JP2014154191A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2014154191A JP2013024830A JP2013024830A JP2014154191A JP 2014154191 A JP2014154191 A JP 2014154191A JP 2013024830 A JP2013024830 A JP 2013024830A JP 2013024830 A JP2013024830 A JP 2013024830A JP 2014154191 A JP2014154191 A JP 2014154191A
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Yuko Utsunomiya
裕子 宇都宮
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Abstract

【課題】データの読み出しの信頼性向上を図った不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は複数のビット線とワード線と、複数のメモリセルを備えるメモリセルアレイと、ワード線を制御するワード線制御回路と、前記ビット線を介してメモリセルに書込み電圧を与えるカラムデコーダと、制御電圧生成回路とを備える。半導体記憶装置は、所定の閾値電圧まで書き込みが行われたメモリセルを、同一ワード線内で所定の数以上を有するワード線に電圧を印加し、消去電圧をウェルから印加する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
例えばNAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、記憶容量を大きくするため
の技術として、メモリセルの閾値電圧を細分化し、メモリセルが複数ビットデータ(多値
データ)を記憶可能とする多値記憶方式が用いられる。
特開2009−301607号公報
本発明が解決しようとする課題は、データの読み出しの信頼性向上を図った不揮発性半
導体記憶装置を提供することである。
実施形態の半導体記憶装置は複数のビット線とワード線、複数のメモリセルを備えるメ
モリセルアレイ、ワード線を制御するワード線制御回路、前記ビット線を介してメモリセ
ルに書込み電圧を与えるカラムデコーダ、制御電圧生成回路を備える。半導体記憶装置は
、所定の閾値電圧まで書き込みが行われたメモリセルを、同一ワード線内で所定の数以上
を有する前記ワード線に電圧を印加し、消去電圧をウェルから印加する。
実施形態1に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図。 実施形態1に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの一部を示す図。 実施形態1に係る半導体記憶装置のメモリセルの閾値電圧を示す図。 実施形態1に係るデータ消去時の半導体記憶装置の動作を示すフローチャート図。 実施形態1に係る半導体記憶装置の各ワード線のタイミング図。 実施形態1に係る半導体記憶装置のデータ消去時における電圧の印加回数と電圧のステップアップの関係を示した図。 実施形態1に係る半導体記憶装置の各ワード線のタイミング図。 実施形態2に係る半導体記憶装置の構成を示す図。 実施形態2に係る半導体記憶装置の動作を示すフローチャート図。 実施形態3に係る半導体記憶装置の動作を示すフローチャート図。
(実施形態1)
実施形態1について図面を参照しながら説明する。この説明に際し、全図にわたり、共
通する部分には共通する参照符号を付す。また、図面の寸法比率は、図示の比率に限定さ
れるものではない。
[構成]
図1は実施形態1に係る半導体記憶装置100の構成を示すブロック図である。本実施
形態に係る半導体記憶装置100は、メモリセルアレイ1、ワード線制御回路2、センス
アンプ3、データラッチ回路4、カウンタ回路5、カラムデコーダ6、データ入出力バッ
ファ7、入出力制御回路8、制御信号発生回路9、アドレスデコーダ10、制御電圧生成
回路11を有する。
1.メモリセルアレイ
図2は実施形態1に係る半導体記憶装置100のメモリセルアレイの一部を示す図であ
る。メモリセルアレイ1は、複数の不揮発性のメモリセルMTを含んだブロックBLK0
乃至BLKsを備える(sは自然数)。ブロックBLK0乃至BLKsの各々は、不揮発
性のメモリセルMTが直列接続された複数のNANDストリングを備えている。NAND
ストリングの各々は、例えば64個のメモリセルMTと、選択トランジスタST1、ST
2とを含んでいる。メモリセルMTは、2値以上のデータを保持可能とする。このメモリ
