JP2014143800A - ワイヤハーネス用のシールド外装材、ワイヤハーネスの形成方法およびワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤハーネスに巻き付ける新規なシールド外装材を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネスの外周面に巻き付けられるテープまたはシートからなるシールド外装材であり、間隔をあけて複数個の貫通穴が設けられた導電性金属材層と、該導電性金属材層に積層される紫外線硬化樹脂層とを備え、前記導電性金属材層の貫通穴を通して前記紫外線硬化樹脂層の形成材である紫外線硬化樹脂を硬化できる構成としている。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤハーネスの外周面に巻き付けられるテープまたはシートからなるシールド外装材であり、間隔をあけて複数個の貫通穴が設けられた導電性金属材層と、該導電性金属材層に積層される紫外線硬化樹脂層とを備え、前記導電性金属材層の貫通穴を通して前記紫外線硬化樹脂層の形成材である紫外線硬化樹脂を硬化できる構成としている。
【選択図】図1
Description
本発明はワイヤハーネス用のシールド外装材、該シールド外装材で外装したワイヤハーネスの形成方法およびワイヤハーネスに関し、特に、自動車に配索されるワイヤハーネスのシールドを図ると共にワイヤハーネスの集束保護および経路規制も行う新規材料からなるシールド外装材に関する。
従来、自動車に配索する複数本の電線群からなるワイヤハーネスのシールドを図るために、特開2010−198811号公報(特許文献1)では、図9のように、金属細線をメッシュ状に編み込んだ金属編組線からなるシールドチューブ(シールド層)100に複数本の電線Wからなるワイヤハーネス101を挿通している。
また、アルミニウム系金属箔などの導電性金属箔テープをワイヤハーネスの外周面に巻き付けてシールド層を形成する場合もある。
また、アルミニウム系金属箔などの導電性金属箔テープをワイヤハーネスの外周面に巻き付けてシールド層を形成する場合もある。
しかし、ワイヤハーネスの外周に前記メッシュ状や箔状のシールド層を設けた場合でも、他部品等との干渉によりシールド層内部のワイヤハーネスの電線が損傷するおそれがある。そこで、従来では、前記シールド層を設けたワイヤハーネスをさらに樹脂製のコルゲートチューブや丸チューブ、プロテクタ等の外装材に挿通して電線を保護している。長尺なワイヤハーネスでは前記した複数種類の外装材が配索領域等の条件に応じて使い分けされ、例えば、ワイヤハーネスの幹線はコルゲートチューブで外装し、枝線は丸チューブで外装し、さらに、特に外部干渉材からの保護の強化が必要な箇所ではプロテクタで外装してワイヤハーネスの経路規制を行っている。
しかし、前記のように、外周にシールド層を設けたワイヤハーネスを、さらに前記汎用されているコルゲートチューブ、丸チューブ、プロテクタ等の複数種類の外装材で外装すると、外装材の種類が多くなるためコスト高となる。かつ外装材ごとに取付作業が相違し、作業工数が増えて生産性が悪くなる問題がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、別部品の外装材を必要とすることなく、ワイヤハーネスのシールドを図りかつワイヤハーネスの集束保護や経路規制も容易に行えることを課題としている。
前記課題を解決するため、第一の発明として、ワイヤハーネスの外周面に巻き付けられるテープまたはシートからなる外装材であり、
間隔をあけて複数個の貫通穴が設けられた導電性金属材層と、該導電性金属材層に積層される紫外線硬化樹脂層とを備え、
前記導電性金属材層の貫通穴を通して前記紫外線硬化樹脂層の形成材である紫外線硬化樹脂を硬化できる構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用のシールド外装材を提供している。
間隔をあけて複数個の貫通穴が設けられた導電性金属材層と、該導電性金属材層に積層される紫外線硬化樹脂層とを備え、
前記導電性金属材層の貫通穴を通して前記紫外線硬化樹脂層の形成材である紫外線硬化樹脂を硬化できる構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用のシールド外装材を提供している。
前記構成によれば、本発明のシールド外装材を構成する導電性金属材層によりシールド性能を保持できると共に、該導電性金属材層に複数個の貫通穴を設けているため、前記貫通穴を通して前記導電性金属材層に積層した紫外線硬化樹脂層に紫外線を到達させて該紫外線硬化樹脂層を硬化させることができる。
本発明のシールド外装材を構成する紫外線硬化樹脂層は紫外線照射で硬化するが、紫外線照射前は形状を保持しながらも柔らかいゲル状であるため、ワイヤハーネスの外周面に密着させて巻き付けることができ、汎用されている粘着テープ、ウレタンシート、ゴムシート等と同様にワイヤハーネスの外周面に巻き付けることができる。本発明のシールド外装材はテープまたはシートからなるため、丸電線の集合体であるワイヤハーネスの外周面に巻き付ける外装材として用いることができると共に、電線を平行配置したフラットハーネスの外周面にかぶせて外装材として用いることもできる。
本発明のシールド外装材のテープまたはシートはワイヤハーネスの外周に巻き付けられた後、紫外線を照射した領域は、導電性金属材層の貫通穴を通して裏面側の紫外線硬化樹脂層が硬化されて従来の樹脂成形品のプロテクタと同様の形状保持力を有し、ワイヤハーネスの外部干渉材からの保護やワイヤハーネスの経路規制を図ることができる。
一方、ワイヤハーネスの柔軟性および屈曲性を保持する必要がある領域では、紫外線を照射せず紫外線硬化樹脂層を硬化させずに柔軟な状態のままとしている。紫外線硬化樹脂層を硬化させずに柔軟性、屈曲性を保持した状態としても、外部干渉材に柔軟に接触してワイヤハーネスの電線群が外部干渉材と直接接触するのを防止して保護することができる。
本発明のシールド外装材のテープまたはシートはワイヤハーネスの外周に巻き付けられた後、紫外線を照射した領域は、導電性金属材層の貫通穴を通して裏面側の紫外線硬化樹脂層が硬化されて従来の樹脂成形品のプロテクタと同様の形状保持力を有し、ワイヤハーネスの外部干渉材からの保護やワイヤハーネスの経路規制を図ることができる。
一方、ワイヤハーネスの柔軟性および屈曲性を保持する必要がある領域では、紫外線を照射せず紫外線硬化樹脂層を硬化させずに柔軟な状態のままとしている。紫外線硬化樹脂層を硬化させずに柔軟性、屈曲性を保持した状態としても、外部干渉材に柔軟に接触してワイヤハーネスの電線群が外部干渉材と直接接触するのを防止して保護することができる。
