JP2014154228A - 燃料電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】膜電極接合体が損傷する可能性を低減できる技術を提供する。
【解決手段】製造方法は、(a)電極体を準備する工程と、(b)熱硬化性樹脂を含む充填部材を塗布する工程と、(c)充填部材の一部分であってシール部材と膜電極接合体とによって挟まれた第1充填部分と、充填部材の他の一部分であって隙間から第1のガス拡散層より記膜電極接合体の積層方向外側にはみ出した露出部分と、を形成する工程と、(d)充填部材のうち、第1充填部分を硬化させて、シール付き電極体を形成する工程と、(e)シール部材の面上と第1のガス拡散層の面上とに第1のセパレータを配置する際に、露出部分を硬化させる工程と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池の技術に関する。
燃料電池は、膜電極接合体とガス拡散層とを備える。燃料電池は、単セルが複数積層されて積層方向の両側から所定の荷重が加えられることで形成される。燃料電池では、燃料ガスと酸化ガスとの両極間のクロスリークを抑えるために、電解質膜の外周部に、ガスシール部材(ガスケット)が設けられている場合がある。このような燃料電池の一つとして、一方の電極上に配置したガス拡散層が、他方の電極層上に配置したガス拡散層および電解質膜よりも小さく形成された燃料電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。また特許文献1の技術では、ガスケットを設けることによって、燃料ガスおよび酸化ガスのクロスリークの抑制を図っている。
特開2007−066766号公報
ガスケットを、小さい方のガス拡散層の外周に接するように設ける場合には、例えばガス拡散層やガスケットの形成の精度等に起因して、小さい方のガス拡散層の外周とガスケットとの間に隙間が生じる場合があった。
このように、ガス拡散層の外周とガスケットとの間に隙間が存在すると、この隙間において、膜電極接合体が露出する。固体高分子形燃料電池では、例えば燃料電池が発電と停止を繰り返すことにより、膜電極接合体が湿潤状態と乾燥状態との間で状態変化を引き起こす。ここで、膜電極接合体のうち露出した部分(露出部分)には、燃料電池の両側から所定の荷重を加えた場合でも、十分な外力が加わらない。よって、膜電極接合体が湿潤状態になった場合に、露出部分が膨らむことで座屈変形が生じる。また、膜電極接合体が乾燥状態となった場合は、露出部分は収縮する。このように、膜電極接合体の形状変化が繰り返されることで、膜電極接合体が損傷する可能性があった。
ここで、上記隙間に樹脂を充填することで、湿潤状態における膜電極接合体の膨らみを抑制できる場合がある。しかしながら、隙間に樹脂を充填した場合でも膜電極接合体が損傷する場合がある。
膜電極接合体の損傷は、燃料ガスおよび酸化ガスのクロスリークを引き起こし得るため望ましくない。よって、膜電極接合体が湿潤状態と乾燥状態との間で状態変化しても、膜電極接合体の損傷を抑制する技術が望まれていた。また、燃料電池においては、部品点数を抑制することや、製造工程を簡素化することや、製造コストを低減すること等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池の製造方法が提供される。この製造方法は、(a)膜電極接合体と、前記膜電極接合体の両側に配置された第1と第2のガス拡散層と、を備える電極体であって、前記第1のガス拡散層は、前記第2のガス拡散層よりも面積が小さく、前記第1のガス拡散層の外周部は、前記膜電極接合体の外周部および前記第2のガス拡散層の外周部よりも内側に位置する、電極体を準備する工程と、(b)前記膜電極接合体の外周部のうち、前記第1のガス拡散層が配置された側の第1面上に、熱硬化性樹脂を含む充填部材を塗布する工程と、(c)シール部材を前記第1のガス拡散層に対して隙間をあけて配置すると共に、塗布した前記充填部材上に前記シール部材を配置することで、前記充填部材の一部分であって前記シール部材と前記膜電極接合体とによって挟まれた第1充填部分と、前記充填部材の他の一部分であって前記隙間から前記第1のガス拡散層よりも前記膜電極接合体の積層方向外側にはみ出した露出部分と、を形成する工程と、(d)前記第1充填部分を硬化させて、シール付き電極体を形成する工程と、(e)前記シール部材の面上と前記第1のガス拡散層の面上とに第1のセパレータを配置すると共に、前記露出部分を硬化させる工程と、を備える。