JP2014155345A - ワイヤハーネスの形成方法およびワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネスの形成方法およびワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】硬化したプロテクタ状の外装材で電線群を簡単に保護すると共に、該外装材の所要位置にクランプを取り付ける。
【解決手段】ワイヤハーネスを構成する電線群の外周面の所要位置にバンド型のクランプまたは基板型のクランプを取り付け、ついで、前記ワイヤハーネスの電線群の外周面および前記クランプの車体係止部を除く部分の少なくとも一部を紫外線硬化樹脂で被覆し、その後、前記紫外線硬化樹脂に紫外線照射して、前記クランプを所要位置に固定した状態で前記紫外線硬化樹脂を硬化し、クランプ付き外装材で前記ワイヤハーネスを保護している。
【選択図】図1

Description

本発明はワイヤハーネスの形成方法および該方法で形成されたワイヤハーネスに関し、詳しくは、自動車に配索するワイヤハーネスをプロテクタ状の外装材で保護すると共に、該外装材に車体係止用のクランプが定位置に取り付けられるようにするものである。
従来、自動車に搭載されるワイヤハーネスは、電線群の集束、外部材に対する保護および経路規制等の観点から樹脂成形品からなるプロテクタからなる外装材を所要位置で外装している。しかしながら、プロテクタは射出成型金型を用いて成形されるため、製造コストが高くなる。よって、プロテクタに取り付けるクランプの位置等の設計変更があっても、新規に金型を起工しなければならず、コストおよび作成手数がかかる問題がある。
プロテクタを用いずに、経路規制およびクランプの取付位置を容易に変形できるものとして、本出願人は特開2002−293203号公報では、図5に示すように、車体パネルに沿って配索するワイヤハーネスW/Hを可撓性チューブ100に通すと共に所要位置の配索領域ではプロテクタに相当する硬質チューブ110に通している。該硬質チューブ110の所要位置に車体パネルPの取付穴Paに挿入係止するクランプ111をテープ112で巻き付けて固着している。
特開2002−293203号公報
特許文献1の軟質チューブと硬質チューブとを併用し、硬質チューブをプロテクタ的に用いる場合、チューブであるため経路規制は出来ず、かつ、チューブに巻き付けるバンド型クランプあるいはテープ巻きされる基板型クランプのいずれも、クランプ取付位置を周方向および軸線方向の両方で位置決め出来ず、ワイヤハーネスに取り付けたクランプと車体パネルに穿設されている取付穴との位置合わせ精度が劣る問題がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、ワイヤハーネスをプロテクタと同様な硬質の外装材で保護すると共に、該外装材にクランプを位置決め保持して取り付けられるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、第一の発明として、ワイヤハーネスを構成する電線群の外周面の所要位置にバンド型のクランプまたは基板型のクランプを取り付け、
ついで、前記ワイヤハーネスの電線群の外周面および前記クランプの車体係止部を除く部分の少なくとも一部を紫外線硬化樹脂で被覆し、
その後、前記紫外線硬化樹脂に紫外線照射して、前記クランプを所要位置に固定した状態で前記紫外線硬化樹脂を硬化し、
クランプ付き外装材で前記ワイヤハーネスを保護していることを特徴とするワイヤハーネスの形成方法を提供している。
前記電線群の外周にクランプを取り付けた後に、該電線群の外周に被覆させる前記紫外線硬化樹脂は、前記バンド型のクランプではバンド部の外周面、基板型クランプでは基板部の外面に連続的に被覆し、
紫外線照射で前記紫外線硬化樹脂を硬化させた状態で、電線群の外周部から前記クランプを固定するカバー部を硬化した紫外線硬化樹脂で連続して形成している。
上記クランプの固定部は凹部として硬化し、該凹部内にクランプが嵌合した状態で保持されることが好ましい。
第二の発明として、ワイヤハーネスを構成する電線群の外周面を紫外線硬化樹脂で被覆し、
該被覆した紫外線硬化樹脂の外周面の所要位置に、バンド型のクランプを締結して取り付け、または基板型のクランプをテープ巻きで取り付け、
ついで、前記紫外線硬化樹脂に紫外線照射して、前記クランプを所要位置に固定した状態で前記紫外線硬化樹脂を硬化し、
クランプ付き外装材で前記ワイヤハーネスを保護していることを特徴とするワイヤハーネスの形成方法を提供している。
