JP2014154642A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環状凸部に貼着した保護テープに効率的にまた経済的に紫外線を照射すること。
【解決手段】紫外線照射装置2は筐体21と紫外線照射手段22と遮光板23とから構成されている。筐体21は上方が開口している。紫外線照射手段22は筐体21内にウエーハの環状凸部に対応したリング状に配設されている。紫外線照射手段22は複数の紫外線発光ダイオード24がウエーハの環状凸部の大きさと同等のリング形状に整列して形成されている。遮光板23はウエーハの環状凸部と同等の大きさのリング状の紫外線透過部25を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウエーハの裏面に貼着された紫外線を照射することによって硬化する粘着層を有する保護テープに紫外線を照射する紫外線照射装置に関する。
近年、電気機器の軽量化や小型化を達成するためにウエーハの厚さをより薄く、例えば50μm以下にすることが要求されている。
このように薄く形成されたウエーハは、反りが発生するため取り扱いが困難になり、搬送等において破損する恐れがある。そこで、ウエーハのデバイスが形成されたデバイス領域に対応する裏面のみを研削することで、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域に対応するウエーハの裏面に環状の凸部を形成して補強部とする研削方法が提案されている(特許文献1参照)。
そしてこのように裏面中央に凹部が形成されるとともに凹部を囲繞する環状凸部が形成されたウエーハをストリートに沿って切削して個々のデバイスへと分割する方法として、環状凸部を除去した後にウエーハの表面側から切削ブレードで切削する方法が提案されている(特許文献2参照)。上記分割方法は、最初にウエーハの裏面側に紫外線を照射することにより粘着力が低減する保護テープを貼着し、円形凹部と環状凸部との境界部分に分断溝を形成する。ついで、環状凸部に対応した円形開口を有するマスクを使用して紫外線を照射し、保護テープの環状凸部に対応する領域の粘着力を低減させてから環状凸部のみを剥離する。その後、ウエーハの表面側からストリートに沿って切削を行っている。
特開2007−173487号公報 特開2011−061137号公報
上記の紫外線照射装置においては、紫外線ランプを一面に並べて環状凸部に対応した開口を有するマスクを使用して環状凸部に貼着された保護テープに紫外線を照射するため、マスクされ保護テープの硬化に寄与しない紫外線ランプの面積が多く効率的でなく経済的でないという問題があった。
本発明は、上記問題にかんがみてされたもので、その目的は、環状凸部に貼着した保護テープに効率的に、また経済的に紫外線を照射することができる紫外線照射装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の紫外線照射装置は、裏面に形成された円形凹部と該円形凹部を囲繞する環状凸部とを有し該円形凹部と該環状凸部との境界部分に分断溝が形成されたウエーハと、ウエーハの裏面に貼着された紫外線を照射することによって硬化する粘着層を有する保護テープと、該保護テープの外周部分に装着された環状フレームと、から構成されるウエーハユニットから該環状凸部を剥離するために該環状凸部の下面に貼着された保護テープに紫外線を照射する紫外線照射装置であって、上方が開口した筐体と、該筐体内に該環状凸部に対応したリング状に配設された紫外線照射手段と、該筐体の該開口を覆い上面にウエーハを該保護テープ側を下にして支持する遮光板と、から構成され、該遮光板は、ウエーハの該環状凸部と同等の大きさのリング状の紫外線透過部を備えていることを特徴とする。
また、前記紫外線照射装置では、該紫外線照射手段は、複数の紫外線発光ダイオードが該環状凸部の大きさと同等のリング形状に整列して形成されていることが好ましい。
また、前記紫外線照射装置では、該紫外線照射手段は、紫外光領域の異なる波長の紫外線を照射する複数種類の紫外線発光ダイオードがそれぞれ複数個該環状凸部に対応してリング状に配列して形成されており、保護テープの粘着層の種類に応じて適した波長の紫外線発光ダイオードが点灯されることが好ましい。
