JP2014153755A - マルチプロセッサ組込み機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各プロセッサにプログラムを割り当てるときの参照にするため、バスマスター10、20、30とバススレーブ100、200、300の組み合わせ毎に、バスマスターからバススレーブへのアクセス要求回数、バスマスターからのアクセス要求発行からバススレーブでの要求受付まで、バスマスターからのアクセス要求でバススレーブ処理を開始するまで、バスマスターから発行されたアクセス要求から、バススレーブでのアクセス要求に対する応答までの各レイテンシを計測する。
【選択図】図1
Description
従来は、単一プロセッサで逐次的にプログラムの処理を行っていたが、複数のプロセッサで並列に複数のプログラムを実行することで、バススレーブへのアクセスが集中し、レイテンシ(アクセスの応答時間)が単一プロセッサ時に比べ、増加しており、このことにより、処理時間が増大している。特に、リアルタイム性を要求される組込み機器においては、処理時間の増大を最小限にとどめることが求められている。
しかし、この方法では、他のプロセッサの振る舞いを考慮した割当になっておらず、バススレーブへのアクセス集中による処理時間増大を最小限にとどめることが容易ではなかった。
本発明は、マルチプロセッサの各プロセッサにプログラムを割り当てる際に、バススレーブへのアクセス集中による処理時間増大を最小限にとどめるプログラムの割り当てを行うために、各プロセッサとバススレーブの組み合わせ毎に、各プロセッサのバススレーブへのアクセスのレイテンシを要素単位に正確に求めるものである。
プロセッサを含み、バスに対してマスターとなり、アクセス要求を発行する複数のバスマスターと、
前記複数のバスマスターから複数のアクセス要求を受付け、保持するアクセス要求バッファを有し、前記バスマスターからのアクセス要求に従い動作する複数のバススレーブとを備え、前記複数のバスマスターと前記複数のバススレーブがバスで相互に接続され、複数のプログラムが複数のバスマスターのプロセッサに個別に割り当てられ、並列に動作するマルチプロセッサ組込み機器において、
前記バスマスターと前記バススレーブの組み合わせ毎に、
前記バスマスターからのアクセス要求回数を計測するアクセス要求回数計測機構と、
前記バスマスターからのアクセス要求発行から前記バススレーブでの要求受付までの累計時間を計測するアクセス要求受付待ち時間計測機構と、
前記バスマスターからのアクセス要求が、このアクセス要求よりも前に発行された他バスマスターからの先行アクセス要求を処理するために、前記アクセス要求が前記バススレーブのアクセス要求バッファに留まっている累計時間を計測するアクセス要求バッファ待ち時間計測機構と、
前記バスマスターから発行されたアクセス要求から、前記アクセス要求に対する応答までの累計時間を計測するアクセス要求処理時間計測機構を各バススレーブに備える。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の構成要素を示す構成図である。この図において、10はバスマスター(以下本明細書および図面には単にマスターと記す)0となって、バススレーブ(以下本明細書および図面には単にスレーブと記す)0にアクセス要求を発行するプロセッサ0、11はプロセッサ0(10)からのアクセス要求を示すアクセス要求信号M0、12はアクセス要求信号M0(11)に対する受付を示すアクセス受付信号M0、13はアクセス要求信号M0(11)に対する応答を示すアクセス応答信号M0、20はマスター1となって、スレーブにアクセス要求を発行するプロセッサ1、21はプロセッサ1(20)からのアクセス要求を示すアクセス要求信号M1、22はアクセス要求信号M1(21)に対する受付を示すアクセス受付信号M1、23はアクセス要求信号M1(21)に対する応答を示すアクセス応答信号M1、30はマスター2となって、スレーブにアクセス要求を発行するプロセッサ2、31はプロセッサ2(30)からのアクセス要求を示すアクセス要求信号M2、32はアクセス要求信号M2(31)に対する受付を示すアクセス受付信号M2、33はアクセス要求信号M2(31)に対する応答を示すアクセス応答信号M2である。
201はスレーブ1(200)へのアクセス要求を示すアクセス要求信号S1、202はアクセス要求信号S1(201)に対するスレーブ1(200)からの受付を示すアクセス受付信号S1、203はアクセス要求信号S1(201)に対するスレーブ1(200)からの応答を示すアクセス応答信号S1である。