前記第一の発明では、ワイヤハーネスの電線群の外周面にクランプを取り付けた状態で、紫外線硬化樹脂で電線群を被覆している。一方、前記第二の発明では、ワイヤハーネスの電線群の外周面を紫外線硬化樹脂で被覆した後に、クランプを取り付けている。第一、第二の発明はいずれも、クランプ取り付け状態で紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して硬化し、硬化した紫外線硬化樹脂からなるプロテクタ状の外装材には予めクランプを取り付けている。
前記ワイヤハーネスの外周面への紫外線硬化樹脂の被覆は、下記(1)〜(5)のいずれかの方法で行うことが好ましい。
(1)前記紫外線硬化樹脂を滴下、ローラ、ハケ等で塗布;
(2)溶融した紫外線硬化樹脂の貯溜槽に浸漬;
(3)上面開口の樋形状の型内にワイヤハーネスを挿通した後に前記型内に紫外線硬化樹脂を充填;
(4)厚さが薄く且つ柔らかなゲル状の紫外線硬化樹脂からなるシートまたはテープの巻き付け;
(5)不織布に前記紫外線硬化樹脂を含浸させ、該不織布をワイヤハーネスの外周に巻き付け;
前記滴下或いは浸漬する場合、溶融した紫外線硬化樹脂は流失しにくいように、比較的高粘度としている。
配索時に前記ワイヤハーネスが曲げられる場合、前記(1)(2)(4)(5)では、ワイヤハーネスを曲げた状態で前記紫外線硬化樹脂で被覆し、ついでクランプを取り付け、その後紫外線を照射して硬化している。
また、前記(3)では前記樋形状の型を予め曲げている。
前記方法を用いると、紫外線硬化樹脂を硬化して形成するプロテクタ状の外装材は曲げ配索に適した形状になる。
前記紫外線硬化樹脂は暗部硬化性の紫外線硬化樹脂とすることが好ましい。
該暗部硬化性の紫外線硬化樹脂は、
イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物に対し、水酸基を2つ以上有するポリオールの水酸基の2つ以上が(メタ)アクリレートとエステル結合を形成することにより、水酸基の数が1以下に設定されたポリオールの(メタ)アクリレートを主成分とする紫外線硬化材(A)と、
ウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基から選択される少なくとも1種を1個以上含む化合物と、含金属化合物とを含有する金属錯体化合物からなる連鎖移動剤(B)と、 紫外線重合開始剤(C)と、
を配合した組成物からなる。
また、前記紫外線硬化樹脂は120℃以下では溶融しない耐熱性を有するものとしている。
なお、前記連鎖移動剤(B)を配合せず、前記紫外線硬化材(A)に紫外線重合開始剤(C)を配合した、暗部硬化性を有しない紫外線硬化樹脂を用いることも可能である。
その場合、クランプが取り付けられた位置のクランプ下方は紫外線硬化樹脂の硬化に時間がかかり、容易に硬化せず、クランプの取付位置がずれやすく、かつ、ワイヤハーネスまたは紫外線照射ランプのいずれかを回転させて紫外線硬化樹脂の全面に紫外線を照射して硬化させる必要があることから、暗部硬化性の紫外線硬化樹脂を用いることが好ましい。
前記暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂は連鎖移動剤(B)を配合することを特徴とする。該暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂として、本出願人の先願に係わるWO2012/102299号公報に記載の紫外線硬化性組成物が好適に用いられる。
該暗部硬化性の紫外線硬化性組成物は、照射光が届かない暗部に位置し、ラジカル発生が無い部分を硬化できる紫外線硬化樹脂からなる。
なお、有機・無機フィラー、カーボン・金属粒子、繊維、ポリマー・オリゴマー、各種改質添加剤等からなる紫外線透過抑制物を配合した場合も、全体を確実に硬化させることができる。
前記暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂は、熱処理や湿気硬化処理等を必要とせず、紫外線硬化樹脂の一部が紫外線で照射されて硬化すると、紫外線が遮られた暗部も前記連鎖移動剤により順次硬化させることができ、紫外線硬化樹脂の全体を暗部も含めて迅速に硬化することができる。具体的には、連鎖移動剤を配合した前記紫外線硬化樹脂を、例えば、UVランプで10秒間紫外線照射を行うと、ランプによる照射された部分は瞬時に硬化し、かつ、UVランプの光が届かない暗部も数十秒間の放置で硬化できる。
前記のように、本発明では、ワイヤハーネスの電線群の外周を紫外線硬化樹脂で被覆し、この被覆した紫外線硬化樹脂の所定位置にクランプを取り付けた後に、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化し、プロテクタ状の剛性を有する外装材の所要位置にクランプを取り付けた外装材で外装したワイヤハーネスを形成している。