そこで、本願発明の紫外線照射装置では、環状凸部に対応してリング形状に紫外線照射手段を配設し、更に環状凸部に対応してリング形状の紫外線透過部を遮光板に設けている。したがって、保護テープの粘着層のうちの環状凸部に貼着した部分以外の余分な箇所に紫外線を照射することがなく効率的である。
保護テープの粘着層の種類によって効果的に硬化する紫外線の波長が異なっており、保護テープの種類に応じて適した波長の紫外線を照射できるため紫外線照射時間が短縮でき生産性が向上できる。
また、理論上は短波長側のほうがエネルギーが大きいので早く硬化しそうだが、粘着層に厚みがある場合、吸収されて内部まで紫外線が届かず、粘着層の表面だけ硬化してしまって全体として上手くいかないこともあるが、複数波長を照射することで表面及び内部も短時間で硬化できる。
図1は、実施形態に係る紫外線照射装置を備えた環状凸部除去装置の構成例の概略を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す平面図である。 図4は、実施形態に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す断面図である。 図5は、実施形態の変形例1に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す平面図である。 図6は、実施形態の変形例2に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す平面図である。 図7は、実施形態の他の変形例に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す平面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係る紫外線照射装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る紫外線照射装置を備えた環状凸部除去装置の構成例の概略を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す分解斜視図である。図3は、実施形態に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す平面図である。図4は、実施形態に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す断面図である。
本実施形態に係る紫外線照射装置2は、図4に示すウエーハユニットWaからウエーハWの環状凸部Cを剥離するために、環状凸部Cの下面に貼着された保護テープTに紫外線Uを照射するものである。紫外線照射装置2により紫外線Uが照射されるウエーハユニットWaは、図4に示すように、ウエーハWと、保護テープTと、環状フレームFとから構成される。
ウエーハWは、図4に示すように、上面に形成された図示しないストリートによって格子状に区画された領域に図示しないデバイスが形成されたデバイス領域DRと、デバイス領域DRの裏面(下面)に形成された円形凹部Rと、該円形凹部Rを囲繞する環状凸部Cとを有している。円形凹部Rによりデバイス領域DRの厚さは、50μm以下に形成され、環状凸部Cの厚さは、デバイス領域DRの厚さよりも厚く、例えば700μmに形成されている。デバイス領域DRの上面と環状凸部Cの上面とは面一に形成されて、円形凹部Rと環状凸部Cの間に段差が形成されている。
保護テープTは、紫外線Uを透過する材料で構成されている。また、保護テープTは、ウエーハWの裏面(下面)に貼着された粘着層Aを有している。粘着層Aは、紫外線Uを照射することによって硬化するものである。粘着層Aは、円形凹部Rと環状凸部Cとに亘って、ウエーハWの下面に貼着される。環状フレームFは、保護テープTの外周部分に装着されている。
また、ウエーハWは、円形凹部Rと環状凸部Cとの境界部分に、図示しない切削ブレードやレーザー光線により分断溝Sが形成されている。分断溝Sは、ウエーハWの全周に亘って円形凹部Rと環状凸部Cとの境界部分を分断しているとともに、保護テープTを厚み方向の中央まで分断している。ウエーハユニットWaは、図1に示す環状凸部除去装置1により環状凸部Cのみが剥離・除去される。