この形態の製造方法によれば、第1のセパレータを、シール部材の面上と第1のガス拡散層の面上とに配置する際に、充填部材の露出部分を硬化させている。すなわち、第1のセパレータを配置する際に、露出部分が第1のセパレータとシール付き電極体との間を流動できるため、過剰な圧力が膜電極接合体に加わる可能性を低減でき、膜電極接合体が損傷する可能性を低減できる。また、充填部材の一部を隙間からはみ出させているため、膜電極接合体のうち隙間に対応する部分にも所定の荷重を加えることができる。これにより、膜電極接合体が座屈変形する可能性を低減でき、膜電極接合体が損傷する可能性を低減できる。
(2)上記形態の製造方法であって、前記工程(d)は、前記シール付き電極体のうち、前記第1充填部分が配置された部分を、一対の構造体で挟持して圧縮方向に力を加えつつ、前記第1充填部分を加熱して硬化させる工程を含み、前記圧縮方向に力を加える期間において、前記一対の構造体のうち、前記第1のガス拡散層側に配置した第1の構造体は、前記充填部材が硬化する温度より低い温度に維持され、前記一対の構造体のうち、前記第2のガス拡散層側に配置した第2の構造体は、前記充填部材が硬化する温度以上に維持されても良い。この形態の製造方法によれば、膜電極接合体を挟んで露出部分とは反対側から第1充填部分を加熱して硬化させることで、工程(d)において露出部分が硬化する可能性を低減できる。
(3)上記形態の製造方法であって、前記充填部材は、電気伝導体を含み、前記工程(d)は、前記第1充填部分を誘導加熱によって硬化させる工程を含んでも良い。この形態の製造方法によれば、誘導加熱によって直接に第1充填部分を加熱できるため、第1充填部分を硬化させる時間を短縮できる。
(4)上記形態の製造方法であって、前記シール部材は、前記第1充填部分と接する面を含む接触部分に電気伝導体を含み、前記工程(d)は、前記接触部分を誘導加熱することで前記第1充填部分を硬化させる工程を含んでも良い。この形態の製造方法によれば、接触部分を誘導加熱することで、容易に第1充填部分を熱硬化温度以上に昇温させて硬化させることができる。
(5)上記形態の製造方法であって、前記工程(b)において塗布する前記充填部材の量は、前記シール部材と前記電極体との間に形成された空間の容積の1.2倍以上2.0倍以下であっても良い。この形態の製造方法によれば、充填部材を第1のガス拡散層よりも外側に確実にはみ出させることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池の製造方法、燃料電池、燃料電池を搭載した車両等の形態で実現することができる。
第1の実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。 単セルの構成を説明するための図である。 第1と第2のガス拡散層の配置関係を模式的に示す平面図である。 燃料電池200の製造方法を説明するための図である。 第1の参考例の燃料電池の製造方法を説明するための図である。 第2の参考例の燃料電池の製造方法を説明するための図である。 燃料電池の製造方法を説明するための図である。 燃料電池の製造方法を説明するための図である。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.第1実施形態および参考例
B:第2実施形態:
C:第3実施形態:
D.変形例:
A.第1実施形態および参考例:
A−1:第1実施形態:
A−1−1:燃料電池の構成:
図1は、第1の実施形態における燃料電池システム5の概略構成を示す説明図である。燃料電池システム5は、燃料電池200と、水素タンク50と、エアコンプレッサ40と、制御部26と、を備える。水素タンク50は、燃料ガスとしての水素を貯蔵する。エアコンプレッサ40は、酸化ガスとしての圧縮空気を燃料電池200に供給する。制御部26は、燃料電池システム5全体の制御を行う。
燃料電池200は、固体高分子形燃料電池である。燃料電池200の構造は、複数の単セル10を積層したスタック構造である。燃料電池200は、複数の単セル10の他に、エンドプレート21と、絶縁板22と、集電板23と、を備える。積層方向(Z軸方向)の両側には、それぞれ集電板23、絶縁板22およびエンドプレート21が、単セル10側から外側に向かってこの順に配置されている。2枚のエンドプレート21の間は、テンションロッド24及びナット25により、所定の締結力(荷重)で締結されている。これにより、各単セル10には、所定の力が積層方向の両側から加えられる。ナット25の少なくとも一方には、ナット25を回転させて締結力を調製するための駆動部27が設けられている。