即ち、従来の金型により射出成型したプロテクタをワイヤハーネスに取り付け、その後、該プロテクタにクランプを取り付ける方法と比較して、作業時間を大幅に短縮できると共に、作業工程を簡易化できる。さらに、ワイヤハーネスに取り付けるクランプを周方向および軸線方向のいずれにも位置決め固定でき、ワイヤハーネスの品質を向上させることができる。
第三の発明として、前記第一または第二の発明で形成した前記クランプ付きの外装材で外装したワイヤハーネスを提供している。
該ワイヤハーネスは、紫外線硬化樹脂を硬化させてプロテクタ状とした外装材で外装し、該外装材には所要位置にクランプを固定している。
前記のように、本発明では、ワイヤハーネスを構成する電線群の外周を紫外線硬化樹脂で被覆し、被覆した紫外線硬化樹脂の外周面の所要位置にクランプを取り付け、その後、紫外線を照射して硬化して、プロテクタと同様の剛性を有すると共に所要位置にクランプを取り付けた外装材で外装したワイヤハーネスを簡単かつ容易に製造することができる。特に、クランプは所定位置に所定向きに外装材に固定され、該外装材はワイヤハーネスに密着固定されるため、クランプの位置を設定位置に精度よく取り付けることができる。
特に、暗部硬化性の紫外線硬化樹脂を用いると、一部を紫外線照射するだけで、紫外線硬化樹脂の内部や照射側と反対側の裏面まで硬化させることができ、硬化作業が簡単に行える利点がある。
本発明の第1実施形態のクランプを固定した外装材で電線群を外装している状態を示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 (A)〜(E)は第1実施形態の外装方法を示す図面である。 第1実施形態の変形例を示す断面図である。 (A)〜(C)は本発明の第2実施形態の外装方法を示す図面である。 従来例を示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1、図2に第1実施形態を示す。
図1(A)(B)に示すように、第1実施形態のワイヤハーネス1は、多数本の丸電線wを断面円形に束ねた電線群2の外周に密着させて硬化した紫外線硬化樹脂からなる外装材3を備え、該外装材3の所要位置に設けた凹部3rに基板型のクランプ4の基板4aを嵌合固定するとともに基板4aの長さ方向両端をテープ6、6で外装材3の外周面に巻き付け固着している。外装材3は断面円形に束ねた電線群2の外周に密着させた断面円環形状の硬化材からなり、その外周面の周方向および長さ方向の所定位置に前記クランプ4を固定している。
前記基板型のクランプ4は樹脂成形品からなり、長方形の基板4aと、該基板4aの長さ方向の中央部より羽根状の車体係止部4bを突出している。該車体係止部4bが基板4aより突設した支軸4b1の突出端から一対の折り返し状の羽根部4b2を設け、各羽根部4b2の先端面に係止段部4b3を設け、係止段部4b3を車体パネルに設けた取付穴の周縁に係止してクランプ4を車体パネルに取り付けるようにしている。
前記基板型のクランプ4の基板4aを、前記ワイヤハーネスの電線群2の外周面に被覆した紫外線照射前の紫外線硬化樹脂の所定位置に押し込むようにしてセットしている。よって、紫外線照射により硬化した紫外線硬化樹脂からなる外装材3の外面にはクランプ4の基板4aが押し込められたために長方形状の平坦な凹部3rが形成されている。硬化後にクランプ4の基板4aが凹部3rから外れるのを防止するため、基板4aの長さ方向の両側と電線群2とにテープ6,6を巻き付けている。
つぎに、前記クランプ4を外装材3に予め固定し、該外装材3を電線群2の外周面に密着固定しているワイヤハーネスの形成方法について図2(A)〜(E)を参照して説明する。
まず、図2(A)に示すように、ワイヤハーネス1を構成する電線群2を断面円形に束ねる。
ついで、図2(B)に示すように、上面開口の樋形状の型11に溶融した暗部硬化性の紫外線硬化樹脂10を充填しておき、該型11内に電線群2の所要箇所を上方から挿入する。ワイヤハーネスは配索時に曲げる箇所があるため、型11は予め所要位置で曲げている。
図2(C)に示すように、型11内に電線群2を挿入すると、電線群2の外周面の全体が紫外線硬化樹脂10で覆われるように設定している。
ついで、図2(D)に示すように、被覆した紫外線硬化樹脂10の所要位置の上面にクランプ4の基板4aを押し込むようにセットする。このセット状態で、基板4aの中央より突設する車体係止部4bに紫外線硬化樹脂10が付着しないようにしている。
ついで、図2(E)に示すように、型11内に挿入した電線群2の上面に紫外線照射ランプ17から紫外線を照射する。これにより、電線群2の外周面に密着した状態で暗部硬化性の紫外線硬化樹脂10を硬化する。
硬化後に、型11から取り出すと、図1に示すように、電線群2の外周が硬化した紫外線硬化樹脂10からなる外装材3でプロテクタ状に覆われたワイヤハーネスが形成されている。
