JP5330264B2 - アクセス制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、共有メモリに複数のマスタがアクセスする場合におけるアクセス制御を行うアクセス制御装置に関し、特にアクセス要求が不定期に行われるマスタのアクセス要求に対する即応性を高める技術に関するものである。
所定期間内に一定レートのアクセスを行う必要があるマスタ(以下、「リアルタイムマスタ」、若しくは単に「マスタ」という。)と、メモリへのアクセス要求の頻度が不定期で、予測困難なマスタ(以下、「プロセッサ」という。)が、同一のメモリを共有するシステムがある。
このようなシステムは、通常、リアルタイムマスタとプロセッサのメモリへのアクセス競合を防ぐために、リアルタイムマスタとプロセッサの調停を行う回路を備える。
一般に、リアルタイムマスタからのアクセス要求は、所定期間内に一定レートのアクセスが実行されなければシステムとして破綻してしまう。例えばテレビのようなシステムでは、画像のコマ落ちや1つ前の画面が表示されるなどの不都合が生じる。
逆に、プロセッサアクセスに対する即応性がない場合には、システムの破綻はないが、例えばテレビシステムではEPG(Electronic Program Guide)やデータ放送の描画や表示などが遅くなり、システムを利用するユーザに対してストレスを与えてしまうことがある。
そこで、通常リアルタイムマスタのアクセスを優先しながら、プロセッサの即応性を高める工夫を行うことが多い。
例えば、特許文献1には、このようなシステムにおいて、プロセッサのアクセス要求に対する即応性を改善する技術が開示されている。
この特許文献1によると、リアルタイムマスタが一定レートを取得しており、かつ、他のマスタからのメモリアクセス要求が調停対象でない場合(共有メモリにアクセスするためのリソースが余っている状態)において、リアルタイムマスタに一定レート以上のアクセスを許可している。これにより、リアルタイムマスタは、共有メモリに対して本来よりも過剰にアクセスを実行していることになり、周期的に実行しなければならないアクセスについてマージンができることとなる。そこで、マージンがある状態で、つまりはリアルタイムマスタが一定レート以上のアクセスを実行した状態において、プロセッサからのアクセス要求が合った場合に、本来リアルタイムマスタに割り当てられているレートを用いてプロセッサが共有メモリにアクセスすることで、プロセッサの即応性を高める技術が開示されている。
国際公開第07/004696号パンフレット
ところが、特許文献1にて開示されている技術では、共有資源であるメモリに対して、事前にリソースが余っている状態でリアルタイムマスタが一定レート以上のアクセスを実行していなければならない。このリソースが余っている状態とは、プロセッサからのメモリアクセス要求がなく、リアルタイムマスタが必要レート分の帯域をすでに取得している、もしくはそれ以外のリアルタイムマスタからのアクセス要求がない場合である。このため、リアルタイムマスタによる事前のアクセスを実行できないシステム、あるいは、リアルタイムマスタが共有資源のほとんどを使用して、メモリリソースになかなか空きが出ないような高負荷システムでは、リアルタイムマスタが一定レート以上のアクセスを実行した状態を作ることができない。結果としてプロセッサのアクセス要求が発生したときに、リソースが余っている状態を確保することができない。従って、リアルタイムマスタからのアクセスが発生していないとき、つまり、リソースの余りが発生するまで待つことになり、即応性を高めることができない。
本発明は、上記問題に鑑みて、従来よりもプロセッサからのアクセス要求に対する即応性を高めることができるアクセス制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、メモリへのアクセスについて単位期間内における最大使用リソース量が予め定められた1以上の定期型マスタ及び前記メモリへのアクセスを不定期に行う不定期型マスタからアクセス要求を受け付け、アクセス許可対象を逐次選定するアクセス制御装置であって、前記単位期間内にアクセス要求がなされた定期型マスタにて使用される使用リソース量を、当該定期型マスタに対して定められた最大使用リソース量から減じることにより未使用リソース量を算出して管理する管理手段と、前記単位期間内において前記不定期型マスタによるアクセス要求が行われると、前記1以上の定期型マスタによるアクセスが実行されていない状況下において前記管理手段にて管理されている未使用リソース量の総計が当該アクセス要求にて使用する予定の使用予定リソース量以上である場合に、当該アクセス要求をアクセス許可対象として選定する選定手段とを備えることを特徴とする。
上記にて示す構成によると、アクセス制御装置は、不定期型マスタからアクセス要求が行われた場合、1以上の定期型マスタによるアクセスが実行されていない状況下において未使用リソース量の総計が当該アクセス要求により使用される使用予定リソース量以上である場合には、不定期型マスタのアクセス要求を優先的に選定することができる。従って、従来のように定期型マスタが一定レート以上のアクセスを実行した状態を作り出す必要がないので、従来よりも不定期型マスタのアクセス要求に対する即応性を高めることができる。
ここで、前記使用リソース量は、アクセスの実行開始から終了までに使用されたリソース量であり、前記管理手段は、前記未使用リソース量の算出に用いられる前記使用リソース量を、アクセス許可対象の定期型マスタによるアクセスの実行開始から終了までに使用されたリソース量を計測することにより特定するとしてもよい。
この構成によると、アクセス制御装置は、定期型マスタによるアクセスの開始から終了までに使用された使用リソース量を計測するので、この使用リソース量を用いることにより正確な未使用リソース量を算出することができる。
ここで、前記管理手段は、算出した未使用リソース量の総計を記憶しており、アクセス許可対象が不定期型マスタである場合には当該不定期型マスタによるアクセスにて使用された使用リソース量を計測して、計測した当該使用リソース量を前記総計から減じて新たな総計を算出し、前記総計を前記新たな総計へと更新するとしてもよい。
この構成によると、アクセス制御装置は、不定型マスタによるアクセスの実行後において、新たな総数を記憶するので、同一の単位期間内において、さらに不定期型マスタから新たなアクセス要求が行われた場合、新たな総数を利用して、新たなアクセス要求をアクセス許可対象とするか否かを選定することができる。
ここで、前記選定手段は、前記総計が当該使用予定リソース量以上でない場合において、全ての定期型マスタによる前記メモリへのアクセスが次の単位期間にて行われるか否か、且つ現在の単位期間内の残時間に基づく残リソース量が前記使用予定リソース量以上であるか否かを判断し、判断結果が双方とも肯定的である場合に、前記不定期型マスタによるアクセス要求をアクセス許可対象として選定するとしてもよい。
この構成によると、未使用リソース量の総計が当該アクセス要求の使用予定リソース量以上でない場合であっても、アクセス制御装置は、全ての定期型マスタによるメモリへのアクセスが次の単位期間にて行われ、且つ残リソース量が使用予定リソース量以上である場合には、不定期型マスタのアクセス要求をアクセス許可対象としている。従って、このような場合においても、アクセス制御装置は、従来のように定期型マスタが一定レート以上のアクセスを実行した状態を作り出す必要がないので、従来よりも不定期型マスタのアクセス要求に対する即応性を高めることができる。
ここで、前記管理手段は、算出した未使用リソース量の総計を記憶しており、前記単位期間が経過すると、その時点で記憶している総計を所定値へとリセットするとしてもよい。
この構成によると、アクセス制御装置は、単位期間が経過すると、その時点で管理している未使用リソース量の総計を所定値へとリセットするので、当該総計を次の単位期間へ持ち越すことはないので、当該次の単位期間において各定期型マスタそれぞれは予め定められた最大使用リソース量内にてアクセスの実行が保障されるので、各定期型マスタによるアクセスの実行が破綻することがない。
ここで、前記定期型マスタに対して定められた最大使用リソース量は、前記メモリへのアクセスが許可された最大使用時間であり、前記使用リソース量は、定期型マスタによる前記メモリへのアクセスに要した使用時間であり、前記使用予定リソース量は、前記不定期型マスタによる前記メモリへのアクセスに要する使用予定時間であり、前記管理手段は、実行対象の定期型マスタにおける最大時間から当該定期型マスタがアクセスに要した使用時間を減じた未実行時間を、未使用アクセス量として算出するとしてもよい。
この構成によると、アクセス制御装置は、時間を用いたリソース量により、従来よりも不定期型マスタのアクセス要求に対する即応性を高めることができる。
ここで、前記使用リソース量は、前記メモリへのアクセスにて使用される予定のリソース量であり、前記管理手段は、前記未使用リソース量の算出に用いられる前記使用リソース量を、前記単位期間内にて処理されるべきアクセス要求を行っている定期型マスタによる前記メモリへのアクセスにより使用される予定のリソース量を算定することにより特定するとしてもよい。
