すなわち、設置掛止部54は、前記設置受止部41の前後寸法よりも前後に長く形成される。底板部50は、前から後に向かうにつれて下方傾斜するよう形成されたファン設置部50aと、このファン設置部50aの後縁に連ねて形成され、冷却器22における保持部材46の保持板部47底面に沿って、略水平に延在する案内部50bとを備える。ファン設置部50aには、左右に離間して一対の取付口55,55が開設され(図8および図9参照)、各取付口55に臨ませて冷却ファンFMが、該ファン設置部50aの上側から設置される。そして、ファンダクト28は、流入口25に合わせて冷却ファンFMを支持している。
図13〜図15に示すように、冷却ダクト24は、底壁部58と、この底壁部58の前縁から立ち上がる前壁部59と、底壁部58の左右の側縁から夫々立ち上がる側壁部(壁部)60とから、上方および後方に開放した箱状に構成される。なお、実施例の冷却ダクト24は、合成樹脂の成形品が用いられる。冷却ダクト24は、左右の側壁部60,60が底壁部58の後縁よりも後方へ延出しており、底壁部58の後縁に側壁部60よりも低い後壁部61が立ち上げ形成されている。冷却ダクト24は、天井面34に取り付けた際に、後壁部61と天井面34および後壁12bとの間に隙間があくように構成されて、この隙間が前記流出口26となっている。底壁部58は、全体として前から後に向かうにつれて下方傾斜するように形成されており、前記流入口25が開設された開口形成部58aと、この開口形成部58aよりも傾斜角度がなだらかに形成されて、冷却器22の下側に延在する回収部58bとを備える。なお、開口形成部58aには、左右に離間して一対の流入口25,25が開設される。冷却ダクト24には、底壁部58の傾斜下端となる後縁左右方向中央に、排水部30が後方へ延出するように形成され、底壁部58の傾斜に案内された除霜水が排水部30を介して箱体12の排水路32に排出される。排水部30は、側壁部60の後縁よりも後方へ延出するように形成されて、この延出部分が後壁12bに開口する排水口32aを介して排水路32のエルボ部32bに挿入される(図5参照)。また、冷却ダクト24は、底壁部58の後縁(後壁部61)が各側壁部60に連なる外側縁から排水部30(左右方向中央)へ向かうにつれて後方へ偏倚するように延在している(図13参照)。
図4に示すように、流入口25は、冷却ダクト24の開口形成部58aに下側から取り付けられたファンカバー36によって覆われている。図16に示すように、ファンカバー36は、環状の枠部67と、この枠部67の内側に形成され、空気の流通を許容する網状部68とを備えている。図9に示すように、ファンカバー36は、枠部67の内側部に鉤状に形成された一対の爪部69,69を、開口形成部58aにおける流入口25近傍に形成された係止孔62に夫々引っ掛け、枠部67の外側部に形成されたネジ通孔S5および開口形成部58aに形成されたボス部66を介して、ファン設置部50aに設けられたネジ孔S5(図8参照)にネジNを締結して取り付けられる。ボス部66には、ネジNを挿通可能な貫通孔が設けられる。ボス部66は、前記案内壁部65の外側方に隣接して、冷却室20側に立ち上がるように形成され、案内壁部65がファン設置部50a下面に当接した際に該ボス部66の上端とファン設置部50aとの間に隙間(締め込み隙間という)ができる寸法で設定されている(図9参照)。すなわち、案内壁部65は、開口形成部58aからの立ち上がり高さが、ファン設置部50aと開口形成部58aとの離間間隔と同一に設定されているのに対し、ボス部66は、開口形成部58aからの立ち上がり高さが、案内壁部65よりも低く、ファン設置部50aと開口形成部58aとの離間間隔より短く設定されている。ファンカバー36は、ネジ通孔S5およびボス部66を介して前記締め込み隙間を縮めるようにファン設置部50aのネジ孔H5にネジ止めされ、これにより案内壁部65の上端がファン設置部50aに対して密着される。
