JP2014155146A - 波長可変バースト送信器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器の実現を目的とする。
【解決手段】本発明は、信号波長切替信号によってバーストフレーム毎にバースト信号光の波長が決定され、データ信号によって変調され、バースト制御信号によってバースト信号フレーム毎にバースト信号光ONまたはOFFとされる波長可変バースト送信部と、前記バースト信号光とは異なる波長で、前記データ信号とは論理反転した反転データ信号によって変調されたゲインクランプ光を出力するゲインクランプ光生成部と、前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光の2つの光を合波して増幅する光合波増幅部と、SOA制御信号をもとに、前記バースト信号光のレベルが一定になるように、前記合波光増幅部の利得を制御する光増幅部制御部と、を備えることを特徴とする波長可変バースト送信器である。
【選択図】図2

Description

本発明は、波長可変バースト送信器の出力レベル安定化に関する。
近年、急速な普及を遂げているFiber To The Home(FTTH)サービスを支える光アクセスシステムとして、Passive Optical Network(PON)システムの導入が世界各国で進められている。
PONシステムとは、光ファイバ伝送路中に設置された光スプリッタを介して、収容局に設置された1台の終端装置(OLT:Optical Line Terminal)に対して、複数の加入者宅に設置された宅内装置(ONU:Optical Network Unit)を収容することを可能とし、光ファイバ伝送路、光スプリッタ、およびOLTを複数の加入者間で共有することで、高い経済性を実現した光アクセスシステムである。
現在、日本では主に1Gb/sの伝送量を有するGE−PON(Gigabit Ethernet−PON)システムが商用導入されている(Ethernetは登録商標)。また、さらなる高速化を実現する次世代光アクセスシステムとし、10Gb/s級の総伝送容量を有する、10G−EPONの研究開発が進められている。
そして、さらなる光アクセスシステムの高速化、および高度化を目指した、次々世代光アクセスシステムの検討がされており、標準化団体であるFSAN(Full Service Access Network)において、XG−PON2としてWDM (Wavelength Division Multiplexing)/TDM(Time Division Multiplexing)−PONシステムの標準化が2012年に開始された。
これらWDM/TDM−PONシステムは、これまでのPONシステムで用いられてきた時間軸の多重(TDM)に加えて、光の特性を生かした波長軸の多重(WDM)を行うことで、収容効率や保守管理などの効率化を図ることが可能となり、アクセスネットワークの柔軟性を高めることが期待できる。また、WDM技術の適用により、伝送容量の飛躍的な拡大も期待できる。
本システムは、収容局内に設置するOLT及びユーザ宅に設置するONUに内蔵する送受信器に波長可変性を持たせ、時間軸と波長軸の有効活用を行うことで、システムの大容量化と柔軟性の両方を実現する。
これら、WDM/TDM−PONシステムを実現するには、高速波長切替、およびバースト動作が可能な波長可変バースト送信器が必要である。波長可変光源として、異なる発振波長のレーザを集積したレーザアレイ、レーザの発振波長を変化する分布ブラッグ反射型レーザ(DBR:Distributed Bragg Reflector Laser)、外部共振器型レーザ(ECL:External Cavity Laser)などを用いた、波長可変バースト送信器の検討がされている。
WDM/TDM−PONシステムによって、柔軟かつ効率的なアクセスネットワークを構築するには、伝送距離の長延化によるサービス提供エリアの拡大や、スプリッタやAWG(Arrayed Waveguide Grating)の分岐数拡大による収容効率の向上が必要不可欠である。
これら、伝送距離、および分岐数の拡大を実現するためには、システムのロスバジェットを改善する必要があり、中継光増幅器の適用、送信器の高出力化、および受信器の受信感度改善が有効である。中継光増幅器は、ロスバジェット拡大効果が大きい反面、屋外の伝送路中に装置を設置する必要があり、耐環境性、および信頼性が課題となっている。また、受信器の受信感度高感度化のためには、フォトダイオード自体の高感度化を実現しなくてはならず、デバイスレベルからの検討が必要となり、汎用品を用いて経済化を実現しているPONシステムの特徴を鑑みると、現実的な手法ではない。また、高感度化のために光増幅器をプリアンプとして用いる方法は、光増幅器が放出する自然放出光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)の影響を除去する狭帯域バンドパスフィルタが必要となるため、ONUの発振波長が温度や個体差などでばらつきの大きい、PONシステムに適用するのは困難である。
一方、送信器出力パワーの高出力化は、LDと光ファイバの結合効率を改善することで数dBの改善が可能である。また、光増幅器をブースターアンプとして送信器と組み合わせることで、10dBmを超える出力パワーを得ることができる。
また、送信器は、電解吸収型(EA:Electronic Absorption)変調器などを外部変調器として用いることで、システム伝送速度の高速化や、長距離伝送時における分散耐性の向上が可能であり、WDM/TDM−PONシステムに求められる、長延化、および多分岐化を実現することができる。
近年では、光増幅器として、将来の経済化、デバイスの小型化、光源との集積化が可能な観点から、半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)に注目が集まっており、PONシステムの広域・多分岐化の検討が盛んにされている。SOAは強い光信号を増幅した際に、パターン効果と呼ばれる波形歪みが発生するが、同期クランプ光を注入することでこのパターン効果を抑圧する方法が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