硬化した外装材3の外面の所要位置にはクランプ4の基板4aにより長方形の浅い平坦な凹部3rが形成されている。この凹部3r内にクランプ4の基板4aは嵌合した状態であるが、天地逆転すると離脱する恐れがあるため、前記のように、基板4aの両側に粘着テープ6、6を巻き付け、電線群2に固着している。
前記紫外線硬化樹脂10は、紫外線硬化材(A)、連鎖移動剤(B)と、紫外線重合開始剤(C)を配合した暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂としている。
以下、紫外線硬化樹脂10について詳述する。
前記暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂の成分である前記連鎖移動剤(B)は、(a)ウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基から選択される少なくとも1種を1個以上含む化合物と、(b)含金属化合物とを含有する金属錯体化合物からなる。
前記連鎖移動剤(B)は発生したラジカルを安定化した上で、分子間または分子内伝達機能を発揮できる。よって、連鎖移動剤(B)が系内に発生したラジカルをラジカルの発生のない箇所にまで瞬時に伝達し、重合反応を開始してラジカル重合反応を進行させることができる。その結果、紫外線硬化材(A)に連鎖移動剤(B)を配合すると、従来、硬化させることが困難であった照射光が届かない内部や裏面側(即ち、暗部)も確実に硬化することができる。かつ、硬化直前に硬化剤を混合する作業工程や、照射後に加熱や湿気硬化等により暗部を硬化させる工程等が不要であり、硬化作業を短時間で行うことができ、硬化作業性に優れている。
連鎖移動剤(B)における前記(a)成分のウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基を含む化合物は、下記(式1)で示されるウレタン結合部、下記(式2)で示される尿素結合部、下記(式3)で示されるイソシアネート基から選択される少なくとも1種を1分子中に1個以上含有すればよい。
(式1)−NH−COO−
(式2)−NH−CO−NH−
(式3)−N=C=0
連鎖移動剤(B)を構成する前記(b)の含金属化合物は、スズ、銅、亜鉛、コバルト、ニッケルから選択される少なくとも1種の金属を含むことが好ましい。これらのうちでは、比較的高温(例えば120℃程度の温度)で活性化され、常温では暗部での硬化速度を向上させる効果が奏されにくいため、本組成物の保存安定性を高くできるなどの観点から、亜鉛系の金属錯体化合物や、銅系の金属錯体化合物などがより好ましい。
前記(b)の含金属化合物の具体例として、本出願人の先願に係わるWO2012/102299号公報の段落0010、段落0154に列挙された含金属化合物が挙げられる。
連鎖移動剤(B)において、前記(a)と(b)の配合比は、質量比で(a):(b)=100:0.001〜100:10、好ましくは100:0.005〜100:5であることが好ましい。
前記(a)と(b)とからなる連鎖移動剤(B)として機能する金属錯体化合物において、錫系の金属錯体化合物としては、ビス(2,4−ペンタンジオナト)錫、ジブチル錫ビス(トリフルオロメタンスルホナート)、ジブチル錫ジアセタート、ジラウリン酸ジブチル錫、ジブチル錫マレアート、フタロシアニン錫(IV)ジクロリド、テトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニル錫、フタロシアニン錫(II)、トリブチル(2−ピリジル)錫、トリブチル(2−チエニル)錫、酢酸トリブチル錫、トリブチル(トリメチルシリルエチニル)錫、トリメチル(2−ピリジル)錫 などを挙げることができる。
銅系の金属錯体化合物としては、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)銅(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)銅(II)、ビス(1,3−プロパンジアミン)銅(II)ジクロリド、ビス(8−キノリノラト)銅(II)、ビス(トリフルオロ−2,4−ペンタンジオナト)銅(II)、ビス(2−ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸銅(II)、ジエチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸銅(II)、エチレンジアミン四酢酸銅(II)二ナトリウム、フタロシアニン銅(II)、ジクロロ(1,10−フェナントロリン)銅(II)、フタロシアニン銅 、テトラ−4−tert−ブチルフタロシアニン銅、テトラキス(アセトニトリル)銅(I)ヘキサフルオロホスファート、ナフテン酸銅などを挙げることができる。