このように、本発明の1種類のシールド外装材だけで、ワイヤハーネスのシールドを図り、かつ、部分的に硬化した外装材でワイヤハーネスの保護や経路規制ができると共に、部分的に柔軟性、屈曲性を有する外装材でワイヤハーネスの保護を図ることも可能となる。よって、従来のように、外周にシールド層を設けたワイヤハーネスを外装するために、コルゲートチューブやプロテクタ等の複数種類の外装材をワイヤハーネスの配索領域に応じて使い分けする必要がなくなり、ワイヤハーネス用の外装材の部品点数の削減を図ることができると共に、作業工程の簡素化および作業工数の削減を図ることができる。
前記導電性金属材層の複数の貫通穴には、該導電性金属材層に積層する前記紫外線硬化樹脂層の形成材である紫外線硬化樹脂を充填していることが好ましい。前記貫通穴に紫外線硬化樹脂を充填しておくことで、該紫外線硬化樹脂に紫外線を容易に到達させて硬化を促進することができる。なお、貫通穴に紫外線硬化樹脂が充填されていなくとも、導電性金属材層の貫通穴の下面に面する位置の紫外線硬化樹脂層に紫外線を照射でき、該照射により紫外線硬化樹脂層の全体に硬化を連鎖状に移行させて硬化することができる。
前記導電性金属材層はアルミニウム系金属箔または銅系金属箔を含む金属箔からなる一方、前記紫外線硬化樹脂は、
イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物に対し、水酸基を2つ以上有するポリオールの水酸基の2つ以上が(メタ)アクリレートとエステル結合を形成することにより、水酸基の数が1以下に設定されたポリオールの(メタ)アクリレートを主成分とする紫外線硬化材(A)と、
ウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基から選択される少なくとも1種を1個以上含む化合物と、含金属化合物とを含有する金属錯体化合物からなる連鎖移動剤(B)と、 紫外線重合開始剤(C)と、
を配合した組成物からなり、暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂であることが好ましい。
イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物に対し、水酸基を2つ以上有するポリオールの水酸基の2つ以上が(メタ)アクリレートとエステル結合を形成することにより、水酸基の数が1以下に設定されたポリオールの(メタ)アクリレートを主成分とする紫外線硬化材(A)と、
ウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基から選択される少なくとも1種を1個以上含む化合物と、含金属化合物とを含有する金属錯体化合物からなる連鎖移動剤(B)と、 紫外線重合開始剤(C)と、
を配合した組成物からなり、暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂であることが好ましい。
なお、前記連鎖移動剤(B)を配合せず、前記紫外線硬化材(A)に紫外線重合開始剤(C)を配合した、暗部硬化性を有しない紫外線硬化樹脂を用いることも可能である。
前記連鎖移動剤(B)を配合した暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂として、本出願人の先願に係わるWO2012/102299号公報に記載の紫外線硬化性組成物が好適に用いられる。
該暗部硬化性の紫外線硬化性組成物は、照射光が届かない暗部に位置し、ラジカル発生が無い部分を硬化できる紫外線硬化樹脂からなり、前記紫外線硬化材(A)と連鎖移動剤(B)と紫外線重合開始剤(C)を配合した組成物からなる。
なお、有機・無機フィラー、カーボン・金属粒子、繊維、ポリマー・オリゴマー、各種改質添加剤等からなる紫外線透過抑制物を配合した場合も、全体を確実に硬化させることができる。
該暗部硬化性の紫外線硬化性組成物は、照射光が届かない暗部に位置し、ラジカル発生が無い部分を硬化できる紫外線硬化樹脂からなり、前記紫外線硬化材(A)と連鎖移動剤(B)と紫外線重合開始剤(C)を配合した組成物からなる。
なお、有機・無機フィラー、カーボン・金属粒子、繊維、ポリマー・オリゴマー、各種改質添加剤等からなる紫外線透過抑制物を配合した場合も、全体を確実に硬化させることができる。
前記暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂は、熱処理や湿気硬化処理等を必要とせず、紫外線硬化樹脂の一部が紫外線で照射されて硬化すると、紫外線が遮られた暗部も前記連鎖移動剤により順次硬化させることができ、紫外線硬化樹脂の全体を暗部も含めて迅速に硬化することができる。
よって、暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂層を備えたテープまたはシートは 該テープまたはシートを巻き付けたワイヤハーネスに外部から紫外線を照射しただけで、該テープまたはシートの内面の暗部側に位置する部分およびワイヤハーネスにより照射する紫外線が遮断される反対側まで順次に硬化させることができる。具体的には、連鎖移動剤を配合した前記紫外線硬化樹脂は、例えば、UVランプで10秒間紫外線照射を行うと、ランプによる照射された部分は瞬時に硬化し、かつ、UVランプの光が届かない暗部も数十秒間の放置で硬化できる。
前記紫外線硬化樹脂は120℃以下では溶融しない耐熱性を有するものとしている。
よって、暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂層を備えたテープまたはシートは 該テープまたはシートを巻き付けたワイヤハーネスに外部から紫外線を照射しただけで、該テープまたはシートの内面の暗部側に位置する部分およびワイヤハーネスにより照射する紫外線が遮断される反対側まで順次に硬化させることができる。具体的には、連鎖移動剤を配合した前記紫外線硬化樹脂は、例えば、UVランプで10秒間紫外線照射を行うと、ランプによる照射された部分は瞬時に硬化し、かつ、UVランプの光が届かない暗部も数十秒間の放置で硬化できる。
前記紫外線硬化樹脂は120℃以下では溶融しない耐熱性を有するものとしている。
前記連鎖移動剤を配合した暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂から紫外線硬化樹脂層を形成することによって、貫通穴に露出せず導電性金属材層によって紫外線が遮られた紫外線硬化樹脂層の暗部も硬化させることができ、紫外線硬化樹脂層全体を暗部も含めて迅速に硬化することができる。
導電性金属材層の貫通穴のサイズや隣接する貫通穴間の間隔は、該貫通穴を通して裏面側の紫外線硬化樹脂層全体が硬化できれば特に限定されないが、紫外線硬化樹脂の暗部硬化性を有効に発揮させることにより、前記貫通穴のサイズを小さくしたり、隣接する貫通穴間の間隔を広げたりすることができるため、前記導電性金属材層のシールド性能も高めることができる。本発明のシールド外装材においては、前記貫通穴の直径を2〜5mm程度、該貫通穴間の間隔を5〜15mm程度とすることが好ましい。