この構成によると、アクセス制御装置は、定期型マスタがアクセス要求を行っている時点で、当該アクセス要求により使用される予定の使用リソース量を算定し、算定した使用リソース量を用いて未使用リソース量を算出している。これにより、アクセス制御装置は、当該定期型マスタによるアクセス実行前に、算出された未使用リソース量に基づいて不定期型マスタのよるアクセス要求をアクセス許可対象とすることができる。従って、アクセス制御装置は、従来よりも不定期型マスタのアクセス要求に対する即応性を高めることができる。
ここで、前記アクセス要求は、前記メモリからのデータを読み出す領域のサイズ、又は前記メモリへデータを書き込む領域のサイズを指定する指定情報を含み、前記管理手段は、前記単位期間内にて処理されるべきアクセス要求を行っている定期型マスタによる前記メモリへのアクセスにて使用される予定のリソース量を、当該定期型マスタのアクセス要求が含む指定情報が示す領域のサイズに基づいて算定するとしてもよい。
この構成によると、アクセス制御装置は、アクセス要求に含まれる指定情報を用いることで、定期型マスタからのアクセス要求により使用される予定の使用リソース量を算定することができる。
アクセス制御装置10の構成を示すブロック図である。 アクセス要求のデータ構造の一例を示す図である。 アクセス制御情報テーブル300のデータ構造の一例を示す図である。 マスタからアクセス要求が行われた場合のアクセス制御装置10によるアクセス制御を示す流れ図である。 プロセッサからアクセス要求が行われた場合のアクセス制御装置10によるアクセス制御を示す流れ図である。 使用リソース量を計測する処理を示す流れ図である。 アクセス制御装置10をBlu−ray(登録商標)レコーダシステム1000に適用した場合を示す図である。 アクセス制御装置10の適用例を示す図である。 アクセス制御装置10によるアクセス制御の具体例を示す図である。 各レート制御カウンタの推移を示す図である。 アクセス制御装置10Aの構成を示すブロック図である。 マスタからアクセス要求が行われた場合のアクセス制御装置10Aによるアクセス制御を示す流れ図である。 プロセッサからアクセス要求が行われた場合のアクセス制御装置10Aによるアクセス制御を示す流れ図である。
1.実施の形態1
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
1.1 アクセス制御装置10の構成
図1は、本発明の実施の形態1におけるアクセス制御装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、アクセス制御装置10は、第1のアクセス要求部101a、101b、101c(以下、それぞれをマスタA、B、Cという場合もある。)と、第2のアクセス要求部106a、106bと、アクセス制御部110と、記憶部105とから構成されている。
(1)記憶部105
記憶部105は、第1のアクセス要求部101a、101b、101c及び第2のアクセス要求部106a、106bにてアクセスされるメモリであり、これらアクセス要求部にて処理されるデータを記憶する領域を有している。
(2)第1のアクセス要求部101a、101b、101c
第1のアクセス要求部101a、101b、101cは、リアルタイムマスタであり、 第1のアクセス要求部101a、101b、101cのそれぞれは、単位期間(ここでは、100クロック)を1周期として、当該単位期間内において記憶部105へのアクセスが予定され、当該アクセスによる最大使用リソース量が予め定められている。なお、本実施の形態におけるリソース量とは時間(クロック数)である。また、第1のアクセス要求部101a、101b、101cのそれぞれは、記憶部105へのアクセスが開始されると、途中でアクセスに係る処理を中断することはないものとする。
(3)第2のアクセス要求部106a、106b
第2のアクセス要求部106a、106bは、記憶部105へのアクセスを不定期に行うプロセッサである。以下、第2のアクセス要求部106a、106bのそれぞれを、プロセッサD、Eという場合もある。
(4)アクセス制御部110
アクセス制御部110は、単位期間内において、第1のアクセス要求部101a、101b、101cからのアクセス要求に対するアクセスの実行及び当該単位期間内に不定期に発生する第2のアクセス要求部106a、106bからのアクセス要求に対するアクセスの実行を制御するものであり、図1に示すように、選定部111、管理部112及びアクセス実行部104を有している。
(4−1)アクセス要求のデータ構造
ここで、アクセス要求のデータ構造の一例を、図2に示す。図2にて示すように、アクセス要求は、アクセス種別201、要求元種別202、開始アドレス203及びアクセス領域204から構成されている。
アクセス種別201は、当該アクセス要求がデータの読み出しを要求するものであるか、書き込みを要求するものであるかを識別するものであり、例えば、値“01b”は読み出しを要求することを、値“00b”は書き込みを要求することを示す。
要求元種別202は、当該アクセス要求の要求元を識別するためのものである。例えば、値“001b”は要求元がマスタAであることを示し、値“100b”は要求元がプロセッサDであることを示す。
開始アドレス203は、記憶部105からの読み出し若しくは記憶部105への書き込みを行う開始位置(アドレス)を示す。
アクセス領域204は、開始アドレス203が示す開始位置を始点とする、データを読み出す領域(サイズ)を、若しくはデータを書き込むために必要な領域を示す。
(4−2)選定部111
選定部111は、各アクセス要求部からのアクセス要求に対して、アクセスの実行対象となるアクセス要求を選定するものであり、図1に示すように、要求制御部102a、102b、102c、調停部103、及びアクセス制御情報記憶部109を有している。
(アクセス制御情報記憶部109)
アクセス制御情報記憶部109は、図3にて示すアクセス制御情報テーブル300を有するメモリ領域である。アクセス制御情報テーブル300は、単位期間301と最大使用リソース量302とから構成され、単位期間301はマスタA〜Cからのアクセスが予定されている周期を示す情報である。最大使用リソース量302は、単位期間内においてマスタA、B、Cそれぞれに定められた最大使用リソース量を示す情報である。
例えば、図3によると、マスタA、B、Cそれぞれに、最大使用リソース量「30」、「30」、「40」が定められている。
なお、本実施の形態では、 図3にて示す最大使用リソース量が定められたマスタA、B、Cが、単位期間内にマスタA、B、Cの順でアクセスが実行されるとする。
(要求制御部102a、102b、102c)
要求制御部102a、102b、102cそれぞれは、対応するアクセス要求部101a、101b、101cからのアクセス要求に対して単位期間内に一定のレートが確保できるよう制御するものであり、一定のレートを確保するためにダウンカウントにより制御するレート制御カウンタ(図示せず)を有している。ここで、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有するレート制御カウンタは、動作開始時において値「100」を有しているものとする。ここでは、レート制御カウンタは、アクセス要求の発生の有無に関わらずクロック数をダウンカウントしている。
各要求制御部102a〜102cは、単位期間内で、対応するマスタからのアクセス要求が発生するか否かを判断するための判断値を有している。要求制御部102a〜102cそれぞれは、レート制御カウンタが判断値を下回った場合、レート制御カウンタ値に、アクセス制御情報テーブル300の単位期間と同じ値である所定値「100」を加算する。
なお、本実施の形態においては、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有する判断値は、値「100」、「70」、「40」を有することとする。単位期間内にマスタA、B、Cの順でアクセスが実行されると想定しても、実際には、ある単位期間内においてアクセス要求を行わないマスタが存在する。そこで、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが、判断値として値「100」、「70」、「40」を有することにより、例えば、要求制御部102bのレート制御カウンタが値「70」を下回るまでに、対応するマスタBからアクセス要求が発生しないと、それ以降の処理、つまりマスタCによるアクセスが単位期間内で終わらない恐れがあり、当該アクセス制御装置の処理が破綻してしまう。そこで、各要求制御部は、ある単位期間内で判断値を下回るまでに、対応するマスタからアクセス要求が発生しない場合には、当該単位期間内では、対応するマスタからアクセス要求は発生しないとして、レート制御カウンタに値「100」を加算することで、次の単位期間におけるアクセス要求待ちであることを明示する。
また、各要求制御部102a〜102cは、対応するマスタによるアクセス要求がアクセス許可対象として選定されると、自身のレート制御カウンタに所定値「100」を加算する。
(調停部103)
調停部103は、第1の要求制御部102a、102b、102cにより制御された第1のアクセス要求部101a、101b、101cからのアクセス要求と、第2のアクセス要求部106a、106bからのアクセス要求とを調停、つまりアクセス許可対象を選定するものである。