パターン効果を抑圧する送信器の構成を図1に示す。図1において、波長可変バースト送信部510は、信号波長切替信号によって送信する波長を切替え、バースト制御信号によってバースト区間を制御し、データ信号で光を変調してバースト信号光として出力する。ゲインクランプ光生成部520は、データ信号を反転した反転データ信号で、波長可変バースト送信部510の出力する光とは異なる波長の光を変調してゲインクランプ光として出力する。光合波部530は、バースト信号光とゲインクランプ光を合波し、光増幅部54は合波した2つの光を光増幅する。
このような光増幅部であれば、バースト信号光がOFF状態のとき、バースト信号光とは異なる波長のゲインクランプ光がON状態となり、ゲインクランプ光によって蓄積キャリアが消費されるため、光増幅部540でパターン効果を抑圧することができる。
しかし、光増幅部540は利得の波長依存性がある。その結果、波長可変バースト送信部510が時間的に波長を変化させて出力すると、光増幅部540の出力光に、パワーの変動や、パターン効果による波形劣化量の変動が生じるという課題がある。即ち、バースト信号光の波長によって、波長可変バースト送信器は出力光の波長によって出力の変動を生じてしまう。
そこで、本発明は、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器の実現を目的とする。
本発明は、信号波長切替信号によってバーストフレーム毎にバースト信号光の波長が決定され、データ信号によって変調され、バースト制御信号によってバースト信号フレーム毎にバースト信号光ONまたはOFFとされる波長可変バースト送信部と、
前記バースト信号光とは異なる波長で、前記データ信号とは論理反転した反転データ信号によって変調されたゲインクランプ光を出力するゲインクランプ光生成部と、
前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光の2つの光を合波して増幅する光合波増幅部と、
SOA制御信号をもとに、前記バースト信号光のレベルが一定になるように、前記光合波増幅部の利得を制御する光増幅部制御部と、
を備えることを特徴とする波長可変バースト送信器である。
本発明において、前記光合波増幅部は、
前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光を同方向に合波する光合波部と、
前記光合波部で合波された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光の2つの光を増幅する光増幅部と、を備え、
前記光増幅部制御部は、前記光増幅部の利得を制御することとしてもよい。
本発明において、前記光合波増幅部は、
合波された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光の2つの光を増幅する光増幅部と、
前記光増幅部から出力された前記バースト信号光を透過させ、前記ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光を前記バースト信号光と逆方向に合波する光合分波部と、を備え、
前記光増幅部制御部は、前記光増幅部の利得を制御することとしてもよい。
本発明は、信号波長切替信号によってバーストフレーム毎にバースト信号光の波長が決定され、データ信号によって変調され、バースト制御信号によってバースト信号フレーム毎にバースト信号光ONまたはOFFとされる波長可変バースト送信部と、
ゲインクランプ光波長切替信号によって前記バースト信号光とは異なる波長でゲインクランプ光の波長が決定され、前記データ信号とは論理反転した反転データ信号によって変調されたゲインクランプ光を出力する波長可変ゲインクランプ光生成部と、
前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光の2つの光を合波して増幅する光合波増幅部と、を備え、
前記波長可変ゲインクランプ光生成部は、バースト信号光の波長に基づくゲインクランプ光波長切替信号によって、バースト信号光のレベルが一定になるように、前記ゲインクランプ光の波長を決定することを特徴とする波長可変バースト送信器
である。
本発明において、前記光合波増幅部は、
前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光を同方向に合波する光合波部と、
前記光合波部で合波された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光の2つの光を増幅する光増幅部と、を備えること
としてもよい。
本発明において、前記光合波増幅部は、
合波された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光の2つの光を増幅する光増幅部と、
前記光増幅部から出力された前記バースト信号光を透過させ、前記波長可変ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光を前記バースト信号光と逆方向に合波する光合分波部と、を備えること
としてもよい。
本発明において、前記信号波長切替信号によって前記ゲインクランプ光を除去し、前記バースト信号光を透過させる波長を決定する波長可変制御部と、
前記波長可変制御部によって透過波長が前記バースト信号光の波長になるように制御され、前記ゲインクランプ光を除去する波長可変分波部と、
をさらに備えること
としてもよい。
本発明において、前記ゲインクランプ光の波長は、前記バースト信号光の波長として設定された波長帯の短波長側又は長波長側とすること
としてもよい。
本発明において、前記ゲインクランプ光の波長は、前記バースト信号光の波長として設定された波長帯の中で、前記バースト信号光の波長として使用していない波長とすること
としてもよい。
本発明において、発振波長の異なる複数のレーザダイオードを前記波長可変バースト送信部又は前記波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用すること
としてもよい。