301はスレーブ2(300)へのアクセス要求を示すアクセス要求信号S2、302はアクセス要求信号S2に対するスレーブ2(300)からの受付を示すアクセス受付信号S2、303はアクセス要求信号S2に対するスレーブ2(300)からの応答を示すアクセス応答信号S2である。
411はプログラム起動時、ないし終了時に、プログラムの識別を示すプログラムIDと、プログラムIDを実行する、ないし実行したマスターのIDを記録するID記録機構、412はマスター0(10)〜マスター2(30)での実行プログラムが切り替わった時に、ID記録機構(411)の値を取り込み、保持するID保持機構である。
図3に示すようにマスターから相互接続バス(40)に向けてアクセス要求信号が出力されてから、スレーブよりアクセス受付信号が出力されるまでが、アクセス要求待ち時間、アクセス受付信号が出力されてから、アクセス要求バッファからの出力信号が出力されるまでが、アクセス要求バッファ待ち時間、アクセス要求信号が出力されてから、アクセス応答信号が出力されるまでが、アクセス要求処理時間と定義する。
図4に単一のバスマスターM0(10)から、複数のスレーブ0(100)〜2(300)にアクセスを行うプログラムでの処理時間の内訳を示す。単純化すると、マスターであるプロセッサの内部処理時間と各スレーブへのアクセス要求処理時間の和で近似できる。
通知を受けたスレーブ(100,200,300)は、それぞれが保有するアクセス履歴保持機構のうち、マスターIDに対応するアクセス履歴保持機構(110)で、アクセス要求回数計測機構(111)の値を取り込み、アクセス要求回数保持機構(115)に保持する。
同様に、マスターIDに対応するアクセス履歴保持機構(110)で、アクセス要求待ち時間計測機構(112)の値を取り込み、アクセス要求待ち時間保持機構(116)に保持、アクセス要求バッファ待ち時間計測機構(113)の値を取り込み、アクセス要求バッファ待ち時間保持機構(117)に保持、アクセス要求処理時間計測機構(114)の値を取り込み、アクセス要求処理時間保持機構(118)に保持する。
図5に示すように、マスター0(10)にプログラムBが、マスター1(20)にプログラムMが、マスター2(30)にプログラムYが、システムプログラムによって割り付けられる。同様に、新たに割り付けたプログラムのIDをシステム監視機構(400)に備えられたID記録機構(411)に書き込む。さらに、プログラムIDとマスターIDを対にして、ID保持機構(412)に記録する。
各マスター(プロセッサ)では、実行していたプログラムが終了したため、次に実行すべきプログラムの割付を行い、マスター0(10)にプログラムCが、マスター1(20)にプログラムNが、マスター2(30)にプログラムZが、システムプログラムによって割り付けられる。同様に、新たに割り付けたプログラムのIDをシステム監視機構(400)に備えられたID記録機構(411)に書き込む。
さらに、プログラムIDとマスターIDを対にして、ID保持機構(412)に記録する。
本実施の形態では、プログラム実行終了時の値(時刻)とプログラム実行開始時の値(時刻)の差分をとるようにしたが、書き込み要求信号(410)を使い、全スレーブにマスターIDの通知を行うと、該当するマスターIDの各種計測機構の値をクリアしてもかまわない。このようにすると各種計測機構の値が実行全プログラムの累積時間となる。この両者は計算方法に違いがあるのみで、累積時間そのものの違いはない。
図8において、S100で、各プログラムにおけるスレーブ毎のアクセス要求処理時間に占めるアクセス要求受付待ち時間の比率1を求める。S110で、各プログラムにおけるスレーブ毎の平均アクセス要求受付待ち時間2を求める。S120で、各プログラムにおけるスレーブ毎のアクセス要求処理時間に占めるアクセス要求バッファ受付待ち時間の比率3を求める。S130で、各プログラムにおけるスレーブ毎の平均アクセス要求バッファ受付待ち時間4を求める。
S140で、変数Nを1に初期化する。S150で、各マスター(プロセッサ)で実行したN番目のプログラムがあるか、どうかの判定を行う。N=1の場合では、マスター0(10)でプログラムA、マスター1(20)でプログラムL、マスター2(30)でプログラムXを実行しているので、判定結果はYESとなる。S150でNOとなった場合は、評価すべきプログラムがないこととなるので、プログラム割付の変更処理を終了する。