図4および図14に示すように、冷却ダクト24は、除霜水を受ける底壁部58の回収部58bが、排水部30が設けられた後縁(第1の端縁)に向けて前縁(排水部30が設けられた第1の端縁と対向する第2の端縁)から下方傾斜するよう形成される。回収部58bには、該回収部58bの傾斜による除霜水の誘導方向(前から後)と交差するように延在する排水ガイド70が設けられている(図13参照)。排水ガイド70は、回収部58bの外側縁(第1の端縁および第2の端縁と交差する第3の端縁)側から、後縁の左右方向中央部に設けられた排水部30側に向かうにつれて後縁側に寄るように形成されている。すなわち、前記誘導方向と交差する排水ガイド70は、排水部30から遠い位置から該排水部30に近づくにつれて回収部58bの傾斜下端側に偏倚するように形成される。排水ガイド70は、回収部58bから上方に突出するように一体形成され、該排水ガイド70は、その外側部が回収部58bの外側縁に立ち上がる側壁部60の内側に連なると共に、該排水ガイド70における排水部30側の内端部が後縁に立ち上がる後壁部61から離間するように配置される。また、排水ガイド70は、排水部30の導入口から前側へ延長した延長ラインを越えて延在せず、その内端部が導入口の前側または前側近傍に配置される。実施例の冷却ダクト24には、排水部30を挟んで左右対称な関係で一対の排水ガイド70,70が回収部58bに設けられる。実施例では、右側の排水ガイド70の内端部が、排水部30における導入口の右側縁の延長ライン上に配置され、左側の排水ガイド70の内端部が、該導入口の左側縁の延長ライン上に配置され、両排水ガイド70,70の内端部間が排水部30の導入口と略同一間隔で離間しており、排水部30における導入口の前側に排水ガイド70が延在しないようになっている。
図5および図13に示すように、排水部30は、上方が開放した凹溝状の排水流通部72と、この排水流通部72の下面に形成された規制片74とから構成される。排水流通部72は、その底面が回収部58bよりも一段下がるように形成され、排水口32aを介して排水路32のエルボ部32bに挿入される後端部の略半円状の縦断面寸法が、排水口32aおよびエルボ部32bの直径(開口断面)よりも小さく設定される。排水流通部72は、両側縁の後端上部が面取りされており、前から後に向かうにつれて上下寸法が小さくなる先細り形状になっている(図5参照)。規制片74は、排水流通部72における排水路32に挿入される挿入部位に設けられて、排水流通部72の下面から下方へ延出する板状片であり、排水流通部72の挿入部位をエルボ部32bの内底面から離間させるよう機能する。規制片74は、排水流通部72の前記挿入部位において、該排水流通部72の後端よりも前側に離間して配置され、実施例では、該排水流通部72の後端から前記余裕空間Yの前後幅と略同一の範囲に配置される。実施例の規制片74は、排水流通部72の前述した面取り部分前端の下方に略対応する部位に、左右方向に板面が延在するように設けられ、排水流通部72の左右幅よりも狭い幅で形成されている(図10参照)。また、排水部30は、排水流通部72の上端から規制片74の下端までの上下寸法が、排水口32aおよびエルボ部32bの直径よりも小さくなるように設定される(図10参照)。すなわち、排水部30は、排水路32との寸法差によって、排水路32に挿入した部分のある程度の位置ズレが許容される一方、規制片74とエルボ部32bの内底面との当接により、排水流通部72の流出端がエルボ部32bの内底面から離間するように位置決めされる。なお、エルボ部32bと排水流通部72とは、略同じ方向に延在している。