本発明において、発振波長の異なる複数のレーザダイオードを前記波長可変バースト送信部及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用し、前記バースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードを前記ゲインクランプ光の生成に使用すること
としてもよい。
本発明において、発振波長の異なる複数のレーザダイオードを前記波長可変バースト送信部及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用し、前記バースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードを前記ゲインクランプ光の生成に使用するものであって、
前記データ信号及び前記反転データ信号を方路付けするスイッチと、
前記スイッチで前記データ信号及び前記反転データ信号の方路を決定するスイッチコントローラと、
方路付けされた前記データ信号又は前記反転データ信号で駆動する複数のドライバと、
前記ドライバで駆動される複数のレーザダイオードと、
前記複数のレーザダイオードからの出力を合波し、前記光合波部として動作する合波器と、を備えること
としてもよい。
本発明において、発振波長の異なる複数のレーザダイオードを前記波長可変バースト送信部及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用し、前記バースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードを前記ゲインクランプ光の生成に使用するものであって、
前記データ信号及び前記反転データ信号を方路付けするスイッチと、
前記スイッチで前記データ信号及び前記反転データ信号の方路を決定するスイッチコントローラと、
方路付けされた前記データ信号又は前記反転データ信号でそれぞれ駆動する複数のドライバと、
前記ドライバでそれぞれ駆動される複数のレーザダイオードと、
前記複数のレーザダイオードからの出力をそれぞれ2方向に分ける複数の光スイッチと、
前記複数の光スイッチからそれぞれ1方向に分けられた前記バーストデータ信号光を合波する合波器と、
前記合波器からの出力を増幅する前記光増幅部と、
前記複数の光スイッチからそれぞれ他方向に分けられたゲインクランプ光を前記バーストデータ信号光とは逆方向に前記光増幅部に入力し、前記光増幅部からの前記バーストデータ信号光を透過させる合分波器と、を備えること
としてもよい。
本発明は、バースト信号光と前記バースト信号光とは異なる波長のゲインクランプ光を合波して光増幅する際に、前記バースト信号光の波長情報を基に、前記バースト信号光のレベルが一定になるように、光増幅の利得を制御する波長可変バースト送信方法
である。
本発明は、バースト信号光と前記バースト信号光とは異なる波長のゲインクランプ光を合波して光増幅する際に、前記バースト信号光の波長情報を基に、前記バースト信号光のレベルが一定になるように、前記ゲインクランプ光の波長を制御する波長可変バースト送信方法
である。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
従来技術に基づく波長可変バースト送信器の一例を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の制御手法を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の制御手法を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の波長配置を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の波長配置を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の波長配置を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。 本発明に基づく波長可変バースト送信器の構成を示す図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
実施形態1の波長可変バースト送信器を図2で説明する。本発明の波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110、ゲインクランプ光生成部120、光合波部130、光増幅部140及び光増幅部制御部150を備える。光合波部130及び光増幅部140は光合波増幅部として機能する。
波長可変バースト送信部110は、信号波長切替信号によってバーストフレーム毎にバースト信号光の波長が決定され、データ信号によって直接変調、又は外部変調器で変調され、バースト制御信号によってバースト信号フレーム毎にバースト信号光ONまたはOFFとされる。波長可変バースト送信部110は、固定の発振波長を持つレーザを複数集積したレーザアレイ、レーザ自体の発信波長が変化するDBRレーザ、ECLなどから構成され、直接変調方式、または外部変調方式によってバースト信号光を生成する。
ゲインクランプ光生成部120は、データ信号とは論理反転した反転データ信号によってゲインクランプ光を直接変調または外部変調によって生成され、バースト信号光とは異なる波長でゲインクランプ光を出力する。
光合波部130は、波長可変バースト送信部110から出力されたバースト信号光及びゲインクランプ光生成部120から出力されたゲインクランプ光を合波する。
光増幅部140は、これら合波されたバースト信号光及びゲインクランプ光の2つの光信号を増幅する。光増幅部制御部150は、SOA制御信号をもとに、バースト信号光のレベルが一定になるように、光増幅部140の利得を制御する。
光合波部130でバースト信号光及びゲインクランプ光の2つの光が合波される時、バースト信号光とゲインクランプ光との入力タイミングが同期された状態の場合、バースト信号光が「1」レベルの時は、ゲインクランプ光は「0」レベル、逆に、バースト信号光が「0」レベルの時は、ゲインクランプ光は「1」レベルの状態を取ることとなる。2つの光が、この状態で光増幅器に入力されると、バースト信号光が「0」レベルの時に光増幅部に蓄積されたキャリアエネルギーはゲインクランプ光の「1」レベルで消費されるため、バースト信号光が「0」レベルから「1」レベルに遷移するときに発生する、キャリアの過渡応答による波形歪みを抑圧することができる。この原理によって、光増幅部140では高利得動作であっても波形歪みなくバースト信号光を増幅することが可能となる。