セルMTの構造は、p型半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲート(電
荷導電層)と、浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介して形成された制御ゲートとを含んだ
フローティング構造(FG)である。
メモリセルMTの制御ゲートはワード線WLに電気的に接続され、ドレインはビット線
BLに電気的に接続され、ソースはソース線SLに電気的に接続される。またメモリセル
MTは、ウェル上に形成されたnチャネルMOSトランジスタである。なお、メモリセル
MTの個数は64個に限られず、128個や256個、512個等であってもよく、その
数は限定されるものではない。
メモリセルMTは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有する。そして、選択ト
ランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置される。
直列接続されたメモリセルMTの一端は選択トランジスタST1を介してソース領域に接
続され、他端側は選択トランジスタST2を介してビット線BLに接続される。
同一ワード線WL内にあるメモリセルMTの制御ゲートはワード線WL0〜ワード線W
L63のいずれかに共通接続され、同一ワード線WL内にあるメモリセルMTの選択トラ
ンジスタST1、ST2のゲート電極は、それぞれセレクトゲート線SGD1、SGS1
に共通接続される。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜ワード線WL6
3を区別しない場合には、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ
1において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL
1〜BL(n+1)に共通接続される。以下、ビット線BL1〜BL(n+1)について
も、これらを区別しない場合には一括してビット線BLと呼ぶ(n:自然数)。
次に、メモリセルMTのデータ記憶状態について、図3を参照して説明する。図3は、
実施形態1に係る半導体記憶装置100のメモリセルMTの閾値電圧を示す図である。
本実施形態において、メモリセルMTは多値データ、例えば4値のデータ(2ビット/
セル)を記憶するものとする。メモリセルMTのデータは上位ページと下位ページとから
構成される。
まず下位ページの書き込みが行われる。全てのメモリセルMTは、消去閾値電圧(E)
を示し、データ“11”を記憶しているものとする。下位ページの書込みを行うと、メモ
リセルMTの閾値電圧(E) は、下位ページの値(“1”又は“0”)に応じて、2つ
の閾値電圧(E、LM)に分けられる。すなわち、下位ページの値が“1” の場合には
、消去閾値電圧(E)が維持される。一方、下位ページの値が“0”の場合には、メモリ
セルMTの閾値電圧は、所定量だけ上昇させて、閾値電圧(LM)とされる。
上位ページの書込みは、外部から入力される書込みデータと、メモリセルMTに既に書
き込まれている下位ページに基づいて行われる。
その結果、データ“11”(消去閾値電圧(E))のメモリセルMTは、データ“11
”をそのまま維持し、データ“10”(閾値電圧(B))のメモリセルMTは、データ“
10” をそのまま維持し、閾値電圧(B)を形成する。一方、上位ページデータの値が
“0”の場合には、メモリセルMTの閾値電圧を所定量だけ上昇させる。その結果、デー
タ“11”(閾値電圧(E))のメモリセルMTは、閾値電圧(A)のデータ“01”に
変化し、データ“10”(閾値電圧(B))のメモリセルMTは、閾値電圧(C) のデ
ータ“00”に変化する。
2.ワード線制御回路
図2に示すワード線制御回路2はロウデコーダとして、メモリセルアレイ1のワード線
WLに接続され、各ワード線WL及びソース側のセレクトゲートSGSの選択及び駆動を
行う。
3.センスアンプ
センスアンプ3は、ページサイズのデータを保持可能である。センスアンプ3は、ロー
ド動作のとき、例えばロード対象のメモリセルMTに接続された1ページ分のビット線B
Lに流れるセル電流を検知・増幅してデータをセンスし、このセンスしたデータをデータ
入出力バッファ7又はデータラッチ回路4に転送する。プログラム動作のとき、センスア
ンプ3は、1ページのデータ(ECCパリティも含む)をデータ入出力バッファ7から受
け取り、各ビットのデータに応じてビット線BLに所望の電圧を転送する。
4.データラッチ回路
データラッチ回路4はセンスアンプ3及びカウンタ回路5と接続される。メモリセルア
レイ1からセンスアンプ3を介して送信されたデータを保存する。