図1に示された環状凸部除去装置1は、図示しないエレベータ機構によりZ軸方向に昇降可能な紫外線照射装置2と、紫外線照射装置2を収容するケース3上に載置される図示しないカセットと、カセットにウエーハユニットWaを出し入れする搬出入手段4と、搬出入手段4によりウエーハユニットWaが載置されるチャックテーブル5と、チャックテーブル5に載置されたウエーハユニットWaから環状凸部Cを剥離させる爪アセンブリ6とを備えている。
カセットは、環状凸部C剥離前後のウエーハユニットWaを複数収容する。搬出入手段4は、環状凸部C剥離前でかつ紫外線U照射前のウエーハユニットWaをカセットから取り出してケース3内に挿入し、環状凸部C剥離前でかつ紫外線U照射後のウエーハユニットWaをケース3から取り出してチャックテーブル5上に載置し、環状凸部C剥離後のウエーハユニットWaをカセットに挿入する。チャックテーブル5は、表面上に載置されたウエーハユニットWaのウエーハWの円形凹部Rを保護テープTを介して吸引保持する。また、チャックテーブル5の周りには、環状フレームFなどを固定するフレーム固定部7が複数設けられている。爪アセンブリ6は、Z軸移動手段8によりZ軸方向に移動可能に設けられ、かつ、Y軸移動手段9によりY軸方向に移動可能に設けられている。爪アセンブリ6は、Z軸移動手段8により降下して、環状凸部Cを挟持して、上昇することでウエーハユニットWaから環状凸部Cのみを剥離・除去する。
紫外線照射装置2は、環状凸部除去装置1に設置されるケース3内に収容されて、環状凸部C剥離前のウエーハユニットWaの保護テープTのうちの前述した環状凸部Cの下面に貼着された粘着層Aに紫外線Uを照射するものである。紫外線照射装置2を収容するケース3には、搬出入手段4などにより、環状凸部C剥離前でかつ紫外線U照射前のウエーハユニットWaが挿入されるとともに、環状凸部C剥離前でかつ紫外線U照射後のウエーハユニットWaが取り出される。
紫外線照射装置2は、図2に示すように、上方が開口した筐体21と、筐体21内に配設された紫外線照射手段22と、筐体21の開口を覆う遮光板23とから構成されている。筐体21は、上方が開口した扁平な箱状に形成されている。紫外線照射手段22は、環状凸部Cに対応したリング状に配設されている。紫外線照射手段22は、図3に示すように、複数の紫外線発光ダイオード24が環状凸部Cの大きさと同等のリング形状に整列されて形成されている。紫外線発光ダイオード24は、保護テープTの粘着層Aを硬化させる紫外線Uを照射する。
遮光板23は、平板状に形成されている。遮光板23は、上面にウエーハユニットWaのウエーハWを保護テープTを下側にして支持する。遮光板23は、ケース3内に収容されたウエーハユニットWaを支持する。遮光板23は、ウエーハユニットWaのウエーハWの環状凸部Cと同等の大きさのリング状の紫外線透過部25を備えている。紫外線透過部25は、紫外線照射手段22の複数の紫外線発光ダイオード24が照射した紫外線Uを透過する。また、遮光板23は、紫外線透過部25以外の部分では、紫外線照射手段22の複数の紫外線発光ダイオード24が照射した紫外線Uを透過しない。紫外線透過部25は、遮光板23に設けられて紫外線Uを透過する材料で構成されている。なお、本発明では、紫外線透過部25は、遮光板23を貫通した孔であっても良い。
紫外線照射装置2は、ケース3内に収容された環状凸部C剥離前のウエーハユニットWaのウエーハWを遮光板23が保護テープTを下側にして支持する。すると、紫外線透過部25は、環状凸部Cと同等の大きさに形成されているので、図4に示すように、保護テープTを介して環状凸部Cと対向する。そして、紫外線照射装置2は、紫外線照射手段22の複数の紫外線発光ダイオード24から紫外線Uを照射する。すると、紫外線照射手段22の複数の紫外線発光ダイオード24から照射された紫外線Uは、紫外線透過部25を通して、保護テープTの粘着層Aのうちの主に環状凸部Cの下面に貼着された部分に照射される。そして、紫外線Uが照射された保護テープTの粘着層Aのうちの主に環状凸部Cの下面に貼着された部分が硬化して、粘着力が弱くなる。次いで、紫外線照射装置2は、紫外線照射手段22の複数の紫外線発光ダイオード24からの紫外線Uの照射を所定時間行った後、紫外線Uの照射を停止する。