また、光増幅部制御部150が、SOA制御信号をもとにバースト信号光の波長に応じて光増幅部140の利得を制御することにより、光増幅部140の出力するバースト信号光の出力レベルを一定に制御することができる。
本発明における光増幅部140の出力を一定に制御する手法を図3に示す。ONUはOLT側から上りバースト信号光を出力する時間とその時間における波長を通知される。その通知された出力する時間と波長に応じて、ONU内の制御部(図2で不図示。)がバースト制御信号、信号波長切替信号、SOA制御信号を生成する。バースト制御信号は、従来のPONシステムで用いられている信号と同様に、電圧がHighレベルであれば波長可変バースト送信部110はバースト信号光の出力を停止し、Lowレベルであればバースト信号光を出力する。
本実施形態では4波長(λ1〜λ4)を出力可能な波長可変バースト送信部110として示す。この時、信号波長切替信号は、2ビットで送信した場合、λ1:(Low、Low)、λ2:(High、Low)、λ3:(Low、High)、λ4:(High、High)、と表現し、波長可変バースト送信部110へ入力される。ONU内の制御部は光増幅部140の利得と入力波長の関係表から、バースト信号光の波長が変化した時に、バースト信号光の出力が一定になるような光増幅部140の利得を達成するバイアス電流を算出し、光増幅部制御部150にSOA制御信号を送信する。光増幅部制御部150はSOA制御信号をもとに光増幅部140に最適なバイアス電流を流す。
これら一連の動作によって、波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110から出力されるバースト信号光が光増幅部140で波形歪み無しに増幅され、かつバースト信号光の出力レベルを一定に制御することが可能となる。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2の波長可変バースト送信器を図4で説明する。本発明の波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110、波長可変ゲインクランプ光生成部121、光合波部130及び光増幅部140を備える。光合波部130及び光増幅部140は光合波増幅部として機能する。
波長可変バースト送信部110は、信号波長切替信号によってバーストフレーム毎にバースト信号光の波長が決定され、データ信号によって直接変調、又は外部変調器で変調され、バースト制御信号によってバースト信号フレーム毎にバースト信号光ONまたはOFFとされる。波長可変バースト送信部110は、固定の発振波長を持つレーザを複数集積したレーザアレイ、レーザ自体の発信波長が変化するDBRレーザ、ECLなどから構成され、直接変調方式、または外部変調方式によってバースト信号光を生成する。
波長可変ゲインクランプ光生成部121は、ゲインクランプ光波長切替信号によってバースト信号光とは異なる波長でゲインクランプ光の波長が決定され、データ信号とは論理反転した反転データ信号によってゲインクランプ光を直接変調または外部変調によって生成され、ゲインクランプ光が出力される。
光合波部130は、波長可変バースト送信部110から出力されたバースト信号光及びゲインクランプ光生成部120から出力されたゲインクランプ光を合波する。
光増幅部140は、これら合波されたバースト信号光及びゲインクランプ光の2つの光信号を増幅する。
光合波部130でバースト信号光及びゲインクランプ光の2つの光が合波される時、バースト信号光とゲインクランプ光との入力タイミングが同期された状態の場合、バースト信号光が1レベルの時は、ゲインクランプ光は0レベル、逆に、バースト信号光が0レベルの時は、ゲインクランプ光は1レベルの状態を取ることとなる。2つの光が、この状態で光増幅器に入力されると、バースト信号光が0レベルの時に光増幅部に蓄積されるキャリアエネルギーはゲインクランプ光の1レベルで消費されるため、バースト信号光が0レベルから1レベルに遷移するときに発生する、キャリアの過渡応答による波形歪みを抑圧することができる。この原理によって、光増幅部140では波形歪みなくバースト信号光を増幅することが可能となる。
また、波長可変ゲインクランプ光生成部121は、バースト信号光の波長に応じて光増幅部140のバースト信号光の出力レベルが一定になるように、ゲインクランプ光波長切替信号によってゲインクランプ光の波長を制御する。光増幅部140は、ゲインクランプ光の波長によって、バースト信号光の利得が変化する。予め光増幅部140でのバースト信号光の利得とバースト信号光の波長及びゲインクランプ光の波長の関係が分かっていれば、バースト信号光の波長に応じて、ゲインクランプ光の波長を制御することによって、バースト信号光の出力レベルを一定にすることができる。
本発明における光増幅部140の出力を一定に制御する手法を図5に示す。ONUはOLT側から上りバースト信号光を出力する時間とその時間における波長を通知される。その通知された出力する時間と波長に応じて、ONU内の制御部(図2で不図示。)がバースト制御信号、信号波長切替信号、SOA制御信号を生成する。バースト制御信号は、従来のPONシステムで用いられている信号と同様に、電圧がHighレベルであれば波長可変バースト送信部110はバースト信号光の出力を停止し、Lowレベルであればバースト信号光を出力する。
本実施形態では4波長(λ1〜λ4)を出力可能な波長可変バースト送信器として示す。この時、波長切替信号は、2ビットで送信した場合、λ1:(Low、Low)、λ2:(High、Low)、λ3:(Low、High)、λ4:(High、High)、と表現し、波長可変バースト送信部110へ入力される。ONU内の制御部は光増幅部140でのバースト信号光の利得とゲインクランプ光の波長の関係表から、バースト信号光の波長が変化した時に、バースト信号光の出力が一定になるような利得を達成するゲインクランプ光の波長を算出し、波長可変ゲインクランプ光生成部121にクランプ光波長切替信号を出力する。