導電性金属材層の貫通穴のサイズや隣接する貫通穴間の間隔は、該貫通穴を通して裏面側の紫外線硬化樹脂層全体が硬化できれば特に限定されないが、紫外線硬化樹脂の暗部硬化性を有効に発揮させることにより、前記貫通穴のサイズを小さくしたり、隣接する貫通穴間の間隔を広げたりすることができるため、前記導電性金属材層のシールド性能も高めることができる。本発明のシールド外装材においては、前記貫通穴の直径を2〜5mm程度、該貫通穴間の間隔を5〜15mm程度とすることが好ましい。
なお、紫外性硬化樹脂層をワイヤハーネスに巻き付け時に外周面に位置させる場合は、前記紫外線硬化樹脂に前記連鎖移動剤を配合せずに暗部硬化性を付与しなくともよい。かつ、上記のように、ワイヤハーネス巻き付け時に紫外性硬化樹脂層を外周、導電性金属材層を内周とすると、該導電性金属材層の内面側に粘着層を設けている。
また、前記のように、前記紫外線硬化樹脂層の裏面側に粘着層を設けることが好ましい。
該粘着層は粘着性を有する樹脂を塗布し、または該接着性を有する樹脂からなる粘着フィルムを積層固着している。
このように粘着層を設けると、該粘着層をワイヤハーネスの外周面に密着させて巻き付けるだけで固着でき、後作業の紫外線照射時に外装材を巻き付け状態に保持する手段が不要となる。さらに巻き付けた外装材の端部を重ねて筒状に固着できる。
また、前記粘着層の裏面側には剥離紙が貼着され、シールド外装材のテープまたはシートをワイヤハーネスの外周面に巻き付けるときに前記剥離紙を剥して固着できるようしている。
該粘着層は粘着性を有する樹脂を塗布し、または該接着性を有する樹脂からなる粘着フィルムを積層固着している。
このように粘着層を設けると、該粘着層をワイヤハーネスの外周面に密着させて巻き付けるだけで固着でき、後作業の紫外線照射時に外装材を巻き付け状態に保持する手段が不要となる。さらに巻き付けた外装材の端部を重ねて筒状に固着できる。
また、前記粘着層の裏面側には剥離紙が貼着され、シールド外装材のテープまたはシートをワイヤハーネスの外周面に巻き付けるときに前記剥離紙を剥して固着できるようしている。
第二の発明として、前記第一の発明のシールド外装材を、前記導電性金属材層を表面側として複数本の電線からなるワイヤハーネスの外周面に巻き付け、巻付後に前記シールド外装材の外周から紫外線を照射して、表面に位置する前記導電性金属材層の貫通穴を通して裏面側の前記紫外線硬化樹脂層を硬化させていることを特徴とするワイヤハーネスの形成方法を提供している。
前記ワイヤハーネスを所定の屈曲状態に保持して配索する領域では、前記ワイヤハーネスを巻き付けたシールド外装材と共に屈曲し、該屈曲状態で紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂層を硬化している。
第三の発明として、前記第二の方法で形成されるワイヤハーネスであって、該ワイヤハーネスの少なくとも一部を前記シールド外装材で外装し、前記シールド外装材が部分的または全体的に硬化されているワイヤハーネスを提供している。
かつ、本発明のシールド外装材で外装した部分を更に樹脂製のコルゲートチューブで外装してもよい。すなわち、鋭利な外部干渉材が位置する部分には、前記のように、さらにコルゲートチューブで外装し、ワイヤハーネスの保護をより確実にしてもよい。
前記のように、本発明では、ワイヤハーネスの外周面に巻き付けるテープまたはシート状のシールド外装材が、間隔をあけて複数個の貫通穴が設けられた導電性金属材層と、該導電性金属材層に積層される紫外線硬化樹脂層を備えた構造としている。よって、前記導電性金属材層によりシールド性能を保持できると共に、該導電性金属材層に設けた複数個の貫通穴を通して、前記導電性金属材層に積層した紫外線硬化樹脂層に紫外線を到達させて該紫外線硬化樹脂層を硬化させることが可能となる。
前記紫外線硬化樹脂層は、紫外線照射前は柔軟性を有するゲル状としているため、本発明のシールド外装材のテープまたはシートをワイヤハーネスの外周面に容易に巻き付けることができる。ワイヤハーネスの外周面に前記シールド外装材を巻き付けた後に、紫外線を照射して変形不可に硬化させることにより、プロテクタ等の樹脂成形品の外装材と同様の形状保持力を付与してワイヤハーネスの外部干渉材からの保護やワイヤハーネスの経路規制を図ることができる。また、ワイヤハーネスの柔軟性および屈曲性を保持する必要がある領域では、紫外線を照射せず紫外線硬化樹脂層を硬化させずに柔軟な状態のままとして、シールド外装材の柔軟性、屈曲性を保持することもできる。このような柔軟なシールド外装材であってもワイヤハーネスの電線群が外部干渉材と直接接触するのを防止して保護することができる。
このように、本発明の1種類のシールド外装材だけで、ワイヤハーネスのシールドを図り、かつ、部分的に硬化した外装材でワイヤハーネスの保護や経路規制ができると共に、部分的に柔軟性、屈曲性を持たせた外装材でワイヤハーネスの保護を図ることも可能となる。よって、従来のように、外周にシールド層を設けたワイヤハーネスを外装するために、コルゲートチューブやプロテクタ等の複数種類の外装材をワイヤハーネスの配索領域に応じて使い分けする必要がなくなり、ワイヤハーネス用の外装材の部品点数の削減を図ることができると共に、作業工程の簡素化および作業工数の削減を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は本発明の実施形態を示している。
図1(A)、(B)、(C)は第1実施形態のワイヤハーネス用のシールド外装材のテープ1を示す。該テープ1は、アルミニウム系金属箔からなる導電性金属材層2の裏面に、紫外線硬化樹脂からなる紫外線硬化樹脂層4を積層して設け、さらに、該紫外線硬化樹脂層4の裏面に粘着層5を設けている。前記導電性金属材層2には、複数の貫通穴3を間隔をあけて設けている。
図1乃至図4は本発明の実施形態を示している。
図1(A)、(B)、(C)は第1実施形態のワイヤハーネス用のシールド外装材のテープ1を示す。該テープ1は、アルミニウム系金属箔からなる導電性金属材層2の裏面に、紫外線硬化樹脂からなる紫外線硬化樹脂層4を積層して設け、さらに、該紫外線硬化樹脂層4の裏面に粘着層5を設けている。前記導電性金属材層2には、複数の貫通穴3を間隔をあけて設けている。
本実施形態では、直径2〜5mm程度の貫通穴3を5〜15mm程度の間隔をあけて設けている。また、本実施形態ではアルミニウム系金属箔から導電性金属材層2を形成しているが、銅系金属箔から導電性金属材層2を形成してもよい。さらに、粘着層5は、粘着性を有する樹脂を紫外線硬化樹脂層4の裏面に塗布して形成している。また、図示していないが、前記粘着層5の裏面に剥離紙を貼着し、テープ1をワイヤハーネス10の外周面に巻き付けるときに前記剥離紙を剥して固着できるようしている。