プログラムLのスレーブ0では、比率1= 0%、時間2=0.0m秒、比率3=38%、時間4=1.3m秒、プログラムLのスレーブ1では、比率1=38%、時間2=2.0m秒、比率3=25%、時間4=1.3m秒、プログラムLのスレーブ2では、比率1= 0%、時間2=0.0m秒、比率3= 0%、時間4=0.0m秒、
プログラムXのスレーブ0では、比率1= 0%、時間2=0.0m秒、比率3= 0%、時間4=0.0m秒、プログラムXのスレーブ1では、比率1=30%、時間2=1.2m秒、比率3=20%、時間4=0.8m秒、プログラムXのスレーブ2では、比率1= 0%、時間2=0.0m秒、比率3= 0%、時間4=0.0m秒となる。
スレーブ毎のアクセス要求処理時間に占めるアクセス要求受付待ち時間比率の規定値1を40%、スレーブ毎の平均アクセス要求受付待ち時間の規定値2を2.0m秒、スレーブ毎のアクセス要求処理時間に占めるアクセス要求バッファ受付待ち時間比率の規定値3を30%、スレーブ毎の平均アクセス要求バッファ受付待ち時間の規定値4を1.3m秒と規定する。この規定値は、システムにより値が変わる。
図9の例では、プログラムL、Xでは、比率1<規定値1となっているが、プログラムAのスレーブ1で、比率1が42%となっており、YESとなり、S200に進む。
図10により、置き換え対象(追い出す方)プログラムの特定方法を説明する。
図10のS210で、スレーブに対するアクセス要求待ち時間がもっとも多いプログラムを追い出し対象とし、選択する。S220で、S210の処理で選択したプログラムが1つかどうか判定をする。1つのみであれば、YESとなり、終了する。複数あれば、NOとなり、S230に進む。S230で、S210で選択したプログラムのうち、アクセス要求待ち時間比率1がもっとも大きいプログラムを追い出し対象とする。
図7、図9の例では、
S210で、アクセス要求待ち時間がもっとも多いプログラムとして、プログラムLとプログラムXが12m秒となり、これらプログラムが追い出し対象となる。S220では、S210で選択されたプログラムが複数あるため、NOとなる。S230で、アクセス要求待ち時間比率1がもっとも大きいプログラムとして、プログラムLが追い出し対象となる。S240で、選択されたプログラムが1つであるため、YESとなり、処理を終了する。
図11のS310で、実行順の依存性のないプログラムから、追い出し対象となったプログラムのアクセス要求待ち時間比率1や、平均アクセス要求待ち時間2が多いスレーブへのアクセス要求回数が最も少ないプログラムを割り付け対象とする。S320で、S310で選択したプログラムが1つかどうか判定をする。1つのみであれば、YESとなり、処理を終了する。複数あれば、NOとなり、S330に進む。S330で、S310で選択したプログラムのうち、アクセス要求待ち時間が最小のプログラムを割り付け対象とする。S340で、S330で選択したプログラムが1つかどうか判定をする。1つのみであれば、YESとなり、処理を終了する。複数あれば、NOとなり、S350に進む。
図8のS500で、S160で選択された全てのプログラムの全てのスレーブに対して、上記の比率3が規定値3以上かどうかの判定を行う。比率3のいずれかが規定値3以上であれば、YESとなり、S600に進む。比率3の全てが、規定値未満であれば、NOとなり、S510に進む。S510で、S500により選択された全てのプログラムの全てのスレーブに対して、上記の時間4が規定値4以上かどうかの判定を行う。時間4のいずれかが規定値4以上であれば、YESとなり、S600に進む。時間4の全てが、規定値4未満であれば、S800に進む。
追い出すプログラムの特定方法を、図12のフロー図に示す。
図12のS610で、スレーブに対するアクセス要求バッファ待ち時間がもっとも多いプログラムを追い出し対象とする。S620で、S610により選択したプログラムが1つかどうか判定をする。1つのみであれば、YESとなり、処理を終了する。複数あれば、NOとなり、S630に進む。S630で、S610により選択したプログラムのうち、アクセス要求バッファ待ち時間比率3がもっとも大きいプログラムを追い出し対象とする。S640で、S630により選択したプログラムが1つかどうか判定をする。1つのみであれば、YESとなり、処理を終了する。複数あれば、NOとなり、S650に進む。
置き換え対象(入れる方)プログラムの特定方法を図13のフロー図に示す。