調停部103は、第1の要求制御部102a、102b、102c及び第2のアクセス要求部106a、106bからアクセス要求を受け取ると、受け取ったアクセス要求に含まれる要求元種別により、当該アクセス要求がマスタからのものであるか、プロセッサからのものであるかを判別する。
調停部103は、受け取ったアクセス要求をアクセス許可対象として選定するか否かを決定する。
選定方法については、以下の具体例にて説明する。
アクセス許可対象として選定したアクセス要求の要求元がマスタである場合には、調停部103は、アクセス制御情報記憶部109が有するアクセス制御情報テーブル300から当該マスタに対して定められた最大使用リソース量が取得し、取得した最大使用リソース量を、当該マスタによるアクセスの許可時間として付与する。
アクセス許可対象として選定したアクセス要求の要求元がプロセッサである場合には、調停部103は、当該プロセッサが使用する予定のリソース量(以下、使用予定リソース量という。)を、当該プロセッサによるアクセスの許可時間として付与する。
以下、調停部103について、具体例を用いて説明する。
調停部103は、第1のアクセス要求部101aからアクセス要求を受け付けると、対応する要求制御部102aが有するレート制御カウンタの値が閾値(ここでは、値「100」)以下であるか否かを判断し、閾値以下である場合には、他のマスタ(ここでは、第1の要求制御部102b、102c)よりも優先度が高いか否かを判断する。具体的には、マスタB、Cに対応するレート制御カウンタが示す値それぞれよりも、当該マスタA(第1のアクセス要求部101a)が有するレート制御カウンタが示す値が最小となる場合に、マスタAの優先度が他のマスタの優先度が高いと判断する。
調停部103は、マスタAの優先度がマスタB、Cよりも高い場合に、マスタAのアクセス要求をアクセス許可対象として選定し、選定したアクセス要求に、対応する最大使用リソース量を付与する。
また、このとき、マスタAのアクセス要求が選定されたので、上述したように、要求制御部102aは、自身のレート制御カウンタに所定値「100」を加算する。これにより、マスタAの優先度は、マスタB、Cよりも優先度が低くなる。したがって、単位期間内にマスタAから次のアクセス要求、つまり次の単位期間にて予定されているアクセスの要求が発生しても、当該単位期間内で実行されることはない。
調停部103は、第2のアクセス要求部106aからアクセス要求を受け付けると、当該アクセス要求による使用予定リソース量を算出する。具体的には、アクセス要求に含まれるアクセス領域、記憶部105への書き込み速度及び読み出し速度に基づいて使用予定リソース量を算定する。なお、この算定方法は、公知技術であるので、ここでの説明は省略する。調停部103は、算定された使用予定リソース量が管理部112にて管理されている未使用リソース量の総計(以下、余裕度という。)以下であるか否かを判断する。
使用予定リソース量が余裕度以下である場合には、調停部103は、第2のアクセス要求部106aによるアクセス要求を受け付け、余裕度のうち使用予定リソース量に相当するリソース量を、受け付けたアクセス要求に付与する。このとき、調停部103は、管理部112にて管理されている余裕度を、当該余裕度から使用予定リソース量を減算した結果へと更新する。なお、管理部112及び未使用リソース量の詳細については、後述する。
また、使用予定リソース量が余裕度以下でない場合には、調停部103は、単位期間内における全てのマスタによるアクセス要求の受け付け状態、単位期間内において当該単位期間が終了するまでの残り時間及び他のプロセッサの優先度との比較結果に従って、第2のアクセス要求部106aによるアクセス要求をアクセス許可対象として選定するか否かを判断する。ここでは、調停部103は、プロセッサD、Eそれぞれからアクセス要求を受け付けた場合に、どちらを優先的に選定するかを決定するために、各プロセッサに対応する優先度を予め記憶しており、同一の単位期間内に調停部103にてプロセッサD、Eそれぞれからのアクセス要求が存在している場合に、前記優先度の比較が行われる。ここで、第2のアクセス要求部106aによるアクセス要求が選定されるタイミングは、アクセス要求を受け付けた時点において実行されているアクセス処理が行われている場合には当該アクセス処理が終了した直後、アクセス処理が行われていない場合には、アクセス要求を受け付けた時点である。つまりは、マスタなど他からのアクセスが実行されていない状況下で第2のアクセス要求部106aによるアクセス要求が選定される。
なお、調停部103にて選定されなかった第2のアクセス要求部106aによるアクセス要求は、調停部103にて当該アクセス要求が選定されるまでの間、当該アクセス要求はマスクされる。
また、単位期間内において、マスタから当該単位期間にてアクセスすべきアクセス要求と、プロセッサからのアクセス要求とを受け付けた場合、調停部103は、余裕度が使用予定リソース以上あり、且つアクセス要求を行っているマスタに対して最大使用リソース量が確保されている場合には、プロセッサからのアクセス要求が優先的に選定する。
(4−3)アクセス実行部104
アクセス実行部104は、選定部111にて選定されたアクセス要求の要求元(マスタ若しくはプロセッサ)へアクセス要求が選定されたことを通知し、要求元のマスタ若しくはプロセッサからの命令に従って、記憶部105へアクセスし、データの読み出し及び書き込みを行う。アクセス実行部104は、記憶部105からデータの読み出しを行うと、読み出したデータをアクセス要求元のマスタ及びプロセッサへ出力する。また、記憶部105へのデータの書き込みを行うと、その結果をアクセスの要求元へ通知する。
これにより、アクセス要求がアクセス許可対象として選定されたマスタ及びプロセッサによる記憶部105へのアクセスが可能となる。
(4−4)管理部112
管理部112は、記憶部105へアクセスを実行した第1のアクセス要求部に定められた最大使用リソース量と当該アクセスにより実際に使用したリソース量との差分(以下、未使用リソース量という。)を記憶して管理するものであり、図1にて示すように、使用リソース量計測部107及び未使用リソース量管理部108を有している。
(使用リソース量計測部107)
使用リソース量計測部107は、選定部111にて選定されたアクセス要求に従った記憶部105へのアクセスにより実際に使用されたリソース量(以下、使用リソース量という。)を計測する。
具体的には、使用リソース量計測部107は、クロックカウンタを有しており、当該クロックカウンタを用いてアクセス開始から終了までのクロック数をカウントする。なお、アクセス開始から終了には、記憶部105へのデータの読み出し及び書き込み動作のみならず、バンク切替の動作なども含むものとする。
(未使用リソース量管理部108)
未使用リソース量管理部108は、単位期間内のおける余裕度を管理するためのものであり、図1にて示すように未使用リソース量記憶部130、未使用リソース量算出部131及びリセット部132を有している。
未使用リソース量記憶部130は、単位期間内のおける余裕度を記憶するためのメモリ領域である。なお、ここで、余裕度の初期値は0とする。
未使用リソース量算出部131は、調停部103にて選定されたアクセス要求の要求元であるマスタ及びプロセッサによる記憶部105へのアクセスにおいて実際に使用されなかった未使用リソース量を算出する。
以下、具体例を用いて説明する。
未使用リソース量算出部131は、調停部103にてマスタのアクセス要求がアクセス許可対象として選定されると、選定されたアクセス要求を行ったマスタに定められた最大使用リソース量を、アクセス制御情報テーブル300から取得する。未使用リソース量算出部131は、取得した最大リソース量から使用リソース量計測部107にて計測された使用リソース量を減じることによりその差分を、未使用リソース量として算出する。未使用リソース量算出部131は、算出した未使用リソース量を、未使用リソース量記憶部130にて記憶されている余裕度に加算する。
未使用リソース量算出部131は、調停部103にてプロセッサのアクセス要求がアクセス許可対象として選定されると、調停部103にて算定された使用予定リソース量を、その時点で未使用リソース量記憶部130にて記憶している余裕度から減じることにより新たな余裕度を算出し、現時点の余裕度を新たな余裕度へと更新する。さらに、未使用リソース量算出部131は、調停部103にて選定されたプロセッサのアクセス要求に従ったアクセスが終了すると、使用リソース量計測部107にて計測された使用リソース量、つまりアクセス要求が受け付けられたプロセッサによるアクセスにて使用されたリソース量を、使用予定リソース量から減じることにより、未使用リソース量を算出して、現時点で記憶領域にて記憶している余裕度(つまり、上述した更新後の余裕度)に加算する。
次にリセット部132について説明する。
リセット部132は、単位期間毎、つまり1周期毎に、未使用リソース量記憶部130にて記憶されている余裕度を初期値へとリセットするものである。具体的には、リセット部132は、単位期間を経過した否かを監視し、監視結果により単位期間を経過したと判断すると、その時点で未使用リソース量記憶部130にて記憶している余裕度を初期値へとリセットする。監視方法は、例えば、リセット部132は、クロックカウンタを有しており、当該クロックカウンタにより単位期間をカウントする。または、外部に備えられたクロックカウンタによるカウントを利用してもよい。つまり、単位期間である100クロックのカウントを監視できるような仕組みであればよい。