前記紫外線硬化樹脂層4を形成する紫外線硬化樹脂は、紫外線硬化材(A)、連鎖移動剤(B)と、紫外線重合開始剤(C)を配合した暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂としている。以下、暗部硬化性の紫外線硬化樹脂について詳述する。
前記暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂の成分である前記連鎖移動剤(B)は、(a)ウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基から選択される少なくとも1種を1個以上含む化合物と、(b)含金属化合物とを含有する金属錯体化合物からなる。
前記連鎖移動剤(B)は発生したラジカルを安定化した上で、分子間または分子内伝達機能を発揮できる。よって、連鎖移動剤(B)が系内に発生したラジカルをラジカルの発生のない箇所にまで瞬時に伝達し、重合反応を開始してラジカル重合反応を進行させることができる。その結果、紫外線硬化材(A)に連鎖移動剤(B)を配合すると、従来、硬化させることが困難であった照射光が届かない内部や裏面側(即ち、暗部)も確実に硬化することができる。かつ、硬化直前に硬化剤を混合する作業工程や、照射後に加熱や湿気硬化等により暗部を硬化させる工程等が不要であり、硬化作業を短時間で行うことができ、硬化作業性に優れている。
前記連鎖移動剤(B)は発生したラジカルを安定化した上で、分子間または分子内伝達機能を発揮できる。よって、連鎖移動剤(B)が系内に発生したラジカルをラジカルの発生のない箇所にまで瞬時に伝達し、重合反応を開始してラジカル重合反応を進行させることができる。その結果、紫外線硬化材(A)に連鎖移動剤(B)を配合すると、従来、硬化させることが困難であった照射光が届かない内部や裏面側(即ち、暗部)も確実に硬化することができる。かつ、硬化直前に硬化剤を混合する作業工程や、照射後に加熱や湿気硬化等により暗部を硬化させる工程等が不要であり、硬化作業を短時間で行うことができ、硬化作業性に優れている。
連鎖移動剤(B)における前記(a)成分のウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基を含む化合物は、下記(式1)で示されるウレタン結合部、下記(式2)で示される尿素結合部、下記(式3)で示されるイソシアネート基から選択される少なくとも1種を1分子中に1個以上含有すればよい。
(式1)−NH−COO−
(式2)−NH−CO−NH−
(式3)−N=C=0
(式1)−NH−COO−
(式2)−NH−CO−NH−
(式3)−N=C=0
連鎖移動剤(B)を構成する前記(b)の含金属化合物は、スズ、銅、亜鉛、コバルト、ニッケルから選択される少なくとも1種の金属を含むことが好ましい。これらのうちでは、比較的高温(例えば120℃程度の温度)で活性化され、常温では暗部での硬化速度を向上させる効果が奏されにくいため、本組成物の保存安定性を高くできるなどの観点から、亜鉛系の金属錯体化合物や、銅系の金属錯体化合物などがより好ましい。
前記(b)の含金属化合物の具体例として、本出願人の先願に係わるWO2012/102299号公報の段落0010、段落0154に列挙された含金属化合物が挙げられる。
前記(b)の含金属化合物の具体例として、本出願人の先願に係わるWO2012/102299号公報の段落0010、段落0154に列挙された含金属化合物が挙げられる。
連鎖移動剤(B)において、前記(a)と(b)の配合比は、質量比で(a):(b)=100:0.001〜100:10、好ましくは100:0.005〜100:5であることが好ましい。
前記(a)と(b)とからなる連鎖移動剤(B)として機能する金属錯体化合物において、錫系の金属錯体化合物としては、ビス(2,4−ペンタンジオナト)錫、ジブチル錫ビス(トリフルオロメタンスルホナート)、ジブチル錫ジアセタート、ジラウリン酸ジブチル錫、ジブチル錫マレアート、フタロシアニン錫(IV)ジクロリド、テトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニル錫、フタロシアニン錫(II)、トリブチル(2−ピリジル)錫、トリブチル(2−チエニル)錫、酢酸トリブチル錫、トリブチル(トリメチルシリルエチニル)錫、トリメチル(2−ピリジル)錫 などを挙げることができる。
銅系の金属錯体化合物としては、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)銅(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)銅(II)、ビス(1,3−プロパンジアミン)銅(II)ジクロリド、ビス(8−キノリノラト)銅(II)、ビス(トリフルオロ−2,4−ペンタンジオナト)銅(II)、ビス(2−ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸銅(II)、ジエチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸銅(II)、エチレンジアミン四酢酸銅(II)二ナトリウム、フタロシアニン銅(II)、ジクロロ(1,10−フェナントロリン)銅(II)、フタロシアニン銅 、テトラ−4−tert−ブチルフタロシアニン銅、テトラキス(アセトニトリル)銅(I)ヘキサフルオロホスファート、ナフテン酸銅などを挙げることができる。
亜鉛系の金属錯体化合物としては、ビス[2−(2−ベンゾチアゾリル)フェノラト]亜鉛(II)、ビス[2−(2−ベンゾオキサゾリル)フェノラト]亜鉛(II)、ビス(2−ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)亜鉛(II)、ビス(8−キノリノラト)亜鉛(II)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオラト)亜鉛コンプレックス、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、フタロシアニン亜鉛、ナフテン酸亜鉛などを挙げることができる。