図13のS710で、実行順の依存性のないプログラムから、追い出し対象となったプログラムのアクセス要求バッファ待ち時間比率3や、平均アクセス要求バッファ待ち時間4が多いスレーブへのアクセス要求回数が最も少ないプログラムを割り付け対象とする。S720で、S710で選択したプログラムが1つかどうか判定をする。1つのみであれば、YESとなり処理を終了する。複数あれば、NOとなり、S730に進む。
図7、図9の例では、プログラムの並び替えを行った結果を、図14に示す。また、並び替えを行った後のプログラム処理時間をグラフ化したものを図15に示す。
図2は、各マスター(プロセッサ)のプログラムカウンタをシステム監視機構(400)に通知し、システム監視機構(400)では、各マスター(プロセッサ)から供給されるプログラムカウンタが、システムプログラムの動作するエリア情報保持機構(413)に保持する領域外となった場合に、そのプログラムカウンタをID記録機構(411)に書き込み、併せて、領域外となったプロセッサIDとプログラムカウンタをID保持機構(412)に保持することで、システムプログラムからのプログラムIDをID記録機構(411)に書き込むことを不要としている。
アクセス履歴保持機構への制御や、プログラムの並び替えの処理に関しては、前記実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
Claims (16)
- プロセッサを含み、バスに対してマスターとなり、アクセス要求を発行する複数のバスマスターと
前記複数のバスマスターから複数のアクセス要求を受付け、保持するアクセス要求バッファを有し、前記バスマスターからのアクセス要求に従い動作する複数のバススレーブとを備え、前記複数のバスマスターと前記複数のバススレーブがバスで相互に接続され、複数のプログラムが複数のバスマスターのプロセッサに個別に割り当てられ、並列に動作するマルチプロセッサ組込み機器において、
前記バスマスターと前記バススレーブの組み合わせ毎に、
前記バスマスターからのアクセス要求回数を計測するアクセス要求回数計測機構と、
前記バスマスターからのアクセス要求発行から前記バススレーブでの要求受付までの累計時間を計測するアクセス要求受付待ち時間計測機構と、
前記バスマスターからのアクセス要求が、このアクセス要求よりも前に発行された他バスマスターからの先行アクセス要求を処理するために、前記前記アクセス要求が前記バススレーブのアクセス要求バッファに留まっている累計時間を計測するアクセス要求バッファ待ち時間計測機構と、
前記バスマスターから発行されたアクセス要求から、前記アクセス要求に対する前記バススレーブによる応答までの累計時間を計測するアクセス要求処理時間計測機構を前記各バススレーブに備えることを特徴とするマルチプロセッサ組込み機器。 - 前記プログラム起動時および終了時に、プログラムの識別を示すプログラムIDと、該プログラムを実行するおよび実行したバスマスターのマスターIDを記録するID記録機構と、ID記録機構への書き込みにより、書き込み前のプログラムIDとマスターIDを順番に複数保持するID保持機構を有するシステム監視機構と、
アクセス要求回数計測機構で計測したアクセス要求回数を保持するアクセス要求回数保持機構と、
アクセス要求受付待ち時間計測機構で計測したアクセス要求受付待ち時間を保持するアクセス要求受付待ち時間保持機構と、
アクセス要求バッファ待ち時間計測機構で計測したアクセス要求バッファ待ち時間を保持するアクセス要求バッファ待ち時間保持機構と、
アクセス要求処理時間計測機構で計測したアクセス要求処理時間を保持するアクセス要求処理時間保持機構とをさらに備え、
前記各バスマスターでのプログラム起動時および終了時に、プログラムの起動を制御するシステムプログラムが、前記システム監視機構に対し、前記プログラムIDの書き込み要求を発行して、前記プログラムIDと前記プログラムの起動および終了バスマスターのマスターIDを前記ID記録機構に書き込み、前記マスターIDに対応した前記各保持機構に、それぞれ対応する前記各計測機構の値を保持することを特徴とする請求項1記載のマルチプロセッサ組込み機器。 - 前記各バスマスターで実行中のプログラムカウンタの情報が通知され、プログラムの起動を制御するシステムプログラムの領域を示すエリア情報保持機構と、前記プログラムカウンタと前記バスマスターのマスターIDを記録するID記録機構と、前記ID記録機構への書き込みで、書き込み前のプログラムカウンタとマスターIDを順番に複数保持するID保持機構を有するシステム監視機構と、
アクセス要求回数計測機構で計測したアクセス要求回数を保持するアクセス要求回数保持機構と、
アクセス要求受付待ち時間計測機構で計測したアクセス要求受付待ち時間を保持するアクセス要求受付待ち時間保持機構と、