1.2 アクセス制御装置10の動作
ここでは、アクセス制御装置10の動作について、マスタからのアクセス要求が発生した場合と、プロセッサからのアクセス要求が発生した場合とに分けて説明する。
(1)マスタからのアクセス要求が発生した場合
マスタからのアクセス要求が発生した場合におけるアクセス制御装置10の動作について、図4にて示す流れ図を用いて説明する。
なお、マスタA、B、Cのどのマスタからアクセス要求が発生しても、動作に違いはないので、ここでは、マスタAからアクセス要求が発生した場合の動作について説明する。
マスタA(第1のアクセス要求部101a)にてアクセス要求が発生する(ステップS5)。
要求制御部102aは、自身が有するレート制御カウンタにて示される値が、閾値(ここでは、100)以下であるか否かを判断する(ステップS10)。
閾値以下でないと判断する場合(ステップS10における「NO」)、処理はステップS10へと戻る。
要求制御部102aが閾値以下であると判断する場合(ステップS10における「YES」)、調停部103は、他のマスタより優先度が高いか否か、つまり他の要求制御部102b、101cそれぞれが有するレート制御カウンタの値以下であるか否かを判断する(ステップS15)。
他のマスタより優先度が高くないと判断する場合(ステップS15における「NO」)、処理は、ステップS10へと戻る。
他のマスタより優先度が高いと判断する場合(ステップS15における「YES」)、調停部103は当該アクセス要求をアクセス許可対象として選定し、要求制御部102aは自身が有するレート制御カウンタに所定値(100)を加算する(ステップS20)。要求制御部102aは、加算後においてもレート制御カウンタのダウンカウントを継続する。
アクセス実行部104は、調停部103にて選定されたアクセス要求に含まれる要求元種別が示す要求元、つまりマスタAからの命令に従って、記憶部105へアクセスする(ステップS25)。つまり、アクセス実行部104は、マスタAからの命令に従って記憶部105からデータの読み出し及び記憶部105へデータの書き込みを行う。
使用リソース量計測部107は、選定部111にて選定されたアクセス要求の要求元、つまりマスタAのアクセスによる使用リソース量を計測する(ステップS30)。
未使用リソース量算出部131は、マスタAに定められた最大使用リソース量から使用リソース量計測部107にて計測された使用リソース量を減じることにより未使用リソース量を算出する(ステップS35)。未使用リソース量算出部131は、算出した未使用リソース量を、未使用リソース量記憶部130にて記憶されている余裕度に加算して、記憶されている余裕度を更新する(ステップS40)。
(2)プロセッサからのアクセス要求が発生した場合
プロセッサからのアクセス要求が発生した場合におけるアクセス制御装置10の動作について、図5にて示す流れ図を用いて説明する。
なお、プロセッサD、Eのどのプロセッサからアクセス要求が発生しても、動作に違いはないので、ここでは、プロセッサDからアクセス要求が発生した場合の動作について説明する。
プロセッサD(第2のアクセス要求部106a)にてアクセス要求が発生する(ステップS100)。
調停部103は、プロセッサDのアクセス要求に含まれるアクセス領域から使用予定リソース量を算出する。調停部103は、未使用リソース量記憶部130にて記憶されている余裕度が算出した使用予定リソース量以上であるか否かを判断する(ステップS105)。
余裕度が算出した使用予定リソース量以上であると判断する場合(ステップS105における「YES」)、調停部103は、未使用リソース量記憶部130にて記憶されている余裕度から当該使用予定リソース量を減算し、当該余裕度を減算結果へと更新する(ステップS130)。アクセス実行部104は、調停部103にて選定されたアクセス要求に含まれる要求元種別が示す要求元、つまりプロセッサDからの命令に従って、記憶部105へアクセスする(ステップS135)。つまり、アクセス実行部104は、プロセッサDからの命令に従って記憶部105からデータの読み出し及び記憶部105へデータの書き込みを行う。使用リソース量計測部107は、選定部111にて選定されたアクセス要求の要求元、つまりプロセッサDのアクセスによる使用リソース量を計測する(ステップS140)。未使用リソース量算出部131は、調停部103にて算出されたプロセッサDの使用予定リソース量から使用リソース量計測部107にて計測された使用リソース量を減じることにより未使用リソース量を算出する(ステップS145)。未使用リソース量算出部131は、算出した未使用リソース量を、未使用リソース量記憶部130にて記憶されている余裕度に加算して、記憶されている余裕度を更新する(ステップS150)。
余裕度が算出した使用予定リソース量以上でないと判断する場合(ステップS105における「NO」)、調停部103は、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有するレート制御カウンタにて示される値が閾値(100)以上であるか否かを判断する(ステップS110)。各レート制御カウンタにて示される値が閾値以上であると判断する場合(ステップS110における「YES」)、調停部103は、現時点が属する単位期間から次の単位期間までの残時間を算出する(ステップS115)。調停部103は、算出した残時間が使用予定リソース量以上であるか否かを判断する(ステップS120)。残時間が使用予定リソース量以上であると判断する場合(ステップS120における「YES」)、調停部103は、他のプロセッサ(プロセッサE)からのアクセス要求が存在する場合には、さらに、プロセッサDの優先度がプロセッサEよりも優先度が高い否かを判断する(ステップS125)。高いと判断する場合(ステップS125における「YES」)、処理はステップS130へ移行して、処理を続行する。各レート制御カウンタにて示される値が閾値以上でないと判断する場合(ステップS110における「NO」)、残時間が使用予定リソース量以上でないと判断する場合(ステップS120における「NO」)、及びプロセッサDの優先度が他のプロセッサより高くないと判断する場合(ステップS125における「NO」)、処理はステップS105へと戻る。なお、プロセッサEからのアクセス要求が存在しない場合には、処理は、ステップS125における判断は行われず、ステップS130へと移行する。
(3)計測処理
ここでは、図4におけるステップS30及び図5におけるステップS140それぞれにて示す使用リソース量の計測の処理について、図6にて示す流れ図を用いて説明する。
使用リソース量計測部107は、アクセス実行部104にてアクセスが開始されたか否かを判断する(ステップS200)。
アクセスが開始されていないと判断する場合には(ステップS200)、処理は再度当該ステップS200を実行する。つまり、ステップS200は、アクセス実行部104にてアクセスが開始されるまでの間、ループすることとなる。
アクセスが開始されたと判断する場合(ステップS200における「YES」)、使用リソース量計測部107は、自身が有するクロックカウンタによる計時を開始する(ステップS205)。
使用リソース量計測部107は、アクセス実行部104によるアクセスが終了したか否かを判断する(ステップS210)。
アクセスは終了していないと判断する場合(ステップS210における「NO」)、使用リソース量計測部107はクロックカウンタによる計時を継続し(ステップS215)、処理はステップS210へと戻る。
アクセスは終了したと判断する場合(ステップS210における「YES」)、使用リソース量計測部107はクロックカウンタによる計時を終了し(ステップS220)、計時結果を未使用リソース量算出部131へ通知する(ステップS225)。
1.3 適用例
ここでは、アクセス制御装置10の適用例について説明する。
(1)適用例1
図7にて、本実施の形態におけるアクセス制御装置10を、Blu-ray(登録商標)レコーダシステム1000に適用した場合のシステム構成例を示す。
Blu-ray(登録商標)レコーダシステム1000は、DRAM1105、フラッシュメモリ1011、光学Disc制御回路1012、デジタルチューナ回路1013、アナログチューナ回路1014、USB用回路1015、ビデオA/D1016、オーディオA/D1017、オーディオD/A1018、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)用回路1019及びメディア処理用LSI1120から構成されている。