単セル10はそれぞれ、燃料ガス(水素)と酸化ガス(空気に含まれる酸素)との電気化学反応により発電を行う。水素タンク50に貯蔵された燃料ガスとしての水素は、減圧弁51によって減圧された後に水素ガス供給路53を流通する。流通する水素は、水素ガス供給路53に設けられた圧力調整弁52によって所定の圧力に調整されて、燃料電池200に供給される。燃料電池200に供給された水素を含有するガス(アノード供給ガス)は、燃料電池200の内部に形成されるアノードガス供給マニホールド(図示せず)を介して各単セル10に供給され、各単セル10における発電に利用される。各単セル10において利用されなかった水素を含有するガス(アノード排ガス)は、燃料電池200の内部に形成されるアノードガス排出マニホールド(図示せず)を介して集約される。そして、アノード排ガスは、アノード排ガス路54を介して燃料電池200の外部に排出される。なお、燃料電池システム5は、アノード排ガスを供給側に再循環させる構成を有しても良い。
エアコンプレッサ40によって加圧された空気は、酸化ガス供給路41を介して燃料電池200に供給される。燃料電池200に供給された酸素を含む空気(カソード供給ガス)は、カソードガス供給マニホールド(図示せず)を介して各単セル10に供給され、各単セル10における発電に利用される。各単セル10において利用されなかった空気(カソード排ガス)は、カソードガス排出マニホールド(図示せず)を介して集約され、カソード排ガス路48を介して燃料電池200の外部に排出される。
冷媒循環ポンプ46は、冷媒循環流路47を介して、燃料電池200に冷媒を供給する。燃料電池200で暖められた冷却媒体は、ラジエータ45で冷却され、再び燃料電池200に供給される。冷却媒体は、冷媒供給マニホールド(図示せず)を介して各単セル10に供給され、各単セル10を冷却する。各単セル10を通過した後の冷却媒体は、冷媒排出マニホールド(図示せず)を介して集約され、冷媒循環流路43を介してラジエータ45に流通する。冷却媒体としては、水や、水とエチレングリコールとの混合液などの不凍水を用いることができる。本実施形態では、冷却媒体として液体を用いているが、冷却媒体として空気を用いる構成であってもよい。
制御部26は、図示しないCPUやメモリ等を備えたコンピュータである。制御部26は、燃料電池システム5の各部に配された温度センサや圧力センサ、電圧計等からの信号を受信し、受信した信号に基づき燃料電池システム5全体の制御を行う。
図2は、単セル10の構成を説明するための図である。図3は、第1と第2のガス拡散層の配置関係を模式的に示す平面図である。図2では、単セル10の断面のうち、周縁部付近を示している。図2に示すように、単セル10は、電極体90と、電極体90の両面を挟むように配置された第1と第2のセパレータ62,64とを備える。また、単セル10は、充填部材120によって電極体90に貼り付けられたシール部材69を備える。電極体90と、充填部材120と、シール部材69は、シール付き電極体91を構成する。
電極体90は、膜電極接合体(MEA)80と、第1のガス拡散層66と、第2のガス拡散層68と、第1の撥水層70と、第2の撥水層72と、を備える。膜電極接合体80は、電解質膜84と、電解質膜84の両面に配置されたカソード82およびアノード86とを備える。電解質膜84は、固体高分子材料、例えばパーフルオロカーボンスルホン酸を備えるフッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜であり、湿潤状態において良好な電気伝導性を示す。カソード82とアノード86とはそれぞれ、触媒として、例えば白金、あるいは白金合金を備えている。より具体的には、カソード82とアノード86は、上記触媒を担持したカーボン粒子と、電解質膜20を構成する高分子電解質と同様の電解質と、を備えている。
第1のガス拡散層66と第2のガス拡散層68とは、膜電極接合体80を両側から挟むように配置されている。第1と第2のガス拡散層66,68は、ガス透過性を有する導電性部材によって形成される。導電性部材としては、例えば、カーボンペーパ、カーボンクロス、金属メッシュ、発泡金属がある。また、第1と第2のガス拡散層66,68は、いずれも、平坦な板状部材として形成されている。第1と第2のガス拡散層66,68を設けることによって、電極に対するガス供給効率を向上させると共に、第1と第2のセパレータ62,64と電極との間の集電性を高めることができる、また、第1と第2のガス拡散層66,68によって、電解質膜20を保護することができる。