亜鉛系の金属錯体化合物としては、ビス[2−(2−ベンゾチアゾリル)フェノラト]亜鉛(II)、ビス[2−(2−ベンゾオキサゾリル)フェノラト]亜鉛(II)、ビス(2−ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)亜鉛(II)、ビス(8−キノリノラト)亜鉛(II)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオラト)亜鉛コンプレックス、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、フタロシアニン亜鉛、ナフテン酸亜鉛などを挙げることができる。
コバルト系の金属錯体化合物としては、ビス(シクロペンタジエニル)コバルト(III)ヘキサフルオロホスファート、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]コバルト(II)ジクロリド、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)コバルト(II)、(1R,2R)−N,N’−ビス[3−オキソ−2−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ブチリデン]−1,2−ジフェニルエチレンジアミナトコバルト(II)、(1S,2S)−N,N’−ビス[3−オキソ−2−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ブチリデン]−1,2−ジフェニルエチレンジアミナトコバルト(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)コバルト(II)、ビス(トリフルオロ−2,4−ペンタンジオナト)コバルト(II)、フタロシアニンコバルト(II)、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムコバルト、ヘキサアンミンコバルト(III) クロリド、N,N’−ジサリチラルエチレンジアミンコバルト(II)、[5,10,15,20−テトラキス(4−メトキシフェニル)ポルフィリナト]コバルト(II)、トリス(2,4−ペンタンジオナト)コバルト(III)、ナフテン酸コバルトなどを挙げることができる。
ニッケル系の金属錯体化合物としては、[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]ニッケル(II)ジクロリド、ビス(ジチオベンジル)ニッケル(II)、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)ニッケル(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)ニッケル(II)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(マレオニトリルジチオラト)ニッケル(II)コンプレックス、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド、ブロモ[(2,6−ピリジンジイル)ビス(3−メチル−1−イミダゾリル−2−イリデン)]ニッケルブロミド、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムニッケル(II)、ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル(II)、ジエチルジチオカルバミン酸ニッケルなどを挙げることができる。
前記金属錯体化合物の市販品として下記が挙げられる。
・BPDZ:[東京化成社製「ビス(2,4−ペンタンジオナト)亜鉛(II)」]
・CDEDTC:[東京化成社製「ジエチルジチオカルバミン酸銅(II)」]
・DBTDL:[東京化成社製「ジラウリン酸ジブチル錫」]
前記紫外線硬化材(A)は、イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物に対し、水酸基を2つ以上有するポリオールの水酸基の2つ以上が(メタ)アクリレートとエステル結合を形成することにより、水酸基の数が1以下に設定されたポリオールの(メタ)アクリレートを主成分とすることが好ましい。
前記ポリオールの(メタ)アクリレートは、水酸基の数が1以下に設定されているため、ポリイソシアネート化合物に配合された状態では、ポリイソシアネート化合物とのウレタン化反応が進行するのを抑えられている。これにより、本組成物の保存安定性が高められている。前記ポリオールの(メタ)アクリレートの水酸基の数は、1であっても良いし、0であっても良い。本組成物の保存安定性の点では、より好ましくは0である。