アクセス要求バッファ待ち時間計測機構で計測したアクセス要求バッファ待ち時間を保持するアクセス要求バッファ待ち時間保持機構と、
アクセス要求処理時間計測機構で計測したアクセス要求処理時間を保持するアクセス要求処理時間保持機構とをさらに備え、
前記各バスマスターからの通知されるプログラムカウンタがエリア情報保持機構の範囲内から範囲外に切り替わった場合に、プログラムが実行されたと判断し、プログラムカウンタとバスマスターを示すマスターIDを前記ID記録機構に書き込み、
前記マスターIDに対応した前記各保持機構に、それぞれ対応する前記各計測機構の値を保持することを特徴とする請求項1記載のマルチプロセッサ組込み機器。 - 前記各バスマスターのプログラム実行が終了し、各バスマスターのプログラムを置き換えるとき、
前記各バススレーブでのアクセス要求回数保持機構とアクセス要求バッファ待ち時間保持機構で求められるプログラム単位の平均アクセス要求受付待ち時間が、あらかじめ決められた規定値以上で、アクセス要求待ち時間がもっとも大きいプログラムをプログラムの置き換え用追い出し対象プログラムとして、マルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択することを特徴とする請求項2又は3記載のマルチプロセッサ組込み機器。 - 前記各バスマスターのプログラム実行が終了し、前記各バスマスターのプログラムを置き換えるとき、前記各バススレーブでのアクセス要求バッファ待ち時間保持機構の値とアクセス要求処理時間保持機構の値で求められるプログラム単位のアクセス要求受付待ち時間比率と、アクセス要求回数保持機構の値が、あらかじめ決められた規定値以上であり、アクセス要求待ち時間がもっとも大きいプログラムをプログラムの置き換え用追い出し対象プログラムとして、マルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択することを特徴とする請求項2又は3記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- プログラムの置き換え用追い出し対象プログラムとして、選択されたアクセス要求待ち時間がもっとも大きいプログラムが複数存在する場合に、これらのプログラムのうち、アクセス要求受付待ち時間比率がもっとも大きいプログラムをマルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択することを特徴とする請求項4又は5記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- プログラムの置き換え用追い出し対象プログラムとして、選択されたアクセス要求待ち時間がもっとも大きいプログラムが複数存在し、アクセス要求受付待ち時間比率がもっとも大きいプログラムが複数存在する場合に、これらのプログラムのうち、平均アクセス要求受付待ち時間がもっとも大きいプログラムをマルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択することを特徴とする請求項6記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- プログラムの置き換え用追い出し対象プログラムが選択された後、置き換え用投入対象プログラムとして、実行順依存性のないプログラムのうち、前記追い出し対象プログラムがアクセス要求したバススレーブへのアクセス要求回数が最小のプログラムをマルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択し、選択したプログラムが並列に実行されるようにプログラム実行順を調整することを特徴とする請求項4ないし7の何れか1項に記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- 置き換え用投入対象プログラムとして選択されたアクセス要求回数が最小のプログラムが複数存在した場合に、選択されたプログラムの中で、アクセス要求待ち時間が最小のプログラムを、マルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択し、選択したプログラムが並列に実行されるようにプログラム実行順を調整することを特徴とする請求項8記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- 