コバルト系の金属錯体化合物としては、ビス(シクロペンタジエニル)コバルト(III)ヘキサフルオロホスファート、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]コバルト(II)ジクロリド、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)コバルト(II)、(1R,2R)−N,N’−ビス[3−オキソ−2−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ブチリデン]−1,2−ジフェニルエチレンジアミナトコバルト(II)、(1S,2S)−N,N’−ビス[3−オキソ−2−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ブチリデン]−1,2−ジフェニルエチレンジアミナトコバルト(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)コバルト(II)、ビス(トリフルオロ−2,4−ペンタンジオナト)コバルト(II)、フタロシアニンコバルト(II)、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムコバルト、ヘキサアンミンコバルト(III) クロリド、N,N’−ジサリチラルエチレンジアミンコバルト(II)、[5,10,15,20−テトラキス(4−メトキシフェニル)ポルフィリナト]コバルト(II)、トリス(2,4−ペンタンジオナト)コバルト(III)、ナフテン酸コバルトなどを挙げることができる。
ニッケル系の金属錯体化合物としては、[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]ニッケル(II)ジクロリド、ビス(ジチオベンジル)ニッケル(II)、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)ニッケル(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)ニッケル(II)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(マレオニトリルジチオラト)ニッケル(II)コンプレックス、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド、ブロモ[(2,6−ピリジンジイル)ビス(3−メチル−1−イミダゾリル−2−イリデン)]ニッケルブロミド、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムニッケル(II)、ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル(II)、ジエチルジチオカルバミン酸ニッケルなどを挙げることができる。
前記金属錯体化合物の市販品として下記が挙げられる。
・BPDZ:[東京化成社製「ビス(2,4−ペンタンジオナト)亜鉛(II)」]
・CDEDTC:[東京化成社製「ジエチルジチオカルバミン酸銅(II)」]
・DBTDL:[東京化成社製「ジラウリン酸ジブチル錫」]
銅系の金属錯体化合物としては、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)銅(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)銅(II)、ビス(1,3−プロパンジアミン)銅(II)ジクロリド、ビス(8−キノリノラト)銅(II)、ビス(トリフルオロ−2,4−ペンタンジオナト)銅(II)、ビス(2−ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸銅(II)、ジエチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸銅(II)、エチレンジアミン四酢酸銅(II)二ナトリウム、フタロシアニン銅(II)、ジクロロ(1,10−フェナントロリン)銅(II)、フタロシアニン銅 、テトラ−4−tert−ブチルフタロシアニン銅、テトラキス(アセトニトリル)銅(I)ヘキサフルオロホスファート、ナフテン酸銅などを挙げることができる。
亜鉛系の金属錯体化合物としては、ビス[2−(2−ベンゾチアゾリル)フェノラト]亜鉛(II)、ビス[2−(2−ベンゾオキサゾリル)フェノラト]亜鉛(II)、ビス(2−ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)亜鉛(II)、ビス(8−キノリノラト)亜鉛(II)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオラト)亜鉛コンプレックス、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(II)、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、フタロシアニン亜鉛、ナフテン酸亜鉛などを挙げることができる。
コバルト系の金属錯体化合物としては、ビス(シクロペンタジエニル)コバルト(III)ヘキサフルオロホスファート、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]コバルト(II)ジクロリド、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)コバルト(II)、(1R,2R)−N,N’−ビス[3−オキソ−2−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ブチリデン]−1,2−ジフェニルエチレンジアミナトコバルト(II)、(1S,2S)−N,N’−ビス[3−オキソ−2−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ブチリデン]−1,2−ジフェニルエチレンジアミナトコバルト(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)コバルト(II)、ビス(トリフルオロ−2,4−ペンタンジオナト)コバルト(II)、フタロシアニンコバルト(II)、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムコバルト、ヘキサアンミンコバルト(III) クロリド、N,N’−ジサリチラルエチレンジアミンコバルト(II)、[5,10,15,20−テトラキス(4−メトキシフェニル)ポルフィリナト]コバルト(II)、トリス(2,4−ペンタンジオナト)コバルト(III)、ナフテン酸コバルトなどを挙げることができる。