該ポリオールの(メタ)アクリレートとしては、ジプロピレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、1−アクリロイロキシ−3−メタクリロイロキシ−2−プロパノール(2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート)等が好ましい。該(メタ)アクリレートの具体例として、前記WO2012/102299号公報の段落0131に記載のものが挙げられる。
該(メタ)アクリレートの市販品としては、下記が挙げられる。
・DPGA:[東京化成社製「ジプロピレングリコールジアクリレート」]
・TEGDA:[東京化成社製「テトラエチレングリコールジアクリレート」]
・AMPOH:[東京化成社製「1−アクリロイロキシ−3−メタクリロイロキシ−2−プロパノール(2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート)」]
・IBA:[東京化成社製「イソボルニルアクリレート」]
前記イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物としては、具体的には、脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネートなどを挙げることができる。また、これらのポリイソシアネートを水と反応させて得られるビウレット型ポリイソシアネート、これらのポリイソシアネートをトリメチロールプロパン等の多価アルコールと反応させて得られるアダクト型ポリイソシアネート、これらのポリイソシアネートを一部ポリエステルやポリエーテル誘導体と重合させた液状プレポリマー、これらのポリイソシアネートをイソシアヌレート化して得られる多量体などを挙げることができる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ポリイソシアネート化合物の市販品として下記が挙げられる。
・N3600:[住化バイエルウレタン社製「デスモジュールN3600」]
・N3200:[住化バイエルウレタン社製「デスモジュールN3200」]
また、ウレタンプレポリマーの合成品として下記UP−1とUP−2が挙げられる。
前記ウレタンプレポリマーUP−1は下記の方法で合成される。
攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が400のポリプロピレングリコール80質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート40質量部とジブチル錫ジラウレート0.1質量部を仕込み、攪拌しながら液温度を室温から50℃まで1時間かけて上げる。その後少量をサンプリングしFT−IRを測定して2300cm−1付近のイソシアネートの吸収を確認しながら、50℃にて攪拌を続ける。その吸収が無くなった時を反応終了とする。これをウレタンプレポリマーUP−1とする。
前記ウレタンプレポリマーUP−2は下記の方法で合成される。
攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が1250の末端ジオール型ポリカプロラクトン50質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート13.5質量部とジブチル錫ジラウレート0.1質量部を仕込み、攪拌しながら液温度を室温から50℃まで1時間かけて上げる。その後少量をサンプリングしFT−IRを測定して2300cm−1付近のイソシアネートの吸収を確認しながら、50℃にて攪拌を続ける。その吸収が無くなった時を反応終了とする。これをウレタンプレポリマーUP−2とする。
前記紫外線硬化材(A)において、前記ポリイソシアネート化合物と前記ポリオールの(メタ)アクリレートの配合比が、質量比例で、90:10〜10:90、好ましくは80:20〜20:80である。前記ポリオールの(メタ)アクリレートの配合量が質量比で90を超えると、ポリイソシアネート化合物の配合量に対して多過ぎるので、暗部での硬化反応を担うポリイソシアネート化合物の量が不十分となり、暗部での硬化速度が遅くなる傾向にある。一方、前記ポリオールの(メタ)アクリレートの配合量が質量比で10未満でも、ポリイソシアネート化合物を硬化させる活性種の発生量が不十分となり、暗部での硬化速度が遅くなる傾向にある。
前記紫外線硬化材(A)と連鎖移動剤(B)との配合比は、質量比で、(A):(B)=90:10〜10:90が好ましい。具体的には、前記紫外線硬化材(A)の(メタ)アクリレートが50〜70質量%、好ましくは、55〜65質量%、連鎖移動剤(B)が50〜30質量%、好ましくは45〜35質量%である。