そして、環状凸部C剥離前のウエーハユニットWaは、搬出入手段4によりケース3内から取り出されてチャックテーブル5に吸引保持されて、爪アセンブリ6に環状凸部Cが挟持される。ウエーハユニットWaは、爪アセンブリ6がZ軸移動手段8により上昇されることで、保護テープTの粘着層Aのうちの主に環状凸部Cの下面に貼着された部分が硬化して粘着力が弱くなっているので、環状凸部Cのみが保護テープTから剥離される。保護テープTから剥離された環状凸部Cは、爪アセンブリ6がY軸移動手段9によりY軸方向に移動された後、環状凸部収容ケース10内に廃棄される。そして、環状凸部Cが剥離されたウエーハユニットWaは、搬出入手段4によりカセット内に挿入された後、図示しない切削ブレードやレーザー光線によりストリートに沿って切断されて、デバイスへと分割される。
以上のように、本実施形態に係る紫外線照射装置2によれば、環状凸部Cに対応してリング形状に紫外線照射手段22を配設し、更に環状凸部Cに対応してリング形状の紫外線透過部25を遮光板23に設けている。このために、紫外線照射手段22が照射した紫外線Uは、主に、保護テープTの粘着層Aのうちの主に環状凸部Cの下面に貼着された部分に照射され、他の部分に照射されることが抑制される。したがって、保護テープTの粘着層Aのうちの環状凸部Cの下面に貼着された部分以外の余分な箇所に紫外線Uを照射することを抑制でき、効率的に経済的に紫外線Uを照射することができる。
また、紫外線照射手段22の複数の紫外線発光ダイオード24が、環状凸部Cの大きさと同等のリング形状に整列されているので、保護テープTの粘着層Aのうちの環状凸部Cの下面に貼着された部分以外の余分な箇所に紫外線Uを照射することを確実に抑制することができる。
〔変形例1〕
本発明の実施形態の変形例1に係る紫外線照射装置を図面に基づいて説明する。図5は、実施形態の変形例1に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す平面図である。なお、図5において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
変形例1に係る紫外線照射装置2では、紫外線照射手段22は、図5に示すように、保護テープTの粘着層Aを硬化させる紫外線Uを照射する蛍光灯24aを複数備えて、環状凸部Cに対応したリング状に配設されている。紫外線照射手段22は、図5に示すように、複数の蛍光灯24aが環状凸部Cの大きさと同等のリング形状に等間隔に整列され、かつ、各蛍光灯24aが環状凸部Cの接線と平行に配置されている。さらに、互いに隣り合う蛍光灯24aの一部は、互いに重ねられている。
変形例1に係る紫外線照射装置2は、前述した実施形態の紫外線照射装置2と同様に、保護テープTの粘着層Aのうちの環状凸部Cの下面に貼着された部分以外の余分な箇所に紫外線Uを照射することを抑制でき、効率的に経済的に紫外線Uを照射することができる。
〔変形例2〕
本発明の実施形態の変形例2に係る紫外線照射装置を図面に基づいて説明する。図6は、実施形態の変形例2に係る紫外線照射装置の構成例の概略を示す平面図である。なお、図6において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
変形例2に係る紫外線照射装置2では、紫外線照射手段22は、図6に示すように、紫外光領域の異なる波長の紫外線Uを照射する複数種類の紫外線発光ダイオード24b,24cを備えて、環状凸部Cに対応したリング状に配設されている。紫外線照射手段22は、図6に示すように、複数種類の紫外線発光ダイオード24b,24cがそれぞれ環状凸部Cに対応してリング状に配設して形成されている。なお、図6に示された例では、紫外線発光ダイオード24b,24cが2種類設けられ、これら2種類の紫外線発光ダイオード24b,24cが1個毎交互に配列されている。なお、紫外線発光ダイオード24bが波長395nmの紫外線Uを照射し、紫外線発光ダイオード24cが波長365nmの紫外線Uを照射する。また、本発明では、紫外線発光ダイオード24b,24cが3種類以上設けられても良く、複数の種類の紫外線発光ダイオード24b,24cが複数個毎に交互に配列されてもよく、ランダムに配列されても良い。
また、変形例2に係る紫外線照射装置2では、複数種類の紫外線発光ダイオード24b,24cのうちの保護テープTの粘着層Aの種類に応じて適した波長即ち粘着層Aをより硬化させやすい波長の紫外線発光ダイオード24b,24cが点灯される。また、本発明では、複数種類の紫外線発光ダイオード24b,24cの全てを同時に点灯させてもよく、複数種類の紫外線発光ダイオード24b,24cのうちの一種類以上の紫外線発光ダイオード24b,24cが点灯されれば良い。