ニッケル系の金属錯体化合物としては、[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]ニッケル(II)ジクロリド、ビス(ジチオベンジル)ニッケル(II)、ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)ニッケル(II)、ビス(2,4−ペンタンジオナト)ニッケル(II)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(マレオニトリルジチオラト)ニッケル(II)コンプレックス、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリド、ブロモ[(2,6−ピリジンジイル)ビス(3−メチル−1−イミダゾリル−2−イリデン)]ニッケルブロミド、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムニッケル(II)、ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル(II)、ジエチルジチオカルバミン酸ニッケルなどを挙げることができる。
前記金属錯体化合物の市販品として下記が挙げられる。
・BPDZ:[東京化成社製「ビス(2,4−ペンタンジオナト)亜鉛(II)」]
・CDEDTC:[東京化成社製「ジエチルジチオカルバミン酸銅(II)」]
・DBTDL:[東京化成社製「ジラウリン酸ジブチル錫」]
前記紫外線硬化材(A)は、イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物に対し、水酸基を2つ以上有するポリオールの水酸基の2つ以上が(メタ)アクリレートとエステル結合を形成することにより、水酸基の数が1以下に設定されたポリオールの(メタ)アクリレートを主成分とすることが好ましい。
前記ポリオールの(メタ)アクリレートは、水酸基の数が1以下に設定されているため、ポリイソシアネート化合物に配合された状態では、ポリイソシアネート化合物とのウレタン化反応が進行するのを抑えられている。これにより、本組成物の保存安定性が高められている。前記ポリオールの(メタ)アクリレートの水酸基の数は、1であっても良いし、0であっても良い。本組成物の保存安定性の点では、より好ましくは0である。
該ポリオールの(メタ)アクリレートとしては、ジプロピレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、1−アクリロイロキシ−3−メタクリロイロキシ−2−プロパノール(2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート)等が好ましい。該(メタ)アクリレートの具体例として、前記WO2012/102299号公報の段落0131に記載のものが挙げられる。
該(メタ)アクリレートの市販品としては、下記が挙げられる。
・DPGA:[東京化成社製「ジプロピレングリコールジアクリレート」]
・TEGDA:[東京化成社製「テトラエチレングリコールジアクリレート」]
・AMPOH:[東京化成社製「1−アクリロイロキシ−3−メタクリロイロキシ−2−プロパノール(2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート)」]
・IBA:[東京化成社製「イソボルニルアクリレート」]
該ポリオールの(メタ)アクリレートとしては、ジプロピレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、1−アクリロイロキシ−3−メタクリロイロキシ−2−プロパノール(2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート)等が好ましい。該(メタ)アクリレートの具体例として、前記WO2012/102299号公報の段落0131に記載のものが挙げられる。
該(メタ)アクリレートの市販品としては、下記が挙げられる。
・DPGA:[東京化成社製「ジプロピレングリコールジアクリレート」]
・TEGDA:[東京化成社製「テトラエチレングリコールジアクリレート」]
・AMPOH:[東京化成社製「1−アクリロイロキシ−3−メタクリロイロキシ−2−プロパノール(2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート)」]
・IBA:[東京化成社製「イソボルニルアクリレート」]
前記イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物としては、具体的には、脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネートなどを挙げることができる。また、これらのポリイソシアネートを水と反応させて得られるビウレット型ポリイソシアネート、これらのポリイソシアネートをトリメチロールプロパン等の多価アルコールと反応させて得られるアダクト型ポリイソシアネート、これらのポリイソシアネートを一部ポリエステルやポリエーテル誘導体と重合させた液状プレポリマー、これらのポリイソシアネートをイソシアヌレート化して得られる多量体などを挙げることができる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ポリイソシアネート化合物の市販品として下記が挙げられる。
・N3600:[住化バイエルウレタン社製「デスモジュールN3600」]
・N3200:[住化バイエルウレタン社製「デスモジュールN3200」]
また、ウレタンプレポリマーの合成品として下記UP−1とUP−2が挙げられる。
前記ポリイソシアネート化合物の市販品として下記が挙げられる。
・N3600:[住化バイエルウレタン社製「デスモジュールN3600」]
・N3200:[住化バイエルウレタン社製「デスモジュールN3200」]
また、ウレタンプレポリマーの合成品として下記UP−1とUP−2が挙げられる。
前記ウレタンプレポリマーUP−1は下記の方法で合成される。
攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が400のポリプロピレングリコール80質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート40質量部とジブチル錫ジラウレート0.1質量部を仕込み、攪拌しながら液温度を室温から50℃まで1時間かけて上げる。その後少量をサンプリングしFT−IRを測定して2300cm−1付近のイソシアネートの吸収を確認しながら、50℃にて攪拌を続ける。その吸収が無くなった時を反応終了とする。これをウレタンプレポリマーUP−1とする。
前記ウレタンプレポリマーUP−2は下記の方法で合成される。
攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が1250の末端ジオール型ポリカプロラクトン50質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート13.5質量部とジブチル錫ジラウレート0.1質量部を仕込み、攪拌しながら液温度を室温から50℃まで1時間かけて上げる。その後少量をサンプリングしFT−IRを測定して2300cm−1付近のイソシアネートの吸収を確認しながら、50℃にて攪拌を続ける。その吸収が無くなった時を反応終了とする。これをウレタンプレポリマーUP−2とする。
攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が400のポリプロピレングリコール80質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート40質量部とジブチル錫ジラウレート0.1質量部を仕込み、攪拌しながら液温度を室温から50℃まで1時間かけて上げる。その後少量をサンプリングしFT−IRを測定して2300cm−1付近のイソシアネートの吸収を確認しながら、50℃にて攪拌を続ける。その吸収が無くなった時を反応終了とする。これをウレタンプレポリマーUP−1とする。
前記ウレタンプレポリマーUP−2は下記の方法で合成される。
攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が1250の末端ジオール型ポリカプロラクトン50質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート13.5質量部とジブチル錫ジラウレート0.1質量部を仕込み、攪拌しながら液温度を室温から50℃まで1時間かけて上げる。その後少量をサンプリングしFT−IRを測定して2300cm−1付近のイソシアネートの吸収を確認しながら、50℃にて攪拌を続ける。その吸収が無くなった時を反応終了とする。これをウレタンプレポリマーUP−2とする。
前記紫外線硬化材(A)において、前記ポリイソシアネート化合物と前記ポリオールの(メタ)アクリレートの配合比が、質量比で、90:10〜10:90、好ましくは80:20〜20:80である。前記ポリオールの(メタ)アクリレートの配合量が質量比で90を超えると、ポリイソシアネート化合物の配合量に対して多過ぎるので、暗部での硬化反応を担うポリイソシアネート化合物の量が不十分となり、暗部での硬化速度が遅くなる傾向にある。一方、前記ポリオールの(メタ)アクリレートの配合量が質量比で10未満でも、ポリイソシアネート化合物を硬化させる活性種の発生量が不十分となり、暗部での硬化速度が遅くなる傾向にある。
前記紫外線硬化材(A)と連鎖移動剤(B)との配合比は、質量比で、(A):(B)=90:10〜10:90が好ましい。具体的には、前記紫外線硬化材(A)の(メタ)アクリレートが50〜70質量%、好ましくは、55〜65質量%、連鎖移動剤(B)が50〜30質量%、好ましくは45〜35質量%である。
前記紫外線重合開始剤(C)はポリオールの(メタ)アクリレートをラジカル反応させるなどの目的で用いられる。紫外線重合開始剤(C)は、紫外線を吸収してラジカル反応を開始させる化合物であれば特に制限されるものではない。該紫外線重合開始剤(C)として、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−テイルアントラキノン等、前記WO2012/102299号公報の段落0133に記載のものが挙げられる。
該紫外線重合開始剤(C)の市販品としては、例えば、IRGACURE184、369、651、500、907、CGI1700、CGI1750、CGI1850、CG24−61;Darocure1116、1173、LucirinTPO(以上、BASF製)、ユベクリルP36(UCB製)などを挙げることができる。
該紫外線重合開始剤(C)の市販品としては、例えば、IRGACURE184、369、651、500、907、CGI1700、CGI1750、CGI1850、CG24−61;Darocure1116、1173、LucirinTPO(以上、BASF製)、ユベクリルP36(UCB製)などを挙げることができる。
前記紫外線重合開始剤(C)の配合量としては、前記紫外線硬化材(A)100質量部に対し、0.01〜10質量部の範囲内であることが好ましい。より好ましくは0.1〜7質量部の範囲である。紫外線重合開始剤の配合量が0.01質量部未満では、紫外線重合開始剤の量が少な過ぎて、紫外線による硬化反応が開始しにくい。一方、紫外線重合開始剤の配合量が10質量部を超えると、不溶物を生じ、硬化物の物性を損なうおそれがある。
紫外線硬化樹脂には、本発明の目的を損なわない範囲で、上記各種成分以外に、必要に応じて、各種の配合剤を配合することができる。配合剤としては、前記WO2012/102299号公報の段落0117〜0126に記載の安定化剤、可塑剤、軟化剤、顔料、染料、帯電防止剤、難燃剤、接着性付与剤、増感剤、分散剤、溶剤、抗菌抗カビ剤などを挙げることができる。各配合剤は適宜、組み合わせて用いることができる。また、配合剤の配合量は、用途等に合わせて適宜定めることができる。
前記紫外線硬化樹脂の製造方法は、特に限定されないが、上記各成分を、例えば減圧下または窒素等の不活性ガス雰囲気下で、混合ミキサー等の撹拌装置を用いて十分に混練し、均一に分散させる方法が好ましい。
前記暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂を前記導電性金属材層2の裏面に塗布して紫外線硬化樹脂層4を形成している。図1(B)に示す導電性金属材層2の複数の貫通穴3には、図1(C)に示すように、前記紫外線硬化樹脂が充填されている。
シールド外装材のテープ1を、図2(A)、(B)に示すように、導電性金属材層2を外周側とし、粘着層5をワイヤハーネス10の電線Wに接する内周側として、複数本の丸電線Wからなるワイヤハーネス10の外周面に螺旋状に巻き付けている。このワイヤハーネスへのテープ1の巻き付けは、テープ1の紫外線硬化樹脂層4が硬化されずに柔軟性を有しているため、容易に巻き付けることができる。
テープ1を巻き付けるワイヤハーネス10の領域は部分的であっても、全長であっても良いが、本実施形態では、ワイヤハーネス10を曲げ配索する領域を挟む略全長としている。
テープ1をワイヤハーネス10に巻き付け、粘着層5により巻き付け状態を保持して、図3に示すように、紫外線照射ランプ(SEN特殊光源社製)11でテープ1の外周側から紫外線をテープ1に照射する。本実施形態ではテープ1の全周および全長に渡って紫外線を照射して、テープ1の紫外線硬化樹脂層4を硬化している。よって、テープ1は全体が硬化してワイヤハーネス10を中空部に挿通する筒形状としている。
紫外線照射ランプ11を照射すると、導電性金属材層2の貫通穴3を通して紫外線硬化樹脂層4の紫外線硬化樹脂4aに紫外線が当たり硬化を開始する。この硬化が開始した部分から、導電性金属材層2で紫外線が遮られた部分(すなわち暗部)4bも連鎖移動剤(B)により硬化していく。よって、テープ1を巻き付けたワイヤハーネスと、紫外線照射ランプ11のいずれも定位置としながら、ワイヤハーネス10に巻き付けたテープ1の全周を硬化できる。