第1の撥水層70は、膜電極接合体80と第1のガス拡散層66との間に配置されている。第2の撥水層72は、膜電極接合体80と第2のガス拡散層68との間に配置されている。第1と第2の撥水層70,72は、カーボン粒子と、フッ素樹脂などの撥水性物質とを備えている。このような第1と第2の撥水層70,72は、カーボン粒子と撥水性物質とを含有する混合液である撥水インクを、第1と第2のガス拡散層66,68を構成する導電性部材の表面に塗布し、乾燥・焼成を行なうことによって形成される。第1と第2の撥水層70,72が、膜電極接合体80と第1と第2のガス拡散層66,68との間に配置されることで、液水を弾いて膜電極接合体80側に押し戻す。液水を押し戻すことによって電解質膜20が水分不足となることを抑制できる。また、液水を弾くことによって、第1と第2のガス拡散層66,68が備える細孔が液水によって閉塞されることを抑制できる。
図3に示すように、本実施形態では、第1のガス拡散層66と第2のガス拡散層68とは、その大きさ(面積)が異なっている。本実施形態では、第1のガス拡散層66は第2のガス拡散層68よりも面積が小さい。また、膜電極接合体80の面内方向(平面方向)において、第1のガス拡散層66の外周部61は、膜電極接合体80の外周部83および第2のガス拡散層68の外周部63よりも内側(中央側)に位置する。
図2に示すように、第1と第2のセパレータ62,64は、シール付き電極体91を両側から挟むように配置されている。第1と第2のセパレータ62,64は、ガス不透過な導電性部材によって形成される。導電性部材としては、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボン等のカーボン製部材や、プレス成形したステンレス鋼などの金属製部材がある。第1と第2のセパレータ62,64のうち、触媒電極層(カソード82あるいはアノード86)と対向する面には、反応ガスが流れる流路溝V1,V2を形成する凹凸形状が形成されている。流路溝V1は、第1のガス拡散層66に対し、酸化ガスを流通させる酸化ガス流路を形成する。また、流路溝V2は、第2のガス拡散層68に対し、燃料ガスを流通させる燃料ガス流路を形成する。
シール部材69は、シート状であり、合成樹脂(例えば、ポリオレフィン)によって形成される。ポリオレフィンとしては、ポリプロピレンやポリエチレンを用いることができる。シール部材69の厚みは、第1と第2のガス拡散層66,68や第1と第2のセパレータ62,64の形状等によって適宜定めることができる。例えば、シール部材69の厚みは、100〜300μm程度である。シール部材69は、膜電極接合体80の外周部83のうち第1のガス拡散層66が配置された側の第1面89上に貼り付けられている。シール部材69の外形は、膜電極接合体80の外形と同じく矩形状である。また、シール部材69の中央は、第1のガス拡散層66と重ならないように空間が形成されている。また、シール部材69は、第1のガス拡散層66と隙間をあけて配置されている。シール部材69は、酸化ガス流路をシールしている。
充填部材120は、第1のガス拡散層66の外周部とシール部材69との間の隙間を塞ぐように、上記隙間で露出する膜電極接合体80上に設けられている。また、充填部材120は、シール部材69と膜電極接合体80との間に配置され、シール部材69を膜電極接合体80に取り付けるために用いられる。充填部材120は、ポリイソブチレン、エポキシ、ウレタンなどの熱硬化性樹脂を含む。
A−1−2.燃料電池の製造方法:
図4は、燃料電池200の製造方法を説明するための図である。まず、膜電極接合体80を準備する(ステップS10)。次に、膜電極接合体80に、第1の撥水層70が取り付けられた第1のガス拡散層66を取り付けると共に、第2の撥水層72が取り付けられた第2のガス拡散層68を取り付ける(ステップS12)。すなわち、ステップS12は、電極体90を準備する工程である。