前記紫外線重合開始剤(C)はポリオールの(メタ)アクリレートをラジカル反応させるなどの目的で用いられる。紫外線重合開始剤(C)は、紫外線を吸収してラジカル反応を開始させる化合物であれば特に制限されるものではない。該紫外線重合開始剤(C)として、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−テイルアントラキノン等、前記WO2012/102299号公報の段落0133に記載のものが挙げられる。
該紫外線重合開始剤(C)の市販品としては、例えば、IRGACURE184、369、651、500、907、CGI1700、CGI1750、CGI1850、CG24−61;Darocure1116、1173、LucirinTPO(以上、BASF製)、ユベクリルP36(UCB製)などを挙げることができる。
前記紫外線重合開始剤(C)の配合量としては、前記紫外線硬化材(A)100質量部に対し、0.01〜10質量部の範囲内であることが好ましい。より好ましくは0.1〜7質量部の範囲である。紫外線重合開始剤の配合量が0.01質量部未満では、紫外線重合開始剤の量が少な過ぎて、紫外線による硬化反応が開始しにくい。一方、紫外線重合開始剤の配合量が10質量部を超えると、不溶物を生じ、硬化物の物性を損なうおそれがある。
紫外線硬化樹脂には、本発明の目的を損なわない範囲で、上記各種成分以外に、必要に応じて、各種の配合剤を配合することができる。配合剤としては、前記WO2012/102299号公報の段落0117〜0126に記載の安定化剤、可塑剤、軟化剤、顔料、染料、帯電防止剤、難燃剤、接着性付与剤、増感剤、分散剤、溶剤、抗菌抗カビ剤などを挙げることができる。各配合剤は適宜、組み合わせて用いることができる。また、配合剤の配合量は、用途等に合わせて適宜定めることができる。
前記紫外線硬化樹脂の製造方法は、特に限定されないが、上記各成分を、例えば減圧下または窒素等の不活性ガス雰囲気下で、混合ミキサー等の撹拌装置を用いて十分に混練し、均一に分散させる方法が好ましい。
図2(E)に示すように、電線群2の外周面に紫外線硬化樹脂10を塗布した後、紫外線照射ランプ(例えばSEN特殊光源社製)17で紫外線硬化樹脂10を外周側の一定位置から照射し、紫外線硬化樹脂10を硬化している。該紫外線硬化樹脂10は連鎖移動剤(B)により、紫外線が照射されない内部側および照射側と反対側の下側等の暗部の紫外線硬化樹脂10も硬化する。
詳細には、紫外線照射ランプ17で照射すると、紫外線硬化樹脂10に紫外線が当たる部分から硬化が開始する。この硬化が開始した部分から紫外線が遮られた内部および紫外線の光が遮断された下部側も連鎖移動剤(B)により硬化していく。
前記紫外線の照射で、紫外線が直接に当たる部分の表面側の紫外線硬化樹脂10は略瞬時に乾燥硬化する。暗部側となる内部の紫外線硬化樹脂およびクランプ4の基板4aの下部側の紫外線硬化樹脂の硬化時間は若干遅れるが数十秒で硬化する。
このように、電線群2の全周に塗布した紫外線硬化樹脂を硬化することで、硬化した筒状の紫外線硬化樹脂で電線群2を被覆する。この硬化した筒状の紫外線硬化樹脂がプロテクタ状となり電線群2を外部材から保護する。
なお、図3の変形例に示すように、前記クランプ4の基板4aの側面および側面に連続する上面外縁に紫外線硬化樹脂を塗布しておき、その後、硬化した時に電線群の外周の硬化した外装材3と連続するクランプカバー部13を硬化して設けてもよい。該構成とすると、クランプ4をテープ6で電線群2に固着する必要はない。
次に、第2実施形態のワイヤハーネスの形成方法について図4を参照して説明する。
まず、図4(A)に示すように、ワイヤハーネス1を構成する電線群2を円形に束ねた後に、所要位置にバンド型のクランプ40のバンド部40aを巻き付けて締結し、車体係止部40bを突出させる。
次に、図4(B)に示すように、暗部硬化性の紫外線硬化樹脂10を溶融状態で浸漬した貯溜槽41にワイヤハーネス1を連続搬送して挿入して、電線群2の外周面およびバンド型のクランプ40のバンド部40aの外周面に紫外線硬化樹脂10を塗布する。クランプ40の車体係止部40bには紫外線硬化樹脂10が付着しないようにしている。
次に、図4(C)に示すように、貯溜槽41より搬出したワイヤハーネスが通る位置にセットした紫外線照射ランプ17から紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂を硬化する。
前記のように、第2実施形態では、バンド型のクランプ40を電線群に巻き付けた状態で、バンド部40aの外周面を含めて電線群2の外周面に紫外線硬化樹脂10を塗布して被覆する。その後、紫外線を照射して暗部硬化性の紫外線硬化樹脂を硬化し、バンド型クランプのバンド部を硬化した紫外線硬化樹脂10からなる外装材3で被覆している。