これら一連の動作によって、波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110から出力されるバースト信号光が光増幅部140で波形歪み無しに増幅され、かつバースト信号光の出力レベルを一定に制御することが可能となる。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
(実施形態3)
実施形態1及び実施形態2の混合として、図6に示す波長可変バースト送信器の構成でもよい。即ち、バースト信号光の波長及びゲインクランプ光の波長に応じて、光増幅部140でのバースト信号光の利得を制御する。光合波部130及び光増幅部140は光合波増幅部として機能する。
光増幅部140は、バースト信号光の波長及びゲインクランプ光の波長によって、バースト信号光の利得が変化する。予め光増幅部140でのバースト信号光の利得とバースト信号光の波長及びゲインクランプ光の波長の関係が分かっていれば、バースト信号光の波長に応じて、光増幅部140の利得及びゲインクランプ光の波長を制御することによって、バースト信号光の出力レベルを一定にする。
この動作によって、波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110から出力されるバースト信号光が光増幅部140で波形歪み無しに増幅され、かつバースト信号光の出力レベルを一定に制御することが可能となる。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態1〜3において、ゲインクランプ光の波長は、バースト信号光の波長と異なる波長に設置することで、波長可変バースト送信器又はこれと対向する波長可変バースト受信器に内蔵されたフィルタで除去することができる。
バースト信号光及びゲインクランプ光の波長配置の例を図7に示す。ゲインクランプ光の波長が、バースト信号光の波長として設定された波長帯の短波長側又は長波長側とする例である。波長数nの波長可変バースト送信部110において、バースト信号光の波長が波長λ1からλnまでの狭い波長範囲に設定されている場合、各波長の間にゲインクランプ光の波長を設置することは困難となる。このため、λ1の短波長側のGC−λか、λnの長波長側のGC+λにゲインクランプ光を設置することができる。
このような波長配置より、λ1からλnまでのバースト信号光の波長帯に影響を与えることなく、ゲインクランプ光を光増幅部に入力することが可能となる。
また、別の例を図8に示す。ゲインクランプ光の波長が、前バースト信号光の波長として設定された波長帯の中で、バースト信号光の波長として使用していない波長とする例である。波長数nの波長可変バースト送信部110において、バースト信号光の各波長が波長λ1からλnまで広い波長範囲に設定されており、各波長間に広い空きがある場合、各波長の間にゲインクランプ光の波長を設置することが可能となる。λ1からλnまでの各信号光の間に、GCλ1からGCλn−1までのゲインクランプ光を設置することができる。例えば、図8に示すように、バースト信号光の波長λ1とλ2の間や、波長λn−1とλnの間にゲインクランプ光の波長を設置することができる。
これにより、λ1からλnまでのバースト信号光の波長帯に影響を与えることなく、ゲインクランプ光を光増幅部に入力することが可能となる。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
(実施形態5)
実施形態5の波長可変バースト送信器を図9で説明する。本発明の波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110、波長可変ゲインクランプ光生成部121、光合波部130、光増幅部140波長可変制御部151及び波長可変分波部160を備える。光合波部130及び光増幅部140は光合波増幅部として機能する。
波長可変バースト送信部110は、信号波長切替信号によってバーストフレーム毎にバースト信号光の波長が決定され、データ信号によって直接変調、もしくは外部変調器で変調され、バースト制御信号によってバースト信号フレーム毎にバースト信号光ONまたはOFFとされる。波長可変バースト送信部110は、固定の発振波長を持つレーザを複数集積したレーザアレイ、レーザ自体の発信波長が変化するDBRレーザ、ECLなどから構成され、直接変調方式、または外部変調方式によってバースト信号光を生成する。
波長可変ゲインクランプ光生成部121は、ゲインクランプ光波長切替信号によってゲインクランプ光の波長が決定され、データ信号とは論理反転した反転データ信号によってゲインクランプ光を直接変調または外部変調によって生成され、バースト信号光とは異なる波長で波長可変にゲインクランプ光を出力する。
光合波部130は、波長可変バースト送信部110から出力されたバースト信号光及びゲインクランプ光生成部120から出力されたゲインクランプ光を合波する。
光増幅部140は、これら合波されたバースト信号光及びゲインクランプ光の2つの光信号を増幅する。
波長可変分波部160は、波長可変制御部151によって透過する波長が制御される。波長可変制御部151は、信号波長切替信号によってゲインクランプ光を除去し、バースト信号光を透過させる波長を決定する。光増幅部140からのバースト信号光及びゲインクランプ光が波長可変分波部160に入力されると、波長可変分波部160は、波長可変制御部151によって、透過波長がバースト信号光の波長になるように制御され、ゲインクランプ光を除去する。
波長可変ゲインクランプ光生成部121は、バースト信号光の波長に応じて光増幅部140のバースト信号光の出力レベルが一定になるように、ゲインクランプ光波長切替信号によってゲインクランプ光の波長を制御する。光増幅部140は、ゲインクランプ光の波長によって、バースト信号光の利得が変化する。予め光増幅部140でのバースト信号光の利得とゲインクランプ光の波長の関係が分かっていれば、バースト信号光の波長に応じて、ゲインクランプ光の波長を制御することによって、バースト信号光の出力レベルを一定にする。