5.カウンタ回路
カウンタ回路5はデータラッチ回路4及び制御信号発生回路9と接続させる。カウンタ
回路5はデータラッチ回路4に保存されたデータを読み込み、電圧閾値等の条件を満たし
たメモリセルMTの数を読み込む。カウンタ回路5により処理されたデータは制御信号発
生回路9に送信される。
6.カラムデコーダ
カラムデコーダ6はアドレスデコーダ10から送信されたアドレスをデコードし、カラ
ム選択信号をセンスアンプ3に送信する。
また、制御電圧生成回路11から生成された各種電圧をデコードし、各ビット線BLに
電圧を印加する。
7.制御信号発生回路
制御信号発生回路9は、データに基づいて、各ワード線WLを選択し、制御電圧生成回
路11及びカラムデコーダ6に制御信号を送信する。受信した各回路は信号に基づいて動
作する。
8.入出力制御回路
入出力制御回路8は、外部から送信される各種コマンド、アドレス信号、及び書き込み
データを受信する。データ書き込み時において、書き込みデータは、入出力制御回路8か
らデータ入出力バッファ7を介してセンスアンプ3に送信される。データの読み出し時に
おいて、センスアンプ3に読み出されたデータは、データ入出力バッファ7を介して、入
出力制御回路8に送信される。
入出力制御回路8を介してデータ入出力バッファ7に送信されたアドレス信号は、アド
レスデコーダ10に送信される。アドレスデコーダ10によりデコードされた信号は、ワ
ード線制御回路2、及びカラムデコーダ6に送信される。
また、入出力制御回路8からデータ入出力バッファ7に送信されたコマンドは、制御信
号発生回路9に送信される。制御信号発生回路9には、外部からチップイネーブル信号/
CE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/RE、アドレスラッチ
イネーブル信号ALE、コマンドラッチイネーブル信号CLE等の外部制御信号が送信さ
れる。制御信号発生回路9は、動作モードに応じて送信される外部制御信号及びコマンド
に基づいて、データの書き込み動作及び消去動作のシーケンスを制御する制御信号、及び
データの読み出しを制御する制御信号を発生する。この制御信号は、制御電圧生成回路1
1及びアドレスデコーダ10に送信される。
9.制御電圧生成回路
制御電圧生成回路11は、制御信号発生回路9から送信される各種制御信号に応じて、
読み出し電圧、書き込み電圧、ベリファイ電圧、消去電圧をメモリセルアレイ1やセンス
アンプ3、カラムデコーダ6の各種動作時に必要な電圧を生成する。
10.アドレスデコーダ
アドレスデコーダ10御信号発生回路9からアドレス信号をデコードし、ワード線制御
回路2及びカラムデコーダ6にアドレス信号を送信する。
11.データ入出力バッファ
データ入出力バッファ7はカウンタ回路5で送信されたデータを保存する。保存された
データはそれぞれ、制御信号発生回路9、アドレスデコーダ10に転送される。ドレス信
号は、アドレスデコーダ10に送信される。
(消去動作)
図4は、実施形態1に係るデータ消去時の半導体記憶装置100の動作を示すフローチ
ャート図である。図5は実施形態1に係る半導体記憶装置100の各ワード線WLのタイ
ミング図である。図6は実施形態1に係る半導体記憶装置のデータ消去時における電圧の
印加回数と電圧のステップアップの関係を示した図である。
図4に示すように、データ消去時において、まず選択したブロックBLKのうち、各ワ
ード線WLにおける閾値電圧分布の読み込み動作を行う。制御信号発生回路9は選択した
ブロックBLK内の各メモリセルMTの閾値電圧のデータを、センスアンプ3を介してデ
ータラッチ回路4に送信する(a1)。
データは例えば、各メモリセルMTについて閾値電圧が閾値電圧(C)よりも高いもの
は“1”、それよりも低いものは“0”としたものである。この時、センスアンプ3から
送信されたデータはページごとに送信される。
次にデータラッチ回路4に保存されたデータはカウンタ回路5に転送される。カウンタ
回路5はデータの読み込みを行い、“1”又は“0”の数を数える(a1)。その後、カ
ウンタ回路5はデータを、データ入出力バッファ7を介して制御信号発生回路9に送信す
る。
制御信号発生回路9は、転送されたデータに基づいてどのワード線WLが低い閾値電圧
(例えばE、A、B)を有するメモリセルMTを例えば過半数以上有するか判断する(a
3)。
次に、制御信号発生回路9は、制御信号を制御電圧生成回路11及びワード線制御回路
2に送信する。制御信号に基づいて、制御電圧生成回路11はVCG電圧を生成及び、消
去電圧を生成する。ワード線制御回路2は制御信号に基づいて、VCG電圧を制御し、選
択したワード線WLに電圧を印加する(a4、t1)。
図5に示すように、例えば、ワード線WL0〜ワード線WL63のうち選択したワード