次に、膜電極接合体80の外周部のうち、第1のガス拡散層66が配置された側の第1面89上に、液状の充填部材120を塗布する(ステップS14)。塗布する充填部材120の量は、シール部材69と電極体90との間に形成される空間Sの容積の1.2倍以上2.0倍以下が好ましい。充填部材120の量が空間Sの容積の1.2倍以上であることで、後述するステップS16において、充填部材120を確実に隙間Mから外側にはみ出させることができる。また、充填部材120の量が空間Sの容積の2.0倍以下であることで、後述するステップS16において、隙間Mから充填部材120が過度にはみ出す可能性を低減できる。過度に充填部材120が隙間Mからはみ出すと、酸化ガス流路が閉塞する不具合が生じ得る。
次に、シール部材69を第1のガス拡散層66に対して隙間Mをあけて配置すると共に、シール部材69を充填部材120上に配置する。これにより、充填部材120の一部分であってシール部材69と膜電極接合体80とによって挟まれた第1充填部分121と、充填部材120の他の一部分であって隙間Mから第1のガス拡散層66よりも膜電極接合体80の積層方向外側にはみ出した露出部分122と、を形成する(ステップS16)。例えば、膜電極接合体80の積層方向に沿って見たときに、シール部材69と塗布した充填部材120とが一部重なるようにして、シール部材69を充填部材120上に配置する。
次に、充填部材120のうち、シール部材69と膜電極接合体80とによって挟まれた第1充填部分121を硬化させて、シール部材69を膜電極接合体80に取り付ける(ステップS17)。これにより、シール付き電極体91が形成される。ステップS17において、充填部材120のうち第1のガス拡散層66よりも外側にはみ出した露出部分122は硬化させない。第1充填部分121の硬化は以下のように行う。すなわち、シール付き電極体91のうち第1充填部分121が配置された部分を一対の構造体141,142で挟持して圧縮方向に力(面圧)Fを加えつつ、第1充填部分121を加熱して硬化させる。各箇所において面圧が加わる時間は1秒以内、面圧は0.01MPa〜1MPaであることが好ましい。ここで、一対の構造体141,142のうち、第1のガス拡散層66側に配置した構造体を「第1の構造体141」と呼び、第2のガス拡散層68側に配置した構造体を「第2の構造体142」と呼ぶ。本実施形態では、第1と第2の構造体141,142に金属ロールを用いている。第1と第2の構造体141,142を搬送して、シール付き電極体91のうち第1充填部分121が位置する部分のみをプレスしている。なお、第1と第2の構造体141,142はロールに限らず、平板などの他の構造でも良い。プレスしている期間(圧縮方向に力を加える)において、第1の構造体141は、充填部材120が硬化する温度よりも低い温度に維持され、第2の構造体142は、充填部材120が硬化する温度以上に維持されている。例えば、充填部材120の硬化温度が80℃の場合、第2の構造体142は、80℃以上に維持される。また、第1と第2の構造体141,142は、膜電極接合体80が損傷しない程度の温度(例えば120℃)以下に維持されることが好ましい。膜電極接合体80が高温に晒されることで損傷する場合があるからである。また、第1の構造体141は、例えば20℃程度に維持される。本実施形態では、ステップS17において、第1充填部分121を含む点線で囲んだ部分を硬化させている。充填部材120aのうち、第1充填部分121以外の部分も第1充填部分121からの熱伝導によって一部が硬化する。ここで、ステップS17においては、露出部分122は硬化させていない。
次に、第1と第2のセパレータ62,64をシール付き電極体91の両側に取り付ける(ステップS18)。詳細には、第1と第2のセパレータ62,64のうちシール部材69と当接する部分に接着剤を塗布して、第1と第2のセパレータ62,64によってシール付き電極体91を積層方向に圧縮する方向に力を加える。これにより、第1と第2のセパレータ62,64と、シール部材69とが取り付けられる。また、少なくとも第1のセパレータ62を充填部材120が硬化する温度以上に加熱する。これにより、露出部分122を硬化させて充填部材120と第1のセパレータ62とを取り付ける。これにより、単セル10が製造される。単セル10を複数積層することで燃料電池200が製造される。なお、シール部材69に第1と第2のセパレータ62,64とを取り付けて配置する工程(配置工程)と、露出部分122を硬化させる工程(露出硬化工程)とは、配置工程よりも前に露出硬化工程が行われなければ任意の順で行って良い。すなわち、配置工程を行いつつ露出硬化工程を行っても良いし、配置工程を行った後に露出硬化工程を行っても良い。
A−1−3.第1の参考例:
図5は、第1の参考例の燃料電池200pの製造方法を説明するための図である。第1実施形態の製造方法と異なる点は、シール部材69を電極体90に取り付ける際に、充填部材120pの全てを硬化させて、その後に第1と第2のセパレータ(図示せず)をシール付き電極体91に取り付ける点である。すなわち、この参考例では、ステップS17(図4)において、充填部材120pを全て硬化させている。その他の構成については第1実施形態の燃料電池200と同一の構成である為、同一の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図5に示すように、シール部材69と第1のガス拡散層66との隙間Mが広く、充填部材120pが第1のガス拡散層66よりも外側にはみ出ない場合を考える。この場合、燃料電池200pとして単セル10pを組み付けたとしても、積層方向両側から加えた荷重が、膜電極接合体80のうち充填部材120pと重なる部分(対応MEA部分)には十分に加わらない場合がある。高分子電解質によって構成される電解質膜20は、燃料電池200pが発電と停止を繰り返したり、発電状態が変化したりするのに伴って、吸湿と乾燥とを繰り返す。電解質膜20は吸湿することで膨潤し、乾燥することで収縮する。ここで、燃料電池200pの場合は、対応MEA部分に十分な圧縮荷重が加わらないため、電解質膜20が膨潤することで、電解質膜20が座屈する場合がある。特に、隙間Mが設計値よりも広い場合、充填部材120pが設計値よりも薄くなり、対応MEA部分に十分な圧縮荷重が加わらない可能性が高くなる。
A−1−4.第2の参考例:
図6は、第2の参考例の燃料電池200rの製造方法を説明するための図である。第1実施形態の製造方法と異なる点は、シール部材69を電極体90に取り付ける際に、充填部材120rの全てを硬化させた後に、第1と第2のセパレータ(図示せず)をシール付き電極体91に取り付ける点である。すなわち、この参考例では、ステップS17において、充填部材120rを全て硬化させている。その他の構成については第1実施形態の燃料電池200と同一の構成である為、同一の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図6に示すように、充填部材120rが隙間Mから第1のガス拡散層66よりも外側にはみ出している場合、以下の不具合が生じる場合がある。すなわち、単セル10rを燃料電池200rとして組み付けた場合に、第1のセパレータ62からの力が充填部材120(特に第1のガス拡散層66よりも外側に突出した部分)に集中して加わることで、対応MEA部分に過剰な圧力が加わる。これにより、膜電極接合体80が損傷する場合がある。特に、隙間Mが設計値よりも狭い場合、充填部材120rが外側にはみ出る量が多くなり、対応MEA部分が損傷する可能性が高くなる。
上記の第1と第2の参考例に説明したように、シール部材69に電極体90を取り付ける際に、充填部材120p,120rを全て硬化させる場合、隙間Mの大きさのばらつきが原因で膜電極接合体80が損傷する場合がある。
A−1−5.効果:
一方で、上記実施形態では、充填部材120の第1充填部分121を硬化させることでシール部材69を膜電極接合体80に取り付けている(図4のステップS16)。これにより、シール付き電極体91を容易に次の工程に搬送できる。また、シール部材69に膜電極接合体80を取り付ける際には露出部分122を硬化させることなく、第1のセパレータ62をシール付き電極体91に取り付ける際に露出部分122を硬化させている(図4のステップS17)。すなわち、第1のセパレータ62をシール付き電極体91に配置する際に、露出部分122を硬化させる。これにより、露出部分122が第1のセパレータ62とシール付き電極体91との隙間で流動した後に硬化するため、対応MEA部分に過剰な圧力が加わる可能性を低減できる。よって、膜電極接合体80が損傷する可能性を低減できる。また、充填部材120を隙間Mからはみ出させているため、充填部材120が第1のガス拡散層66よりも外側に出ない程度に薄くなることがない。これにより、対応MEA部分にも設計した適切な圧力を加えることができる。よって、膜電極接合体80が座屈変形する可能性を低減でき、膜電極接合体80が損傷する可能性を低減できる。
また、上記実施形態では、ステップS17において、第1と第2の構造体141,142によってシール付き電極体91を積層方向について圧縮する方向に力を加えている。この時、第2のガス拡散層68側に配置した第2の構造体142は、熱硬化温度以上の温度に維持され、第1のガス拡散層66側に配置した第1の構造体141は、熱硬化温度よりも低い温度に維持されている。これにより、ステップS17において、露出部分122が硬化する可能性を低減できる。