光学Disc制御回路1012は、当該システム1000に挿入されたBlu-ray(登録商標)ディスクからのデータの読み出し、及び当該ディスクへの書き込みに係る処理を行うものである。デジタルチューナ回路1013はデジタル放送波を受信し、受信したデジタル放送波からデジタル信号への変換に係る処理を行うものである。アナログチューナ回路1014は、アナログ放送波を受信し、受信したアナログ放送波からアナログ信号への変換に係る処理を行うものである。ビデオA/D1016は、アナログチューナ回路1014にて変換されたアナログ信号のうちアナログビデオ信号をデジタルビデオ信号へと変換する処理を行うものである。オーディオA/D1017は、アナログチューナ回路1014にて変換されたアナログ信号のうちアナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号へと変換する処理を行うものである。USB用回路1015は、当該システム1000とUSBにより接続された外部装置からのデータの読み出し、及び当該外部装置への書き込みに係る処理を行うものである。オーディオD/A1018は、メディア処理用LSI1120にて処理されたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号へと変換し、変換したアナログオーディオ信号を外部(例えば、テレビ)へと出力するものである。HDMI用回路1019は、メディア処理用LSI1120にて処理されたデジタルビデオ信号及びデジタルオーディオ信号を外部へ出力するものである。
フラッシュメモリ1011はデータを格納するためのものである。
メディア処理用LSI1120とDRAMとからなる装置1010が本実施の形態におけるアクセス制御装置10に対応している。
DRAM1105は、フラッシュメモリ1011と同様に、データを格納するためのものであり、本実施の形態における記憶部105に対応する。
メディア処理用LSI1120は、図7にて示すように、DMA(Direct Memory Access)制御回路1101a、DSP(Digital Signal Processor)1101b、AV入出力制御回路1101c、プロセッサ1106a、及びメモリ制御回路1110から構成されている。
DMA制御回路1101a、DSP1101b及びAV入出力制御回路1101cそれぞれは、本実施の形態におけるマスタに対応している。
DMA制御回路1101aは、外部(例えば、フラッシュメモリ1011)とDRAM1105間でデータの入出力を行うものである。
DSP1101bは、音声や画像などの処理を行うものである。
AV入出力制御回路1101cは、オーディオデータ及びビデオデータの入出力に係る処理を行うものである。
プロセッサ1106aは、本実施の形態におけるプロセッサに対応しており、不定期にDRAM1105へアクセスするものである。
メモリ制御回路1110は、本実施の形態におけるアクセス制御部110に対応するものであり、DMA制御回路1101a、DSP1101bAV入出力制御回路1101c及びプロセッサ1106aからアクセス要求を受け付け、アクセス許可対象を選定し、選定したアクセス要求に従ってDRAM1105へのアクセスを行う。
これにより、Blu-ray(登録商標)レコーダシステム1000においても、本実施の形態におけるアクセス制御装置10を適用することができる。
なお、DMA制御回路1101aにおいても、従来から調停回路が備えられている。そこで、DMA制御回路1101aにおいても、本実施の形態におけるアクセス制御部を備え、光学Disc制御回路1012、デジタルチューナ回路1013、アナログチューナ回路1014、USB用回路1015それぞれを本実施の形態におけるマスタと位置付け、プロセッサ1106aを本実施の形態におけるプロセッサに対応づけてもよい。
(2)適用例2
また、図8では、本実施の形態におけるアクセス制御装置10を搭載したシステムLSI501ならびにセットシステムの適用例を示す。
本実施の形態のアクセス制御装置10をシステムLSI501に搭載し、そのシステムLSI501を含む回路基板502を製造することで、アクセス制御装置10は、携帯電話503、方送受信装置や蓄積再生装置ような装置504、デジタルテレビ505、車載端末506、車載端末506を搭載した自動車507等多くの製品に適用可能となる。
1.4 具体例
また、図9では、本発明でのアクセス制御装置10によるアクセス制御の具体例を示す。
図9(a)では、単位期間Tにおいてリアルタイムマスタ(マスタA、B、C)それぞれによるアクセスをTa、Tb、Tcの期間使用することで、それぞれに必要なレート(クロック(リソース量))を確保していることを示している。ここでは、各マスタの対して同じレートが確保されているものとしている。
通常、実際に発生するアクセスはメモリのバンク切り替えなどの要因により常にアクセスA、B、CそれぞれがTa、Tb、Tcの期間を使用するとは限らない。例えば図9(b)に示すようにTa’、Tb’、Tc’の期間しか使用しない場合がある。
このとき、従来技術では実際に単位期間Tでどれだけのクロックを使用したかを情報として保持していないため、マスタA、B、CそれぞれのアクセスA、B、Cをプロセッサによるアクセスよりも優先処理することで必要レートを先に確保していた。このために、プロセッサのアクセスPはアクセスA、B、Cが処理される間待たされることになる。
しかし、本実施の形態におけるアクセス制御装置10は、実際のアクセス期間Ta’、Tb’、Tc’を計測するため、図9(c)にて示すように、マスタA、B、Cのメモリアクセスをすべて行わずとも時刻t0において、プロセッサのアクセスPが入るだけリソースに余裕があることが分かり、アクセスCが処理される前にアクセスPを優先的に処理する(即応性を高める)ことができる。
アクセス制御装置10にて示す構成においては、使用リソース量計測部107がアクセス実行部104で使用する使用リソース量を計測し、未使用リソース量算出部131が使用リソース量計測部107にて計測された使用リソース量とアクセス制御情報記憶部109にて記憶している最大使用リソース量から不使用リソース量を算出することができる。また、未使用リソース量記憶部130にて不使用リソース量を余裕度として管理し、調停部103が当該余裕度を利用することにより、未使用リソース量に余裕があればすぐさまプロセッサのアクセス要求に対する処理を行うことができる。その結果、プロセッサに対する即応性を高めることができる。
また、図10は、余裕度の推移を示す図である。
以下、余裕度の推移について、図4、5及び図10を用いて説明する。
ここでは、上述したように、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有するレート制御カウンタの初期値は100とし、各最大使用リソース量は、図3にて示すように、「30」、「30」、「40」とする。
マスタAのアクセス要求Aが発生すると、図4のステップS20により要求制御部102aのレート制御カウンタの値「100」に所定値「100」が加算される。その後、ステップS25によりマスタAによるアクセスが実行され、ステップS30によりその際の使用リソース量が使用リソース量計測部107による計測される。ここでは、使用リソース量「20」が計測されたものとする。その結果、ステップS35及びS40により余裕度は「10」となり、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有するレート制御カウンタが示す値は「180」、「80」、「80」となる。
次に、マスタBのアクセス要求Bが発生すると、図4のステップS20により要求制御部102bのレート制御カウンタの値「80」に所定値「100」が加算される。その後、ステップS25によりマスタBによるアクセスが実行され、ステップS30によりその際の使用リソース量が計測される。ここでは、使用リソース量「25」が計測されたものとする。その結果、ステップS35及びS40により余裕度は「15」となり、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有するレート制御カウンタが示す値は「155」、「55」、「55」となる。
次に、プロセッサDのアクセス要求Dが発生すると、図5のステップS105により余裕度がアクセス要求Dにて使用される使用予定リソース量(ここでは、「15」とする)以上あるか否かを判断し、その結果、ステップS130へ処理は移行する。そして、ステップS130により余裕度は使用予定リソース量分減算され、その結果、新たな余裕度は「0」となる。
その後、ステップS135によりプロセッサDによるアクセスが実行され、ステップS140によりその際の使用リソース量が計測される。ここでは、使用リソース量「10」が計測されたものとする。そして、ステップS145によりプロセッサDによるアクセスの未使用リソース量「5」が算出される。そして、ステップS150により、ステップS145にて算出された未使用リソース量「15」が余裕度に反映され、その結果、未使用リソース量記憶部130にて管理される余裕度は「5」となる。このときの要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有するレート制御カウンタが示す値は「145」、「145」、「45」となる。
次に、マスタCのアクセス要求Cが発生すると、図4のステップS20により要求制御部102cのレート制御カウンタの値「45」に所定値「100」が加算される。その後、ステップS25によりマスタCによるアクセスが実行され、ステップS30によりその際の使用リソース量が計測される。ここでは、使用リソース量「30」が計測されたものとする。その結果、ステップS35及びS40により余裕度は「15」となり、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有するレート制御カウンタが示す値は「115」、「115」、「115」となる。
その後、単位期間が経過すると、余裕度「15」は、初期値「0」へとリセットされる。