他の構成および作用は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第3実施形態のワイヤハーネスの外装材は、厚さが薄く且つ柔らかなゲル状の前記紫外線硬化樹脂からなるシート(またはテープ)を巻き付けて電線群を被覆し、該シート(テープ)で被覆後にバンド型のクランプ40を巻き付けて締結している。
その後、紫外線を照射してシートを硬化する。
第4実施形態のワイヤハーネスの外装材は、不織布に前記紫外線硬化樹脂を含浸させたシートを電線群に巻き付け、ついで、バンド型のクランプ4を巻き付けて締結している。
その後、紫外線を照射してシートを硬化している。
本発明は前記実施形態に限定せず、紫外線硬化樹脂として連鎖移動剤(B)を配合せず、暗部硬化性を有しない紫外線硬化樹脂で電線群を被覆してもよい。この場合、電線群の全周に被覆する紫外線硬化樹脂を硬化するために、電線群2を回転するか、紫外線照射ランプ側をハンド型として電線群の回りで回転すればよい。
1 ワイヤハーネス
2 電線群
3 外装材
4 クランプ
10 暗部硬化性の紫外線硬化樹脂
11 型

Claims (7)

  1. ワイヤハーネスを構成する電線群の外周面の所要位置にバンド型のクランプまたは基板型のクランプを取り付け、
    ついで、前記ワイヤハーネスの電線群の外周面および前記クランプの車体係止部を除く部分の少なくとも一部を紫外線硬化樹脂で被覆し、
    その後、前記紫外線硬化樹脂に紫外線照射して、前記クランプを所要位置に固定した状態で前記紫外線硬化樹脂を硬化し、
    クランプ付き外装材で前記ワイヤハーネスを保護していることを特徴とするワイヤハーネスの形成方法。
  2. 前記クランプの固定部は凹部として硬化し、該凹部内にクランプが嵌合した状態で保持される請求項1に記載のワイヤハーネスの形成方法。
  3. ワイヤハーネスを構成する電線群の外周面を紫外線硬化樹脂で被覆し、
    該被覆した紫外線硬化樹脂の外周面の所要位置に、バンド型のクランプを締結して取り付け、または基板型のクランプをテープ巻きで取り付け、
    ついで、前記紫外線硬化樹脂に紫外線照射して、前記クランプを所要位置に固定した状態で前記紫外線硬化樹脂を硬化し、
    クランプ付き外装材で前記ワイヤハーネスを保護していることを特徴とするワイヤハーネスの形成方法。
  4. 前記ワイヤハーネスの外周面への紫外線硬化樹脂の被覆は、下記(1)〜(5)のいずれかの方法で行っている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの形成方法。
    (1)前記紫外線硬化樹脂を滴下、ローラ、ハケ等で塗布;
    (2)溶融した紫外線硬化樹脂の貯溜槽に浸漬;
    (3)上面開口の樋形状の型内にワイヤハーネスを挿通した後に前記型内に紫外線硬化樹脂を充填;
    (4)厚さが薄く且つ柔らかなゲル状の紫外線硬化樹脂からなるシートまたはテープの巻き付け;
    (5)不織布に前記紫外線硬化樹脂を含浸させ、該不織布をワイヤハーネスの外周に巻き付け:
  5. 前記ワイヤハーネスが配索時に曲げられる状態で、前記電線群に紫外線硬化樹脂を被覆すると共に前記クランプを取り付け、その後紫外線を照射して硬化している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの形成方法。
  6. 前記紫外線硬化樹脂は暗部硬化性の紫外線硬化樹脂とし、
    該暗部硬化性の紫外線硬化樹脂は、
    イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物に対し、水酸基を2つ以上有するポリオールの水酸基の2つ以上が(メタ)アクリレートとエステル結合を形成することにより、水酸基の数が1以下に設定されたポリオールの(メタ)アクリレートを主成分とする紫外線硬化材(A)と、
    ウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基から選択される少なくとも1種を1個以上含む化合物と、含金属化合物とを含有する金属錯体化合物からなる連鎖移動剤(B)と、 紫外線重合開始剤(C)と、
    を配合した組成物からなる請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの形成方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の方法で形成されたワイヤハーネス。
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