B.第2実施形態:
図7は、燃料電池200aの製造方法を説明するための図である。第1実施形態と同一の工程について同一符号を付すと共に説明を省略する。また、第1実施形態と燃料電池200と同一の構成については、同一符号を付すと共に説明を省略する。ステップS10,S12の後に、膜電極接合体80の外周部のうち、第1のガス拡散層66が配置された側の第1面89上に、液状の充填部材120aを塗布する(ステップS14a)。充填部材120aは、熱硬化性樹脂と電気伝導体とを含む。電気伝導体としては、例えば、カーボン、スチール、タングステン、錫、アルミニウム、銅、真鍮などの金属を用いることができる。また、電気伝導体は強磁性体であることが好ましい。電気伝導体が強磁性体であることで、後述する誘導加熱の際に、ヒステリシス損によって短時間で所定温度まで充填部材120aを加熱できる。また、電気伝導体は膜電極接合体80に対しダメージを加えないように、数十μmの粉状や、微細な粉体であることが好ましい。
ステップS14aの後に、シール部材69を第1のガス拡散層66に対して隙間Mをあけて配置すると共に、シール部材69を充填部材120a上に配置することで、充填部材120aの一部を隙間Mから第1のガス拡散層66よりも外側にはみ出させる(ステップS16)。次に、電極体90のうち第1充填部分121aに対応する部分92(第1対応部分92)を高周波誘導加熱する(ステップS17a)。具体的には、第1対応部分92を交流電源につながれたコイル中に挿入して、コイルに交流電流を流す。これにより、第1充填部分121aを加熱して硬化させる。本実施形態では、ステップS17aにおいて、第1充填部分121aを含む点線で囲んだ部分を硬化させている。充填部材120aのうち、第1充填部分121a以外の部分も第1充填部分121aからの熱伝導によって一部が硬化する。ここで、ステップS17aにおいては、露出部分122aは硬化させていない。
次に、第1と第2のセパレータ62,64をシール付き電極体91の両側に取り付ける(ステップS18)。これにより、単セル10aが製造される。単セル10aを複数積層することで燃料電池200aが製造される。
上記第2実施形態では、第1実施形態と同一の構成および製造工程については同一の効果を奏する。例えば、膜電極接合体80が座屈変形する可能性を低減でき、膜電極接合体80が損傷する可能性を低減できる。加えて、第2実施形態では、誘導加熱によって直接に第1充填部分121aを加熱できるため、第1充填部分121aを硬化させる時間を短縮できる。これにより、燃料電池200aの製造時間を短縮できる。
C.第3実施形態:
図8は、燃料電池200bの製造方法を説明するための図である。第2実施形態と異なる点は、第1実施形態の充填部材120を用いた点と、シール部材69bの構成である。その他の製造工程および構成については第2実施形態と同一であるため、同一の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
ステップS10〜S14(図4参照)の後に、シール部材69bを第1のガス拡散層66に対して隙間Mをあけて配置すると共に、シール部材69bを充填部材120上に配置することで、充填部材120の一部を隙間Mから第1のガス拡散層66よりも外側にはみ出させる(ステップS16b)。シール部材69bは、主に、ポリオレフィン等の合成樹脂によって形成されている。また、シール部材69bのうち、第1充填部分121と接する面を含む接触部分610は電気伝導体を含む。
ステップS16bの後に、接触部分610を高周波誘導加熱することで電極体90のうち接触部分610を加熱することで、第1充填部分121aを昇温させて硬化させる。この際、露出部分122は硬化させない。次に、ステップS18(図7)を行う。
上記第3実施形態では、第1実施形態と同一の構成および製造工程については同一の効果を奏する。例えば、膜電極接合体80が座屈変形する可能性を低減でき、膜電極接合体80が損傷する可能性を低減できる。加えて、第3実施形態では、接触部分610を誘導加熱することで、容易に第1充填部分121を熱硬化温度以上に昇温させて硬化させることができる。
D.変形例:
D−1.第1変形例:
上記実施形態のうち、第2実施形態と第3実施形態を組み合わせて燃料電池を製造しても良い。すなわち、電気伝導体を含む充填部材120aを用いると共に、電気伝導体を含むシール部材69bを用いても良い。こうすることで、より短時間で第1充填部分121aを硬化温度まで昇温させて硬化させることができる。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
5…燃料電池システム
10,10a,10p,10r…単セル
20…電解質膜
21…エンドプレート
22…絶縁板
23…集電板
24…テンションロッド
25…ナット
26…制御部
27…駆動部
40…エアコンプレッサ
41…酸化ガス供給路
43…冷媒循環流路
45…ラジエータ
46…冷媒循環ポンプ
47…冷媒循環流路
48…カソード排ガス路
50…水素タンク
51…減圧弁
52…圧力調整弁
53…水素ガス供給路
54…アノード排ガス路
61…外周部
62…第1のセパレータ
62…第2のセパレータ
63…外周部
66…第1のガス拡散層
68…第2のガス拡散層
69,69b…シール部材
70…第1の撥水層
72…第2の撥水層
80…膜電極接合体
82…カソード
83…外周部
84…電解質膜
86…アノード
89…第1面
90…電極体
シール付き91…電極体
92…第1対応部分
120,120a,120p、120r…充填部材
121,121a…第1充填部分
122,122a…露出部分
141…第1の構造体
142…第2の構造体
200,200a,200b,200p,200r…燃料電池
610…接触部分
S…空間
M…隙間

Claims (5)

  1. 燃料電池の製造方法であって、
    (a)膜電極接合体と、前記膜電極接合体の両側に配置された第1と第2のガス拡散層と、を備える電極体であって、前記第1のガス拡散層は、前記第2のガス拡散層よりも面積が小さく、前記第1のガス拡散層の外周部は、前記膜電極接合体の外周部および前記第2のガス拡散層の外周部よりも内側に位置する、電極体を準備する工程と、
    (b)前記膜電極接合体の外周部のうち、前記第1のガス拡散層が配置された側の第1面上に、熱硬化性樹脂を含む充填部材を塗布する工程と、
    (c)シール部材を前記第1のガス拡散層に対して隙間をあけて配置すると共に、塗布した前記充填部材上に前記シール部材を配置することで、前記充填部材の一部分であって前記シール部材と前記膜電極接合体とによって挟まれた第1充填部分と、前記充填部材の他の一部分であって前記隙間から前記第1のガス拡散層よりも前記膜電極接合体の積層方向外側にはみ出した露出部分と、を形成する工程と、
    (d)前記第1充填部分を硬化させて、シール付き電極体を形成する工程と、
    (e)前記シール部材の面上と前記第1のガス拡散層の面上とに第1のセパレータを配置すると共に、前記露出部分を硬化させる工程と、を備える製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法であって、
    前記工程(d)は、
    前記シール付き電極体のうち、前記第1充填部分が配置された部分を、一対の構造体で挟持して圧縮方向に力を加えつつ、前記第1充填部分を加熱して硬化させる工程を含み、
    前記圧縮方向に力を加える期間において、
    前記一対の構造体のうち、前記第1のガス拡散層側に配置した第1の構造体は、前記充填部材が硬化する温度より低い温度に維持され、
    前記一対の構造体のうち、前記第2のガス拡散層側に配置した第2の構造体は、前記充填部材が硬化する温度以上に維持されている、製造方法。
  3. 請求項1に記載の製造方法であって、
    前記充填部材は、電気伝導体を含み、
    前記工程(d)は、
    前記第1充填部分を誘導加熱によって硬化させる工程を含む、製造方法。
  4. 請求項1又は請求項3に記載の製造方法であって、
    前記シール部材は、前記第1充填部分と接する面を含む接触部分に電気伝導体を含み、
    前記工程(d)は、
    前記接触部分を誘導加熱することで前記第1充填部分を硬化させる工程を含む、製造方法。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の製造方法であって、
    前記工程(b)において塗布する前記充填部材の量は、前記シール部材と前記電極体との間に形成された空間の容積の1.2倍以上2.0倍以下である、製造方法。
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