出力レベルが一定となったバースト信号光は、波長可変分波部160でゲインクランプ光と分離され、バースト信号光だけが、波長可変バースト送信器から出力される。
この動作によって、波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110から出力されるバースト信号光が光増幅部140で波形歪み無しに増幅され、かつバースト信号光の出力レベルを一定に制御することが可能となる。
ゲインクランプ光と信号の波長配置の例を図10に示す。波長数nの波長可変バースト送信部110において、バースト信号光の波長が波長λ1からλnまでの波長範囲に設定されている場合、ゲインクランプ光の波長をバースト信号光の波長として使用していない波長に設定することができる。ゲインクランプ光は波長可変分波部160で除去されるため、λ1からλnまでの信号波長帯に影響を与えることはない。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
(実施形態6)
実施形態6の波長可変バースト送信器を図11で説明する。本発明の波長可変バースト送信器は、レーザアレイバースト送信部111、光増幅部140、波長可変制御部151及び波長可変分波部160を備える。
本実施形態のレーザアレイバースト送信部111は、固定の発振波長を持つレーザダイオードを複数集積したレーザアレイから構成され、直接変調方式によってバースト信号光を生成する。信号波長切替信号は、レーザアレイバースト送信部111のレーザを切り替えるのに用い、バースト信号フレームごとに発振波長を決定する。
バースト信号光は、データ信号によって変調されて生成される。ゲインクランプ光は、レーザアレイバースト送信部111の中でバースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードを用いて、バースト信号光の波長とは異なる波長で、波長可変に生成される。
レーザアレイバースト送信部111から出力されたバーストデータ信号光及びゲインクランプ光は光増幅部140に入力される。この際、バーストデータ信号光及びゲインクランプ光の2つの光はタイミング的に同期された状態で入力される。
この時、光増幅部140においてタイミング的に同期されたゲインクランプ光によって、光増幅部で発生するパターン効果による波形歪みが抑圧され、バースト信号光を波形歪みなく増幅することが可能となる。
波長可変分波部160は、波長可変制御部151によって透過する波長が制御される。光増幅部140からのバースト信号光及びゲインクランプ光が波長可変分波部160に入力されると、波長可変分波部160が信号波長切替信号により、透過波長をバースト信号光の波長になるように制御し、ゲインクランプ光を除去する。
この動作によって、波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110から出力されるバースト信号光が光増幅部140で波形歪み無しに増幅され、かつバースト信号光の出力レベルを一定に制御することが可能となる。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
(実施形態7)
バースト信号光及びゲインクランプ光を同時出力可能なレーザアレイバースト送信部の構成を図12示す。本構成では、一例として、4つのレーザを集積したレーザアレイバースト送信部の構成を示す。レーザアレイバースト送信部は、スイッチ201、スイッチコントローラ202、ドライバ203−1〜4、LD204−1〜4及び合波器205を備える。発振波長の異なる複数のレーザダイオードを波長可変バースト送信部又は波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用する。あるいは、発振波長の異なる複数のレーザダイオードを波長可変バースト送信部及び波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用し、バースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードをゲインクランプ光の生成に使用する。
データ信号及び論理反転した反転データ信号はスイッチ201に入力される。スイッチ201はスイッチコントローラ202によって制御されており、バースト信号光を生成するデータ信号は、該当するLDに接続されたドライバ203に入力される。この時、ゲインクランプ光を生成する反転データ信号は、スイッチ201により、バースト信号光を出力するLD204以外に接続されたドライバ203に入力される。図12では図示していないが、スイッチコントローラ202は、ドライバ203のバースト制御も行う。
LD204−1からバースト信号光が出力される場合は、LD204−2からLD204−4のうち1つから、ゲインクランプ光を出力させることが可能となる。これら、バースト信号光と、ゲインクランプ光は合波器205によって合波され、タイミング的に同期された状態でレーザアレイバースト送信部から出力される。
バースト信号光及びゲインクランプ光の2つの光は、これまでの実施形態で説明したように光増幅部140に入力され増幅される。光増幅部140にゲインクランプ光も入力することで、光増幅部140で発生するパターン効果を抑圧でき、バースト信号光の安定化が可能となる。
この動作によって、波長可変バースト送信器は、波長可変バースト送信部110から出力されるバースト信号光が光増幅部140で波形歪み無しに増幅され、かつバースト信号光の出力レベルを一定に制御することが可能となる。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
(実施形態8)
実施形態1、2、3、5、6及び7では、バースト信号光及びゲインクランプ光を同方向で光増幅部140に入力し、バースト信号光の出力レベルを一定に制御している。光増幅部140の増幅機能には双方向性があるため、バースト信号光とゲインクランプ光を逆方向で光増幅部140に入力しても、バースト信号光をパターン効果なく増幅しつつ、バースト信号光の出力レベルを一定に制御することができる。