線WL0、ワード線WL1、ワード線WL61等のワード線WLにVCG電圧を印加する
(a4、t1)。なお、消去動作時において図7に示すように、ワード線WLの閾値電圧
分布に応じてそれぞれのワード線WLに異なるVCG電圧を印加することも可能である。
例えば、低い閾値電圧分布(例えばE、A、B)のワード線WLにはVCG1の電圧が印
加され、それ以外のワード線WLにはVCG1の電圧よりも低いVCG2の電圧が印加さ
れる。
次に消去電圧を印加する。制御電圧生成回路11は選択した選択したブロックBLKご
とのウェルに電圧Vera(20Vなど)を印加して電荷を引き抜く(a5、t2)。こ
の時、選択したワード線WLについては、通常のワード線WLに印加するVCG電圧より
も高いVCG電圧(例えば1Vなど)を印加している(a5、t2)。その後、図5に示
すように、消去電圧を除去した(t3)後、ワード線WLに印加した電圧を除去する(t
4)。
以上のように、本実施形態において低い閾値電圧を有するメモリセルMTの数に応じて
消去動作を行う。
次に、半導体記憶装置100は、消去ベリファイを行いデータの消去が完了したかを確
かめる(a6)。制御信号発生回路9は制御信号をメモリセルアレイ1に送信し、センス
アンプ3を介してデータ入出力バッファ7に送信されたデータを読みこむ。所望の消去電
圧分布が得られた場合はそこで終了し(a6、Pass)、所望の消去電圧分布が得られ
なかった場合は、電圧Veraに電圧dVera分電圧を高くして(Vera+dVer
a等)(a6、Fail)、再び消去電圧を印加し(a7)、所望の消去電圧分布が得ら
れるまで、又は許容される最大のLOOP数に達するまでこの動作を繰り返す。
図6に示すように、データ消去時において最初に電圧Veraを印加し、印加されたメ
モリセルMTが消去電圧まで達していないと判断された場合は、さらにdVeraだけ足
して、同一のセルに対して消去電圧を印加する。電圧dVeraは一定時間ごとに整数倍
だけ増加する。電圧印加の回数を重ねるごとにより大きな消去電圧を印加することによっ
て、消去電圧分布が得られやすくなる。
消去電圧印加時において高いVCG電圧を印加する期間は、LOOP数等に基づいて制
御してもよい。LOOP数とは、消去電圧を印加し、消去ベリファイを行った後、再度消
去電圧を印加する回数のことである。
消去時に、低い閾値電圧のメモリセルMTを例えば過半数以上有するワード線WLと比
較してVCG電圧を高めに与える期間を限定しLOOP数などで制御する。例えば最初の
2LOOPはそのようにする。ただし、3LOOP目からは、消去電圧分布(E)や低い
閾値電圧分布(例えばA)を有するワード線WLも、1Vよりも高い閾値電圧分布(例え
ばC)を有するワード線WLも同じ印加電圧(例えば0V)にしてもよい。
また、ワード線WLにVCG電圧を印加する期間は、消去ベリファイなどの結果を参考
に決めてもよい。例えば、消去ベリファイ後、さらに消去ベリファイより高い閾値電圧の
位置でベリファイを行い、その結果に基づいて各ワード線WLにVCG電圧を印加する。
低い閾値電圧のメモリセルMTを多く持つワード線WLにVCG電圧を高めに与える期間
をこのベリファイ結果によって区切った後、閾値電圧分布が低いワード線WLとそれ以外
の分布(例えばC)である状態のメモリセルMTが多いワード線WLに印加する電圧は同じ
電圧(例えば0V)であってもよい。
ブロックBLK内のワード線に接続されるメモリセルMTが一括選択されて消去される
場合を検討する。低い閾値電圧を有するメモリセルMTが所望の消去電圧分布の位置まで
消去された時、他の高い閾値電圧を有するメモリセルMTが所望の消去電圧に達するまで
、消去電圧を受ける。このため、高い閾値電圧を有するメモリセルMTが所望の消去電圧
になった時に、もともと低い閾値電圧を有するメモリセルMTは所望の消去電圧の位置よ
りさらに低めの分布になり、ブロックBLK全体として閾値電圧分布が広がってしまう。
これはデータ読み出しの信頼性低下の原因となる。
本実施形態において、ワード線WLの閾値電圧分布に応じて、VCG電圧を印加しなが
ら消去動作を行う。本実施形態の半導体記憶装置100は高い閾値電圧分布(例えばC)
を有するワード線WLが所望の消去電圧になった時、もともと低い閾値電圧分布(例えば
E、A、B)のワード線WLがさらに下がりすぎることを防ぐ。一括して消去動作を行う
場合と比較する場合、半導体記憶装置100は各ワード線WLの閾値電圧分布に応じた消
去動作を行うことで、所望の閾値電圧分布を得ることができる。再度閾値電圧分布の制御
が容易になる。また、本実施形態の半導体記憶装置100は再度の書き込み時の消費電力
を抑制することも可能である。
さらに本消去動作により、各ワード線WL間の閾値電圧分布の高低差を小さくするので