なお、マスタBのアクセスを実行中にアクセス要求Cと、アクセス要求Dとが発生している場合には、マスタBのアクセスの実行終了時には、余裕度が「15」あり、且つマスタCに対しては最大使用リソース量が確保されている状態であるので、アクセス要求Dが優先的に選定されることとなる。
1.5 その他
なお、本実施の形態において、要求制御部102a、102b、102cそれぞれは、単位期間内に一定のレートを確保するためにダウンカウントするレート制御カウンタを設けているが、これはアップカウントするものでもよい。
また、余裕度を利用するケースとしてプロセッサをあげているが、他のリアルタイムマスタが利用してもよいし、リフレッシュや、グラフィックエンジン、ネットワークエンジン等が利用してもよい。
また、本実施の形態におけるアクセス制御装置は、リアルタイムマスタが必要とするレート(最大使用リソース量)を予め決め、予め決められたレートと計測値とから余裕度を算出している。しかしながら、これに限定されるものではない。例えば、アクセス制御装置は、予め決められたレートとシステム全体のリソース量から、余裕となるレートを算出する手段を持ってもよいし、算出したレートを設定する手段を持ってもよい。
また、本実施の形態において、リアルタイムマスタのアクセスが発生することで、必要とするレートより実際のアクセスが少ない場合には、余裕度が発生し、この余裕度をプロセッサが優先的に使用している。しかしながら、この余裕度は、リアルタイムマスタが優先的に使用してもよい。あるいは所定期間内に一定回数リアルタイムマスタが使用する手段を持ってもよい。また、リソースの余裕を使用する方法を選択する手段を持ってもよく、いずれを選択するかを設定する手段を持ってもよい。
2. 実施の形態2
以下、本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。
2.1 アクセス制御装置10Aの構成
図11は、本発明の実施の形態2におけるアクセス制御装置10Aの構成を示すブロック図である。
以下において、実施の形態と同様の構成要素に対しては、同一の符号を付し、ここでの説明は省略する。
図11に示すように、アクセス制御装置10Aは、第1のアクセス要求部101a、101b、101c(以下、実施の形態1と同様に、それぞれをマスタA、B、Cという場合もある。)と、第2のアクセス要求部106a、106bと、アクセス制御部110Aと、記憶部105とから構成されている。
以下、アクセス制御部110Aについて説明する。
(1)アクセス制御部110A
アクセス制御部110Aは、実施の形態1にて示すアクセス制御部110と同様に、単位期間内において、第1のアクセス要求部101a、101b、101c及び第2のアクセス要求部106a、106bからのアクセス要求に対するアクセスの実行を制御するものであり、図11に示すように、選定部111、管理部112A及びアクセス実行部104を有している。なお、アクセス要求のデータ構造は、図2にて示すデータ構造と同様とする。
ここでは、管理部112Aについて説明する。
管理部112Aは、実施の形態1と同様に、未使用リソース量を算出し、余裕度として管理するものであるが、実施の形態1における管理部112との違いは、未使用リソース量を算出タイミングである。
以下、詳細に説明する。
管理部112Aは、所定期間内においてプロセッサからアクセス要求が発生した場合に、その時点における余裕度を算出して、管理するものであり、図11にて示すように、使用リソース量計測部107A及び未使用リソース量管理部108Aを有している。
(使用リソース量計測部107A)
所定期間内において調停部103がプロセッサD、Eからのアクセス要求を受け付けると、使用リソース量計測部107Aは、要求制御部102a、102b、102cそれぞれに対して、当該所定期間内に処理されるべきアクセス要求が当該要求制御部にて受け付けられている場合に、当該アクセス要求に含まれるアクセス領域のサイズに基づいて使用リソース量を算定(予測)する。具体的には、使用リソース量計測部107Aは、要求制御部がアクセス要求を受け付けており、且つ自身が有するレート制御カウンタが示す値が100である場合に、当該要求制御部のアクセス要求のアクセス領域に基づいて使用リソース量を算定する。
使用リソース量計測部107は、算定した使用リソース量を、アクセス要求の要求元を示す要求元種別とともに、未使用リソース量管理部108Aへ通知する。
なお、使用リソース量計測部107Aが複数の要求制御部それぞれに対して、使用リソース量を算定した場合には、使用リソース量のそれぞれを要求元種別とともに、個別に未使用リソース量管理部108Aへ通知する。
(未使用リソース量管理部108A)
使用リソース量計測部107Aは、算定した使用リソース量と、算定対象となったアクセス要求の要求元に定められた最大使用リソース量とから未使用リソース量を算出し、管理するものであり、図1にて示すように未使用リソース量記憶部130A、未使用リソース量算出部131A及びリセット部132Aを有している。
未使用リソース量記憶部130Aは、実施の形態1の未使用リソース量記憶部130と同様に、単位期間内のおける余裕度を記憶するためのメモリ領域である。ここで、余裕度の初期値は0とする。
また、リセット部132Aも同様に、実施の形態1のリセット部132と同様に、単位期間毎に、未使用リソース量記憶部130Aにて記憶されている余裕度を初期値へとリセットするものである。
未使用リソース量算出部131Aは、使用リソース量の算定対象となったアクセス要求に対する未使用リソース量を算定する。
以下、具体例を用いて説明する。
未使用リソース量算出部131は、使用リソース量計測部107Aから使用リソース量と要求元種別とを受け取ると、要求元種別にて示される要求元であるマスタに定められた最大使用リソース量を、アクセス制御情報記憶部109のアクセス制御情報テーブル300から取得する。未使用リソース量算出部131Aは、取得した最大リソース量から使用リソース量計測部107Aから受け取った使用リソース量を減じることにより未使用リソース量を算出し、算出した未使用リソース量を、未使用リソース量記憶部130Aにて記憶されている余裕度に加算する。
未使用リソース量算出部131Aは、調停部103にてプロセッサのアクセス要求がアクセス許可対象として選定されると、調停部103にて算定された使用予定リソース量を、その時点で未使用リソース量記憶部130Aにて記憶している余裕度から減じることにより新たな余裕度を算出し、現時点の余裕度を新たな余裕度へと更新する。
2.2 アクセス制御装置10Aの動作
ここでは、アクセス制御装置10Aの動作について、マスタからのアクセス要求が発生した場合と、プロセッサからのアクセス要求が発生した場合とに分けて説明する。
(1)マスタからのアクセス要求が発生した場合
マスタからのアクセス要求が発生した場合におけるアクセス制御装置10Aの動作について、図12にて示す流れ図を用いて説明する。
なお、マスタA、B、Cのどのマスタからアクセス要求が発生しても、動作に違いはないので、ここでは、マスタAからアクセス要求が発生した場合の動作について説明する。
マスタA(第1のアクセス要求部101a)にてアクセス要求が発生する(ステップS300)。
要求制御部102aは、自身が有するレート制御カウンタにて示される値が、閾値(ここでは、100)以下であるか否かを判断する(ステップS305)。
閾値以下でないと判断する場合(ステップS305における「NO」)、処理はステップS305へと戻る。
要求制御部102aが閾値以下であると判断する場合(ステップS305における「YES」)、調停部103は、他のマスタより優先度が高いか否かを判断する(ステップS310)。
他のマスタより優先度が高くないと判断する場合(ステップS310における「NO」)、処理は、ステップS305へと戻る。
他のマスタより優先度が高いと判断する場合(ステップS310における「YES」)、調停部103は当該アクセス要求をアクセス許可対象として選定し、要求制御部102aは自身が有するレート制御カウンタに所定値(100)を加算する(ステップS315)。要求制御部102aは、加算後においてもレート制御カウンタのダウンカウントを継続する。
アクセス実行部104は、調停部103にて選定されたアクセス要求に含まれる要求元種別が示す要求元、つまりマスタAからの命令に従って、記憶部105へアクセスする(ステップS320)。
(2)プロセッサからのアクセス要求が発生した場合
プロセッサからのアクセス要求が発生した場合におけるアクセス制御装置10Aの動作について、図13にて示す流れ図を用いて説明する。
なお、プロセッサD、Eのどのプロセッサからアクセス要求が発生しても、動作に違いはないので、ここでは、プロセッサDからアクセス要求が発生した場合の動作について説明する。
プロセッサD(第2のアクセス要求部106a)にてアクセス要求が発生する(ステップS400)。
使用リソース量計測部107Aは、要求制御部102a、102b、102cそれぞれに対して、当該所定期間内に処理されるべきアクセス要求が当該要求制御部にて受け付けられている場合に、当該アクセス要求に含まれるアクセス領域のサイズに基づいて使用リソース量を算定する。未使用リソース量算出部131Aは、算定された使用リソース量を、算定対象となったアクセス要求の要求元のマスタに定められた最大使用リソース量から減じることにより未使用リソース量を算出する(ステップS405)。