実施形態1に対して、バースト信号光とゲインクランプ光を逆方向で光増幅部140に入力する例を図13に示す。実施形態2に対して、バースト信号光とゲインクランプ光を逆方向で光増幅部140に入力する例を図14に示す。図13、図14において、光合分波部170及び光増幅部140は光合波増幅部として機能する。図13、図14において、光増幅部からのバースト信号光は光合分波部170を透過し、ゲインクランプ光は光合分波部170からバースト信号光と逆方向から光増幅部140に入力される。
ゲインクランプ光をバースト信号光と逆方向に光増幅部140に入力しても、バースト信号光に対してパターン効果を抑制し、バースト信号光の出力レベルを一定に制御することができる。さらに、ゲインクランプ光をバースト信号光と逆方向に光増幅部140に入力することによって、光増幅部140の後段に波長可変分波部160を設ける必要がなくなる。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
(実施形態9)
実施形態8に記載の波長可変バースト送信器の具体的構成例を図15に示す。図15において、波長可変バースト送信器は、スイッチ201、スイッチコントローラ202、ドライバ203−1〜4、LD204−1〜4、光スイッチ206−1〜4、合波器207、光増幅部140及び合分波器208を備える。ここでは、選択できる波長を4波長としたが、これ以外の波長でもよい。
本実施形態の波長可変バースト送信器は、固定の発振波長を持つレーザダイオードを複数集積したレーザアレイから構成され、直接変調方式によってバースト信号光を生成する。信号波長切替信号あるいはゲインクランプ光波長切替信号は、レーザダイオード204−1〜4を駆動するドライバ203−1〜4を切り替えるのに用い、バースト信号フレームごとに発振波長を決定する。
バースト信号光は、データ信号によって変調されて生成される。ゲインクランプ光は、レーザアレイバースト送信部111の中でバースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードを用いて、バースト信号光の波長とは異なる波長で、波長可変に生成される。
光スイッチ206−1〜4は、レーザダイオード204−1〜4がバースト信号光を生成した場合は、合波器207を経由して光増幅部140に入力される。光スイッチ206−1〜4は、レーザダイオード204−1〜4がゲインクランプ光を生成した場合は、合分波器208を経由して光増幅部140に入力される。この際、バーストデータ信号光及びゲインクランプ光の2つの光はタイミング的に同期された状態で入力される。これにより、実施形態1等の構成で必要であった、波長可変分波部160が不要となる。
この動作によって、波長可変バースト送信器は、バースト信号光が光増幅部140で波形歪み無しに増幅され、かつバースト信号光の出力レベルを一定に制御することが可能となる。
以上、本発明により、波長変化に伴う出力の変動を抑圧できる波長可変バースト送信器を実現することが可能となる。
本発明は、光通信ネットワークを利用した情報通信産業に適用することができる。
110:波長可変バースト送信部
111:レーザアレイバースト送信部
120:ゲインクランプ光生成部
121:波長可変ゲインクランプ光生成部
130:光合波部
140:光増幅部
150:光増幅部制御部
151:波長可変制御部
160:波長可変分波部
170:光合分波部
201:スイッチ
202:スイッチコントローラ
203−1〜4:ドライバ
204−1〜4:LD1〜4
205:合波器
206−1〜4:光スイッチ
207:合波器
208:合分波器

Claims (15)

  1. 信号波長切替信号によってバーストフレーム毎にバースト信号光の波長が決定され、データ信号によって変調され、バースト制御信号によってバースト信号フレーム毎にバースト信号光ONまたはOFFとされる波長可変バースト送信部と、
    前記バースト信号光とは異なる波長で、前記データ信号とは論理反転した反転データ信号によって変調されたゲインクランプ光を出力するゲインクランプ光生成部と、
    前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光の2つの光を合波して増幅する光合波増幅部と、
    SOA制御信号をもとに、前記バースト信号光のレベルが一定になるように、前記光合波増幅部の利得を制御する光増幅部制御部と、
    を備えることを特徴とする波長可変バースト送信器。
  2. 前記光合波増幅部は、
    前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光を同方向に合波する光合波部と、
    前記光合波部で合波された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光の2つの光を増幅する光増幅部と、を備え、
    前記光増幅部制御部は、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする請求項1に記載の波長可変バースト送信器。
  3. 前記光合波増幅部は、
    合波された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光の2つの光を増幅する光増幅部と、
    前記光増幅部から出力された前記バースト信号光を透過させ、前記ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光を前記バースト信号光と逆方向に合波する光合分波部と、を備え、
    前記光増幅部制御部は、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする請求項1に記載の波長可変バースト送信器。
  4. 信号波長切替信号によってバーストフレーム毎にバースト信号光の波長が決定され、データ信号によって変調され、バースト制御信号によってバースト信号フレーム毎にバースト信号光ONまたはOFFとされる波長可変バースト送信部と、
    ゲインクランプ光波長切替信号によって前記バースト信号光とは異なる波長でゲインクランプ光の波長が決定され、前記データ信号とは論理反転した反転データ信号によって変調されたゲインクランプ光を出力する波長可変ゲインクランプ光生成部と、
    前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光の2つの光を合波して増幅する光合波増幅部と、を備え、