、メモリセルアレイ1全体として狭い閾値電圧分布が得られやすくなる。これにより閾値
電圧分布の判定が容易になり、データの読み出しの信頼性を向上させることができる。
(実施形態2)
実施形態2では、メモリセルアレイ1内にフラグ領域13を設けておき、それぞれのワ
ード線WLの低い閾値電圧を有するメモリセルMTの数のデータを記憶させておき、その
データに基づいて消去動作を行う。ここで、低い閾値電圧とは例えば(E)及び(A)の
閾値電圧であることをいう。実施形態1とは、メモリセルアレイ1がフラグ領域13を有
する点で異なる。
図8は実施形態2に係る半導体記憶装置100の構成を示す図である。図9は実施形態
2に係る半導体記憶装置100の動作を示すフローチャート図である。
例えば図8に示すように、実施形態2における半導体記憶装置100はメモリセルアレ
イ1内に低い閾値電圧(例えばE、A)を有するメモリセルMTを有するWLかを有する
WLであるかを、記憶させるフラグ領域13を有する。フラグ領域13は各ページの端に
設けられる。それぞれのワード線WLで高い閾値電圧を有するメモリセルMTの数は書き
込みデータによって決めることができ、データ書き込みと同時にフラグ領域13にデータ
の書き込みが行われる。本実施形態において記憶領域14を設けて、ワード線WLの書き
込み情報を記憶させても良い。なお、低い閾値電圧は閾値電圧(E)又は(E、A、B)
であっても良い。
書込み後、図9に示すように消去動作時に、図8のフラグ領域13のデータ読み込みを
行い、センスアンプ3を介して入出力バッファ7に送信させる(b1)。次に、制御信号
発生回路9はフラグ領域13のデータに基づいて、制御信号を制御電圧生成回路11及び
ワード線制御回路2に送信して、低い閾値電圧分布を多く有するワード線WLにVCG電
圧を印加する(b2)。その後、実施形態1と同様の方法で消去電圧を印加する(b3)
。以降の動作(b4、b5)については実施形態1と同様である。
本実施形態においてワード線WLに電圧を印加する際、フラグ領域のデータに基づいて
消去動作を行う。実施形態1と比較した場合、メモリセルアレイからデータを読み出して
カウンタ回路5により所定の条件を満たすメモリセルMTの数を数える必要がない。メモ
リセルMTの数を数えない分、実施形態1の場合よりも消去動作に時間を要しない。
本実施形態2においても、フラグ領域13のデータに基づいて消去動作を行うことによ
り、メモリセルアレイ1全体の閾値電圧分布の幅を狭くすることができ、実施形態1と同
様な効果を得ることができる。
(変形例1)
本実施形態の半導体記憶装置100は記憶領域14を有する。記憶領域14は、所定の
ページの領域を占有し、各ワード線WLの書き込み時に要した電圧印加回数に関するデー
タを記憶する。ここで、消去時においてフラグ領域13のデータを読み込んで行う場合と
比較する。フラグ領域13のデータは各ページに有しているため、各ワード線WLを読み
込む必要がある、一方、記憶領域14の場合、指定したページ内を読み込むことで、全て
のページの書き込み回数のデータを読み込むことができる。これにより、読み込む領域が
少ない分、消去動作に要する時間をさらに短くすることができる。
(実施形態3)
実施形態3では、書き込み動作時に、上位ページまで書き込みが行われたかどうかを記
憶する固有のフラグ領域15(LMフラグ領域、第2のフラグ領域)を用いて消去動作を
行う。LMフラグ領域15のデータにより、ワード線WLの閾値電圧分布が(B)又は(
C)まで書き込みが行われているかを判断することができる。
図10は実施形態3に係る半導体記憶装置100の動作を示すフローチャート図である
。実施形態3に係る半導体記憶装置100の構成及び消去電圧印加時の半導体記憶装置1
00を示す図は実施形態2と同様である。
図10に示すように、まずLMフラグ領域15のデータを、センスアンプ3を介してデ
ータ入出力バッファ7に送信する(c1)。その後、制御信号発生回路9は送信されたデ
ータに基づいて、低い閾値電圧を有するメモリセルMTを有するワード線WLにVCG電
圧を印加する(c2)。この場合、低い閾値電圧を有するメモリセルMTは、LMフラグ
が立っていないメモリセルMTであり、閾値電圧(E)又は(A)を有するメモリセルM
Tである。その後(c3〜c5)、実施形態2と同様な方法で消去動作を行う。
本実施形態において消去動作後のメモリセルアレイ1全体において狭い閾値電圧分布を
得ることができ、実施形態1及び2と同等な効果を得ることができる。
また、本実施形態において、半導体記憶装置100はLMフラグ領域15のデータに基
づいて消去動作を行う。読み出しに要する時間は実施形態2と比較して同等の速さである
が、LMフラグ領域15は通常書き込みと同時に記憶されるものであり、新たに記憶領域