未使用リソース量算出部131Aは、算出した未使用リソース量を、未使用リソース量記憶部130にて記憶されている余裕度に加算する。調停部103は、加算結果後の余裕度がプロセッサDのアクセス要求にて使用される使用予定リソース量以上であるか否かを判断する(ステップS410)。
余裕度が使用予定リソース量以上であると判断する場合(ステップS410における「YES」)、調停部103は、未使用リソース量記憶部130にて記憶されている余裕度から当該使用予定リソース量を減算し、当該余裕度を減算結果へと更新する(ステップS435)。
アクセス実行部104は、調停部103にて選定されたアクセス要求に含まれる要求元種別が示す要求元、つまりプロセッサDからの命令に従って、記憶部105へアクセスする(ステップS440)。
余裕度が算出した使用予定リソース量以上でないと判断する場合(ステップS410における「NO」)、調停部103は、要求制御部102a、102b、102cそれぞれが有するレート制御カウンタにて示される値が閾値(100)以上であるか否かを判断する(ステップS415)。各レート制御カウンタにて示される値が閾値以上であると判断する場合(ステップS415における「YES」)、調停部103は、現時点が属する単位期間から次の単位期間までの残時間を算出する(ステップS420)。調停部103は、算出した残時間が使用予定リソース量以上であるか否かを判断する(ステップS425)。残時間が使用予定リソース量以上であると判断する場合(ステップS425における「YES」)、調停部103は、他のプロセッサ(プロセッサE)からのアクセス要求が存在する場合には、さらに、プロセッサDの優先度がプロセッサEよりも優先度が高い否かを判断する(ステップS430)。高いと判断する場合(ステップS430における「YES」)、処理はステップS435へ移行して、処理を続行する。各レート制御カウンタにて示される値が閾値以上でないと判断する場合(ステップS415における「NO」)、残時間が使用予定リソース量以上でないと判断する場合(ステップS425における「NO」)、及びプロセッサDの優先度が他のプロセッサより高くないと判断する場合(ステップS430における「NO」)、処理はステップS410へと戻る。なお、プロセッサEからのアクセス要求が存在しない場合には、処理は、ステップS125における判断は行われず、ステップS130へと移行する。
2.3 その他
実施の形態2では記憶部105への実際のアクセスを計測することなく要求制御部102a、102b、102cにある情報を元に余裕度を算出することを特徴としている。要求制御部102a、102b、102cにて受け付けているアクセス要求に含まれるアクセス領域から使用されるべき使用リソース量が分かり、当該アクセス要求の要求元が分かれば、要求元のマスタの最大使用リソース量が分かる。
具体的に図9を例にして説明すると、アクセスBのアクセスが終わったタイミングt0で調停部103への調停リクエストが入るため、アクセスCはアクセスAとアクセスBの短くなった期間(Ta−Ta’)+(Tb−Tb’)のタイミングだけ早くアクセス実行部104へと送られる。これらのタイミングを監視することで各アクセスの実際のアクセス期間が分かり、レート制御を行う要求制御部102a、102b、102cが具備するカウンタの値を参照することにより、実際のアクセスリソースを判定することが可能である。
また、メモリアクセスに周期性のあるマスタについては、要求制御のアクセス要求の履歴やマスタ内の処理状態などを用いることでリソースの余裕度を算出することが可能である。アクセス要求の履歴を管理する場合において、例えば、管理されているマスタAのアクセス要求に含まれるアクセス領域から、これまでに使用されたアクセス領域の平均値を得ることで、ある単位期間におけるマスタAからのアクセス要求に対する使用リソース量を算定することができる。また、マスタ内の処理状態を管理する場合、例えば、マスタAの過去の処理状態として、処理毎に使用されたリソース量(使用済リソース量)を管理することで、これまでに使用された使用済リソース量の平均値を算定することができる。アクセス制御装置は、この平均値を、ある単位期間におけるマスタAからのアクセス要求に対する使用リソース量とすることができる。
実施の形態2においては、アクセス実行部104での実際のアクセスを使用リソース量計測部107Aで随時監視するわけではなく、プロセッサのアクセス要求があるときにレート制御カウンタが示す値や最大使用リソース量などの情報からリアルタイムに余裕度を算出する。このため、記憶部105へのアクセス時におけるリソース計測や余裕度カウンタ演算などが不要となる。
なお、実施の形態2においては、プロセッサからのアクセス要求が発生した場合のみ(ステップS400)、ステップS405にてリソースの余裕度算出を行うことを特徴とする。随時、アクセス実行部104を監視して余裕度を管理する必要がないという利点がある反面、プロセッサの要求が発生した際にリソースの余裕度算出を行う必要があるために演算リソースは実施の形態1に比べて多くなる欠点がある。
3.変形例
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記実施の形態それぞれにおいて、各マスタのアクセスを実行する周期は、同一の単位期間(100クロック)としたが、これに限定されない。マスタごとに、単位時間は異なってもよい。この場合、アクセス制御情報テーブルにおいては、最大使用リソース毎に、単位期間を対応付けることで、マスタごとの単位時間を区別される。また、マスタからのアクセス要求が選定された場合、レート制御カウンタに加算する所定値は、対応する単位時間が示すクロック数となる。
(2)上記実施の形態それぞれにおいて、リソース量の一例としてクロック数を用いたが、これに限定されない。
例えば、リソース量として、記憶部105へのアクセス帯域としてもよいし、アクセスレーテンシとしてもよいし、又は1回のアクセスで使用するアクセスサイクルとしてもよい。
リソース量としてアクセス帯域を用いる場合には、アクセス制御装置は、実際のアクセスに使用されない帯域を未使用リソース量として余裕度管理を行う。
リソース量としてアクセスレーテンシを用いる場合には、アクセス制御装置は、予め定められた最大待ち時間と、実際に計測された待ち時間との差分を未使用リソース量として余裕度管理を行う。
また、リソース量として1回のアクセスで使用するアクセスサイクルを用いる場合には、アクセス制御装置は、予め定められた最大アクセスサイクルと、実際に計測されたアクセスサイクルとの差分を未使用リソース量として余裕度管理を行う。
(3)また、上記実施の形態それぞれにおいて、各マスタのレート値(単位期間の値「100」)や、最大使用リソース量は、事前に記憶されている、つまりは事前にハードウェアに組み込まれているものとしたが、これに限定されない。レート値や最大リソース量はプロセッサ及びマスタの設定等により与えられるとしてもよい。
(4)アクセス要求によるアクセス期間については、実施の形態1ではアクセス実行部104におけるアクセスから計測し算出しており、実施の形態2では調停部103における調停タイミング、つまり、プロセッサからのアクセス要求時のタイミングで算出しているが、これに限定されない。
例えば、画像へのアクセスであるかどうか等のコマンド内情報を使用して実際のアクセス期間の概算値を用いてもよい。この概算値を用いて余裕度を管理することができる。なお、コマンド内情報とは、前述した画像へのアクセスであるかどうかの情報だけではなく、DRAMにおけるアクセス境界をまたぐかどうか、ページ境界をまたぐかどうか、L1$あるいはL2$のキャッシュアクセスかどうか等の情報であってもよい。また、前述したアクセス期間の概算値や算出される余裕度についても、上記同様にプロセッサからの設定等により与えられる、あるいは事前にハードウェアに組み込まれる手段をもってもよいし、それらをルックアップテーブルといった回路構成により参照される回路構成であってもよい。つまり、アクセス期間の概算値や算出される余裕度を設定、保持、参照するための手段を有する。
(5)上記実施の形態それぞれにおいて、アクセス要求には、アクセス領域を含めるとしたが、これに限定されない。
アクセス要求には、アクセス領域の代わりに、記憶部105からの読み出し若しくは記憶部105への書き込みを行う終了位置(アドレス)を示す終了アドレスを含むとしてもよい。この場合、調停部103は、アクセス要求に含まれる開始アドレスと終了アドレスから、アクセスする領域を算定することで、プロセッサからのアクセス要求における使用予定リソース量を算出する。
(6)上記実施の形態において、余裕度の初期値を0としたが、これに限定されない。
単位期間(100クロック)内おいてマスタA、B、Cそれぞれに最大使用リソース量を定めて、そのうちの残クロックを余裕度の初期値としてもよい。例えば、マスタA、B、Cそれぞれに最大使用リソース量として「30」を定めると、残りクロックでる「10」が余裕度の初期値となる。
(7)上記のアクセス制御装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記録されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、アクセス制御装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。なお、各装置は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどの全てを含むコンピュータシステムには限らず、これらの一部から構成されているコンピュータシステムであってもよい。