    前記波長可変ゲインクランプ光生成部は、バースト信号光の波長に基づくゲインクランプ光波長切替信号によって、バースト信号光のレベルが一定になるように、前記ゲインクランプ光の波長を決定することを特徴とする波長可変バースト送信器。
  5. 前記光合波増幅部は、
    前記波長可変バースト送信部から出力された前記バースト信号光及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光を同方向に合波する光合波部と、
    前記光合波部で合波された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光の2つの光を増幅する光増幅部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の波長可変バースト送信器。
  6. 前記光合波増幅部は、
    合波された前記バースト信号光及び前記ゲインクランプ光の2つの光を増幅する光増幅部と、
    前記光増幅部から出力された前記バースト信号光を透過させ、前記波長可変ゲインクランプ光生成部から出力された前記ゲインクランプ光を前記バースト信号光と逆方向に合波する光合分波部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の波長可変バースト送信器。
  7. 前記信号波長切替信号によって前記ゲインクランプ光を除去し、前記バースト信号光を透過させる波長を決定する波長可変制御部と、
    前記波長可変制御部によって透過波長が前記バースト信号光の波長になるように制御され、前記ゲインクランプ光を除去する波長可変分波部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2又は5のいずれかに記載の波長可変バースト送信器。
  8. 前記ゲインクランプ光の波長は、前記バースト信号光の波長として設定された波長帯の短波長側又は長波長側とすることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の波長可変バースト送信器。
  9. 前記ゲインクランプ光の波長は、前記バースト信号光の波長として設定された波長帯の中で、前記バースト信号光の波長として使用していない波長とすることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の波長可変バースト送信器。
  10. 発振波長の異なる複数のレーザダイオードを前記波長可変バースト送信部又は前記波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の波長可変バースト送信器。
  11. 発振波長の異なる複数のレーザダイオードを前記波長可変バースト送信部及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用し、前記バースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードを前記ゲインクランプ光の生成に使用することを特徴とする請求項4から9のいずれかに記載の波長可変バースト送信器。
  12. 発振波長の異なる複数のレーザダイオードを前記波長可変バースト送信部及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用し、前記バースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードを前記ゲインクランプ光の生成に使用するものであって、
    前記データ信号及び前記反転データ信号を方路付けするスイッチと、
    前記スイッチで前記データ信号及び前記反転データ信号の方路を決定するスイッチコントローラと、
    方路付けされた前記データ信号又は前記反転データ信号で駆動する複数のドライバと、
    前記ドライバで駆動される複数のレーザダイオードと、
    前記複数のレーザダイオードからの出力を合波し、前記光合波部として動作する合波器と、を備えることを特徴とする請求項5に記載の波長可変バースト送信器。
  13. 発振波長の異なる複数のレーザダイオードを前記波長可変バースト送信部及び前記波長可変ゲインクランプ光生成部の光源として利用し、前記バースト信号光の生成に使用されていないレーザダイオードを前記ゲインクランプ光の生成に使用するものであって、
    前記データ信号及び前記反転データ信号を方路付けするスイッチと、
    前記スイッチで前記データ信号及び前記反転データ信号の方路を決定するスイッチコントローラと、
    方路付けされた前記データ信号又は前記反転データ信号でそれぞれ駆動する複数のドライバと、
    前記ドライバでそれぞれ駆動される複数のレーザダイオードと、
    前記複数のレーザダイオードからの出力をそれぞれ2方向に分ける複数の光スイッチと、
    前記複数の光スイッチからそれぞれ1方向に分けられた前記バーストデータ信号光を合波する合波器と、
    前記合波器からの出力を増幅する前記光増幅部と、
    前記複数の光スイッチからそれぞれ他方向に分けられたゲインクランプ光を前記バーストデータ信号光とは逆方向に前記光増幅部に入力し、前記光増幅部からの前記バーストデータ信号光を透過させる合分波器と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の波長可変バースト送信器。
  14. バースト信号光と前記バースト信号光とは異なる波長のゲインクランプ光を合波して光増幅する際に、前記バースト信号光の波長情報を基に、前記バースト信号光のレベルが一定になるように、光増幅の利得を制御する波長可変バースト送信方法。
  15. バースト信号光と前記バースト信号光とは異なる波長のゲインクランプ光を合波して光増幅する際に、前記バースト信号光の波長情報を基に、前記バースト信号光のレベルが一定になるように、前記ゲインクランプ光の波長を制御する波長可変バースト送信方法。
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