置き換え用投入対象プログラムとして選択されたアクセス要求待ち時間が最小のプログラムが複数存在した場合に、選択されたプログラムの中で、アクセス要求バッファ待ち時間が最小のプログラムを、マルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択し、選択したプログラムが並列に実行されるようにプログラム実行順を調整することを特徴とする請求項9記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- 前記各バスマスターのプログラム実行が終了し、各バスマスターのプログラムを置き換えるとき、各バススレーブでのアクセス要求回数保持機構とアクセス要求受付待ち時間保持機構で求められるプログラム単位の平均アクセス要求受付待ち時間が、あらかじめ決められた規定値未満であり、かつアクセス要求回数保持機構とアクセス要求バッファ待ち時間保持機構で求められるプログラム単位の平均アクセス要求バッファ待ち時間が、あらかじめ決められた規定値以上である場合に、置き換え用追い出し対象プログラムとして、アクセス要求バッファ待ち時間がもっとも大きいプログラムをマルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択することを特徴とする請求項2又は3記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- 前記各バスマスターのプログラム実行が終了し、各バスマスターのプログラムを置き換えるとき、前記各バススレーブでのアクセス要求受付待ち時間保持機構とアクセス要求処理時間保持機構で求められるプログラム単位のアクセス要求受付待ち時間比率が、あらかじめ決められた規定値未満であり、かつ、アクセス要求バッファ待ち時間保持機構とアクセス要求処理時間保持機構で求められるプログラム単位のアクセス要求バッファ待ち時間比率が、あらかじめ決められた規定値以上である場合に、置き換え用追い出し対象プログラムとして、アクセス要求バッファ待ち時間がもっとも大きいプログラムをマルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択することを特徴とする請求項2又は3記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- プログラムの置き換え用追い出し対象プログラムとして、アクセス要求バッファ待ち時間がもっとも大きいプログラムが複数存在する場合に、これらのプログラムのうち、アクセス要求バッファ待ち時間比率がもっとも大きいプログラムをマルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択することを特徴とする請求項11又は12記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- 置き換え用追い出し対象プログラムとして、アクセス要求バッファ待ち時間がもっとも大きいプログラムが複数存在し、アクセス要求バッファ待ち時間比率がもっとも大きいプログラムが複数存在する場合に、これらのプログラムのうち、平均アクセス要求バッファ待ち時間がもっとも大きいプログラムをマルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択することを特徴とする請求項13記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- プログラムの置き換え用追い出し対象プログラムが選択された後、置き換え用投入対象プログラムとして、実行順依存性のないプログラムのうち、該バススレーブへのアクセス要求回数が最小のプログラムをマルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが選択し、選択したプログラムが並列に実行されるようにプログラム実行順を調整することを特徴とする請求項11ないし14の何れか1項に記載のマルチプロセッサ組込み機器。
- 置き換え用投入対象プログラムとして、選択された実行順依存性のないプログラムのうち、該バススレーブへのアクセス要求回数が最小のプログラムが複数存在した場合に、マルチプロセッサ組込み機器のシステムプログラムが、アクセス要求バッファ待ち時間が最小のプログラムを選択し、選択したプログラムが並列に実行されるようにプログラム実行順を調整することを特徴とする請求項15記載のマルチプロセッサ組込み機器。
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