(8)上記のアクセス制御装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記録されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
また、上記のアクセス制御装置を構成する構成要素の各部は、個別に1チップ化されていても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、ここでは、システムLSIとしたが、集積度の違いにより、IC、LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
(9)上記のアクセス制御装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(10)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記録しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
また、前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、または前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(11)上記実施の形態及び変形例をそれぞれ組み合わせてもよい。
本発明は、アクセス制御装置を製造、販売する産業において、経営的、つまり反復的かつ継続的に利用されうる。
また、本発明にかかるアクセス制御方法は、デジタルテレビやBDプレーヤなど、複数の作業を実行する装置において、ユーザからの突発的な要求に対する、レスポンスの即応性を高める方法として有用である。
10 アクセス制御装置
101a、101b、101c 第1のアクセス要求部
102a、102b、102c 要求制御部
103 調停部
104 アクセス実行部
105 記憶部
106a、106b 第2のアクセス要求部
107 使用リソース量計測部
108 未使用リソース量管理部
109 アクセス制御情報記憶部
110 アクセス制御部
111 選定部
112 管理部
130 未使用リソース量記憶部
131 未使用リソース量算出部
132 リセット部

Claims (12)

  1. メモリへのアクセスについて単位期間内における最大使用リソース量が予め定められた1以上の定期型マスタ及び前記メモリへのアクセスを不定期に行う不定期型マスタからアクセス要求を受け付け、アクセス許可対象を逐次選定するアクセス制御装置であって、
    前記単位期間内にアクセス要求がなされた定期型マスタにて使用される使用リソース量を、当該定期型マスタに対して定められた最大使用リソース量から減じることにより未使用リソース量を算出して管理する管理手段と、
    前記単位期間内において前記不定期型マスタによるアクセス要求が行われると、前記1以上の定期型マスタによるアクセスが実行されていない状況下において前記管理手段にて管理されている未使用リソース量の総計が当該アクセス要求にて使用する予定の使用予定リソース量以上である場合に、当該アクセス要求をアクセス許可対象として選定する選定手段とを備える
    ことを特徴とするアクセス制御装置。
  2. 前記使用リソース量は、アクセスの実行開始から終了までに使用されたリソース量であり、
    前記管理手段は、
    前記未使用リソース量の算出に用いられる前記使用リソース量を、アクセス許可対象の定期型マスタによるアクセスの実行開始から終了までに使用されたリソース量を計測することにより特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセス制御装置。
  3. 前記管理手段は、
    算出した未使用リソース量の総計を記憶しており、
    アクセス許可対象が不定期型マスタである場合には当該不定期型マスタによるアクセスにて使用された使用リソース量を計測して、計測した当該使用リソース量を前記総計から減じて新たな総計を算出し、前記総計を前記新たな総計へと更新する
    ことを特徴とする請求項2に記載のアクセス制御装置。
  4. 前記選定手段は、
    前記総計が当該使用予定リソース量以上でない場合において、全ての定期型マスタによる前記メモリへのアクセスが次の単位期間にて行われるか否か、且つ現在の単位期間内の残時間に基づく残リソース量が前記使用予定リソース量以上であるか否かを判断し、判断結果が双方とも肯定的である場合に、前記不定期型マスタによるアクセス要求をアクセス許可対象として選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセス制御装置。
  5. 前記管理手段は、
    算出した未使用リソース量の総計を記憶しており、
    前記単位期間が経過すると、その時点で記憶している総計を所定値へとリセットする
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセス制御装置。
  6. 前記定期型マスタに対して定められた最大使用リソース量は、前記メモリへのアクセスが許可された最大使用時間であり、
    前記使用リソース量は、定期型マスタによる前記メモリへのアクセスに要した使用時間であり、
    前記使用予定リソース量は、前記不定期型マスタによる前記メモリへのアクセスに要する使用予定時間であり、
    前記管理手段は、
    実行対象の定期型マスタにおける最大時間から当該定期型マスタがアクセスに要した使用時間を減じた未実行時間を、未使用アクセス量として算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセス制御装置。
  7. 前記使用リソース量は、前記メモリへのアクセスにて使用される予定のリソース量であり、
    前記管理手段は、
    前記未使用リソース量の算出に用いられる前記使用リソース量を、前記単位期間内にて処理されるべきアクセス要求を行っている定期型マスタによる前記メモリへのアクセスにより使用される予定のリソース量を算定することにより特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセス制御装置。
  8. 前記アクセス要求は、前記メモリからのデータを読み出す領域のサイズ、又は前記メモリへデータを書き込む領域のサイズを指定する指定情報を含み、
    前記管理手段は、
    前記単位期間内にて処理されるべきアクセス要求を行っている定期型マスタによる前記メモリへのアクセスにて使用される予定のリソース量を、当該定期型マスタのアクセス要求が含む指定情報が示す領域のサイズに基づいて算定する
    ことを特徴とする請求項7に記載のアクセス制御装置。
  9. メモリへのアクセスについて単位期間内における最大使用リソース量が予め定められた1以上の定期型マスタ及び前記メモリへのアクセスを不定期に行う不定期型マスタからアクセス要求を受け付け、アクセス許可対象を逐次選定するアクセス制御装置で用いられるアクセス制御方法であって、
    前記単位期間内にアクセス要求がなされた定期型マスタにて使用される使用リソース量を、当該定期型マスタに対して定められた最大使用リソース量から減じることにより未使用リソース量を算出して管理する管理ステップと、
    前記単位期間内において前記不定期型マスタによるアクセス要求が行われると、前記1以上の定期型マスタによるアクセスが実行されていない状況下において前記管理ステップにて管理されている未使用リソース量の総計が当該アクセス要求にて使用する予定の使用予定リソース量以上である場合に、当該アクセス要求をアクセス許可対象として選定する選定ステップとを含む
    ことを特徴とするアクセス制御方法。
  10. メモリへのアクセスについて単位期間内における最大使用リソース量が予め定められた1以上の定期型マスタ及び前記メモリへのアクセスを不定期に行う不定期型マスタからアクセス要求を受け付け、アクセス許可対象を逐次選定するアクセス制御装置で用いられる集積回路であって、
    前記単位期間内にアクセス要求がなされた定期型マスタにて使用される使用リソース量を、当該定期型マスタに対して定められた最大使用リソース量から減じることにより未使用リソース量を算出して管理する管理手段と、
    前記単位期間内において前記不定期型マスタによるアクセス要求が行われると、前記1以上の定期型マスタによるアクセスが実行されていない状況下において前記管理手段にて管理されている未使用リソース量の総計が当該アクセス要求にて使用する予定の使用予定リソース量以上である場合に、当該アクセス要求をアクセス許可対象として選定する選定手段とを備える
    ことを特徴とする集積回路。
  11. 請求項1に記載のアクセス制御装置を備える
    ことを特徴とするデジタルテレビ。
  12. 請求項1に記載のアクセス制御装置を備える
    ことを特徴とするモバイル装置。
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