図3、図7および図8に示すように、温度検知手段THは、架台部76に支持されて、冷却器22の下側に配設されている。なお、実施例では、温度検知手段THとしてサーミスタが用いられている。温度検知手段THは、冷却器22における熱交換管44の直線部の下側で、該直線部から離間し、冷却器22に対して一側方(実施例では右側方)および後側に偏倚した位置に設けられる。また、温度検知手段THは、冷却器22の前部下側に延在するファンダクト28の底板部50よりも後側に配置される。温度検知手段THは、架台部76の下面に支持されて、冷却器22から流下する除霜水が直接当たらないようになっている。架台部76は、金属等の熱伝導性のよい材料から構成された板状部材であり、前端部がファンダクト28における底板部50の案内部50bに接続されて、案内部50bの後縁から後方へ延出している。架台部76は、保持片76aによって温度検知手段THが下面に接するように支持し、架台部76を介して案内部50bの温度を間接的に検知し得るようになっている。そして、貯蔵庫10では、冷却器22に付着した霜を除去する除霜運転の完了を、温度検知手段THで検知した温度によって判定している。
次に、実施例に係る貯蔵庫10の作用について説明する。貯蔵庫10は、冷却器22、ファンダクト28および冷却ダクト24を着脱する際に、これらの部材22,28,24を支持部材38で支持した状態でネジを取り付けまたは取り外しすることができる。具体的には、箱体12における内部空間の天井面34に、一対の支持部材38,38をネジ止めする。ここで、各支持部材38は、差込片43を天井面34の差込孔に挿入することで、位置決めした状態でネジ止めすることができ、天井面34に対して簡単に精度よく取り付けることができる。冷却器22における左右両側の上端部に設けられた保持固定部48,48を、左右の支持部材38,38において前側に開放した支持空間を画成している対応の保持受止部40,40に前側から挿入することで、保持受止部40,40によって冷却器22の保持固定部48,48を天井面34に沿わせた状態で支持することができる。そして、冷却器22は、保持固定部48において保持受止部40より前側で、支持部材38に邪魔されない部位に設けられたネジ通孔S2を介して、天井面34のネジ孔H2にネジ止めされる。このように、冷却器22は、支持部材38の保持受止部40に荷重を預けた状態で、ネジの着脱作業を行うことができるので、箱体12への着脱を簡単に行うことができる。また、冷却器22は、支持部材38の保持受止部40によって位置決めされるので、ネジ通孔S2を対応のネジ孔H2に合わせ易く、簡単に精度よく取り付けることができる。
本発明は、前述の実施例の構成に限定されず、以下のようにも変更することも可能である。
(1)支持部材は2つの例を挙げたが、1つでも3つ以上であってもよい。
(2)支持部材は、冷却ダクトを少なくとも支持できればよい。すなわち、支持部材によって、冷却ダクトとファンダクトとを支持し、冷却器を支持しない構成であっても、支持部材によって、冷却ダクトと冷却器とを支持し、ファンダクトを支持しない構成であっても、支持部材によって、冷却ダクトのみを支持する構成であってもよい。
(3)支持部材に引っ掛けるための掛止部とネジ止めするための固定部とが一緒であっても、別々であってもよい。
32 排水路,72 排水流通部,74 規制片
Claims (2)
- 箱体(12)に画成された内部空間に配設された冷却器(22)と、前記内部空間において冷却器(22)の下側に配設され、該冷却器(22)から流下した水を回収し、該水を箱体(12)に設けられた排水路(32)に排水部(30)を介して排出するドレンパン(24)とを備えた貯蔵庫において、
前記排水部(30)は、
前記排水路(32)の開口断面より小さく形成されると共に、前記内部空間側から該排水路(32)に挿入され、前記水が流通する排水流通部(72)と、
前記排水流通部(72)の下面より下方へ延出するように形成され、該排水流通部(72)を前記排水路(32)の内底面から離間するように位置規制する規制片(74)とを備えた
ことを特徴とする貯蔵庫。 - 前記規制片(74)の下縁は、前記排水路(32)の内底面に沿って形成され、該規制片(74)により前記排水流通部(72)の下面と排水路(32)との間を塞ぐよう構成された請求項1記載の貯蔵庫。
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