変形例2に係る紫外線照射装置2は、前述した実施形態の紫外線照射装置2と同様に、保護テープTの粘着層Aのうちの環状凸部Cの下面に貼着された部分以外の余分な箇所に紫外線Uを照射することを抑制でき、効率的に経済的に紫外線Uを照射することができる。
また、保護テープTの粘着層Aの種類によって効果的に硬化する紫外線Uの波長が異なっており、紫外線光領域の異なる波長の紫外線Uを照射する複数種類の紫外線発光ダイオード24b,24cを、紫外線照射手段22が備えている。このために、変形例2に係る紫外線照射装置2は、保護テープTの種類に応じて適した波長の紫外線Uを照射できるため紫外線照射時間が短縮でき生産性を向上できる。
また、理論上は短波長側のほうがエネルギーが大きいので早く硬化しそうだが、粘着層Aに厚みがある場合、吸収されて内部まで紫外線Uが届かず、粘着層Aの表面だけ硬化してしまって全体として上手くいかないこともある。しかしながら、変形例2に係る紫外線照射装置2は、複数種類の紫外線発光ダイオード24b,24cを同時に点灯させて、複数波長の紫外線Uを照射することができるので、粘着層Aの表面及び粘着層Aの内部も短時間で硬化できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、実施形態及び変形例2では、紫外線発光ダイオード24,24b,24cを環状凸部Cに対応させて周方向のみに配列しているが、本発明では、紫外線発光ダイオード24,24b,24cを周方向に加えて径方向にも二つ以上配列して、紫外線照射手段22を環状凸部Cに対応したリング状に配設されても良い。例えば、図7に示すように、異なる波長の紫外線Uを照射する複数種類の紫外線発光ダイオード24b,24c同士が径方向に並ぶように、紫外線発光ダイオード24b,24cをそれぞれリング状に配列しても良い。なお、図7において、実施形態及び変形例2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。また、変形例1では、紫外線照射手段22が、環状凸部Cに対応して同等の大きさのリング形状の蛍光灯を用いても良い。
2 紫外線照射装置
21 筐体
22 紫外線照射手段
23 遮光板
24,24b,24c 紫外線発光ダイオード
25 紫外線透過部
A 粘着層
C 環状凸部
F 環状フレーム
R 円形凹部
S 分断溝
T 保護テープ
U 紫外線
W ウエーハ
Wa ウエーハユニット

Claims (3)

  1. 裏面に形成された円形凹部と該円形凹部を囲繞する環状凸部とを有し該円形凹部と該環状凸部との境界部分に分断溝が形成されたウエーハと、ウエーハの裏面に貼着された紫外線を照射することによって硬化する粘着層を有する保護テープと、該保護テープの外周部分に装着された環状フレームと、から構成されるウエーハユニットから該環状凸部を剥離するために該環状凸部の下面に貼着された保護テープに紫外線を照射する紫外線照射装置であって、
    上方が開口した筐体と、該筐体内に該環状凸部に対応したリング状に配設された紫外線照射手段と、該筐体の該開口を覆い上面にウエーハを該保護テープ側を下にして支持する遮光板と、から構成され、
    該遮光板は、ウエーハの該環状凸部と同等の大きさのリング状の紫外線透過部を備えている、
    ことを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 該紫外線照射手段は、複数の紫外線発光ダイオードが該環状凸部の大きさと同等のリング形状に整列して形成されていること、を特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  3. 該紫外線照射手段は、紫外光領域の異なる波長の紫外線を照射する複数種類の紫外線発光ダイオードがそれぞれ複数個該環状凸部に対応してリング状に配列して形成されており、
    保護テープの粘着層の種類に応じて適した波長の紫外線発光ダイオードが点灯されること、を特徴とする請求項2記載の紫外線照射装置。
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