13を必要としない点で実施形態2と異なる。このため、実施形態2と比較して、より少
ない記憶領域で消去動作を行うことができる。用いられなかった記憶領域13は、メモリ
セルMTの閾値電圧分布のデータ以外のデータに用いることができる。
(実施形態4)
実施形態4のメモリセルアレイ1は記憶領域14を有し、書き込み時に各メモリセルM
Tに要した電圧印加回数に関するデータをフラグ領域13に記憶する。例えば、各ワード
線WLで、書き込み時の電圧印加回数を所定の回数以上要したメモリセルMTを、例えば
全体の過半数以上有する場合、フラグ領域13に記憶させておく。
消去動作時において、フラグ領域13にデータに基づいて、電圧印加回数が所定の回数
よりも少ないメモリセルMTを多く有するワード線WLを選択する。その後、消去電圧を
印加すると同時に、選択したワード線WLについてビット線BLから電圧を印加する。以
降の動作について、実施形態2及び3と同様な手法で動作を行う。
本実施形態において、実施形態2の変形例1と同様にして記憶領域14を用いてもよい。
本実施形態において、各ワード線WLで書き込み時に要した電圧印加回数のデータをフ
ラグ領域13に書き込んでおき、消去動作時はフラグ領域13のデータに基づいて行う。
メモリセルMTは同じ電圧で印加しても書き込みに要する回数はそれぞれ異なる。この場
合、書き込み時に電圧印加回数を多く要したメモリセルMTは消去電圧を印加する際にお
いても、他のメモリセルMTよりも回数を多く要する。
本実施形態において書き込み時の電圧印加回数に基づいて消去動作を行うことで、メモ
リセルアレイ全体の閾値電圧分布の幅を狭くすることができる。また、フラグ領域13を
読み込んで消去動作を行っており、第2及び第3実施形態と同様な速さで消去動作を行う
ことが可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したもの
であり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらしんきな実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨を含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる
1 メモリセルアレイ
2 ワード線制御回路
3 センスアンプ
4 データラッチ回路
5 カウンタ回路
6 カラムデコーダ
7 データ入出力バッファ
8 入出力制御回路
9 制御信号発生回路
10 アドレスデコーダ
11 制御電圧生成回路
13 フラグ領域
14 記憶領域
15 LMフラグ領域
100半導体記憶装置
MT メモリセル

Claims (5)

  1. 複数のビット線とワード線と、複数のメモリセルを備えるメモリセルアレイと、
    ワード線を制御するワード線制御回路と、
    前記ビット線を介してメモリセルに書込み電圧を与えるカラムデコーダと、
    制御電圧生成回路と、
    を備え、
    所定の閾値電圧まで書き込みが行われたメモリセルを、同一前記ワード線内で所定の数
    以上有する前記ビット線から所定の電圧を印加し、消去電圧をウェルから印加する半導体
    記憶装置。
  2. 前記メモリセルアレイは、ある閾値電圧分布まで書き込みが行われたメモリセルを所定
    の閾値電圧分布まで書き込みが行われた前記ワード線についてデータを記憶するフラグ領
    域を有し、フラグ領域のデータに基づいて消去動作を行う請求項1に記載の半導体記憶装
    置。
  3. 前記メモリセルアレイは第2のフラグ領域を有し、前記メモリセルは4値のデータを記
    憶し、前記第2フラグ領域のデータに基づいて消去動作を行う請求項1に記載の半導体記
    憶装置。
  4. 前記メモリセルアレイは、書き込み時に要した電圧印加回数を有する前記メモリセルが
    所定の数以上有するワード線について記憶するフラグ領域を有し、フラグ領域のデータに
    応じて消去動作を行う請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 選択する前記ワード線は所定の閾値電圧分布まで書き込みが行われた前記メモリセルを
    同一前記ワード線内で過半数を有する請求項1に記載の半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104492785A (zh) * 2014-11-24 2015-04-08 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 一种物理销毁系统

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