紫外線の照射で、紫外線が直接当たる貫通穴3より露出した紫外線硬化樹脂4aは略瞬間的に乾燥硬化する。導電性金属材層2で隠れて暗部側となる紫外線硬化樹脂4bの硬化時間は若干遅れるが数十秒で硬化する。
紫外線の照射で、紫外線が直接当たる貫通穴3より露出した紫外線硬化樹脂4aは略瞬間的に乾燥硬化する。導電性金属材層2で隠れて暗部側となる紫外線硬化樹脂4bの硬化時間は若干遅れるが数十秒で硬化する。
また、ワイヤハーネス10を配索上で屈曲する必要がある部分は、図4に示すように、テープ1を巻き付けた状態でワイヤハーネス10を屈曲し、テープ1も屈曲する。この屈曲状態で紫外線を照射すると、テープ1は屈曲状態で硬化して屈曲した筒形状となり、樹脂成形品からなる屈曲させたプロテクタと同形状となる。よって、硬化した前記筒形状のテープ1は、挿通するワイヤハーネス10が屈曲して配索されるように経路規制を行うことができる。
図5に、第1実施形態のシールド外装材のテープ1を巻き付けたワイヤハーネス10の第1変形例を示す。
該第1変形例では、ワイヤハーネス10に巻き付けたテープ1に紫外線照射して硬化する領域X1と、紫外線を照射せずに硬化していない領域X2とを設けている。この非照射の領域X2では、硬化させずに柔軟性およびワイヤハーネス10の屈曲に追従できる屈曲性を保持させている。
即ち、ワイヤハーネス10の一部に屈曲性を保持する領域を設ける必要がある場合、当該領域X2のテープ1には紫外線照射せずに柔軟性を保持させ、他の領域X1ではテープ1に紫外線照射して紫外線硬化樹脂層4を硬化させている。
該第1変形例では、ワイヤハーネス10に巻き付けたテープ1に紫外線照射して硬化する領域X1と、紫外線を照射せずに硬化していない領域X2とを設けている。この非照射の領域X2では、硬化させずに柔軟性およびワイヤハーネス10の屈曲に追従できる屈曲性を保持させている。
即ち、ワイヤハーネス10の一部に屈曲性を保持する領域を設ける必要がある場合、当該領域X2のテープ1には紫外線照射せずに柔軟性を保持させ、他の領域X1ではテープ1に紫外線照射して紫外線硬化樹脂層4を硬化させている。
このように、1本の連続したテープ1をワイヤハーネス10に巻き付けても、紫外線照射する領域X1と、紫外線照射しない領域X2とを共存させることで、硬化したシールド外装材と柔軟性および屈曲性を有するシールド外装材とを備えたものとすることができる。
図6にテープ1を巻き付けたワイヤハーネス10の第2変形例を示す。
第2変形例では、ワイヤハーネス10に巻き付けた前記テープ1に更に汎用されている樹脂製のコルゲートチューブ12を外装している。外部干渉材が鋭利な部材である場合には、コルゲートチューブ12を外装することで、保護機能をより高めることができる。
第2変形例では、ワイヤハーネス10に巻き付けた前記テープ1に更に汎用されている樹脂製のコルゲートチューブ12を外装している。外部干渉材が鋭利な部材である場合には、コルゲートチューブ12を外装することで、保護機能をより高めることができる。
図7(A)に本発明の第2実施形態のシールド外装材を示し、第1実施形態のテープ1に代えて、テープ1より幅広としたシート20としている。
シート20は図7(B)に示すように、ワイヤハーネス10の外周面に寿司巻き状に巻き付けている。他の構成および機能は第1実施形態のテープ1と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
シート20は図7(B)に示すように、ワイヤハーネス10の外周面に寿司巻き状に巻き付けている。他の構成および機能は第1実施形態のテープ1と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図8に第2実施形態のシート20を巻き付けたワイヤハーネスの変形例を示す。本変形例では、ワイヤハーネスは導電体を平行配線してラミネートフィルムで被覆したフラットハーネス30からなり、該フラットハーネス30に前記シート20をかぶせて外装し、該シート20の紫外線硬化樹脂層4を硬化している。
1 テープ(シールド外装材)
2 導電性金属材層
3 貫通穴
4 紫外線硬化樹脂層
5 粘着層
10 ワイヤハーネス
11 紫外線照射ランプ
20 シート(シールド外装材)
W 電線
2 導電性金属材層
3 貫通穴
4 紫外線硬化樹脂層
5 粘着層
10 ワイヤハーネス
11 紫外線照射ランプ
20 シート(シールド外装材)
W 電線
Claims (5)
- ワイヤハーネスの外周面に巻き付けられるテープまたはシートからなる外装材であり、 間隔をあけて複数個の貫通穴が設けられた導電性金属材層と、該導電性金属材層に積層される紫外線硬化樹脂層とを備え、
前記導電性金属材層の貫通穴を通して前記紫外線硬化樹脂層の形成材である紫外線硬化樹脂を硬化できる構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用のシールド外装材。 - 前記導電性金属材層はアルミニウム系金属箔または銅系金属箔を含む金属箔からなる一方、
前記紫外線硬化樹脂は、
イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物に対し、水酸基を2つ以上有するポリオールの水酸基の2つ以上が(メタ)アクリレートとエステル結合を形成することにより、水酸基の数が1以下に設定されたポリオールの(メタ)アクリレートを主成分とする紫外線硬化材(A)と、
ウレタン結合、尿素結合、イソシアネート基から選択される少なくとも1種を1個以上含む化合物と、含金属化合物とを含有する金属錯体化合物からなる連鎖移動剤(B)と、 紫外線重合開始剤(C)
とを配合した組成物からなり、暗部硬化性を有する紫外線硬化樹脂である請求項1に記載のワイヤハーネス用のシールド外装材。 - 請求項1または請求項2に記載のシールド外装材を、前記導電性金属材層を表面側として複数本の電線からなるワイヤハーネスの外周面に巻き付け、巻き付け後に前記シールド外装材の外周から紫外線を照射して、表面に位置する前記導電性金属材層の貫通穴を通して裏面側の前記紫外線硬化樹脂層を硬化させていることを特徴とするワイヤハーネスの形成方法。
- 前記ワイヤハーネスを巻き付けたシールド外装材と共に屈曲し、該屈曲状態で紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂層を硬化している請求項3に記載のワイヤハーネスの形成方法。
- 請求項3または請求項4に記載の方法により形成されたワイヤハーネスであって、該ワイヤハーネスの少なくとも一部を前記シールド外装材で外装し、前記シールド外装材が部分的または全体的に硬化されているワイヤハーネス。
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